24P4C12タンパク質に結合する抗体および関連分子
24P4C12タンパク質に結合する抗体およびその抗体に由来する分子、ならびにその変異体が記載され、ここで、24P4C12は、正常な成体組織において組織特異的発現を示し、表Iに列挙した癌において異常に発現される。結果として、24P4C12は、癌の診断標的、予後標的、予防標的および/または治療標的を提供する。24P4C12遺伝子もしくはそのフラグメント、あるいはそのコードされているタンパク質、またはその変異体、またはそのフラグメントは、体液性免疫反応または細胞性免疫反応を誘発するために使用することができる。24P4C12と反応性の抗体またはT細胞は、能動免疫または受動免疫において使用することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
24P4C12 タンパク質(SEQ ID NO: )に特異的に結合する抗原結合部位を含む、抗体またはそのフラグメント(SEQ ID NO: )。
【請求項2】
モノクローナル抗体である、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項3】
A.T.C.C.アクセッション番号: が割り当てられている、請求項2記載の抗体またはフラグメント。
【請求項4】
A.T.C.C.アクセッション番号: が割り当てられている、請求項2記載の抗体またはフラグメント。
【請求項5】
モノクローナル抗体がヒト化抗体である、請求項2記載の抗体またはフラグメント。
【請求項6】
フラグメントがFab、F(ab')2、Fv、またはSfvフラグメントである、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項7】
完全ヒト抗体である、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項8】
抗原結合部位がマウス抗原結合ドメインである、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項9】
組換えにより作製された、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項10】
組換えタンパク質が抗原結合領域を含む、請求項9記載の抗体またはフラグメント。
【請求項11】
検出可能なマーカー、毒素、治療剤、または化学療法剤にカップリングされている、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項12】
検出可能なマーカーが、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物、または化学発光化合物である、請求項11記載の抗体またはフラグメント。
【請求項13】
放射性同位体が、212Bi、131I、131In、90Y、186Re、211At、125I、188Re、153Sm、213Bi、32P、またはLuを含む、請求項12記載の抗体またはフラグメント。
【請求項14】
毒素が、リシン、リシンA鎖、ドキソルビシン、ダウノルビシン、マイタンシノイド、タキソール、臭化エチジウム、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシンジオン、アクチノマイシン、ジフテリア毒素、シュードモナス属(Pseudomonas)外毒素(PE)A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデクシンA鎖、αサルシン、ゲロニン、マイトジェリン、レトストリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、キュリシン、クロチン、カリケアマイシン、サパオナリア・オフィシナリス(sapaonaria officinalis)インヒビター、糖質コルチコイド、アウリスタチン、アウロマイシン、イットリウム、ビスマス、コンブレスタチン、デュオカルマイシン、ドロスタチン、cc1065、またはシスプラチンを含む、請求項11に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項15】
抗原結合部位が、図2のタンパク質(SEQ ID NO: )のアミノ酸の中にあるエピトープに特異的に結合する、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項16】
請求項2記載のモノクローナル抗体を産生する、トランスジェニック動物。
【請求項17】
請求項2記載のモノクローナル抗体を産生する、ハイブリドーマ。
【請求項18】
請求項2記載の抗体をコードするポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項19】
重鎖および軽鎖の可変ドメインを含む単鎖である、請求項18記載のベクター。
【請求項20】
請求項1記載の抗体またはフラグメントをヒト用単位剤形で含む、薬学的組成物。
【請求項21】
生物学的サンプル中の24P4C12タンパク質の存在を検出するためのアッセイであって、以下の工程を含むアッセイ:
サンプルと請求項1記載の抗体を接触させる工程、および
サンプル中の24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )の結合を検出する工程。
【請求項22】
被験体において、24P4C12(SEQ ID NO: )を発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、以下の工程を含む方法:
24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )に特異的に結合するモノクローナル抗体の重鎖および軽鎖の可変ドメインを含む単鎖モノクローナル抗体をコードするベクターが、単鎖モノクローナル抗体をコードする配列を癌細胞に送達し、かつコードされている単鎖抗体が癌細胞内で発現されるように、ベクターを被験体に投与する工程。
【請求項23】
細胞傷害薬剤または診断剤を、24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )を発現する細胞に送達する方法であって、以下の工程を含む方法:
