説明

高い抗菌性を有するフッ化物非含有およびアニオン性界面活性剤非含有の歯みがき剤

アニオン性界面活性剤およびフッ化物源を含まず、15〜35質量%のグリセリン;17〜45質量%のプロピレングリコール;および、15〜35質量%のソルビトールを含む口腔ケア組成物および方法を説明する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本願は、2010年1月29日付けで出願された米国仮特許出願第61/299,730号の優先権を主張する(その全体を参照により本明細書に組み入れる)。
【0002】
[0002]本発明は、口腔ケア組成物に関し、より具体的にはフッ化物イオン源とアニオン性界面活性剤を含まない組成物に関する。本口腔ケア組成物は、pH制御剤と、グリセリン、プロピレングリコールおよびソルビトールを含む湿潤剤系とを含む。このような組成物としては、例えば歯みがき剤が挙げられる。
【背景技術】
【0003】
[0003]フッ化物とアニオン性界面活性剤は、口腔ケア組成物でよく使われる成分である。フッ化物とアニオン性界面活性剤とを含む口腔ケア組成物の局所投与は、有益な作用があることが知られている。またフッ化物イオン源とアニオン性界面活性剤も、口腔ケア組成物の抗菌性(micro efficacy)に寄与する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
[0004]フッ化物およびアニオン性界面活性剤は、口腔ケア組成物において局所的に用いられるならば有益であるが、フッ化物およびアニオン性界面活性剤への曝露が望ましくない場合がある。例えば大量のフッ化物への曝露によりフッ素症を発症させる可能性がある。フッ化物またはアニオン性界面活性剤への曝露による副作用は、子供において特に顕著である。
【0005】
[0005]従って、フッ化物またはアニオン性界面活性剤を含まず、高い抗菌性を有する新しい口腔ケア組成物が引き続き必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[0006]いくつかの実施態様において、本発明は、アニオン性界面活性剤およびフッ化物非含有の口腔ケア組成物を提供する。いくつかの実施態様において、本口腔ケア組成物は、グリセリン、プロピレングリコールおよびソルビトールを含む。
【0007】
[0007]その他の形態において、本発明は、口腔表面に口腔衛生上の利益を提供する方法を含み、本方法は、口腔表面に、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトールおよびクエン酸を含む口腔ケア組成物を接触させることを含み、ここで本口腔ケア組成物は、アニオン性界面活性剤およびフッ化物イオン源を含まない。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0008]本発明の実施態様は、人間またはその他の被検動物に投与するための、または、人間またはその他の被検動物と共に使用するための組成物および方法を提供する。従って、本発明で使用することができる具体的な材料および組成物は、薬学的または外見上許容できるものであることが好ましい。本明細書で用いられるように、このような「薬学的に許容される」または「外見上許容できる」構成要素とは、人間および/または動物への使用に適しており、適度なベネフィット・リスク比に相応した、過剰な副作用(例えば毒性、渋味、刺激性、およびアレルギー性応答)を起こすことのない望ましい治療的、感覚的、装飾的または外見的な利点を提供することができる構成要素である。以下の定義および非限定的な指針は、本明細書に記載された本発明の説明を読み取り解釈する際に考慮するものとする。
【0009】
[0009]本明細書で用いられるように、「好ましい」および「好ましくは」という文言は、所定の環境下で所定の利点をもたらす本発明の実施態様を意味する。しかしながら、同じ環境またはその他の環境下においてその他の実施態様が好ましい場合もある。さらに、1種またはそれより多くの好ましい実施態様の列挙は、必ずしもそれ以外の実施態様が有用ではないことを意味するものではなく、それ以外の実施態様を本発明の範囲から排除することを目的としない。
【0010】
[0010]本明細書で用いられるように、「口腔ケア組成物」は、口腔の状態を治療または予防する、または、被検体の衛生状態および/または外観を改善するための、人間または動物の被検体への投与または適用に適した組成物である。
【0011】
[0011]本明細書で用いられるように、用語「歯みがき剤」は、口腔への投与または適用に適したペースト、ゲルまたは液体調合物を意味する。
[0012]特に他の規定がない限り、明細書中および明細書以外の場所で示されている全てのパーセンテージおよび量は、質量に基づくパーセンテージを意味することとする。示された量は、材料の有効な質量に基づく。本明細書において列挙された具体的な値は、構成要素のそれぞれの量について述べられたものか、または、実施態様のその他の特徴について述べられたものかにかかわらず、測定誤差を考慮したある程度の変動をプラスまたはマイナスした値を示すことを目的とする。例えば10%という量は、当業者によって評価され理解されると予想される測定誤差の程度を考慮すれば、9.5%または10.5%を含み得る。特に他の規定がない限り、全ての測定は25℃でなされる。
