説明

電子部品収容テープ

【課題】 電子部品収容テープに関し、ガルウイング状のリード端子を有する電子部品の収容/テーピング/輸送/基板への実装段階において、電子部品の外形保護、リード端子の保護を図り、且つ、安全に取り出す。
【解決手段】 電子部品本体の収容部の周囲に、電子部品の端子と接する位置に配置される畝条突起部の形態を、電子部品本体の4つの隅部以外の位置において、その高さ或いは幅の少なくとも一方を電子部品の端子との接触面積を有為に低減する程度に不均一にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子部品収容テープに関し、特に、半導体装置等の電子部品の出荷の際に適用されるエンボステープと称される部品収容テープに関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体装置を電子機器用回路基板等へ実装するための、半導体装置の供給形態として、エンボステーピング出荷がある。
エンボステープは、半導体集積回路装置等の半導体装置を大量に搬送でき、ユーザが半導体装置を電子機器用回路基板等へ高速実装できるなどのメリットがあることから、近年需要が拡大している。
【0003】
この様なエンボステープは、熱可塑性樹脂シートよりプレス成形、真空成形、或いは圧空成形にて一体成形され、リブに囲まれたポケットが半導体装置本体部の収容部となり、半導体装置におけるガルウイング状のリード端子はリブを跨ぐように保持される。
【0004】
この場合、リブ及びポケットと半導体装置との配置関係によって、カバーテープで覆ったエンボステーピング状態における半導体装置の収容部内部における移動・回転が防止され、それによって、半導体装置の外形保護がなされることになる。
そして、半導体装置の実装時においては、半導体装置をエンボステープから逐次取り出すことによって、実装スピードの向上と製品の品質の向上が図られている。
【0005】
しかし、エンボステープの適用率が上がるにつれ、ガルウイング状のリード端子を有した半導体装置、特に、SSOP、TSOP、QFP或いはLQFPなどの2方向或いは4方向にリード端子が導出された半導体装置のテーピング出荷は、キャリアテープのリブ部の製造制限上の問題で、エンボステーピングのポケットへの嵌まり込みが懸念される。
【0006】
これは、リブの成形型と熱可塑性樹脂シートの厚さとの関係によりリブ幅が太くなり、その幅が半導体装置本体部とリード端子部との間隙に近い寸法となるためである。
ここで、図17を参照して従来のエンボステーピングの問題点を説明する(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
図17は、従来のエンボステーピングに適用されるエンボステープの構成説明図である。
図17において、上段の図(a)は、本発明による電子部品収容テープの概略的平面図であり、中段の図(b)は、平面図(a)のX−X′断面図であり、更に、下段の(c)は、電子部品収容時の隅部(角部)の拡大断面図である。
エンボステープ110には、プレス加工によって凹部111が形成されるが、この凹部111に収容する半導体装置100の本体部101の外形に沿ったリブ112が形成され、このリブ112で囲まれた領域が本体部101の収容部113となり、このリブ112が半導体装置100に設けられたガルウイング状のリード端子102の支えとなる。
【0008】
上述のように、リブ幅が太くなり半導体装置本体部とリード端子部との間隙に近い寸法となるため、リブ112が半導体装置の本体部101とリード端子102とほぼ全面で接触することになる。
【0009】
このような状態で、輸送落下等により衝撃が加わった場合にはリブ112が半導体装置の本体部101とリード端子102との間隙に過度に差し込まれ易くなり、その結果、半導体装置本体のリード端子102とエンボステーピングのリブ部に嵌まり込みを生じ、基板実装した時に半導体装置本体を取り出せない或いは取り出しにくい状況が発生する。
【0010】
また、エンボステープとしては、リブを4角で欠落させたタイプも知られている。
ここで、図18を参照して、従来の他のエンボステーピングを説明する(例えば、特許文献2参照)。
図18は、従来のエンボステーピングに適用されるエンボステープの他の構成説明図である。
図18において、上段の図(a)は、本発明による電子部品収容テープの概略的平面図であり、中段の図(b)は、平面図(a)のX−X′断面図であり、更に、下段の図(c)は、電子部品収容時の隅部(角部)の拡大断面図である。
エンボステープ120には、プレス加工によって凹部121が形成されるが、この凹部122に収容する半導体装置100の本体部101の外形に沿ったリブ122が形成され、このリブ122で囲まれた領域が本体部101の収容部123となるが、この場合のリブ122には4角に欠落部124を設ける。
【0011】
このエンボステープを利用したテーピング状態は、図17に示したエンボステーピングと同様であり、リブ122によって半導体装置100に設けられたガルウイング状のリード端子102が支えられて、輸送中における半導体装置100の移動及び/或いは回転が防止される。
【0012】
一方、リード端子のエンボステーピングのリブ部への嵌まり込みの発生を防止するために、エンボステープに凹部を設ける際に、中央部に半導体装置の本体部を載置する台状部を形成するとともに、台状部の4角に半導体装置の本体部の下側を支えるL字状の突縁を設けることが提案されている(例えば、同じく特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平09−092689号公報
【特許文献2】特表平04−500058号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかし、特許文献2に示されたエンボステープの場合にも、リード端子72のエンボステーピングのリブ部への嵌まり込みの発生状況は同様である。
これはリード端子もしくは半導体装置本体部がリブと接触する面積に差がないことに原因があることが推測され、嵌まり込みはエンボステーピング出荷の障害となるため、トレイ出荷/トレイ実装で対応するしかない状況にある。
【0014】
また、前記特許文献1に示されたL字状の突縁は切り起こしで形成されるため、幅が充分に薄く、リード端子とエンボステーピングの突縁への嵌まり込みが生ずることはないが、L字状の突縁の機械的強度が充分でない。
