説明

電磁誘導加熱式炊飯器用鍋

【課題】炊飯性能が良好で、外観が高品位な電磁誘導加熱式炊飯器用鍋を提供する。
【解決手段】単層または多層の金属を基材とし、基材最外層の金属は磁性金属4で構成され、当該磁性金属4の表面に粗面化処理が施され、粗面化処理面20に、耐熱性樹脂を主成分とし、これにマイカ、顔料、セラミック粒子、ガラス粒子、中空ガラスビーズ、中空セラミックビーズの中から適宜選択した添加材を添加し、なお且つ、アルミフレーク22を0.7〜1.5重量%添加した耐熱塗装10を設けたもので、電磁誘導加熱式炊飯器本体(図示せず)に供えられた電磁誘導加熱コイル(図示せず)から炊飯時に発せられる磁力線が、耐熱塗装10で抑制されること無く磁性金属4に達するため十分な電磁誘導加熱性が確保され、良好な食味性能を得ることが可能であると共に、耐熱塗装10への適量のアルミフレーク22の添加により光輝感が得られ高品位な外観とすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁誘導加熱式炊飯器に用いられる鍋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、広く世間一般に市販されているこの種の電磁誘導加熱式炊飯器用鍋(以下「鍋」という)は、アルミニウム、ステンレス、チタン、鉄、銅、あるいは、これらを組み合わせた複合材を基材として製造されている。
【0003】
特に、電磁誘導加熱式炊飯器に用いられる鍋においては、フェライト系ステンレス等の磁性金属を鍋基材の外層に配し、その内側にアルミニウムを積層する、あるいは、場合によってさらにその内面にステンレスを積層しているものなどがある。
【0004】
電磁誘導加熱の特性として、磁性の高い材料の方が電磁誘導による発熱性に有利であることから鍋の外層には、フェライト系ステンレス等の磁性金属がよく用いられており、また、鍋の内層には、熱拡散を素早く行い調理物に均一に熱を加える目的により熱伝導率の高いアルミニウムがよく用いられる。
【0005】
さらに、これら金属製の鍋は、調理物が強く付着することを防止するために、その内面にフッ素樹脂コートが処理されることもあり、調理物に対する非粘着性を向上させている。
【0006】
鍋の内面に処理されるフッ素樹脂コートは、1層構造をとるものから2層、あるいは、3層以上となっているのが通常であるが、良好な非粘着性、高い耐久性および良好な外観を得る観点から2層以上のフッ素樹脂コートとすることが好ましい。
【0007】
電磁誘導加熱式炊飯器用の鍋においては、その発熱性をさらに向上させることが従来課題として挙げられ、鍋の材料面から発熱性を向上させる手段としては、比透磁率の高い材料を用いるか、固有抵抗値の高い材料を用いることが有効な手段である。
【0008】
これらの観点より、電磁誘導加熱式炊飯器用の鍋の発熱層には、磁性金属としてSUS430を代表とするフェライト系ステンレスなどが多く用いられてきた。その他、パーマロイ等の鉄系合金を使用した事例や磁性金属の外面に銅メッキを処理した事例などもあった。
【0009】
炊飯器用の鍋では炊飯性能を改善することが大きな命題であり、従来の鍋においては、熱を均一に分布させるために基材の厚肉化を図ったり、基材を多層に積層させたりする事例がある他、鍋の磁性金属で発生し鍋内に伝わった熱を逃さずに鍋内に封じ込める構成をとるために鍋外面に適度な厚みの塗膜を設けることも食味向上面では一つの重要な手段となっている。
【0010】
また、このように炊飯器用の鍋外面に塗膜を設けた場合、商品の性質上、外観の美しさも向上できることが大きな利点であり、金属層がむき出しの場合よりも温かみのある外観とすることができる他、耐食性の向上も期待できる(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
ここで、塗膜を設けた炊飯器用の鍋の外観を向上するためにしばしば用いられるのが金属製の光輝材であり、光輝感を得るために適量のアルミフレークが光輝材として塗膜に添加されることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開平9−192001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、上記従来の電磁誘導加熱式炊飯器用鍋の構成では、アルミフレークは光輝感を出すには理想的な材料である一方、電磁誘導加熱コイルから発せられる磁力線の通過を阻害して鍋の発熱性を阻害するといった悪影響をもたらし、結果として炊飯性能を劣化させるという課題があった。
