説明

電路遮断器及び電路遮断器を備えたスイッチギア・パネル

本発明は、多相の、特に三相の、金属箱密閉型のガス絶縁高電圧電路遮断器に係り、この電路遮断器は、各相当り、それぞれ一つの電力アーキング・チャンバ極(11,12,28)を有していて、これらの極は、共通の電路遮断器ハウジング(21)の中に一緒に収容され、且つ、各相当り少なくとも二つの接続出力を有している。この電路遮断器ハウジング(21)は、アーキング・チャンバ極(11,12,28)の数に対応する数の、チャンバ(29,29a;30,30a;31,31a)を有し、これらのチャンバは、その前端部で開いていて、その中に、アーキング・チャンバ極(11,12,28)が配置され、これらのチャンバ(29,29a;30,30a;31,31a)の開いている前端部は、それら前端部を覆う一つのドーム状の蓋(22,23)によりそれぞれ閉じられ、それによって、個々のチャンバ(29,29a; ... )の間のガス・リンクが、これらの蓋(22,23)により作り出された接続スペースを介して、設けられるようになっている。それに加えて、スイッチギア・パネルが記載される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提書部分に基づく多相の電気的な金属箱密閉型(metal-enclosed)のガス絶縁高電圧電路遮断器(circuit breaker)、及び、そのような高電圧電路遮断器を有する請求項15の前提書部分に基づくスイッチギア・パネルに係る。
【背景技術】
【0002】
そのような高電圧電路遮断器は、相の数に対応する数の電路遮断器極を有していて、それらの電路遮断器極は、互い隣合わせに一つの平面の中に配置され、あるいは、三相の電路遮断器の場合に、三角形の隅に配置されている。この装置において、個々の極は、多相密閉容器としてデザインされ、全ての極を収容する一つの密閉容器(enclosure)の中に収容されることが可能であり、あるいは、単相密閉容器としてデザインされたそれら自身の密閉容器の中に、それぞれ別々に収容されることが可能である。多相密閉型電路遮断器極は、通常、タンク形状のハウジングの中にまたはタンク形状の密閉容器の中に挿入され、この密閉容器は、好ましくは垂直方向に取り付けられ、入力及び出力ライン、及び他のコンポーネント、及び構造的な部分が、密閉容器に、それに対して横方向に接続される。
【0003】
そのような電路遮断器の場合に、または、そのような電路遮断器を有するスイッチギア・システムの場合に、多くのスペースが必要になり、それに加えて、大量の絶縁ガス(好ましくはSF6ガス)も要求される。
【0004】
このタイプの電路遮断器を有するスイッチギア・システムは、例えば、文献“Schaltanlagen Handbuch ABB [ABB Swichgear Handbook], 11th edition, 2006, pages 446, 504, 507.”により、既に知られている。電路遮断器極は、垂直方向に取り付けられた金属製密閉容器の中に収容され、この密閉容器は、比較的大量のスペースを要求する; この密閉容器の寸法のために、密閉容器の中に配置される絶縁ガスの量もまた増大する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】Schaltanlagen Handbuch ABB [ABB Swichgear Handbook], 11th edition, 2006, pages 446, 504, 507.
【発明の概要】
【0006】
本発明の第一の目的は、電路遮断器を作り出すことにあり、本発明によれば、一方ではスペースが、またもう一方では絶縁ガスもまた節約される。
本発明によれば、この目的は、請求項1の特徴により実現される。
【0007】
従って、本発明は、多相の、特に三相の、金属箱密閉型ガス絶縁高電圧電路遮断器に係り、この電路遮断器は、各相当り一つの電力アーキング・チャンバ極をそれぞれ有していて、これらの極は、共通の電路遮断器ハウジングの中に一緒に収容され、且つ各相当り少なくとも二つの接続出力を有している。この電路遮断器の特徴は、電路遮断器ハウジングが、アーキング・チャンバ極の数に対応する数のチャンバを有し、これらのチャンバは、その前端部で開いていて、その中にアーキング・チャンバ極が配置されていること、及び、チャンバの開いている前端部が、前端部を覆う一つのドーム状の蓋により、それぞれ閉じられ、それによって、個々のチャンバの間のガス・リンクが、蓋により作り出された接続スペースを介して、設けられるようになっていることにある。
【0008】
個々の電路遮断器極が、それら自身のチャンバの中に収容され、これらのチャンバが、それらの端部にのみ、共通の開いたガス・スペースを有していて、それによって、個々のチャンバの間のガス・リンクが、それぞれ前端部に到達することになる、と言うことに起因して、使用される絶縁ガスの量が著しく減少される。
【0009】
本発明の好ましい実施形態によれば、チャンバが、電路遮断器極がその中に配置されたチューブにより形成され、電路遮断器極の外径の、チューブの内径からの距離がガスの絶縁性により決定されることが可能である。
