説明

3次元画像データ処理方法及び3次元画像データ処理方法により表示する表示装置

【課題】3次元画像データ処理方法及び3次元画像データ処理方法により表示する表示装置を提供すること。
【解決手段】3次元画像データ処理方法は、フレームのイネーブル区間に第1伝送信号を受信して左眼用画像データまたは右眼用画像データに変換し、フレームのブランキング区間に第2伝送信号を受信して次のフレームの画像データを識別するための識別データに変換し、識別データを検出して次のフレームの画像データが、左眼用画像データか右眼用画像データかを識別し、次のフレームの識別結果に従って画像データを処理する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は3次元画像データ処理方法及び3次元画像データ処理方法により表示する表示装置に関する。より詳細には、3次元画像の表示品質を改善するための3次元画像データ処理方法及び3次元画像データ処理方法により表示する表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に液晶表示装置は2次元平面画像を表示する。最近、ゲーム、映画などの分野で3次元立体画像に対する需要が増加し、液晶表示装置を用いて3次元立体画像を表示している。
【0003】
3次元立体画像は、人の両目を通した両眼時差(binocular parallax)を用いて立体画像を表示する。例えば、人の両眼一定間隔で離れて存在するので、それぞれの眼で異なる角度で観察した画像は脳内に入力される。立体画像表示装置は人の両眼視差を用いている。
【0004】
両眼時差を用いる方式として、メガネ方式と非メガネ方式(auto−stereoscopic)がある。メガネ方式は両眼にそれぞれ違った偏光軸を有する偏光フィルタによる受動的(passive)偏光メガネ(Polarized Glasses)方式と、時間分割された左眼画像と右眼画像を周期的に表示し、この周期に同期された左眼シャッタ及び右眼シャッタを開閉するシャッタメガネを用いる能動的(active)シャッタメガネ(Shutter Glass)方式などがある。
【0005】
このように3次元画像を表示する表示装置では、左眼用画像データ及び右眼用画像データの処理、また、表示される画像を正確に視認するために左眼画像と右眼画像を区分する信号が必要である。左眼画像と右眼画像を区分する信号がなければ、画像データとそれを処理するための制御信号との間に同期が合わないので必要としない画像を表示して3次元画像の表示品質が低下する問題が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許6,529,175号明細書
【特許文献2】特開平07−048883号公報
【特許文献3】特開2010−093740号公報
【特許文献4】韓国公開特許第2002−0027413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、左眼用画像データ及び右眼用画像データを識別する識別信号を簡単に伝送する3次元画像データ処理方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、3次元画像データ処理方法により表示する表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係る3次元画像データ処理方法は、フレームのイネーブル区間に第1伝送信号を受信して左眼用画像データまたは右眼用画像データに変換し、前記フレームのブランキング区間に第2伝送信号を受信して次のフレームの画像データを識別する識別データに変換し、前記識別データを検出して前記次のフレームの画像データが左眼用画像データか右眼用画像データかを識別し、前記次のフレームの識別結果に従って前記画像データを処理することを特徴とする。
【0010】
前記第1伝送信号に変換して伝送することは、前記左眼用画像データまたは前記右眼用画像データを第1パルス信号に変換し、前記第1パルス信号を位相が反転した一組の第1差動信号に変換して伝送してもよい。
【0011】
前記左眼用画像データまたは右眼用画像データに変換することは、前記第1差動信号を受信して前記第1パルス信号に変換して、前記第1パルス信号を用いて前記左眼用画像データまたは右眼用画像データを生成してもよい。
【0012】
前記第2伝送信号に変換して伝送することは、前記左眼用画像データに対応する左眼用識別データまたは前記右眼用画像データに対応する右眼用識別データを第2パルス信号に変換し、前記第2パルス信号を位相が反転した一組の第2差動信号に変換して伝送してもよい。
【0013】
前記左眼用画像データまたは右眼用画像データに変換することは、前記第2差動信号を受信して前記第2パルス信号に変換し、前記第2パルス信号を用いて前記左眼用識別データまたは前記右眼用識別データを生成してもよい。
【0014】
前記次のフレームの画像データが、左眼用画像データかまたは右眼用画像データかを識別することは、前記ブランキング区間中、選択区間の間に前記識別データを検出し、前記選択された区間の間に検出された前記識別データを用いて前記次のフレームの画像データが左眼用画像データかまたは右眼用画像データかを決めてもよい。
【0015】
前記次のフレームの識別結果に従って前記画像データに該当するデータ電圧の極性を制御する反転制御信号を生成してもよい。
【0016】
前記画像データを処理することは、前記左眼用画像データまたは前記右眼用画像データを、データ電圧に変換し、前記データ電圧を前記反転制御信号に基づいて基準電圧対応第1極性または第2極性の電圧で出力してもよい。