また、突縁はリード端子と接触する位置に設けられていないので、輸送落下等により衝撃が加わった場合に、半導体装置本大部がL字状の突縁による支持からはなれて移動し、半導体装置の外形保護機能が低下するという問題がある。
【0015】
本発明は、ガルウイング状のリード端子を有する電子部品の収容/テーピング/輸送/基板への実装段階において、電子部品の外形保護、リード端子の保護を図り、且つ、安全に取り出すことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の一観点によれば、電子部品本体の収容部と、前記収容部の周囲に前記電子部品本体と端子との間であり、且つ、前記電子部品の端子と接する位置に位置する畝条突起部とを有するとともに、前記畝条突起部が、前記電子部品本体の4つの角部以外の位置において、高さ或いは幅の少なくとも一方が前記電子部品の端子との接触面積を有為に低減する程度に不均一になっている電子部品収容テープが提供される。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、リブと電子部品の端子との接触面積を有為に低減させているので、電子部品本体の外形保護を図り、従来懸念された電子部品の嵌まり込みを防止することができる。ひいては、テーピング出荷による実装スピード向上、品質向上が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明は、電子部品収容テープにおいて、電子部品本体の収容部の周囲に、電子部品の端子と接する位置に配置される畝条突起部の形態を、電子部品本体の4つの隅部(角部)以外の位置において、その高さ或いは幅の少なくとも一方を電子部品の端子との接触面積を有為に低減する程度、例えば、接触面積比率が従来の5%〜90%になるように、不均一にしてなるものである。
【0019】
その具体的形状として、一つに、畝条突起部を電子部品本体の2つの隅部(角部)に対してのみ設けることにより、2つの隅部(角部)における畝条突起部の高さを他の領域における畝条突起部の高さに対して不均一にする。この時、この2つの隅部(角部)における畝条突起部の高さ自体を不均一なものとしても良い。
【0020】
或いは、畝条突起部を、電子部品本体の2つの辺に対してのみ設けることにより、2つの辺における畝条突起部の高さを、他の2つの辺における畝条突起部の高さに対して異なるものとする。
この時、この2つの辺における畝条突起部の高さ自体を不均一なものとしても良い。
【0021】
或いは、畝条突起部を、電子部品本体の4つの辺に対して設けるとともに、各畝条突起部の高さ或いは幅の少なくとも一方を不均一にする。
より具体的には、畝条突起部の高さ或いは幅の少なくとも一方を、弧状に連続的に変化
させる、または波状に周期的に変化させる(例えば三角波状に周期的に変化させる)、或いは間欠的に設ける、または、畝条突起部にくり貫き部を設けることによって不均一にするなどの構成を用いる。
【0022】
更には、畝条突起部の高さは一定として、畝条突起部の幅をテーパ状に変化させる、或いは畝条突起部の幅を階段状に変化させることにより不均一にするなどの構成を用いる。
【実施例1】
【0023】
次に、図1を参照して本発明の実施例1のエンボステープを説明する。
図1は、本発明の実施例1のエンボステープの構成説明図であり、ここでは、半導体装置を収容した状態で説明する。
上段の図(a)は概略的平面図であり、中段の図(b)は隅部(角部)の拡大図であり、更に、下段の図(c)は隅部(角部)の拡大断面図である。
本実施例におけるエンボステープ20は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部21を形成するとともに、当該凹部21の底部において、対角線上に位置する2つの隅部(角部)にL字状リブ22を配設したものである。
【0024】
かかる形態において、L字状リブ22は、一辺の長さが5.0mm、幅は0.50mmであり、また、高さは隅部(角部)の頂点から2.00mmまでの間は、1.00mmであり、2.00mmの位置から端部までは連続的に低くなる形状とされている。
この2つのL字状リブ22で規定される4角形の空間が、半導体装置10の本体部11の収容部23となる。
【0025】
このエンボステープ20に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部23に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はL字状リブ22を跨いで接した状態となる。
【0026】
この時、ガルウイング状の端子12は、L字状リブ22に対し、当該L字状リブ22の高さが一定の部分及びその近傍において接するに止まる。
この為、ガルウイング状の端子12とL字状リブ22との接触面積比率は5%程度となる。
従って、エンボステープ20の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にL字状リブ22の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、エンボステープ20からの半導体装置10の取り出しの際、当該半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例2】
【0027】
次に、図2を参照して本発明の実施例2のエンボステープを説明する。
図2は、本発明の実施例2のエンボステープの構成説明図であり、ここでは、半導体装置を収容した状態で説明する。
上段の図(a)は概略的平面図であり、中段の図(b)は隅部(角部)の拡大図であり、また、下段の図(c)は隅部(角部)の拡大断面図である。
本実施例におけるエンボステープ25は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部26を形成するとともに、当該凹部26の底部において、対角線上に位置する2つの隅部(角部)にL字状リブ27を配設したものである。
【0028】
かかる形態において、L字状リブ27は、一辺の長さが5.0mm、幅は0.5mmであり、また、高さは角の頂点から2.00mmまでの間は、0乃至1.00mmまで連続的変化し、2.00mmの位置からは0.50mmで一定の高さになる。
この2つのL字状リブ27で規定される4角形の空間が半導体装置10の本体部11の収容部28となる。
【0029】
