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飲食料品の酸化防止用窒素ガスを充填したエアゾール
説明

飲食料品の酸化防止用窒素ガスを充填したエアゾール

【課題】レストランまたは食堂等の飲食料店、あるいは一般家庭において、一旦ボトル等の容器を開封して、飲みきれずに残したワインや酒等の飲料品の容器内に、エアゾール缶内に充填された窒素ガスを噴射して蓋をして密封することにより、または、一般家庭において、食べ残したり、多く作りすぎて残った料理品等の食料品を容器に入れて、該容器内にエアゾール缶内に充填された窒素ガスを噴射して蓋をして密封することにより、ワインや酒等の飲料物、あるいは料理品等の食料品の酸化を防止し、風味、鮮度を保持することができる窒素ガスを充填したエアゾールを提供する。
【解決手段】ディップチューブを備えていないエアゾール缶2内に、噴射剤と酸化防止剤を兼ねる窒素ガス1を充填する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】

本発明は、レストランまたは食堂等の飲食料店、あるいは一般家庭において、一旦ボトル等の容器を開封して、飲みきれずに残したワインや酒等の飲料品の容器内に、エアゾール缶内に充填された窒素ガスを噴射して蓋をして密封することにより、または、一般家庭において、食べ残したり、多く作りすぎて残った料理品等の食料品を容器に入れて、該容器内にエアゾール缶内に充填された窒素ガスを噴射して蓋をして密封することにより、ワインや酒等の飲料物、あるいは料理品等の食料品の酸化を防止し、風味、鮮度を保持することができる窒素ガスを充填したエアゾールに関するものである。

【背景技術】
【0002】

飲食料品の味の劣化の原因の一つが、酸素による飲食料品の酸化がある。これは、例えば、ワイン・酒・コーヒー・茶等の飲料品のボトル等の容器を開栓しなくても、製造時に容器内に微量に存在する酸素によって発生する。酸化は腐敗などと異なり、体に悪いということはないが、飲料品の風味が落ちることになる。前記飲料品の酸化を防止するため、前記飲料品の製造工場において、該飲料品をボトル等の容器に詰める際に、該容器内の空気を窒素ガスに置換えて出荷している。

【0003】

また、レトルト食品や缶詰等の食品、あるいは茶葉等の食料品は、パッケージや缶に入れるとき、前記飲料品と同様に、これら飲料品の酸化を防止するため、
前記食料品の製造工場において、該食料品をパッケージや缶内の空気を窒素ガスに置換えて出荷している。

【0004】

しかしながら、前記飲食料品を消費者が購入し、一旦容器やパッケージ等を開封すると、該飲食料品の酸化が始まり、直にこれらを飲食してしまえば問題はないが、これら飲食料品を飲み残したり、あるいは食べ残したりして、後日これらを飲食する場合、前記飲食料品の酸化が進み、その風味、鮮度が落ちるという課題があった。

【0005】

前記飲食料品を消費者が購入した後、該飲食料品の風味、鮮度が落ちるという飲食料品の酸化を防止する先行特許文献につき、遡及検索しても、窒素ガスを充填したエアゾールを用いたものは1件も開示されておらず、単に下記の特許文献1および2に開示されたものが公知であるに過ぎないものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】

【特許文献1】特開2006−264781号公報
【特許文献2】特開2007−41号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】

前記特許文献1に開示されたものは、ワインの酸化防止器具であって、飲み残したワインの瓶の内側に触れないようスペーサーを設けた脱酸素剤の上部に、細い紐を取り付け、栓を差し込み密閉すると、前記紐が瓶と栓に挟まれることにより、脱酸素剤は瓶内の適位置に固定され、該脱酸素剤が瓶内の酸素を吸収して、瓶内の酸素を除去してワインの酸化を防止するものである。しかしながら、前記特許文献1に開示されたものでは、脱酸素剤を瓶内にセットするのに手間がかかり、極めて面倒であるという課題があった。また、前記特許文献1に開示されたものは、ワインの酸化防止のためにのみしか使用できず、他の飲食料品の酸化防止のためには使用することができず、汎用性がないという課題があった。

【0008】

また、前記特許文献2に開示されたものは、生鮮食品、生花等の鮮度を良好に保つことのできる鮮度保持方法およびその装置に関するものであり、生鮮物の保管雰囲気中に空気または窒素ガスの静電放電処理により生成した窒素化合物を存在させるようにしたものであり、窒素化合物を生成するための装置が必要であるため、コストが高いという課題があった。また、前記特許文献2に開示されたものは、冷蔵庫、保管庫に適用できるほか、船舶、車両等に設置される冷蔵庫、保管庫に適用でき、更に、野菜、果実、生花の出荷場、選果場に使用することができるが、一般家庭や飲食料品店で簡単に使用することができず、汎用性がないという課題があった。

