説明

2環式オキソモルホリン誘導体

本発明は、式(I)


[式中、Rは、C1−3アルキル基を示し、Rは、水素原子またはC1−3アルキル基を示し、Arは、1ないし3の置換基で置換されてもよい、フェニル基などを示し、Xは、酸素原子などを示し、nおよびmは、同一もしくは異なって、0ないし2の整数を示す]で表される化合物または薬理学的に許容される塩およびその医薬としての用途に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、(1)Rは、C1−3アルキル基を示し、Rは、水素原子もしくはC1−3アルキル基を示し、または、(2)RおよびRは、結合する炭素原子と共に一緒になって、C3−6シクロアルキル基を形成し、
Arは、置換基群A1から選択される、同一もしくは相異なって、1ないし3の置換基で置換されてもよい、フェニル基またはピリジニル基を示し、
Xは、置換基群A1から選択される1もしくは2の置換基で置換されてもよい、メチレン基もしくはビニレン基、酸素原子またはC1−6アルキル基もしくはC1−6アシル基で置換されてもよいイミノ基を示し、nおよびmは、同一もしくは相異なって、0ないし2の整数を示す。]で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩。
置換基群A1:(1)ハロゲン原子、(2)水酸基、(3)シアノ基、(4)C3−8シクロアルキル基、(5)C3−8シクロアルコキシ基、(6)C1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、1ないし5のハロゲン原子または1ないし3のC1−6アルコキシ基で置換されてもよい)、(7)1または2のC1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は、1ないし5のハロゲン原子で置換されてもよい)で置換されてもよいアミノ基、(8)C1−6アルコキシ基(該C1−6アルコキシ基は1ないし5のハロゲン原子で置換されてもよい)および(9)1または2のC1−6アルキル基(該C1−6アルキル基は1ないし3のハロゲン原子で置換されてもよい)で置換されてもよいカルバモイル基。
【請求項2】
Xは、メチレン基(該メチレン基は、C1−6アルキル基および水酸基からなる群から選択される、同一もしくは相異なって、1または2の置換基で置換されてもよい)を示し、nおよびmは、1を示す、請求項1記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項3】
Xは、酸素原子を示し、nおよびmは、1を示す、請求項1記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項4】
Xは、メチレン基を示し、nは、1を示し、mは、0を示す、請求項1記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項5】
Arは、1ないし3のハロゲン原子で置換されたフェニル基である、請求項1記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項6】
下記の群から選ばれる請求項1記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
1)(Z)−(1R,6R,9aR)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチル−6−(3,4,5−トリフルオロフェニル)テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−c][1,4]オキサジン−4−オン、
2)(Z)−(1S,6R,9aR)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチル−6−(3,4,5−トリフルオロフェニル)テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−c][1,4]オキサジン−4−オン、
3)(Z)−(1S,6R,9aR)−6−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチルテトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−c][1,4]オキサジン−4−オン、
4)(Z)−(6S,8aR)−6−(4−フルオロフェニル)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1,1−ジメチルテトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
5)(Z)−(1S,6R,9aR)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチル−6−(4−クロロフェニル)ヘキサヒドロピリド[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
6)(Z)−(1S,6S,8aR)−6−(4−フルオロフェニル)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチルテトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
7)(Z)−(1R,6S,8aR)−6−(4−フルオロフェニル)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチルテトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
8)(Z)−(6S,8aR)−6−(4−クロロフェニル)−3−[3−メチトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1,1−ジメチルテトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4オン、
9)(Z)−(1S,6S,8aR)−6−(4−クロロフェニル)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチルテトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
10)(Z)−(1R,6S,8aR)−6−(4−クロロフェニル)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチルテトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
11)(Z)−(6S,8aR)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1,1−ジメチル−6−(3,4,5−トリフルオロフェニル)テトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4オン、
12)(Z)−(1S,6S,8aR)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチル−6−(3,4,5−トリフルオロフェニル)テトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4オン、
13)(Z)−(1R,6S,8aR)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチル−6−(3,4,5−トリフルオロフェニル)テトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4オン、
14)(Z)−(6S,8aR)−6−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1,1−ジメチルテトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
15)(Z)−(1S,6S,8aR)−6−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチルテトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
16)(Z)−(1R,6S,9aR)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチル−6−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ヘキサヒドロピリド[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
17)(Z)−(1S,6S,9aR)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1−メチル−6−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ヘキサヒドロピリド[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン、
18)(Z)−(6S,8aR)−3−[3−メトキシ−4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンジリデン]−1,1−シクロプロピル−6−(3,4,5−トリフルオロフェニル)テトラヒドロピロロ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オンおよび
19)(6R,9aR)−3−[1−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル−(Z)−メチリデン]−1,1−ジメチル−6−(3,4,5−トリフルオロフェニル)テトラヒドロ[1,4]オキサジノ[3,4−c][1,4]オキサジン−4−オン。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分とする、薬剤。
【請求項8】
アミロイドベータに起因する疾患の予防または治療のための、請求項7記載の薬剤。
【請求項9】
アミロイドベータに起因する疾患が、アルツハイマー病、老年性痴呆、ダウン症またはアミロイドーシス症である、請求項8記載の薬剤。

【公表番号】特表2010−520152(P2010−520152A)
【公表日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−513504(P2009−513504)
【出願日】平成20年2月27日(2008.2.27)
【国際出願番号】PCT/JP2008/053887
【国際公開番号】WO2008/108378
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(506137147)エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 (215)
【Fターム(参考)】