説明

麺及びその製造方法

【課題】 麺の成分でそばの食感を醸し出すことができ、また、そば粉や片栗粉等の打ち粉を用いずにそば風麺を打つことができる麺及び麺の製造方法を提供する。
【解決手段】 小麦粉40〜50重量%と、大麦粉40〜50重量%と、バイタルグルテン1〜10重量%と、デンプン5〜15重量%と、を合わせて100重量%になるように含有した原料粉と、前記原料粉の重量1kgに対して1〜5重量%の塩と、前記原料粉の重量1kgに対して30〜50重量%の水と、を原料として生成され、生地を2台の単位押出器のうち1台目の単位押出器でやや太めの棒状麺とし、ついで2台目の単位押出器で細めの棒状麺とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大麦粉を含んだそば風味の麺及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、小麦粉を主としてこれに大麦粉を混入した麺は知られており、これらは確かに麺の食感を有する(特許文献1)。
【0003】
また、従来、通常麺を打つ際には、麺がくっつかないように打ち粉が用いられている。
【0004】
打ち粉としては、そば粉、片栗粉、とり粉等が用いられており、特にそば粉は、べたつきが少なく、粉が荒くさらさらしており打ち粉に適している(特許文献2)。
【特許文献1】特開2000−83609号公報
【特許文献2】特開平05−304901号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、麺の成分でそばの食感を出すことができれば新しいそば風麺食品として新たな需要者を獲得できる。また、麺を打つ際、麺をくっつかないようにするために打ち粉を用いると、麺の表面が打ち粉で覆われてしまうため、麺の味が微妙に変わり、風味も落ちてしまうため、そば風麺本来の味が楽しめなくなるという問題が生じていた。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、麺の成分でそばの食感を醸し出すことができ、また、そば粉や片栗粉等の打ち粉を用いずにそば風麺を打つことができる麺及び麺の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の1つの観点では、本発明の麺は、小麦粉40〜50重量%と、大麦粉40〜50重量%と、バイタルグルテン1〜10重量%と、デンプン5〜15重量%と、を合わせて100重量%になるように含有した原料粉と、前記原料粉の重量1kgに対して1〜5重量%の塩と、前記原料粉の重量1kgに対して30〜50重量%の水と、を原料として生成されることを特徴とする。
【0008】
上記麺において、前記小麦粉の含有率が43重量%で、前記大麦粉の含有率が43重量%で、前記バイタルグルテンの含有率が4重量%で、前記デンプンの含有率が10重量%であり、前記塩の含有率が前記原料粉の重量1kgに対して2.5重量%であり、前記水の含有率が前記原料粉の重量1kgに対して40重量%であってもよい。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の他の観点では、請求項1に記載の原料粉と前記原料粉の重量1kgに対して1〜5重量%の塩と、30〜50重量%の水を混ぜ合わせて生地を作り、前記生地を一定時間放置し、その後前記生地を押出装置に投入し、前記押出装置の複数の穴が形成されたダイを通して麺形状とすることを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の更に他の観点では、請求項2に記載の原料粉と前記原料粉の重量1kgに対して2.5重量%の塩と、40重量%の水を混ぜ合わせて生地を作り、前記生地を一定時間放置し、その後前記生地を押出装置に投入し、前記押出装置の複数の穴が形成されたダイを通して麺形状とすることを特徴とする。
【0011】
上記麺の製造方法において、前記押出装置は、ダイの穴の径が異なる複数の単位押出器の組み合わせからなり、先ず、ダイの穴の径の大きな前記単位押出器を通した後にダイの穴の径の小さな前記単位押出器を通して麺形状を形成してもよい。
【0012】
