説明

高周波機器収納ケース

【課題】ケース本体の開口部を蓋体にて閉塞するように構成された高周波機器収納ケースにおいて、開口部がいたずらなどで不正に開かれるのを防止する。
【解決手段】蓋体6をケース本体4に固定するための固定具8は、ケース本体4及び蓋体6に固定された第1部材20及び第2部材30と、これら各部を連結する有頭ねじ10とから構成され、有頭ねじ10の頭部14には、専用の特殊工具を嵌合可能な凹部16が形成されている。第1部材20は、ケース本体4に揺動可能に取り付けられており、第2部材30には、第1部材20を揺動させて有頭ねじ10を固定位置まで変位させるための切り欠き50が形成されている。また、第2部材30には、固定位置で有頭ねじ10の頭部を囲む壁部40が設けられており、壁部の開放端側端部42は、有頭ねじ10の頭部14よりも小径で、凹部16よりも大径となるように縮径されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高周波信号を処理する電子機器である高周波機器を収納するための高周波機器収納ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、高周波機器の収納ケースは、ケース内に高周波機器を収納した状態で、高周波機器の点検/修理等を行う必要があるため、開口部が形成されたケース本体と、このケース本体の開口部を閉塞するための蓋体(蓋、扉等)とから構成されている。
【0003】
また、この蓋体にて開口部を自由に開閉できると、ケース内の高周波機器がいたずらされることがあるので、従来の高周波機器収納ケースは、通常、一般に市販されているボルトを使って、ケース本体の開口部を閉塞した状態で蓋体を開口部に締め付け固定できるようにされている(例えば、特許文献1等、参照)。
【特許文献1】特開平2−91994号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の高周波機器収納ケースにおいて、ケース本体に蓋体をボルトで固定した場合、一般に市販されている工具を使って開口部を開くことができるため、高周波機器をいたずら等から確実に保護することはできないという問題があった。
【0005】
また、いたずら等によりボルトが回され、ボルトの締め付けトルクが規定トルクから低下すると、蓋体による高周波機器収納ケースのシールド性能や防水性能が低下するため、高周波機器が正常に動作できなくなるという問題もあった。
【0006】
一方、近年では、頭部形状が特殊で、その形状に対応した専用の工具でないと回すことのできない特殊ねじが種々開発されている。このため、高周波機器収納ケースにおいて、この種の特殊ねじを使って、収納ケースの蓋体をケース本体に固定することも考えられる。
【0007】
そして、このようにすれば、高周波機器を保守/点検する作業者は、特殊ねじに対応した工具を所持するだけでよく、高周波機器の保守/点検を効率よく行うことができる。
しかしながら、高周波機器収納ケースの蓋体を、単に特殊ねじにて固定するようにしただけでは、特殊ねじに対応した工具がなくても、ねじの頭部をペンチ等で挟むことで、ねじを回転操作できることがあり、セキュリティ性を充分確保することはできない。
【0008】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ケース本体の開口部を蓋体にて閉塞するように構成された高周波機器収納ケースにおいて、開口部がいたずらなどで不正に開かれるのをより確実に防止できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
高周波機器を出し入れするための開口部が形成されたケース本体と、
該ケース本体の開口部を閉塞する蓋体と、
を備えると共に、
前記蓋体を前記ケース本体に固定する固定具として、
外周にねじ山が形成されたねじ部と該ねじ部よりも大径の頭部とからなり、該頭部に、特定形状の工具の先端を嵌合可能な凹部が形成された有頭ねじと、
該有頭ねじのねじ部を螺合可能なねじ孔が穿設された第1部材と、
前記有頭ねじのねじ部を挿通可能で前記頭部よりも小径の挿通孔が形成された第2部材と、
を有し、前記第1部材と前記第2部材とが、前記ねじ孔と前記挿通孔とが略同心軸上に位置するように、前記ケース本体及び前記蓋体の一方にそれぞれ設けられることにより、前記有頭ねじにて前記蓋体を前記ケース本体に固定可能な固定具、
を備えた高周波機器収納ケースであって、
前記固定具の第2部材に、
