説明

高難燃ポリマー部材、難燃性物品及び難燃化方法

【課題】透明性、フレキシブル性、且つ、高度の難燃性を有する難燃部材を提供する。
【解決手段】本発明の高難燃ポリマー部材は、ポリマー層(B)、無機基材(L)、難燃層(A)をこの順に含む、高難燃ポリマー部材であって、該難燃層(A)は、ポリマー中に層状無機系化合物(f)を含有する層である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリマー層(B)、無機基材(L)、難燃層(A)をこの順に含む、高難燃ポリマー部材であって、
該難燃層(A)は、ポリマー(X)中に層状無機系化合物(f)を含有する層である、
高難燃ポリマー部材。
【請求項2】
前記無機基材(L)が、繊維状無機基材である、請求項1に記載の高難燃ポリマー部材。
【請求項3】
前記繊維状無機基材がガラスクロスである、請求項2に記載の高難燃ポリマー部材。
【請求項4】
前記高難燃ポリマー部材を、前記難燃層(A)側を下面にして、かつ該下面は空気に接触するように水平に設置し、
該難燃層(A)側の下面から45mm離れた下部にブンゼンバーナーの火炎口が位置するようにブンゼンバーナーを設置し、
該火炎口から55mmの高さのブンゼンバーナーの炎を該難燃層(A)の下面に30秒間接炎させる(但し、該高難燃ポリマー部材の端部には接炎しないようにする)水平燃焼試験において、該炎を遮炎できる難燃性を有する、
請求項1に記載の高難燃ポリマー部材。
【請求項5】
前記難燃層(A)における灰分の含有割合が、3重量%以上70重量%未満である、請求項1に記載の高難燃ポリマー部材。
【請求項6】
前記難燃層(A)中の層状無機系化合物(f)が、層状粘土鉱物である、請求項1に記載の高難燃ポリマー部材。
【請求項7】
重合性モノマー(m)と層状無機系化合物(f)を含む重合性組成物(α)から形成されるシロップ状の重合性組成物層(a)と、前記無機基材(L)と、ポリマー(p)を含み且つ重合性モノマー(m)を吸収できる固体状のモノマー吸収層(b)とを積層し、重合を行うことにより得られる、請求項1に記載の高難燃ポリマー部材。
【請求項8】
重合性モノマー(m)と層状無機系化合物(f)を含む重合性組成物(α)から形成される重合性組成物層(a)を重合して得られる固体状の層状無機系化合物含有ポリマー層(a´)と、前記無機基材(L)と、ポリマー(p)を含み且つ重合性モノマー(m)を吸収できる固体状のモノマー吸収層(b)とを積層することにより得られる、請求項1に記載の高難燃ポリマー部材。
【請求項9】
重合性モノマー(m1)と層状無機系化合物(f)を含む重合性組成物(α)から形成されるシロップ状の重合性組成物層(a´)と、前記無機基材(L)と、重合性モノマー(m2)とポリマー(p2)を含むシロップ状の重合性組成物層(b´)とを積層し、重合を行うことにより得られる、請求項1に記載の高難燃ポリマー部材。
【請求項10】
請求項1に記載の高難燃ポリマー部材が、被着体に貼り合わされている、難燃性物品。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−179892(P2012−179892A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−224447(P2011−224447)
【出願日】平成23年10月12日(2011.10.12)
【出願人】(000003964)日東電工株式会社 (5,557)
【Fターム(参考)】