【0017】
本発明の一実施形態に係る表示装置は、表示パネル、信号受信部、タイミング制御部、及びパネル駆動部を含む。前記表示パネルは画像を表示する。前記信号受信部は、フレームのイネーブル区間に第1伝送信号を受信し、左眼用画像データまたは右眼用画像データに変換し、前記フレームのブランキング区間に第2伝送信号を受信して次のフレームの画像データを識別する識別データに変換する。前記タイミング制御部は、前記識別データを検出して前記次のフレームの画像データが左眼用画像データか右眼用画像データかを識別する。前記パネル駆動部は、前記タイミング制御部からの識別結果に従って前記画像データを処理して前記表示パネルを駆動する。
【0018】
前記フレームのイネーブル区間に前記左眼用画像データまたは前記右眼用画像データを第1伝送信号に変換して伝送し、前記フレームのブランキング区間に前記識別データを第2伝送信号に変換して伝送する信号伝送部をさらに含んでもよい。
【0019】
前記信号伝送部は前記画像データが入力されるチャネルと制御信号が入力されるチャネルとを含み、前記識別データは前記画像データが入力されるチャネルに入力されてもよい。
【0020】
前記イネーブル区間に前記左眼用または前記右眼用画像データを前記信号伝送部に供給し、前記ブランキング区間に前記識別データを前記信号伝送部に供給するスケーラをさらに含んでもよい。
【0021】
前記タイミング制御部は、前記ブランキング区間中、選択区間に検出された前記識別データを用いて前記次のフレームの画像データが左眼用画像データか右眼用画像データかを決めてもよい。
【0022】
前記タイミング制御部は、前記次のフレームの識別結果に従って、前記画像データに該当するデータ電圧の極性を制御する反転制御信号を生成してもよい。
【0023】
前記パネル駆動部は、前記左眼用画像データまたは前記右眼用画像データをデータ電圧に変換し、前記データ電圧を前記反転制御信号に基づいて対応する基準電圧を第1極性または第2極性の電圧に調節して前記表示パネルに出力してもよい。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、フレームのブランキング区間に受信されたフレームの識別データに基づいて受信されたデータフレームが、左眼用画像データか右眼用画像データかを正確に判断することによって、3次元画像の表示品質を向上させることができる。また、フレーム識別データを受信するための別途のピンが不要なので回路構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示装置を示すブロック図である。
【図2】図1のインターフェース部を示すブロック図である。
【図3】図2の信号伝送部の入力ピン及び信号受信部の出力ピンに対応する複数の信号を現わす図である。
【図4】図2の信号伝送部によって変調したデータ差動信号及びクロック差動信号を示す信号タイミング図である。
【図5】図1のタイミング制御部の入力信号を示す信号タイミング図である。
【図6】図1の識別部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】比較例に係る表示装置の駆動方法を説明するためのタイミング図である。
【図8】図1の表示装置の駆動方法を説明するためのタイミング図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、図面を参照して本発明の望ましい実施形態をより詳細に説明することにする。
【0027】
図1は本発明の一実施形態に係る表示装置のブロック図である。図1を参照すれば、表示装置はスケーラ(scaler)100、インターフェース部200、タイミング制御部300、パネル駆動部400及び表示パネル500を含む。
【0028】
スケーラ100は画像データDATA及び制御信号CONTRを受信する。スケーラ100は、画像データDATAを表示パネル500の解像度に対応するデータフレームにスケーリングと、制御信号CONTRに基づいてデータフレームの画像データDATAを出力する。制御信号CONTRは水平同期信号、垂直同期信号、データイネーブル信号及びドットクロック信号を含む。例えば、スケーラ100は、垂直同期信号に基づいてフレーム区間中、第1区間(イネーブル区間)に画像データを出力し、フレーム区間中、第2区間(ブランキング区間)には画像データを出力しない。
【0029】
例えば、スケーラ100は画像データが2次元画像であるか、または、3次元画像であるかに対する画像モード信号MODE_Sを受信する。スケーラ100は、画像データを表示パネル500の解像度のデータフレームにスケーリングし、フレームのイネーブル区間にデータフレームの画像データ及び制御信号と、をインターフェース部200に供給する。
【0030】
画像データが3次元モードのとき、スケーラ100は画像データを左眼用画像データと右眼用画像データに分離し、左眼用画像データを左眼用データフレームでスケーリングし、右眼用画像データを右眼用データフレームにスケーリングする。スケーラ100は、第1フレームのイネーブル区間に左眼用データフレームの画像データと制御信号をインターフェース部200に供給し、第2フレームのイネーブル区間に右眼用データフレームの画像データと制御信号をインターフェース部200に供給する。スケーラ100は第1フレームのブランキング区間に次のフレームに伝送される右眼用画像データに対応する右眼用識別データをインターフェース部200に供給する。また、スケーラ100は第2フレームのブランキング区間に次のフレームに転送される左眼用画像データに対応する左眼用識別データをインターフェース部200に供給する。
