説明

顕微鏡と、これに使用される光学装置

【課題】顕微鏡が受ける上下振動による焦点ずれを補正し、焦点ずれのない標本像の観察が可能な顕微鏡と、これに用いられる光学装置を提供すること。
【解決手段】対物レンズ17と結像レンズ18との間に配置された屈折力可変手段50と、顕微鏡1に設けられて前記対物レンズの光軸方向の変位を検出する少なくとも1つの位置検出センサーS1と、像面I1,I2における焦点ずれを前記位置検出センサーの信号に基づき前記屈折力可変手段を介して補正する制御装置22と、を有することを特徴とする顕微鏡1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顕微鏡と、これに使用される光学装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、顕微鏡が設置されている建造物自体が外部から受ける振動や、顕微鏡近傍における歩行者によるわずかな振動でさえも、顕微鏡の上下動を生じさせ高倍率の観察になるほど大きな焦点ずれを生じ、観察像の鮮明度に影響を与える。そこで重量の大きな定盤や除振台などの上に顕微鏡を設置して上下振動による焦点ずれを防いでいた(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平7−181395号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の定盤や除振台を設置する場合、設置スペースを広く設ける必要があるとともに、観察中はこれら防振部材に触れないよう注意する必要があった。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みて行われたものであり、顕微鏡が受ける振動による焦点ずれを補正し、焦点ずれのない標本像の観察が可能な顕微鏡と、これに用いられる光学装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、対物レンズと結像レンズとの間に配置された屈折力可変手段と、顕微鏡に設けられて前記対物レンズの光軸方向の変位を検出する少なくとも1つの位置検出センサーと、像面における焦点ずれを前記位置検出センサーの信号に基づき前記屈折力可変手段を介して補正する制御装置と、を有することを特徴とする顕微鏡を提供する。
【0006】
また、本発明は、光学的に透明な媒質を封入した観察試料からの光の光路上にある少なくとも一部の部材が光学的に透明な密閉容器と、前記密閉容器の一部に形成され、前記媒質を加減圧する加減圧手段とを有し、前記密閉容器は、観察試料からの光の光路上にある隔壁の少なくとも一方が変形可能に形成され、前記媒質の加減圧により前記隔壁を変形することで前記観察試料からの光に対する屈折力を可変することを特徴とする光学装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、顕微鏡が受ける振動による焦点ずれを補正し、焦点ずれのない標本像の観察が可能な顕微鏡と、これに用いられる光学装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施の形態にかかる顕微鏡について図面を参照しつつ説明する。
【0009】
図1は、実施の形態にかかる顕微鏡の側面図を示す。図2は、ステージを対物レンズ側から見た図を示す。なお、以下の実施の形態は、発明の理解の容易化のためのものに過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において当業者により実施可能な付加・置換等を施すことを排除することは意図していない。この点に関しては補正・訂正後においても同様である。
【0010】
図1において、透過照明用のランプ光源11からの照明光は、ベース部12の内部の照明光学系を通じてコンデンサーレンズ13に入射し、コンデンサーレンズ13を介してステージ14上に置かれた標本15を照明する。
【0011】
標本15からの光束は、レボルバ16に搭載された対物レンズ17で集光され光学装置50を通過して結像レンズ18により像面I1、I2に結像する。像面I1に結像された標本の像は、接眼レンズ19を介して観察者に眼視される。また像面I2に結像された標本の像は、不図示のカメラにより撮像され不図示のモニタで観察される。
【0012】
また標本15への焦点調節は、焦準ハンドル20を回転することでステージ14を上下動し達成する。また、スタンド部21には、制御装置22が内蔵され、顕微鏡1の各種動作を制御可能に構成されている。例えば、顕微鏡1が電動顕微鏡の場合には、レボルバ16の回転、焦準ハンドル20の回転によるステージ14の上下動などを制御装置22で制御する。また、制御装置22は、後述する焦点ずれ補正処理にも用いられる。
【0013】
また、図1に示すようにステージ14の上面、及びレボルバ16の内側に1軸加速度センサーS1、S2がそれぞれ配設されている。この1軸加速度センサーS1,S2は、対物レンズ17の光軸方向(上下方向)の変位を検出可能に配置されている。
