説明

ADPリボシルトランスフェラーゼ融合バリアントタンパク質

本発明は新規のキメラC3Rhoアンタゴニストおよび、哺乳類の中枢神経系や末梢神経系の修復促進および神経細胞の生存率上昇のためのそれらの使用、およびガンの治療または抑止のための使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号4、配列番号6、配列番号14、配列番号18、配列番号20、配列番号25、配列番号30、配列番号35、配列番号37、及び配列番号10、並びにこれらのアナログからなる群から選択されるポリペプチド。
【請求項2】
前記配列番号4、配列番号6、配列番号14、配列番号18、配列番号20、配列番号25、配列番号30、配列番号35、配列番号37、および配列番号10からなる群から選択されるポリペプチドが、N末端で20アミノ酸トランケートされた、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
配列番号4、配列番号6、配列番号14、配列番号18、配列番号20、配列番号25、配列番号30、配列番号35、配列番号37、および配列番号10から選択される群から選択されるポリペプチドが、C末端で10アミノ酸トランケートされた、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項4】
配列番号4、配列番号6、配列番号14、配列番号18、配列番号20、配列番号25、配列番号30、配列番号35、配列番号37、および配列番号10から成る群から選択されるポリペプチドが、N末端で20アミノ酸、及びC末端で10アミノ酸トランケートされた、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項5】
前記ポリペプチドがPEG化された請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項6】
薬学的に効果の有る量の、請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリペプチドを、投与の必要のある被療者に投与することを含む、脊髄損傷を治療する方法。
【請求項7】
軸索または神経突起の再生が前記被療者の体内で促進され、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
被療者が神経疾病または神経変性疾病を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記疾病が、スタルガルト病、レーバー先天性黒内症、ベスト病、先天性脈絡膜欠如、網膜分離症、バルデー・ビードル症候群、前方虚血性視覚神経障害、プルチェル網膜症、視神経炎、視神経円盤浮腫、コーツ病及び/またはレーバー粟粒性動脈瘤(免疫性で末梢性神経障害)、多発性硬化症、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、シャルコー・マリー・ティース病、巨大軸索神経障害、三叉神経痛、舌咽神経痛、ベル麻痺、重症筋無力症、筋ジストロフィー、進行性の筋萎縮症、進行性の延髄遺伝性筋萎縮症、ヘルニア性、破裂性または脱出性の椎間板症候群、頸部脊椎症、叢疾患、胸部出口破壊症候群、アクリルアミド、ガンマジケトン(シンナー中毒者の神経障害)、二硫化炭素、ダプソン、ダニ、ポルフィリン症、グランバレー症候群、ハンチントン舞踏病、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、認知症、プリオン病および緑内障からなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記被療者が、脳梗塞、手術、梗塞症、感染症、毒性薬剤への暴露、悪性腫瘍または腫瘍随伴症候群、外傷または事故による損傷を原因とする神経系損傷を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
a)配列番号4、配列番号6、配列番号14、配列番号18、配列番号20、配列番号25、配列番号30、配列番号35、配列番号37および配列番号10からなる群から選択されるポリペプチドおよびb)薬学的に許容されるキャリアを含む医薬組成物。
【請求項12】
前記ポリペプチドがN末端で20アミノ酸残基トランケートされた請求項11の医薬組成物。
【請求項13】
前記ポリペプチドがC末端で10アミノ酸トランケートされた、請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項14】
前記ポリペプチドがN末端で20アミノ酸、C末端で10アミノ酸トランケートされた請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記ポリペプチドがPEG化されたものである、請求項11〜14のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記医薬組成物が無菌である、請求項11〜15のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項17】
前記医薬組成物が滅菌可能である、請求項11〜15のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項18】
