説明

高周波トランスおよびそれを用いる放送信号用分配器

【課題】 放送信号用分配器に用いられるインピーダンス変成トランスや分配トランスなどのフェライト巻線型の高周波トランスにおいて、巻線が極力コア内を通るようにする。
【解決手段】 コア2を円や角の柱または筒などの棒状に形成し、コア2の外周面に巻線3,4を巻回する。そして、このコア2の周囲から磁束が漏れないように、巻線3,4を巻回したコア2を、コア2と同一材料のフェライトから成り、箱型に形成される被覆部材5で覆い、開放した孔6,7から前記巻線3,4の両端を引出す。したがって、巻線3,4は引出し位置以外では被覆部材5で被覆されており、磁束の漏れを抑え、低周波域からインピーダンスを増大し、高周波域のインピーダンス低下を抑えることができ、損失を低減することができる。また、巻線の引出しを巻数比に対応した位置から行うことで、任意の巻数に設定でき、巻線の全長を従来よりも短くして挿入損失を小さくすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送用信号を分配する分配器を構成するフェライト巻線型のインピーダンス変成トランスや分配トランスなどとして好適に実施される高周波トランスおよびそれを用いる前記放送信号用分配器に関する。
【背景技術】
【0002】
高周波信号を伝送する配線システムにおいて、信号を複数に分配するにあたって、比較的帯域が狭い場合には、ストリップラインの長さなどによってインピーダンスの合せ込みを行うことができる。しかしながら、放送波のように比較的広帯域の信号を分配するために用いられる分配器には、前記フェライト巻線型トランスを用いた回路構成が採用される場合が多い。この際、本件発明者が先に提案した特許文献1にも示されるように、分配することによって発生するインピーダンスの不整合を整合するための前記インピーダンス変成トランスと、信号を分ける分配トランスとの2種類の高周波トランスが使用される。
【0003】
図9は、その特許文献1および特許文献2に示される典型的な従来技術の分配トランス101を詳しく示す斜視図であり、図10(a)はそれにおけるコア102の正面図であり、図10(b)は右側面図である。平面図、背面図および底面図は前記図10(a)と同様に現れ、左側面図は前記図10(b)と同様に現れる。この分配トランス101は、分配後の電力比が異なる分配トランスであり、この図Aでは、分配後に電力比が2:3となる例を示している。
【0004】
前記コア102は、前記フェライトから成り、円筒状に形成された通称ビーズコア形状を有している。そして、貫通孔103には、2本の巻線104,105が、それぞれ2回および3回巻回され、相互に異なる端面から出ている端部104a,105aを撚り合わせ、その撚り合わせた側の端部104a,105aを入力とし、撚り合わせていない側の端部104b,105bを出力とすることで、入力された電力が巻線104側に2/5、巻線105側に3/5が出力され、前記のとおり分配後に電力比が2:3となる。
【特許文献1】特開2001−345216号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような分配トランス101においては、巻線104,105の撚り合わせていない側の端部104b,105bは前記コア102の端面から出た直後に基板などへ接続されるが、撚り合わせられる側の端部104a,105aにはコア102の外周に露出する部分104c,105cが生じる。この部分104c,105cにはコア102によるインピーダンスの周波数特性を平坦にする効果が十分でなく、特性が劣化するという問題がある。また、分配比を前記2:3とは異なる整数比、たとえば3:4や4:5などに設定するには、巻数を多くする必要があり、巻線長が長くなり、挿入損失が増加するという問題もある。
【0006】
本発明の目的は、巻線長を抑えつつ、該巻線が極力コア内を通ることができる高周波トランスおよびそれを用いる放送信号用分配器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の高周波トランスは、棒状のコアと、前記コアの外周面に巻回される複数の巻線と、一対の板状体にそれらを連結する周壁を備えて成り、磁性材料から形成され、内部に前記巻線の巻回されたコアを収納する箱型の被覆部材とを含み、前記周壁には、予め定める巻数比に対応した位置に前記巻線の引出し孔が形成されることを特徴とする。
【0008】
上記の構成によれば、放送信号用分配器に用いられるインピーダンス変成トランスや分配トランスなどの広い帯域を均等に分配するためにフェライトなどの磁性材料から成るコアに巻線を巻回して成る高周波トランスにおいて、そのコアを円や角の柱または筒などの棒状に形成し、コアの外周面に複数の巻線を巻回する。そして、このコアの周囲から磁束が漏れないように、巻線を巻回したコアを箱型に形成される被覆部材で覆う。前記被覆部材は、好ましくは前記フェライト等の前記コアと同一材料などの磁性材料から形成され、一対の板状体にそれらを連結する周壁を備えて成り、矩形または両端を閉塞した円筒などから成る。そして、前記周壁には、予め定める巻数比に対応した位置に前記巻線の引出し孔を形成する。