【0010】
アーキング・チャンバ極または電路遮断器極を収容するチューブは、従って、アーキング・チャンバ極もまた、互いに三角形に配置されること、あるいは、水平方向に揃えられた一つの平面の中に互い隣合わせに配置されることが可能である。
【0011】
本発明によれば、チャンバを形成する個々のチューブは、共通の仕切壁により、それぞれ隣接するチャンバから分離されることが可能である。
この装置において、チャンバの間の仕切壁は、それぞれ、チューブの一部を形成することが可能である。
ドーム状の蓋を備えたチューブ、即ち電路遮断器ハウジングは、電路遮断器極のための金属製密閉容器を形成する。
【0012】
本発明の更に好ましい実施形態の特徴によれば、電路遮断器ハウジングが、ドーム・スタブを有していて、これらのドーム・スタブは、長手方向の広がりに対して垂直にハウジングから突出し、あるいは、それぞれ、ハウジングと一体的に鋳造され、開口が、ドーム・スタブの自由端の壁に設けられ、その中に、インシュレータが、好ましくは、バリア・インシュレータが、挿入されることが可能である。
【0013】
この装置において、少なくとも二つのドーム・スタブが設けられることが可能であって、その内の一つのドーム・スタブが、電路遮断器極につながる入力または出力ラインを支持し、また、もう一方のドーム・スタブが、バスバー装置につながっている。
【0014】
特に好ましいやり方によれば、三つのドーム・スタブが設けられることが可能であり、その中の、少なくとも一つのドーム・スタブに、バスバー装置が接続されることが可能である。
この場合には、一つのバスバー装置は、互い隣合わせに配置された二つのドーム・スタブに、それぞれ、接続されることが可能である。
【0015】
もし、バスバー装置が唯一つ設けられる場合には、バスバー接続導体の無いドーム・スタブは、ダミー・プレートで閉じられまたは閉じられることが可能である。
もし、三つのドーム・スタブが設けられる場合には、それらのドーム・スタブは、好ましくは互いから等しい距離で離される。
【0016】
接続導体は、電路遮断器極に接続され、且つ、それぞれ一つのドーム・スタブを通って密閉容器から外へ引き出されていて、それぞれ、電路遮断器極の長手方向の広がりに対して垂直に伸びる平面の中に配置されている。接続導体は、インシュレータの中に埋め込まれ、このインシュレータは、好ましくはバリア・インシュレータとして構成されている。この場合には、接続導体(フィッティングと呼ばれることも可能である)が、インシュレータに気密に鋳造される。電路遮断器ハウジングの中の、これらの接続導体は、電路遮断器ハウジングの外側で、即ち、インシュレータの外側で、電路遮断器極導電性の断面に接続され、これらの接続導体は、バスバー装置または他のコンポーネントに接続されることが可能である。そのようなコンポーネントは、電流または電圧変換器、または断路および/または接地スイッチであることが可能である。スイッチ入力または出力を、例えばケーブル出力または開いているラインを接続することもまた、可能である。
【0017】
スイッチ極の接触ポイントは、好ましくは、二つのドーム・スタブの間に配置されることが可能であり、その内の一つのドーム・スタブは、電路遮断器極または極に属するスイッチ入力または出力に属している。
【0018】
本発明の更なる目的は、好ましくは本発明に基づく電路遮断器を有するスイッチギア・パネルを作り出すことにあり、この電路遮断器は、その構造及び製造がシンプルで、且つ、スペースの要求も少なく、少ない量の絶縁ガスしか必要としない。
【0019】
本発明によれば、この目的は、 電路遮断器が、水平方向に配置され、一つのバスバーまたは他のコンポーネントをそれぞれ接続するための少なくとも一つのバスバー装置が、電路遮断器の頂部に配置されること、及び、電路遮断器が一方の端部で駆動に隣接することにより、実現される。
【0020】
各バスバー装置は、好ましくは、ハウジングの中に収容されたバスバー・モジュールとして構成され、このハウジングは、電路遮断器の一つのドーム・スタブにそれぞれ取り付けられることが可能である。
【0021】
これは、全体の装置のスペースを節約する結果をもたらし、それにより、絶縁ガスの量が減少され、且つスイッチギア・パネルの電流密度が最適化される。電路遮断器の頂部での、バスバー・モジュールの垂直方向の配置に起因して、好ましい冷却もまた、熱の対流に起因して、密閉容器の全体の中で実現される。
【0022】
水平方向に配置された電路遮断器を有するスイッチギア・システムは、上述のハンドブックの第508ページから既に知られている。ここでは、密閉容器は、全ての電路遮断器極がその中に収容されるタンクであって、ここで、もし、二重のバスバー装置が設けられる場合には、このバスバー装置は、密閉容器の一方の端で、単一の接続スタブに接続され、そして、個々のバスバーは、接続スタブに接続された柱状の密閉容器部分に、両側で取り付けられる。ここでまた、絶縁ガスに対する要求は、本発明に基づくスイッチギア・パネルと比較して高い。
【0023】
この文脈において、断路及び接地スイッチのための駆動デバイスは、コントロール・キャビネットの中に配置されることも可能である。
【0024】