【0031】
インターフェース部200は信号伝送部210及び信号受信部220を含む。信号伝送部210は、スケーラ100から供給された画像データ、識別データ及び制御信号をインターフェース部200のインターフェース方式により伝送信号に変換して信号受信部220に伝送する。信号受信部220は受信された伝送信号を用いて本来の信号で復元する。本来の信号は、画像データ、識別データ及び制御信号を含む。例えば、2次元モードの場合、信号伝送部210はイネーブル区間に、画像データと制御信号を伝送信号に変調して信号受信部220に伝送する。信号受信部220は伝送信号を画像データと制御信号に復調する。
【0032】
3次元モードの場合、イネーブル区間に、信号伝送部210は画像データと制御信号を第1伝送信号に変調して、信号受信部220に伝送し、信号受信部220は第1伝送信号を画像データと制御信号に復調する。ブランキング区間に、信号伝送部210は識別データを第2伝送信号に変調して信号受信部220に伝送して信号受信部220は第2伝送信号を識別データに復調する。
【0033】
例えば、信号伝送部210は、第1フレームのイネーブル区間に左眼用データフレームの画像データと制御信号を第1伝送信号に変換して信号受信部220に伝送し、第1フレームのブランキング区間に次のフレームの情報の右眼用識別データを第2伝送信号に変換して信号受信部220に伝送する。また、信号伝送部210は第2フレームのイネーブル区間に右眼用データフレームの画像データと制御信号を第1伝送信号に変換して信号受信部220に伝送し、第2フレームのブランキング区間に次のフレームの情報である、左眼用識別データを第2伝送信号に変換して信号受信部220に伝送する。
【0034】
信号受信部220は、第1フレームのイネーブル区間に受信された第1伝送信号を、左眼用データフレームの画像データと制御信号に変換してタイミング制御部300に供給する。信号受信部220は第1フレームのブランキング区間に受信された第2伝送信号を右眼用識別データに変換してタイミング制御部300に供給する。また、信号受信部220は第2フレームのイネーブル区間に受信された第1伝送信号を右眼用データフレームの画像データと制御信号に変換してタイミング制御部300に供給する。信号受信部220は第2フレームのブランキング区間に受信された第2伝送信号を左眼用識別データに変換してタイミング制御部300に供給する。
【0035】
タイミング制御部300は識別部310及びメモリ320を含む。タイミング制御部300は、信号受信部220から供給された画像データと制御信号に基づいてパネル駆動部400の駆動を制御する。タイミング制御部300はパネル駆動部400の駆動を制御するデータ制御信号及びゲート制御信号を生成する。
【0036】
識別部310は、3次元モードの場合、左眼用識別データまたは右眼用識別データを検出して次のフレームが左眼用であるか、または、右眼用であるかを識別する。即ち、識別部310は、左眼用識別データが検出されれば次のフレームを左眼用として決定し、右眼用識別データが検出されれば次のフレームを右眼用として決定する。メモリ320は、基準値を保存し、識別部310はブランキング区間中、基準値によって設定された設定区間の間受信された左眼用識別データまたは右眼用識別データを検出する。
【0037】
タイミング制御部300は識別部310として決定された画像データのデータ情報に基づいてデータ駆動部410を制御する。例えば、3次元モードであり、1画面画像は左眼用画像と右眼用画像からなり、これによって、表示装置は左眼用画像を表示するための左眼用画像データと右眼用画像を表示するための右眼用画像データを各々処理する。即ち、タイミング制御部300は次のフレームのデータ情報に基づいて、ある画面画像に対応する左眼用画像データと右眼用画像データのデータ電圧が基準電圧対対比同一極性を有するように反転制御信号を生成する。データ駆動部410は、反転制御信号に基づいてタイミング制御部310から受信された左眼用画像データ及び右眼用画像データを、対応する基準電圧に基づいて第1極性(+)、または、第2極性(−)を有するデータ電圧に変換する。
【0038】
また、タイミング制御部300は、3次元モードに用いられたメガネ部600の動作を制御する。例えば、メガネ部600は左眼用液晶シャッタ610と右眼用液晶シャッタ620を含む。タイミング制御部300は、次のフレームのデータ情報に基づいてメガネ部600に左眼用液晶シャッタ610及び右眼用液晶シャッタ620の開閉を制御するための信号を供給する。メガネ部600は、フレームのブランキング区間に同期して左眼用液晶シャッタ610及び右眼用液晶シャッタ620を選択的に開閉する。例えば、メガネ部600は、イネーブル区間に左眼用画像データを表示パネル500に出力する第1フレームのブランキング区間に左眼用液晶シャッタ610を開き、これとは反対に右眼用液晶シャッタ620を閉じる。また、メガネ部600はイネーブル区間に右眼用画像データを表示パネル500に出力する第2フレームのブランキング区間に右眼用液晶シャッタ620を開き、これとは反対に左眼用液晶シャッタ610を閉じる。従って、表示パネル500に表示される画像に同期してメガネ部600の液晶シャッタを正確に開閉できるので、3次元画像の表示品質を向上させることができる。
【0039】
