説明

電池温度検出装置

【課題】電池セルの温度情報である入力アナログ信号について、所定の範囲で感度の向上が可能な電池温度検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、電池セル20の温度情報である入力アナログ信号を所定の一次関数を用いて出力アナログ信号に変換して出力するアナログ出力増幅部14を備え、アナログ出力増幅部14が用いる一次関数は、入力アナログ信号のうち所定の範囲を感度向上レンジとし、この感度向上レンジにおける傾きの絶対値が、非感度向上レンジにおける傾きの絶対値より大きい関数である電池温度検出装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池セルの温度がアナログ信号として入力される電池温度検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会の実現に向けて電気自動車(EV:Electric Vehicle)、およびハイブリッド車(HybriD Vehicle)が注目されている。このような電気自動車、およびハイブリッド車は、タイヤへ伝達される駆動力を発生させるための電動機を備える。
【0003】
この電動機の動作させるためのエネルギは二次電池から供給される。特に近年、走行距離の延長と電池モジュールの配置の省スペース化を両立させるための二次電池としては、従来用いられてきた鉛蓄電池から、エネルギ密度の高い二次電池(ニッケル水素充電池、リチウムイオン充電池など)が用いられるようになっている。
【0004】
これらエネルギ密度の高い二次電池は、鉛蓄電池に比べて温度に対する安定度が低い事が知られている。例えば、リチウムイオン充電池においては、高温度における熱暴走により、破裂、ケースの熔解等の重大な事故に繋がる可能性があり、精密な計測による使用条件の管理が必要となっている。
【0005】
電池のセル(以下、電池セル)の温度を検出する電池温度検出装置としては、電池セルの温度を温度センサで検出し、温度センサの検出信号を所定のサンプリング周期でA/Dコンバータにてデジタル信号に変換するものがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−109271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の電池温度検出装置は、温度センサの検出信号をA/Dコンバータにてデジタル信号に変換するものであったが、温度センサとA/Dコンバータとの間では温度情報がアナログ値で伝送される。
【0008】
温度センサとA/Dコンバータとが長距離で伝送される場合、伝送路にてアナログ信号にノイズが重畳され温度情報が誤ってしまう可能性がある。温度情報の信号品質の低下は、電池セルの温度測定の精度を低下させるので問題である。
【0009】
本発明は、電池セルの温度情報である入力アナログ信号について、あらかじめ定めた範囲でアナログ信号の感度を向上させることが可能な電池温度検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、電池セルの温度情報がアナログ信号で入力される電池温度検出装置であって、前記入力アナログ信号を所定の一次関数を用いて出力アナログ信号に変換して出力するアナログ出力増幅部を備え、前記アナログ出力増幅部が用いる一次関数は、前記入力アナログ信号のうち所定の範囲を感度向上レンジとし、この感度向上レンジにおける傾きの絶
対値が、非感度向上レンジにおける傾きの絶対値より大きい関数である、電池温度検出装置である。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、変換に用いる一次関数の傾きの絶対値を、感度向上レンジにおいて非感度向上レンジよりも大きくすることで、感度向上レンジにおいてアナログ信号の感度を向上させることが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態1における電池温度検出装置および周辺装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるアナログ出力増幅部が用いる一次関数について説明する図
【図3】本発明の実施の形態2におけるアナログ出力増幅部が用いる一次関数について説明する図
【図4】本発明の実施の形態3におけるアナログ出力増幅部が用いる一次関数について説明する図
【発明を実施するための形態】
【0013】
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態における電池温度検出装置1について図1および図2を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態における電池温度検出装置1および周辺装置のブロック図である。
【0014】