もし、スイッチギア・パネルがオペレータの通路に隣接している場合には、コントロール・キャビネットが、専らオペレータの通路に面しまたはその境界を定めることになる。
【0025】
各電路遮断器極の検査は、その場合、コントロール・キャビネットを介して、オペレータの通路から適切に実行される。
【0026】
本発明に基づくスイッチギア・パネルの好ましい発展の特徴によれば、各バスバー装置または各バスバー・モジュールは、好ましくは、バスバー・ハウジングを有していて、このバスバー・ハウジングが、ハウジング・フランジでドーム・スタブに固定される。
【0027】
もし、スイッチギア・パネルが、二重のバスバー装置を接続するために構成されることが意図される場合には、それぞれ、一つのバスバー・ハウジングが、二重のバスバー装置を形成するための、隣接して配置された二つのドーム・スタブにフランジで固定される。
【0028】
水平方向に配置された電路遮断器を有する上述のスイッチギア・システムとは異なり、二重のバスバー装置が設けられるときには、両方のバスバーが、バスバー・モジュールを介して、電路遮断器の上に互い隣合わせに接続され、それはまた、絶縁ガスの量の減少をもたらすことになる。
【0029】
本発明に基づくスイッチギア・パネルの場合に、断路および/または接地スイッチは、機械的な伝達手段により作動されることが可能である。
【0030】
本発明によれば、断路スイッチ及び接地スイッチための駆動機構が、コントロール・キャビネットの中に収容されているので、これらの駆動機構は、オペレータの通路から容易にアクセス可能である。
【0031】
もし、本発明に基づくスイッチギア・パネルに、少なくとも一つの圧力解放ユニットが設けられる場合には、その圧力解放ユニットは、それらが、異常の場合に作動の間に作り出された圧縮ガスを、オペレータの通路の外側の領域に放出するように、配置される。
【0032】
本発明の他の好ましい実施形態及び改良は、更なる従属請求項の中に見出されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】図1は、本発明に基づく電路遮断器の長手方向の断面図を示す。
【図2】図2は、図1の切断線II−IIによる断面図を示す。
【図3】図3は、図1の切断線III−IIIによる断面図を示す。
【図4】図4は、本発明に基づく電路遮断器の更なる実施形態を示していて、スイッチ極が一つの平面の中に配置されている。
【図5】図5は、図1から3に基づく電路遮断器及び二重のバスバー・パネルを有する、スイッチギア・パネルの概略的な図を示す。
【図6】図6は、カプラー・パネルの概略的な図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0034】
次に、本発明及び他の好ましい実施形態及び改良、及び本発明の更なる優位性が、本発明の幾つかの代表的な実施形態が示されている図面を用いて、より詳細に記載され、説明される。
【0035】
図1から3を参照して説明する。
電路遮断器10(この場合には三相の電路遮断器)は、相の数に対応する数の、電路遮断器極11及び12を有している。電路遮断器極は、アーキング・チャンバ極とも呼ばれ、それら極の内の電路遮断器極11が、図1の中の長手方向の断面図の中に概略的に示されている。このアーキング・チャンバ13は、装着された部品とともに概略的に示されている。この装置において、各アーキング・チャンバ13の中に固定接触部材13a及び可動接触部材14aがあって、その中の可動接触部材14aは、アーキング・チャンバ極11の端部から突出したスイッチング・ロッド14に接続されている。スイッチング・ロッド14は、ヨーク15に接続され、このヨークに対して、もう一方の電路遮断器極のスイッチング・ロッド(図示されていない)が接続され; 第三の電路遮断器極は、断面の前方に配置されていて、それ故にこの図の中には見えていない。
【0036】
この装置において、ヨーク15は、中央部16を有していて、その上に、アーム17が一体的に鋳造され、そのアームの端部に、各アーキング・チャンバ極のためのスイッチング・ロッド14が接続されている。ヨークの中央部16は、トランスミッション・ロッド18に接続され、このトランスミッション・ロッドは、スラスト・ブッシング1を介して、駆動機構20に結合され、この駆動機構は、例えば、流体圧エネルギー貯蔵式スプリング機構のようなもので構成されることが可能であるが、それは、本発明にとって重要ではないので、ここではより詳細に説明されることはない。同様なやり方で、スラスト・ブッシング19もまた、本発明にとって本質的な重要性がないので、このスラスト・ブッシング19もまた、より詳細に説明されることはない。それに加えて、アーキング・チャンバ13の構造的形態もまた、本発明にとって重要ではない; ここで留意すべきことは、接触ポイントが、各電路遮断器極の中で、固定及び可動接触部材13a及び14aにより形成されると言うことである。
【0037】