このエンボステープ25に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部27に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はL字状リブ27を跨いで接した状態となる。
【0030】
この時、ガルウイング状の端子12は、L字状リブ27に対し、当該L字状リブ27の高さが一定の部分及びその近傍において接するに止まる。
この為、ガルウイング状の端子12とL字状リブ27との接触面積比率は5%程度となる。
従って、エンボステープ20の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にL字状リブ27の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ25からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例3】
【0031】
次に、図3を参照して本発明の実施例3のエンボステープを説明する。
図3は、本発明の実施例3のエンボステープの構成説明図である。上の図(a)は概略的平面図であり、下の図(b)は(a)のX−X′断面を示す。
本実施例におけるエンボステープ30は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部31を形成するとともに、当該凹部31の底部において、周囲の4辺のそれぞれに沿ってリブ32を配設したものである。
【0032】
かかる形態において、それぞれのリブ32は、長さが20mm、幅は0.50mmであり、また、その高さは両端部が1.00mmとされ、中央部が0.50mmとされて、円弧状に連続的に変化している。
尚、4つの隅部(角部)には、リブは配置されず、欠落部となっている。
この4つのリブ32により規定される4角形の空間が、半導体装置10の本体部11の収容部33となる。
【0033】
このエンボステープ30に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部33に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ32を跨いで接した状態となる。
この時、ガルウイング状の端子12は、リブ32に対し、当該リブ32の中央部においては接触しておらず、接触面積比率は45%程度となる。
従って、エンボステープ30の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ32の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、前記実施例1と同様に、エンボステープ30からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例4】
【0034】
次に、図4を参照して本発明の実施例4のエンボステープを説明する。
図4は、本発明の実施例4のエンボステープの構成説明図である。平面形状は前記実施例3におけるエンボステープと同様であるので、概略的断面図のみを示す。
本実施例におけるエンボステープ35は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部36を形成するとともに、当該凹部36の底部において、周囲の4辺のそれぞれに沿ってリブ37を設けたものである。
【0035】
かかる形態において、それぞれのリブ37は、長さが20mm、幅は0.50mmであり、また、頂点の高さが1.00mmの三角波状の突起38を周期的に形成したものである。尚、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。
この4つのリブ37で規定される4角形の空間が、半導体装置10の本体部11の収容部39となる。
【0036】
このエンボステープ35に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部39に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ37を跨いで接した状態となる。
この時、ガルウイング状の端子12は、リブ32に対し、当該リブ32の隣接する三角波状の突起38の中間部においては接触しておらず、接触面積比率は50%程度となる。
従って、エンボステープ35の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ37の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ35からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例5】
【0037】
次に、図5を参照して本発明の実施例5のエンボステープを説明する。
図5は、本発明の実施例5のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例3と同様であるので、概略的断面図のみを示す。
本実施例におけるエンボステープ40は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部41を形成するとともに、当該凹部41の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ42を設けたものである。
【0038】
かかる形態において、それぞれのリブ42は、長さが20mm、幅は0.50mmであり、また、頂点の高さが1.00mmの波状の突起43を周期的に形成したものである。
尚、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。
この4つのリブ42で規定される4角形の空間が、半導体装置10の本体部11の収容部43となる。
【0039】
このエンボステープ40に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部43に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ42を跨いで接した状態となる。
この時、ガルウイング状の端子12は、リブ42に対し、当該リブ42における波状の突起43の底部においては接触しておらず、接触面積比率は50%程度となる。