【0014】
本発明は、これら従来の課題を解決するもので、良好な炊飯性能を維持しながら、高品位の外観を有する電磁誘導加熱式炊飯器用鍋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記従来の課題を解決するために、本発明の電磁誘導加熱式炊飯器用鍋は、単層または多層の金属を基材とし、前記基材最外層の金属は磁性金属で構成され、当該磁性金属の表面に粗面化処理が施され、前記粗面化処理面に、耐熱性樹脂を主成分とし、これにマイカ、顔料、セラミック粒子、ガラス粒子、中空ガラスビーズ、中空セラミックビーズの中から適宜選択した添加材を添加し、なお且つ、アルミフレークを0.7〜1.5重量%添加した塗膜を設けたもので、電磁誘導加熱式炊飯器本体に供えられた電磁誘導加熱コイルから炊飯時に発せられる磁力線が、塗膜で抑制されること無く磁性金属に達するため十分な電磁誘導加熱性が確保され、良好な食味性能を得ることが可能であるとともに、塗膜への適量のアルミフレークの添加により光輝感が得られ高品位な外観とすることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の電磁式誘導加熱式炊飯器用鍋は、電磁誘導加熱コイルから発せられる磁力線の通過を抑制することなく、磁力線が磁性金属に達するため十分な電磁誘導加熱性が確保され、良好な食味性能を得ることが可能であるとともに、塗膜への適量のアルミフレークの添加により光輝感が得られ高品位な外観を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施の形態1における電磁誘導加熱式炊飯器用鍋を用いた電磁誘導加熱式炊飯器の断面図
【図2】同電磁誘導加熱式炊飯器用鍋の部分拡大断面図
【図3】同電磁誘導加熱式炊飯器用鍋と比較例の鍋を装着した電磁誘導加熱式炊飯器で炊飯した場合のご飯の出来栄えと光輝感を示す図
【発明を実施するための形態】
【0018】
第1の発明は、単層または多層の金属を基材とし、前記基材最外層の金属は磁性金属で構成され、当該磁性金属の表面に粗面化処理が施され、前記粗面化処理面に、耐熱性樹脂を主成分とし、これにマイカ、顔料、セラミック粒子、ガラス粒子、中空ガラスビーズ、中空セラミックビーズの中から適宜選択した添加材を添加し、なお且つ、アルミフレークを0.7〜1.5重量%添加した塗膜を設けたもので、より具体的には、電磁誘導加熱特性に優れた磁性金属であるフェライト系ステンレス単体、あるいは、アルミニウムのごとき熱良導性の金属とフェライト系ステンレスを接合して得られたクラッド材のような多層金属を鍋の基材とし、これを成形加工して得られ鍋の外面、すなわち、磁性金属の表面にアルミナ粒子などによるショットブラストにより表面粗度Raが0.5μm以上となるように粗面化処理を実施する。
【0019】
あるいは、粗面化処理は#180〜#320程度の粗さを有する研磨紙、研磨布等で研磨したり、ヘアライン加工によって成されてもよい。
【0020】
次いで、粗面化した磁性金属の表面に塗膜を形成するものであるが、好ましくは、耐熱性が少なくとも150℃以上である、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂などの耐熱性樹脂を主体とした塗膜とし、これにマイカ、顔料、セラミック粒子、ガラス粒子、中空ガラスビーズ、中空セラミックビーズなどの添加材を必要に応じて添加するものである。
【0021】
これらの添加材は塗膜に所望の外観品位を与えたり、断熱性、赤外線吸収性、耐摩耗性などの特性を持たせる作用があり、必要に応じて塗膜に適量を添加することができる。
【0022】
なお、鍋内面には非粘着性を向上させるためのフッソ樹脂コートを処理しても良い。
【0023】
ここで、塗膜には光輝材としてアルミフレークを添加するが、平均粒径20〜50μmのアルミフレークを0.7〜1.5重量%塗膜内に添加することが可能である。0.7重量%未満では十分な光輝感を出すことは難しく、また、1.5%より多くなると磁力線の通過を阻害するために磁性金属での発熱性を阻害し食味性能に悪影響を与える。
【0024】
また、アルミフレークの平均粒径は、20μm未満では光輝感が得にくく、50μmを越すと塗装ガンに詰まりやすいなど、塗装性に悪影響が出るため、20〜50μmが最良である。
【0025】
本構成によれば、電磁誘導加熱式炊飯器本体に供えられた電磁誘導加熱コイルから炊飯時に発せられる磁力線の通過を塗膜が抑制することなく、磁力線が磁性金属に達するため十分な電磁誘導加熱性が確保され、良好な食味性能を得ることが可能であるとともに、塗膜への適量のアルミフレークの添加により光輝感が得られ高品位な外観とすることができる。
