説明

電気機器のモジュール誤接続検出装置

【課題】 第二モジュールの構成を複雑化することなく誤接続を検出できるようにするとともに、第一モジュールに使用可能な制御器の選択を容易にする。
【解決手段】 第一モジュール21の第一制御器7は、複数の第二モジュール25の各第二制御器13に対して各構成要素の制御信号を送信するとともに、各第二制御器13は、各構成要素11,17の状態信号を信号線27を通して送信する電気機器のモジュール誤接続検出装置において、各第二制御器13は、状態信号をパルス信号により構成し、パスル信号の周波数を各第二制御器13相互間で互いに異ならせて前記信号線27を通して前記第一制御器7へ送信し、第一制御器7は、各第二制御器13からのパルス信号の周波数に基づき、各第二モジュール25の誤接続を検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ボイラなどの電気機器のモジュール誤接続検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、電気機器において、第一制御器を有する第一モジュールと、それぞれ前記第一制御器と信号線を介して接続され、機器の異なる構成要素を制御する第二制御器を有する複数の第二モジュールとを備え、第一制御器は、各第二制御器に対して各構成要素制御信号を送信するとともに、各第二制御器は、前記各構成要素の状態信号を送信することは、広く行われている。例えば、電気機器をボイラとした場合、第一制御器がボイラ制御器であり、各第二制御器が構成要素としての燃料流量制御弁,ダンパを制御するように構成される。
【0003】
こうした電気機器においては、コストダウンのために、各第二モジュールをソフトウエア(プログラム)が互いに異なるのみで、ハード構成を共通化したモジュールとする場合がある。こうした場合、機能の異なる第二モジュールを間違って接続する,所謂誤接続を行ってしまう虞がある。誤接続されると構成要素を正しく制御できず、種々のトラブルの原因となる。
【0004】
こうした誤接続を防止するための誤接続検出装置は、特許文献1や特許文献2などで種々提案されている。
【0005】
特許文献1の誤接続検出装置は、第一モジュール(共通基板)のROMに、プログラムとともに第二モジュール(I/O基板)を識別するための識別情報を予め記憶し、第二モジュールは、識別情報に対応する識別信号を発生する識別信号発生部を含んでおり、電源が投入されたときに、第二モジュールの識別信号を読み取り、読み取った識別信号をROMに予め記憶されていた識別情報と比較して誤接続を検出するものである。
【0006】
この特許文献1の誤接続検出装置では、第二モジュールに誤接続防止のための特別な識別信号発生部を必要とするため、第二モジュールのハード構成を共通化できない。また、第一モジュールと第二モジュールとを接続するコネクタに、第二モジュールの数に応じて識別信号用の接点を複数必要とする。その結果、第二モジュールおよびコネクタの構成が複雑となるという課題がある。
【0007】
また、特許文献2の誤接続検出装置は、単一のアナログポートを備えた第一モジュール(第1のPCB基板)と、分圧回路を備えた第二モジュール(第2のPCB基板)との誤接続を検出する装置であって、第一モジュールと第二モジュールを接続したとき、第一モジュールが第二モジュールの分圧回路からアナログポートを介して電圧を取得し、取得した電圧と第二モジュールから検出されるべき所定の電圧を比較して、誤接続を検出するものである。
【0008】
この特許文献2の装置では、各第二モジュール毎に異なる電圧を発生するために分圧抵抗値を異ならせた分圧回路を必要とするので、第二モジュールのハードウエアを共通化できないという課題がある。また、第一モジュールにアナログポートを必要とするので、第一モジュールとして使用可能な制御器に制約を受けるという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2006−268823号公報
【特許文献2】特開2008−18032号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
