説明

電気機器

【課題】電源コードを介して電源に接続される電気機器において、電源コードを保護する。
【解決手段】この電気機器は、本体20と、電源インレット31と、インレットカバー32と、支持部材33と、スライド機構34と、を備える。電源インレット31は電源コード401を着脱可能に接続する。インレットカバー32は、本体20に設けられ、電源インレット31が取り付けられる。支持部材33はインレットカバー32を本体20に対して支持する。スライド機構34は、インレットカバー32を支持部材33に対して電源コード401の着脱方向に沿って摺動自在にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器、特に電源コードを介して電源に接続される電気機器に関する。
【背景技術】
【0002】
電気機器、例えばプリンタや複合機等の画像形成装置では、一般的に装置の背面に電源インレットが設けられている。そしてこの電源インレットに電源コードの先端にある電源コネクタが差し込まれることで、電源から画像形成装置に電力が供給される。このとき、電源コードは、画像形成装置本体から外側に突出した状態にある。
【特許文献1】特開2005−32677号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ユーザは、画像形成装置の設置スペースを小さくするために、画像形成装置の背面を壁面にできるだけ近づけて設置する傾向にある。また、たとえ画像形成装置を壁面から所定の間隔を隔てて設置したとしても、例えば画像形成装置の底面にキャスター等の移動手段が設けられている場合は、次第にその間隔が狭くなってしまうことがある。このように、画像形成装置の背面と壁面との間隔が十分に保たれていない場合、画像形成装置本体から外側に突出した電源コードは壁面に接触する。すると、電圧コードに圧力がかかるという問題がある。また、電源インレットは、通常、画像形成装置の背面下部に配置されている。従って、ユーザは、電源コードが壁面に接触している状態に気が付き難い。このように電源コードに圧力が作用した状態で画像形成装置を使用し続けると、電線コードの破損を招く。
【0004】
本発明の課題は、電源コードを介して電源に接続される電気機器において、電源コードを保護することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る電気機器は、電源コードを介して電源供給を行う電気機器であって、本体と、電源インレットと、インレットカバーと、支持部材と、スライド機構とを備える。電源インレットは電源コードを着脱可能に接続する。インレットカバーは、本体に設けられ、電源インレットが取り付けられる。支持部材はインレットカバーを本体に対して支持する。スライド機構は、インレットカバーを支持部材に対して電源コードの着脱方向に沿って摺動自在にする。
【0006】
この電気機器は、電源インレットに接続された電源コードを介して、本体各部に電源供給を行う。そして、その電源インレットが取り付けられたインレットカバーは、スライド機構によって、本体内の支持部材に対して電源コードの着脱方向に沿って摺動することができる。
【0007】
ここでは、スライド機構を備えることで、電源コードが壁面に接触し負荷を受けた場合は、壁面からの押圧力によって、インレットカバーを本体内側に向かって摺動させることができる。そして、インレットカバーの摺動に伴って、インレットカバーに取り付けられた電源インレットおよび電源インレットに接続された電源コードを本体の内側に移動させることができる。よって、電源コードに作用する負荷を軽減し、電源コードを断線等の破損から保護することができる。
【0008】
請求項2に係る電気機器は、請求項12の電気機器であって、インレットカバーを前記本体の外側に向かって付勢する付勢手段をさらに備える。
【0009】
ここでは、付勢手段を備えることで、インレットカバーを本体の外側に向かって付勢することができる。従って、電源コードに負荷が作用していないとき、インレットカバーは、本体の外枠近くに位置することができる。よってユーザは、容易に電源インレットに対する電源コードの着脱を行うことができる。
【0010】
請求項3に係る電気機器は、請求項1または請求項2の電気機器であって、本体に対するインレットカバーの位置を固定するロック機構をさらに備える。
【0011】
ここでは、ロック機構を備えることで、インレットカバーの位置を本体に対して固定させることができる。従って、ユーザは容易にかつ確実に電源インレットに対する電源コードの着脱を行うことができる。
【0012】
