説明

電気通信ネットワークにおけるアプリケーションサービスプロバイダとリソースプロバイダとの間のマルチサプライヤ・マルチドメイン仲介装置

アプリケーションサービスプロバイダ(1)からリソース割り当て要求(a)を受信し、かつリソースプロバイダ(3)から対応するリソースを要求するための手段を具備する仲介装置(2)において、前記リソースプロバイダ(3)からサービス品質を支援するために必要なリソースが提供された旨の承認メッセージ(c’、d’、e’、f’、g’、h’、i’、j’)を受信および認識するための手段と、前記アプリケーションサービスプロバイダ(1)からリソース割り当て要求を受信し、かつ前記リソースプロバイダ(3)から対応するリソースを要求するための手段とを具備し、各リソースプロバイダから送信される承認メッセージ(c’、d’、e’、f’、g’、h’、i’、j’)を受信および認識し、かつ要求されたリソースの全てが前記リソースプロバイダ(3)によって提供された旨の通知を前記アプリケーションサービスプロバイダ(1)に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の技術分野は電気通信である。より正確には、本発明は、電気通信サービス、特にエンド−エンド間のサービス品質が要求される電気通信サービスを支援するリソースプロバイダによって供給されるリソースの提供に関する。
【背景技術】
【0002】
クライアントがある特有のサービス品質を有するアプリケーションサービスプロバイダによって提供されるサービスの利用を望むとき、そのクライアントはそのサービス品質をネゴシエーションしなければならない場合がある。そのネゴシエーションは各種の形式をとることが可能である。例えば、SIPあるいはRTSPマルチメディア・セッション・ネゴシエーション・アプリケーション・プロトコルを用いることができる。またはwebページを用いることができ、その場合に用いられるプロトコルはHTTPである。特有のサービス品質でクライアントとサービスが契約された後、そのサービスが利用されるときは、アプリケーションサービスプロバイダは契約条件に従って、特にサービス品質に関して、クライアントにアプリケーションサービスを提供する責任を負う。従って、アプリケーションサービスプロバイダは、特に提供されるサービス品質に関して、要求されるアプリケーションサービスを支援するリソースを利用可能とするために関与する電気通信ネットワークにおいて、適切なリソースを提供するために必要なことを行わなければならない。
【0003】
消費者に提供されるサービスは、特有のサービス品質を提供するアプリケーションサービスの出現とともに広く発展しつつある。このサービス品質の保証は、特有のサービス品質を提供するアプリケーションサービスプロバイダとそのサービス品質を保証するリソースを提供するリソースプロバイダとの間に一定数の交信を必要とするために、困難である。アプリケーションサービスの提供は複数のプレーヤーを含むことが可能である。例えば、アプリケーションサービスプロバイダと複数のリソースプロバイダとが、1つのアプリケーションサービスの提供に関係することが可能である。この複雑な交信のために、ネットワークサービスプロバイダとアプリケーションサービスプロバイダとの間に影響を及ぼす新しいタイプのプロバイダが近年出現している。これらは仲介サービスプロバイダ、または包括的(generic)サービスプロバイダとしても知られ、特に他のサービスプロバイダに彼らのサービスを提供する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のアプローチを採用し、アプリケーションサービスプロバイダとリソースプロバイダとの間を仲介するためのシステムは、リソース割り当ての側面に集中し、かつアプリケーションサービスプロバイダとリソースプロバイダとの相互の独立を維持することを提案してきた。すなわち、このシステムは、サービスプロバイダからのリソース要求をリソースプロバイダに転送するのみである。
【0005】
上記のような仲介システムの主な欠点は、仲介がリソース要求に限定されることである。これはそのサービスからリソース割り当て作業を取り除くが、リソース割り当てにおける全ての制御も取り上げる。
【0006】
本発明の第1の目的は、どのようなリソースプロバイダによっても利用され、アプリケーションサービスにリソースプロバイダからの独立を維持することを可能とし、適切な時に該当リソースの取得においてかなりの確実性の利益を有するリソース割り当てシステムを提供することである。
【0007】
モバイルネットワークにおいては、先行技術がサービス品質を保証するリソース提供のための構成的なフレームワーク(3GPPバージョンR5)を提供している。しかしながら、提供される唯一のサービスは、SIPを用いてマルチメディアセッションをネゴシエーションするモバイルネットワークサービスである。リソース制御の仕組みはモバイルネットワーク運営者の領域の統合された一部であり、かつリソースを要求することは常にエンドユーザの主導にある。すなわち、要求されている独立を提供するものではない。