従って、エンボステープ40の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ42の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ40からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例6】
【0040】
次に、図6を参照して本発明の実施例6のエンボステープを説明する。
図6は、本発明の実施例6のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例3と同様であるので、概略的断面図のみを示す。
本実施例におけるエンボステープ45は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば、20mm×20mmの矩形状凹部46を形成するとともに、当該凹部46の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ47を設けたものである。
【0041】
かかる形態において、それぞれのリブ47は、長さが1.0mm、幅は0.50mmであり、また高さが1.00mmを有する板状の突起48が、例えば、1.0mmのピッチで、島状に並ぶことにより形成されたものである。
また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。
これら複数個のリブ47により規定される4角形の空間が、半導体装置10の本体部11の収容部49となる。
【0042】
このエンボステープ45に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部49に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ47を跨いで接した状態となる。
この時、ガルウイング状の端子12は、全てのリブ47に接触する状態とはならず、接触面積比率は50%程度となる。
従って、エンボステープ45の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ47の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ45からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例7】
【0043】
次に、図7を参照して本発明の実施例7のエンボステープを説明する。
図7は、本発明の実施例7のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例3と同様であるので、概略的断面図のみを示す。
本実施例におけるエンボステープ50は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部51を形成するとともに、当該凹部51の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ52を設けたものである。
【0044】
かかる形態において、リブ52は、それぞれが、長さ20mm、幅は0.50mmであり、また高さは、両端部が0.50mmで、中央部が1.00mmのアーチ状を有している。 また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。
この4つのリブ52で規定される4角形の空間が、半導体装置10の本体部11の収容部53となる。
【0045】
このエンボステープ50に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部53に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ52を跨いで接した状態となる。
この時、ガルウイング状の端子12は、リブ52の両端近傍においてその高さが低くなっている部位に対しては接触しておらず、接触面積比率は55%程度となる。
従って、エンボステープ50の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ52の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ50からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例8】
【0046】
次に、図8を参照して本発明の実施例8のエンボステープを説明する。
図8は、本発明の実施例8のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例3と同様であるので、概略的断面図のみを示す。
本実施例におけるエンボステープ55は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部56を形成するとともに、当該凹部56の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ57を設けたものである。
【0047】
かかる形態において、それぞれのリブ57は、長さが20mmで、幅は0.50mmであり、また高さは1.00mmを有するが、それぞれに、長さ15mm、高さ0.50mmのくり貫き部(貫通孔)58を配設している。
また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。
この4つのリブ57で規定される4角形の空間が、半導体装置10の本体部11の収容部59となる。
【0048】
このエンボステープ55に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部59に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ57を跨いで接した状態となる。
この時、ガルウイング状の端子12は、リブ57のくり貫き部58を設けた部分においては、その上端部が撓むとともに、実質的にくり抜き部58の外側に位置し、当該くり抜き部58と対向する為、接触面積比率は55%程度となる。
従って、エンボステープ55の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ57の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ50からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例9】