請求項4に係る電気機器は、請求項1から請求項3の電気機器であって、インレット検知手段をさらに備える。インレット検知手段は、インレットカバーより本体の内側に配置され、インレットカバーが本体の内側に向かって摺動した場合に、インレットカバーを検知するとともに電源コードを介した電源供給を停止する。
【0013】
ここでは、インレット検知手段が、電源コードが壁面に接触したために本体内側に摺動したインレットカバーを検知すると、本体への電源供給を停止させる。従って、電源コードを断線などの破損から保護することができる。
【発明の効果】
【0014】
以上のような本発明によれば、スライド機構によって、インレットカバーを電気機器の本体の外側から内側に向かって摺動させることができる。従って、電気機器と壁面との間隔が不十分で電源コードに負荷が作用したとき、インレットカバーに取り付けられた電源インレットおよび電源インレットに接続された電源コードを電気機器の内側へ移動させることができる。よって、電線コードに作用する負荷を低減し、電線コードを破損等から保護することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
1.第1実施形態
[複写機全体]
図1に、本実施形態による、電源と電源コードによって接続される電気機器としての複写機1の外観斜視図を示す。複写機1は、原稿読み取り部10と本体20とを含む。
【0016】
原稿読み取り部10は、原稿の画像データを読み取るための部分である。
【0017】
本体20は、感光体ドラムや現像装置を含む画像形成部(図示せず)、画像形成部に供給する用紙が収納された用紙収納部(図示せず)、およびインレットユニット30を備える。画像形成部は、原稿読み取り部で読み取られた原稿の画像データに基づいて用紙に画像を形成するための部分である。用紙収納部は、画像形成部に供給する用紙が収納されている部分である。
【0018】
インレットユニット30は、電源コード401の電源コネクタ402が接続され、電源500から複合機1の各部の動作に必要な電力を得る部分である。インレットユニット30については、以下に詳述する。
【0019】
以下、説明を容易にするために、複合機1の背面から前面に向かう方向をX方向、X方向に直交していて複写機1の2つの側面を左右に結ぶ方向をY方向、X方向及びY方向に直交していて、複写機1の上下を示す方向をZ方向とする。
【0020】
ここでは、電気機器としての複写機を例に挙げるが、この例には限定されず、電源コードを介して電源に接続される種々の電気機器に適用することができる。
【0021】
<インレットユニット>
次に、インレットユニット30について説明する。インレットユニット30は、本体20の内部で背面外枠カバー20aの近傍に配置されている。なお、背面外枠カバー20aのインレットユニット30が配置された部分には開口部20bが設けられている。インレットユニット30は、電源コード401の電源コネクタ402が差し込まれ、電源コード401を介して電源500から必要な電力の供給を得るための部分である。
【0022】
インレットユニット30の構成について、図2および図3を参照して説明する。図2は、電源コード401の電源コネクタ402が差し込まれた状態のインレットユニット30の側面断面構成図である。図3は、インレットユニット30を図2の上面からみた平面断面構成図である。
【0023】
インレットユニット30は、電源インレット31、インレットカバー32、支持部材33、スライド機構34、付勢手段35、およびロック機構36を有する。
【0024】
電源インレット31は、電源コード401の電源コネクタ402が差し込まれる部分であり、電源コネクタ402と嵌合するように、本体20の開口部20b側から本体20の内側に向かって凹んだ形状を有する。電源インレット31の内部には、複合機1内の各回路に接続されている導線の接続端子(図示せず)が設けられている。そして、電源インレット31に電源コネクタ402が差し込まれると、電源コネクタ402側の接続端子(図示せず)と複合機1側の接続端子とが接続される。電源インレット31の内部の形状や大きさ等は、電源コネクタ402の形状に対応するように形成される。
【0025】
インレットカバー32は、本体20の内部であって開口部20bの近傍に配置される。そして、インレットカバー32は、X方向における電源インレット31の両側面部分を除き、電源インレット31を囲む形状を有し、その内部に電源インレット31を固定するように取り付ける。インレットカバー32の底部には、後述するスライド機構34を形成するスライド部32aが形成されている。なお、インレットカバー32は開口部20bから外側に突出できないような形状に形成されている。
【0026】