【0009】
したがって、巻線は引出し位置以外では被覆部材で被覆されており、磁束の漏れを抑え、低周波域からインピーダンスを増大し、高周波域のインピーダンス低下を抑えることができ、該高周波トランス自体での損失を低減することができる。また、巻線の引出しを巻数比に対応した位置から行うことで、たとえば2:3に分配する場合に、従来では巻数の整数倍の比しか採用できないので、2回転と3回転とに巻回しているのに対して、本発明では1/2回転や1/3回転のように1回転に満たない巻数も採用できることから、巻数比が一致している任意の巻数、たとえば1回転と1.5回転とに巻回することができ、巻線の全長を従来よりも短くして挿入損失を小さくすることができる。
【0010】
また、本発明の高周波トランスは、前記棒状のコアの外周面において、周方向の一部分には、該周方向に延びる突条または凹溝を有することを特徴とする。
【0011】
上記の構成によれば、コアに巻線を巻回すると、該巻線は2つの突条間または凹溝に嵌り込む。
【0012】
したがって、巻線し易くなるとともに、ずれが生じず、巻線の間隔や巻き位置を確定することができる。
【0013】
さらにまた、本発明の高周波トランスでは、前記箱型の被覆部材はコアの軸線方向に分割可能であり、前記分割された被覆部材の一方の部材は板状体に前記引出し孔の部分を有する周壁が立設されて成り、他方の部材は板状体から成り、前記棒状のコアは前記他方の部材に固着されていることを特徴とする。
【0014】
上記の構成によれば、前記箱型の被覆部材をコアの軸線方向に分割した2つの部材を組合わせて構成し、その内の一方の部材を板状体に前記引出し孔の部分を有する周壁を立設して形成し、他方の部材を板状体から形成し、前記棒状のコアを他方の部材に固着して形成することで、板状体に立設されたコアに、容易に巻線することができる。また、巻線の任意の引出し位置に対応した引出し孔を有する一方の部材を、その引出し位置の種類だけ設けるだけで、巻数比が異なる場合にも他方の部材は共用化することができ、部品の品種を削減し、コストダウンを図ることができる。
【0015】
また、本発明の放送信号用分配器は、前記コアおよび被覆部材が相互に等しいフェライトから成り、前記の高周波トランスから成るインピーダンス変成トランスおよび分配トランスを備えることを特徴とする。
【0016】
上記の構成によれば、上述のように損失を低減することができる高周波トランスをインピーダンス変成トランスおよび分配トランスとして使用し、それらのコアおよび被覆部材を同じ材質および形状にすることで、それらの部品の品種を削減し、使用数量を増やし、コストダウンを図ることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の高周波トランスは、以上のように、放送信号用分配器に用いられるインピーダンス変成トランスや分配トランスなどの広い帯域を均等に分配するためにフェライトなどの磁性材料から成るコアに巻線を巻回して成る高周波トランスにおいて、そのコアを円や角の柱または筒などの棒状に形成し、コアの外周面に複数の巻線を巻回するとともに、このコアの周囲から磁束が漏れないように巻線を巻回したコアを箱型に形成される被覆部材で覆い、その被覆部材を一対の板状体にそれらを連結する周壁を備えて構成し、前記周壁に予め定める巻数比に対応した位置に前記巻線の引出し孔を形成する。
【0018】
それゆえ、巻線は引出し位置以外では被覆部材で被覆されており、磁束の漏れを抑え、低周波域からインピーダンスを増大し、高周波域のインピーダンス低下を抑えることができ、該高周波トランス自体での損失を低減することができる。また、巻線の引出しを巻数比に対応した位置から行うことで、たとえば2:3に分配する場合に、従来では2回転と3回転とに巻回しているのに対して、本発明では巻数比が一致している任意の巻数、たとえば1回転と1.5回転とに巻回することができ、巻線の全長を従来よりも短くして挿入損失を小さくすることができる。
【0019】
また、本発明の放送信号用分配器は、以上のように、前記コアおよび被覆部材が相互に等しいフェライトから成り、前記の高周波トランスから成るインピーダンス変成トランスおよび分配トランスを備える。
【0020】
それゆえ、部品の品種を削減し、使用数量を増やし、コストダウンを図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の第1の形態に係る分配トランス1の分解斜視図であり、図2はその組立て状態を示す斜視図である。この分配トランス1は、大略的に、棒状のコア2と、前記コア2の外周面に巻回される巻線3,4と、一面の少なくとも一部を開放した箱型に形成される被覆部材5とを備え、前記被覆部材5内に前記巻線3,4の巻回されたコア2を収納し、前記開放した孔6,7から前記巻線3,4の両端を引出して構成される。
