説明

飲料用ボトル容器及び飲料用ボトルに装・脱着可能な小容器

【課題】
従来のボトル容器は、飲料単体又は粉末等を開栓時に自動落下させる容器や、ストロー等の挿入による破断により粉末等を落下させる容器などはあるが、自分の好みや必要な錠剤などを飲む場合、別容器で保管する方法しかなかった。
【解決手段】
飲料と錠剤や粉末とを1つの容器内に分離した状態で密封し、錠剤や粉末を飲料と同時または分離して飲むことができる容器を提供する。
また、市販の飲料ボトル容器に装・脱着可能な小容器を提供する。
その容器には自分の好みや必要な錠剤や粉末を入れて使用することで、一体化ボトルと同じ役割を果たす。
また、市販の飲料ボトル容器に小容器を装・脱着する為の容器ガイドを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
水やお茶等の飲料と性質の異なる錠剤や粉末とを1つの容器内に分離した状態で保存する容器に関するものである。
【0002】
一般の飲料用ボトル容器の飲み口に装・脱着可能な小容器、つまり飲料と性質の異なる錠剤や粉末を収納できる容器に関するものである。
【背景技術】
【0003】
従来のボトル容器は、飲料単体もしくは粉末等を開栓時に自動落下させる仕組みの容器
【0004】
〔特許文献1〕や、ストロー等の挿入による破断により粉末等を落下させる仕組みの容器
〔特許文献2〕などはあるが、自分の好みや必要な錠剤などを飲む場合、別容器で保管するしかなかった。
【0005】
[特許文献1]意匠登録 第1178656号
[特許文献2]特開2006−76652号 公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、飲料と錠剤や粉末とを1つの容器内に分離した状態で密封することのできる容器を提供することである。
【0007】
また、一般の飲料用ボトル容器の飲み口に装着することで、1つの容器内に分離した状態 と同じ役割を果たす小容器を提供することである。
【0008】
自分の好みや必要な錠剤を入れた小容器を一般の飲料用ボトル容器本体に装着することで一体化し、携帯に便利な容器ガイドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(イ)飲料用ボトル容器本体にキャップを設ける。
(ロ)飲料用ボトル容器本体の内側に小容器本体を設ける。
(ハ)小容器本体の底部に網ガードを設ける。
(ニ)小容器本体の底部に下蓋を設ける。
(ホ)小容器本体の内側に開栓棒を設ける。
以上のように構成された飲料用ボトル容器である。
【0010】
(イ)飲料用ボトル容器本体にキャップを設ける。
(ロ)飲料用ボトル容器本体の内側に小容器本体を設ける。
(ハ)小容器本体の底部に網ガードを設ける。
(ニ)小容器本体の底部に下蓋を設ける。
(ホ)小容器本体の内側にストロー等で刺すことで破断できる部分を設ける。
以上のように構成された飲料用ボトル容器である。
【0011】
(イ)飲料用ボトル容器本体にキャップを設ける。
(ロ)飲料用ボトル容器本体の内側に小容器本体を設ける。
(ハ)小容器本体の底部に網ガードを設ける。
(ニ)小容器本体の底部に下蓋を設ける。
(ホ)小容器本体の内側に折ることで破断する突起物を設ける。
以上のように構成された飲料用ボトル容器である。
【0012】
(イ)飲料用ボトル容器本体にキャップを設ける。
(ロ)飲料用ボトル容器本体の内側に小容器本体を設ける。
(ハ)小容器本体の底部に網ガードを設ける。
(ニ)小容器本体の網ガードの上部に上蓋を設ける。
(ホ)上蓋は引っぱることで解体できる。
以上のように構成された飲料用ボトル容器である。
【0013】
(イ)小容器本体に小容器キャップを設ける。
(ロ)小容器本体の底部に網ガードを設ける。
(ハ)小容器本体の底部に開栓式下蓋を設ける。
(ニ)小容器本体の内側に開栓棒を設ける。
(ホ)小容器本体は飲料用ボトル容器に装・脱着可能である。
以上のように構成された小容器である。
【0014】
(イ)小容器本体に小容器キャップを設ける。
(ロ)小容器本体の底部に網ガードを設ける。
(ハ)小容器本体の底部に開栓式下蓋を設ける。
(ニ)小容器本体の内側にストロー等で刺すことで破断できる部分を設ける。
(ホ)小容器本体は飲料用ボトル容器に装・脱着可能である。
以上のように構成された小容器である。
【0015】
(イ)小容器本体に小容器キャップを設ける。
(ロ)小容器本体の底部に網ガードを設ける。
(ハ)小容器本体の底部に開栓式下蓋を設ける。
(ニ)小容器本体の内側に折ることで破断する突起物を設ける。
(ホ)小容器本体は飲料用ボトル容器に装・脱着可能である。
以上のように構成された小容器である。
【0016】
(イ)小容器本体に小容器キャップを設ける。
(ロ)小容器本体の底部に網ガードを設ける。
