顔認識を使用してアドホックネットワークを確立すること
ネットワークを構築するために顔認識と簡単なデバイスペアリングとを使用することに関してアドホックネットワーク形成が提供される。たとえば、ソフトウェア認識プログラムを使用して個人の識別を判断すると、アドホックネットワークの形成を実装するために様々なプロトコルが使用され得る。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
特にソーシャルネットワーキング、ワークプレイス機能などのための、団体中の人々のグループの人の顔を識別する方法が大いに望ましいであろう。多くの顔認識アルゴリズムが存在するが、大部分の制限的な側面は、考慮中の比較のための特性のすべてが与えられれば、アルゴリズムを実行するために必要とされる時間量および計算能力である。たとえば、最近の北京オリンピックでは、セキュリティ問題に対処する顔認識システムが使用されたが、そのシステムは、(1つまたは複数の)識別アルゴリズムを実行するために必要とされる集約的計算時間により、惨憺たる失敗に終わった。とはいえ、顔認識機能の利益を活用または相助するためにより良く適合された使用規模の経済を与える適用例に適切に一致されたとき、顔認識プログラムは極めて有用になり得る。以下はこの課題を達成するものである。
【図面の簡単な説明】
【0002】
【図1】各ユーザとユーザのモバイルデバイスとを示す図。
【図2】通信ノード間の例示的なシグナリング交換と、メッセージを通信することをサポートする例示的な方法に関連するステップとを示す図。
【図3】考えられる使用シナリオの図。
【図4】上記の説明した方法を使用する一実施形態のための1つの可能なプロセスフローを詳述するフローチャート。
【図5】モバイルデバイスを使用した当事者間の電子ビジネスカード配布を詳述する図。
【図6】本発明の一態様による、来客に対するバッジ配布を詳述するフローチャート。
【図7】それを通して電子ドアが遭遇することなど、セキュアなエリアへの被雇用者のアクセスを可能にするための手法を略述するフローチャート。
【図8】ツール共有に関与する使用事例を略述するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0003】
適用可能な参照番号を繰り越している。
【0004】
カメラまたはビデオ機能をもつモバイル電話などのポータブルデバイスは、1人または複数の人々の画像をキャプチャし、データベース内に記憶された情報に関してあらかじめ定義された特性を使用して、あるいはブロードキャストメッセージまたはマルチキャストメッセージの使用によって比較を行うために使用され得る。好ましくは、データベースは、メンバーと遭遇する予想が、はるかにより大きいグループよりも高くなるであろうターゲットグループを包含する。たとえば、ターゲットグループは、市内のすべての人々のグループなど、大きさによってより大きいグループから区別される、同じ市内の同じ会社からの人々を備え得る。
【0005】
顔識別(facial identification)に対するいくつかの手法が企図される。これらは、典型的な顔に基づいて適用されるルールに従って顔の特徴を符号化する知識ベースの方法と、記憶された顔の画像または特徴のカタログからのものに画像を一致させるテンプレート一致方法(template matching method)と、トレーニング画像に基づいて比較のためのモデルを開発する外観ベースの方法と、被写体のビューおよびポーズおよび/または照明条件が変化しても顔の特徴を発見するアルゴリズムを使用する特徴不変モデル(feature invariant models)とを含む。
【0006】
ターゲットグループのメンバー(たとえば、会社の被雇用者)の定義された顔の特性は、たとえば、上述の顔識別方法のうちの1つまたは複数を採用してカタログ化され得る。たとえば、特徴不変手法(feature invariant approach)を使用して、スチールカメラまたはビデオカメラをもつポータブル通信デバイスなどのポータブルデバイスが、顔画像を含む画像をキャプチャし得る。それらの画像の受信に関して、デバイス(たとえば、デバイス中のプロセッサ)上で実行されるかまたはリモートで実行されるアルゴリズムは、比較を行い、キャプチャされた顔画像として認識されたものと、ターゲットグループからの特定のメンバーに関連するカタログ化された顔の特徴との間の類似度を確定する。
【0007】
図1に、各ユーザ2と、ユーザの関連付けられたモバイルデバイス4とを示す図を示す。本発明の一実施形態では、モバイルデバイス4中のカメラCは、顔識別ソフトウェアの使用に関して、顔画像をキャプチャし、識別するために使用される。この識別に基づいて、ネットワーク6など、1つまたは複数のモバイルアドホックネットワークが確立または拡張され得る。主にカバレージエリアによって判断される、これらのネットワークは、ボディエリアネットワーク、パーソナルエリアネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワークおよびワイドエリアネットワークの組合せを含む。
【0008】
ボディエリアネットワーク(BAN)は、概して、数メートル程度のネットワークカバレージに関係する。人に着用されるデバイスは、BANによって接続され得る。これらのデバイスは、モバイル電話、カメラ、マイクロフォン、カードリーダ、ディスプレイ、センサなどを含み得る。BANは、他のBANを含む他のネットワークと接続し得、それらは、ユーザに対して自動的にシームレスに構成され得る。
【0009】
パーソナルエリアネットワーク(PAN)は10メートル程度の動作範囲を有し、それらは、概してモバイルデバイスを固定デバイスまたは他のモバイルに接続するために使用される。
【0010】
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、WLAN中のデバイス間の完全接続性をもつ大容量通信、ならびにブロードキャスト能力を可能にする。
【0011】
上記の説明したネットワークは、確立されたネットワークまたはアドホックネットワーク内の電話などの他のデバイスをページングしおよび/またはそれに接続し、たとえば、WLAN用のIEEE802.11規格、FlashLinQ(登録商標)、および/またはより短距離のワイヤレス通信用のBluetooth(登録商標)仕様を使用して識別情報を提供し得る。IEEE802.11は、WLANのための媒体アクセス制御(MAC)プロトコルおよび物理レイヤを提供する。一般に分散協調機能(DCF:Distributed Coordination Function)プロトコルを使用して、MACレイヤは、それのユーザについて、赤外線通信、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信および/または直接シーケンススペクトラム拡散通信を使用し得る物理レイヤ上で競合ベースのおよび競合なしのアクセス制御を指定する。これらは、顔識別一致(facial identification matches)が、たとえば、部屋内の電話またはその部屋中の特定の電話ネットワーク内の電話のすべてにブロードキャストされ得る社会的環境のための適用例ではうまく動作するであろう。
【0012】
一実施形態では、キャプチャされた画像と、データベースにおいてカタログ化されたものとの比較を行うことに関して、画像をキャプチャするために使用されるポータブルデバイスは、識別の確認を要求する問合せを送る信号を範囲内の他のデバイスにページングまたはマルチキャストし得る。肯定応答に関して、デバイス間でのSMSメッセージ、ビデオまたは画像メッセージング、電子メールメッセージングおよび他のタイプのワイヤレス通信など、さらなるメッセージングを可能にするさらなる識別情報が交換され得る。このさらなる識別情報は、ネットワーク中のデバイスと共有され得る。この実施形態の追加された利点は、識別と誤識別とが、静かに、シームレスに、および自動的に行われ得るということにある。誤識別に関して潜在的に厄介な意見は行われる必要がない。
【0013】
いくつかの識別探索アルゴリズム(identification search algorithms)が使用のために企図され、正確な識別の可能性を高めるために2つ以上のアルゴリズムが使用され得る。これらのアルゴリズムは、探索ツリーを横断する際に顔の特性を除外することに関して使用され得、または、代替的に、識別は加法的に行われ得る。識別特徴(identifying features)を適切にカタログ化する作業においていくつかのトレーニング画像が使用され得る。
【0014】
本発明のさらに別の実施形態では、顔データ特性が、ポータブルデバイス上で維持され得、ネットワーク中の照会デバイスおよび/またはポータブルデバイスと交換され得る。デバイスにおいて顔の特性のみを維持することによって、ネットワーク内で共有される識別情報を除いて匿名性が維持される。したがって、モバイル電話が識別情報特性を共有することができる場合、それらの特性を、ネットワーク、たとえば、特定の会社のネットワークに属する特定の個人と比較して、かなり迅速な識別が行われ得る。他のセキュリティ情報に関連して、たとえば、FlashLinQまたはBluetooth識別子を使用して、顔認識識別(facial recognition identifications)は、セキュアなグループまたはネットワーク内のもののみに制限され得る。たとえば、顔の特性は、特徴タグ(feature tag)と呼ばれるファイルに入力され得る。モバイルデバイスから取られた写真情報から収集されたものと特徴タグ特性を比較することは、顔識別を行うための主要な基礎として働き得る。
【0015】
別の実装形態では、部屋に入る被写体の写真をキャプチャするためにカメラが使用される。この写真は、静止画像を表すか、またはビデオ画像の一部であり得る。たとえば、1つまたは複数のアルゴリズムを使用する、顔認識ソフトウェアは、モバイルデバイス内のプロセッサ上で実行され得、または代替的に、そのソフトウェアはリモートで実行され得る。たとえば、特徴タグデータは、モバイルデバイス上で処理され、識別のためにリモートロケーションに転送され得る。
【0016】
被写体の識別を確認するためのしきい値レベルを満たすことに関して、アドホックネットワークを確立または拡張する作業においてモバイル電話および/または他のモバイルデバイスをページングすることに関して、識別された被写体の間でアドホックネットワークが確立され得る。
【0017】
一実施形態によれば、アドホックネットワークを迅速に確立するためにデバイスの簡単なペアリングが行われ得る。デバイスは、ワイヤレスデータの受信に関して発見チャネルを監視し得る。発見チャネルは、近傍内にピア(peers)、ネットワークまたはサービスを見つけるために使用されるチャネルである。一実施形態では、デバイスは、時々(周期的または非周期的に)それらのピア発見信号を送信し、また近傍において当該のエンティティを検出するために他のデバイスのピア発見信号をリッスン(listen)する。ピア発見は、場合によっては毎秒ほぼ16msを占有し得、または、5秒ごとに1ミリ秒など、より低いレートにあり得ることが企図される。一実施形態では、アドホックネットワークを構築することに関して、デバイスは、それの周りのデバイスを判断し、次いで、この情報を使用して、特徴が比較されるデータベースの探索プールを小さくし得る。いくつかの実施形態では、他のデバイスの発見信号を受信するより前に、デバイスは、発見チャネル上で情報についての要求をブロードキャストし得る。情報についてのこの要求は、要求を受信する範囲内のデバイスの識別情報についての要求を含み得る。
【0018】
その上、さらに他の実施形態では、デバイスは、発見チャネル上でそれらの特徴タグ情報を周期的にブロードキャストし得、いくつかの実施形態では、それによって、比較されるべき画像のデータベースを形成し得る。いくつかの実施形態では、特徴タグ情報は、デバイスのユーザの名前情報を含めてブロードキャストされ得る。そのような実施形態では、この限定されたセット、たとえば、部屋内、会議ミーティングスペース中などの人々の間で識別を行うために顔識別プログラムが使用される。
【0019】
いくつかの実施形態では、顔が識別されると、ネットワークを構築することに従って、確認についての要求が鍵とともにブロードキャストされ得る。この要求は、たとえば、要求元を識別し、要求に応答している人の名前、またはその人のデバイスのデバイスアドレスを与えることによる確認を求め得る。要求に対する応答は、特に要求元に送信され得る。顔画像と特徴タグ情報とが、顔識別プログラムによって判断された一定の信頼性レベルに従って一致した場合、その後、アドホックネットワークを確立するために簡単なペアリングが使用され得る。他の実施形態では、顔識別プログラムを使用することによって識別された名前が一定の信頼性レベル内で応答者の名前と一致した場合、たとえば、応答者の姓と名とが、識別された当事者と一致した場合、その後、アドホックネットワークを確立するために簡単なペアリングが使用され得る。