【0022】
前記コア2は、フェライトから成り、円や角の柱または筒などの前記棒状に形成される(図1では円柱状)。前記巻線3,4は、このコア2の外周面に、それぞれ所望の回数巻付けられる(図1では、巻線3は1.5回、巻線4は1回)。それらの巻線3,4の一端3a,4aは孔6から引出された後撚り合わせられ、巻線3の他端3bは別の孔7からそのまま引出され、巻線4の他端4bは前記孔6からそのまま引出される。そして、一端3a,4aが入力端となり、他端3b,4bが出力端となる。
【0023】
一方、前記箱型の被覆部材5は、前記コア2と同一材料のフェライトから成り、コア2の軸線方向に分割可能である。分割された被覆部材5の一方の部材8は、板状体8aに、前記開放した孔6,7を有する周壁8bおよび前記コア2が立設されて成り、他方の部材9は、板状体から成る。
【0024】
図3は、前記一方の部材8の六面図である。図3(a)は平面図であり、図3(b)は正面図であり、図3(c)は右側面図である。このように形成される一方の部材8のコア2に巻線3,4が巻回された後、他方の部材9が一方の部材8に接着などで固定され、該分配トランス1が作製される。
【0025】
このように巻線3,4を巻回したコア2をフェライトから成り、箱型に形成される被覆部材5で覆うことで、巻線3,4は引出し位置以外では被覆部材5で被覆されており、磁束の漏れを抑え、巻線3,4の全長を変えずに、該分配トランス1の接地側のインダクタンスを増加し、GNDに抜ける電力を低減することで、低周波域からインピーダンスを増大し、高周波域のインピーダンス低下を抑えることができ、該分配トランス1自体での電力損失を低減することができる。また、分配後の電力比を異なせるために任意の巻数比とするにあたって、コア2の周方向の任意の位置に孔6,7を形成すればよく、たとえば2:3に分配する場合に、従来では2回転と3回転との整数回巻回しているのに対して、本発明では巻数比が一致している任意の巻数、たとえば1回転と1.5回転とに巻回することができ、巻線の全長を従来よりも短くして挿入損失を小さくすることができる。
【0026】
図4は、上述のように構成される分配トランス1を用いて構成される放送信号用分配器10の斜視図である。この放送信号用分配器10は、前記分配トランス1にインピーダンス変成トランス11が、同じ基板20に取付けられて構成されている。インピーダンス変成トランス11は、上述の分配トランス1に類似している。このインピーダンス変成トランス11のコア12(不図示)および被覆部材15と、分配トランス1のコア2および被覆部材5とは、相互に等しい材料のフェライトから成り、両者は、巻線3,4,13,14の構造が異なるだけである。すなわち、図1の分配トランス1では、上述のように巻線3が1.5回巻であり、巻線4が1回巻であるのに対して、このインピーダンス変成トランス11では、たとえば巻線13,14共に2回巻である。
【0027】
前記巻数比や巻線3,4,13,14の太さなどは、整合すべきインピーダンスや分配比などに応じて適宜変更される。図4の例では、入力側にインピーダンス変成トランス11を備え、出力側に分配トランス1を備えているが、前記特許文献1のように、入力側に分配トランスを備え、出力側に2つのインピーダンス変成トランスを設ける等、分配器の構造は、適宜選択されればよい。また、分配数も、2分配に限るものではない。
【0028】
図5は、分配トランスの等価回路図である。分配トランスは、信号を分配する働きのみではなく、端子間のアイソレーション(所謂、端子間結合損失)特性が該分配トランスによって決まる。前記図9に示すように、従来の分配トランス101は、円筒形のフェライトコア102に貫通穴103を設け、貫通穴103に通した巻線104と巻線105とをフェライトコア102の側面の略中央で撚り合わせられて構成されている。この撚り合わせた側の端部104a,105aから入力された信号が巻線104,105の撚り合わせない側の端部104b,105bに分配されて出力される。または、逆に巻線104,105の撚り合わせない側の端部104b,105bから信号を入力すると、撚り合わせた側の端部104a,105aに合成されて出力される。ここで、分配器の出力アイソレーション特性が成り立つためには、巻線104,105の一方から入力された信号が他方には出力されず、同様に他方から入力された信号も一方には出力されないことが必要である。
【0029】
この出力端子間アイソレーションを成立させる為には、入力線の特性インピーダンスZinと、フェライトコア102内を巻線104,105が通った部分の内部インピーダンスZとが、使用帯域内で等しいことが条件となる。つまり、フェライトコア102内を巻線104,105が通った部分は、広帯域にインピーダンスが一定で、入力線が接続される側の特性インピーダンスと等しく設計する必要がある。
【0030】