この発明が解決しようとする課題は、第二モジュールの構成を複雑化することなく誤接続を検出できるようにするとともに、第一モジュールに使用可能な制御器の選択を容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、第一制御器を有する第一モジュールと、それぞれ前記第一制御器と信号線を介して接続され、機器の異なる構成要素を制御する第二制御器を有する複数の第二モジュールとを備え、前記第一制御器は、前記各第二制御器に対して前記各構成要素の制御信号を送信するとともに、前記各第二制御器は、前記各構成要素の状態信号を前記信号線を通して送信する電気機器のモジュール誤接続検出装置において、前記各第二制御器は、前記状態信号をパルス信号により構成し、前記パスル信号の周波数を前記各第二制御器相互間で互いに異ならせて前記信号線を通して前記第一制御器へ送信し、前記第一制御器は、前記各第二制御器からのパルス信号の周波数に基づき、前記各第二モジュールの誤接続を検出することを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、前記状態信号のパルス信号の周波数を異ならせるだけで誤接続を検出するので、前記第二モジュールの構成を複雑化することなく誤接続を検出できる。また、前記第一モジュールの制御器としてアナログポートを備えない制御器を使用することができ、前記第一モジュール用制御器の使用制限が緩和される。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、第二モジュールの構成を複雑化することなく誤接続を検出できるとともに、第一モジュールに使用可能な制御器の選択が容易となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】この発明の実施例1の電気機器のモジュール誤接続検出装置を実施した燃焼装置の概略構成図である。
【図2】同燃焼装置の制御回路のブロック図である。
【図3】同燃焼装置の要部制御手順を説明するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
つぎに、この発明の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、燃焼装置などの電気機器のモジュール誤接続検出装置に好適に実施される。
【0016】
この実施の形態の電気機器のモジュール誤接続検出装置は、第一制御器を有する第一モジュールと、それぞれ前記第一制御器と信号線を介して接続され、機器の異なる構成要素を制御する第二制御器を有する複数の第二モジュールとを備え、前記第一制御器は、前記各第二制御器に対して前記各構成要素の制御信号を前記信号線を通して送信するとともに、前記各第二制御器は、前記各構成要素の状態信号を前記信号線を通して送信するように構成されている。
【0017】
ここで、モジュールとは、機器や装置を構成する部分であって、機能的にまとまった部分をいい、例えば、ユニットや基板などを含むものである。
【0018】
この実施の形態の特徴部分は、前記状態信号を利用して前記各第二モジュールの誤接続
を検出するところにある。すなわち、前記各第二制御器は、前記状態信号をパルス信号により構成するとともに、前記パスル信号の周波数を前記各第二制御器相互間で互いに異ならせて前記信号線を通して前記第一制御器へ送信する。そして、前記第一制御器は、前記各第二制御器からのパルス信号の周波数に基づき、前記各第二モジュールの誤接続を検出するように構成している。
【0019】
この特徴部分によれば、前記各第二制御器および前記第一制御器は、プログラムを変えるだけで、前記第二モジュールの誤接続を検出することができる。前記各第二制御器は、前記状態信号のパルス信号の周波数を異ならせるように前記各第二制御器のプログラムを構成する。また、前記第一制御器は、前記各第二モジュールから入力される状態信号の入力ポートに対する正常な状態信号のパルス信号の周波数(正常周波数)を予め記憶しておき、正常周波数かどうかを判定することで誤接続を検出するように、前記第一制御器のプログラムを構成する。
【0020】
ここで、この実施の形態の構成要素を説明する。前記第一制御器と前記各第二制御器とを接続する信号線は、前記各構成要素の制御信号を送信する制御信号線と、前記状態信号を送信する状態信号線とを含んでいる。この制御信号線および状態信号線に加えて、前記第一制御器から前記各第二制御器へ電源を供給する一対の電源線により前記第一制御器と前記各第二制御器とを接続することができる。