前記有頭ねじのねじ部を挿通孔に挿通し、その先端を前記第1部材のねじ孔に螺合した状態で、前記有頭ねじの頭部を囲み、しかも、第2部材から離れた開放端側が、前記有頭ねじの頭部よりも小径で且つ前記凹部よりも大径となるように縮径された壁部を突設したことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高周波機器収納ケースにおいて、
前記第1部材は、前記ねじ孔の中心軸方向に長い長尺形状に形成され、前記ケース本体又は前記蓋体に対して揺動可能に取り付けられており、
前記壁部を含む前記第2部材の挿通孔周囲には、前記第1部材に有頭ねじを螺合した状態で該有頭ねじを前記第1部材の揺動方向に変位させる切り欠きが形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の高周波機器収納ケースによれば、有頭ねじの頭部が壁部により囲まれ、しかも、壁部の開放端側は、有頭ねじの頭部よりも小径で且つ頭部に形成された凹部よりも大径となるように縮径されている。
【0012】
このため、有頭ねじは、先端が頭部の凹部に嵌合可能な特定形状に形成された工具を利用して回動させることはできるものの、頭部をペンチ等で挟んで回転させることはできない。
【0013】
従って、本発明によれば、有頭ねじの凹部の形状を、一般的なドライバの先端形状(+、−、六角等)とは異なる特殊形状にしておけば、その形状に対応した特殊ドライバでしか有頭ねじを回すことができなくなり、セキュリティ性の高い高周波機器収納ケースを実現できることになる。
【0014】
また、有頭ねじを第1部材から外す方向に回転させると、頭部が第1部材から設定量だけ離れた位置で、頭部が壁部の縮径部分に当接される。
よって、本発明によれば、有頭ねじの不正操作を防止できるだけでなく、正規の工具で有頭ねじによる第2部材の締め付けをゆるめて、蓋体のケース本体への固定を解除する際に、有頭ねじが壁部の開放端(換言すれば工具の挿入孔)から抜け落ちるのを防止することができる。
【0015】
なお、本発明の高周波機器収納ケースにおいて、有頭ねじの頭部が壁部の縮径部分に当接される位置では、有頭ねじが第1部材のねじ孔から外れるようにしておけば、有頭ねじを第2部材に装着した状態で、ケース本体から蓋体を取り外すことができるようになるが、ケース本体から蓋体を取り外すことができるようにするには、必ずしもこのように構成する必要はなく、第1部材及び第2部材を請求項2に記載のように構成してもよい。
【0016】
つまり、請求項2に記載の高周波機器収納ケースによれば、第1部材が、取り付け対象となるケース本体又は前記蓋体に対して揺動可能に取り付けられており、第2部材の挿通孔周囲には有頭ねじを第1部材の揺動方向に変位させることができるように、切り欠きが形成されている。
【0017】
従って、この請求項2に記載の高周波機器収納ケースにおいては、有頭ねじによる第2部材の締め付けをゆるめて、第1部材を回動させれば、有頭ねじを第1部材に螺合させた状態で有頭ねじを第2部材から外し、蓋体をケース本体から取り外すことができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施形態の高周波機器収納ケース2(以下、単に収納ケースともいう)全体の構成を表す構成図であり、(a)は収納ケース2の正面図、(b)は収納ケース2の右側面図、(c)は収納ケース2の底面図である。
【0019】
本実施形態の収納ケース2は、例えば、裏面に設けられた取り付け金具3を介して電柱等に取り付けられ、受信アンテナにて受信されたテレビ放送信号等の高周波信号を処理(増幅、周波数変換等)する高周波機器を収納するためのものであり、矩形の箱状で前面が開口部として開放されたケース本体4と、このケース本体4の前面を覆い、開口部を閉塞する蓋体6とを備える。
【0020】
これら各部4、6は、電磁波を遮蔽可能な金属板を加工することにより形成されており、ケース本体4の開口部には、内部を密閉して雨水の浸入を防止するためのゴム性のシール材が設けられている。
【0021】
また、蓋体6は、ケース本体4の開口部の一辺にヒンジ5を介して開閉可能に取り付けられており、ケース本体4の開口部を閉塞した際には、ケース本体4の開口部との間でシール材を挟み、当該収納ケース2を防水ケースとして機能させる。
【0022】
そして、収納ケース2には、ケース本体4の開口部を蓋体6で閉塞した際、シールド性及び防水性を確保するために、蓋体6をケース本体4に締め付け固定する固定具8が設けられている。
【0023】
この固定具8は、ケース本体4の開口部周縁の複数箇所(本実施形態では7カ所)に設けられており、図2に示す如く構成されている。
なお、図2は、固定具8の全体構成を表す説明図であり、(a)はケース本体4及び蓋体6に取り付けられた固定具8を横方向から見た状態を表す固定具8の側面図であり、(b)は(a)からケース本体4及び蓋体6を除去した状態で固定具8を上方から見た状態を表す平面図であり、(c)は固定具8を(b)の左方向から見た状態を表す側面図であり、(d)は(b)に示すA−A線断面図である。