(ハ)小容器本体の底部に開栓式下蓋を設ける。
(ニ)下蓋は引っぱることで解体できる。
以上のように構成された小容器である。
【0017】
(イ)小容器本体に小容器キャップを設ける。
(ロ)小容器本体の下部は、弾性材で形成されており飲料用ボトル容器に装・着脱可
能である。
以上のように構成された小容器である。
【0018】
飲料用ボトル本体に小容器を装・脱着する為の弾性のある伸縮材で形成されている容
器ガイド。
【発明の効果】
【0019】
飲料に溶解させておくことが適しない物質、例えば薬剤などをカプセルに詰めるなどして錠剤化し、飲料と分離した状態で密封した飲料用ボトル容器を外出先等でも気軽に飲む事が出来る。
【0020】
現存している飲料の成分構成を変更することができる。一例として、唐辛子梅茶で説明する。代謝をアップする成分であるカプサイシンを多く含んでいる唐辛子を増やすと辛くなる為今まで不可能だったが、唐辛子をカプセルに詰める、もしくは錠剤化することで増量が可能となる。
【0021】
今まで味の問題で販売できなかった飲料も販売可能となる。一例としてカプセルにスルフィニル成分が多いワサビをカプセルに詰める、もしくは錠剤化する。そして飲料にはお茶、コーヒー、紅茶等、多種類採用可能である。
【0022】
飲み口に装着できる小容器に、自らの好みのサプリメント等を入れておき、コンビニなどでボトル飲料を入手して一緒に飲むことができる。
【0023】
小容器に自らの好みのサプリメント等を入れたものとコンビニなどで入手したボトル飲料容器とを容器ガイドで一体化し、携帯しやすくし、飲みたい時に、サプリメント等を取り出し、飲料と一緒に飲むことができる。
【0024】
缶飲料に対しても小容器ガイドを装着することで、ボトル飲料と同じ効果を得れる。
【0025】
小容器に自ら好みのサプリメント等を入れたものとコンビニなどで入手した缶飲料とを容器ガイドで一体化し、携帯し易くし、飲みたい時に、サプリメント等を取り出し、飲料と一緒に飲むことができる。
【発明を実施するための最良形態】
【0026】
飲料用ボトル容器本体の内側に小容器を設け、小容器本体の底部に網ガードを設け、小容器本体の底部に下蓋を設け、小容器本体の内側に開栓棒を設けた事を特徴とした構成なので、ボトル本体にお茶を入れ、分離されて密封された小容器にダイエットに有効な成分が入った錠剤などを入れておくと、飲用時にお茶のカテキンとダイエット成分との相乗効果がはかれるなど便利である。
【0027】
具体例として、社会問題化しているメタボリックシンドローム解消の一翼を担うことができる飲料が想定される。現在、寒天などの食物繊維の有効性はテレビ等で紹介され広く知られている。しかし、あらかじめ煮溶かすなどする必要があり、利便性に欠ける。市販されているものは、既に水分を吸収した状態で体積が数十倍から数百倍に増えており、持ち運び等に不便さが残る。
【0028】
有効成分として最適なものがバジルシード。バジルシードは自然食品であり、その有効性はテレビ等で紹介され広く知られている。最も注目している点は、常温で水分を吸収して体積が30倍になることを利用して食事の30分前にバジルシードと水分を摂取することで食事の量が減りダイエットにつながることである。本発明ではお茶とバジルシードが主原料の錠剤からなるペットボトル飲料を食事の30分前に飲用することで、消化器官内で膨らみ、満腹中枢を刺激することで食事量を減らすことができダイエットにつながると考えられる。また食事の間の空腹感を感じたときなどに飲用することで間食の量を減らせダイエットにつながるとも考えている。
【0029】
小容器本体に小容器キャップを設け、小容器本体の底部に網ガードを設け、小容器本体の底部に下蓋を設け、小容器本体の内側に開栓棒を設けた事を特徴とした構成なので、コンビニ等で飲料ボトルを購入し、自分の好みのサプリメント等が入った小容器を装着して一緒に飲むことができ便利である。
【0030】
一体化したボトル飲料と違い、自分の好みで複数のサプリメントを組み合わせるなどして飲用できるので便利である。具体的例として、野菜不足を解消するために複数の野菜成分のサプリメントを小容器に入れ持ち運び、好きなタイミングで飲料ボトルを入手し飲むことなどを想定している。
【0031】
小容器に自らの好みのサプリメント等を入れたものとコンビニなどで入手したボトル飲料容器とを容器ガイドで一体化し、携帯しやすくし、飲みたい時に、サプリメント等を取り出し、飲料と一緒に飲むことができる。
【0032】
缶飲料に対しても小容器ガイドを装着することで、ボトル飲料と同じ効果を得られる。
【0033】
小容器に自ら好みのサプリメント等を入れたものとコンビニなどで入手した缶飲料とを容器ガイドで一体化し、携帯し易くし、飲みたい時に、サプリメント等を取り出し、飲料と一緒に飲むことができる。
【0034】
