説明

静電気放電(ESD)衣服

【課題】接地コードを必要としない静電気放電衣服を得る。
【解決手段】胴部(11)と一組の袖(12a,12b)とを有する静電気放電衣服(10)であって、袖(12a)の長さ方向に沿って備えられ前記胴部(11)の対応する側面に沿って充分な長さで伸長されている連続的な電気伝導性のパス(17)と、着用者(28)の手首と接触するように構成され、前記着用者(28)から前記衣服(10)までの電気的連続性のあるネットワークを形成するように前記電気伝導性パス(17)と連結された導電手段(18)と、前記着用者(28)が着座位置にいる時に導電性(ESD)椅子(21)の座面に押し付けられている前記連続的な電気伝導性パス(17)から前記胴部(11)の臀部付近で水平に伸長された複数の導電線(19)、により構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接地コードを必要としない接地媒体として設計されたことにより、経済的な有用性とこの独特な技術の有効利用を導く静電気放電(ESD)衣服に関する。
【背景技術】
【0002】
静電気放電作業服の主要な目的は、汚染の制御と着用者のインナー服からの全ての静電場を遮蔽することにある。
【0003】
工業生産の環境では、電気的特性が劣化したり失われたりするため、一定の回数(通常は50回の標準的な洗浄回数後)洗浄が行われた静電気放電作業服は、標準的には使用されない。
【0004】
洗浄は黒い導電性の裏地の電気的特性の劣化を引き起こし、時間の経過と共に、電子機器製造業界の慣行として必要とされる標準的な電気抵抗率を満たすことが出来なくなる。
【0005】
米国特許第5548469号(特許文献1)明細書では静電気を接地するためのESD作業服が開示されている。この先行技術では、2つの接地経路を介して身体から静電気を排出するために、2つの接点を持つリストストラップが使用されている。その放電は縁に縫い付けられた導電性のリボンにより袖を通じて行われ、最終的には作業服の付近のフロントテーブルに取付けられた接地コードを介して接地される。
【0006】
ANSI/ESD S20.20 はリストストラップと接地コードシステムとを、ESD又は非ESD椅子のどちらに座るかに関係なく、座った位置で着用しなければならない事を記載している、なぜなら、オペレータの足が、特定の座った姿勢又は位置で、オペレータの身体と床の接地との間に電気的瞬断を生じさせる原因になる場合があるためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第5548469号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、米国特許第5548469号(特許文献1)明細書で開示されているようなESD作業服の防護は、2つの大きな問題を引き起こす。
【0009】
第一の欠点は、生産担当者が働いている間は、一端を作業服に他端をフロントテーブルに取付ける必要のある、接地コードの使用である。
【0010】
接地コードは、特に今日の非常にコンパクトでマルチタスクの作業環境において、作業者の自由な動きを制限してある程度生産性を妨げる。
【0011】
吊り下げ式接地コードはまた、労働災害の可能性を増加させる。
【0012】
第二の欠点は、接地の完全性と信頼性を確保するために、コードの継続的な接地の監視が必要となることである。接地を監視する器材を獲得する費用、その定期的な較正、修繕と維持費用は、接地コードによる接地方法を不経済で固定的な管理作業とする。
【0013】
実際的及び工業的に、接地コードによる方法は接地の安全性と信頼性を確保できるさらに経済的な手段に切替えられる必要がある。これは、さらにユーザーにとって使い易くて経済的に実現可能な解法の研究を導いた。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、接地コードを伝統的に使用するのではなく、着座位置にある着用者の身体上に存在する静電荷を効果的に接地する独自の方法を開示するものである。
【0015】
本発明の特別に設計された独自の特徴を有するESD衣服は、次のように構成されている。
【0016】
リストバンドは、スナップピンを介して衣服の袖の開口部に取付けられている。これは、着用者の身体と衣服の間の電気的連続性を確保するためである。或いは、衣服の袖は、リストストラップの代わりに身体に接触するために導電性のカフスを装着することもできる。
【0017】