パネル駆動部400はデータ駆動部410及びゲート駆動部420を含む。データ駆動部410は、データ制御信号に基づいてデータを対応する基準電圧によって第1極性及び第2極性のデータ電圧に変換して表示パネル500に供給する。ゲーミング駆動部420は、ゲート制御信号に基づいてデータ電圧が表示パネル500に出力されるタイミングに同期してゲート信号を表示パネル500に出力する。
【0040】
表示パネル500は画像を表示する複数の画素を含む。各画素Pは、データ配線DLとゲート配線GLに接続されたスイッチング素子TRと、スイッチング素子TRと接続された液晶キャパシタCLCを含む。即ち、画素Pは、スイッチング素子TRが、ゲート配線GLに印加されたゲート信号によってターンオンされれば、データ配線DLに伝えられたデータ電圧を液晶キャパシタCLCに充電することによって画像を表示する。
【0041】
図2は、図1のインターフェース部を示すブロック図である。図3は、図2の信号伝送部の入力ピン及び信号受信部の出力ピンに対応する複数の信号を現わす図である。
【0042】
図2及び図3を参照すれば、インターフェース部200は信号伝送部210と信号受信部220を含む。以下、インターフェース部200がLVDS(Low voltage differential signaling)インターフェース方式として、8ビットのレッド、グリーン、及びブルーデータを伝送及び受信する場合を例として説明する。
【0043】
信号伝送部210は、第1信号変調部211、第1位相同期部(Phase−Locked Loop:PLL)212、及び第2信号変調部213を含む。信号伝送部210は、複数のデータ入力チャネルTxIN0〜TxIN27とクロック入力チャネルTxCLK_INを含み、4個のデータ出力チャネルTxOUT0〜TxOUT3)とクロック出力チャネル(TxCLK_OUT)を含む。
【0044】
第1信号変調部211は、データ入力チャネル(TxIN0〜TxIN27)から受信した8ビットのレッドデータR[0]〜R[7]、グリーンデータG[0]〜G[7]、ブルーデータB[0]〜B[7]、水平同期信号Hsync、垂直同期信号Vsync、データイネーブル信号DE、リセット信号RSを4個のデータパルス信号に変換する。
【0045】
第1PLL212は、クロック入力チャネルTxCLK_INから受信されたドットクロック信号Dot_Clkを用いてクロックパルス信号を生成する。
【0046】
第2信号変調部213は、4個のデータパルス信号を用いて位相が互いに反転した4組のデータ差動信号を生成し、クロックパルス信号を用いて位相が互いに反転した1組のクロック差動信号を生成する。即ち、データ差動信号及びクロック差動信号は、信号伝送部210から生成された伝送信号である。
【0047】
信号伝送部210は4組のデータ差動信号を4個の出力チャネルTxOUT0〜TxOUT3を介して信号受信部220に伝送し、1組のクロック差動信号を1個のクロック出力チャネルTxCLK_OUTを介して信号受信部220に伝送する。
【0048】
信号受信部220は、第1信号復調部221、第2信号復調部222及び第2PLL223を含む。信号受信部220は、4個のデータ入力チャネルRxIN0〜RxIN3とクロック入力チャネルRxCLK_INと、複数のデータ出力チャネルRxOUT0〜RxOUT27とクロック出力チャネルRxCLK_OUTを含む。
【0049】
第1信号復調部221は、データ入力チャネルRxIN〜RxIN3から受信された4組のデータ差動信号を4個のデータパルス信号に変換し、クロック入力チャネルRxCLK_INから受信された一組のクロック差動信号を1個のクロックパルス信号に変換する。
【0050】
第2信号復調部222は、4個のデータパルス信号を用いて本来データである、8ビットのレッドデータR[0]〜R[7]、グリーンデータG[0]〜G[7]、ブルーデータB[0]〜B[7]、水平同期信号Hsync、垂直同期信Vsync、データイネーブル信号DE、リセット信号RSに変換する。
【0051】
第2PLL223は、クロックパルス信号を用いて本来信号である、ドットクロック信号Dot_Clkを生成する。
【0052】
図4は、図2の信号伝送部によって変調したデータ差動信号及びクロック差動信号を示す信号タイミング図である。図1、図2、図3、図4を参照すれば、クロック差動信号DS_Clkの1周期に同期して4組のデータ差動信号DS_Data0、DS_Data1、DS_Data2、DS_Data3が伝送及び受信される。
【0053】
第1データ差動信号DS_Data0は、データ入力チャネルTxIN23、TxIN17、TxIN16、TxIN11、TxIN10、TxIN5、TxIN27から受信されたリセット信号RS、左側−第1ビットMSBのブルーデータB[7]、左側−第2ビットのブルーデータB[6]、左側−第1ビットMSBのグリーンデータG[7]、左側−第2ビットMSBのグリーンデータG[6]、左側−第1ビットMSBのレッドデータR[7]、左側−第2ビットのレッドデータR[6]を含む。
【0054】
第2データ差動信号DS_Data1は、データ入力チャネルTxIN26、TxIN25、TxIN24、TxIN22、TxIN21、TxIN20、TxIN19から受信されたデータイネーブル信号DE、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、左側−第3ビットのブルーデータB[5]、左側−第4ビットのブルーデータB[4]、左側−第5ビットのブルーデータB[3]、及び左側−第6ビットのブルーデータB[2]を含む。
【0055】