現存している飲料の成分構成を変更することができる。一例として、唐辛子梅茶で説明する。代謝をアップする成分であるカプサイシンを多く含んでいる唐辛子を増やすと辛くなる為今まで不可能だったが、唐辛子をカプセルに詰める、もしくは錠剤化することで増量が可能となる。
【0035】
今まで味の問題で販売できなかった飲料も販売可能となる。一例としてカプセルに体に良いとされるスルフィニル成分が多いワサビをカプセルに詰める、もしくは錠剤化する。そして飲料にはお茶、コーヒー、紅茶等、多種類採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】一体化ボトルの斜視図(開栓棒タイプ)
【図2】一体化ボトルの断面図(開栓棒タイプ)
【図3】一体化ボトルの斜視図(ストロー等で破断)
【図4】一体化ボトルの断面図(ストロー等で破断)
【図5】一体化ボトルの斜視図(突起部を折り破断)
【図6】一体化ボトルの断面図(突起部を折り破断)
【図7】一体化ボトルの斜視図(上蓋を引き上げ解体)
【図8】一体化ボトルの断面図(上蓋を引き上げ解体)
【図9】一体化ボトルの開栓説明図
【図10】小容器を飲料用ボトル容器に装着時の斜視図(一体化タイプ)
【図11】小容器を飲料用ボトル容器に装着時の断面図(一体化タイプ)
【図12】小容器を飲料用ボトル容器に装着時の開栓前の説明図
【図13】小容器を飲料用ボトル容器に装着時の開栓後の説明図
【図14】小容器を飲料用ボトル容器に装着時の斜視図(容器ガイドタイプ)
【図15】小容器を飲料用ボトル容器に装着時の断面図(容器ガイドタイプ)
【符号の説明】
【0037】
1 網ガード
2 下蓋
3 開栓棒
4 ボトル本体
5 ボトルキャップ
6 小容器本体
7 小容器キャップ
8 容器ガイド
9 錠剤
10 引っ張り部
11 上蓋
12 ストロー等
13 突起部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料用ボトル容器本体にキャップを設け, 飲料用ボトル容器本体の内側に
小容器本体を設け,小容器本体の底部に網ガードを設け,小容器本体の底部に
下蓋を設け,小容器本体の内側に開栓棒を設け,てなる飲料用ボトル容器。
【請求項2】
飲料用ボトル容器本体にキャップを設け,飲料用ボトル容器本体の内側に
小容器本体を設け,小容器本体の底部に網ガードを設け, 小容器本体の底部に
下蓋を設け,小容器本体の内側にストロー等で刺すことで破断できる部分を設け,
てなる飲料用ボトル容器。
【請求項3】
飲料用ボトル容器本体にキャップを設け、飲料用ボトル容器本体の内側に小容器
本体を設け、小容器本体の底部に網ガードを設け、小容器本体の底部に下蓋を設け、
小容器本体の内側に折ることで破断する突起物を設け、てなる飲料用ボトル容器。
【請求項4】
飲料用ボトル容器本体にキャップを設け、飲料用ボトル容器本体の内側に小容器
本体を設け、小容器本体の底部に網ガードを設け、小容器本体の網ガードの上部に
上蓋を設け、上蓋は引っぱることで解体できる、てなる飲料用ボトル容器。
【請求項5】
小容器本体に小容器キャップを設け、小容器本体の底部に網ガードを設け、
小容器本体の底部に開栓式下蓋を設け、小容器本体の内側に開栓棒を設け、
小容器本体は飲料用ボトル容器に装・脱着可能である、てなる小容器。
【請求項6】
小容器本体に小容器キャップを設け、小容器本体の底部に網ガードを設け、
小容器本体の底部に開栓式下蓋を設け、小容器本体の内側にストロー等で刺す
ことで破断できる部分を設け、小容器本体は飲料用ボトル容器に装・脱着可能
である、てなる小容器。
【請求項7】
小容器本体に小容器キャップを設け、小容器本体の底部に網ガードを設け、
小容器本体の底部に開栓式下蓋を設け、小容器本体の内側に折ることで破断する
突起物を設け、小容器本体は飲料用ボトル容器に装・脱着可能である、
てなる小容器。
【請求項8】
小容器本体に小容器キャップを設け、小容器本体の底部に網ガードを設け、
小容器本体の底部に開栓式下蓋を設け、下蓋は引っぱることで解体できる、
てなる小容器。
【請求項9】
小容器本体に小容器キャップを設け、小容器本体の下部は、弾性材で形成されて
おり飲料用ボトル容器に装・脱着可能である、てなる小容器付容器ガイド。
【請求項10】
飲料用ボトル本体に小容器を装・脱着する為の弾性のある伸縮材で形成されている
容器ガイド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−18281(P2010−18281A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−177632(P2008−177632)
【出願日】平成20年7月8日(2008.7.8)
【出願人】(398059426)
【Fターム(参考)】