請求項1記載の抗体またはフラグメントに結合体化された細胞傷害薬剤または診断剤を提供して、抗体薬剤結合体またはフラグメント薬剤結合体を形成する工程;および
細胞を抗体薬剤結合体またはフラグメント薬剤結合体に曝露する工程。
【請求項24】
細胞傷害剤または診断剤が、検出可能なマーカー、毒素、および治療剤からなる群より選択される、請求項23記載の方法。
【請求項25】
検出可能なマーカーが、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物、または化学発光化合物である、請求項24記載の方法。
【請求項26】
放射性同位体が、212Bi、131I、131In、90Y、186Re、211At、125I、188Re、153Sm、213Bi、32P、またはLuを含む、請求項25記載の方法。
【請求項27】
毒素が、リシン、リシンA鎖、ドキソルビシン、ダウノルビシン、マイタンシノイド、タキソール、臭化エチジウム、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシンジオン、アクチノマイシン、ジフテリア毒素、シュードモナス属外毒素(PE)A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデクシンA鎖、αサルシン、ゲロニン、マイトジェリン、レトストリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、キュリシン、クロチン、カリケアマイシン、サパオナリア・オフィシナリスインヒビター、糖質コルチコイド、アウリスタチン、アウロマイシン、イットリウム、ビスマス、コンブレスタチン、デュオカルマイシン、ドロスタチン、cc1065、またはシスプラチンを含む、請求項24記載の方法。
【請求項28】
生物学的サンプル中の24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )を検出する方法であって、以下の工程を含む方法:
生物学的サンプルおよびコントロールサンプルを提供する工程;
生物学的サンプルおよびコントロールサンプルと、24P4C12タンパク質に特異的に結合する請求項1記載の抗体を接触させる工程;ならびに
生物学的サンプルおよびコントロールサンプル中に存在する24P4C12タンパク質および抗体を含む物質の複合体の量を求める工程。
【請求項29】
表Iに列挙した癌を有する、または表Iに列挙した癌を有すると疑われる患者から生物学的サンプルおよびコントロールサンプルを採取する工程をさらに含む、請求項28記載の方法。
【請求項30】
図2に示したタンパク質をコードする核酸またはその部分配列に対応する24P4C12 siRNA(二本鎖RNA)を含む組成物であって、該部分配列は長さが19、20、21、22、23、24、もしくは25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的な配列および非相補的な配列を含む、組成物。
【請求項31】
細胞増殖を調節する分子を同定する方法であって、以下の工程を含む方法、
(a)
(i)SEQ ID NO:1のヌクレオチド配列;
(ii)図3に示したアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(iii)図3に示したアミノ酸配列と90%またはそれ以上同一のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;および
(iv)(i)、(ii)、または(iii)のヌクレオチド配列のフラグメント
からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む系に、核酸を含む分子を導入する工程、あるいは
(i)、(ii)、(iii)、もしくは(iv)のヌクレオチド配列によりコードされるタンパク質を含む系に、試験分子を導入する工程;ならびに
(b)該分子とヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用の存在または非存在を確かめる工程であって、該分子とヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用が存在することによって、細胞増殖を調節する分子として該分子が同定される、工程。
【請求項32】
系がインビボである、請求項31記載の方法。
【請求項33】
系がインビトロである、請求項31記載の方法。
【請求項34】
分子が、(i)、(ii)、(iii)、または(iv)のヌクレオチド配列によりコードされるタンパク質に特異的に結合する抗体または抗体フラグメントを含む、請求項31記載の方法。
【請求項35】
分子が、図2に示したタンパク質をコードする核酸またはその部分配列に対応する24P4C12 siRNA(二本鎖RNA)を含む組成物であり、該部分配列は長さが19、20、21、22、23、24、もしくは25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的な配列および非相補的な配列を含む、請求項31記載の方法。
【請求項36】
請求項31記載の方法によって同定された分子を、癌と診断された被験体に投与する工程を含み、それにより、該分子は被験体において癌を阻害するか、または遅らせる、被験体において癌を処置する方法。
【請求項37】
癌が、表Iに示した癌のセットである、請求項36記載の方法。
【請求項38】
表Iに列挙した癌を処置するための治療剤を同定する方法であって、以下の工程を含む方法、
(a)
(i)SEQ ID NO:1のヌクレオチド配列;
(ii)図3に示したアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(iii)図3に示したアミノ酸配列と90%またはそれ以上同一のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;および
(iv)(i)、(ii)、または(iii)のヌクレオチド配列のフラグメント
からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸を含む系に、分子を導入する工程、あるいは
(i)、(ii)、(iii)、または(iv)のヌクレオチド配列によりコードされるタンパク質を含む系に、試験分子を導入する工程;ならびに