【0049】
次に、図9を参照して本発明の実施例9のエンボステープを説明する。
図9は、本発明の実施例9のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例3と同様であるので、概略的断面図のみを示す。
本実施例におけるエンボステープ60は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部61を形成するとともに、当該凹部61の底部において、4辺のそれぞれに沿って4つの辺にリブ62を設けたものである。
【0050】
かかる形態において、それぞれのリブ62は、長さが20mm、幅は0.50mmであり、また、高さは1.00mmであって、その上面に、幅が1.00mmで深さが0.50mmのV字状の切り欠き部63を複数個、互いに離間して配設したものである。
また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。
この4つのリブ62で規定される4角形の空間が、半導体装置10の本体部11の収容部64となる。
【0051】
このエンボステープ60に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部64に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ62を跨いで接した状態となる。
この時、ガルウイング状の端子12は、リブ57の切り欠き部63においては当該リブ57に接触しないので、接触面積比率は90%程度となる。
従って、エンボステープ60の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ62の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ60からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10を取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例10】
【0052】
次に、図10を参照して本発明の実施例10のエンボステープを説明する。
図10は、本発明の実施例10のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例3と同様であるので、概略的断面図のみを示す。
本実施例におけるエンボステープ65は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部66を形成するとともに、当該凹部66の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ67を設けたものである。
【0053】
かかる形態において、それぞれのリブ67は、長さが20mmで、幅は0.50mmであり、また、高さは1.00mmであるが、例えば、半径が0.10mmの円弧状の切り欠き部68を設けたものである。
また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。
この4つのリブ67で規定される4角形の空間が、半導体装置10の本体部11の収容部69となる。
【0054】
このエンボステープ65に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部69に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ67を跨いで接した状態となる。
この時、ガルウイング状の端子12は、切り欠き部68を設けた部分においては当該リブ67に接触しないので、接触面積比率は90%程度となる。
従って、エンボステープ65の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ67の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ60からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例11】
【0055】
次に、図11を参照して本発明の実施例11のエンボステープを説明する。
図11は、本発明の実施例11のエンボステープの構成説明図である。上の図(a)は概略的平面図であり、下の図(b)はリブの要部拡大図である。
本実施例におけるエンボステープ70は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、例えば20mm×20mmの矩形状凹部71を形成するとともに、当該凹部71の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ72を配設したものである。
【0056】
かかる形態において、それぞれのリブ72は、長さが20mmで、高さは1.00mmであり、また、幅は例えば、0.50mmの幅太部73と0.30mmの幅細部74とが交互に1.00mmのピッチで繰り返した波状になっている。
また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。
この4つのリブ72で規定される4角形の空間が半導体装置10の本体部11の収容部75となる。
【0057】
このエンボステープ70に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部75に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ72を跨いで接した状態となる。
この時、幅細部74においては、ガルウイング状の端子12はリブ72の側面に接触しておらず、接触面積比率は5%程度となる。
従って、エンボステープ70の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子の一部にリブ72の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ70からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例12】
【0058】
次に、図12を参照して本発明の実施例12のエンボステープを説明する。
図12は、本発明の実施例12のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例11と同様であるので、リブの要部を拡大して示す。