【0021】
前記状態信号は、好ましくは、前記各モジュールにより制御する各構成要素に異常が無く正常状態であるとき、前記各第二制御器は、パルス信号を送信し、前記各構成要素に異常が有るとき、パルス信号を送信しない,すなわちパルス信号の無い信号を送信する。
【0022】
前記第一モジュールおよび前記各第二モジュールには、それぞれ前記各構成要素の制御信号および前記各構成要素の状態信号を送受信する信号線が接続される第一コネクタ,第二コネクタを備えている。ここでコネクタとは、電線と、電線または電気器具とを接続するための電気部品であって、プラグ型コネクタだけでなく、端子台を含む概念である。これら第一コネクタと第二コネクタとを、前記第一コネクタおよび前記第二コネクタに着脱自在に接続されるコネクタを両端に備える信号線で着脱自在に接続するように構成する。
【実施例1】
【0023】
この発明の実施例1のモジュール誤接続検出装置を備えた燃焼装置(ボイラ)1を図面に従い説明する。図1は、この発明の実施例1のモジュール誤接続検出装置を備えた燃焼装置1の概略構成図であり、図2は、同燃焼装置1の制御回路のブロック図であり、図3は、同燃焼装置1の要部制御手順を説明するフローチャート図である。
【0024】
(実施例1の構成)
まず、燃焼装置1を図1に基づき説明する。燃焼装置1は、燃焼炉としての缶体2と、全一次空気式の予混合バーナ3と、送風手段4からの空気と燃料供給手段5からの燃料ガスとを混合した予混合気をバーナエレメント3へ供給するダクト6と、送風手段4および燃料供給手段5を制御する第一制御器7とを備えている。
【0025】
缶体2は、バーナエレメント3にて形成される火炎により水管(図示省略)が加熱されて蒸気または温水を生成するように構成されている。
【0026】
送風手段4は、インバータ(図示省略)により回転数を調整可能とする送風機8およびこれを駆動する第一モータ9と、ダクト6に設けたダンパ10およびこれを駆動する第二モータ11を含んで構成されている。第二モータ11は、ステッピングモータにて構成され、第一制御器7と、第一信号線12により接続されるダンパ用第二制御器13Aとによ
り制御される。
【0027】
燃料供給手段5は、燃料供給管14に設けた燃焼ガス流量を任意に調整可能な流量調整弁15と、燃料供給管14に設けた、燃焼停止時に閉じ、燃焼開始時に開くガス遮断弁16とを含んで構成されている。
【0028】
流量調整弁15は、弁軸(図示省略)を上下に移動させる図2に示す第三モータ17を含んで構成されている。第三モータ17は、ステッピングモータにて構成され、第一制御器7と、第二信号線18により接続される弁用第二制御器13Bとにより制御される。なお、流量調整弁15は、特開2008−82429号公報や特開2001−12633号公報に記載の公知の調整弁を使用することができる。
【0029】
第一制御器7は、缶体2にて生成される蒸気圧力に基づき負荷を検出する負荷検出手段(図示省略),缶体12内の水位を検出する水位検出手段(図示省略)などからの信号を入力して、予め記憶した制御手順に基づき、ダンパ用第二制御器13Aを介して第二モータ11,すなわちダンパ6を制御するとともに、弁用第二制御器13Bを介して第三モータ17,すなわち流量調整弁15を制御し、その他ガス遮断弁16,表示器19などを制御する。
【0030】
図2を参照して、第一制御器7は、CPUおよびメモリ(いずれも図示省略)を含んでおり、ダンパ用第一コネクタ20A,弁用第一コネクタ20Bを備える回路基板である第一モジュール21に設けている。第一制御器7とダンパ用第一コネクタ20Aおよび弁用第一コネクタ20Bとは、それぞれ基板に一体的に形成される配線や電子部品(いずれも図示省略)を介して接続されている。
【0031】
ダンパ用第二制御器13Aは、CPUおよびメモリ(いずれも図示省略)を含んでおり、ダンパ用第二コネクタ24Aを備える回路基板であるダンパ用第二モジュール25Aに設けている。第二制御器13Aと第二コネクタ24Aとは、基板に一体的に形成される配線や電子部品(いずれも図示省略)を介して接続されている。また、ダンパ用第二制御器13Aは、ダンパ6の回転の位置を光学的に検出する位置検出センサとしてのフォトセンサ28と第三信号線22で接続されている。