(b)該分子とヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用の存在または非存在を確かめる工程であって、該分子とヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用が存在することによって、表Iに列挙した組織の癌を処置するための治療剤として該分子が同定される、工程。
【請求項39】
系がインビトロである、請求項38記載の方法。
【請求項40】
系がインビボである、請求項38記載の方法。
【請求項41】
分子が、(i)、(ii)、(iii)、または(iv)のヌクレオチド配列によりコードされるタンパク質に特異的に結合する抗体または抗体フラグメントを含む、請求項38記載の方法。
【請求項42】
分子が、図2に示したタンパク質をコードする核酸またはその部分配列に対応する24P4C12 siRNA(二本鎖RNA)を含む組成物であり、該部分配列は長さが19、20、21、22、23、24、もしくは25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的な配列および非相補的な配列を含む、請求項38記載の方法。
【請求項43】
請求項38記載の方法によって同定された分子を、癌と診断された被験体に投与する工程を含み、それにより、該分子は被験体において癌を阻害するか、または遅らせる、被験体において癌を処置する方法。
【請求項44】
癌が、表Iに示した癌のセットである、請求項43記載の方法。
【請求項45】
有効量の、24P4C12(SEQ ID NO: )に特異的に結合するモノクローナル抗体(SEQ ID NO: )および放射線の組み合わせにより哺乳動物を処置する工程を含む、哺乳動物において腫瘍増殖を低減させる方法。
【請求項46】
有効量の、24P4C12(SEQ ID NO: )に特異的に結合するモノクローナル抗体(SEQ ID NO: )と化学療法剤との組み合わせにより哺乳動物を処置する工程を含む、哺乳動物において腫瘍増殖を低減させる方法。
【請求項47】
有効量の、24P4C12(SEQ ID NO: )に特異的に結合するモノクローナル抗体(SEQ ID NO: )と薬物または生物学的に活性な療法との組み合わせにより哺乳動物を処置する工程を含む、哺乳動物において腫瘍増殖を低減させる方法。
【請求項48】
24P4C12 タンパク質(SEQ ID NO: )低分子パートナーを同定する方法であって、以下の工程を含む方法:
(1)1つまたは複数のタイプの化合物のアレイを提供する工程であって、低分子のアレイは24P4C12タンパク質の生物学的機能を活性化または阻害することができる、工程;
(2)アレイと、関心対象の1つまたは複数の24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )を接触させる工程;および
(3)特定の低分子-24P4C12タンパク質パートナーの相互作用を確かめる工程。
【請求項1】
24P4C12 タンパク質(SEQ ID NO: )に特異的に結合する抗原結合部位を含む、抗体またはそのフラグメント(SEQ ID NO: )。
【請求項2】
モノクローナル抗体である、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項3】
A.T.C.C.アクセッション番号: が割り当てられている、請求項2記載の抗体またはフラグメント。
【請求項4】
A.T.C.C.アクセッション番号: が割り当てられている、請求項2記載の抗体またはフラグメント。
【請求項5】
モノクローナル抗体がヒト化抗体である、請求項2記載の抗体またはフラグメント。
【請求項6】
フラグメントがFab、F(ab')2、Fv、またはSfvフラグメントである、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項7】
完全ヒト抗体である、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項8】
抗原結合部位がマウス抗原結合ドメインである、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項9】
組換えにより作製された、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項10】
組換えタンパク質が抗原結合領域を含む、請求項9記載の抗体またはフラグメント。
【請求項11】
検出可能なマーカー、毒素、治療剤、または化学療法剤にカップリングされている、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項12】
検出可能なマーカーが、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物、または化学発光化合物である、請求項11記載の抗体またはフラグメント。
【請求項13】
放射性同位体が、212Bi、131I、131In、90Y、186Re、211At、125I、188Re、153Sm、213Bi、32P、またはLuを含む、請求項12記載の抗体またはフラグメント。
【請求項14】
毒素が、リシン、リシンA鎖、ドキソルビシン、ダウノルビシン、マイタンシノイド、タキソール、臭化エチジウム、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシンジオン、アクチノマイシン、ジフテリア毒素、シュードモナス属(Pseudomonas)外毒素(PE)A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデクシンA鎖、αサルシン、ゲロニン、マイトジェリン、レトストリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、キュリシン、クロチン、カリケアマイシン、サパオナリア・オフィシナリス(sapaonaria officinalis)インヒビター、糖質コルチコイド、アウリスタチン、アウロマイシン、イットリウム、ビスマス、コンブレスタチン、デュオカルマイシン、ドロスタチン、cc1065、またはシスプラチンを含む、請求項11に記載の抗体またはフラグメント。
【請求項15】