【0026】
また、本構成によれば、磁性金属表面に粗面化処理が施されているため、炊飯器本体から発生する磁力を受ける表面積を広げるとともに電気抵抗を高める結果、磁性金属の発熱性が向上する上に、磁性金属表面に塗膜を設けているので、密着性の高い塗膜とすることができ、磁性金属の劣化を防止し耐久性の高い電磁誘導加熱式炊飯器用鍋とすることができる。
【0027】
第2の発明は、特に、第1の発明のアルミフレークの塗膜内濃度は、電磁誘導加熱式炊飯器本体に備えられた電磁誘導加熱コイル対向部付近では、0.7〜1.5重量%とし、前記電磁誘導加熱コイル対向部ではない部位では、1.5重量%以上のアルミフレーク添加量としたもので、電磁誘導加熱式炊飯器用鍋の側面上部での光輝感、品位が向上すると共に、電磁誘導加熱式炊飯器用鍋の底部では、アルミフレークの添加量が少ないので、電磁誘導加熱による鍋の発熱性に悪影響を及ぼし、結果として食味に悪影響を及ぼすことになることが無い。
【0028】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0029】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電磁誘導加熱式炊飯器用鍋を用いた電磁誘導加熱式炊飯器の断面図、図2は、同電磁誘導加熱式炊飯器用鍋の部分拡大断面図、図3は、
同電磁誘導加熱式炊飯器用鍋と比較例の鍋を装着した電磁誘導加熱式炊飯器で炊飯した場合のご飯の出来栄えと光輝感を示す図である。
【0030】
本実施の形態における電磁誘導加熱式炊飯器用鍋9(以下、単に「鍋9」という)を加熱する電磁誘導加熱式炊飯器の炊飯器本体1の内部に電磁誘導加熱コイル2を設け、鍋9を電磁誘導加熱により加熱するように構成している他、鍋底温度検知センサー3を備え、鍋9の温度を検知することができるようになっている。
【0031】
ここで、鍋9は、図2に示すように、厚さ0.5mmのフェライト系ステンレスを磁性金属4として、これに厚さ1.0mmのアルミニウム5を接合したクラッド材を基材としたものであり、磁性金属側を外面にしてプレス加工して鍋形状にしたものである。
【0032】
鍋9の内面のアルミニウム5の表面には、2層構成のフッ素樹脂コート6を処理している。
【0033】
基材を鍋形状にプレス成形し洗浄した後、鍋9の内面のアルミニウム5の表面にサンドブラストをかけ、表面粗さRaが3〜5μmとなるように調整し、その後、フッ素樹脂と接着成分、顔料、光輝材を塗膜構成成分とした液状のプライマ塗料6aを、成膜後膜厚が約10μmとなるよう塗装し、100℃で20分間乾燥した。
【0034】
プライマ塗料6aの乾燥が終了し、十分に基材温度が下がったところでトップコート処理として、顔料や光輝材等の添加物を含有しないフッ素樹脂の粉体塗料6bをプライマ塗料6aの上に成膜後膜厚35μmとなるように塗装した。
【0035】
一方、鍋基材の外層を構成する磁性金属4の外表面には、サンドブラストにより表面粗さRaが0.5〜1μmとなるように調整して粗面化処理面20を形成し、その後、その上層には、30μmの厚さでエポキシ/シリコーン系の塗膜として耐熱塗装10を設けた。
【0036】
この耐熱塗装10には、添加材として無機顔料、マイカなどを添加し、所望の色調に調整しているが、必要に応じてガラスビーズや炭化珪素などモース硬度が高く、炊飯時の高温に耐え、各種薬品に対しても安定性が高い添加材を加えることによって耐摩耗性を向上させることができる他、中空のガラスビーズやセラミックビーズを添加することで断熱性を付与することも可能となる。
【0037】
さらに、この耐熱塗装10には、平均粒径40μmのアルミフレーク22が0.7〜1.5重量%添加されていて、マイカとの同時添加により独特の光輝感を与えている。
【0038】
ここで、本実施の形態における鍋9と同一厚さの、アルミニウムとフェライト系ステンレスの合わせ材を基材とし、その外面に、0.1〜0.6重量%、および、1.8〜3重量%までのアルミフレーク22を添加した塗膜を設けた同形状の鍋を比較例として、本実施の形態における鍋9との比較実験を実施した。
【0039】
本実施の形態における鍋9と比較例の鍋を装着した電磁誘導加熱式炊飯器で3合の米を炊飯した場合のご飯の出来栄えと光輝感を図3に示す。
【0040】
図3に示すように、0.1〜0.5重量%のアルミフレーク22を添加した場合には、ご飯の出来栄えは問題ないが、光輝感は得られない。
【0041】