【0014】
また図2において、1軸加速度センサーS1は、ステージ14の上面で標本15をスライドする試料スライド31の近傍に配置されている。符号32はX移動ブロック、33は標本押え爪、34はステージ板、35はYステージ板、36は開口部をそれぞれ示す。なお、図2においてXY軸を図示のように決める。
【0015】
次に、焦点ずれ補正のために使用される実施の形態にかかる光学装置50について図を参照しつつ説明する。
【0016】
図3は、焦点ずれ補正に用いられる実施の形態にかかる光学装置の一例を示し、(a)は上面図を、(b)はX軸に沿った断面をそれぞれ示す。なお、図示のようにXY軸を紙面内に、Z軸を光軸方向に定める。図4は、図3に示す光学装置において、光路に配置された隔壁の変形状態を示し、(a)は凹面に、(b)は平面に、(c)は凸面に変形した状態をそれぞれ示す、図5は、光路中における光学装置の働きを示し、(a)は屈折力が無い場合、(b)は負屈折力を発生した場合、(c)は正屈折力を発生した場合をそれぞれ示す。
【0017】
図3において、光学装置50は、光軸Zを同軸とする略円筒状の外壁50aと内壁50bと、外壁50aの底面を形成する光学的に透明な底面隔壁50cと、内壁50bの底面を形成する光学的に透明、かつ柔軟で変形可能な変形隔壁50dと、外壁50aと内壁50bとを気密にする壁50e、及び外壁50aと内壁50bに接合されたシリンダ部50fと、シリンダ部50fの内部に配置されたピストン50gを上下動させるモータ50hとから構成される。また、外壁50a、内壁50b、底面隔壁50c、変形隔壁50d、壁50e、ピストン50gで形成される空間は気密状態の媒質容器51を構成する。
【0018】
媒質容器51には水、或いは油等の光学的に透明な媒質52を一定量と空気53を蓄えている。ピストン50gはモータ50hによりシリンダ50fへの挿入深さを調節できる。なお、モータ50hには、ボイスコイルモータ等が使用出来る。
【0019】
図4(a)に示すように、ピストン50gを紙面上方に移動して媒質容器51内部を減圧すれば変形隔壁50dが凹形状となり、通過する光束に対して負屈折力を与えることが出来る。
【0020】
また、図4(c)に示すように、ピストン50gを紙面下方に移動して媒質容器51内部を加圧すれば変形隔壁50dが凸形状となり、通過する光束に対して正屈折力を与えることが出来る。
【0021】
また、図4(b)に示すように、媒質容器51内部を加圧も減圧もしてない状態では、変形隔壁50dは平面になり、底面隔壁50cと上面隔壁50dとは平行平面板の状態になり、通過する光束に対して何も作用しない。
【0022】
この様に、光学装置50は、モータ50hを駆動しピストン50gの位置を制御することで、変形隔壁50dの形状を凹形状から凸形状まで可変することが出来る。この結果、通過する光束に対して負屈折力から正屈折力までの作用を及ぼすことが出来る。
【0023】
なお、容器内の空間には空気の代わりに窒素等の不活性ガスを封入しても良い。不活性ガスを封入することで油等の劣化を防止することが出来る。また、空気を含まず媒質容器51内部を水或いは油等の媒質52で満たしても良い。
【0024】
次に、図5を参照しつつ光学装置50の焦点位置調節作用について説明する。図5は、結像光学系中に光学装置50を配置した光路図を示し、(a)は屈折力が作用しないとき、(b)は負屈折力が作用するとき、及び(c)は正屈折力作用したときをそれぞれ示す。
【0025】
図5(a)に示すように、顕微鏡1に上下振動が無く標本15と対物レンズ17とが合焦状態にある場合、対物レンズ17から射出する光束は平行光となる。この結果、結像レンズ18により像面I1、I2に標本像が結像される。
【0026】
図5(b)に示すように、顕微鏡1の上下振動により標本15と対物レンズ17との距離が増大した場合、対物レンズ17から射出する光束は平行光から僅かに収斂する収斂光となる。この結果、結像レンズ18による焦点距離が短くなり像面I1,I2上の標本像には焦点ぼけが発生する。
【0027】
また図5(c)に示すように、顕微鏡1の上下振動により標本15と対物レンズ17との距離が減少した場合、対物レンズ17から射出する光束は平行光から僅かに発散する発散光となる。この結果、結像レンズ18による焦点距離が長くなり像面I1,I2上の像がぼける。この様に、標本15と対物レンズ17との距離が顕微鏡1の上下振動により変化することで像面I1、I2上における標本像には焦点ぼけが発生する。
【0028】
本実施の形態にかかる顕微鏡1では、結像光学系の対物レンズ17と結像レンズ18との間に、通過する光束に対する屈折力を可変できる光学装置50を配置すると共に、図1に示す制御装置22が顕微鏡1に配置されてる1軸加速度センサーS1、S2からの信号に基づき、像面I1、I2における焦点ずれ量を算出し、この焦点ずれを相殺するように光学装置50のモータ50hを介して変形隔壁50dを変形させる。
【0029】