前記医薬組成物が滅菌されたものである、請求項11〜15のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項19】
前記医薬組成物がバイアル中に、単位投薬量、または単位投薬量の整数倍の量で含まれる、請求項11〜18のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項20】
前記医薬組成物が乾燥されたものである、請求項6〜19のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項21】
前記医薬組成物が脱水された基質を含む、請求項6〜20のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項22】
前記医薬組成物が融合タンパク質を凍結乾燥された基質中に含む、請求項6〜21のいずれか一つの医薬組成物。
【請求項23】
黄斑変性症の治療の方法であって、
前記方法が、治療を必要としている被療者に、治療的に効果的な量の請求項1−5のいずれか1項に記載のポリペプチドおよび薬学的に許容されるキャリアを投与することを含む、治療の方法。
【請求項24】
前記キャリアが組織接着剤を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記キャリアがフィブリンを含む、請求項23または24に記載の方法。
【請求項26】
前記フィブリンがフィブリンシーラントである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記フィブリンシーラントがTisseel(登録商標)、Cebus(商標)、Ateles(商標)、Proleus(商標)、Vivostat(登録商標)、CryoSealFS(登録商標)、CoSeal(商標)、Duraseal(登録商標)、Poliphase(登録商標)、Bioglue(登録商標)、AviteneFlour(商標)、Dermabond(商標)、Hemaseel、Beriplast−P(登録商標)、Fibrocaps(登録商標)、Crosseal(商標)、Evicel(商標)、およびトロンビンを含む群から選択される請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記投与が局所的投与または注射を含む、請求項23〜27のいずれか1項に記載の方法。
【請求項29】
前記被療者が哺乳類である、請求項23〜28のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
前記哺乳類がヒトである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
治療が必要な被療者の目の中の、黄斑変性症に伴う網膜下血管新生および/または新生血管組織の増殖の速度を抑止または減少させる方法であって、
前記方法が前記被療者に、治療的に有効な量の、
請求項1〜5のいずれかに記載のポリペプチドおよび薬学的に許容されるキャリアを、
前記被療者の目の中の、黄斑変性症に伴う、網膜下血管新生および新生血管組織の増殖の速度を抑止または減少させるように
投与することを含む、方法。
【請求項32】
前記キャリアが組織接着剤を含む請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記キャリアがフィブリンを含む請求項31または32に記載の方法。
【請求項34】
前記フィブリンがフィブリンシーラントである請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記フィブリンシーラントがTisseel(登録商標)、Cebus(商標)、Ateles(商標)、Proleus(商標)、Vivostat(登録商標)、CryosSealFS(登録商標)、CoSeal(商標)、Duraseal(登録商標)、Poliphase(登録商標)、Bioglue(登録商標)、AviteneFlour(商標)、Dermabond(商標)、Hemaseel、Beriplast−P(登録商標)、Fibrocaps(登録商標)、Crosseal(商標)、Evicel(商標)、およびトロンビンからなる群から選択される請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記投与が局所的投与または注射である請求項31〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
前記被療者が哺乳類である、請求項31〜36のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
前記哺乳類がヒトである請求項37に記載の方法。
【請求項39】
治療が必要な被療者の目の中の、黄斑変性症を伴う、網膜下の新生血管形成および/または新生血管組織の増殖の速度を抑止または減少させる方法であって、
前記方法が前記被療者に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の治療的に効果的な量のポリペプチドおよび薬学的に許容されるキャリアを投与することを含み、