【0020】
代替的に、セキュリティ鍵は、その鍵をプロビジョニング(provision)し得るセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク上で事前配布(pre-distributed)され得る。たとえば、会社の被雇用者など、団体の識別されたメンバーは、被雇用者登録簿に従って割り振られたセキュリティ鍵をすでに有していることがある。識別要求(identification request)がモバイルデバイスによって受信されたとき、たとえば、被雇用者に属する、そのモバイルデバイスは、事前配布鍵で応答する。次いで、鍵は、応答者がアドホックネットワークに加入することを可能にするアクセス機構を与える。一態様では、特定のメッセージ(たとえば、会社などの団体のメンバーからのメッセージなど)を復号するための公開鍵は、アドホックネットワーク形成より前に団体内のメンバーに事前配布され得る。したがって、その団体のメンバーのみがマルチキャスト要求を解読することが可能になる。ネットワークメンバーシップ要求に応答することに関して、鍵は、特定の応答者のデータペアリング情報とともに要求元に送信される。代替実施形態では、必要なペアリングデータは、セキュアなデータベースにアクセスすることを通して取得され得、それによって、特定の団体に関連するデバイス間での簡単なペアリングが可能になる。データベースは、団体内の人々によって保持されているデバイスの識別情報、デバイスタイプなどに関係する情報を保持し得る。デバイス中のソフトウェアを実行しているプロセッサは、デバイスペアリングを自動的に処理し、扱うことができるので、ネットワークに加入するようにとの要求に対する肯定の応答のみが、必要とされ得るすべてのものである。さらに、いくつかの実施形態では、セキュアなデータベースからのペアリングデータは、両方から受信された許可の受信に関してのみ交換され得る。
【0021】
代替的に、鍵は、事前配布される代わりに、団体をサービスするリモートデータベースから要求時に供給され得る。
【0022】
さらに別の実施形態では、鍵の代わりに、デジタル証明書が発行され得る。
【0023】
アドホックネットワークを構築するために使用するためのいくつかの技術が企図される。これらには、WLAN用のIEEE802.11規格、FlashLinQ、Zigbee(登録商標)および/またはBluetooth仕様を採用している技術がある。ZigBeeは、主に、一緒にエンタープライズネットワークにおいておよび/またはインターネット上で、ワイヤレスセンサネットワーク(WSN)、センサと制御ノードとを含む、複数のデバイスをワイヤレス相互接続するために低電力低データレートネットワーキング技術を使用するネットワークとともに使用される。
【0024】
たとえば、Bluetoothの従来型の使用では、約7人のアクティブユーザが互いにネットワーク化され得る。しかしながら、スニフモードまたはパーク状態を使用し、それによってモバイルワイヤレスデバイスを非アクティブ状態にすることによって、これは、情報をネットワーク全体にわたって伝搬するために、デバイスをアクティブ状態にページングしたり、非アクティブ状態に、すなわち、アイドル状態にページングしたりすることによって、効果的により多くのネットワーク参加者を可能にする。
【0025】
アドホックネットワークが確立されると、情報が、モバイルからネットワーク中のいくつかのモバイルにブロードキャストされ得る。そのようなシステムを実装する1つの方法は、QualcommのFlashLinQなどのピアツーピア技術を使用することによる。FlashLinQを使用する場合、一体型FlashLinQモデムを装備した、モバイル電話などのワイドエリアネットワークデバイスは、FlashLinQおよびWANシステム上で透過的に動作する。たとえば、FlashLinQ主導型アプリケーションセッションは、WAN上での間接通信に加えてFlashLinQを介して直接デバイス間(D2D)通信を使用して行われ得る。通信は、ユーザ関与または知識なしに、D2Dを使用することとWANを使用することとの間で交番し得、したがって、シームレスな管理サービスを提供し得る。したがって、情報は、モバイルデバイスからネットワーク中の他のデバイスにデータを直接ブロードキャストすることによって、またはそのようなデータをアクセスポイントに送り、その情報をWAN上でブロードキャストすることによって交換され得ることが企図される。
【0026】
別の実施形態では、通信は、ショートメッセージサービス(SMS)を使用してブロードキャストされ得る。
【0027】
アドホックネットワークを構築することが、たとえば、特徴タグ情報を使用してデータを比較するための機会を可能にし得ない事例では、単一のネットワークメンバーによるある当事者の識別が、ネットワークへのその当事者の加入を可能にするのに十分であり得る。顔識別を使用することによって構築されたネットワークは、したがって、ネットワークに含めるための潜在的なメンバーを認識するネットワークメンバーの能力に基づいてさらに拡張され得る。図2に、ネットワークメンバーが、ネットワークに含めるために検討される当事者の送信画像を識別することによってアドホックネットワークを構築するのを助ける、上記の事例を示す例示的な一実施形態において使用されるステップおよび関連するシグナリングを示す。被写体の識別がデータベース比較によって確認され得なかった場合、顔画像を含んでいる画像ファイルがネットワークメンバーに配布され得る。このアクションは、たとえば、会社の非被雇用者がアドホックネットワークに含まれることが望まれ得る場合をカバーするために取られる。たとえば、展示場または会議場などの環境において識別されたクライアントまたは顧客は、アドホックネットワークメンバーシップについて検討され得る。しかしながら、メンバーシップ拡張は、他のネットワークメンバーによって行われた識別に関連して最も良く行われ得る。この目的に従って、ステップ200に示すように、ノードAは、(ここではノードβのみとして示された)ノードAの既存のネットワークメンバーに、画像ファイルまたは画像特徴タグ(image feature tags)を含んでいるメッセージMSG1をマルチキャストする。ステップ202において、メッセージMSG1はノードβによって受信される。画像ファイルまたは画像特徴タグは、アドホックネットワークのメンバーシップについて検討中である誰かの画像を保持する。いくつかの実施形態では、メッセージMSG1は、ノードAのバディリスト(buddy list)中の追加のノードに送られる。バディリストは、ノードAがそれのメンバーである1つまたは複数のネットワーク中のメンバーを識別するか、あるいはノードAによって知られているかまたはノードAに関連する他の個人に関する情報を保持し得る。ノードβにおける当事者が、MSG1のファイルにおいて顔画像の識別を行った場合、その当事者は、ステップ204において、被写体の名前を含む識別情報をもつ応答1を送り返す。ステップ205において、ノードAは応答1を受信する。ノードβは、識別された当事者に対するメンバーシップ要求を拡張することによってネットワークを構築するように努めることができるが、ネットワーク構築のタスクは、ノードAなど、1人または複数の他の当事者に委任され得る。ノードβによって行われた識別に応答して、ステップ207に示すように、ノードAは、メッセージMSG2、たとえば、メッセージを送信、たとえば、マルチキャストし、そのメッセージは、それぞれステップ206および208において、通信ノードβおよび通信ノードCによって受信される。
【0028】
MSG2は、ノードC、すなわち、ノードβによって識別された当事者の、ノードAのネットワークの一部になるようにとの要求であり得る。さらに、ノードAにいるユーザがノードCにいるユーザを知らないことについて考察する。いくつかの実施形態では、会議場または展示スペースなどのエリアにおいて、1人または複数のユーザが、共通の仲間、友人またはピアを知っていることがある相応の確率が存在する。たとえば、図2を参照すると、ノードβにいるユーザは、ノードAにいるユーザと、ノードCにいるユーザとを知っていることがある。したがって、ノードβにいるユーザは、ノードAとノードCとに関与するアドホックネットワークの構築を可能にするのを助けることができる。メッセージMSG1は、たとえば、ノードAから、メッセージMSG1を受信するノードβなど、ノードAの仲間への、エンティティがアドホックネットワークに加入するための要求を支援(second)するようにとの要求をも含み得る。したがって、ノードAとの関係を有するノードβは、ステップ218において、ネットワークに加入するようにとのノードCへの支援要求を含んでいるメッセージMSG3を送ることによって、ノードAがネットワークを拡張するのを助けることができる。したがって、ノードAにいるユーザはノードCにいるユーザを知らないことがあっても、ノードβにいるユーザはノードCにいるユーザを知っており、ノードβにいるユーザは、スポンサーシップと呼ばれ得るこの方法を通してネットワークを拡張することを可能にすることができる。
【0029】
ステップ224においてノードCによって受信されたメッセージMSG3は、メッセージMSG3によって通信された情報に基づいて、メッセージMSG2によって通信された情報の信用性を判断するために、さらなる処理を受け得る。いくつかの実施形態では、メッセージMSG3は、ソース検証情報、たとえば、送信者のシグナチャ、メッセージ認証コード(MAC)、およびメッセージMSG2によって通信された情報が改変されていないことを検証するための情報を含む。送信者(ノードβ)シグナチャなどのソース検証情報は、受信機ノードCが、メッセージMSG3の真正性を検証し、したがって、信頼されたソースからメッセージMSG3が来ていることを保証するのを助け得ることを諒解されたい。いくつかの実施形態では、メッセージMSG3はまた、1つまたは複数の関係、たとえば、長年の友人、仕事仲間、親類などを示す関係インジケータを含む。たとえば、格付けレベルインジケータは、ピアとの関係に基づいて、元の要求元、たとえば、ノードAに与えられた信用レベルを示し得る。たとえば、共通の団体の共働者または被雇用者は、高い関係レベルを受け、それにより、ある会社情報を共有する適切な権利があることがあり得る。代替的に、親友には高い関係レベルを与え、それによって、ソーシャルネットワークにおいて友人の緊密なグループを可能にするのを助けることもでき得る。ステップ226において、委任されたピアノードβからのMSG3の受信に続いて、メッセージMSG2によって通信された情報が信用できると判断した後に、ノードCは、ノードAと何らかの関係を有するノードβを通してノードAに応答2の応答を送る。ノードCから送られる応答は、たとえば、以前にノードAから受信したネットワークメンバーシップ申込みを受け付ける、メッセージMSG2に対する応答である。この応答は、たとえば、ノードCが、ノードAによって提供されるネットワークに加入することに関心があり、ノードAと直接対話することを望んでいるという指示および/または肯定応答であり得る。ノードCは、ノードβに応答2の応答メッセージを送り、ノードβは、ステップ228において、応答2の応答メッセージを受信する。ステップ228において、ノードβは、いくつかの実施形態では、たとえば、ノードβに対応する何らかのセキュリティ情報を含むように受信した応答2を修正することによって、応答3の応答メッセージを生成する。応答2の応答メッセージ中でノードCから通信された情報を含む、応答3の応答メッセージは、次いで、ノードβからノードAに通信される。ステップ230において、応答3の応答メッセージはノードAによって受信され、ノードAは、応答3の応答メッセージがノードβにいるピアから送られているので、応答3の応答メッセージを信用する(応答が本当にノードCからのものであるとの信頼を有する)ことができる。ノードCから応答を受信した後に、ノードAとノードCの両方は、確立または(場合によっては)拡張されたネットワークを通して通信するためのステップを取り得る。たとえば、ノードAとノードCとの間に関係が確立された後、ノードAとノードCとは、ペアリングを開始し、証明書、たとえば、スペクトル使用許可ドキュメント、それらのIPアドレス、公開鍵などを交換し得る。
【0030】
上記のアドホックネットワークは、個々のデバイスだけでなく、BAN、PAN、およびWANの組合せなど、ネットワークをリンクして構築され得る。したがって、1人の人によって保持されている電話に取り付けられたカメラは、異なるBAN、PANまたはWAN中の別の人またはデバイスに情報を送信するか、あるいはそれらの別の人またはデバイスによって制御さえされ得る。