【0012】
[0013]いくつかの実施態様においてフッ化物非含有およびアニオン性界面活性剤非含有の口腔ケア組成物の抗菌性は、グリセリン、プロピレングリコールおよびソルビトールを含む湿潤剤系を用いることによって高いレベルに維持される。組成物の抗菌性とは、組成物の微生物の増殖を抑える能力である。組成物の抗菌性レベルを試験する方法の一つは、迅速チャレンジ試験(rapid challenge test)による方法である。このようなチャレンジ試験によって、この配合の、制御された製造施設における偶発的な微生物による攻撃に耐える能力の初期の評価が得られる。
【0013】
[0014]歯みがき剤の細菌の増殖に耐える能力を示す試験値を決定するために、その歯みがき剤に迅速有効性レベル試験(チャレンジ試験)を行う。歯みがき剤が効果的であることを実証するために、試験される製品に細菌(グラム陰性およびグラム陽性球菌)の混合プールを導入して、様々な時間間隔で回収する。この試験で、長期にわたる死滅速度と24時間にわたる総死滅数を測定する。結果は、正規化した曲線下面積(NAUC)として計算される。
【0014】
[0015]フッ化物イオン源およびアニオン性界面活性剤(例えばラウリル硫酸ナトリウム)は、口腔ケア組成物の抗菌性の主要な寄与因子である。市販のフッ化物非含有およびアニオン性界面活性剤非含有の歯みがき剤は、17.0〜30.0の範囲のNAUC値を有する。
【0015】
[0016]本発明に係るグリセリン、プロピレングリコールおよびソルビトールを含む口腔ケア組成物は、30より大きいNAUC値を有する。好ましい実施態様において、本口腔用組成物は、65〜75またはそれより大きいNAUC値を有する。いかなる特定の動作理論に縛られることは望まないが、本発明者等は、このような実施態様による高い抗菌性レベルは、組成物の含水量が低いことによるものと考えている。加えて、このような実施態様中に存在する水分子は結合しているか、または利用できない状態であるため、微生物増殖の阻害を促進する。結果として、本発明の組成物は、組成物の全質量に基づき、好ましくは15%未満の水、より好ましくは12%未満の水、さらにより好ましくは10%未満の水を含む。
【0016】
[0017]本口腔ケア組成物中にグリセリンが含まれていてもよく、ここでグリセリンは、10質量%〜35質量%、より好ましくは17質量%〜33質量%、さらにより好ましくは19%〜29%の範囲内の量で存在していてもよい。一つの好ましい実施態様において、本組成物は、20質量%〜24質量%のグリセリンを含む。
【0017】
[0018]本口腔ケア組成物中にプロピレングリコールが含まれていてもよく、ここでプロピレングリコールは、15質量%〜45質量%、より好ましくは19質量%〜35質量%、さらにより好ましくは20質量%〜30質量%の量で含まれる。一つの好ましい実施態様において、本組成物は、約25質量%のプロピレングリコールを含む。
【0018】
[0019]本口腔ケア組成物中にソルビトールが含まれていてもよく、ここでソルビトールは、10質量%〜35質量%、より好ましくは17質量%〜30質量%、さらにより好ましくは18質量%〜28質量%の量で存在していてもよい。一つの好ましい実施態様において、本組成物は、約23質量%のソルビトールを含む。
【0019】
[0020]さらに本発明者等は、驚くべきことに、グリセリン、プロピレングリコールおよびソルビトールを含む湿潤剤系を有するフッ化物非含有およびアニオン性界面活性剤非含有の口腔ケア組成物にpH制御剤を添加すると、組成物のチャレンジ試験のレベルは、従来の歯みがき剤系と同等のレベルに高められることを見出した。
【0020】
[0021]一実施態様において、本口腔ケア組成物中に、pH制御剤が約0.05質量%〜約0.2質量%の量で存在していてもよい。好ましい実施態様において、本組成物は、約0.1%のpH制御剤を含む。一実施態様において、pH制御剤は、クエン酸である。
【0021】
[0022]本発明に係るpH制御剤と湿潤剤系を含む口腔ケア組成物は、好ましくは、1より大きいNAUC値を有する。
[0023]発明者等は、所定の溶媒またはアルコールの使用、および/または、35質量%より多くのグリセリン、および/または、17質量%未満のプロピレングリコールの使用が、50.0未満のNAUC、さらに30.0未満のNAUCを有する口腔ケア組成物を提供することを見出した。
【0022】
[0024]また、本発明の口腔ケア組成物に任意の添加剤を用いてもよく、このような添加剤としては、例えば歯みがき剤を形成するのに一般的に使用されるものが挙げられ、具体的には、これらに限定されないが:研磨材および/または無定形シリカ、その他の潤滑剤、安定剤、抗菌剤、甘味料、着色剤、治療剤、虫歯予防剤、キレート剤/金属イオン封鎖剤、ビタミン、アミノ酸、タンパク質、プラーク予防剤、歯石予防剤、乳白剤、抗生物質、抗酵素、酵素、pH制御剤、酸化剤、抗酸化剤、ホワイトニング剤、塩基性アミノ酸(遊離塩基または塩の形態で)およびその他のpH制御剤が挙げられる。