【0008】
従って、モバイルネットワークの場合、現在の欠点は、第1に、モバイルネットワーク運営者の領域と、マルチメディアセッションのネゴシエーションにSIPプロトコルを用いるモバイルネットワークサービスとに対する仕組みの限界、そして、第2に、サービスプロバイダよりむしろユーザの主導にあるリソース確保の形態である。
【0009】
さらに、上記した仲介の先行技術の類型は、そのネットワークにおけるリソースの提供と関連する仲介とを結合するプレーヤーをたいへん多くの場合に含み、リソースを割り当てるため、その仲介システムは、秘密にされ、かつリソースプロバイダのみに知られた各々の基礎となるネットワークのリソースについての詳細な情報を有しなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、電気通信ネットワークにおいてアプリケーションサービスプロバイダとリソースプロバイダとの間を仲介するための仲介装置を提供することによって上記の欠点を排除し、前記アプリケーションサービスプロバイダからリソース割り当て要求を受信し、かつ前記リソースプロバイダから対応するリソースを要求するための手段を具備する前記仲介装置において、前記リソースプロバイダからサービス品質を支援するために必要なリソースが提供された旨の承認(acknowledgement)メッセージを受信および認識するための手段と、前記アプリケーションサービスプロバイダからリソース割り当て要求を受信し、かつ前記リソースプロバイダから対応するリソースを要求するための手段とをさらに具備し、各リソースプロバイダから送信される承認メッセージを受信および認識し、かつ前記アプリケーションサービスプロバイダに、要求されたリソースの全てが前記リソースプロバイダによって提供された旨の通知を送信することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、アプリケーションサービスプロバイダと、リソースプロバイダと、前記アプリケーションサービスプロバイダおよび前記リソースプロバイダと通信する仲介装置とを具備する電気通信設備を提供し、前記仲介装置は上述のように構成されたものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
上記の仲介サービスは、特に、特有のサービス品質を有するアプリケーションサービスを提供するアプリケーションサービスプロバイダのために有効であり、現在、彼らは彼ら自身でリソースプロバイダを選択し要求しなければならず、かつアプリケーションサービスプロバイダによって提供されるアプリケーションサービスのために適切な支援を提供する電気通信ネットワークにおいて、リソース提供の監視さえしなければならない。
【0013】
従って、本発明は、仲介サービスプロバイダに、リソースプロバイダを選択した後、どのようなリソースプロバイダによるリソースの提供も監視することを可能とする。このリソースの提供はリソース割り当てを含むことが好ましく、また、割り当ての上り(upstream)および/または下り(downstream)のリソースの監視を含むことも可能である。この機能の提供は、仲介サービスプロバイダのためのさらなる付加価値の典型であり、特有のエンド−エンド間のサービス品質を提供するサービスを支援するリソースプロバイダによって提供されるエンド−エンド間のリソースを利用可能とするサービスをアプリケーションサービスプロバイダに提供するために本発明を用いることが可能である。
【0014】
本発明のその他の特徴、目的および効果は、添付の図面を参照して以下の詳細な記載を読んだ後、より明確になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、アプリケーションサービスプロバイダ1と、1つ以上のリソースプロバイダ3とのインタフェースを有する、リソースを提供するための仲介サーバ2を表す。
ここで、“リソースプロバイダ”の表現は物理的または機能的なエンティティを示し、この技術分野において“ネットワークサービスプロバイダ”としても知られ、通常、アプリケーションサービスプロバイダと連係して出現する。アプリケーションサービスプロバイダは、受信したデータを処理し、かつ特にエンドユーザのために意図され処理されたデータを提供する、いわゆる物理的または機能的な構成要素である。
リソースプロバイダ(ネットワークサービスプロバイダ)は、ネットワークにおいて、データの伝達および伝送を支援および援助する機能を有する。
より正確には、構成要素1は、アプリケーションサービスプロバイダによって提供され、かつ特有のエンド−エンド間のサービス品質を必要とするアプリケーションである。構成要素2は、仲介サービスプロバイダのリソースを提供するための仲介サーバである。構成要素3は、リソースプロバイダによって提供されるリソースの監視および割り当てのためのエンティティである。符号3は、一般的にどのようなリソースプロバイダにも適用される。
【0016】