電池温度検出装置1は、蓄電装置2から出力される電池セルの温度情報を表す複数本のアナログ信号が入力(以下、アナログ入力信号)され、この入力アナログ信号に所定変換を施した出力アナログ信号を電池温度処理装置3へ出力する。電池温度処理装置3は、出力アナログ信号をA/D変換して電池セルの温度を取得し、蓄電装置2の制御を行う。
【0015】
蓄電装置2の構成を説明する。蓄電装置2は、電池セル20、サーミスタ21を備えている。電池セル20としては、ニッケル水素充電池、リチウムイオン充電池、または高容量のキャパシタを用いる事が出来る。
【0016】
ニッケル水素充電池においては、正確に温度を検出する事によりきめ細かい充電制御が可能となる。また、温度の時間変化を正確に計測する事により過充電の保護を掛ける事が可能となる。
【0017】
また、リチウムイオン充電池においては高温における熱暴走が懸念され、約80℃程度における熱暴走により破裂、ケースの熔解等の重大な事故に繋がる可能性があり、精密な計測による使用条件の管理が必要となる。
【0018】
サーミスタ21は、電池セル20の温度を測定してアナログ値として出力するためのセンサである。サーミスタ21は、温度変化により電気抵抗が変化する抵抗体を用いた素子である。
【0019】
電池セル20(20A〜20D)の温度を正確に計測するために、それぞれの電池セル20についてサーミスタ21(21A〜21D)を備える。電池セル20とサーミスタ21とはそれぞれ熱的に結合している。
【0020】
次に、電池温度検出装置1の構成について説明する。温度情報をアナログ信号で伝送する場合、伝送路における耐ノイズ性能が求められる。そのため、電池温度検出装置1は、
入力アナログ信号のうち所定の温度範囲に対応するレンジについて感度が向上するように変換して出力アナログ信号として出力する。
【0021】
電池温度検出装置1へは、サーミスタ21のアナログ出力が入力アナログ信号として入力される。電池温度検出装置1は、基準電圧10、温度検出抵抗11、選択部12、制御部13、アナログ出力増幅部14、判定部15を備える。
【0022】
基準電圧10は、定電圧源から出力された電圧であり、電池温度検出装置1への入力アナログ信号のダイナミックレンジを決めるものである。
【0023】
温度検出抵抗11(11A〜11D)は、蓄電装置2に内蔵されているサーミスタ21の出力を入力アナログ信号に変換する為に必要となる。入力アナログ信号はサーミスタ21が検出した電池セル20の温度に略比例した電圧値となる信号である。
【0024】
選択部12は、サーミスタ21(21A〜20D)のそれぞれに対応した入力端子を備え、いずれか1つの入力アナログ信号を出力するものである。
【0025】
制御部13は、選択部12を制御する。例えば、制御部13は、サーミスタ21(21A〜20D)の出力を時系列に順次切り換えるように選択部12を制御する。制御部13は、デジタル論理回路を組み合わせて構成することも可能であるが、CPUと、ROMまたはRAM等とから構成する事も可能である。
【0026】
アナログ出力増幅部14は、選択部12が出力した入力アナログ信号を、所定の関数を用いて出力アナログ信号に変換して出力するものである。アナログ出力増幅部14は、入力アナログ信号のうち所定範囲の感度を向上させる変換を行う。この所定範囲を以下、感度向上レンジと呼ぶ、感度向上レンジ以外の入力アナログ信号の範囲を非感度向上レンジもしくは感度低下レンジと呼ぶ。
【0027】
アナログ出力増幅部14は、判定部15と増幅回路16とを備える。判定部15は、入力アナログ信号の信号レベルを判定して、増幅回路16の増幅率を決定する。増幅回路16は、判定部15が決定した増幅率で、入力アナログ信号を増幅した後に、出力アナログ信号として出力する。この変換については後に詳細に説明する。
【0028】
次に、電池温度処理装置3の各部の構成を説明する。電池温度処理装置3は、AD変換器30、温度情報処理部31を備える。
【0029】
AD変換器30は、電池温度検出装置1が出力した出力アナログ信号をデジタル値に変換するものである。システム要求に応じてデジタル分解能を決める事が可能である。この変換されたデジタル値は、温度情報処理部31に入力される。
【0030】
温度情報処理部31は、CPUと、ROMまたはRAM等とから構成される。CPUが、ROMまたはRAM等に格納されたプログラムを実行することによって、各種演算、制御信号の出力等を行う。温度情報処理部31は判定部15の変換方式の逆変換を行う事により、アナログ出力増幅部14の入力アナログ値を算出する事が可能となる。つまり、電池セル20(20A〜20D)の温度データを得る事が可能となる。
【0031】
温度情報処理部31は、例えば、電池セル20が所定の温度以上となったとき、電池セル20が不安定状態である、または、電池セル20を機能制限状態で使う必要があると判断する。その結果、温度情報処理部31は蓄電装置2を制御して、蓄電装置2を停止、または、機能制限状態に変更することができる。機能制限状態とは、電池セル20の充放電
の電流値を制限した状態である。このようにすることにより電池セル20の温度を低下させることが可能となる。
