説明

電子鍵盤楽器の二重パネル構造

【課題】操作部の操作性を確保しつつ操作子周りのパネル部の剛性を向上させると共に、カバー体の選択によって、筐体を共用化しつつ楽器の外観を変更可能にして、異機種の製造を容易にする。
【解決手段】操作子体15は、操作部15aを各々有し、電子鍵盤楽器1の筐体10の第1パネル面11aから操作部15aが上方に突出している。カバー体20には、各操作子体15の操作部15aに対応して、操作部15aが貫通する貫通穴25が形成される。カバー体20を筐体10に装着すると、第1パネル面11aがカバー体20に覆われると共に、操作部15aが貫通穴25を貫通して突出する。カバー体20は、筐体10に着脱自在で基本構成を同じくする複数種類(20A、20B、20C)が用意されていて、これらのうち1つが選択され、出荷時または出荷後に装着される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子楽器本体の筐体のパネル面にカバー体が配設される電子鍵盤楽器の二重パネル構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子鍵盤楽器の筐体の表面をパネル面とすると共に、該パネル面にカバー体を配設した構造が知られている(下記特許文献1)。
【0003】
この構造では、鍵並び方向の中央付近において、筐体のパネル面に凹部を設け、そこにLCDを設けると共に、上側からカバー体を被せて凹部が埋まるように構成される。
【特許文献1】特開2005−191272号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の構造においては、パネル面上の操作子の操作性を確保するために、カバー体を、操作子のある箇所には配設できない。また、筐体の、カバー体が配設される部分は凹部となっているため、筐体の剛性が低くなる。筐体が樹脂で構成される場合は、特に剛性確保を考慮する必要がある。また、カバー体は、一旦装着すると、それが確定した外観の一部となり、外観を変更することはできない。
【0005】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、操作部の操作性を確保しつつ操作子周りのパネル部の剛性を向上させると共に、カバー体の選択によって、筐体を共用化しつつ楽器の外観を変更可能にして、異機種の製造を容易にすることができる電子鍵盤楽器の二重パネル構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明の請求項1の電子鍵盤楽器の二重パネル構造は、樹脂で構成され、上側の面であるパネル面(11)を有する筐体(10)と、操作部(15a)を各々有し、少なくとも前記操作部が、前記筐体の前記パネル面から突出するように前記パネル面に配設された複数の操作子体(15)と、前記複数の各操作子体の操作部に対応する貫通穴(25)が形成され、鍵並び方向に長尺で、前記パネル面に対して着脱自在に構成されたカバー体(20)とを有し、前記カバー体は、前記パネル面に装着されることで、前記パネル面の上に重なって前記パネル面の少なくとも一部(11a)を覆うと共に、当該カバー体の貫通穴から、対応する操作子体の操作部が突出するように構成され、前記カバー体は、複数種類(20A〜20C)存在し、該複数種類のうちから選択された1つが前記パネル面に装着されることを特徴とする。
【0007】
好ましくは、前記カバー体の前部、後部には、それぞれ、鉛直方向の成分を有する前側縦壁部(28)、後側縦壁部(29)が一体に形成されている(請求項2)。
【0008】
好ましくは、前記操作子体が少なくとも1つ配設され、外郭形状が共通し、前記パネル面の上に配設されるベース体(31)を複数備え、前記パネル面の上における前記各ベース体の配設位置を変えることで、前記操作子体の配設位置を変更可能なように構成される(請求項3)。
【0009】
なお、上記括弧内の符号は例示である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の請求項1によれば、操作部の操作性を確保しつつ操作子周りのパネル部の剛性を向上させると共に、カバー体の選択によって、筐体を共用化しつつ楽器の外観を変更可能にして、異機種の製造を容易にすることができる。
【0011】
請求項2によれば、カバー体の長手方向における剛性を高めてパネル部の剛性を向上させることができる。
【0012】
請求項3によれば、筐体を共用化しつつ操作子体の配置を変更可能にして、異機種の製造を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る二重パネル構造が適用される電子鍵盤楽器の平面図である。本電子鍵盤楽器1は、楽器本体の外装を構成する筐体10と、楽器本体の前半部に配設される複数の白鍵及び黒鍵からなる鍵盤部KBとを有する。筐体10には、カバー体20が被せられている。
【0015】