即ち、本実施例におけるエンボステープ76は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、矩形状凹部を形成するとともに、当該凹部の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ77を配設したものである。
【0059】
かかる形態において、それぞれのリブ77は、長さが20mm、高さは1.00mmであり、また、幅は、例えば、0.50mmの幅太部78と0.30mmの幅細部79とが交互に1.00mmのピッチで三角波状に繰り返した形状とされている。
また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。(図示せず)
この4つのリブ77で規定される4角形の空間が半導体装置10の本体部11の収容部となる。
【0060】
このエンボステープ76に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ77を跨いで接した状態となる。
この時、幅細部79においては、端子はリブ77の側面に接触しておらず、接触面積比率は5%程度となる。
従って、エンボステープ76の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ77の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ70からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例13】
【0061】
次に、図13を参照して本発明の実施例13のエンボステープを説明する。
図13は、本発明の実施例13のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例11と同様であるので、一辺のリブの平面形状のみを示す。
即ち、本実施例におけるエンボステープ80は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、矩形状凹部を形成するとともに、当該凹部の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ81を配設したものである。
【0062】
かかる形態において、それぞれのリブ81は、長さが20mm、高さは1.00mmであり、その幅は、両端部から3.00mmの間は0.50mmで一定であるが、当該3.00mmを越える領域からは、半導体装置10の本体部11の収容部とは反対の側面が、中央部において幅が0.30mmになるように、テーパ状に減少されている。
また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。(図示せず)
この4つのリブ81で規定される4角形の空間が半導体装置10の本体部11の収容部となる。
【0063】
このエンボステープ80に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ81を跨いで接した状態となる。
この時、テーパ状に幅が減じられているテーパ領域82においては、ガルウイング状の端子12はリブ81の側面に接触しておらず、接触面積比率は10%程度となる。
従って、エンボステープ80の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子の一部にリブ81の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ80からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例14】
【0064】
次に、図14を参照して本発明の実施例14のエンボステープを説明する。
図14は、本発明の実施例14のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例11と同様であるので、一辺のリブの平面形状のみを示す。
即ち、本実施例におけるエンボステープ85は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、矩形状凹部を形成するとともに、当該凹部の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ86を配設したものである。
【0065】
かかる形態において、それぞれのリブ86は、長さが20mm、高さは1.00mmであり、その幅は、両端部から3.00mmの間は0.50mmで一定であるが、3.00mmを越える領域からは半導体装置10の本体部11の収容部とは反対の側面が幅0.30mmとされた幅細部87とされている。
また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。(図示せず)
この4つのリブ86で規定される4角形の空間が半導体装置10の本体部11の収容部となる。
【0066】
このエンボステープ85に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ86を跨いで接した状態となる。
この時、幅細部87においては、ガルウイング状の端子12はリブ86の側面に接触しておらず、接触面積比率は20%程度となる。
従って、エンボステープ85の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子の一部にリブ86の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ80からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
【実施例15】
【0067】
次に、図15を参照して本発明の実施例15のエンボステープを説明する。
図15は、本発明の実施例15のエンボステープの構成説明図である。平面形状は上記の実施例11と同様であるので、一辺のリブの平面形状のみを示す。
即ち、本実施例におけるエンボステープ90は、例えば、プラスチック樹脂テープをプレス加工することによって、矩形状凹部を形成するとともに、当該凹部の底部において、4辺のそれぞれに沿ってリブ91を配設したものである。
【0068】