電路遮断器極11及び12は、電路遮断器ハウジング21(短く、ハウジング21または密閉容器21とも呼ばれる)の中に収容され、このハウジングは、細長い形状を有していて、左及び右の自由端で、それぞれドーム状の蓋22及び23により閉じられている。蓋22の中に、スラスト・ブッシング19が配置されている。ドーム状の蓋22,23は、フランジ24,25を有していて、これらのフランジは、ハウジング21上の対応するフランジ26及び27に取り付けられている。
【0038】
次に、図2を参照しながら説明する。
図2は、図1の切断線II−IIに基づく電路遮断器10の断面図を示す。ハウジング21の中に、アーキング・チャンバ極11及び12及びアーキング・チャンバ極28(図1の中には見えていない)が、配置されている。これらの三つのアーキング・チャンバ極11,12及び28は、正三角形の隅に配置され、この正三角形の、アーキング・チャンバ極12,28が懸かる平面は、底部に垂直方向に配置され、且つ水平方向に伸びている。
【0039】
ハウジングまたは密閉容器21は、アーキング・チャンバ極11,12及び28に適合されている。このハウジングは、それ故に、アーキング・チャンバ極の数11,12及び28に対応する数のチャンバ29,30及び31を有していて、それらはまた、アーキング・チャンバ極11,12及び28がその上に配置される正三角形の隅で、互いに関係付けられている。アーキング・チャンバ極11のためのチャンバ29は、アーキング・チャンバ極11の周囲を取囲んでいて、アーキング・チャンバ極11の外側表面とチャンバ29の内側表面との間の距離は、アーキング・チャンバ極11の間のハウジング21へのフラッシュオーバーが防止されるように、寸法が定められることになる。これは、当然に、もう一方のアーキング・チャンバ極のチャンバにも適用される。
【0040】
チャンバ29は、それぞれ、仕切壁32,33により、チャンバ31及び30から分離され、それによって、仕切壁32及び33の両方が、それぞれ、チャンバ29の一部及びチャンバ30及び31の一部を、れぞれ、形成するようになっていて、それに対応して、全てのチャンバを互いから分離する。その結果として、個々のチャンバ29,30,31は、ほぼ管状に、且つアーキング・チャンバ極11,12,28自体の領域内に、構成され、仕切壁32,33のために、チャンバ29,30及び31の間のガス・リンクが無い。
【0041】
個々のチャンバ29,30及び31は、それらの自由端の方向に開いていて、チャンバ29,30,31を覆う蓋22,23で、それぞれ、共同して閉じられる。蓋22,23の内側のスペースは、このようにして、ハウジング21の二つの端部で、チャンバ29,30,31のガス・リンクを形成する。
【0042】
個々のチャンバ29,30及び31が、管状の個々の密閉容器のように幾何学的に構成され、特に、図3から明確に見ることができるやり方で振舞うと言うことに起因して、いわゆるタンク側のソリューションと比較して、一方では、スペースに対する要求が減少され、またもう一方では、ハウジング21の内側に配置される絶縁ガスの量が、明確に減少される。
【0043】
換言すれば、前端部の間の電路遮断器ハウジング、または密閉容器もまた、個々のチューブにより形成され、それらの中心軸は、図3から明確に認められることが可能であるように、電路遮断器極の中心軸のように、正三角形の隅に配置され、それによって、それらのチューブは、互いに三角形に配置され(それぞれ二つのチューブ)、チャンバ29及び31、及び、それぞれ29及び30は、これらの二つの共通の仕切壁32,33を介してそれぞれ互いに接続されるようになる。
【0044】
図1は、密閉容器を示していて、この密閉容器の上に三つのドーム・スタブ34,35及び36が、二つのアーキング・チャンバ12及び28が懸かる平面に対して垂直に、一体的に鋳造され、これらのスタブの内、ドーム・スタブ35が、図3の中により詳細に示されている。
【0045】
次に、図3について説明する。ドーム・スタブ36は、ドーム・スタブ34及び35と同様であって、矩形の断面を有し、その断面は、水平方向に伸びている。二つのサイド・ウォール37(即ちより長い壁)は、それぞれ、アーキング・チャンバ極11,12及び28の長手方向の広がりに対して横方向に伸び、他方、サイド・ウォール39(より短い壁)は、アーキング・チャンバ極11,12及び28の長手方向の広がりに対してほぼ平行に伸びている。より短いサイド・ウォール39は、チャンバ31及び30の外側表面に、ほぼ接線方向に開き、そして、より長いサイド・ウォール38とともに、テーパが付けられて揃えられ、それによって、アーキング・チャンバ28及び12を通って伸びる平面に対して平行に伸びている断面領域が、サイド・ウォール38及び39の自由端の方向に、僅かにテーパが付けられるようになっている。サイド・ウォール38及び39は、エンド・ウォール40に、それらの自由端で接続され、このエンド・ウォールは、頂部の方向に、ドーム36を閉じ、それにより、ドーム34及び35をも閉じることになる。
【0046】