以降、鍵盤楽器1における鍵盤部KBが配設された側、すなわち、奏者側を前側とし、左右方向については、奏者からみた方向を基準とする。上下方向についても、使用時における鍵盤楽器1の通常の載置状態における方向を基準とする。
【0016】
図1(b)は、カバー体20の平面図、図1(c)は、カバー体20を取り外した状態の鍵盤楽器1の平面図である。図2(a)、(b)は、図1(a)のA−A線に沿う模式的な断面図である。図2(a)は、筐体10へのカバー体20の装着途中、図2(b)は、カバー体20が筐体10に装着された状態をそれぞれ示している。
【0017】
筐体10は、樹脂による射出成形で一体に形成され、底板部18(図2(a)、(b)参照)の上側に固定される。筐体10は、鍵盤部KBが配設される開口部を除いて、底板部18を上側及び前後左右の側から覆っている。楽器本体の後半部において、筐体10と底板部18とで形成される内部空間に、不図示の電子部品が収容される。
【0018】
図1(c)に示すように、筐体10の上面であるパネル面11は、カバー体20の装着によって隠れる第1パネル面11aと、カバー体20の有無によらず露出する第2パネル面11bとでなる。筐体10の左側面10a、右側面10b及び背面10cは、パネル面11に連接している。
【0019】
図1(c)、図2(a)に示すように、パネル面11の第1パネル面11aには、左右端部にスピーカ13が設けられる。第1パネル面11aのうち第2パネル面11bとの境目付近であって、左右方向中央と左右端部の計3カ所に、カバー体20を装着するための取り付け穴12が形成されている。また、第1パネル面11aのうち鍵盤部KBとの境目付近であって、左右方向中央と左右端部の計3カ所には、カバー体20を装着するための取り付け穴16が形成されている(図2(a)参照)。
【0020】
また、第1パネル面11aの左右方向中央部に、LCD等の表示部14、複数の操作子体15が配設される。操作子体15は、例示として、一部を図示したが、配設箇所や配設数は、例示のものに限られない。また、操作子体15は、少なくとも、第1パネル面11aに配設されるものが存在すればよく、これに加えて第2パネル面11bに配設されるものがあってもよい。
【0021】
操作子体15は、図2(a)、(b)に示すように、上方に突出した操作部15aを各々有し、第1パネル面11aから操作部15aが上方に突出している。操作子体15は、操作部15aが回転操作されるものを想定するが、これに限らず、操作法、機能、サイズ、形状は問わないし、複数種類が混在していてもよい。
【0022】
図1(a)、(b)、図2(a)に示すように、カバー体20は、鍵並び方向に長尺で、左右方向の長さは鍵盤部KBの幅と同じである。カバー体20の後部には、第1パネル面11aにおける取り付け穴12に対応する3箇所に取り付け片22が一体に延設されている。取り付け片22を除く平面視におけるカバー体20外郭形状は、第1パネル面11aとほぼ一致している。
【0023】
カバー体20には、第1パネル面11aにおける2つのスピーカ13に対応する位置に、放音穴23が形成されている。また、カバー体20には、各操作子体15の操作部15aに対応して、操作部15aが貫通する貫通穴25が形成されている。カバー体20は、光透過性樹脂による射出成形で一体に形成され、全体に一様の厚みであるが、表示部14に対応する部分だけは、薄く形成された薄肉窓部24になっている。カバー体20を構成する樹脂は、黒色等で半透明であり、薄肉窓部24を通じて表示部14の光は視認されるが、第1パネル面11aのその他の部分はほとんど見えないようにする程度の光透過乃至遮光の機能を有する。
【0024】
図2(a)に示すように、カバー体20の縦断面(側面視)形状は、第1パネル面11aに沿ったなだらかな平坦部を有し、前部において、前側縦壁部28が下方に真っ直ぐ延設され、前側縦壁部28の下端から、水平な取り付け片26が後方に延設形成される。取り付け片26は、取り付け穴16に対応して、3カ所に一体に形成される。一方、カバー体20の後部においては、後側縦壁部29が下方に真っ直ぐ延設され、後側縦壁部29の下端から、上記した取り付け片22が延設形成されている。なお、取り付け穴16と取り付け片26との関係、並びに、取り付け穴12と取り付け片22との関係については、いずれも互いに位置が対応していればよく、数もそれぞれ3カ所に限られない。
【0025】
前側縦壁部28及び後側縦壁部29が、鉛直方向に延設されていることで、カバー体20の鍵並び方向における曲げ剛性が高くなっている。なお、剛性を高める観点からは、前側縦壁部28及び後側縦壁部29が鉛直方向の成分を有すればよく、必ずしも鉛直方向に平行である必要はない。
【0026】
カバー体20は、鍵盤楽器1の製品製造時、または、ユーザ宅において、筐体10に装着される。まず、取り付け片22を対応する取り付け穴12に挿通し、それと並行して、取り付け片26を対応する取り付け穴16に挿通して係止する。そして、カバー体20を第1パネル面11aの上に重ねた状態とする。これにより、各操作子体15の操作部15aが、対応する貫通穴25を貫通して、カバー体20の上面21よりも上方に突出する。カバー体20の下面27は、第1パネル面11aに近接乃至当接する。