また、別のオプションでは、衣服と着用者の手首との間に電気的接続を付与するため、袖の開口部の内側表面に、複数の導電性の糸又は導電性のリボンを取付ける。
【0018】
また、別のさらなるオプションは、着用者の手首とESD衣服とを電気的に接続するための上記で説明された3つ(3)のオプションの任意の組み合わせである。
【0019】
本発明の原理から逸脱しない範囲でこの実施形態で記載されたものの変形も可能である。
【0020】
袖の開口部と衣服の着座部分は導電糸を使用することによって電気的に接続されている。導電糸は袖の内側の縁に沿って縫い付けられ、衣服の胴部の側面の縁に沿って衣服の着座領域まで続いている。
【0021】
導電糸の平行線は、衣服の着座部分全体にわたって水平に縫い付けられる。このような平行線の縫製は、標準的なダブルスレッドステッチの方法で、2本の縫い糸の一方又は両方を導電性にして(複数の)縫目線の電気的連続性を達成するように行うことが出来る。他の(複数の)縫製方法を、(複数の)縫目線の電気的連続性を達成する限り使用しても良い。全ての平行線は、効果的で信頼性の高い接地ネットワークを容易にするように、電気的に接続されている。衣服の着座部分の外側の表面は、上の糸を導電性にするか下の糸を導電性にするかに応じて、導電性スポットの点線からなる縫目線又は導電性の破線からなる縫目線になる。或いは、両方の糸を導電性にすることができる。
【発明の効果】
【0022】
着用者が導電性の椅子に着席した際、全ての3つの(3)構成で身体と座席の間の電気抵抗の測定を行う時、電気抵抗に違いが無い事に気付いて驚く。また、ANSI/ESD S20.20に準拠して測定したとき、すべての3つの(3)構成で、露出した生地の表面の表面抵抗の電気特性に差が見られない事にまた気付いて驚く。これは、座っている人の重量が、導電性の椅子への良好な接触を生成し、信頼性と一貫性のある電気的連続性のある接地を提供していることを、明確に結論付けている。本願で使用される“導電性椅子”の語は、電気的連続性と接地を提供するように標準的な導電性のポリマーカバーで包まれ、導電性の床の上に置かれて導電性の車輪を備えた、静電気放電(ESD)保護のために設計された椅子を意味する。
【0023】
上記3つの実施形態を一つの固有のシステムに連結することによって本発明は、着座位置の地面に身体からの静電気を効果的に排出する。これは、接地コードを必要とせず、座っている生産者の身体から静電気の脅威を排除するための、独特で手間のかからない低コストの解決策である。
【0024】
他の目的、特徴、本発明の利点は、添付の図面を参照して読むとき、以下の説明から明らかになる。図面において、参照符号は複数の図面を通じて対応する部分を表す。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】典型的な従来技術の配置図である。
【図2】図2(a)は、衣服の着座位置に水平に縫いつけられた導電糸を使用してESD衣服を接地する方法を示す本発明の静電気放電(ESD)衣服の好ましい実施形態の図であり、図2(b)は、本発明のESD衣服の別の実施形態の図である。
【図3】ESD椅子の着座位置での静電気放電衣服の着用者の側面図である。
【図4】図4(a)〜図4(c)は、本発明で使用されている(複数の)縫目線の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下の詳細な説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細について記載している。しかしながら、本発明はこれら具体的な詳細が無くても実施できることは当業者によって理解されるであろう。他の例については、周知の方法、工程、および/または構成は、本発明を不明瞭にしないように詳細には記載していない。具体例を、添付図面に示されている本発明の好ましい実施形態につき詳細に説明する。
【0027】
本発明に記載されている“導電性”の語は、材料が有している静電気または静電荷を接地時に放出する能力を意味する。それは、静電気防止(一般的に1×10Ω〜1×1011Ωと定義されている)又は電気伝導性(一般的に1×1015Ωより小さいと定義されている)材料を含む。明確にする目的のために、“導電性”の語は本発明全体を通して使用されている。
【0028】
図2は、本発明に従って構成された静電気放電(ESD)衣服(10)の第一の実施形態を示している。衣服(10)は、電子機器およびその関連産業で一般的に使用される作業服の形態になっている。しかし、衣服(10)の図解は、専ら図示の目的のためであり、衣服(10)の形態と様式は、本発明の原理から逸脱することなく変えることができると容易に理解されるであろう。