エンド・ウォール40の中に、開口41,42及び43が配置され、これらの開口の中に、ディスクまたはバリア・インシュレータ44,45及び46が気密状態で挿入され、これら中を、鋳造フィッティング47,48及び49を通過し、これらのフィティングに対して、接続ラインが、接続されることが可能であり、これらのラインは、次に、バスバー装置、または他のライン、例えばケーブル出力または開いているラインに、より詳細に図示されていないやり方で、つながっている。もし、バリア・インシュレータが使用される場合には、フィッティング44,45及び46は、バリア・インシュレータの中に気密状態で挿入され、バリア・インシュレータもまた、開口41,42,43の中に気密状態で挿入される。
【0047】
互いに対して属するフィッティング47,48;47a,48a;47b,48bは、それぞれ、アーキング・チャンバ極の長手方向の広がりに対して垂直に伸びる平面の中に配置されている。
【0048】
フィッティング47,48;47a,48aは、駆動機構20に面する接触ポイント13aの側で、アーキング・チャンバ13の導電性の断面13bに接続され、フィッティング47b,48bは、駆動機構20の反対側に配置された接触ポイント13aの側で、断面13cに接続されている。
【0049】
ドーム・スタブ34の実施形態は、ドーム・スタブ36の実施形態と同一である。
ドーム・スタブ34,35及び36は、ダミー・カバーのような閉鎖蓋により、それぞれ、閉じられされることも可能である。図2の中で、サイド・ウォール39に対応するサイド・ウォール50及び51は、内側から見えるが、これらのサイド・ウォールは、図3の中には見えていない。
ドーム・スタブ34,35,36は、それぞれ、互いから同一の距離に配置され、各二つの間の距離は、一つのモジュール寸法に対応している。
【0050】
電路遮断器ハウジング21は、その中に配置された電路遮断器極またはアーキング・チャンバ極11,12及び28とともに並ぶように、配置され、キャリア52を介して、そのフランジ26及び27により、支持ラック53に取り付けられている。
【0051】
蓋22及び23の両方は、ポットの形状になるように構成され、これらの蓋22及び23に、一つのスタブ54がそれぞれ配置され、このスタブに対して、安全装置(ユニット)55、例えば破裂板がフランジで固定されることが可能である。安全装置(ユニット)55は、異常の場合に、電路遮断器10の密閉容器21を、損傷に対して保護する。ガス・ラインのためのブッシングを設けることも可能であり、このブッシングに対して、例えば、密度モニターなどが接続されることが可能である。
【0052】
本発明は、三角形の隅に配置された電路遮断器極に対して記載された。しかしながら、対応するソリューションは、個々の電路遮断器極が水平方向に伸びる平面の中に配置されたときにも、もたらされることも可能である。これらは、そのとき、図1から3に基づく装置の場合と同じやり方で、それぞれ、チューブにより周囲を取り囲まれることが可能である。その装置が、図4の中に示されている。チューブ29a,30a,31aの内側に、電路遮断器極28a,11a及び12aが配置され、仕切壁32a及び33aは、チューブ31a,32a,29aの間にそれぞれ配置され、これらの仕切壁は、図2に基づく装置の仕切壁32及び33と同様に、チューブ31a,32a及び29aの部分領域をそれぞれ形成している。ここでまた、ドーム・スタブ及び蓋が、図1から3の装置の中と同様に、設けられ、それらは、しかしながら、図4に基づく図の中には描かれていない。
【0053】
図5は、図1から3の電路遮断器10を有する、本発明に基づくスイッチギア・パネル100を示す。スイッチギア・パネル100の前方に、ここでは図5の図面の中で左側に、コントロール・キャビネット101が配置され、このコントロール・キャビネットは、二つの水平方向の空気が透過可能な仕切壁102及び103により、三つの部分スペース104,105及び106に更に分割されている。下側の部分スペース104の中に、駆動機構20に対応する駆動機構114が配置され、この駆動機構は、例えば、エネルギー貯蔵式スプリング機構として、構成されることが可能である。部分スペース104の上方に、コントロール・モジュールを収容する部分スペース105が、配置されている。この部分スペースは、保護的な機能のためのコンポーネント及びパネル配線を含んでいる。部分スペース105の上方に、部分スペース106が配置され、その中に、断路/接地スイッチのための駆動コンポーネントが配置されている。これらのコンポーネントは、電気的な駆動機構または手動の駆動機構として構成されることが可能である。もし必要な場合には、個々のコンポーネントの機械的なロック機構もまた、可能である。
【0054】
全体として、個々のコンポーネントは、モジュール状のやり方で結合されることが可能である。例えば、電流変換器ユニットのターミナル・ストリップ(図示されていない)が、それ自身のシールを備えたそのモジュール・ハウジングの中に、収容されることが可能である。部分スペース105の中に、SF6センサーまたは密度モニターの表示デバイスが、収容されても良い。このセンサーは、このようにして、オペレータの通路からオペレータにより容易にモニターされることが可能である。
【0055】
幾つかのスイッチギア・パネルのコントロール・キャビネットが、互い隣合わせに、且つ、間隙無しで互い隣合わせに並べられて、取り付けられていて、その結果として、異常の場合や高温のSF6ガスが発生した場合に、例えば破裂板が破裂したときに、コントロール・キャビネットの前方のオペレータの通路の中にいるオペレータのための最適な保護をもたらす。