【0023】
[0025]一実施態様において、本口腔ケア組成物は、矯味矯臭剤または甘味料を含んでいてもよい。また、適切であればどのような矯味矯臭剤または甘味料でも使用することができる。適切な矯味矯臭剤成分の例は、芳香油、例えばスペアミント油、ペパーミント、ウインターグリーン、サッサフラス、丁子、セージ、ユーカリ、マージョラム、桂皮、レモンおよびオレンジ、ならびにサリチル酸メチルである。適切な甘味料としては、スクロース、ラクトース、マルトース、キシリトール、シクラミン酸ナトリウム、ペリラルチン、AMP(アスパルチルフェニルアラニンメチルエステル)、サッカリンなどが挙げられる。適切には、矯味矯臭剤および甘味料は、それぞれ個々に、または、それらまとめて、調剤の約0.001%〜5%またはそれより多くを構成していてもよく、それぞれ約0.1〜2.5%であることが一般的である。
【0024】
[0026]所定の実施態様において、本口腔ケア組成物は、両性イオン性、および、非イオン性界面活性剤を含んでもよい。両性イオン性界面活性剤は、当業界でよく知られており、このような活性剤としては、一般的に、全体的には電荷は中性であるが、少なくとも1つの正電荷を有する原子/基、および、少なくとも1つの負電荷を有する原子/基を有する界面活性剤が挙げられる。本発明で使用される好ましい両性イオン性界面活性剤は、第四級アンモニウム化合物、および、ベタイン、例えばアミドベタイン、例えばコカミドエチルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタインなどである。いくつかの実施態様において、本発明で使用するのに適した両性イオン性界面活性剤は、コカミドプロピルベタインである。
【0025】
[0027]非イオン界面活性剤は、当業界でよく知られており、このような界面活性剤としては、一般的に、電荷を有さない界面活性剤が挙げられる。好ましい非イオン界面活性剤としては、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロックコポリマーが挙げられる。このようなコポリマーは、商業的には、ポロキサマーという一般名称で知られている。ポロキサマーという名称は、各コポリマーをそれぞれ識別するのに数字の接尾辞と共に用いられることが多い。ポロキサマーのエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの含量を様々にすることによって、多様な化学構造および分子量を有するポロキサマーを得ることができる。好ましいポロキサマーは、プルロニック(PLURONIC)F127という商標名でBASF社(BASF,Inc., ニュージャージー州パーシパニー)によって販売されているポロキサマー407である。
【0026】
[0028]様々な実施態様において、本口腔ケア組成物は、増粘剤、ゲル化剤、または、それらの組み合わせを含んでいてもよい。本明細書において有用な増粘剤またはゲル化剤としては、無機、天然または合成の増粘剤もしくはゲル化剤が挙げられる。本明細書において有用な増粘剤およびゲル化剤の例としては、無機増粘性シリカ、例えば:無定形シリカ、例えばゼオデント(Zeodent(R))165(フーバー社(Huber Corporation));アイリッシュ・モス;イオタカラギーナン;トラガカントゴム;ポリビニルピロリドン;グリセライト;ゴム類、例えばトラガカント、ガッチ、アカシア、ヴィーガム(veegum);アルギン酸ナトリウム;カルボキシメチルセルロース;ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース;ヒドロキシメチルセルロース;ヒドロキシメチルカルボキシプロピルセルロース;メチルセルロース;エチルセルロース;硫酸化セルロース;加えて、これらの化合物の混合物および組み合わせが挙げられる。所定の実施態様において、本組成物は、研磨成分、例えばシリカ、か焼アルミナ、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム、または、ピロリン酸カルシウムを含む。
【0027】
[0029]本発明の組成物は子供が使用することも意図しており、さらにある種のアルコールおよび溶媒はNAUC値を減少させることから、本発明の組成物はアルコールまたはその他の溶媒を含まないことが好ましい。例えばポリエチレングリコール(PEG)および/またはキシリトールの使用は、NAUC値を47.0より低く減少させる。
【0028】
[0030]様々な実施態様において、本発明は、口腔表面に口腔衛生上の利益を提供する方法を提供するものであり、本方法は、口腔表面に本発明の実施態様に係る組成物を接触させることを含む。
【0029】
[0031]以下の実施例(これらに限定されない)を参照することにより、本明細書において説明される実施態様をさらに理解することができる。
【実施例】
【0030】
実施例1
[0032]表1は、本発明の実施態様に係る調合物を説明する。チャレンジ試験で配合1の有効性を試験したところ、88.51のNAUC値が得られた。
【0031】
【表1】