抗原結合部位が、図2のタンパク質(SEQ ID NO: )のアミノ酸の中にあるエピトープに特異的に結合する、請求項1記載の抗体またはフラグメント。
【請求項16】
請求項2記載のモノクローナル抗体を産生する、トランスジェニック動物。
【請求項17】
請求項2記載のモノクローナル抗体を産生する、ハイブリドーマ。
【請求項18】
請求項2記載の抗体をコードするポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項19】
重鎖および軽鎖の可変ドメインを含む単鎖である、請求項18記載のベクター。
【請求項20】
請求項1記載の抗体またはフラグメントをヒト用単位剤形で含む、薬学的組成物。
【請求項21】
生物学的サンプル中の24P4C12タンパク質の存在を検出するためのアッセイであって、以下の工程を含むアッセイ:
サンプルと請求項1記載の抗体を接触させる工程、および
サンプル中の24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )の結合を検出する工程。
【請求項22】
被験体において、24P4C12(SEQ ID NO: )を発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、以下の工程を含む方法:
24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )に特異的に結合するモノクローナル抗体の重鎖および軽鎖の可変ドメインを含む単鎖モノクローナル抗体をコードするベクターが、単鎖モノクローナル抗体をコードする配列を癌細胞に送達し、かつコードされている単鎖抗体が癌細胞内で発現されるように、ベクターを被験体に投与する工程。
【請求項23】
細胞傷害薬剤または診断剤を、24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )を発現する細胞に送達する方法であって、以下の工程を含む方法:
請求項1記載の抗体またはフラグメントに結合体化された細胞傷害薬剤または診断剤を提供して、抗体薬剤結合体またはフラグメント薬剤結合体を形成する工程;および
細胞を抗体薬剤結合体またはフラグメント薬剤結合体に曝露する工程。
【請求項24】
細胞傷害剤または診断剤が、検出可能なマーカー、毒素、および治療剤からなる群より選択される、請求項23記載の方法。
【請求項25】
検出可能なマーカーが、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物、または化学発光化合物である、請求項24記載の方法。
【請求項26】
放射性同位体が、212Bi、131I、131In、90Y、186Re、211At、125I、188Re、153Sm、213Bi、32P、またはLuを含む、請求項25記載の方法。
【請求項27】
毒素が、リシン、リシンA鎖、ドキソルビシン、ダウノルビシン、マイタンシノイド、タキソール、臭化エチジウム、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシンジオン、アクチノマイシン、ジフテリア毒素、シュードモナス属外毒素(PE)A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデクシンA鎖、αサルシン、ゲロニン、マイトジェリン、レトストリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、キュリシン、クロチン、カリケアマイシン、サパオナリア・オフィシナリスインヒビター、糖質コルチコイド、アウリスタチン、アウロマイシン、イットリウム、ビスマス、コンブレスタチン、デュオカルマイシン、ドロスタチン、cc1065、またはシスプラチンを含む、請求項24記載の方法。
【請求項28】
生物学的サンプル中の24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )を検出する方法であって、以下の工程を含む方法:
生物学的サンプルおよびコントロールサンプルを提供する工程;
生物学的サンプルおよびコントロールサンプルと、24P4C12タンパク質に特異的に結合する請求項1記載の抗体を接触させる工程;ならびに
生物学的サンプルおよびコントロールサンプル中に存在する24P4C12タンパク質および抗体を含む物質の複合体の量を求める工程。
【請求項29】
表Iに列挙した癌を有する、または表Iに列挙した癌を有すると疑われる患者から生物学的サンプルおよびコントロールサンプルを採取する工程をさらに含む、請求項28記載の方法。
【請求項30】
図2に示したタンパク質をコードする核酸またはその部分配列に対応する24P4C12 siRNA(二本鎖RNA)を含む組成物であって、該部分配列は長さが19、20、21、22、23、24、もしくは25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的な配列および非相補的な配列を含む、組成物。
【請求項31】
細胞増殖を調節する分子を同定する方法であって、以下の工程を含む方法、
(a)
(i)SEQ ID NO:1のヌクレオチド配列;
(ii)図3に示したアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(iii)図3に示したアミノ酸配列と90%またはそれ以上同一のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;および
(iv)(i)、(ii)、または(iii)のヌクレオチド配列のフラグメント
からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む系に、核酸を含む分子を導入する工程、あるいは
(i)、(ii)、(iii)、もしくは(iv)のヌクレオチド配列によりコードされるタンパク質を含む系に、試験分子を導入する工程;ならびに
(b)該分子とヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用の存在または非存在を確かめる工程であって、該分子とヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用が存在することによって、細胞増殖を調節する分子として該分子が同定される、工程。
【請求項32】