【0024】
図2に示すように、固定具8は、ケース本体4の開口部外側壁面に固定された第1部材20と、蓋体6に固定された第2部材30と、これら両部材20、30を連結して蓋体6をケース本体4に締め付け固定するための有頭ねじ10とを備える。
【0025】
ここで、有頭ねじ10は、外周にねじ山が形成されたねじ部12と、ねじ部12よりも大径の頭部14とからなり、頭部14に、当該有頭ねじ専用の工具(特殊工具)の先端を嵌合可能な凹部16を形成したものである。
【0026】
次に、第1部材20は、有頭ねじ10のねじ部12を螺合可能で、しかも、内部にねじ部12を収納可能な長さのねじ孔22が穿設された棒状部材にて構成されている。そして、この第1部材20のねじ孔22が穿設された側とは反対側端部は、ケース本体4の外壁に溶接等で固定される固定部24から突設された一対の支持板26に、支持軸28を介して揺動自在に固定されている。
【0027】
一方、第2部材30は、蓋体6の外壁に溶接等で固定される固定部34から突設された一対の支持枠36に固定されており、有頭ねじ10のねじ部12を挿通可能で、有頭ねじ10の頭部14よりも小径の挿通孔32が形成されている。
【0028】
また、第2部材30には、第1部材20に有頭ねじ10を螺合した状態で、第1部材20を、支持軸28を中心に揺動させて、ケース本体4の外壁に略平行となるように立設させた際に、有頭ねじ10のねじ部12を挿通孔32まで案内できるように、挿通孔32から蓋体6とは反対側(つまり外側)に向けて切り欠き50が形成されている。
【0029】
なお、第1部材20と第2部材30とは、蓋体6を閉じてケース本体4の開口部を閉塞させた際に、ねじ孔22と挿通孔32とが略同心軸上に位置するように、ケース本体4及び蓋体6にそれぞれ固定されている。
【0030】
また、有頭ねじ10の頭部14が配置される第2部材30の上面には、その有頭ねじ10の頭部14を囲むように壁部40が設けられている。なお、この壁部40は、挿通孔32と同様に、蓋体6とは反対側(つまり外側)に向けて切り欠かれている。
【0031】
このため、第1部材20に有頭ねじ10を螺合した状態で、第1部材20を、支持軸28を中心に揺動させて、ケース本体4の外壁に略平行となるように立設させると、有頭ねじ10の頭部14が、壁部40の内側に収納されることになる。
【0032】
また、壁部40は、第2部材30の上面から離れるほど径が小さくなるように傾斜して形成されており、更に、その開放端側端部42は、有頭ねじ10の頭部14よりも小径で、頭部14に形成された凹部16よりも大径となるように縮径されている。
【0033】
また、壁部40の開放端側端部42までの高さは、有頭ねじ10を締め付け方向とは反対方向に回動させた際に、ねじ部12が第1部材20のねじ孔22から外れてしまうことのないよう、ねじ部12の長さよりも短くなるように設定されている。
【0034】
以上のように、本実施形態の収納ケース2によれば、蓋体6をケース本体4に固定するための固定具8が、ケース本体4に固定された第1部材20と蓋体6に固定された第2部材30と、これら各部を連結する有頭ねじ10とから構成され、有頭ねじ10のねじ部12を第2部材30の挿通孔32に挿通した状態で有頭ねじ10を第1部材20のねじ孔22に向けて締め付ければ、蓋体6をケース本体4にしっかりと固定し、収納ケース2のシールド性及び防水性を確保することができる。
【0035】
そして、有頭ねじ10の頭部14には、有頭ねじ10専用の特殊工具を嵌合可能な凹部16が形成されており、しかも、第2部材30には、有頭ねじ10の頭部14を囲む壁部40が突設されていることから、有頭ねじ10にて蓋体6をケース本体4に固定した状態では、有頭ねじ10は、専用の特殊工具でしか回すことができなくなり、本実施形態の収納ケース2は、極めてセキュリティ性の高い収納ケースとなり得る。
【0036】
また、第1部材20は、ケース本体4の外壁に突設された一対の支持板26と支持軸28とを介して、ケース本体4に揺動可能に取り付けられており、壁部40を含む第2部材30には、第1部材20に有頭ねじ10を螺合した状態で第1部材20を揺動させて、有頭ねじ10を固定位置まで変位させるための切り欠き50が形成されている。また、壁部40の第2部材30から離れた開放端側端部42は、有頭ねじ10の頭部14よりも小径で、頭部14に形成された凹部16よりも大径となるように縮径されている。
【0037】