支持部材33は、電源インレット31が取り付けられたインレットカバー32を本体20内において支持し、後述するインレットカバー32の摺動動作を案内する。支持部材33は、本体20の背面外枠カバー20aからX方向に沿って形成されている板状の第1支持部33aと、第1支持部33aに一面が当接しY方向に沿って形成されている板状の第2支持部33bとを有する。第1支持部33aは本体20内部に固定されている。また、第1支持部33aの上面部分には、後述するスライド機構34を形成するスライド案内部33cが形成されている。
【0027】
スライド機構34は、インレットカバー32を本体20内においてX方向に沿って前後に摺動させる機構である。スライド機構34は、インレットカバー32の底部側に形成されたスライド部32aと、第1支持部33a側に形成されたスライド案内部33cとを有する。スライド部32aは、例えばインレットカバー32の底部側から第1支持部33aに向かって突出し、X方向に延びる1対の凸状部である。また、スライド案内部33cは、第1支持部33aの上面部分にX方向に沿って延びる凹状の溝である。スライド部32aとスライド案内部33cとは、互いに係合するように配置されている。このスライド機構34の構造は一例にすぎず、スライド機構34はこの例に限定されない。
【0028】
付勢手段35は、インレットカバー32を背面外枠カバー20a側に押すための手段である。付勢手段35は、例えばバネであり、X方向に沿って付勢力が働くように配置される。そして、バネ35の一端部分はインレットカバー32に取り付けられ、また他端部分は第2支持部33bに取り付けられる。このように配置されたバネ35により、インレットカバー32は背面外枠カバー20aの内側面に押圧されている。ここで付勢力の大きさは、電源コード401が壁面に接触し、壁面からの押圧力が発生したとき、電源コード401に負荷が作用しない程度にその押圧力に対抗できるように調整される。本実施形態では、バネを例に挙げて付勢手段35を説明したが、インレットカバー32を背面外枠カバー20a側へ押しつけることができるものであれば、この例に限定されない。
【0029】
ロック機構36は、本体20に対するインレットカバー32の位置を固定する。具体的には、ロック機構36は、インレットカバー32を背面外枠カバー20aに接する位置から移動しないようにその位置をロックする。ロック機構36を、更に図4を参照して説明する。図2および図3は、ロック機構36がロックされた状態を示す。一方、図4は、ロック機構36のロック状態が解除された状態を示している。
【0030】
ロック機構36は、ロックレバー36a、ロックレバー36aをインレットカバー32に取り付ける回転軸36b、および本体20側に形成されたロック部36cにより構成される。ロックレバー36aは、回転軸36bを支点として、開口部20bの開口内でZ方向に回動可能になるようにインレットカバー32に取り付けられる。そして、ロックレバー36aの一端部分は、本体20より開口部20bを介して外側に突出している。ユーザは、この突出部分を上下させることで、後述するロック機構36のロック状態のセットおよび解除をすることができる。ここで、ロックレバー36aのインレットカバー32への取り付けは、インレットカバー32がZ方向に回動された場合、自重によって下方に落下しないように調整されている。
【0031】
図3および図4に示すように、ロックレバー36aには、係止部361aが形成されている。係止部361aは、インレットカバー32が本体20の内部に移動するのを禁止するための段差である。
【0032】
ロック部36cは、本体20側に固定されていて、ロックレバー36aの係止部361aと係合する形状を有している。
【0033】
電源インレット31に電源コネクタ402を着脱させる際は、ロック機構36によって、インレットカバー32を本体20に対してロック状態にすることが好ましい。つまり、ロックレバー36aの係止部361aとロック部36cとを係合させておくのが好ましい。この場合、インレットカバー32は、背面外枠カバー20aと接する位置(以下、第1の位置という)から摺動できない。よって、ユーザは、電源コネクタ402を電源インレット31に容易にかつ確実に装着することができる。
【0034】
[摺動動作]
次に、インレットカバー32の摺動動作について、前述の図2乃至図4と、さらに図5を参照して説明する。図5は、インレットカバー32が本体20の内側に摺動した状態を示す図である。
【0035】
電源インレット31に電源コネクタ402を差し込み、複写機1の背面を壁面に対向して設置するときには、ユーザはロックレバー36aを上側に持ち上げる。すると、ロック機構36のロック状態が解除され、インレットカバー32は本体20内においてX方向に沿って摺動可能となる。