【0056】
それら自身の保護的なクラスを、それら自身の水撥ね保護、それら自身の加熱またはそれら自身のモニタリング・デバイスなどを備えた、更なるハウジングまたはプラグなどは、最早必要ではない。同様に、IP545プラグが、省略されることが可能である。
【0057】
電路遮断器10の上に、バスバー・モジュールとしてそれぞれハウジングの中に収容されたバスバー装置118が、隣接して配置されドーム・スタブ36及び35の上に取り付けられている。ドーム・スタブ34の上に、電流変換器120が配置され、この電流変換器に対して、入力または出力ライン121が接続され、この出力ラインは、この場合には、ケーブル出力124につながっている。
【0058】
バスバー装置118及び入力または出力ライン121が、電路遮断器10の上方に配置されているので、スイッチギア・パネル100のフロア領域は、本質的に、電路遮断器10のスペース要求により決定されることになる。更なる、しかしながらより少ないスペース要求が、駆動機構114の上方に配置された駆動機構114及びコントロール・モジュール116により決定される。
【0059】
電路遮断器のために設けられた駆動機構は、機械的な駆動であって、それは、例えば流体圧エネルギー貯蔵式スプリング機構であることが可能であり、他の適切な駆動機構もまた、当然に考えられる。
【0060】
断路および/または接地スイッチが、バスバー装置118の中に、または電圧変換器120の上方に、配置されることが可能である。断路スイッチは、ハウジング126の中に収容されることも可能である。
【0061】
図6は、いわゆるカプラー・パネル100aを示していて、その中に二つの隣接して配置されバスバー装置118(それらの間に、電路遮断器の接触ポイントが配置されている)が、電路遮断器10の上方で、互い隣合わせに配置されている。カプラー・パネル110aにより、二つのバスバー・トラックが互いに対して結合され、それによって、両方のバスバー・トラックは、互いに独立に作動されることが可能である。対応する回路装置は、それ自体としては、既に知られていて、従って、それについて、ここではより詳細に議論される必要はない。スイッチギア・パネルがカプラー・パネルとして使用されるとき、電路遮断器10は、図5に基づく装置に対して180度、回転され、それによって、コントロール・モジュール116は、駆動機構114の反対側に配置された電路遮断器10の端部に配置されるようになる。本発明に基づくスイッチギア・パネルは、このようにして、スイッチギア・パネルの中で本質的な変更が要求されること無く、幾つかのやり方で使用されることが可能である。
【0062】
バスバー装置118の中で、ハウジングのみが、ここでは描かれていて、そのハウジングに、反対方向に突出し、開口130を有するフランジ、が取り付けられ、これらのフランジに対して、バスバー・トラックが接続されることが可能である。
【0063】
本発明は、以上において、三相設備を参照しながら記載された。当然に、このような設備を、駆動機構の二層設備(同一のバスバー装置の配置を備えている)及びもう一方のコンポーネント及びモジュールとして、構築することも可能である。
【0064】
一方では、本発明に基づく電路遮断器のデザインが、またもう一方では、スイッチギア・パネルのデザインが、与えられた場合には、個々のコンポーネントが、モジュール方式で作り出されることが可能である。この目的のため、バスバー装置のためのハウジングの幅は、モジュール寸法により与えられ、このモジュール寸法はまた、ドーム・スタブの間の距離に反映され、それによって、電路遮断器10を除く、全てのコンポーネントが、少なくとも一つの寸法で、好ましくは、アーキング・チャンバ極の長手方向に伸びる方向で、モジュール寸法に対応することになる。これは、装置をシンプルにして、コンポーネントの装置変形する大きな可能性を生み出す。
【符号の説明】
【0065】
10…電路遮断器、11・・・電路遮断器極、アーキング・チャンバ極、12・・・電路遮断器極、アーキング・チャンバ極、13・・・アーキング・チャンバ、13a・・・固定接触部材、14・・・スイッチング・ロッド、14a・・・可動接触部材、15・・・ヨーク、16・・・中央部、17・・・アーム、18・・・トランスミッション・ロッド、19・・・スラスト・ブッシング、20・・・駆動機構、21・・・電路遮断器ハウジング、ハウジング、密閉容器、22・・・蓋、23・・・蓋、24・・・フランジ、25・・・フランジ、26・・・フランジ、27・・・フランジ、28・・・アーキング・チャンバ極、29・・・チャンバ、チューブ、29a・・・チャンバ、チューブ、30・・・チャンバ、30a・・・チャンバ、チューブ、31・・・チャンバ、31a・・・チャンバ、チューブ、32・・・仕切壁、32a・・・仕切壁、33・・・仕切壁、33a・・・仕切壁、34・・・ドーム・スタブ、35・・・ドーム・スタブ、36・・・ドーム・スタブ、38・・・サイド・ウォール、39・・・サイド・ウォール、40・・・エンド・壁、41・・・開口、42・・・開口、43・・・開口、44・・・ディスク・インシュレータ、45・・・ディスク・インシュレータ、46・・・ディスク・インシュレータ、47・・・フィッティング、47a、47b・・・フィッティング、48・・・フィッティング、48a、48b・・・フィッティング、49・・・フィッティング、49a、49b・・・フィッティング、50・・・サイド・ウォール、51・・・サイド・ウォール、52・・・キャリア、53・・・ラック、54・・・スタブ、55・・・安全装置(ユニット)、100、100a・・・スイッチギア・パネル、113・・・駆動機構、116・・・コントロール・モジュール、118・・・バスバー装置、120・・・電流・変換器、121・・・入力、出力ライン、124・・・ケーブル出力。