系がインビボである、請求項31記載の方法。
【請求項33】
系がインビトロである、請求項31記載の方法。
【請求項34】
分子が、(i)、(ii)、(iii)、または(iv)のヌクレオチド配列によりコードされるタンパク質に特異的に結合する抗体または抗体フラグメントを含む、請求項31記載の方法。
【請求項35】
分子が、図2に示したタンパク質をコードする核酸またはその部分配列に対応する24P4C12 siRNA(二本鎖RNA)を含む組成物であり、該部分配列は長さが19、20、21、22、23、24、もしくは25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的な配列および非相補的な配列を含む、請求項31記載の方法。
【請求項36】
請求項31記載の方法によって同定された分子を、癌と診断された被験体に投与する工程を含み、それにより、該分子は被験体において癌を阻害するか、または遅らせる、被験体において癌を処置する方法。
【請求項37】
癌が、表Iに示した癌のセットである、請求項36記載の方法。
【請求項38】
表Iに列挙した癌を処置するための治療剤を同定する方法であって、以下の工程を含む方法、
(a)
(i)SEQ ID NO:1のヌクレオチド配列;
(ii)図3に示したアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(iii)図3に示したアミノ酸配列と90%またはそれ以上同一のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;および
(iv)(i)、(ii)、または(iii)のヌクレオチド配列のフラグメント
からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸を含む系に、分子を導入する工程、あるいは
(i)、(ii)、(iii)、または(iv)のヌクレオチド配列によりコードされるタンパク質を含む系に、試験分子を導入する工程;ならびに
(b)該分子とヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用の存在または非存在を確かめる工程であって、該分子とヌクレオチド配列またはタンパク質との間の相互作用が存在することによって、表Iに列挙した組織の癌を処置するための治療剤として該分子が同定される、工程。
【請求項39】
系がインビトロである、請求項38記載の方法。
【請求項40】
系がインビボである、請求項38記載の方法。
【請求項41】
分子が、(i)、(ii)、(iii)、または(iv)のヌクレオチド配列によりコードされるタンパク質に特異的に結合する抗体または抗体フラグメントを含む、請求項38記載の方法。
【請求項42】
分子が、図2に示したタンパク質をコードする核酸またはその部分配列に対応する24P4C12 siRNA(二本鎖RNA)を含む組成物であり、該部分配列は長さが19、20、21、22、23、24、もしくは25個の連続したRNAヌクレオチドであり、かつmRNAコード配列の少なくとも一部に対して相補的な配列および非相補的な配列を含む、請求項38記載の方法。
【請求項43】
請求項38記載の方法によって同定された分子を、癌と診断された被験体に投与する工程を含み、それにより、該分子は被験体において癌を阻害するか、または遅らせる、被験体において癌を処置する方法。
【請求項44】
癌が、表Iに示した癌のセットである、請求項43記載の方法。
【請求項45】
有効量の、24P4C12(SEQ ID NO: )に特異的に結合するモノクローナル抗体(SEQ ID NO: )および放射線の組み合わせにより哺乳動物を処置する工程を含む、哺乳動物において腫瘍増殖を低減させる方法。
【請求項46】
有効量の、24P4C12(SEQ ID NO: )に特異的に結合するモノクローナル抗体(SEQ ID NO: )と化学療法剤との組み合わせにより哺乳動物を処置する工程を含む、哺乳動物において腫瘍増殖を低減させる方法。
【請求項47】
有効量の、24P4C12(SEQ ID NO: )に特異的に結合するモノクローナル抗体(SEQ ID NO: )と薬物または生物学的に活性な療法との組み合わせにより哺乳動物を処置する工程を含む、哺乳動物において腫瘍増殖を低減させる方法。
【請求項48】
24P4C12 タンパク質(SEQ ID NO: )低分子パートナーを同定する方法であって、以下の工程を含む方法:
(1)1つまたは複数のタイプの化合物のアレイを提供する工程であって、低分子のアレイは24P4C12タンパク質の生物学的機能を活性化または阻害することができる、工程;
(2)アレイと、関心対象の1つまたは複数の24P4C12タンパク質(SEQ ID NO: )を接触させる工程;および
(3)特定の低分子-24P4C12タンパク質パートナーの相互作用を確かめる工程。
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図5B】
【図5C】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公表番号】特表2010−537671(P2010−537671A)
【公表日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−524202(P2010−524202)
【出願日】平成20年9月5日(2008.9.5)
【国際出願番号】PCT/US2008/075488
【国際公開番号】WO2009/033094
【国際公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(500553659)アジェンシス,インコーポレイテッド (35)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月5日(2008.9.5)
【国際出願番号】PCT/US2008/075488
【国際公開番号】WO2009/033094
【国際公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(500553659)アジェンシス,インコーポレイテッド (35)
【Fターム(参考)】
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