【0032】
次に、図2を用いて、アナログ出力増幅部14における、入力アナログ信号を出力アナログ信号へ変換する方法について説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるアナログ出力増幅部が用いる一次関数について説明する図である。
【0033】
本実施の形態では、入力アナログ信号を複数の範囲に区分し、この区分ごとに出力アナログ信号へ変
換する関数を定義する。この関数は一次関数である。本実施の形態でいう「一次関数を用いて入力アナログ信号を出力アナログ信号へ変換する」とは、この入力アナログ信号を複数の範囲に区分した、それぞれの範囲ごとに一次関数を独立に定義し、この関数を用いて変換を行うことをいうものとする。
【0034】
電池温度検出装置1には、電池セル20の温度情報が入力アナログ信号として入力され、アナログ出力増幅部14が入力アナログ信号を所定の一次関数を用いて出力アナログ信号に変換して出力する。
【0035】
アナログ出力増幅部14が用いる一次関数は、入力アナログ信号のうち所定の範囲を感度向上レンジとし、この感度向上レンジにおける傾きの絶対値が、非感度向上レンジにおける傾きの絶対値より大きい関数となるようにする。アナログ出力増幅部14が用いる一次関数は傾きが正の値の関数である。
【0036】
図2に示すように、アナログ出力増幅部14が用いる一次関数は、電池セル20の温度が所定の温度以上となる入力アナログ信号の範囲を感度向上レンジとするものである。電池セル20はリチウムイオン充電池の電池セルである場合、上記所定の温度は60℃程度の値である。
【0037】
図2を用いて、感度向上レンジにおいてアナログ信号の感度を向上させることが可能となる、その原理について詳説する。
【0038】
図2に示す入力レンジとは、サーミスタ21から出力され電池温度検出装置に入力される入力アナログ信号の最小値から最大値までのレンジであり、グランド電位から基準電圧10までの電圧範囲を示すものである。
【0039】
また、図2に示す出力レンジとは、増幅回路16のダイナミックレンジによって制限される出力アナログ信号として出力が可能な電圧範囲を示すものである。
【0040】
一般的には、変換に用いる一次関数を、線形関数Aの様に入力レンジに渡り出力レンジの傾きが全て一定(Δv1/Δvが一定)となる様に出力レンジに配分した関数とすることが考えられる。しかし、変換に用いる一次関数をこの様な関数とすると、重要でない入力レンジに出力レンジを配分する事になり、感度を向上させたい入力レンジに出力レンジを配分することができなくなる。
【0041】
そこで、感度を向上させたい入力レンジを感度向上レンジとし、この感度向上レンジにおいては、一次関数の傾きを非感度向上レンジより大きくなる(Δv3/Δv>Δv2/Δv)ようにする。
【0042】
ちなみに、感度向上レンジにおける傾きは線形関数Aの傾きより大きく(Δv3/Δv>Δv1/Δv)、非感度向上レンジにおける傾きは線形関数Aの傾き以下(Δv2/Δ
v≦Δv1/Δv)となる。出力レンジは有限であり、感度向上レンジにおける傾きを線形関数Aの傾きより大きくすれば、非感度向上レンジ(感度低下レンジと同義)における傾きは、必ず、線形関数Aの傾き以下となる。
【0043】
出力アナログ信号の限られたダイナミックレンジ内にて、感度向上レンジと感度低下レンジを配分する事により、感度向上レンジを配分した増幅回路16の入力範囲において、耐ノイズ性能が向上させることが可能となる。
【0044】
すなわち、感度向上エリアにおいては、入力信号がΔv3/Δv倍される為に、線形関数Aを用いた場合に比べてノイズ耐性がΔv3/Δv1倍されることとなる。逆に、感度低下レンジにおいては、入力信号がΔv2/Δv倍される為に、同様にノイズ耐性がΔv2/Δv1倍される。
【0045】
感度低下レンジにおいてはノイズ耐性が低下する事となるが、システム上、問題とならない温度範囲を感度低下レンジに割り当てることで、必要な温度範囲の感度を向上させることが可能となる。
【0046】
例えば、電池セル20がリチウムイオン充電池の電池セルである場合、所定の温度(例えば、80℃程度の値)を超えると、熱暴走により破裂/ケースの熔解等の重大な事故に繋がる可能性がある。そのため、電池セル20の温度が60℃の近傍になると、電池セル20から持ち出される電流を低下させるなどの制御を要する。そのため、この電池セル20の温度が80℃の近傍においては感度を向上させる必要が生じる。そこで、電池セル20がリチウムイオン充電池の電池セルである場合、図2に示すように、入力アナログ信号が60℃以上に対応する範囲を感度向上レンジに割り当てることが好ましい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における電池温度検出装置1について図3を参照しながら説明する。図3は本発明の実施の形態2におけるアナログ出力増幅部が用いる一次関数について説明する図である。なお、実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略し、相違点について詳述する。