【0032】
実施例2
[0033]表2は、本発明の実施態様に係るその他の調合物を説明する。チャレンジ試験で配合2の有効性を試験したところ、133.31のNAUC値が得られ、フッ化物イオン源およびアニオン性界面活性剤を含む従来の歯磨き剤の試験値と同等であった。
【0033】
【表2】

【0034】
[0034]以下の記載からわかるように、配合2は、0.1質量%のクエン酸を添加した(および水の量が減少した)以外は以下の表3に記載の配合4と同じである。意外なことに、クエン酸の添加によってNAUC値が61.31から133.31に上昇し、これは、そのNAUC値の2倍よりも大きい。
【0035】
実施例3
[0035]表3は、様々な本発明の実施態様に係る一連の調合物を説明する。チャレンジ試験によってこれらの配合物の有効性を試験したところ、50.0より大きいNAUC値が得られた。
【0036】
【表3】

【0037】
比較例
[0036]表4は、本発明の様々な比較例に係る一連の調合物を説明しており、それぞれ、PEGもしくはキシリトールのどちらかが用いられた調合物、またはその両方が用いられた調合物、または、グリセリンの量が35より大きく、および/または、プロピレングリコールの量が17未満の調合物である。また、これらの比較例のうちいくつかにおいてはピロリン酸四ナトリウム(TSPP)も使用された。チャレンジ試験によってこれらの配合物の有効性を試験したところ、50.0未満のNAUC値が得られた。
【0038】
【表4】

【0039】
[0037]本特許に関する文書に記載された特許、願書および刊行物は、その全体が参照により本発明に組み入れられることとする。
[0038]当業者であれば理解しているものと思われるが、本発明の本質から逸脱することなく本明細書において説明された実施態様に様々な変更および改変がなされ得る。このような全ての改変型も本発明の範囲内に含まれることとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
口腔ケア組成物であって、該組成物は:
15〜35質量%のグリセリン;
17〜45質量%のプロピレングリコール;および、
15〜35質量%のソルビトール、
を含み、ここで該組成物は、アニオン性界面活性剤およびフッ化物イオン源を含まない、上記組成物。
【請求項2】
pH調節剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記pH調節剤は、クエン酸である、請求項1または請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記組成物は、0.05〜0.4質量%のクエン酸を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
前記組成物は、0.1w/w%のクエン酸を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
前記グリセリンが、口腔ケア組成物の18〜30質量%を構成する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記グリセリンが、口腔ケア組成物の20〜25質量%を構成する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記プロピレングリコールが、口腔ケア組成物の20〜35質量%を構成する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
前記プロピレングリコールが、口腔ケア組成物の24〜32質量%を構成する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
前記プロピレングリコールが、口腔ケア組成物の25質量%を構成する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項11】
前記ソルビトールが、口腔ケア組成物の18〜28質量%を構成する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
前記ソルビトールが、口腔ケア組成物の23質量%を構成する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
口腔ケア組成物であって、該組成物は:
20〜24質量%のグリセリン;
約25質量%のプロピレングリコール;
約23質量%のソルビトール;および、
約0.1質量%のクエン酸、
を含み、ここで該組成物は、アニオン性界面活性剤およびフッ化物イオン源を含まない、上記組成物。
【請求項14】
チャレンジ試験の値が1より大きい、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記組成物は、キシリトール、または、ポリエチレングリコールを含まない、請求項13または請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
口腔の病気または状態を治療または予防する方法であって、このような治療または予防が必要な被検体の口腔表面に、請求項1〜15のいずれか一項に記載の組成物を接触させることを含む、上記方法。

【公表番号】特表2013−518125(P2013−518125A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−551304(P2012−551304)
【出願日】平成23年1月28日(2011.1.28)
【国際出願番号】PCT/US2011/022860
【国際公開番号】WO2011/094494
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(590002611)コルゲート・パーモリブ・カンパニー (147)
【氏名又は名称原語表記】COLGATE−PALMOLIVE COMPANY
【Fターム(参考)】