【0032】
弁用第二制御器13Bは、CPUおよびメモリ(いずれも図示省略)を含んでおり、弁用第二コネクタ24Bを備える回路基板である弁用第二モジュール25Bに設けている。第二制御器13Bと第二コネクタ24Bとは、第二モジュール25Bに一体的に形成される配線や電子部品(いずれも図示省略)を介して接続されている。また、弁用第二制御器13Bは、前記弁軸の位置を磁気的に検出する位置検出センサとしてのホールIC29と第四信号線23で接続されている。
【0033】
ダンパ用第二モジュール25Aと弁用第二モジュール25Bは、モジュールの共通化を図るべく、各第二制御器13A,13Bにより実行されるソフトウエア(制御手順)が異なるだけで、そのハードウエアを同じに構成している。
【0034】
そして、第一コネクタ20A,20Bと第二コネクタ24A,24Bとは、それぞれ第五信号線26A,26Bおよび第六信号線27A,27Bにより接続されている。第五信号線26A,26Bおよび第六信号線27A,27Bは、それぞれ第一コネクタ20A,20Bと着脱される第一コネクタ20C,20Cと、第二コネクタ20A,20Bと着脱される第二コネクタ20D,20Dを両端に設けている。
【0035】
ダンパ用の第五信号線26Aは、第一制御器7から第二制御器13Aへダンパ回転位置
信号(各構成要素の制御信号)を送信するための信号線として機能する。また、ダンパ用の第六信号線27Aは、第二制御器13Aから第一制御器7へダンパ6が正常か異常かの状態信号を送信するための信号線として機能する。第六信号線27Aの状態信号は、最終的に第一制御器7の制御ポート7Aに入力される。
【0036】
流量調整弁用の第五信号線26Bは、第一制御器7から第二制御器13Bへ弁開度位置信号を送信するための信号線として機能し、流量調整弁用の第六信号線27Bは、第二制御器13Bから第一制御器7へ流量調整弁15が正常か異常かの状態信号を送信するための信号線として機能する。第六信号線27Bの状態信号は、最終的に第一制御器7の制御ポート7Bに入力される。
【0037】
第一制御器7による制御手順には、ダンパ6の回転位置を制御するとともにダンパ6が正常か異常かを判定し、異常の場合の異常処理を行うダンパ制御手順と、流量調整弁15の開度を制御するとともに流量調整弁15が正常か異常かを判定し、異常の場合の異常処理を行う弁制御手順とを含んでいる。ダンパ制御手順は、第二制御器13Aと連携して行うように構成し、弁御手順は、第二制御器13Bと連携して行うように構成している。
【0038】
ダンパ用第二制御器13Aにより生成される状態信号は、ダンパ6に異常が無く正常状態であるとき、第一周波数f1のパルス信号となり、ダンパ6に異常が有るとき、パルス信号が無い状態となるように構成している。ダンパ6においては、例えば第二モータ11の過電流を検出すると異常と判定される。ダンパ6の異常はこれに限定されるものではない。
【0039】
また、弁用第二制御器13Bにより生成される状態信号は、流量調整弁15に異常が無く正常状態であるとき、第一周波数f1とは周波数が異なる第二周波数f2のパルス信号となり、流量調整弁15に異常が有るとき、パルス信号が無い状態となるように構成している。流量調整弁15においては、例えば第三モータ17の過電流を検出すると異常と判定される。流量調整弁15の異常はこれに限定されるものではない。パルス信号の周波数f1,f2は、ソフトウエアの変更により設定する。
【0040】
そして、第一制御器7による制御手順には、この発明の特徴とする各第二モジュール25A,25Bの誤接続を検出する誤接続検出手順を含んでいる。この誤接続検出手順は、各第二制御器13A,13Bから入力されるパルス信号の周波数の相違に基づき、各第二モジュール25A,25Bの誤接続を検出するように構成されており、その概要を図3に示す。この誤接続検出手順が実行される前に、第一制御器7の各第六信号線27A,27Bからの信号が入力されるダンパ状態信号の入力ポート7A,弁状態信号の入力ポート7Bと、ダンパ6,流量調整弁15が正常状態であるとき入力される周波数との対応関係,すなわち正しい接続が行われているときは、入力ポート7Aに第一周波数f1のパルス信号が入力され、入力ポート7Bに周波数f2のパルス信号が入力されるという対応関係を予め第一制御器7のメモリに記憶しておく。