【0029】
衣服(10)には胴部(11)と、縫い目(13)により胴部(11)に接続されている一対の袖(12a、12b)が含まれている。袖(12a、12b)は、チューブ状の構造に組み立てられていて、それぞれ袖の縫い目(14)で一緒に縫い付けられている。胴部(11)も一般的にチューブ状の構造から構成され、衣服(10)の両側の縫い目(15)で一緒に縫い付けられる。袖の縫い目(14)と胴部の両側の縫い目(15)は、生地(16)の端が折り返され、袖の縁及び胴部の両側の縁がそれぞれできるように縫い合わされる縫い糸で縫う従来からある縫い目である。
【0030】
連続的な導電糸(17)は、袖の縫い目(14)の長さ方向に沿って、袖の縁の上に縫い合わされ、胴部の横の縁まで伸長され、更に側の縫い目(15)に沿って伸ばされ、そして図2(a)に示すように着用者の腰の近傍の領域(20)で終了する。本発明の静電放電衣服(10)に使用されている導電糸(17)は、カーボン導電糸、金属導電糸又はカーボンナノチューブ導電糸でも良い。しかし、優れた電気的接触の能力と耐久性のためには金属導電糸(17)が望ましい。
【0031】
本発明の一実施形態では、衣服(10)には、袖(12a,12b)の開口端の一つで導電糸(17)に取付けられているリストバンド(18)が設けられていて、そのリストバンド(18)はまた着用者(28)の身体と図2(a)に示すように着用者(28)が着用する静電気放電衣服(10)との間に電気的に連続するパスが形成されるように導電性材料で作られている。リストバンド(18)には多くのバリエーションが存在しうる。典型的なリストバンド(18)は伸長可能なストラップとすることができる。あるいは、それは調節可能なストラップとして製造することができる。リストバンド(18)のストラップの構成材料は、導電性繊維、ポリマー金属またはそれらの組み合わせにすることができる。リストバンド(18)は衣服(10)の袖(12a)に、金属製のスナップファスナーの雄と雌との部分によって構成された形態のピン(30)により取付けられている。作業中、ピン(30)の雄と雌の部分は、電気的連続性を提供するためにスナップ留めされる。
【0032】
別の例として、袖(12a,12b)の開口端を、着用者(28)の手首の皮膚と直接接触して手首の周囲に快適にしっかり適合する電気伝導性の材料で作られた伸縮可能なカフス(図示しない)で形成することもできる。
【0033】
また別の例は、袖の弾性開口部(把持するように設計されている)の内側に導電性のリボンを取付けたり、導電糸の連続的なリングや裏地を縫いつけることであって、そのような導電性の裏打ちは、袖の開口(25)とESD衣服(10)を着用した着用者の手首を(電気的に)架橋する優れた導電性の表面をもたらす。
【0034】
衣類(10)の着座領域において、各々の導電線(19)は着用者の臀部領域(20)の近傍にある衣服(10)の胴体(11)を水平に横断するように導電糸で縫い付けられることで構成されており、その複数の導電線(19)は、恒久的に衣服(10)に装着される。そのため、図3に示すように着用者(28)が着座位置にあるとき、着用者の臀部領域で複数の水平方向の導電線(19)は、導電性椅子(21)の座席に押し付けられる。
【0035】
縫いつけられた導電糸を起こり得る物理的損傷から守り、恒久的な電気的特性を付与するために、一本のリボン(図示しない)は手首の領域にある袖の開口部から始まり袖の内側の縁に沿って衣服(10)の胴部の片側を更に下方に伸び、衣服(10)の着座領域の複数の平行線がカバーする領域までその全長にわたって縫い付けられる。縫い付けられるリボンの帯は、布、プラスチック、ゴムなどを含む材料の1つ又はそれらの組み合わせから作ることができる。
【0036】
図4(a)〜図4(c)は、衣服(10)の生地(16)に縫い付けられた導電糸(17)の拡大断面図である。縫製はダブルスレッドステッチが望ましく、図4(a)に示すように“小さな点々”が露出した表面に外向きになっている一方で、導電性の破線が人の身体の側に構成されているか、又は、図4(b)に示すように導電性の破線が外側表面に外向きになっている一方で、導電性の小さな点が人の身体側に構成されている。しかし、縫製はまた双方の糸を導電性として行うこともできる。
【0037】