かかる形態において、それぞれのリブ91は、長さが20mm、高さは1.00mmであり、その幅は、両端部から9.50mmの間は0.50mmで一定であるが、半導体装置10の本体部11の収容部とは反対の側面の中央部に、幅が1.00mmで深さが0.30mmのV字状の切り欠き部92が設けられている。
また、4つの隅部(角部)には配置されず、欠落部となっている。(図示せず)
この4つのリブ91で規定される4角形の空間が半導体装置10の本体部11の収容部となる。
【0069】
このエンボステープ90に半導体装置10を挿入した場合、半導体装置10の本体部11が収容部に収容されるとともに、ガルウイング状の端子12はリブ91を跨いで接した状態となる。
この時、切り欠き部92においては、ガルウイング状の端子12はリブ91の側面に接触しておらず、接触面積比率は90%程度となる。
従って、エンボステープ90の巻取り時或いは落下時に、ガルウイング状の端子12の一部にリブ91の嵌め込みが生じてもその割合は小さい。
よって、上記実施例1と同様に、エンボステープ80からの半導体装置10の取り出しの際、半導体装置10が取り出せない或いは取り出し難い状況が発生することがない。
尚、前記V字状の切欠き92を、連続して或いは所定の間隔をもって複数個配設することとしてもよい。かかる構成とすれば、接触面積比率をより低下させることができる。
【0070】
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能である。
例えば、前記実施例1,2においては、L字状リブを、対角線上の2か所の隅部(角部
)に配置しているが、3箇所或いは4か所の隅部(角部)に配置しても良い。
【0071】
また、前記実施例3乃至15においては、リブを4つの辺に設けるとともに、4つの隅部(角部)をリブの欠落部としているが、4つの隅部(角部)においてリブが互いに接続するように形成しても良い。
【0072】
また、前記実施例3乃至15においては、リブを4つの辺に設けているが、3辺、或いは、互いに対向する2辺に設けても良い。
また、上記の各実施例においては、リブの高さ又は幅の一方のみ変化させているが、当該リブの高さと幅の両者をともに変化させても良い。
【0073】
尚、前記実施例において記述した各部位の寸法は、収容される半導体装置の外形寸法等に対応して適宜選択・変更されるものであり、上記実施例に示した寸法値に特定されるものではない。
一方、前記実施例において示した接触面積比率も、半導体装置の外形寸法、端子数等に
より変わるものであり、これも上記実施例に示した値に特定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0074】
本発明の活用例としては、半導体装置用の出荷/搬送時の収容テープが典型的なものであるが、収容対象物は半導体装置に限られるものではなく、チップ抵抗、チップコンデンサ等のガルウイング状の端子を有する各種の電子部品の収容.搬送に適用されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の実施例1のエンボステープの構成説明図である。
【図2】本発明の実施例2のエンボステープの構成説明図である。
【図3】本発明の実施例3のエンボステープの構成説明図である。
【図4】本発明の実施例4のエンボステープの構成説明図である。
【図5】本発明の実施例5のエンボステープの構成説明図である。
【図6】本発明の実施例6のエンボステープの構成説明図である。
【図7】本発明の実施例7のエンボステープの構成説明図である。
【図8】本発明の実施例8のエンボステープの構成説明図である。
【図9】本発明の実施例9のエンボステープの構成説明図である。
【図10】本発明の実施例10のエンボステープの構成説明図である。
【図11】本発明の実施例11のエンボステープの構成説明図である。
【図12】本発明の実施例12のエンボステープの構成説明図である。
【図13】本発明の実施例13のエンボステープの構成説明図である。
【図14】本発明の実施例14のエンボステープの構成説明図である。
【図15】本発明の実施例15のエンボステープの構成説明図である。
【図16】従来のエンボステーピングの構成説明図である。
【図17】従来の他のエンボステーピングの構成説明図である。
【符号の説明】
【0076】
10 半導体装置
11 本体部
12 端子
20,25,30,35,40,45,50,55,60,65 エンボステープ
21,26,31,36,41,46,51,56,61,66 凹部
22,27 L字状リブ
23,28,33,39,44,49,53,59,64,69 収容部
32,37,42,47,52,57,62,67 リブ
43,48 突起
58 くり貫き部
63,68 切り欠き部
70,76,80,85,90 エンボステープ
71 凹部
72,77,81,86,91 リブ
73,78 幅太部
74,79,87 幅細部
75 収容部
82 テーパ領域
92 切り欠き部
100 半導体装置
101 本体部
102 リード端子
110,120 エンボステープ
111,121 凹部
112,122 リブ
113,123 収容部
124 欠落部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品の本体を収容する収容部と、
前記収容部の周囲に配置され、前記電子部品の4つの側面に対向し、且つ、前記電子部品の本体と端子との隙間に挿入される畝条突起部であって、その長手方向に対して高さ或いは幅の少なくとも一方が変化する畝条突起部と、
を有することを特徴とする電子部品収容テープ。
【請求項2】
前記畝条突起部の高さ或いは幅の少なくとも一方は、該畝条突起部の長手方向に対して弧状に変化している請求項1記載の電子部品収容テープ。
【請求項3】
前記畝条突起部の高さ或いは幅の少なくとも一方は、該畝条突起部の長手方向に対して波状に変化している請求項1記載の電子部品収容テープ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2009−166876(P2009−166876A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−7539(P2008−7539)
【出願日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(308014341)富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 (2,507)
【Fターム(参考)】