【0047】
実施の形態1と実施の形態2との相違点は、感度向上レンジの配置を入力アナログ信号に対応する温度を、実施の形態1では電池セル20の温度が所定の温度以上を感度向上レンジとしていたのに対し、実施の形態2では電池セル20の温度が所定の第1温度以上で、かつ、所定の第2温度未満となる範囲を感度向上レンジ(図3の感度向上レンジA)としている点である。
【0048】
電池セル20がリチウムイオン充電池の電池セルである場合、所定の第1温度は、例えば、60℃程度の値であり、所定の第2温度は100℃程度の値である。
【0049】
リチウムイオン充電池を利用する際の最大のリスクは、80℃前後に存在する不安定動作の開始温度点である為に、それ以外の温度範囲を精度良く検出する意義は少ない。すなわち、熱暴走がおこる可能性がある温度未満の所定の温度範囲について高い感度で検出する意義が高い。
【0050】
リチウムイオン充電池においては、上記60℃〜100℃程度の値を高感度に検出して、温度に応じたリチウムイオン充電池の持ち出し電流の制御を行うことで、リチウムイオン充電池の破裂、ケースの熔解等の重大な事故を防止可能となる。
【0051】
このように、本発明の実施の形態2においては、感度向上レンジの配置に自由度を持たせる事が可能となり、より狭い入力アナログ信号のレンジに対し、広い出力ダイナミック
レンジにてアナログ信号を出力する事が可能となる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3における電池温度検出装置について図4を参照しながら説明する。図4は本発明の実施の形態3におけるアナログ出力増幅部が用いる一次関数について説明する図である。なお、実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略し、相違点について詳述する。
【0052】
実施の形態1と実施の形態2との相違点は、感度向上レンジを複数もつ関数である点である。各感度向上レンジの傾きを異ならせることで、感度を独立に制御することも可能である。
【0053】
このように、本発明の実施の形態3においては、複数に離散した感度向上レンジ(感度向上レンジAおよびB)にて電池温度を検出することが求められるシステムに適用する事が可能となる。
【0054】
なお、本発明の実施の形態1〜3では電池セル20をサーミスタ21にて温度測定をすると記載したが、その他、温度計測IC、熱電対などを用いることも可能である
なお、上記各実施の形態では、アナログ出力増幅部14が用いる一次関数は傾きが正の値の関数であると記載したが、この一次関数は傾きが負の値となる関数であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明は、本発明は、電池セルの温度がアナログ信号として入力される電池温度検出装置等として有用である。
【符号の説明】
【0056】
1 電池温度検出装置
11 温度検出抵抗
12 選択部
13 制御部
14 アナログ出力増幅部
15 判定部
16 増幅回路
2 蓄電装置
20 電池セル
21 サーミスタ
3 電池温度処理装置
30 AD変換器
31 温度情報処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池セルの温度情報がアナログ信号で入力される電池温度検出装置であって、
前記入力アナログ信号を所定の一次関数を用いて出力アナログ信号に変換して出力するアナログ出力増幅部を備え、
前記アナログ出力増幅部が用いる一次関数は、前記入力アナログ信号のうち所定の範囲を感度向上レンジとし、この感度向上レンジにおける傾きの絶対値が、非感度向上レンジにおける傾きの絶対値より大きい関数である、電池温度検出装置。
【請求項2】
前記電池セルはリチウムイオン充電池であり、
前記アナログ出力増幅部が用いる一次関数は、前記電池セルの温度が所定の温度以上となる前記入力アナログ信号の範囲を前記感度向上レンジとする、請求項1に記載の電池温度検出装置。
【請求項3】
前記電池セルはリチウムイオン充電池であり、
前記アナログ出力増幅部が用いる一次関数は、前記電池セルの温度が所定の第1温度以上で、かつ、所定の第2温度未満となる前記入力アナログ信号の範囲を前記感度向上レンジとする、請求項1に記載の電池温度検出装置。
【請求項4】
前記アナログ出力増幅部が用いる一次関数は、前記感度向上レンジを複数もつ関数である、請求項1に記載の電池温度検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−208055(P2012−208055A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−75043(P2011−75043)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】