【0009】

本発明は、前記課題を解決すべくなされたものであって、ワイン・酒・コーヒー・茶等の飲料品、あるいはレトルト食品や缶詰、あるいは茶葉等の食料品を、一般家庭の人や飲食店の人等の消費者が購入し、一旦容器やパッケージ等を開封し、これら飲食料品を飲み残したり、あるいは食べ残したりして、後日これらを飲食する場合、前記飲食料品の酸化が進むのを防止するため、前記飲食料品を入れた容器にエアゾール缶内に充填された窒素ガスを噴射し、蓋をすることにより該容器内の空気を窒素ガスに置換えて、飲食料品の酸化防止および鮮度保持を図るようにした飲食料品の酸化防止および鮮度保持用窒素ガスを充填したエアゾールを提供しようとするものである。

【課題を解決するための手段】
【0010】

本発明は、ディップチューブを備えていないエアゾール缶内に、噴射剤と酸化防止剤を兼ねる窒素ガスを充填するという手段を採用することにより、上記課題を解決した。

【発明の効果】
【0011】

本発明飲食料品の酸化防止用窒素ガスを充填したエアゾールは、ワイン・酒・コーヒー・茶等の飲料品、あるいはレトルト食品や缶詰、または茶葉等の食料品を、一般家庭の人や飲食店等の消費者が購入し、一旦容器やパッケージ等を開封し、これら飲食料品を飲み残したり、あるいは食べ残したりして、後日これらを飲食する場合、前記食料品の酸化が進むのを防止するため、前記飲食料品を入れた容器にエアゾール缶内に充填された窒素ガスを噴射し、蓋をすることにより該容器内の空気を窒素ガスに置換えて、飲食料品の酸化防止および鮮度保持を図ることができる。また、窒素ガスは、無味無臭、無色の気体で、人体に無害であり、これを飲食料品に噴射しても、該飲食料品の味に影響を与えることもない。更に、本発明飲食料品の酸化防止用窒素ガスを充填したエアゾールは、軽量で、誰でも簡単に使用することができると共に、その使用できる範囲も、飲料品のほか、食料品にも使用することができ、然も家庭用および業務用にも使用できるので、汎用性があるという優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】
【0012】

【図1】本発明飲食料品の酸化防止用窒素ガスを充填したエアゾールの縦断面図である。
【実施例】
【0013】

本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本発明は、従来、飲食料品の酸化を防止するため、該飲食料品の製造工場において、前記飲食料品をボトル等の容器に詰める際に、該容器内の空気に置換えるために使用されている窒素ガスを、エアゾール缶に充填して、一般家庭やレストラン等の飲食店において、家庭用または業務用として簡単に使用できるようにして、飲食料品の酸化を防止するようにしたものである。

【0014】

一般に、エアゾールとは、液化ガスの気化、または圧縮ガスの圧力によって、内容物がバルブを通って、エアゾール缶の外に、霧状や泡状に放出されるものである。ボタンを押してバルブを開くと、原液と噴射剤の混合内容物がディップチューブを通って、ボタンのノズルから放出される。放出された内容物は、噴射剤の急激な膨張によって細かい霧や泡となる。前記噴射剤となる圧縮ガスには、窒素ガスや酸素ガスが使用される。

【0015】

本発明は、前記エアゾールの噴射剤として使用されている窒素ガス1を、エアゾール缶2に充填して形成されている。本発明においては、普通のエアゾールのように、例えば、鼻孔洗浄のための洗浄剤の原液を噴射剤と共に充填することなく、噴射剤と酸化防止剤を兼ねる窒素ガス1をエアゾール缶2に充填するので、従来のエアゾール缶におけるディップチューブが不要である。なお、図中、3はバルブ、4はボタン、5はノズルである。

【0016】

前記エアゾール缶2に充填する窒素ガス1の圧力は、特に限定する必要はないが、好ましくは、0.65〜0.95Mpaの範囲内とすることが推奨され、特に好ましくは、0.7〜0.8Mpaの範囲内とすることが推奨される。

【0017】

次に、本発明飲食料品の酸化防止用窒素ガスを充填したエアゾールの作用について説明する。本発明エアゾールを、飲み残しのワインに使用するものとして説明する。飲み残しのワインの瓶の上端開口部に、本発明エアゾールのノズル5部分を押し当て、ボタン4を押圧して、バルブ3を通してエアゾール缶2うちの窒素ガス1を噴射して、前記瓶内の空気と該窒素ガス1を置換えて蓋をすることにより、飲み残しのワインの酸化が防止され、ワインの鮮度保持を図ることができる。なお、前記ワイン以外の飲料品、および食料品も、前記同様にして酸化を防止して、その鮮度保持を図ることができる。

【符号の説明】
【0018】

1 窒素ガス
2 エアゾール缶
3 バルブ
4 ボタン
5 ノズル


【特許請求の範囲】
【請求項1】

ディップチューブを備えていないエアゾール缶内に、噴射剤と酸化防止剤を兼ねる窒素ガスを充填したことを特徴とする飲食料品の酸化防止用窒素ガスを充填したエアゾール。





【図1】
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【公開番号】特開2010−222034(P2010−222034A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−71536(P2009−71536)
【出願日】平成21年3月24日(2009.3.24)
【出願人】(509083636)株式会社 G.S.S (1)
【Fターム(参考)】