したがって、上述のように被覆部材5で覆う分配トランス1を用い、巻線3,4の撚り合わせ部以外の露出部を無くすことで、内部インピーダンスの周波数特性を低減し、端子間アイソレーションの広帯域化を行うことができる。また、コア2,12および被覆部材5,15を、それぞれ同じ材質および形状にすることで、部品の品種を削減し、使用数量を増やし、分配器10のコストダウンを図ることができる。
【0031】
[実施の形態2]
図6は本発明の実施の第2の形態に係る分配トランス21の分解斜視図であり、図7はその組立て状態を示す斜視図である。この分配トランス21は、上述の分配トランス1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この分配トランス21では、前記箱型の被覆部材25を形成する2つの部材28,29のうち、前記コア2が、板状体29aに前記開放した孔6を有する周壁29bを立設して成る一方の部材29に立設されるのではなく、板状体から成る他方の部材28に立設されていることである。
【0032】
このように構成することで、板状体から成る他方の部材28に立設されたコア2に、容易に巻線することができる。また、巻線3,4の任意の引出し位置に対応した引出し孔6,7の形成位置が異なる部材29を準備しておけば、巻数比が異なる場合にも他方の部材28は共用化することができ、部品の品種を削減し、コストダウンを図ることができる。
【0033】
[実施の形態3]
図8は本発明の実施の第3の形態に係る分配トランスにおけるコア32の平面図である。本実施の形態で注目すべきは、前記棒状のコア32の外周面において、周方向の少なくとも一部分には、該周方向に延びる突条または凹溝(図8では凹溝33)を有することである。
【0034】
したがって、コア32に前記巻線3,4を巻回すると、該巻線3,4は2つの突条間または凹溝に嵌り込む。したがって、巻線し易くなるとともに、ずれが生じず、巻線の間隔や巻き位置を確定することができる。具体的には、正確に1条巻を実現し、伝送損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る分配トランスの分解斜視図である。
【図2】図1で示す分配トランスの組立て状態を示す斜視図である。
【図3】図1で示す分配トランスにおける被覆部材を構成する一方の部材の六面図である。
【図4】図1で示す分配トランスを用いて構成される放送信号用分配器の斜視図である。
【図5】分配トランスの等価回路図である。
【図6】本発明の実施の第2の形態に係る分配トランスの分解斜視図である。
【図7】図6で示す分配トランスの組立て状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の第3の形態に係る分配トランスにおけるコアの平面図である。
【図9】典型的な従来技術の分配トランスを詳しく示す斜視図である。
【図10】図9で示す分配トランスにおけるコアの六面図である。
【符号の説明】
【0036】
1,21 分配トランス
2,12,32 コア
3,4,13,14 巻線
3a,4a 一端
3b,4b 他端
5,25 被覆部材
6,7 孔
8,29 一方の部材
8a 板状体
8b 周壁
9,28 他方の部材
10 放送信号用分配器
11 インピーダンス変成トランス
20 基板
33 凹溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状のコアと、
前記コアの外周面に巻回される複数の巻線と、
一対の板状体にそれらを連結する周壁を備えて成り、磁性材料から形成され、内部に前記巻線の巻回されたコアを収納する箱型の被覆部材とを含み、
前記周壁には、予め定める巻数比に対応した位置に前記巻線の引出し孔が形成されることを特徴とする高周波トランス。
【請求項2】
前記棒状のコアの外周面において、周方向の一部分には、該周方向に延びる突条または凹溝を有することを特徴とする請求項1記載の高周波トランス。
【請求項3】
前記箱型の被覆部材はコアの軸線方向に分割可能であり、前記分割された被覆部材の一方の部材は板状体に前記引出し孔の部分を有する周壁が立設されて成り、他方の部材は板状体から成り、前記棒状のコアは前記他方の部材に固着されていることを特徴とする請求項1または2記載の高周波トランス。
【請求項4】
前記コアおよび被覆部材が相互に等しいフェライトから成り、前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の高周波トランスから成るインピーダンス変成トランスおよび分配トランスを備えることを特徴とする放送信号用分配器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−156498(P2006−156498A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−341103(P2004−341103)
【出願日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】