上記麺の製造方法において、前記単位押出器の麺を押し出すダイ部分の近傍には、バンドヒータが設置されてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、麺の成分でそばの食感を醸し出すことができ、新しいそば風麺食品を生成することができる。
【0014】
また、前記割合の原料粉と、原料粉の割合に対する水、塩を原料として生成されることにより、原料粉に対する水分量が適量であるため、麺の水分量が多いことによって生じる麺がくっつくという問題が生じない。そのため、そば粉や、片栗粉や、とり粉等の麺を打つ際に麺がくっつかないようにするための打ち粉を用いなくてよい。よって、打ち粉を用いることによって、麺の表面が片栗粉等で覆われるため、麺の味が微妙に変わり、風味も落ちてしまうという問題が生じず、そば風麺本来の味や風味を楽しむことができる。
【0015】
さらに、原料粉に対する水分量が適量であるため、パサパサして食感の悪い麺が形成されるといったような問題が生じず、茹で上がりも良好で、風味、歯ごたえも良くなる。
【0016】
また、大麦が原料になっているので、大麦の豊富な食物繊維により、胃にもたれないばかりか成人病の予防にも効果があり、また、減塩や美容にも効果があるヘルシーな麺を生成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明の麺について具体的に説明する。
【0018】
本発明の麺は、小麦粉40〜50重量%と、大麦粉40〜50重量%と、バイタルグルテン1〜10重量%と、デンプン5〜15重量%と、を合わせて100重量%になるように含有した原料粉と、前記原料粉の重量1kgに対して1〜5重量%の塩と、前記原料粉の重量1kgに対して30〜50重量%の水と、を原料として生成される。
【0019】
ここで、小麦粉、大麦粉は、通常用いられるものを用いればよく、特に限定されるものではないが、小麦粉と大麦粉の割合を同程度加えることにより、そばの食感を出すことができるため、そば風麺を生成することができる。
【0020】
また、バイタルグルテンとは、植物タンパクで、小麦粉からグルテンを抽出してこれを乾燥粉末にしたものであり、特に限定されるものではなく、通常用いられるものを用いてよい。でんぷんは、タピオカ等であってもよいが、特に限定されるものではなく、通常用いられるものを用いてよい。これらのバイタルグルテンやデンプンの量は、こしのあるシコシコした歯ごたえ、モチモチとした食感等に影響を与えるため、上記した範囲の量が望ましい。量が少ないとこしが弱く歯ごたえの悪い麺になってしまい、量が多いと、こしが強すぎて硬い麺が生成されてしまう。さらに、塩は、自然海水塩が好適である。
【0021】
より最適には、本発明の麺は、小麦粉43重量%と、大麦粉43重量%と、バイタルグルテン4重量%と、デンプン10重量%と、からなる100重量%の原料粉と、前記原料粉の重量1kgに対して2.5重量%の塩と、前記原料粉の重量1kgに対して40重量%の水と、を原料として生成されることが望ましい。
【0022】
具体的には、5〜6人分の麺を作る際には、500gの原料粉を用いるとすると、そのうち、小麦粉43重量%(215g)と、大麦粉43重量%(215g)と、バイタルグルテン4重量%(20g)と、デンプン10重量%(50g)の重量の原料粉と、さらに、原料粉の重量1kgに対して2.5重量%の塩(25g)と、原料粉の重量1kgに対して40重量%の水(400cc)を混合した原料粉に混ぜ合わせるが、ここでは、重量500g原料粉を用いるので、17.5gの塩と、200ccの水を原料として生成される。
【0023】
このように、小麦粉、大麦粉、バイタルグルテン、デンプンをそれぞれ、小麦粉43重量%と、大麦粉43重量%と、バイタルグルテン4重量%と、デンプン10重量%を混合し、原料粉の重量1kgに対して2.5重量%の塩と、40重量%の水を加えることにより、そばの食感を出すことができるため、そば風麺を生成することができる。また、原料粉に対する水分量が適量であるため、麺の水分量が多いことによって生じる欠点、すなわち麺がくっつくという問題が生じないため、打ち粉を用いる必要がなく、そば風麺本来の味や風味を楽しむことができる。
【0024】
次に、このような麺の製造方法について説明する。
【0025】