最も好ましい実施形態は図4(a)で示すように、導電性の小さな点が外側を向くようになっている一方で、人の身体或いは着用者(28)の側を向いた破線で導電糸を縫製している。これはなぜなら、図4(a)〜図4(b)に示すような導電性の小さな点は、実際には布(16)の表面位置よりも僅かに下へ“隠れて”いるからである。導電糸を細くすればする程、小さな点はさらに布(16)の表面位置をよりも、“埋没”する。これは衣服(10)の日常的な使用において、更なる磨耗性の水平方向の摩擦運動の間、表面接触の機会を減少させ、より良い耐磨耗性を提供する。しかし、着用者が座っている時、体重による垂直方向の圧力は、ESD衣服(10)とESD椅子の表面との間の電気的接触を促進させるための優れた手段を提供し、そのような電気的接続の方法は単純で独特である。人の身体の方を向いた破線による導電糸による縫製は、特に帯電した金属物体との接触のような偶発的な外部との接触により起こり得るESDスパークリングを大きな割合で回避することができる。人の身体の方を向いた内側の導電性の破線の縫製はまた、ESD衣服(10)の電気的使用寿命を最長にするために、糸(17)が外部と接触することから守る。
【0038】
言い換えれば、人の重さによる圧力によって、導電性椅子(21)の表面に沢山の小さな導電糸の点が効果的に直接接触する。そのような多量の小さな導電性の点は、図3に示すように適切な電気的接触を保証し、導電椅子(21)から衣服(10)までの電気的連続性を確かなものにする。このように、(本発明では、)先に述べた付随する問題を引き起こす外部接続コードを必要としない。
【0039】
別の実施形態において、導電線(19)が衣服(10)の生地(16)の外側表面に破線で縫い付けられた導電糸で構成されている場合、露出した金属製導電糸の損傷を防御し、更に微小スパークリングの可能性を排除する為に、導電性の格子線(24)を備えた標準的なESD生地を着用者の臀部付近の領域(20)に装着することができる。
【0040】
本発明は、接地コードまたは接地コイルを使用せずに,身体から静電気を着座位置の導電性椅子(21)へ独特のESD衣服(10)を通して確実に伝導することができる。本発明は、その特定された形式や実施形態と関連して記載されているが、それは上記で説明された以外の種々の変形が本発明の精神および範囲から逸脱することなく可能であると理解される。
【符号の説明】
【0041】
10 静電気放電衣服
11 胴部
12a 袖
12b 袖
13 縫い目
14 袖の縫い目
15 側の縫い目
16 生地
17 電気伝導性のパス
18 導電手段
19 導電線
20 着用者の臀部付近の領域
21 導電性(ESD)椅子
24 格子線
25 弾性開口部
28 着用者
30 ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
胴部(11)と一組の袖(12a,12b)とを備える静電気放電衣服(10)であって、
少なくとも一つの袖(12a)の長さ方向に沿って備えられ、前記胴部(11)の対応する側面に沿って充分な長さで着用者(28)の臀部付近の領域まで伸長されている、連続的な電気伝導性のパス(17)と、
前記着用者(28)の手首と接触するように構成され、前記着用者(28)から前記衣服(10)までの電気的連続性のあるネットワークを形成するように前記電気伝導性パス(17)と連結された導電手段(18)と、
着用者(28)の前記衣服(10)から接地までの電気的連続性のあるネットワークを形成するように、前記着用者(28)が着座位置にいる時に導電性(ESD)椅子(21)の座面に押し付けられている前記連続的な電気伝導性パス(17)から前記胴部(11)の臀部付近で水平に伸長された複数の導電線(19)、により構成されることを特徴とする前記静電気放電衣服。
【請求項2】
前記衣服(10)に使用されている前記電気伝導性のパス(17)は衣服(10)の生地(16)に縫い付けられた導電糸である請求項1に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項3】
前記導電糸(17)がカーボン導電糸、金属導電糸、またはカーボンナノチューブ導電糸である請求項2に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項4】
前記導電手段(18)は、伸長可能なストラップ又は調節可能なストラップとして構成される導電性のリストバンド(18)である請求項1に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項5】