前記ポリペプチドが輸送を助けるアミノ酸配列に共有結合し、
前記被療者の目の中の黄斑変性症に伴う網膜下新生血管および新生血管組織の増殖の速度が抑止または減少するように、レセプター依存性の機構により、
前記輸送を助けるアミノ酸配列が、前記ポリペプチドの取り込みを促進させる、方法。
【請求項40】
前記輸送を助けるアミノ酸配列が、配列番号3、配列番号4、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号
69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、および配列番号77からなる群から選択される請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記キャリアが組織結合剤を含む、請求項39または40に記載の方法。
【請求項42】
前記キャリアがフィブリンを含む、請求項39〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
前記フィブリンがフィブリンシーラントである、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記フィブリンシーラントが、Tisseel(登録商標)、Cebus(商標)、Ateles(商標)、Proleus(商標)、Vivostat(登録商標)、CryoSealFS(登録商標)、CoSeal(商標)、Duraseal(登録商標)、Poliphase(登録商標)、Bioglue(登録商標)、AviteneFlour(商標)、Dermabond(商標)、Hemaseel、Beriplast−P(登録商標)、Fibrocaps(登録商標)、Crosseal(商標)、Evicel(商標)、およびトロンビンを含む群から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記投与が局所的投与または注射を含む、請求項39〜43のいずれか1項に記載の方法。
【請求項46】
前記被療者が哺乳類である、請求項39〜45のいずれか1項に記載の方法。
【請求項47】
前記哺乳類がヒトである、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
保護が必要な被療者の眼中の網膜光受容細胞を黄斑変性症に伴う細胞死から保護する方法であって、前記方法が、前記被療者に治療的に有効な量の請求項1〜5のいずれかに記載のポリペプチドおよび薬学的に許容されるキャリアを投与して、被療者の眼中の網膜光受容体を黄斑変性症に伴う細胞死から保護することを含む、方法。
【請求項49】
前記キャリアが組織接着物質である、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記キャリアがフィブリンを含む請求項48または49に記載の方法。
【請求項51】
前記フィブリンがフィブリンシーラントである請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記フィブリンシーラントがTisseel(登録商標)、Cebus(商標)、Ateles(商標)、Proleus(商標)、Vivostat(登録商標)、CryoSealFS(登録商標)、CoSeal(商標)、Duraseal(登録商標)、Poliphase(登録商標)、Bioglue(登録商標)、AviteneFlour(商標)、Dermabond(商標)、Hemaseel、Beriplast−P(登録商標)、Fibrocaps(登録商標)、Crosseal(商標)、Evicel(商標)、およびトロンビンを含む群から選択される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記投与が局所的投与または注射であることを含む請求項48〜52のいずれか1項に記載の方法。
【請求項54】
前記被療者が哺乳類である、請求項48〜53のいずれか1項に記載の方法。
【請求項55】
前記哺乳類がヒトである、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
保護が必要な被療者の眼中の網膜光受容細胞を黄斑変性症を伴う細胞死から保護する方法であって、前記方法が、前記被療者に治療的に有効な量の請求項1〜5のいずれかに記載のポリペプチドおよび薬学的に許容されるキャリアを投与することを含み、
前記ポリペプチドが輸送を助けるアミノ酸配列に共有結合し、
前記輸送を助けるアミノ酸配列が、前記被療者の目の中の黄斑変性症に伴う細胞死から保護されるレセプター依存性の機構によって前記ポリペプチドの取り込みを促進させる方法。
【請求項57】
前記輸送を助けるアミノ酸配列が、配列番号3、配列番号4、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76および配列番号77からなる群から選択される請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記キャリアが細胞接着物質を含む請求項56または請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記キャリアがフィブリンを含む請求項56〜58のいずれか1項に記載の方法。