【0041】
(実施例1の動作)
つぎに、実施例1の誤接続検出動作を図面に基づき説明する。今、第一モジュール21と各第二モジュール25A,25Bとが図2に示す正しい接続状態にあり、ダンパ6および流量調整弁15に異常が無く、それぞれ第一周波数f1,第二周波数f2の状態信号が各第二制御器13A,13Bから第一制御器7へ入力されているものとする。
【0042】
図3を参照して、第一制御器7は、処理ステップS1(以下、処理ステップSNは、単にSNと称する。)で、入力ポート34Aから入力される状態信号の周波数が第一周波数f1かどうかを判定する。今の場合、S1でYESが判定され、S2で入力ポート34B
から入力される状態信号の周波数が第二周波数f2かどうかを判定する。今の場合、S2でYESが判定され、何もせず終了する。
【0043】
仮に、図2において、第二モジュール25Aを接続すべきところへ、第二モジュール25Bを誤って接続すると、S1でNOが判定され、S3へ移行して、誤接続時処理を行う。この誤接続時処理は、誤接続であることを表示器19に表示するとともに、第一制御器7および第二制御器13A,13Bによる燃焼制御を行わない,すなわち燃焼装置1を停止する処理である。また、第二モジュール25Bを接続すべきところへ、誤って第二モジュール25Aを接続すると、S2でNOが判定され、S3へ移行して、誤接続時処理が行われる。
【0044】
この実施例1では、第二モジュール25A,25Bが接続されていない,すなわち未接続のときも、S1,S2にてそれぞれNOが判定され、S3の処理において接続異常を表示する。具体的には、第二モジュール25Aが誤接続または未接続のとき、「ダンパ異常」と表示して第二モジュール25Aの接続異常を報知し、第二モジュール25Bが誤接続または未接続のとき、「流量制御弁異常」と表示して第二モジュール25Bの接続異常を報知するように構成している。このため誤接続処理は、異常接続処理と称することができる。
【0045】
この実施例1による誤接続検出によれば、各第二モジュール25A,25Bにおいては、状態信号のパルス信号の周波数をソフトウエアの変更により異ならせるだけであるので、各第二モジュール25A,25Bのハードウエアを共通化できる。また、第一モジュール21の第一制御器7としてアナログポートを備えない制御器を使用することができる。
【0046】
この発明は、実施例1に限定されるものではない。実施例1では、第二モジュール25を二つとしているが、第二モジュール25を3以上として、第一モジュール21と接続するように構成することができる。
【符号の説明】
【0047】
1 燃焼装置
7 第一制御器
11 第二モータ(構成要素)
13A,B 第二制御器
17 第三モータ(構成要素)
20A,B,C,D コネクタ
21 第一モジュール
22 第三信号線
23 第四信号線
24A,B コネクタ
25A,B 第二モジュール
26A,B 第五信号線(信号線)
27A,B 第六信号線(信号線)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一制御器を有する第一モジュールと、
それぞれ前記第一制御器と信号線を介して接続され、機器の異なる構成要素を制御する第二制御器を有する複数の第二モジュールとを備え、
前記第一制御器は、前記各第二制御器に対して前記各構成要素の制御信号を送信するとともに、前記各第二制御器は、前記各構成要素の状態信号を前記信号線を通して送信する電気機器のモジュール誤接続検出装置において、
前記各第二制御器は、前記状態信号をパルス信号により構成し、前記パスル信号の周波数を前記各第二制御器相互間で互いに異ならせて前記信号線を通して前記第一制御器へ送信し、
前記第一制御器は、前記各第二制御器からのパルス信号の周波数に基づき、前記各第二モジュールの誤接続を検出することを特徴とする電気機器のモジュール誤接続検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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