まず、本発明の麺の原料粉である小麦粉、大麦粉、バイタルグルテン、デンプンをそれぞれ、原料粉100重量%のうち、小麦粉43重量%、大麦粉43重量%、バイタルグルテン4重量%、デンプン10重量%の割合で混合する。
【0026】
例えば、5〜6人分の麺を作る際には、500gの原料粉を用いるとすると、そのうち、小麦粉43重量%(215g)と、大麦粉43重量%(215g)と、バイタルグルテン4重量%(20g)と、デンプン10重量%(50g)の重量の原料粉を混合する。
【0027】
さらに、原料粉の重量1kgに対して2.5重量%の塩(25g)と、40重量%の水(400cc)を混合した原料粉に混ぜ合わせるが、ここでは、重量500gの原料粉を用いるので、17.5gの塩と、200ccの水を加えながら、手早くかき混ぜる。
【0028】
水と塩を、原料粉全体にむらなくいきわたらせ、かたまりにまとめ、生地を作る。
【0029】
その後、生地を1時間程度寝かせる。
【0030】
次に、押出装置を用いて生地を麺形状に形成する。
【0031】
前記押出装置は、1以上の単位押出器からなっており、1台の単位押出器を用いて棒状の麺形状を形成することができるが、より滑らかで細長い棒状の麺形状を形成するために、2台の単位押出器を用いて、麺形状を形成する方法を説明する。なお、2台以上の複数の単位押出器を用いてもよい。
【0032】
まず、1台目に用いる単位押出器について図1を用いて説明する。
【0033】
単位押出器1は、円筒形のシリンダ7を有し、このシリンダ7は、台8によって支持され、シリンダ7の中にリードスクリュー6が装備されている。前記シリンダ7の前端には、ダイ3Lが設けられ、このダイ3には、多数の押出穴14が設けられ、ダイ3Lの中心には、リードスクリュー6から突出した支持棒2が貫通し、このダイ3は、固定リング4によって固定されている。リードスクリュー6は、台10によって支持されたモーター9に連なり、このモーター9が回転することによりリードスクリュー6が回転する。シリンダ7の上部には、ホッパー5が備えられており、そこに生地11を投入する。この生地11は、押棒12によってシリンダ7内に押し込まれる。
【0034】
ここで、単位押出器1がモーター9を備えているが、手動のものを用いてもよい。
【0035】
初めに1台目の単位押出器1のホッパー5に、1時間程度寝かせた生地11を投入する。
【0036】
スイッチ(図示していない)を入れるとモーター9が回転することによりリードスクリュー6が回転する。生地11は、ホッパー5に投入され、押棒12を用いて、ホッパー5からリードスクリュー6に流し込まれる。ホッパー5からリードスクリュー6に流し込まれた生地11は、リードスクリュー6の回転によって前方のダイ3Lに運ばれ、ダイ3Lの押出穴14から押し出され、棒状の麺形状が形成される。
【0037】
ここで、1台目の単位押出器1によりやや太い棒状の麺形状が形成されるため、やや径の大きい多数の押出穴14を備えるダイ3Lが用いられる。
【0038】
前記ダイ3Lは、図2(a)に示すように、多数の径の大きな押出穴14を備えており、その中心には、リードスクリュー6の支持棒2を回転自在に支持する支持穴13を備えている。
【0039】
1台目の単位押出器1から押し出されたやや太めの丸棒状の麺は、2台目の単位押出器で再度押し出される。2台目の単位押出器はダイを除いて1台目の単位押出器1と同一構成をなしている。2台目の単位押出器のダイ3Sは、図2(b)に示すように、1台目の単位押出器のダイ3Lの押出穴14より径の小さい多数の押出穴15を備え、その中心には、リードスクリュー6の支持棒2を受けるための支持穴13が設けられている。
【0040】
このように、ダイ3Lは、やや太い棒状の麺形状を形成する際に用いられ、ダイ3Sは、更にやや太い棒状の麺形状を形成した後更に、麺を細くするために用いられる。
【0041】
ここで、ダイ3L、3Sについて具体的に説明する。
【0042】
これらのダイ3L、3Sの押出穴14、15は、楕円形、円形が考えられるが、角形に形成することもでき、他の任意の形状とすることも可能である。
【0043】
まず、ダイ3L、3Sの押出穴14、15が楕円形である場合について説明する。
【0044】