前記導電性リストバンド(18)は、導電性繊維、ポリマー、金属またはそれらの組み合わせからなっている請求項4に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項6】
前記導電性リストバンド(18)は衣服(10)の前記袖(12a)に金属製スナップファスナーの雄と雌との部分で形成されたピン(30)の形で取付けられている、請求項5に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項7】
前記導電手段(18)は、弾性開口部(25)の内側表面における導電性リボンまたは導電糸の連続的なリングの裏打ちである、請求項4に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項8】
前記導電性リボンは布地、プラスチック細片、金属又はカーボンナノチューブの材料で作られている請求項7に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項9】
前記導電糸はカーボン導電糸、金属導電糸又はカーボンナノチューブ導電糸である、請求項7に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項10】
前記導電手段(18)は、着用者の手首を取り囲む導電性材料で作られた伸縮性のカフスである、請求項1に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項11】
前記導電線(19)は、衣服(10)の生地(16)に縫い付けられていて、好ましくはダブルスレッド縫製により縫い付けられている、請求項1に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項12】
前記導電線(19)は単一の導電糸を有し、それは内側の前記着用者(28)に面して導電性の破線に縫われていて、一方小さな点は外側表面に外向きになっている請求項11に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項13】
前記導電線(19)は単一の導電糸を有し、導電性の破線は外側を向いて、小さな点は前記着用者(28)の方を向いて縫われている、請求項11に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項14】
前記衣服(10)にはさらに着用者の臀部付近の領域(20)で導電性の格子状生地(24)が取付けられている請求項13に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項15】
前記導電線(19)は、衣服(10)の生地(16)に縫い付けられている2つの導電糸からなる、請求項11に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項16】
前記衣服(10)にはさらに、起こり得る損傷から防御するために、前記導電性のパス(17)と導電線(19)の全長にわたってリボンの帯が縫い付けられている、請求項1に記載の前記静電気放電衣服。
【請求項17】
前記リボンの帯は、布、プラスチック、ゴムの、一つ又はそれらの組み合わせで作られている、請求項16に記載の前記静電気放電衣服。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2012−522906(P2012−522906A)
【公表日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503343(P2012−503343)
【出願日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際出願番号】PCT/MY2009/000048
【国際公開番号】WO2010/114354
【国際公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【出願人】(511217452)イーエスディー テクノロジー コンサルティング アンド ライセンシング カンパニー リミテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】ESD Technology Consulting&Licensing Co,Ltd
【住所又は居所原語表記】A2717 Jiazhaoye Center, No.66 Nanyuan Road,Futian District,Shenzhen,China 518031
【Fターム(参考)】