【0031】
例1
図3に、上記の考えられる使用シナリオの図を示す。環境10(たとえば、会議室、ロビー、コンベンションセンターなど)内の各ユーザ2とユーザの関連するモバイルデバイス4とは、アドホックモバイルネットワーク6中に含めるために可能な被写体を与える。一実施形態では、モバイルデバイス4は、入口12を通して環境10に入る人など、人の顔画像をキャプチャするために使用され得るカメラを含み得る。モバイルデバイス4のうちの1つまたは複数の上で実行される顔認識ソフトウェアが、上記で説明した方法に関して識別を行うために使用され得る。別の実施形態では、カメラ14が、ロケーションに配置されて、入口12の周りのエリアに焦点を当てられる。アクセスポイント16を使用することによって、カメラ14からのワイヤレスまたはワイヤード送信が、顔認識処理のためにネットワーク18に転送され得る。ネットワーク18に接続されたエンティティによって判断された、環境10内のものから選択されたものが、アドホックネットワークにおいてリンクされ得る。たとえば、適切な識別および/または確認が、ネットワーク18からディスパッチされ、アクセスポイント16から関係するデバイス4に送られ得る。たとえば、顔識別ソフトウェアを使用することによって部分的に判断された、適切なペアリングデータが、共通の雇用者、部門などによって採用されたものにディスパッチされ得る。ソフトウェアを使用して最初の識別一致が行われ得、その後、その一致はさらに確認されることが企図される。代替的に、たとえば、会議室または法廷において、話者の電話を発見し、したがってそれに関して注釈のための識別情報を引くために、ボイスタグが比較のためのデータとして使用され得る。
【0032】
例2
図4に、上記の説明した方法を使用する一実施形態のための1つの可能なプロセスフローを詳述するフローチャートを示す。ステップ300から開始して、モバイルデバイスカメラ、またはルーム環境などに固定されたスタンドアロンカメラのいずれかを介して、顔画像をキャプチャする。その顔情報は、モバイルデバイスによって、リモートで、またはそれらの2つの組合せによって(リモートでおよびモバイルデバイスによって)処理される。顔識別ソフトウェアを使用して、(ステップ304において)キャプチャされた顔識別情報を、データベースに記憶されたものと比較する。キャプチャされた画像は、特徴タグに入力される情報に簡約化され得、その特徴タグ情報(feature tag information)は、データベース中の登録に対応する特徴タグ情報と比較され得る。ステップ308のとおりに、識別一致が発生した場合、データベースは、ペアリングに従って、要求元と要求が向けられたデバイスとの間のユニキャスト送信を可能にするために好適なIDを提供し得る。誤識別の場合、誤識別されたデバイスが通信範囲内にある保証はないので、ネットワークとペアリングすることはおそらく生じない。これは、特にBluetoothまたは802.11通信について考えた場合に当てはまる。代替実施形態では、確認についての要求とともに、処理された顔ID情報を適用可能な環境に送ることを介して、ネットワークメンバーシップについての勧誘をマルチキャストし、さもなければ、プロセスは、ステップ300において再初期化されるまで停止する(ステップ314)。一致する情報をもつデバイスは応答し得る。識別の確認(ステップ310)は、いくつかの異なる方法で行われ得る。たとえば、送信されている事前配布鍵での応答が行われ得る。代替的に、確認は、ディスパッチされるデジタル証明書に関して行われ得る。識別の確認後に、すべてのネットワークメンバー間のネットワーク通信が可能になるように、アドホックネットワークに追加されるべきデバイスとペアリングデータを交換する。
【0033】
例3
図5に、モバイルデバイス4(たとえば、モバイル電話)をもつ人Bの近くにいる、モバイルデバイス4をもつ人Aの図を示す。社会的環境またはビジネス上の会合にいる人Aは、人Bから電子ビジネスカードを入手することを希望し、したがって、人Aは、人Aのモバイルデバイス4を用いて人Bの(角度5によって示される)写真を撮影し、人Aのモバイルデバイス4は、(それ自体でまたはリモートネットワークに関して)人Bの関連するモバイルデバイス4を発見し、それから電子ビジネスカードを引く(好適な認可/許可が所定の位置にあると仮定する)。
【0034】
代替的に、なお図5を参照すると、人Aは、ネットワーキングがそれを介して探索される主要なデバイス、たとえば、モバイル電話、MP3プレーヤなどを有し得る。デバイスが、別の人によって所有されている他のデバイスに関する情報を受信することを可能にすることによって、導入がネットワーキングに従って協調され得る。たとえば、人Aが人Bと音楽を共有することを希望した場合、人Aは、音楽共有を可能にするためのボタンを含み得るカメラデバイス4を用いて人Bの写真を撮り得る。次いで、人Aのデバイス4(たとえば、スマートフォン)は、人Bの画像タグをブロードキャストし得る。人Bのデバイス4はその画像タグに一致し、人Aのデバイス4に応答し得る。次いで、人Aのデバイス4(たとえば、電話)は、人Aのデバイス4がBのヘッドセット/ハンドセットを探していることを人Bのデバイス4に通信し得る。Bのデバイス4は、Aのデバイスにヘッドセットデバイスアドレスを与え得る。次いで、Aのデバイス4は、Bのヘッドセット(または場合によってはハンドセット)に音楽を送り得る。
【0035】
例4
来客は、会社/団体などを訪問している間、サインインしており、来客はサインインデスクまで歩く。カメラは来客の写真を撮り、この手法は、サインインに事前書き込みし、識別バッジを印刷するために、来客のモバイル電話を発見し、データベースから来客の識別情報を引くために使用される。これらのステップは、図6に示すフローチャートに要約されている。図示の論理は開始600から進行する。ステップ602において、被写体がサインインステーション/入口に近づく。ステップ604中に、被写体から/の写真(またはビデオまたは他の生体データ)を入手する/撮る。606において、訪問者から観測されたかまたは取られた生体データとデータベース情報との間に一致があるかどうかに関する判断を行う。たとえば、被写体からの生体データは、データベースを形成する際に事前に収集され得る。マップに関して、ペアリングが(電話などの)モバイルデバイスと行われ得、IDバッジを割り振ることに関して、識別(ID)情報が入手され、使用され得る。
【0036】
例5
図7に、それを通して電子ドアが遭遇することなど、セキュアなエリアへの被雇用者のアクセスを可能にするための手法を略述するフローチャートを示す。ステップ700において開始し、被雇用者がドアに近づくと(ステップ702)、カメラは、被雇用者の写真を撮影し(ステップ704)、その写真を使用して被雇用者の電話またはワイヤレスバッジを発見し、次いで、バッジまたは電話とのセキュリティ問合せ交換を行い(ステップ706)、被雇用者がドアを通るのを許可されていることを認証し、ドアを開く(ステップ708)。被雇用者の場合、これは被雇用者が近づいたときにシームレスに行われ、その比較は、人々の広範なバックエンドサーバリストではなく、ドアカメラから眺められたものと、それらの電話上の生物医学タグのショートリストとに基づくので、バックエンド処理が大幅に低減される。
【0037】
同様に、よりセキュアな環境では、カメラの代わりに指紋が使用され得る。被雇用者がドアを開ける/エリアにアクセスすることを本当に希望したことを保証するために、指紋は、任意の他の生体入力とともに使用され得る。
【0038】
例6
図8に、ツール共有に関与する使用事例を略述する(ステップ800において開始する)フローチャートを示す。話者がコンピュータ上にプレゼンテーション資料を有する会議では(ステップ802)、会議の参加者は、特にオーバーヘッド(overhead)が利用可能でないときは、Excel、Word、またはPowerPointドキュメントなど、ドキュメントを共有するためにそれらのコンピュータを話者のコンピュータに迅速に接続し得る。たとえば、話者が話し始めることができ、誰でもそれらのコンピュータを話者のコンピュータに同期させ得る。代替的に、会議室にいる人々が、データベースに記憶された対応するデータとの比較のためにデータをサンプリングすることを可能にするために、話者の写真/ビデオ(ステップ804)が撮られ得、あるいは話者は、話者の指紋を読み取らせるかまたは他のタイプの生体データを提供し得る。次いで、会議の参加者は、データベース一致に基づいて話者のコンピュータを識別し(ステップ806)、それに接続し得る(ステップ808)。これはまた、コンピュータのアドホックネットワークに接続するために使用され得る。
【0039】
情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者なら理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0040】
さらに、本明細書で開示する実施形態に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者なら諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
【0041】
上記では主に顔認識を対象としたが、顔認識の代わりにまたは顔認識を含む、任意の種類の生体識別子(biometric identifiers)とともに使用することも企図される。したがって、これは、指紋情報、声紋情報、心拍数情報、歩行情報(gait information)などを含む。
【0042】
デバイスの間でまたはそれらのうちでアドホックネットワークが確立されると、音楽の共有であろうと、コメントの共有であろうと、ビデオの共有であろうと、その他の共有であろうと、デバイスの間でまたはそれらのうちで情報を共有するすべての方法が企図される。
【0043】
本明細書で開示する実施形態に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0044】
本明細書で開示する実施形態に関して説明する方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICはユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
【0045】
開示する実施形態の前述の説明は、当業者が本発明を実施または使用できるようにするために提供されるものである。これらの実施形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般原理は、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書で示した実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【背景技術】
【0001】
特にソーシャルネットワーキング、ワークプレイス機能などのための、団体中の人々のグループの人の顔を識別する方法が大いに望ましいであろう。多くの顔認識アルゴリズムが存在するが、大部分の制限的な側面は、考慮中の比較のための特性のすべてが与えられれば、アルゴリズムを実行するために必要とされる時間量および計算能力である。たとえば、最近の北京オリンピックでは、セキュリティ問題に対処する顔認識システムが使用されたが、そのシステムは、(1つまたは複数の)識別アルゴリズムを実行するために必要とされる集約的計算時間により、惨憺たる失敗に終わった。とはいえ、顔認識機能の利益を活用または相助するためにより良く適合された使用規模の経済を与える適用例に適切に一致されたとき、顔認識プログラムは極めて有用になり得る。以下はこの課題を達成するものである。
【図面の簡単な説明】
【0002】
【図1】各ユーザとユーザのモバイルデバイスとを示す図。
【図2】通信ノード間の例示的なシグナリング交換と、メッセージを通信することをサポートする例示的な方法に関連するステップとを示す図。
【図3】考えられる使用シナリオの図。
【図4】上記の説明した方法を使用する一実施形態のための1つの可能なプロセスフローを詳述するフローチャート。
【図5】モバイルデバイスを使用した当事者間の電子ビジネスカード配布を詳述する図。
【図6】本発明の一態様による、来客に対するバッジ配布を詳述するフローチャート。
【図7】それを通して電子ドアが遭遇することなど、セキュアなエリアへの被雇用者のアクセスを可能にするための手法を略述するフローチャート。
【図8】ツール共有に関与する使用事例を略述するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0003】
適用可能な参照番号を繰り越している。