第3データ差動信号DS_Data2はデータ入力チャネルTxIN18、TxIN15、TxIN14、TxIN13、TxIN21、TxIN20、TxIN19から受信された左側−第7ビットのブルーデータB[1]、左側−第8ビットLSBのブルーデータB[0]、左側−第3ビットのグリーンデータG[5]、左側−第4ビットのグリーンデータG[4]、左側−第5ビットのグリーンデータG[3]、左側−第6ビットのグリーンデータG[2]及び左側−第7ビットのグリーンデータG[1]を含む。
【0056】
第4データ差動信号DS_Data3は、データ入力チャネルTxIN7、TxIN6、TxIN4、TxIN3、TxIN2、TxIN1、TxIN0から受信された左側−第8ビットLSBのグリーンデータB[0]、左側−第3ビットのレッドデータR[5]、左側−第4ビットのレッドデータR[4]、左側−第5ビットのレッドデータR[3]、左側−第6ビットのレッドデータR[2]、左側−第7ビットのレッドデータR[1]及び左側−第8ビットLSBのレッドデータR[0]を含む。
【0057】
このような方式で、スケーラ100は、イネーブル区間に、レッド、グリーン、及びブルーデータ及び制御信号を信号伝送部210に供給する。そして、本実施形態に係るスケーラ100は3次元モードにおいて、ブランキング区間に信号伝送部210の入力チャネルのうち少なくとも一つに次のフレームを識別するための左眼用識別データまたは右眼用識別データを供給する。
【0058】
例えば、スケーラ100は、第5ビットのレッドデータR[5]が入力されるデータ入力チャネルTxIN22に識別データを供給すれば、ブランキング区間に第2データ差動信号DS_Data1に識別データが含まれて転送される。信号受信部220は、第2データ差動信号DS_Data1を左眼用識別データまたは右眼用識別データで復元してタイミング制御部300に供給する。
【0059】
本実施形態に従がって3次元モードで信号伝送部210及び信号受信部220の動作は次のようである。
【0060】
先に、イネーブル区間において、第1信号変調部211は、左眼用画像データまたは右眼用画像データを第1パルス信号に変換し、第2信号変調部213は第1パルス信号を位相が反転した一組の第1差動信号DS_DATA0、DS_DATA1、DS_DATA2、DS_DATA3に変換して信号受信部220に伝送する。
【0061】
第1信号復調部221は、第1差動信号DS_DATA0、DS_DATA1、DS_DATA2、DS_DATA3を受信して、第1パルス信号に変換し、第2信号復調部222は第1パルス信号を用いて左眼用画像データまたは右眼用画像データを生成してタイミング制御部300に供給する。
【0062】
次に、ブランキング区間において、第1信号変調部211は、左眼用識別データまたは右眼用識別データを第2パルス信号に変換し、第2信号変調部213は第2パルス信号を位相が反転した一組の第2差動信号DS_DATA0、DS_DATA1、DS_DATA2、DS_DATA3に変換して信号受信部220に伝送する。
【0063】
第1信号復調部221は第2差動信号DS_DATA0、DS_DATA1、DS_DATA2、DS_DATA3を受信して第2パルス信号に変換し、第2信号復調部222は、第2パルス信号を用いて左眼用識別データまたは右眼用識別データを生成してタイミング制御部300に供給する。
【0064】
図5は、図1のタイミング制御部の入力信号を示すタイミング図である。図6は、図1の識別部の動作を説明するためのフローチャートである。
【0065】
図1、図5及び図6を参照すれば、タイミング制御部300は、スケーラ100から供給されたモード信号MODE_Sに従がって画像モードを判断する。
【0066】
タイミング制御部300は、3次元モードで、信号受信部220から供給された垂直同期信号、水平同期信号、データイネーブル信号、ドットクロック信号などの制御信号と、左眼用データフレームまたは右眼用データフレームの画像データ並びに左眼用識別データまたは右眼用識別データを受信する。ここでは、第5ビットのレッドデータB[5]が転送されるインターフェース部200のチャネルを介して左眼用識別データ「1」または右眼用識別データ「0」がタイミング制御部300に転送されることを例として説明する。
【0067】
識別部310は第Nフレーム区間N FRAMEのブランキング区間VBに受信されるデータを検出して次のフレームである、第N+1フレーム区間N+1 FRAMEのイネーブルを区間ENに受信される画像データの種類を決定する。
【0068】
例えば、メモリ320にはクロック基準値Clk_regとライン基準値Line_regが既保存される。識別部310はブランキング区間VBに受信された識別データが左眼用識別データ「1」であるなら、次のフレームの種類を左眼用として決定し、識別データが右眼用識別データ「0」ならば次のフレームの種類を右眼用として決定する。
【0069】
タイミング制御部300に、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、データイネーブル信号DE、ドットクロック信号Dot_Clk等の制御信号及び左眼用データフレームまたは右眼用データフレームの画像データIN_Dataが受信される(ステップS111)。
【0070】
識別部310は、データイネーブル信号DEに基づいてブランキング区間VBであるかを判断する(ステップS112)。
【0071】