図2(c)を用いてダイ3Lの押出穴14の径について説明するが、径の長軸をaとし、短軸をbとして説明する。押出穴14の径は、a=1.98〜2.42mm、b=1.62〜1.98mm程度であってもよい。最適には、a=2.20mm、b=1.80mmが望ましい。更に、押出穴14の穴数は、30〜40個程度であってもよい。最良には32個が望ましい。
【0045】
図2(d)を用いてダイ3Sの押出穴15の径について説明するが、径の長軸をcとし、短軸をdとして説明する。押出穴15の径は、c=1.80〜2.20mm、d=1.35〜1.65mm程度であってもよい。最適には、c=2.00mm、d=1.50mmが望ましい。更に、押出穴15の穴数は、40〜50個程度であってもよい。最良には46個が望ましい。
【0046】
次に、ダイ3L、3Sの押出穴14、15が円形である場合について説明する。
【0047】
押出穴14の径は、2.70mm〜3.30mm程度であってもよい。最適には、3.00mmが望ましい。更に、押出穴14の穴数は、10〜20個程度であってもよい。最良には14個が望ましい。
【0048】
押出穴15の径は、2.25mm〜2.75mm程度であってもよい。最適には、2.50mmが望ましい。更に、押出穴15の穴数は、20〜30個程度であってもよい。最良には22個が望ましい。
【0049】
つまり、このようにダイ3L、3Sの押出穴14,15の径の大きさを変えることによって、形成したい麺形状(細さ等)を、任意に設定することができる。
【0050】
なお、各単位押出器のダイ3L、3Sの近傍にはバンドヒータ16が設置されてもよい(図3)。このバンドヒータ16の作用は以下の通りである。
【0051】
すなわち、各単位押出器1を使用する際に、ホッパーに投入された生地は、リードスクリューで前方に搬送され、ダイの押出穴から棒状の麺形状になった生地が押し出される。この棒状の麺形状が形成されるという一連の工程を経る間に、図示するように、単位押出器1の麺を押し出すダイ部分の近傍に摩擦熱が生じてくる。この摩擦熱によって、原料が加熱され、滑らかに麺が押し出される。
【0052】
しかし、各単位押出器を使い始める際には、麺の摩擦熱が発生していないので、滑らかに麺が押し出されず、良い形状の麺が形成されない。その際には、摩擦熱によってダイ近傍が温まるまで生地を何度か1台目の単位押出器1に投入し、滑らかに麺が押し出されるまで上述した動作を繰り返す。夏は気温が高いので常温でも摩擦熱のみによって滑らかに麺が押し出され、良い形状の麺を得られる。しかし、冬は気温が低いため、摩擦熱だけでは、外気によって、麺を押し出すダイ部分の近傍が温まりにくく、滑らかで良い形状の麺が得られない場合も考えられる。
【0053】
そこで、単位押出器1の麺を押出すダイ部分の近傍にバンドヒータ16を設置することによって、冬の気温が低い時であっても、加温することによって、好適に良い形状の麺を形成することができる。
【0054】
このように、1台目の単位押出器1により、生地をやや太い棒状の麺形状が形成され、2台目の単位押出器に投入して、1台目で形成された麺よりも細長い麺形状を形成する。
【0055】
2台目の単位押出器1には、上述したように固まった生地をそのまま投入せず、1台目の単位押出器1によってやや太い棒状の麺形状にしたものを投入するが、1台目の単位押出器のように、かたまりのままの生地がリードスクリュー6を通過するのではなく、やや太い棒状の麺形状になっている生地を通過させることになるので、かたまりの生地よりも棒状の麺形状になっている分だけ、リードスクリュー6の中で生地同士が密にくっつかないため、1台目よりも滑らかで、細長い棒状の麺形状を精密に形成することができる。
【実施例】
【0056】
図1を用いて、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
【0057】
5〜6人分として500gの原料粉を使って、麺を作った。
【0058】
まず、500gの原料粉100重量%のうち、小麦粉43重量%と、大麦粉43重量%と、バイタルグルテン4重量%と、デンプン10重量%を混合するため、小麦粉215g、大麦215g、バイタルグルテン20g、デンプン50gを量って混合した。さらに、粉の重量500gに対して、17.5gの塩と、200ccの水を手早くかき混ぜながら加えた。