【0004】
カメラまたはビデオ機能をもつモバイル電話などのポータブルデバイスは、1人または複数の人々の画像をキャプチャし、データベース内に記憶された情報に関してあらかじめ定義された特性を使用して、あるいはブロードキャストメッセージまたはマルチキャストメッセージの使用によって比較を行うために使用され得る。好ましくは、データベースは、メンバーと遭遇する予想が、はるかにより大きいグループよりも高くなるであろうターゲットグループを包含する。たとえば、ターゲットグループは、市内のすべての人々のグループなど、大きさによってより大きいグループから区別される、同じ市内の同じ会社からの人々を備え得る。
【0005】
顔識別(facial identification)に対するいくつかの手法が企図される。これらは、典型的な顔に基づいて適用されるルールに従って顔の特徴を符号化する知識ベースの方法と、記憶された顔の画像または特徴のカタログからのものに画像を一致させるテンプレート一致方法(template matching method)と、トレーニング画像に基づいて比較のためのモデルを開発する外観ベースの方法と、被写体のビューおよびポーズおよび/または照明条件が変化しても顔の特徴を発見するアルゴリズムを使用する特徴不変モデル(feature invariant models)とを含む。
【0006】
ターゲットグループのメンバー(たとえば、会社の被雇用者)の定義された顔の特性は、たとえば、上述の顔識別方法のうちの1つまたは複数を採用してカタログ化され得る。たとえば、特徴不変手法(feature invariant approach)を使用して、スチールカメラまたはビデオカメラをもつポータブル通信デバイスなどのポータブルデバイスが、顔画像を含む画像をキャプチャし得る。それらの画像の受信に関して、デバイス(たとえば、デバイス中のプロセッサ)上で実行されるかまたはリモートで実行されるアルゴリズムは、比較を行い、キャプチャされた顔画像として認識されたものと、ターゲットグループからの特定のメンバーに関連するカタログ化された顔の特徴との間の類似度を確定する。
【0007】
図1に、各ユーザ2と、ユーザの関連付けられたモバイルデバイス4とを示す図を示す。本発明の一実施形態では、モバイルデバイス4中のカメラCは、顔識別ソフトウェアの使用に関して、顔画像をキャプチャし、識別するために使用される。この識別に基づいて、ネットワーク6など、1つまたは複数のモバイルアドホックネットワークが確立または拡張され得る。主にカバレージエリアによって判断される、これらのネットワークは、ボディエリアネットワーク、パーソナルエリアネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワークおよびワイドエリアネットワークの組合せを含む。
【0008】
ボディエリアネットワーク(BAN)は、概して、数メートル程度のネットワークカバレージに関係する。人に着用されるデバイスは、BANによって接続され得る。これらのデバイスは、モバイル電話、カメラ、マイクロフォン、カードリーダ、ディスプレイ、センサなどを含み得る。BANは、他のBANを含む他のネットワークと接続し得、それらは、ユーザに対して自動的にシームレスに構成され得る。
【0009】
パーソナルエリアネットワーク(PAN)は10メートル程度の動作範囲を有し、それらは、概してモバイルデバイスを固定デバイスまたは他のモバイルに接続するために使用される。
【0010】
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、WLAN中のデバイス間の完全接続性をもつ大容量通信、ならびにブロードキャスト能力を可能にする。
【0011】
上記の説明したネットワークは、確立されたネットワークまたはアドホックネットワーク内の電話などの他のデバイスをページングしおよび/またはそれに接続し、たとえば、WLAN用のIEEE802.11規格、FlashLinQ(登録商標)、および/またはより短距離のワイヤレス通信用のBluetooth(登録商標)仕様を使用して識別情報を提供し得る。IEEE802.11は、WLANのための媒体アクセス制御(MAC)プロトコルおよび物理レイヤを提供する。一般に分散協調機能(DCF:Distributed Coordination Function)プロトコルを使用して、MACレイヤは、それのユーザについて、赤外線通信、周波数ホッピングスペクトラム拡散通信および/または直接シーケンススペクトラム拡散通信を使用し得る物理レイヤ上で競合ベースのおよび競合なしのアクセス制御を指定する。これらは、顔識別一致(facial identification matches)が、たとえば、部屋内の電話またはその部屋中の特定の電話ネットワーク内の電話のすべてにブロードキャストされ得る社会的環境のための適用例ではうまく動作するであろう。
【0012】
一実施形態では、キャプチャされた画像と、データベースにおいてカタログ化されたものとの比較を行うことに関して、画像をキャプチャするために使用されるポータブルデバイスは、識別の確認を要求する問合せを送る信号を範囲内の他のデバイスにページングまたはマルチキャストし得る。肯定応答に関して、デバイス間でのSMSメッセージ、ビデオまたは画像メッセージング、電子メールメッセージングおよび他のタイプのワイヤレス通信など、さらなるメッセージングを可能にするさらなる識別情報が交換され得る。このさらなる識別情報は、ネットワーク中のデバイスと共有され得る。この実施形態の追加された利点は、識別と誤識別とが、静かに、シームレスに、および自動的に行われ得るということにある。誤識別に関して潜在的に厄介な意見は行われる必要がない。
【0013】
いくつかの識別探索アルゴリズム(identification search algorithms)が使用のために企図され、正確な識別の可能性を高めるために2つ以上のアルゴリズムが使用され得る。これらのアルゴリズムは、探索ツリーを横断する際に顔の特性を除外することに関して使用され得、または、代替的に、識別は加法的に行われ得る。識別特徴(identifying features)を適切にカタログ化する作業においていくつかのトレーニング画像が使用され得る。
【0014】
本発明のさらに別の実施形態では、顔データ特性が、ポータブルデバイス上で維持され得、ネットワーク中の照会デバイスおよび/またはポータブルデバイスと交換され得る。デバイスにおいて顔の特性のみを維持することによって、ネットワーク内で共有される識別情報を除いて匿名性が維持される。したがって、モバイル電話が識別情報特性を共有することができる場合、それらの特性を、ネットワーク、たとえば、特定の会社のネットワークに属する特定の個人と比較して、かなり迅速な識別が行われ得る。他のセキュリティ情報に関連して、たとえば、FlashLinQまたはBluetooth識別子を使用して、顔認識識別(facial recognition identifications)は、セキュアなグループまたはネットワーク内のもののみに制限され得る。たとえば、顔の特性は、特徴タグ(feature tag)と呼ばれるファイルに入力され得る。モバイルデバイスから取られた写真情報から収集されたものと特徴タグ特性を比較することは、顔識別を行うための主要な基礎として働き得る。
【0015】
別の実装形態では、部屋に入る被写体の写真をキャプチャするためにカメラが使用される。この写真は、静止画像を表すか、またはビデオ画像の一部であり得る。たとえば、1つまたは複数のアルゴリズムを使用する、顔認識ソフトウェアは、モバイルデバイス内のプロセッサ上で実行され得、または代替的に、そのソフトウェアはリモートで実行され得る。たとえば、特徴タグデータは、モバイルデバイス上で処理され、識別のためにリモートロケーションに転送され得る。
【0016】
被写体の識別を確認するためのしきい値レベルを満たすことに関して、アドホックネットワークを確立または拡張する作業においてモバイル電話および/または他のモバイルデバイスをページングすることに関して、識別された被写体の間でアドホックネットワークが確立され得る。
【0017】
一実施形態によれば、アドホックネットワークを迅速に確立するためにデバイスの簡単なペアリングが行われ得る。デバイスは、ワイヤレスデータの受信に関して発見チャネルを監視し得る。発見チャネルは、近傍内にピア(peers)、ネットワークまたはサービスを見つけるために使用されるチャネルである。一実施形態では、デバイスは、時々(周期的または非周期的に)それらのピア発見信号を送信し、また近傍において当該のエンティティを検出するために他のデバイスのピア発見信号をリッスン(listen)する。ピア発見は、場合によっては毎秒ほぼ16msを占有し得、または、5秒ごとに1ミリ秒など、より低いレートにあり得ることが企図される。一実施形態では、アドホックネットワークを構築することに関して、デバイスは、それの周りのデバイスを判断し、次いで、この情報を使用して、特徴が比較されるデータベースの探索プールを小さくし得る。いくつかの実施形態では、他のデバイスの発見信号を受信するより前に、デバイスは、発見チャネル上で情報についての要求をブロードキャストし得る。情報についてのこの要求は、要求を受信する範囲内のデバイスの識別情報についての要求を含み得る。
【0018】
その上、さらに他の実施形態では、デバイスは、発見チャネル上でそれらの特徴タグ情報を周期的にブロードキャストし得、いくつかの実施形態では、それによって、比較されるべき画像のデータベースを形成し得る。いくつかの実施形態では、特徴タグ情報は、デバイスのユーザの名前情報を含めてブロードキャストされ得る。そのような実施形態では、この限定されたセット、たとえば、部屋内、会議ミーティングスペース中などの人々の間で識別を行うために顔識別プログラムが使用される。
【0019】
いくつかの実施形態では、顔が識別されると、ネットワークを構築することに従って、確認についての要求が鍵とともにブロードキャストされ得る。この要求は、たとえば、要求元を識別し、要求に応答している人の名前、またはその人のデバイスのデバイスアドレスを与えることによる確認を求め得る。要求に対する応答は、特に要求元に送信され得る。顔画像と特徴タグ情報とが、顔識別プログラムによって判断された一定の信頼性レベルに従って一致した場合、その後、アドホックネットワークを確立するために簡単なペアリングが使用され得る。他の実施形態では、顔識別プログラムを使用することによって識別された名前が一定の信頼性レベル内で応答者の名前と一致した場合、たとえば、応答者の姓と名とが、識別された当事者と一致した場合、その後、アドホックネットワークを確立するために簡単なペアリングが使用され得る。
【0020】
代替的に、セキュリティ鍵は、その鍵をプロビジョニング(provision)し得るセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク上で事前配布(pre-distributed)され得る。たとえば、会社の被雇用者など、団体の識別されたメンバーは、被雇用者登録簿に従って割り振られたセキュリティ鍵をすでに有していることがある。識別要求(identification request)がモバイルデバイスによって受信されたとき、たとえば、被雇用者に属する、そのモバイルデバイスは、事前配布鍵で応答する。次いで、鍵は、応答者がアドホックネットワークに加入することを可能にするアクセス機構を与える。一態様では、特定のメッセージ(たとえば、会社などの団体のメンバーからのメッセージなど)を復号するための公開鍵は、アドホックネットワーク形成より前に団体内のメンバーに事前配布され得る。したがって、その団体のメンバーのみがマルチキャスト要求を解読することが可能になる。ネットワークメンバーシップ要求に応答することに関して、鍵は、特定の応答者のデータペアリング情報とともに要求元に送信される。代替実施形態では、必要なペアリングデータは、セキュアなデータベースにアクセスすることを通して取得され得、それによって、特定の団体に関連するデバイス間での簡単なペアリングが可能になる。データベースは、団体内の人々によって保持されているデバイスの識別情報、デバイスタイプなどに関係する情報を保持し得る。デバイス中のソフトウェアを実行しているプロセッサは、デバイスペアリングを自動的に処理し、扱うことができるので、ネットワークに加入するようにとの要求に対する肯定の応答のみが、必要とされ得るすべてのものである。さらに、いくつかの実施形態では、セキュアなデータベースからのペアリングデータは、両方から受信された許可の受信に関してのみ交換され得る。
【0021】
代替的に、鍵は、事前配布される代わりに、団体をサービスするリモートデータベースから要求時に供給され得る。
【0022】
さらに別の実施形態では、鍵の代わりに、デジタル証明書が発行され得る。