識別部310はドットクロック信号Dot_Clkをカウントし、カウント値Clk_cntを「1」ずつ増加させる(ステップS113)。ステップ(S113)でドットクロック信号Dot_Clkのクロックカウント値Clk_cntが既保存されたクロック基準値Clk_regより小さければ、識別部310はドットクロック信号Dot_Clkに同期して受信された識別データを検出する(ステップS115)。
【0072】
ステップ(S113)でドットクロック信号Dot_Clkのカウント値Clk_cntがクロック基準値Clk_regより大きければ(ステップS115)、データイネーブル信号DEをカウントし、カウント値Line_cntを「1」ずつ増加させる(ステップS116)。ステップ(S116)でデータイネーブル信号DEのカウント値Line_cntが既保存されたライン基準値Line_regより小さければ(ステップS117)、ステップ(S113)に戻りドットクロック信号Clk_cntをまたカウントする。ステップ(S116)において、データイネーブル信号DEのカウント値Line_cntが既保存されたライン基準値Line_regより大きければ(ステップS117)、識別部310は今まで検出された識別データに基づいて次のフレームの画像データが、左眼用画像データか右眼用画像データかを決定する。例えば、識別部310は検出された識別データが、大部分「1」であれば、次のフレームを左眼用データフレームとして決定し、大部分が「0」であれば、次のフレームを右眼用データフレームとして決定する。
【0073】
例えば、クロック基準値Clk_regが「40」であり、ライン基準値Line_regが5の場合、識別部310は、ブランキング区間VBに含まれた「i」個のデータイネーブル信号DE1、DE2、…、DEiのうち、第1〜第5データイネーブル信号DE1、DE2、…、DE5の各々に含まれたドットクロック信号D_Clkのうち第1〜第40ドットクロック信号に同期して受信された識別データを検出する。即ち、5×40個の識別データを検出することができる。従って、識別部310は5×40個の識別データを用いて次のフレームを決定することができる。
【0074】
タイミング制御部300は決定された後フレームのデータ情報に基づいて、データ駆動部410を制御する。
【0075】
図7は、比較例に係る表示装置の駆動方法を説明するためのタイミング図である。図7を参照すれば、比較例に係る表示装置は左眼用識別データ及び右眼用識別データを伝送及び受信しない。即ち、スケーラは左眼用データフレームまたは右眼用データフレームの画像データ及び制御信号をインターフェース部を介してタイミング制御部に伝送する。
【0076】
タイミング制御部は画像モード信号に基づいて画像モードを切り替える。タイミング制御部は3次元モード信号MODE_3Dが受信されれば、第1画面画像に該当する第1左眼用データフレームL1、第1右眼用データフレームR1、第2画面画像に該当する第2左眼用データフレームL2、第2右眼用データフレームR2、第3画面画像に該当する第3左眼用データフレームL3、第3右眼用データフレームR3等を受信する。このような方式で、タイミング制御部は3次元データフレームである、左眼用データフレーム及び右眼用データフレームを順番に受信するIN_DATA。
【0077】
タイミング制御部は受信された左眼用データフレーム及び右眼用データフレームを順にデータ駆動部に出力するOUT_DATA。
【0078】
また、タイミング制御部は3次元モード信号MODE_3Dに応答して、データ駆動部に反転制御信号REVを供給する。反転制御信号REVは同じ画面画像に対応する左眼用データフレームと右眼用データフレームのデータ電圧が同一極性を有するように設定される。例えば、タイミング制御部は3次元モード信号MODE_3Dのハイレバルに応答して第1画面画像に対応する第1左眼用データフレームL1と第1右眼用データフレームR1は、第1極性(+)を有し、第2画面画像に対応する第2左眼用データフレームL2と第2右眼用データフレームR2は、対応する基準電圧Vcomに第1極性(+)に反転した第2極性(−)を有するように反転制御信号REVを生成する。これに従って、データ駆動部は表示パネルに同じ画面画像に対して同一極性の左眼用データ及び右眼用データ電圧は出力するOUT_Vd。このような方式で表示装置は正常モードNOR_MODEで動作する。
【0079】
一方、表示装置が静電気などのような突然の外部衝撃で誤作動する場合、タイミング制御部は誤作動信号FAIL_DETを生成し、誤作動信号FAIL_DETのハイレバルに応答して表示装置を誤作動モードF_MODEで動作する。
【0080】
例えば、誤作動モードF_MODEの場合、タイミング制御部は表示パネルに誤作動モードF_MODEに対応して既設定されたパターン画像を表示するために失敗データFAIL_Dを出力する。即ち、タイミング制御部は誤作動モードF_MODEの一定区間の間3次元画像データの受信及び出力を遮断することができる。
【0081】
誤作動モードF_MODE以後、タイミング制御部は表示装置を、再び正常モードNOR_MODEに動作させる。タイミング制御部は、再び3次元画像データを受信し、誤作動信号FAIL_DETのローレベルに応答して受信された3次元画像データを出力するOUT_DATA。この時、画面画像の左眼用データフレームから出力せずに、画面画像の右眼用データフレームから出力されることができる。図7に示すように、第12画面画像の第12右眼用データフレームR12から順番に出力されるOUT_DATA。
【0082】