図2は、図1の構成要素と周辺の構成要素との間の交信の一例を表す。本発明はこの例に基づいて記載される。
例えば、アクセスネットワーク(例えば、モバイルアクセスネットワーク)を介してアクセスリソースプロバイダAにアクセス可能なユーザと、アクセスネットワーク(例えば、xDSLアクセスネットワーク)を介してアクセスリソースプロバイダBにアクセス可能な他のユーザとの間のアプリケーションサービスを支援するためのリソースを提供することが要求され、これはコアリソースプロバイダCのコアネットワーク(例えば、IPバックボーン)の利用が必要となる。
【0017】
ステップaにおいて、前記アプリケーションは、その提供サービスを提供するために、前記仲介サーバにリソースの提供を要求し、かつ詳細には、接続されるユーザを識別するとともに要求されるサービス品質の説明を与える。この例においては、“ユーザ”の語は広い意味に解され、必ずしもエンドユーザを意味しない。例えば、“ユーザ”はサーバであってもよい。
【0018】
ステップbにおいて、リソースを提供するための前記仲介サーバは、アプリケーションサービスを支援するために用いられ、かつユーザ間で確立されるマルチメディアセッションのサービス品質を保証するリソースプロバイダのリストを作成する。プロバイダを選択する処理はここでは説明しない。また、仲介サーバはリソースを利用可能とするため、各々の選択されたリソースプロバイダに与えられるサービス品質の情報を定義する。
【0019】
ステップcにおいて、リソースを提供するための前記仲介サーバは、次のフェーズでそのネットワークにおいてリソースを提供するため、リソースプロバイダAに必要な情報を与えるためにリソースプロバイダAにコンタクトする。メッセージc’は明示の承認メッセージであり、かつ続くフェーズにおいて必要なその他の情報を含むことが可能である。
ステップdにおいて、交信はステップcと同様であるが、ここではリソースプロバイダBと行う。この例においては、ネットワークサービスの承諾(authorization)のための情報を提供するフェーズは、リソースプロバイダCのネットワークにおいてリソースを利用可能とするために必須ではない。
【0020】
ステップeにおいて、リソースを提供するための前記仲介サーバは、関係する全てのリソースプロバイダが、現在、リソースを提供するための要求を受信する準備ができていることが確実であるならば、それらのリソースの提供を要求し、この例ではリソースプロバイダAから提供を受ける。2つのエンティティの間で用いられる正確なプロトコルは詳細には説明せず、詳細には各リソースプロバイダによって提供される機能と用いられるプロトコルとに依存し、これらは異なることが可能である。
例えば、e’は成功したリソース提供を示すメッセージである。確保の拒否(無効な要求、所定の時間にネットワークにおいて利用可能なリソースが存在しない、等)を示すためのその他のメッセージも存在する。
ステップfにおいて、交信はステップeと同様であるが、ここではリソースプロバイダBと行う。
ステップgにおいても、交信はステップeと同様であるが、ここではリソースプロバイダCと行う。
【0021】
ステップhにおいて、リソースを提供するための前記仲介サーバは、関係する各リソースプロバイダから、要求されたサービス品質を支援するために必要なリソースが提供された確認を、仲介サーバが各リソースプロバイダに送信を要求した承認(同意(agreement)、確認(confirmation))メッセージの形式で受信する。
このとき仲介サーバは要求を有効化する。これはリソースプロバイダに、サーバが利用可能にされたリソースを現在使用できることを示す。
図2は、リソースプロバイダAのリソースの有効化を表す。2つのエンティティの間で用いられる正確なプロトコルは詳細には説明しない。例えば、ステップh’はリソースプロバイダAのリソースの有効化を確認する。
ステップiにおいて、交信はステップhと同様であるが、ここではリソースプロバイダBと行う。
ステップjにおいても、交信はステップhと同様であるが、ここではリソースプロバイダCと行う。
【0022】
ステップkにおいて、リソースを提供するための前記仲介サーバは、前記アプリケーションによって要求されたエンド−エンド間のサービス品質に対応するリソースが提供され、かつサービスが現在実行されていることを前記アプリケーションに通知する。
【0023】
この例において、リソースを提供するための前記仲介サーバによってコンタクトされたリソースプロバイダの機能として、プロトコルおよび機能内容は異なることが可能であることを注釈する。リソースを提供するため一定のリソースプロバイダが2つのフェーズのみを提供することも可能である。例えば、上記の例における確保および有効化のフェーズのみである。そして、リソースを提供するための仲介サーバは、これらの構成を適用可能である。
【0024】