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多相の、特に三相の、金属箱密閉型のガス絶縁高電圧電路遮断器であって、
各相当り、それぞれ、一つの電力アーキング・チャンバ極(11,12,28)を有していて、これらのアーキング・チャンバ極は、共通の電路遮断器ハウジング(21)の中に一緒に収容され、且つ、各相当り少なくとも二つの接続出力を有する、
ガス絶縁高電圧電路遮断器において、
電路遮断器ハウジング(21)は、アーキング・チャンバ極(11,12,28)の数に対応する数のチャンバ(29,29a;30,30a;31,31a)を有し、これらのチャンバは、その端面で開いていて、その中に、アーキング・チャンバ極(11,12,28)が配置されていること、及び、
これらのチャンバ(29,29a;30,30a;31,31a)の開いている前端部は、これらの前端部を覆う一つのドーム状の蓋(22,23)によりそれぞれ閉じられ、それによって、個々のチャンバ(29,29a; ... )の間のガス・リンクが、これらの蓋(22,23)により作り出された接続スペースを介して設けられるようになっていること、
を特徴とするガス絶縁高電圧電路遮断器。
【請求項2】
下記特徴を有する請求項1に記載の電路遮断器、
前記チャンバ(29,29a; ... )は、チューブにより形成され、これらのチューブの中に、前記アーキング・チャンバ極(11,12,28)が配置され、前記アーキング・チャンバ極(11,12,28)の外径の、前記チューブの内径からの距離は、ガスの絶縁性により決定される。
【請求項3】
下記特徴を有する請求項1または2に記載の電路遮断器、
前記チューブは、前記アーキング・チャンバ極(11,12,28)を収容し、且つ、前記アーキング・チャンバ極(11,12,28)は、互いに三角形に配置されている。
【請求項4】
下記特徴を有する請求項1または2に記載の電路遮断器、
前記チューブは、前記アーキング・チャンバ極(11a,12a,28a)を収容し、且つ、前記アーキング・チャンバ極は、水平方向に揃えられた一つの平面の中に配置されている。
【請求項5】
下記特徴を有する請求項1から4の何れか1項に記載の電路遮断器、
前記チャンバ(29,29a; ... )を形成する個々のチューブは、共通の仕切壁(32,32a;33,33a)により、それぞれ隣接するチャンバから分離されている。
【請求項6】
下記特徴を有する請求項5に記載の電路遮断器、
前記チャンバ(29,29a; ... )の間の仕切壁(32,32a;33,33a)は、それぞれ、前記チューブの一部を形成している。
【請求項7】
下記特徴を有する請求項1から6の何れか1項に記載の電路遮断器、
前記電路遮断器の密閉容器(21)は、ドーム・スタブ(34,35,36)を有していて、これらのドーム・スタブは、前記密閉容器(21)から、その長手方向の広がりに対して垂直に突出し、または、そのそれぞれが密閉容器と一体的に鋳造され、
開口(41,42,43)が 前記自由端の壁(40)に設けられ、この開口の中に、インシュレータ(44,45,46)が挿入されることが可能である。
【請求項8】
下記特徴を有する請求項7に記載の電路遮断器、
少なくとも二つのドーム・スタブ(34,35,36)が設けられ、その中の、一つのドーム・スタブ(34)が、前記アーキング・チャンバ極(11,12,28)につながる入力または出力ラインを支持し、もう一方のドーム・スタブ(36)が、バスバー装置につながっている。
【請求項9】
下記特徴を有する請求項8に記載の電路遮断器、
三つのドーム・スタブ(34,35,36)が設けられ、その中の、少なくとも一つのドーム・スタブ(36)に、バスバー装置が接続されることが可能である。
【請求項10】
下記特徴を有する請求項9に記載の電路遮断器、
一つのバスバー装置が、隣接して配置された二つのドーム・スタブ(34,35,36)にそれぞれ接続されることが可能である。
【請求項11】
下記特徴を有する請求項8から10の何れか1項に記載の電路遮断器、
唯一つのバスバー装置が設けられたとき、バスバー接続導体の無いドーム・スタブが、ダミー・プレートにより、閉じられまたは閉じられることが可能である。
【請求項12】
下記特徴を有する請求項8に記載の電路遮断器、
前記ドーム・スタブ(34,35,36)は、互いから等しい距離で離されている。
【請求項13】
下記特徴を有する請求項1から12の何れか1項に記載の電路遮断器、