タイミング制御部は誤作動信号FAIL_DETのローレベルに応答して設定された反転制御信号REVをデータ駆動部に供給する。これに従って、データ駆動部は第12右眼用データフレームR12と第13左眼用データフレームL13の画像データは第1極性(+)のデータ電圧で出力され、第13右眼用データフレームR13と第14左眼用データフレームL14のデータは第2極性(−)のデータ電圧で出力されるOUT_Vd。
【0083】
失敗モード以後の正常モードNOR_MODEにおいて、データ駆動部は同一画面画像に対して反転した左眼用データ電圧と右眼用データ電圧を出力する。
【0084】
このように、比較例に係る表示装置は誤作動モードF_MODE以後、また正常モードNOR_MODEで動作する場合、タイミング制御部から出力されるフレームの画像データと反転方式が同期しないので3次元画像の表示品質が低下する。
【0085】
図8は、図1の表示装置の駆動方法を説明するためのタイミング図である。図1及び図8を参照すれば、タイミング制御部300は3次元モード信号MODE_3Dのハイレベルに応答して左眼用データフレームまたは右眼用データフレームの画像データと、制御信号及び左眼用識別データまたは右眼用識別データとを受信する。
【0086】
タイミング制御部300は、第1フレームF1のイネーブル区間ENにデータフレームの画像データを受信し、ブランキング区間VBに識別データを受信する。図8に示すように、タイミング制御部300は、各フレームIN_DATAのイネーブル区間ENに、例えば、第1左眼用データフレームL1、第1右眼用データフレームR1、第2左眼用データフレームL2、第2右眼用データフレームR2、第3左眼用データフレームL3、第3右眼用データフレームR3を順番に受信する。また、タイミング制御部300は、各フレーム(図示せず)のブランキング区間VBに左眼用または、右眼用識別データ「1」または「0」を受信する。
【0087】
識別部310は各フレームの識別データを検出し、検出された識別データに基づいて次のフレームの画像データが左眼用画像データであるか、または、右眼用画像データであるかを決定する。識別部310は、識別データが左眼用識別データ「1」ならば、次のフレームを左眼用として決定し、右眼用識別データ「0」ならば、次のフレームを右眼用として決定する。
【0088】
タイミング制御部300は受信された3次元画像である、第1左眼用データフレームL1、第1右眼用データフレームR1、第2左眼用データフレームL2、第2右眼用データフレームR2の順番にデータ駆動部410(OUT_DATA)に出力する。
【0089】
タイミング制御部300は識別部310で決定されたフレームのデータ情報に基づいて反転制御信号REVを生成する。例えば、タイミング制御部300は第1フレームF1のブランキング区間に検出された右眼用識別データ「0」に基づいて次のフレームである、第2フレームF2が右眼用として決定されることよって、第2フレームF2の極性を第1フレームF1と同一極性(+)を有するように反転制御信号REVを生成することができる。
【0090】
これに従って、データ駆動部410は表示パネル500OUT_Vdに同じ画面画像に対して同一極性の左眼用データ電圧及び右眼用データ電圧を出力する。このように、表示装置は正常モードNOR_MODEに動作する。
【0091】
一方、表示装置が静電気などのような突然の外部衝撃で誤作動する場合、タイミング制御部300は誤作動信号FAIL_DETを生成し、誤作動信号FAIL_DETに基づいて表示装置を誤作動モードF_MODEで動作させる。
【0092】
誤作動モードF_MODEの場合、タイミング制御部300は、表示パネルに既設定されたパターン画像を表示するために設定された失敗データFAIL_Dを出力する。即ち、タイミング制御部300は、誤作動モードF_MODEの一定区間の間、3次元画像データの受信及び出力を遮断することができる。
【0093】
以後、タイミング制御部300は表示装置をまた正常モードNOR_MOFDEとして動作させる。再び、タイミング制御部300は3次元画像データIN_DATAを受信する。
【0094】
図8に示すように、タイミング制御部300はイネーブル区間EBにデータフレームL12を受信し、ブランキング区間VBに識別データ「0」を受信する。識別部310はブランキング区間に検出された識別データ「0」を用いて次のフレーム、即ち、第24フレームF24を右眼用として決定する。
【0095】
タイミング制御部300は誤作動信号FAIL_DETのローレベルに応答して受信された3次元画像データを出力する。図8に示すように、タイミング制御部300は第12右眼用データフレームR12から順番に出力される。
【0096】
タイミング制御部300は、識別部310として決定された第24フレームF24のデータ情報に基づいて第24フレームF24に対応する反転制御信号REVを生成する。第24フレームF24は第12画面画像の右眼用データフレームR12が処理される区間である。従って、第24フレームF24の反転制御信号REVは第12画面画像の左眼用データフレームL12が処理される区間の第23フレームF23の反転制御信号REVと同一位相を有する。図8に示すように、データ駆動部410は反転制御信号REVOUT_Vdに基づいて第12右眼用データフレームR12の画像データを第1極性のデータ電圧で出力する。
【0097】
データ駆動部410は反転制御信号REVOUT_Vdに基づいて、第13左眼用データフレームL13及び第13右眼用データフレームR13を第12右眼用データフレームR12と反転した極性の第2極性(−)のデータ電圧を各々出力する。
【0098】