一方、1.5重量%を越えるアルミフレーク22を添加した場合には十分な光輝感は得
られるものの、ご飯の出来栄えは劣化する。
【0042】
これは電磁誘導加熱コイル2から発せられる磁力線が、耐熱塗装10内のアルミフレーク22により通過を妨げられ、鍋9の磁性金属4での発熱が不十分になることが原因である。
【0043】
他方、0.7〜1.5重量%のアルミフレーク22を添加した場合には、磁力線の通過が妨げられず効率的な発熱を実現でき、火通りがよいご飯の出来栄えとなった上に、外観的にも十分な光輝感を得ることができた。
【0044】
なお、ご飯の出来栄えは、食味は炊き上がったご飯の味、香り、粘り、硬さ、ふくらみ度合いなどを総合的に判断して決定したものである。
【0045】
また、本実施の形態においては、通常鍋9の外面塗装として用いられる20〜50μmの厚さの塗膜を想定している。
【0046】
上記実施の形態では、耐熱塗装10全体に、アルミフレーク22を0.7〜1.5重量%添加したが、耐熱塗装10の内、電磁誘導加熱コイル2と対向する部分付近に施される耐熱塗装10に、アルミフレーク22を0.7〜1.5重量%添加し、電磁誘導加熱コイル2と対向しない部位に施す耐熱塗装10に、アルミフレーク22を1.5重量%以上添加するようにしても良い。
【0047】
通常、炊飯器本体1に備えられる電磁誘導加熱コイル2は、底面付近に配置されるため、鍋9の底付近は、電磁誘導加熱コイル2の対向部となり、鍋9の側面部は、電磁誘導加熱コイル2と対向しない部位となるが、鍋9の底付近の耐熱塗装10に添加されるアルミフレーク22の量を、0.7〜1.5重量%とし、鍋9の側面の耐熱塗装10に添加されるアルミフレーク22の量を、1.5%以上とし、側面上部になるにつれて添加量を増加させるものである。
【0048】
本構成によれば、鍋9の底面から側面上部になるにしたがい、順次耐熱塗装10に添加されるアルミフレーク22の量が多くなるので、特に、鍋9の側面では光輝感が高くなる。
【0049】
逆に、鍋9の側面下部や底面になるほど、断熱層のアルミフレーク22の量は少なくなるが、これらの部位は、炊飯器本体1内部に配置される電磁誘導加熱コイル2に対向して鍋9の磁性金属4が発熱する部位とその周辺部であり、この部位の表面にあまりに濃い濃度のアルミフレーク22の添加層が設けられると磁力線の通過が阻害され、鍋9の電磁誘導加熱による発熱性に悪影響を及ぼし、結果として食味に悪影響を及ぼす可能性が強いためである。
【産業上の利用可能性】
【0050】
以上のように、本発明にかかる電磁誘導加熱式炊飯器用鍋は、鍋基材外層を構成する磁性金属表面に粗面化処理を施し、その粗面化処理面に適度なアルミフレークを添加した塗膜を処理しているので、効率的な発熱が可能である上、炊飯性能も向上し、なお且つ、高品位な外観と高い耐久性をも有するため、電磁誘導加熱式炊飯器用鍋として有用である。
【符号の説明】
【0051】
1 炊飯器本体
2 電磁誘導加熱コイル
4 磁性金属
5 アルミニウム
9 電磁誘導加熱式炊飯器用鍋(鍋)
10 耐熱塗装(塗膜)
20 粗面化処理面
22 アルミフレーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
単層または多層の金属を基材とし、前記基材最外層の金属は磁性金属で構成され、当該磁性金属の表面に粗面化処理が施され、前記粗面化処理面に、耐熱性樹脂を主成分とし、これにマイカ、顔料、セラミック粒子、ガラス粒子、中空ガラスビーズ、中空セラミックビーズの中から適宜選択した添加材を添加し、なお且つ、アルミフレークを0.7〜1.5重量%添加した塗膜を設けたことを特徴とする電磁誘導加熱式炊飯器用鍋。
【請求項2】
アルミフレークの塗膜内濃度は、電磁誘導加熱式炊飯器本体に備えられた電磁誘導加熱コイル対向部付近では、0.7〜1.5重量%とし、前記電磁誘導加熱コイル対向部ではない部位では、1.5重量%以上のアルミフレーク添加量としたことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導加熱式炊飯器用鍋。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−40273(P2012−40273A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−185761(P2010−185761)
【出願日】平成22年8月23日(2010.8.23)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】