【0023】
アドホックネットワークを構築するために使用するためのいくつかの技術が企図される。これらには、WLAN用のIEEE802.11規格、FlashLinQ、Zigbee(登録商標)および/またはBluetooth仕様を採用している技術がある。ZigBeeは、主に、一緒にエンタープライズネットワークにおいておよび/またはインターネット上で、ワイヤレスセンサネットワーク(WSN)、センサと制御ノードとを含む、複数のデバイスをワイヤレス相互接続するために低電力低データレートネットワーキング技術を使用するネットワークとともに使用される。
【0024】
たとえば、Bluetoothの従来型の使用では、約7人のアクティブユーザが互いにネットワーク化され得る。しかしながら、スニフモードまたはパーク状態を使用し、それによってモバイルワイヤレスデバイスを非アクティブ状態にすることによって、これは、情報をネットワーク全体にわたって伝搬するために、デバイスをアクティブ状態にページングしたり、非アクティブ状態に、すなわち、アイドル状態にページングしたりすることによって、効果的により多くのネットワーク参加者を可能にする。
【0025】
アドホックネットワークが確立されると、情報が、モバイルからネットワーク中のいくつかのモバイルにブロードキャストされ得る。そのようなシステムを実装する1つの方法は、QualcommのFlashLinQなどのピアツーピア技術を使用することによる。FlashLinQを使用する場合、一体型FlashLinQモデムを装備した、モバイル電話などのワイドエリアネットワークデバイスは、FlashLinQおよびWANシステム上で透過的に動作する。たとえば、FlashLinQ主導型アプリケーションセッションは、WAN上での間接通信に加えてFlashLinQを介して直接デバイス間(D2D)通信を使用して行われ得る。通信は、ユーザ関与または知識なしに、D2Dを使用することとWANを使用することとの間で交番し得、したがって、シームレスな管理サービスを提供し得る。したがって、情報は、モバイルデバイスからネットワーク中の他のデバイスにデータを直接ブロードキャストすることによって、またはそのようなデータをアクセスポイントに送り、その情報をWAN上でブロードキャストすることによって交換され得ることが企図される。
【0026】
別の実施形態では、通信は、ショートメッセージサービス(SMS)を使用してブロードキャストされ得る。
【0027】
アドホックネットワークを構築することが、たとえば、特徴タグ情報を使用してデータを比較するための機会を可能にし得ない事例では、単一のネットワークメンバーによるある当事者の識別が、ネットワークへのその当事者の加入を可能にするのに十分であり得る。顔識別を使用することによって構築されたネットワークは、したがって、ネットワークに含めるための潜在的なメンバーを認識するネットワークメンバーの能力に基づいてさらに拡張され得る。図2に、ネットワークメンバーが、ネットワークに含めるために検討される当事者の送信画像を識別することによってアドホックネットワークを構築するのを助ける、上記の事例を示す例示的な一実施形態において使用されるステップおよび関連するシグナリングを示す。被写体の識別がデータベース比較によって確認され得なかった場合、顔画像を含んでいる画像ファイルがネットワークメンバーに配布され得る。このアクションは、たとえば、会社の非被雇用者がアドホックネットワークに含まれることが望まれ得る場合をカバーするために取られる。たとえば、展示場または会議場などの環境において識別されたクライアントまたは顧客は、アドホックネットワークメンバーシップについて検討され得る。しかしながら、メンバーシップ拡張は、他のネットワークメンバーによって行われた識別に関連して最も良く行われ得る。この目的に従って、ステップ200に示すように、ノードAは、(ここではノードβのみとして示された)ノードAの既存のネットワークメンバーに、画像ファイルまたは画像特徴タグ(image feature tags)を含んでいるメッセージMSG1をマルチキャストする。ステップ202において、メッセージMSG1はノードβによって受信される。画像ファイルまたは画像特徴タグは、アドホックネットワークのメンバーシップについて検討中である誰かの画像を保持する。いくつかの実施形態では、メッセージMSG1は、ノードAのバディリスト(buddy list)中の追加のノードに送られる。バディリストは、ノードAがそれのメンバーである1つまたは複数のネットワーク中のメンバーを識別するか、あるいはノードAによって知られているかまたはノードAに関連する他の個人に関する情報を保持し得る。ノードβにおける当事者が、MSG1のファイルにおいて顔画像の識別を行った場合、その当事者は、ステップ204において、被写体の名前を含む識別情報をもつ応答1を送り返す。ステップ205において、ノードAは応答1を受信する。ノードβは、識別された当事者に対するメンバーシップ要求を拡張することによってネットワークを構築するように努めることができるが、ネットワーク構築のタスクは、ノードAなど、1人または複数の他の当事者に委任され得る。ノードβによって行われた識別に応答して、ステップ207に示すように、ノードAは、メッセージMSG2、たとえば、メッセージを送信、たとえば、マルチキャストし、そのメッセージは、それぞれステップ206および208において、通信ノードβおよび通信ノードCによって受信される。
【0028】
MSG2は、ノードC、すなわち、ノードβによって識別された当事者の、ノードAのネットワークの一部になるようにとの要求であり得る。さらに、ノードAにいるユーザがノードCにいるユーザを知らないことについて考察する。いくつかの実施形態では、会議場または展示スペースなどのエリアにおいて、1人または複数のユーザが、共通の仲間、友人またはピアを知っていることがある相応の確率が存在する。たとえば、図2を参照すると、ノードβにいるユーザは、ノードAにいるユーザと、ノードCにいるユーザとを知っていることがある。したがって、ノードβにいるユーザは、ノードAとノードCとに関与するアドホックネットワークの構築を可能にするのを助けることができる。メッセージMSG1は、たとえば、ノードAから、メッセージMSG1を受信するノードβなど、ノードAの仲間への、エンティティがアドホックネットワークに加入するための要求を支援(second)するようにとの要求をも含み得る。したがって、ノードAとの関係を有するノードβは、ステップ218において、ネットワークに加入するようにとのノードCへの支援要求を含んでいるメッセージMSG3を送ることによって、ノードAがネットワークを拡張するのを助けることができる。したがって、ノードAにいるユーザはノードCにいるユーザを知らないことがあっても、ノードβにいるユーザはノードCにいるユーザを知っており、ノードβにいるユーザは、スポンサーシップと呼ばれ得るこの方法を通してネットワークを拡張することを可能にすることができる。
【0029】
ステップ224においてノードCによって受信されたメッセージMSG3は、メッセージMSG3によって通信された情報に基づいて、メッセージMSG2によって通信された情報の信用性を判断するために、さらなる処理を受け得る。いくつかの実施形態では、メッセージMSG3は、ソース検証情報、たとえば、送信者のシグナチャ、メッセージ認証コード(MAC)、およびメッセージMSG2によって通信された情報が改変されていないことを検証するための情報を含む。送信者(ノードβ)シグナチャなどのソース検証情報は、受信機ノードCが、メッセージMSG3の真正性を検証し、したがって、信頼されたソースからメッセージMSG3が来ていることを保証するのを助け得ることを諒解されたい。いくつかの実施形態では、メッセージMSG3はまた、1つまたは複数の関係、たとえば、長年の友人、仕事仲間、親類などを示す関係インジケータを含む。たとえば、格付けレベルインジケータは、ピアとの関係に基づいて、元の要求元、たとえば、ノードAに与えられた信用レベルを示し得る。たとえば、共通の団体の共働者または被雇用者は、高い関係レベルを受け、それにより、ある会社情報を共有する適切な権利があることがあり得る。代替的に、親友には高い関係レベルを与え、それによって、ソーシャルネットワークにおいて友人の緊密なグループを可能にするのを助けることもでき得る。ステップ226において、委任されたピアノードβからのMSG3の受信に続いて、メッセージMSG2によって通信された情報が信用できると判断した後に、ノードCは、ノードAと何らかの関係を有するノードβを通してノードAに応答2の応答を送る。ノードCから送られる応答は、たとえば、以前にノードAから受信したネットワークメンバーシップ申込みを受け付ける、メッセージMSG2に対する応答である。この応答は、たとえば、ノードCが、ノードAによって提供されるネットワークに加入することに関心があり、ノードAと直接対話することを望んでいるという指示および/または肯定応答であり得る。ノードCは、ノードβに応答2の応答メッセージを送り、ノードβは、ステップ228において、応答2の応答メッセージを受信する。ステップ228において、ノードβは、いくつかの実施形態では、たとえば、ノードβに対応する何らかのセキュリティ情報を含むように受信した応答2を修正することによって、応答3の応答メッセージを生成する。応答2の応答メッセージ中でノードCから通信された情報を含む、応答3の応答メッセージは、次いで、ノードβからノードAに通信される。ステップ230において、応答3の応答メッセージはノードAによって受信され、ノードAは、応答3の応答メッセージがノードβにいるピアから送られているので、応答3の応答メッセージを信用する(応答が本当にノードCからのものであるとの信頼を有する)ことができる。ノードCから応答を受信した後に、ノードAとノードCの両方は、確立または(場合によっては)拡張されたネットワークを通して通信するためのステップを取り得る。たとえば、ノードAとノードCとの間に関係が確立された後、ノードAとノードCとは、ペアリングを開始し、証明書、たとえば、スペクトル使用許可ドキュメント、それらのIPアドレス、公開鍵などを交換し得る。
【0030】
上記のアドホックネットワークは、個々のデバイスだけでなく、BAN、PAN、およびWANの組合せなど、ネットワークをリンクして構築され得る。したがって、1人の人によって保持されている電話に取り付けられたカメラは、異なるBAN、PANまたはWAN中の別の人またはデバイスに情報を送信するか、あるいはそれらの別の人またはデバイスによって制御さえされ得る。
【0031】
例1
図3に、上記の考えられる使用シナリオの図を示す。環境10(たとえば、会議室、ロビー、コンベンションセンターなど)内の各ユーザ2とユーザの関連するモバイルデバイス4とは、アドホックモバイルネットワーク6中に含めるために可能な被写体を与える。一実施形態では、モバイルデバイス4は、入口12を通して環境10に入る人など、人の顔画像をキャプチャするために使用され得るカメラを含み得る。モバイルデバイス4のうちの1つまたは複数の上で実行される顔認識ソフトウェアが、上記で説明した方法に関して識別を行うために使用され得る。別の実施形態では、カメラ14が、ロケーションに配置されて、入口12の周りのエリアに焦点を当てられる。アクセスポイント16を使用することによって、カメラ14からのワイヤレスまたはワイヤード送信が、顔認識処理のためにネットワーク18に転送され得る。ネットワーク18に接続されたエンティティによって判断された、環境10内のものから選択されたものが、アドホックネットワークにおいてリンクされ得る。たとえば、適切な識別および/または確認が、ネットワーク18からディスパッチされ、アクセスポイント16から関係するデバイス4に送られ得る。たとえば、顔識別ソフトウェアを使用することによって部分的に判断された、適切なペアリングデータが、共通の雇用者、部門などによって採用されたものにディスパッチされ得る。ソフトウェアを使用して最初の識別一致が行われ得、その後、その一致はさらに確認されることが企図される。代替的に、たとえば、会議室または法廷において、話者の電話を発見し、したがってそれに関して注釈のための識別情報を引くために、ボイスタグが比較のためのデータとして使用され得る。
【0032】
例2