これにより、図5(b)に示すように、標本15と対物レンズ17の距離が離れた場合、対物レンズ17から射出する平行光束から僅かに収斂した収斂光束を光学装置50で平行光束に変換するために媒質の形状を負屈折力を有する凹形状にする。この結果、焦点ずれは補正され標本15の像が像面I1、I2上に結像する。
【0030】
また、図5(c)に示すように、標本15と対物レンズ17の距離が近づいた場合、対物レンズ17から射出する平行光束から僅かに発散した発散光束を光学装置50で平行光束に変換するために媒質の形状を正屈折力を有する凸形状にする。この結果、焦点ずれは補正され標本15の像が像面I1、I2上に結像する。
【0031】
なお、光学収差の補正など、より詳細な光路調節が必要な場合は、該光学装置50を複数段直列に配置しても良い。また、1軸加速度センサーS1、S2は少なくとも一方が配置されていれば焦点ずれを補正することが出来る。また、1軸加速度センサーを複数配置することで、より高精度に焦点ずれを補正することが可能になる。また、1軸加速度センサーに限らず顕微鏡1の上下振動を検出できる手段であれば良い。
【0032】
図6は、焦点ずれ補正の制御ブロック図である。
【0033】
図6において、1軸加速度センサーS1、S2からの上下振動に基づく信号は、制御装置22の信号入力部41に入力される。入力されたそれぞれの信号から演算部42で標本15と対物レンズ17との距離が演算され、かつ像面I1、I2における焦点ずれが演算される。更に、光学装置50のモータ50hによる変形隔壁50dの変形量が結像倍率などのパラメータに基づき演算される。これらの演算結果に基づき、駆動部43を介してモータ50hを駆動し、対物レンズ17から射出される発散光束或いは収斂光束を平行光束に変換することが出来る。以上の処理を行うことにより1軸加速度センサーS1、S2で検出された上下振動に基づく焦点ずれ量を光学装置50でキャンセルし像面I1,I2における焦点ずれを補正することが出来る。
【0034】
なお、変形隔壁50dの変形量と結像倍率、加速度センサーS1,S2の検出値の関係は、予めテーブルとして記憶しておけば演算処理を行うことなく変形隔壁50dを制御することもできる。
【0035】
(光学装置の変形例)
図7は、光学装置の変形例を示す。
【0036】
図7において、光学装置60は、前記した光学装置50のシリンダ50f、ピストン50g、及びモータ50hの代わりに通気管61を配置し、通気管61の先のポンプ62を配設している。その他の構成は上記光学装置50のピストン50gの作用と同様の構成であり同じ構成には同じ符号を付し説明を省略する。また、ポンプ62の作用、効果も上記光学装置50と同様であり説明を省略する。
【0037】
なお、光学装置50と、光学装置60の説明では、変形隔壁50dが変形する場合について説明したが、変形隔壁50dと底面隔壁50cの両方が変形するようにしても良いし、変形隔壁50dは固定とし底面隔壁50cが変形するようにしても良い。
【0038】
(光学装置の別の変形例)
図8は、光学装置の別の変形例を示す。
【0039】
図8において、光学装置70は、略円筒状の外壁50aと、同軸の略円筒状の内壁50bと、外壁50aの底面に形成された光学的に透明な底面隔壁50cと、内壁50bの底面に形成された光学的に透明で、かつ変形可能な変形隔壁50dと、外壁50aと内壁50bとを結合して、内部を気密状態にする壁部50eとからなる第1の気密室を形成する媒質容器51が形成されている。
【0040】
また、内壁50bと、変形隔壁50dと、内壁50bの上部に形成された光学的に透明な上部蓋部71と、内壁50bに配設されたシリンダ50fと、シリンダ50fのピストン50gとで第2の気密室72が形成されている。
【0041】
本光学装置70は、ピストン50gに結合されたモータ50hでピストン50gを移動させ、第2の気密室72内を加減圧することで、媒質容器51と第2の気密室72との境界である変形隔壁50dを凹凸形状に変形させることができる。この変形に応じて媒質容器51内の媒質52が負屈折力から正屈折力までの作用を通過する光束に与えることが出来る。その他の構成、作用、効果は、上記光学装置50と同様であり詳細な説明を省略する。
【0042】
なお、実施の形態の説明では1軸加速度センサーS1,S2が配設されている場合について説明したが、1軸加速度センサーは、顕微鏡1に少なくとも1つ配設してあれば像ぶれ補正を達成することが出来ることは言うまでもない。
【0043】
また、像ぶれに影響する複数の位置に1軸加速度センサーをそれぞれ配置し、制御装置22で合成処理することで、上下動による焦点ずれをより効果的に補正することが出来る。例えば、観察に影響を与える顕微鏡の振動を検知する為のセンサーの設置位置は、図1に示すようにステージ14、レボルバ16が最も好ましいが、これ以外のアーム部23のレボルバ16の近傍S3など3箇所に配置することでより効果的に焦点ずれを補正することが出来る。
【0044】
また、上記説明における光学装置では、気密室を加減圧することで空気に作用する圧力を変化させ変形隔壁を凹形状から凸形状に変化し、光束に対する屈折力を変化しているが、これに限定されないことは言うまでもない。例えば、電界で上記変形隔壁に相当する2つの異なる媒質の境界を変化させて光束に対する屈折力を可変するレンズなどを使用することが出来る。