【0059】
水分を、粉全体にむらなくいきわたらせ、かたまりにまとめ、生地を作った。その後、生地を1時間程度放置した。
【0060】
次に、1台目の単位押出器1のホッパー5に1時間程度寝かせた生地を投入した。スイッチを入れてモーター9を回転させ、ホッパー5に投入された生地11を、リードスクリュー6の回転によってダイ3Lに搬送し、ダイ3のやや大きい径を持つ押出穴14から生地を押し出し、やや太い形状の麺を形成した。
【0061】
その後、2台目の単位押出器1のホッパー5に1台目の単位押出器でやや太い細長い棒状の麺形状になった生地を投入した。同様にして、ダイ3の小さい径を持つ押出穴15から押し出して、細長い棒状の麺形状を形成した。
【0062】
以上説明したように、本発明は、小麦粉と大麦粉の割合を同程度加えることにより、そばの食感を出すことが出来るため、そば風麺を生成することができ、新しいそば風麺食品を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の麺の製造に用いる単位押出器の一部断面図である。
【図2】(a)は、径が大きい押出穴を備えるダイを表す図であり、(b)は、径が小さい押出穴を備えるダイを表す図である。(c)は、径が大きい押出穴を表す図であり、(d)は、径が小さい押出穴を表す図である。
【図3】本発明の麺の製造に用いる単位押出器に設置されているバンドヒータを説明するための概略図である。
【符号の説明】
【0064】
1・・・単位押出器
2・・・支持棒
3L・・・ダイ(穴の径大)
3S・・・ダイ(穴の径小)
4・・・固定リング
5・・・ホッパー
6・・・リードスクリュー
7・・・シリンダ
8・・・台
9・・・モーター
10・・・台
11・・・生地
12・・・押棒
13・・・支持穴
14・・・押出穴
15・・・押出穴
16・・・バンドヒータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
小麦粉40〜50重量%と、大麦粉40〜50重量%と、バイタルグルテン1〜10重量%と、デンプン5〜15重量%と、を合わせて100重量%になるように含有した原料粉と、
前記原料粉の重量1kgに対して1〜5重量%の塩と、
前記原料粉の重量1kgに対して30〜50重量%の水と、
を原料として生成されることを特徴とする麺。
【請求項2】
前記小麦粉の含有率が43重量%で、前記大麦粉の含有率が43重量%で、前記バイタルグルテンの含有率が4重量%で、前記デンプンの含有率が10重量%であり、前記塩の含有率が前記原料粉の重量1kgに対して2.5重量%であり、前記水の含有率が前記原料粉の重量1kgに対して40重量%であることを特徴とする請求項1に記載の麺。
【請求項3】
請求項1に記載の原料粉と前記原料粉の重量1kgに対して1〜5重量%の塩と、30〜50重量%の水を混ぜ合わせて生地を作り、前記生地を一定時間放置し、その後前記生地を押出装置に投入し、前記押出装置の複数の穴が形成されたダイを通して麺形状とすることを特徴とする麺の製造方法。
【請求項4】
請求項2に記載の原料粉と前記原料粉の重量1kgに対して2.5重量%の塩と、40重量%の水を混ぜ合わせて生地を作り、前記生地を一定時間放置し、その後前記生地を押出装置に投入し、前記押出装置の複数の穴が形成されたダイを通して麺形状とすることを特徴とする麺の製造方法。
【請求項5】
前記押出装置は、ダイの穴の径が異なる複数の単位押出器の組み合わせからなり、先ず、ダイの穴の径の大きな前記単位押出器を通した後に、ダイの穴の径の小さな前記単位押出器を通して麺形状を形成することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の麺の製造方法。
【請求項6】
前記単位押出器の麺を押し出すダイ部分の近傍には、バンドヒータが設置されていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一に記載の麺の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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