図4に、上記の説明した方法を使用する一実施形態のための1つの可能なプロセスフローを詳述するフローチャートを示す。ステップ300から開始して、モバイルデバイスカメラ、またはルーム環境などに固定されたスタンドアロンカメラのいずれかを介して、顔画像をキャプチャする。その顔情報は、モバイルデバイスによって、リモートで、またはそれらの2つの組合せによって(リモートでおよびモバイルデバイスによって)処理される。顔識別ソフトウェアを使用して、(ステップ304において)キャプチャされた顔識別情報を、データベースに記憶されたものと比較する。キャプチャされた画像は、特徴タグに入力される情報に簡約化され得、その特徴タグ情報(feature tag information)は、データベース中の登録に対応する特徴タグ情報と比較され得る。ステップ308のとおりに、識別一致が発生した場合、データベースは、ペアリングに従って、要求元と要求が向けられたデバイスとの間のユニキャスト送信を可能にするために好適なIDを提供し得る。誤識別の場合、誤識別されたデバイスが通信範囲内にある保証はないので、ネットワークとペアリングすることはおそらく生じない。これは、特にBluetoothまたは802.11通信について考えた場合に当てはまる。代替実施形態では、確認についての要求とともに、処理された顔ID情報を適用可能な環境に送ることを介して、ネットワークメンバーシップについての勧誘をマルチキャストし、さもなければ、プロセスは、ステップ300において再初期化されるまで停止する(ステップ314)。一致する情報をもつデバイスは応答し得る。識別の確認(ステップ310)は、いくつかの異なる方法で行われ得る。たとえば、送信されている事前配布鍵での応答が行われ得る。代替的に、確認は、ディスパッチされるデジタル証明書に関して行われ得る。識別の確認後に、すべてのネットワークメンバー間のネットワーク通信が可能になるように、アドホックネットワークに追加されるべきデバイスとペアリングデータを交換する。
【0033】
例3
図5に、モバイルデバイス4(たとえば、モバイル電話)をもつ人Bの近くにいる、モバイルデバイス4をもつ人Aの図を示す。社会的環境またはビジネス上の会合にいる人Aは、人Bから電子ビジネスカードを入手することを希望し、したがって、人Aは、人Aのモバイルデバイス4を用いて人Bの(角度5によって示される)写真を撮影し、人Aのモバイルデバイス4は、(それ自体でまたはリモートネットワークに関して)人Bの関連するモバイルデバイス4を発見し、それから電子ビジネスカードを引く(好適な認可/許可が所定の位置にあると仮定する)。
【0034】
代替的に、なお図5を参照すると、人Aは、ネットワーキングがそれを介して探索される主要なデバイス、たとえば、モバイル電話、MP3プレーヤなどを有し得る。デバイスが、別の人によって所有されている他のデバイスに関する情報を受信することを可能にすることによって、導入がネットワーキングに従って協調され得る。たとえば、人Aが人Bと音楽を共有することを希望した場合、人Aは、音楽共有を可能にするためのボタンを含み得るカメラデバイス4を用いて人Bの写真を撮り得る。次いで、人Aのデバイス4(たとえば、スマートフォン)は、人Bの画像タグをブロードキャストし得る。人Bのデバイス4はその画像タグに一致し、人Aのデバイス4に応答し得る。次いで、人Aのデバイス4(たとえば、電話)は、人Aのデバイス4がBのヘッドセット/ハンドセットを探していることを人Bのデバイス4に通信し得る。Bのデバイス4は、Aのデバイスにヘッドセットデバイスアドレスを与え得る。次いで、Aのデバイス4は、Bのヘッドセット(または場合によってはハンドセット)に音楽を送り得る。
【0035】
例4
来客は、会社/団体などを訪問している間、サインインしており、来客はサインインデスクまで歩く。カメラは来客の写真を撮り、この手法は、サインインに事前書き込みし、識別バッジを印刷するために、来客のモバイル電話を発見し、データベースから来客の識別情報を引くために使用される。これらのステップは、図6に示すフローチャートに要約されている。図示の論理は開始600から進行する。ステップ602において、被写体がサインインステーション/入口に近づく。ステップ604中に、被写体から/の写真(またはビデオまたは他の生体データ)を入手する/撮る。606において、訪問者から観測されたかまたは取られた生体データとデータベース情報との間に一致があるかどうかに関する判断を行う。たとえば、被写体からの生体データは、データベースを形成する際に事前に収集され得る。マップに関して、ペアリングが(電話などの)モバイルデバイスと行われ得、IDバッジを割り振ることに関して、識別(ID)情報が入手され、使用され得る。
【0036】
例5
図7に、それを通して電子ドアが遭遇することなど、セキュアなエリアへの被雇用者のアクセスを可能にするための手法を略述するフローチャートを示す。ステップ700において開始し、被雇用者がドアに近づくと(ステップ702)、カメラは、被雇用者の写真を撮影し(ステップ704)、その写真を使用して被雇用者の電話またはワイヤレスバッジを発見し、次いで、バッジまたは電話とのセキュリティ問合せ交換を行い(ステップ706)、被雇用者がドアを通るのを許可されていることを認証し、ドアを開く(ステップ708)。被雇用者の場合、これは被雇用者が近づいたときにシームレスに行われ、その比較は、人々の広範なバックエンドサーバリストではなく、ドアカメラから眺められたものと、それらの電話上の生物医学タグのショートリストとに基づくので、バックエンド処理が大幅に低減される。
【0037】
同様に、よりセキュアな環境では、カメラの代わりに指紋が使用され得る。被雇用者がドアを開ける/エリアにアクセスすることを本当に希望したことを保証するために、指紋は、任意の他の生体入力とともに使用され得る。
【0038】
例6
図8に、ツール共有に関与する使用事例を略述する(ステップ800において開始する)フローチャートを示す。話者がコンピュータ上にプレゼンテーション資料を有する会議では(ステップ802)、会議の参加者は、特にオーバーヘッド(overhead)が利用可能でないときは、Excel、Word、またはPowerPointドキュメントなど、ドキュメントを共有するためにそれらのコンピュータを話者のコンピュータに迅速に接続し得る。たとえば、話者が話し始めることができ、誰でもそれらのコンピュータを話者のコンピュータに同期させ得る。代替的に、会議室にいる人々が、データベースに記憶された対応するデータとの比較のためにデータをサンプリングすることを可能にするために、話者の写真/ビデオ(ステップ804)が撮られ得、あるいは話者は、話者の指紋を読み取らせるかまたは他のタイプの生体データを提供し得る。次いで、会議の参加者は、データベース一致に基づいて話者のコンピュータを識別し(ステップ806)、それに接続し得る(ステップ808)。これはまた、コンピュータのアドホックネットワークに接続するために使用され得る。
【0039】
情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者なら理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0040】
さらに、本明細書で開示する実施形態に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者なら諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
【0041】
上記では主に顔認識を対象としたが、顔認識の代わりにまたは顔認識を含む、任意の種類の生体識別子(biometric identifiers)とともに使用することも企図される。したがって、これは、指紋情報、声紋情報、心拍数情報、歩行情報(gait information)などを含む。
【0042】
デバイスの間でまたはそれらのうちでアドホックネットワークが確立されると、音楽の共有であろうと、コメントの共有であろうと、ビデオの共有であろうと、その他の共有であろうと、デバイスの間でまたはそれらのうちで情報を共有するすべての方法が企図される。
【0043】
本明細書で開示する実施形態に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0044】
本明細書で開示する実施形態に関して説明する方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICはユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
【0045】
開示する実施形態の前述の説明は、当業者が本発明を実施または使用できるようにするために提供されるものである。これらの実施形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般原理は、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書で示した実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
顔識別情報を収集することと、
ワイヤレス通信デバイスを使用して、顔識別一致の確認を取得することに関してネットワークメンバーシップの勧誘をマルチキャストすることと、
複数のワイヤレス通信デバイスをネットワーク化するためにペアリング情報をマルチキャストすることと
を備える方法。
【請求項2】
前記顔識別情報が、モバイルデバイスの一部としてカメラを使用して収集される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記顔識別情報が、固定ロケーションにおいてカメラを使用して収集される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記確認がデジタル証明書を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記確認が鍵を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記確認がSMSメッセージを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記確認が画像を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
顔識別情報を前記収集することが、特徴タグで前記情報を分類することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記特徴タグ情報を、データベースに記憶された情報と比較することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークは、デバイス間(D2D)通信とワイドエリアネットワーク(WAN)上での間接通信とから選択された1つによって通信が発生することを許可する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記アドホックネットワークがピアツーピア(P2P)ネットワークである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記アドホックネットワークが、複数のワイヤレスデバイス、BAN、PAN、WANまたはそれらの組合せからなる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記確認が事前配布鍵を備える、請求項5に記載の方法。
【請求項14】
コンピュータ可読媒体を備えるワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
生体情報を分析することをプロセッサに行わせるためのコードと、
生体識別一致を確認することに関してネットワークメンバーシップの勧誘をマルチキャストすることをワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
複数のワイヤレス通信デバイスをネットワーク化することに従ってペアリング情報をマルチキャストすることを前記通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項15】
前記生体情報が顔識別情報を備える、請求項14に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項16】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
第1のデバイスから、画像情報と前記画像の識別についての要求とを受信することと、
前記画像を識別する情報を送信することに関して前記アドホックネットワークに加入するようにとの要求を第2のデバイスに送ることと
を備える方法。
【請求項17】
前記アドホックネットワークに加入するようにとの前記要求に対する返答を前記第2のデバイスから受信することをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記返答中に含まれている情報を前記第2のデバイスから前記第1のデバイスに送ることをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記アドホックネットワークに加入するようにとの要求を前記送ることが、支援要求である、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記アドホックネットワークがピアツーピア(P2P)ネットワークである、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
コンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
第1のデバイスから、画像情報と画像の識別についての要求とを受信することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
前記画像を識別する情報を送信することに関してアドホックネットワークに加入するようにとの要求を第2のデバイスに送ることを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項22】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
顔識別情報を収集することと、
ワイヤレスデバイスを使用して、前記ネットワークに加入するようにとの勧誘をマルチキャストすることと、
前記勧誘に対する応答に関して鍵を第2のデバイスから受信することと、複数のワイヤレスデバイスをネットワーク化するためにペアリング情報をマルチキャストすることと
を備える方法。
【請求項23】
前記鍵を受信することより前に前記鍵を要求することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記鍵が、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとから遠いロケーションから受信される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
コンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
顔識別情報を収集することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
ネットワークに加入するようにとの勧誘をマルチキャストすることを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
前記勧誘に対する応答に関して鍵を第2のデバイスから受信することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
複数のワイヤレスデバイスをネットワーク化することに従ってペアリング情報をマルチキャストすることを前記プロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項26】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
顔識別情報を収集することと、
ワイヤレスデバイスを使用して、前記ネットワークに加入するようにとの勧誘をマルチキャストすることと、
前記勧誘に対する応答に関してデジタル証明書を第2のデバイスから受信することと、複数のワイヤレスデバイスをネットワーク化するためにペアリング情報をマルチキャストすることと
を備える方法。
【請求項27】
コンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
顔識別情報を収集することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
ネットワークに加入するようにとの勧誘をマルチキャストすることを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
前記勧誘に対する応答に関してデジタル証明書を第2のデバイスから受信することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
複数のワイヤレスデバイスをネットワーク化することに従ってペアリング情報をマルチキャストすることを前記プロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項28】
デバイスに接続するための方法であって、
生体情報を収集することと、
前記生体情報をワイヤレス送信することと、
確認された一致応答をワイヤレス受信することと、
前記確認された一致応答に基づいて前記デバイスと通信することと
を備える方法。
【請求項29】
デバイスに接続するための方法であって、
生体情報を収集することと、
前記生体情報に基づいてデバイス識別子を判断することと、
前記デバイス識別子に基づいて前記デバイスと通信することと
を備える方法。
【請求項30】
デバイスに接続する方法であって、
生体情報をワイヤレス受信することと、
前記生体情報を参照に一致させることに成功することと、
前記成功した一致に基づいて前記デバイスと通信することと
を備える方法。
【請求項31】
前記生体情報が、顔識別情報、指紋情報、声紋情報、心拍数情報、および歩行情報のうちの少なくとも1つを備える、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記生体情報が、顔識別情報、指紋情報、声紋情報、心拍数情報、および歩行情報のうちの少なくとも1つを備える、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記生体情報が、顔識別情報、指紋情報、声紋情報、心拍数情報、および歩行情報のうちの少なくとも1つを備える、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記デバイス識別子を判断することが、データベースに記憶された情報との生体情報の比較に基づく、請求項28に記載の方法。
【請求項35】
前記デバイス識別子を判断することが、データベースに記憶された情報との生体情報の比較に基づく、請求項29に記載の方法。
【請求項36】
前記比較が、ブロードキャストチャネルまたはマルチキャストチャネル上で受信された生体情報に基づく、請求項28に記載の方法。
【請求項37】
前記デバイスが個人識別情報を送信および/または受信する、請求項28に記載の方法。
【請求項38】
前記デバイスが個人識別情報を送信および/または受信する、請求項29に記載の方法。
【請求項39】
前記デバイスが個人識別情報を送信および/または受信する、請求項30に記載の方法。
【請求項40】
前記デバイスが第3のデバイスの識別情報を受信する、請求項28に記載の方法。
【請求項41】
前記デバイスが第3のデバイスの識別情報を受信する、請求項29に記載の方法。
【請求項42】
前記デバイスが第3のデバイスの識別情報を受信する、請求項30に記載の方法。
【請求項43】
前記デバイスと前記通信することが、前記デバイスとペアリングすることを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項44】
前記デバイスと前記通信することが、前記デバイスとペアリングすることを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項45】
前記デバイスと前記通信することが、前記デバイスとペアリングすることを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項46】
前記デバイスと前記通信することが、アドホックネットワークを確立することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項47】
前記デバイスと前記通信することが、アドホックネットワークを確立することを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項48】
前記デバイスと前記通信することが、アドホックネットワークを確立することを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項49】
前記通信することが、電子ビジネスカードを送ることおよび/または受信することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項50】
前記通信することが、ドキュメントを共有することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項51】
前記通信することが、証明を検証することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項52】
コンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
生体情報を収集することをワイヤレスデバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
生体情報をワイヤレス送信することを前記ワイヤレスデバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
確認された一致応答を第2のデバイスから受信することを前記ワイヤレスデバイスに行わせるためのコードと、
前記確認された一致応答に基づいて前記第2のデバイスと通信することを前記ワイヤレスデバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項53】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
第1のデバイスから生体情報を受信することと、
前記生体情報を識別することと、
前記識別された生体情報に関して前記アドホックネットワークに加入するようにとの要求を第2のデバイスに送ることと
を備える方法。
【請求項54】
前記生体情報が画像情報を備える、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記画像情報が顔画像情報を含む、請求項54に記載の方法。
【請求項1】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
顔識別情報を収集することと、
ワイヤレス通信デバイスを使用して、顔識別一致の確認を取得することに関してネットワークメンバーシップの勧誘をマルチキャストすることと、
複数のワイヤレス通信デバイスをネットワーク化するためにペアリング情報をマルチキャストすることと
を備える方法。
【請求項2】
前記顔識別情報が、モバイルデバイスの一部としてカメラを使用して収集される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記顔識別情報が、固定ロケーションにおいてカメラを使用して収集される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記確認がデジタル証明書を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記確認が鍵を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記確認がSMSメッセージを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記確認が画像を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
顔識別情報を前記収集することが、特徴タグで前記情報を分類することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記特徴タグ情報を、データベースに記憶された情報と比較することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークは、デバイス間(D2D)通信とワイドエリアネットワーク(WAN)上での間接通信とから選択された1つによって通信が発生することを許可する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記アドホックネットワークがピアツーピア(P2P)ネットワークである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記アドホックネットワークが、複数のワイヤレスデバイス、BAN、PAN、WANまたはそれらの組合せからなる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記確認が事前配布鍵を備える、請求項5に記載の方法。
【請求項14】
コンピュータ可読媒体を備えるワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