前記アーキング・チャンバ極のアーキング・チャンバ(13)の反対側に配置された前記蓋(22)は、前記アーキング・チャンバ極(11,12,28)の駆動機構(20)のためのスラスト・ブッシングを有している。
【請求項14】
下記特徴を有する請求項1から13の何れか1項に記載の電路遮断器、
前記アーキング・チャンバ極(11,12,28)の接触ポイント(13a、14a)は、二つのドーム・スタブの間に配置され、その内の一つのドーム・スタブは、前記アーキング・チャンバ極の内の一つに属するスイッチ出力に属している。
【請求項15】
スイッチギア・パネルであって、
好ましくは請求項1から14の何れか1項に記載の電路遮断器を有し、
前記電路遮断器(100)が、水平方向に配置されていること、
一つのハウジング(118,119,120)の中にそれぞれ収容された少なくとも一つのバスバー装置が、前記電路遮断器(100)の頂部に、バスバー接続として、垂直方向に配置されていること、及び、
前記電路遮断器(100)が、一方の端部で、駆動機構(114)に隣接すること、
を特徴とするスイッチギア・パネル。
【請求項16】
下記特徴を有する請求項15に記載のスイッチギア・パネル、
前記電路遮断器(100)のための駆動機構は、コントロール・キャビネット(101)の中に配置されている。
【請求項17】
下記特徴を有する請求項15または16に記載のスイッチギア・パネル、
断路及び接地スイッチのための駆動デバイスもまた、コントロール・キャビネット(101)の中に配置されている。
【請求項18】
下記特徴を有する請求項17に記載のスイッチギア・パネル、
オペレータの通路を有していて、前記コントロール・キャビネット(101)は、専らオペレータの通路に面している。
【請求項19】
下記特徴を有する請求項15から18の何れか一つに記載のスイッチギア・パネル、
前記コントロール・キャビネット(101)は、水平方向の仕切壁(101,103)により、前記スイッチギア・パネルのためのコンポーネントがその中に配置される複数の部分スペース(104,105,106)に、更に分割されている。
【請求項20】
下記特徴を有する請求項19に記載のスイッチギア・パネル、
前記水平方向の仕切壁(102,103)は、多孔性であって、例えば、小孔が開けられている。
【請求項21】
下記特徴を有する請求項19または20の何れか1項に記載のスイッチギア・パネル、
前記断路/接地スイッチのための電気的なまたは手動の駆動機構が、上側の部分スペース(106)の中に配置されている。
【請求項22】
下記特徴を有する請求項21に記載のスイッチギア・パネル、
前記電路遮断器極のための駆動機構(114)は、下側の部分スペース(104)の中に配置されている。
【請求項23】
下記特徴を有する請求項15から22の何れか1項に記載のスイッチギア・パネル、
各電路遮断器極の検査が、オペレータの通路からコントロール・キャビネット(101)を介して実施されることが可能である。
【請求項24】
下記特徴を有する請求項15から23の何れか1項に記載のスイッチギア・パネル、
バスバー装置が、少なくとも一つのドーム・スタブに接続されている。
【請求項25】
下記特徴を有する請求項24に記載のスイッチギア・パネル、
前記バスバー装置は、バスバー・ハウジングを有していて、このバスバー・ハウジングは、ハウジング・フランジで、ドーム・スタブに固定されている。
【請求項26】
下記特徴を有する請求項25に記載のスイッチギア・パネル、
二重のバスバー装置を接続するためのスイッチギア・パネルであって、一つのバスバー・ハウジングが、二重のバスバー装置を形成するための隣接して配置された二つのドーム・スタブに、それぞれフランジで固定されている。
【請求項27】
下記特徴を有する請求項26に記載のスイッチギア・パネル、
前記電路遮断器極の接触ポイントは、前記バスバー・ハウジングを接続するための、ドーム・スタブの領域の外側に配置されている。
【請求項28】
下記特徴を有する請求項15から27の何れか1項に記載のスイッチギア・パネル、
断路および/または接地スイッチが、機械的な伝達手段により作動される。
【請求項29】
下記特徴を有する請求項15から28の何れか1項に記載のスイッチギア・パネル、
前記スイッチギア・パネルための少なくとも一つの圧力解放ユニットを有していて、この圧力解放ユニットは、異常発生の場合に、作動時の間に作り出された圧縮ガスを、オペレータの通路の外側の領域に放出する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−527718(P2012−527718A)
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−511232(P2012−511232)
【出願日】平成22年5月10日(2010.5.10)
【国際出願番号】PCT/EP2010/056339
【国際公開番号】WO2010/133464
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(505063441)アーベーベー・テヒノロギー・アーゲー (96)
【Fターム(参考)】