リソースを提供するための前記仲介サーバは、アプリケーションサービスプロバイダのアプリケーションとの単一のインタフェースを提供する。これはエンド−エンド間のサービス品質の要求を管理し、かつクライアントサービスプロバイダを識別および認証することが可能である。申し込み(subscription)フェーズは実際のサービス要求に先立って行うことも可能である。リソースの監視および割り当てのためのサーバは、クライアントの情報を課金および要求追跡の目的のために使用する。仲介サーバは、要求されたサービスの進行状況をクライアントサービスプロバイダに通知する。
【0025】
エンド−エンド間のサービス品質の要求に次いで、前記仲介サーバはエンド−エンド間のサービスを有効にするときに関与するリソースプロバイダを定義するために内部手順を用いる。また、仲介サーバは、エンド−エンド間のサービス要求を関与する各リソースプロバイダに適用される形式に変換する。
仲介サーバは、リソースプロバイダとのインタフェースを行うとともに、より多くのまたはより少ない機能の各種プロトコルを提供する(リソースプロバイダはそれらのネットワークにおいてリソースを提供するために全てが同じ手順を提供するわけではない)。
【0026】
前記仲介サーバは、“リソースプロバイダへのネットワークサービスの承諾のための情報送信”シーケンス、続いて“リソースプロバイダへのネットワークサービス要求” シーケンス、続いて“ネットワークサービス要求の有効化”シーケンスを提供する。仲介サーバは、これらのシーケンスの1つの間に生じる可能性がある様々な状況(リソースプロバイダによる承諾の拒否、リソールプロバイダのリソース確保の失敗、等)にどのように対処すべきかを判断する。これは、その状況の最新の情報を取り入れ、その要求を修正して適切に要求を行うために、アプリケーションサービスプロバイダへの要求を含む追加の交信を必要とするかもしれない。
これの前に、さらに各機能はエンド−エンド間のネットワークを提供するアプリケーションサービスと、エンド−エンド間のアプリケーションサービスのための支援の提供に貢献する余地があるリソースプロバイダの識別子とを整合させることが好ましい。
【0027】
従って、この実施形態は、電気通信サービスプロバイダによって提供されるサービス品質でアプリケーションサービスを提供するために必要なエンド−エンド間のリソースを提供するためのマルチドメイン・マルチプロバイダの仲介サーバに対応する。
【0028】
さらに一般に、かつ必ずしも複数のネットワークを含むことなく、得られた結果は、アプリケーションサービスプロバイダにリソースの監視および割り当てのためのサービスを提供するシステムを支援する仲介サービスプロバイダに、要求されたエンド−エンド間のサービス品質を提供することを可能とする。本発明のため、アプリケーションサービスプロバイダは、クライアントが申し込んだサービス品質でアプリケーションサービスを提供するためのエンド−エンド間のリソースを利用可能とすることを、本発明をサポートする仲介サービスプロバイダに単に要求するだけでよく、かつ返事として、全てが正しく行われると、仲介サービスプロバイダは、アプリケーションサービスが要求されたサービス品質を保証することを支援するネットワークにおいて、全てが準備されていることをそれらに保証する。アプリケーションサービスのために必要なリソースを利用可能とすることが不可能である場合、例えば、エンド−エンド間のネットワークの支援を提供するために必須のリソースプロバイダが適切なネットワークサービスを提供する能力がない場合、仲介サービスプロバイダはそのサービスプロバイダに失敗を通知する。
【0029】
各種のアプリケーションサービスまたはネットワークサービスプロバイダは、全て同じドメインに属すことも異なるドメインに属すことも可能であることを注釈する。
従って、本発明は、マルチドメインの状況においてアプリケーションを使用可能であり、そこで、統合され、かつ効果的な仲介のため、アプリケーションサービスプロバイダ1が複数のドメインにアクセスすることを可能とする。
“マルチドメイン”の語がここで用いられているのは、ドメインが異なり、サービスプロバイダ1、2および3が異なる商業上のプレーヤー、例えば、異なる電話会社または異なるコンテンツプロバイダのエンティティに属すためである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施形態を実現するために互いに協働する一連の構成要素を表す。
【図2】ネットワーク間のアプリケーションサービスにおいて、本発明の一実施形態における電気通信設備の構成要素間の交信の流れを示す図である。
【符号の説明】
【0031】
1 アプリケーションサービスプロバイダ
2 仲介サーバ
3 リソースプロバイダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気通信ネットワークにおいてアプリケーションサービスプロバイダ(1)とリソースプロバイダ(3)との間を仲介するための仲介装置(2)であって、前記アプリケーションサービスプロバイダ(1)からリソース割り当て要求(a)を受信し、かつ前記リソースプロバイダ(3)から対応するリソースを要求するための手段を具備する前記仲介装置(2)において、