生体情報を分析することをプロセッサに行わせるためのコードと、
生体識別一致を確認することに関してネットワークメンバーシップの勧誘をマルチキャストすることをワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
複数のワイヤレス通信デバイスをネットワーク化することに従ってペアリング情報をマルチキャストすることを前記通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項15】
前記生体情報が顔識別情報を備える、請求項14に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項16】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
第1のデバイスから、画像情報と前記画像の識別についての要求とを受信することと、
前記画像を識別する情報を送信することに関して前記アドホックネットワークに加入するようにとの要求を第2のデバイスに送ることと
を備える方法。
【請求項17】
前記アドホックネットワークに加入するようにとの前記要求に対する返答を前記第2のデバイスから受信することをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記返答中に含まれている情報を前記第2のデバイスから前記第1のデバイスに送ることをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記アドホックネットワークに加入するようにとの要求を前記送ることが、支援要求である、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記アドホックネットワークがピアツーピア(P2P)ネットワークである、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
コンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
第1のデバイスから、画像情報と画像の識別についての要求とを受信することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
前記画像を識別する情報を送信することに関してアドホックネットワークに加入するようにとの要求を第2のデバイスに送ることを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項22】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
顔識別情報を収集することと、
ワイヤレスデバイスを使用して、前記ネットワークに加入するようにとの勧誘をマルチキャストすることと、
前記勧誘に対する応答に関して鍵を第2のデバイスから受信することと、複数のワイヤレスデバイスをネットワーク化するためにペアリング情報をマルチキャストすることと
を備える方法。
【請求項23】
前記鍵を受信することより前に前記鍵を要求することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記鍵が、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとから遠いロケーションから受信される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
コンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
顔識別情報を収集することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
ネットワークに加入するようにとの勧誘をマルチキャストすることを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
前記勧誘に対する応答に関して鍵を第2のデバイスから受信することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
複数のワイヤレスデバイスをネットワーク化することに従ってペアリング情報をマルチキャストすることを前記プロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項26】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
顔識別情報を収集することと、
ワイヤレスデバイスを使用して、前記ネットワークに加入するようにとの勧誘をマルチキャストすることと、
前記勧誘に対する応答に関してデジタル証明書を第2のデバイスから受信することと、複数のワイヤレスデバイスをネットワーク化するためにペアリング情報をマルチキャストすることと
を備える方法。
【請求項27】
コンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
顔識別情報を収集することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
ネットワークに加入するようにとの勧誘をマルチキャストすることを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
前記勧誘に対する応答に関してデジタル証明書を第2のデバイスから受信することを前記ワイヤレス通信デバイスに行わせることを前記プロセッサに行わせるためのコードと、
複数のワイヤレスデバイスをネットワーク化することに従ってペアリング情報をマルチキャストすることを前記プロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項28】
デバイスに接続するための方法であって、
生体情報を収集することと、
前記生体情報をワイヤレス送信することと、
確認された一致応答をワイヤレス受信することと、
前記確認された一致応答に基づいて前記デバイスと通信することと
を備える方法。
【請求項29】
デバイスに接続するための方法であって、
生体情報を収集することと、
前記生体情報に基づいてデバイス識別子を判断することと、
前記デバイス識別子に基づいて前記デバイスと通信することと
を備える方法。
【請求項30】
デバイスに接続する方法であって、
生体情報をワイヤレス受信することと、
前記生体情報を参照に一致させることに成功することと、
前記成功した一致に基づいて前記デバイスと通信することと
を備える方法。
【請求項31】
前記生体情報が、顔識別情報、指紋情報、声紋情報、心拍数情報、および歩行情報のうちの少なくとも1つを備える、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記生体情報が、顔識別情報、指紋情報、声紋情報、心拍数情報、および歩行情報のうちの少なくとも1つを備える、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記生体情報が、顔識別情報、指紋情報、声紋情報、心拍数情報、および歩行情報のうちの少なくとも1つを備える、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記デバイス識別子を判断することが、データベースに記憶された情報との生体情報の比較に基づく、請求項28に記載の方法。
【請求項35】
前記デバイス識別子を判断することが、データベースに記憶された情報との生体情報の比較に基づく、請求項29に記載の方法。
【請求項36】
前記比較が、ブロードキャストチャネルまたはマルチキャストチャネル上で受信された生体情報に基づく、請求項28に記載の方法。
【請求項37】
前記デバイスが個人識別情報を送信および/または受信する、請求項28に記載の方法。
【請求項38】
前記デバイスが個人識別情報を送信および/または受信する、請求項29に記載の方法。
【請求項39】
前記デバイスが個人識別情報を送信および/または受信する、請求項30に記載の方法。
【請求項40】
前記デバイスが第3のデバイスの識別情報を受信する、請求項28に記載の方法。
【請求項41】
前記デバイスが第3のデバイスの識別情報を受信する、請求項29に記載の方法。
【請求項42】
前記デバイスが第3のデバイスの識別情報を受信する、請求項30に記載の方法。
【請求項43】
前記デバイスと前記通信することが、前記デバイスとペアリングすることを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項44】
前記デバイスと前記通信することが、前記デバイスとペアリングすることを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項45】
前記デバイスと前記通信することが、前記デバイスとペアリングすることを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項46】
前記デバイスと前記通信することが、アドホックネットワークを確立することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項47】
前記デバイスと前記通信することが、アドホックネットワークを確立することを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項48】
前記デバイスと前記通信することが、アドホックネットワークを確立することを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項49】
前記通信することが、電子ビジネスカードを送ることおよび/または受信することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項50】
前記通信することが、ドキュメントを共有することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項51】
前記通信することが、証明を検証することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項52】
コンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信デバイスとともに使用するコンピュータプログラム製品であって、
生体情報を収集することをワイヤレスデバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
生体情報をワイヤレス送信することを前記ワイヤレスデバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと、
確認された一致応答を第2のデバイスから受信することを前記ワイヤレスデバイスに行わせるためのコードと、
前記確認された一致応答に基づいて前記第2のデバイスと通信することを前記ワイヤレスデバイスに行わせることをプロセッサに行わせるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項53】
アドホックネットワークを確立するための方法であって、
第1のデバイスから生体情報を受信することと、
前記生体情報を識別することと、
前記識別された生体情報に関して前記アドホックネットワークに加入するようにとの要求を第2のデバイスに送ることと
を備える方法。
【請求項54】
前記生体情報が画像情報を備える、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記画像情報が顔画像情報を含む、請求項54に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【公表番号】特表2013−502654(P2013−502654A)
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−525611(P2012−525611)
【出願日】平成22年8月10日(2010.8.10)
【国際出願番号】PCT/US2010/044974
【国際公開番号】WO2011/022247
【国際公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月10日(2010.8.10)
【国際出願番号】PCT/US2010/044974
【国際公開番号】WO2011/022247
【国際公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
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