【0027】
そして、図2(b)に示すように、ネジ17で、取り付け片22を筐体10の取り付け部10dに対して螺着することで、カバー体20が筐体10に対して固定される。ここで、ネジ17を通すと共に螺合作業を行うための穴が、底板部18に形成されているものとし、作業者は、下方から螺着作業を行えるようになっている。なお、カバー体20が装着された状態で、カバー体20の上面21と第2パネル面11bとが面一に繋がるように構成してもよい。
【0028】
ところで、図2(a)に示すように、カバー体20は複数種類、例えば、カバー体20A、20B、20Cが用意されている。これらのカバー体20は、基本構成が同じで、いずれも筐体10に対して同じ態様で着脱可能である。筐体10に着脱自在であれば、カバー体20の相違内容は問わず、例えば、カバー体20の色やデザインを異ならせてもよい。これらのカバー体20のうち1つを、ユーザの注文に応じて選択し、出荷時に装着する実施態様が考えられる。この他、複数のカバー体20を楽器本体とセットでユーザが購入し、好みのカバー体20をユーザが装着するという実施態様も考えられる。これらにより、同じ筐体10を用いて鍵盤楽器1の外観が変更可能になる。
【0029】
本実施の形態によれば、筐体10のうち、操作子体15が配設されている第1パネル面11aをカバー体20が覆うので、二重パネル構造となり、しかも、カバー体20の前部、後部にはそれぞれ、前側縦壁部28及び後側縦壁部29が一体に形成されているので、カバー体20の長手方向における剛性が高まる。その結果、筐体10の第1パネル面11aの剛性を向上させることができる。さらに、操作部15aが貫通穴25を貫通して突出するので操作に支障はない。よって、操作部15aの操作性を確保しつつ操作子体15周りの筐体10の第1パネル面11aの剛性を向上させることができる。
【0030】
また、装着するカバー体20の選択によって、筐体10を共用化しつつ楽器の外観を変更可能であるので、デザインの異なる異機種の楽器の製造を容易にすることができる。
【0031】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る二重パネル構造が適用される電子鍵盤楽器の部分平面図である。図4(a)、(b)は、図2(a)、(b)に対応し、図3のB−B線に沿う模式的な部分断面図である。本実施の形態においても、電子鍵盤楽器1は、筐体10とカバー体20とを有し、図3は、カバー体20を外した状態における鍵盤楽器1の左右方向中央部の平面図を示す。
【0032】
本実施の形態では、操作子体15、表示部14が、それぞれベース体31、32の上に配設され、それらベース体31、32が筐体10の第1パネル面11aに配設されている点が第1の実施の形態とは異なる。筐体10については、第1パネル面11aが、第2パネル面11bに対して段差を形成して下がって形成され、第2パネル面11bからみると凹部となっている点が第1の実施の形態と相違する。一方、カバー体20については、第1の実施の形態おけるものに対して、操作子体15の配設位置や数に応じて、それらに対応する貫通穴25の位置や数が相違するのと、パネル面11の形状の相違に応じた相違があるが、その他は同様である。
【0033】
図3、図4(a)、(b)に示すように、操作子体15は、各1つ以上がベース体31上に配設され、そのようなベース体31が複数設けられる。表示部14は、ベース体32上に配設される。ベース体31、32への操作子体15の配設位置や数は問わず、各種の組み合わせが可能である。ベース体31、32は、第1パネル面11aの上に配設される。配線については図示しないが、第1パネル面11aを貫通して楽器本体の電子部品等と電気接続されるものとする。
【0034】
図3、図4(a)に示すように、第1パネル面11aのうち第2パネル面11bとの境目付近であって、左右方向中央と左右端部の計3カ所に、カバー体20を装着するための取り付け穴33が形成されている。これら3つの取り付け穴33は、取り付け穴12に相当するものであり、中央のものしか図示していないが、いずれも同様に構成される。
【0035】
各ベース体31の外郭形状及び取り付けに係る部分の構成は共通であり、互いの位置を入れ替えて配設することが可能で、入れ替えのパターンが、楽器の機種に応じた数だけ設けられている。上記各パターンに応じて、対応する位置に貫通穴25が設けられたカバー体20が複数種類設けられている(図示せず)。従って、少なくとも、採択したベース体31の配置パターンに合致した形状のカバー体20を選択し、それを筐体10に装着することになる。ただし、設けられている貫通穴25を同じくするカバー体20同士で、色やデザインが異なるカバー体20を複数種類設けてもよいことは、第1の実施の形態と同様である。
【0036】