【0036】
ここで、インレットユニット30は、前述のバネ35を備えている。よって、複写機1の背面と壁面との間隔が十分にあり、電源コード401に何ら負荷が作用していない場合には、インレットカバー32は、バネ35によって背面外枠カバー20a側に押しつけられている。従って、インレットカバー32は摺動せず、第1の位置、すなわち背面外枠カバー20aに接する位置を維持する。また、バネ35の付勢力の大きさは、前述のように、電源コード401に対する負荷がかからない程度に、壁面からの電源コード401に対する押圧力に対抗できるように調整されている。従って、壁面から押圧力が発生していても、その大きさが付勢力より小さいときは、インレットカバー32は、第1の位置、すなわち背面外枠カバー20aに接する位置を維持する。
【0037】
一方、図5に示すように、複写機1の背面が壁面間際に設置されたとする。すると、電源コード401は電源コネクタ402から折れ曲がった状態で壁面に押し当てられ、電源コード401に相当な負荷がかかる。この場合、壁面からは、付勢手段35の付勢力より大きい押圧力が発生する。従って、この押圧力によって、電源コネクタ402を介して電源コード401と接続されている電源インレット31と、電源インレット31が取り付けられているインレットカバー32は、X方向に押される。そして、インレットカバー32の底面に形成されたスライド部32aと、第1支持部33aの上面に形成されたスライド案内部33cとによって構成されるスライド機構34により、インレットカバー32は、本体20の内側へ摺動することができる。また、その摺動に伴って、電源インレット31と、電源インレット31に接続されている電源コード401もX方向に移動することができる。
【0038】
複写機1の背面と壁面との間隔が不十分であることにユーザが気付き、壁面から複写機1の背面を離すように設置し直した場合は、電源コード401の壁面への押当が解消される。従って、インレットカバー32は、付勢手段35の付勢力によって第1の位置、すなわち背面外枠カバー20aに接する位置へ戻る。また、ユーザはロックレバー36aを下側に下げることで、ロック機構36のロック状態にすることができる。
【0039】
このように、本実施形態では、スライド機構を設けることで、インレットカバーを複写機本体の内側に摺動させることができる。従って、複写機の背面と壁面との間隔が十分に空けられず、電源コードが壁面に押し当てられている場合に、インレットカバーに取り付けられた電源インレットおよび電源インレットに接続された電源コードを本体の内側に向かって移動させることができる。従って、電源コードに作用する負担を低減することができ、よって電源コードを断線など破損から保護することができる。
【0040】
2.第2実施形態
第2実施形態は、インレット検出手段をさらに備え、それ以外は、第1実施形態と同様の構成を有する。
【0041】
図6乃至図8を参照して、第2実施形態におけるインレットユニット30を説明する。なお、第1実施形態と同様の構成ついては、第1実施形態と同じ符号を用いる。
【0042】
図6は、第2実施形態におけるインレットユニット30の断面構成図を示す。図7はインレット検出手段がインレットカバー32を検知した状態を示す図である。図8はインレット検出手段の回路構成図である。
【0043】
図6に示すように、本実施形態のインレットユニット30は、インレット検出手段37をさらに備える。インレット検出手段37は、本体20の内側に移動したインレットカバー32の位置を検知し、検知に応じて複写機1の各部への電源供給を制御する手段である。具体的には、インレット検出手段37は、第1支持部33a上において、インレットカバー32が本体20の内側に移動した際に接触できる位置に配置されている。
【0044】
インレット検出手段37は、インレットカバー32を検知すると、複写機1の各部への電源供給を停止するように制御する。図8に示すように、インレット検出手段37は、電源制御部371とスイッチ部372とを有する。電源制御部371は、複写機1内の各部に対する電源500(図2参照)からの電源供給を制御する部分であって、セットコイル371aとリレースイッチ371bとを含む。スイッチ部372は、インレットカバー32の検知に応じて、セットコイル371aに電流の供給を行う部分である。スイッチ部372は、インレットカバー32を検出していない状態では、ON状態となる。一方、インレットカバー32を検知した場合は、ON状態からOFF状態に切り替わる。そして、ON状態の場合に、セットコイル371aに電流の供給を行う。
【0045】