結果的に、タイミング制御部300は識別部310で決定された後、フレームのデータ情報に基づいて反転制御信号REVを生成することによって、データ駆動部410は同じ画面画像に対応する左眼用画像データ及び右眼用画像データを同一極性の左眼用及び右眼用データ電圧に出力する。
【0099】
これと共にみた
実施形態に係る表示装置は誤作動モードF_MODE以後、再び、正常モードNOR_MODEで動作する場合、タイミング制御部300から出力されるデータフレームに反転制御信号REVが3次元画像の表示品質を向上させることができる。
【0100】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0101】
本発明の実施形態によれば、フレームのブランキング区間に受信されたフレームの識別データに基づいて受信されたデータフレームが左眼用画像データか右眼用画像データかを正確に判断することによって、3次元画像の表示品質を向上させることができる。また、タイミング制御部はフレーム識別データを受信するための別途のピンが不要なので回路構成が簡単にできる。
【符号の説明】
【0102】
100…スケーラ、200…インターフェース部、210…信号伝送部、220…信号受信部、300…タイミング制御部、310…識別部、320…メモリ、400…パネル駆動部、410…データ駆動部、420…ゲート駆動部、500…表示パネル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示パネルと、
フレームのイネーブル区間に第1伝送信号を受信して左眼用画像データ、または、右眼用画像データに復調し、前記フレームのブランキング区間に第2伝送信号を受信して次のフレームの画像データを識別するための識別データに復調する信号受信部と、
前記識別データを検出して前記次のフレームの画像データが左眼用画像データか右眼用画像データかを識別するタイミング制御部と、
前記タイミング制御部からの識別結果に従って、前記画像データを処理して前記表示パネルを駆動するパネル駆動部と、を含むことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記フレームのイネーブル区間に、前記左眼用画像データまたは前記右眼用画像データを前記第1伝送信号に変調して伝送し、前記フレームのブランキング区間に前記識別データを前記第2伝送信号に変調して伝送する信号伝送部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記信号伝送部は、記画像データが入力されるチャネルと制御信号が入力されるチャネルを含み、
前記識別データは前記画像データが入力されるチャネルに入力されることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記イネーブル区間に前記左眼用画像データまたは前記右眼用画像データを前記信号伝送部に供給し、前記ブランキング区間に前記識別データを前記信号伝送部に供給するスケーラをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記信号伝送部は、
前記左眼用画像データまたは前記右眼用画像データを、第1パルス信号に変調する第1信号変調部と、
前記第1パルス信号を位相が反転した一組の第1差動信号に変調して伝送する第2信号変調部と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項6】
前記信号受信部は、
前記第1差動信号を受信して前記第1パルス信号に復調する第1信号復調部と、
前記第1パルス信号を、前記左眼用画像データまたは右眼用画像データに復調する第2信号復調部と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第1信号変調部は、前記左眼用画像データに対応する左眼用識別データまたは前記右眼用画像データに対応する右眼用識別データを第2パルス信号に変調し、
前記第2信号変調部は前記第2パルス信号を位相が反転した一組の第2差動信号に変調して伝送することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記タイミング制御部は、
前記ブランキング区間のうち選択区間に検出された前記識別データを用いて前記次のフレームの画像データが左眼用画像データか右眼用画像データかを決定することを特徴とする特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項9】
前記タイミング制御部は、
前記次のフレームの識別結果に従って前記画像データに該当するデータ電圧の極性を制御する反転制御信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記パネル駆動部は、
前記左眼用画像データまたは前記右眼用画像データをデータ電圧に変換し、
前記データ電圧を前記反転制御信号に基づいて基準電圧対応第1極性または第2極性の電圧に調節して前記表示パネルに出力することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−209930(P2012−209930A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−264608(P2011−264608)
【出願日】平成23年12月2日(2011.12.2)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】