カバー体20の筐体10への着脱については、第1の実施の形態と同様である。すなわち、取り付け片22が係合する取り付け穴が、取り付け穴12に代えて取り付け穴33となる以外は、第1の実施の形態と同様である。また、カバー体20が装着された状態で、カバー体20の上面21と第2パネル面11bとが面一に繋がるように構成してもよい。
【0037】
また、表示部14が配設されたベース体32については、配設可能な位置が、楽器の機種に応じた数だけ採択可能に構成されている。例えば、鍵並び方向の位置において、数種類の位置を選択できる。それに応じて、各種類のカバー体20の薄肉窓部24が、対応する位置に設けられている。従って、表示部14の視認性が確保される。なお、薄肉窓部24の設計を共通にするためには、ベース体32の配置位置の違いによって変動し得る表示部14の位置をすべてカバーできるような広い領域に薄肉窓部24を設ければよい。薄肉窓部24の設計を共通にすれば、表示部14の位置のみ異なる機種についてはカバー体20を共通化することができる。
【0038】
本実施の形態によれば、ベース体31の配置位置を可変とし、配置位置に応じてカバー体20の種類を設けたので、筐体10を共用化しつつ操作子体15の配置を変更可能にして、操作子体15の配置が異なる異機種の楽器の製造を容易にすることができる。
【0039】
なお、第1、第2の実施の形態において、操作部15aの操作性を確保しつつ操作子体15周りの剛性を向上させる観点からは、操作子体15は、少なくともその操作部15aが、筐体10のパネル面11から突出するように配設されていればよい。
【0040】
なお、表示部14についても、操作子体15の操作部15aと同様に、カバー体20において、薄肉窓部24に代えて、表示部14に対応する貫通した窓部を設け、該窓部から表示部14が直接露出するようにしてもよい。そのようにすれば、カバー体20を、金属等の遮光性素材で構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る二重パネル構造が適用される電子鍵盤楽器の平面図(図(b))、カバー体の平面図(図(b))、カバー体を取り外した状態の鍵盤楽器1の平面図(図(c))である。
【図2】図1(a)のA−A線に沿う、筐体へのカバー体の装着途中(図(a))、カバー体が筐体に装着された状態(図(b))の、模式的な断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る二重パネル構造が適用される電子鍵盤楽器の部分平面図である。
【図4】図3のB−B線に沿う、筐体へのカバー体の装着途中(図(a))、カバー体が筐体に装着された状態(図(b))の、模式的な断面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 電子鍵盤楽器、 10 筐体、 11 パネル面、 11a 第1パネル面、 15 操作子体、 15a 操作部、 20 カバー体、 25 貫通穴、 28 前側縦壁部、 29 後側縦壁部、 31 ベース体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂で構成され、上側の面であるパネル面を有する筐体と、
操作部を各々有し、少なくとも前記操作部が、前記筐体の前記パネル面から突出するように前記パネル面に配設された複数の操作子体と、
前記複数の各操作子体の操作部に対応する貫通穴が形成され、鍵並び方向に長尺で、前記パネル面に対して着脱自在に構成されたカバー体とを有し、
前記カバー体は、前記パネル面に装着されることで、前記パネル面の上に重なって前記パネル面の少なくとも一部を覆うと共に、当該カバー体の貫通穴から、対応する操作子体の操作部が突出するように構成され、
前記カバー体は、複数種類存在し、該複数種類のうちから選択された1つが前記パネル面に装着されることを特徴とする電子鍵盤楽器の二重パネル構造。
【請求項2】
前記カバー体の前部、後部には、それぞれ、鉛直方向の成分を有する前側縦壁部、後側縦壁部が一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子鍵盤楽器の二重パネル構造。
【請求項3】
前記操作子体が少なくとも1つ配設され、外郭形状が共通し、前記パネル面の上に配設されるベース体を複数備え、前記パネル面の上における前記各ベース体の配設位置を変えることで、前記操作子体の配設位置を変更可能なように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の電子鍵盤楽器の二重パネル構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−60984(P2010−60984A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−228103(P2008−228103)
【出願日】平成20年9月5日(2008.9.5)
【出願人】(000004075)ヤマハ株式会社 (5,930)
【Fターム(参考)】