このため、壁部40の開放端側から工具を挿入して有頭ねじ10による第2部材30の締め付けをゆるめ、蓋体6のケース本体4への固定を解除する際に、有頭ねじ10が壁部40の開放端(換言すれば工具の挿入孔)から抜け落ちるのを防止することができ、しかも、蓋体6をケース本体4の開口部から開くために、第1部材20と第2部材30との係合を解除する際には、有頭ねじ10を第1部材20に螺合させた状態で、第1部材20をケース本体4の外側に揺動させればよく、これらの作業によって有頭ねじ10が紛失するのを防止できる。
【0038】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施形態では、有頭ねじ10をねじ孔22に螺合した状態で第1部材20を揺動させて、有頭ねじ10の頭部14を固定位置に配置できるように、第2部材30に、挿通孔32から外側に延びる切り欠き50を形成し、壁部40も、この切り欠き50に合わせて切り欠くものとして説明したが、これらの切り欠きは必ずしも形成する必要はなく、有頭ねじ10の頭部14を第2部材30の上面と壁部40とで囲まれる空間内に収納するようにしてもよい。
【0039】
但し、この場合には、有頭ねじ10を締め付け方向とは反対方向に回動させて、有頭ねじ10の頭部14が壁部40の開放端側端部42に当接する迄の間に、ねじ部12が第1部材20のねじ孔22から外れるように、ねじ部12の長さを設定する必要がある。つまり、このようにすれば、有頭ねじ10を第2部材30に装着した状態で、第1部材20と第2部材30との係合を解除して、蓋体6をケース本体4の開口部から開くことができるようになる。
【0040】
また、この場合、第1部材20は、ケース本体4に揺動自在に固定する必要はなく、ケース本体4に蓋体6を被せた際に、有頭ねじ10を螺合できるように、ケース本体4に固定(又は形成)すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】実施形態の高周波機器収納ケースの構成を表す説明図である。
【図2】固定具の構成を表す説明図である。
【符号の説明】
【0042】
2…高周波機器収納ケース、3…取り付け金具、4…ケース本体、5…ヒンジ、6…蓋体、8…固定具、10…有頭ねじ、12…ねじ部、14…頭部、16…凹部、20…第1部材、22…ねじ孔、24…固定部、26…支持板、28…支持軸、30…第2部材、32…挿通孔、34…固定部、36…支持枠、40…壁部、42…開放端側端部、50…切り欠き。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高周波機器を出し入れするための開口部が形成されたケース本体と、
該ケース本体の開口部を閉塞する蓋体と、
を備えると共に、
前記蓋体を前記ケース本体に固定する固定具として、
外周にねじ山が形成されたねじ部と該ねじ部よりも大径の頭部とからなり、該頭部に、特定形状の工具の先端を嵌合可能な凹部が形成された有頭ねじと、
該有頭ねじのねじ部を螺合可能なねじ孔が穿設された第1部材と、
前記有頭ねじのねじ部を挿通可能で前記頭部よりも小径の挿通孔が形成された第2部材と、
を有し、前記第1部材と前記第2部材とが、前記ねじ孔と前記挿通孔とが略同心軸上に位置するように、前記ケース本体及び前記蓋体の一方にそれぞれ設けられることにより、前記有頭ねじにて前記蓋体を前記ケース本体に固定可能な固定具、
を備えた高周波機器収納ケースであって、
前記固定具の第2部材に、
前記有頭ねじのねじ部を挿通孔に挿通し、その先端を前記第1部材のねじ孔に螺合した状態で、前記有頭ねじの頭部を囲み、しかも、第2部材から離れた開放端側が、前記有頭ねじの頭部よりも小径で且つ前記凹部よりも大径となるように縮径された壁部を突設したことを特徴とする高周波機器収納ケース。
【請求項2】
前記第1部材は、前記ねじ孔の中心軸方向に長い長尺形状に形成され、前記ケース本体又は前記蓋体に対して揺動可能に取り付けられており、
前記壁部を含む前記第2部材の挿通孔周囲には、前記第1部材に有頭ねじを螺合した状態で該有頭ねじを前記第1部材の揺動方向に変位させる切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波機器収納ケース。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−153287(P2008−153287A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−337251(P2006−337251)
【出願日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願人】(000113665)マスプロ電工株式会社 (395)
【Fターム(参考)】