前記リソースプロバイダ(3)からサービス品質を支援するために必要なリソースが提供された旨の承認メッセージ(c’、d’、e’、f’、g’、h’、i’、j’)を受信および認識するための手段と、
前記アプリケーションサービスプロバイダ(1)からリソース割り当て要求を受信し、かつ前記リソースプロバイダ(3)から対応するリソースを要求するための手段とをさらに具備し、
各リソースプロバイダから送信される承認メッセージ(c’、d’、e’、f’、g’、h’、i’、j’)を受信および認識し、かつ要求されたリソースの全てが前記リソースプロバイダ(3)によって提供された旨の通知を前記アプリケーションサービスプロバイダ(1)に送信することを特徴とする仲介装置(2)。
【請求項2】
要求されたリソース(3)が前記リソースプロバイダ(3)によって提供された旨の通知を前記アプリケーションサービスプロバイダ(1)に送信するための手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の仲介装置(2)。
【請求項3】
1つまたは複数のリソースを提供するためにリソースプロバイダ(3)に必要とされる2つ以上のステップに対応する2つ以上の連続するメッセージ(c、d、e、f、g、h、i、j)をリソースプロバイダ(3)に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の仲介装置(2)。
【請求項4】
リソース(3)を提供するためにリソースプロバイダ(3)に必要とされる3つの連続するメッセージ(c、e、h、d、f、i、g、j)をリソースプロバイダ(3)に送信し、第3のメッセージ(i)は最初の2つのメッセージ(d、f)を有効化することを特徴とする請求項3に記載の仲介装置(2)。
【請求項5】
連続するリソース要求メッセージ(c、d、e、f、g、h、i、j)の1つに応答するリソースプロバイダから明示の承認メッセージ(c’、d’、e’、f’、g’、h’、i’、j’)を監視および取得することを特徴とする請求項3または4に記載の仲介装置(2)。
【請求項6】
リソースプロバイダ(3)からのリソース取得の失敗を識別し、かつ前記失敗を通知するメッセージをアプリケーションサービスプロバイダ(1)に送信することを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載の仲介装置(2)。
【請求項7】
アプリケーションサービスプロバイダ(1)から受信したリソース要求の機能として所定のリソース(s)を提供することが可能なリソースプロバイダを識別し、かつ識別されたリソースプロバイダにリソース要求メッセージ(s)(c、d、e、f、g、h、i、j)を送信するための手段を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかの項に記載の仲介装置(2)。
【請求項8】
アプリケーションサービスプロバイダ(1)と、リソースプロバイダ(3)と、前記アプリケーションサービスプロバイダ(1)および前記リソースプロバイダ(3)と通信するための仲介装置(2)とを具備する電気通信設備において、
前記仲介装置(2)は請求項1から7のいずれかの項に記載の仲介装置であることを特徴とする電気通信設備。
【請求項9】
前記アプリケーションサービスプロバイダ(1)は、第1のアクセスネットワークを介してアクセス可能である端末ユーザと、前記第1のアクセスネットワークと異なる第2のアクセスネットワークを介してアクセス可能である端末ユーザとの間において、リソースプロバイダに結合された第3のネットワークの利用を必要とする前記2ユーザの間の通信のためにサービスを提供し、
前記仲介装置(2)は、前記第3のネットワークに結合された前記リソースプロバイダ(3)のリソースを取得することを前記アプリケーションサービスプロバイダ(1)に通知することを特徴とする請求項8に記載の電気通信設備。
【請求項10】
前記仲介装置(2)は、前記第1のネットワークに属するリソースプロバイダ(3)からのリソースと前記第2のネットワークに属するリソースプロバイダ(3)からのリソースとを要求し、各リソースプロバイダ(3)からの承認メッセージを要求し、かつ、前記3つのネットワークのリソースプロバイダ(3)からリソースを取得することを示す通知メッセージをアプリケーションサービスプロバイダ(1)に送信することを特徴とする請求項9に記載の電気通信設備。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2006−523394(P2006−523394A)
【公表日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−505678(P2006−505678)
【出願日】平成16年2月27日(2004.2.27)
【国際出願番号】PCT/FR2004/000448
【国際公開番号】WO2004/080004
【国際公開日】平成16年9月16日(2004.9.16)
【出願人】(591034154)フランス・テレコム (290)
【Fターム(参考)】