インレット検出手段37の回路動作と、複写機1の各部への電源供給の制御状態について、以下に説明する。
【0046】
電源コード401に何ら負荷が作用しておらず、インレットカバー32が背面外枠カバー20aに当接している状態(図6参照)、すなわちインレット検出手段37がインレットカバー32を検出していない状態では、スイッチ部372はON状態である。この場合、セットコイル371aに電流が流れるため、セットコイル371a内に磁界が発生する。すると、リレースイッチ371bは、磁界の発生によりセットコイル371a側に引き寄せられてON状態になる。従って、電源500から複写機1の各部に電源が供給される。
【0047】
一方、電源コード401に負荷が作用し、壁面からの押圧力によってインレットカバー32が摺動してインレット検出手段37に接触すると(図7参照)、すなわちインレット検出手段37がインレットカバー32を検出すると、スイッチ部372はOFF状態に切り替わる。すると、セットコイル371aへの電流供給が停止され、リレースイッチ371bはOFF状態に切り替わる。従って、電源500から複写機1の各部に電源供給は停止される。
【0048】
本実施形態では、インレット検知手段を備えることにより、本体内側に摺動したインレットカバーを検知するとともに本体各部に対する電源供給を停止させることができる。従って、電源コードに負荷が作用している状態から、電源コードを保護することができる。
【0049】
3.他の実施形態
(a)上記実施形態では、本発明に係るインレットは、電源インレットとして説明した。しかし、本発明は、他のインレット、例えば、他の装置との接続に使用される種々のコードのコネクタ用のインレットにも適用することができる。
【0050】
(b)上記実施形態では、本発明に係る電源インレットが、複写機の下部背面に形成されている例を挙げて説明した。しかし、本発明は、この例には限定されない。例えば、電気機器の他の側面に電源インレットが形成されていて、その側面が壁面に対向するように電気機器が設置される場合にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1実施形態による複写機の外観斜視図。
【図2】電源コードが差し込まれた状態のインレットユニットの断面構成図。
【図3】図2のインレットユニットの平面断面構成図。
【図4】ロック機構のロック状態が解除された状態を示す図。
【図5】インレットカバーが本体内側に摺動した状態を示す図。
【図6】本発明の第2実施形態におけるインレットユニットの断面構成図。
【図7】インレット検出手段がインレットカバーを検知した状態を示す図。
【図8】インレット検出手段の回路構成図。
【符号の説明】
【0052】
1 複写機
10 原稿読み取り装置
20 本体
30 インレットユニット
31 電源インレット
32 インレットカバー
33 支持部材
34 スライド機構
35 付勢手段
36 ロック機構
37 インレット検出手段
401 電源コード
402 電源コネクタ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源コードを介して電源供給を行う電気機器であって、
本体と、
前記電源コードを着脱可能に接続する電源インレットと、
前記本体に設けられ、前記電源インレットが取り付けられるインレットカバーと、
前記インレットカバーを前記本体に対して支持する支持部材と、
前記インレットカバーを前記支持部材に対して前記電源コードの着脱方向に沿って摺動自在にするスライド機構と、
を備えた電気機器。
【請求項2】
前記インレットカバーを前記本体の外側に向かって付勢する付勢手段をさらに備える、請求項1に記載の電気機器。
【請求項3】
前記本体に対する前記インレットカバーの位置を固定するロック機構をさらに備える、請求項1または2に記載の電気機器。
【請求項4】
前記インレットカバーより前記本体の内側に配置され、前記インレットカバーが前記本体の内側に向かって摺動した場合に、前記インレットカバーを検知するとともに前記電源コードを介した電源供給を停止するインレット検知手段をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の電気機器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−146826(P2010−146826A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−321773(P2008−321773)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】