【0045】
また顕微鏡1は、透過型顕微鏡に限らず倒立型顕微鏡や走査型共焦点顕微鏡などであっても同様の効果を奏する。
【0046】
以上述べたように、実施の形態にかかる顕微鏡によれば、顕微鏡に加えられた振動によって生じる像面上の焦点ずれを補正することが出来、常に合焦した状態の標本像を観察することが出来る。
【0047】
また、顕微鏡本体で焦点ずれ補正が出来るため、除振台が不要となり設置スペースを削減することが出来る。
【0048】
また、顕微鏡本体で焦点ずれ補正が出来るため、顕微鏡の重量や体積を少なくすることが出来、顕微鏡本体の軽量化を達成することが出来る。
【0049】
また、光学装置の一部の隔壁を変形することで焦点ずれ補正が可能であり、高い周波数成分の上下振動による焦点ずれを補正することが出来ると共に、小型のモータで隔壁の変形を達成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】実施の形態にかかる顕微鏡の側面図を示す。
【図2】標本ステージを対物レンズ側から見た図を示す。
【図3】焦点ずれ補正に用いられる光学装置を示し、(a)は上面図を、(b)はX軸に沿った断面をそれぞれ示す。
【図4】図3に示す光学装置において、光路に配置された隔壁の変形状態を示し、(a)は凹面に、(b)は平面に、(c)は凸面に変形した状態をそれぞれ示す、
【図5】光路中における光学装置の働きを示し、(a)は屈折力が無い場合、(b)は負屈折力を発生した場合、(c)は正屈折力を発生した場合をそれぞれ示す。
【図6】制御ブロック図を示す。
【図7】光学装置の変形例を示す。
【図8】光学装置の別の変形例を示す。
【符号の説明】
【0051】
1 顕微鏡
11 ランプ光源
12 ベース部
13 コンデンサーレンズ
14 ステージ
15 標本
16 レボルバ
17 対物レンズ
18 結像レンズ
19 接眼レンズ
20 焦準ハンドル
21 スタンド部
22 制御装置
23 アーム部
31 試料スライド
32 X移動ブロック
33 標本押え爪
34 ステージ板
35 Yステージ板
36 開口部
41 信号入力部
42 演算部
43 ボイスモータ駆動部
50、60、70 光学装置
50d 変形隔壁
50g ピストン
51 媒質容器
52 媒質
53 空気
S1、S2、S3 1軸加速度センサー
61 通気管
62 ポンプ
71 上部蓋部
72 気密室
I1,I2 像面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対物レンズと結像レンズとの間に配置された屈折力可変手段と、
顕微鏡に設けられて前記対物レンズの光軸方向の変位を検出する少なくとも1つの位置検出センサーと、
像面における焦点ずれを前記位置検出センサーの信号に基づき前記屈折力可変手段を介して補正する制御装置と、
を有することを特徴とする顕微鏡。
【請求項2】
前記顕微鏡はステージを有し、
前記位置検出センサーは、前記ステージに配設されていることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
【請求項3】
前記顕微鏡は前記対物レンズを支持するレボルバを有し、
前記位置検出センサーは、前記レボルバに配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡。
【請求項4】
前記位置検出センサーは、加速度センサーを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の顕微鏡。
【請求項5】
光学的に透明な媒質を封入した観察試料からの光の光路上にある少なくとも一部の部材が光学的に透明な密閉容器と、
前記密閉容器の一部に形成され、前記媒質を加減圧する加減圧手段とを有し、
前記密閉容器は、観察試料からの光の光路上にある隔壁の少なくとも一方が変形可能に形成され、
前記媒質の加減圧により前記隔壁を変形することで前記観察試料からの光に対する屈折力を可変することを特徴とする光学装置。
【請求項6】
前記加減圧手段は、ピストンを含むことを特徴とする請求項5に記載の光学装置。
【請求項7】
前記媒質は、水を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の光学装置。
【請求項8】
前記媒質は、油を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の光学装置。
【請求項9】
前記媒質は、気体を更に含み、前記加減圧手段は前記気体を加減圧することを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の光学装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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