【請求項60】
前記フィブリンがフィブリンシーラントである請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記フィブリンシーラントがTisseel(登録商標)、Cebus(商標)、Ateles(商標)、Proleus(商標)、Vivostat(登録商標)、CryosSealFS(登録商標)、CoSeal(商標)、Duraseal(登録商標)、Poliphase(登録商標)、Bioglue(登録商標)、AviteneFlour(商標)、Dermabond(商標)、Hemaseel、Beriplast−P(登録商標)、Fibrocaps(登録商標)、Crosseal(商標)、Evicel(商標)およびトロンビンからなる群から選択される請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記投与が局所的投与または注射を含む請求項56〜61のいずれか1項に記載の方法。
【請求項63】
前記被療者が哺乳類である、請求項56〜62のいずれか1項に記載の方法。
【請求項64】
前記哺乳類がヒトである請求項56〜63のいずれか1項に記載の方法。
【請求項65】
被療者へ、ポリペプチド細胞膜輸送部分および請求項1〜5のいずれか1項に記載の、実質的に精製されたポリペプチドを含む細胞透過性融合タンパク質複合体を含む治療的に効果的な量の医薬組成物を投与することを含む、被療者のガンの転移性腫瘍細胞の制御されない増殖や拡散や遊走を防止または抑制する方法。
【請求項66】
被療者のガンの腫瘍切除部位に近位の宿主組織の切除端において、切除端に存在する転移性腫瘍性細胞の、
制御されない増殖、拡散または遊走を防止または抑制する方法であって、
細胞膜輸送部分ポリペプチドおよび、請求項1〜5のいずれか1項に記載の実質的に精製されたポリペプチドを含む
細胞透過性融合タンパク質複合体を含む、治療的に効果の有る量の医薬組成物を投与する
事を含み、
前記投与が前記切除端の表面上に、前記切除端の表面下に、または、被療者体内に残る切除端の近位の組織中に直接されること、および
前記投与が、腫瘍の切除または除去に対して、
期間を空けて前にされる、後にされる、または前後両方においてされるものであることを特徴とする方法。
【請求項67】
被療者の宿主組織中の悪性細胞の腫瘍成長を防止する方法であって、
前記被療者に治療的に効果的な量の
細胞膜輸送部分ポリペプチドおよび請求項1〜5のいずれか1項に記載の実質的に精製されたポリペプチドを含有する細胞透過性融合タンパク質複合体を含む医薬組成物を投与することを含み、
前記融合タンパク質が、
悪性細胞遊走、悪性細胞増殖、悪性細胞の近位での血管新生または菅状構造形成または毛細血管ネットワーク成長、および悪性細胞からの活性型メタロプロテイナーゼ分泌のうち、少なくとも2つを同時に防止または抑止するものであることを特徴とする、
方法。
【請求項68】
被療者のガンの第一の腫瘍を、切除または除去した領域の近位の宿主組織の切除端におけるガンの遺残腫瘍細胞を含む第二の腫瘍の成長を防止する方法であって、
前記方法が、治療的に効果的な量の
細胞膜輸送部分ポリペプチドおよび請求項1〜5のいずれか1項に記載の実質的に精製されたポリペプチドを含有する細胞透過性融合タンパク質複合体を含む医薬組成物を投与することを含み、
前記投与が切除端の表面上に、または切除端の表面下に、または被療者に残存する切除端に近位の組織中に直接するものであり、
前記前記投与が第一の腫瘍の切除または除去に対し時間を空けて前に行われるか、後に行われるか、前後両方で行われるものであり、
前記融合タンパク質が
遺残腫瘍細胞遊走、遺残腫瘍細胞増殖、遺残腫瘍細胞の近位での血管新生または菅状構造形成または毛細血管ネットワーク成長、および遺残腫瘍細胞からの活性型メタロプロテイナーゼ分泌のうち、少なくとも2つを同時に防止または抑止するものであることを特徴とする、方法
【請求項69】
前記ガンが乳がん、脳腫瘍、大腸ガン、皮膚ガン、腎臓ガン、および肝臓ガンからなる群から選択される請求項65〜68のいずれか1項に記載の方法。
【請求項70】
前記ガンが、膠腫瘍、ニューロン腫瘍、松果体腫瘍、髄膜腫瘍、神経鞘の腫瘍、リンパ腫、先天異常の腫瘍からなる群から選択される脳腫瘍や、肺ガン、乳がん、黒色腫、腎臓ガン、消化管の腫瘍に由来する脳に位置する転移性の腫瘍である、請求項65〜68のいずれか1項に記載の方法。
【請求項71】
前記ガンが、未分化星状細胞腫、多形性膠芽腫、毛様細胞性星状細胞腫、乏突起膠腫、上衣腫、粘液乳頭型脳室上衣腫、上衣下腫、脈絡叢乳頭腫、神経芽細胞腫、神経節芽細胞腫、神経節細胞腫、及び髄芽腫、松果体芽細胞腫及び松果体細胞腫、髄膜腫、髄膜血管周囲細胞腫、髄膜肉腫、シュワン腫(神経鞘腫)、神経繊維腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫の一次及び二次サブタイプ、非ホジキンリンパ腫の一次及び二次サブタイプ、頭蓋咽頭腫、類表皮嚢胞、類皮嚢胞、及び膠質嚢胞からなる群から選択される脳腫瘍である、請求項65〜68のいずれか1項に記載の方法。
【請求項72】
前記治療的に効果的な量が約0.001μg/ccから約50μg/ccである請求項65〜71のいずれか1項に記載の方法。
【請求項73】
前記治療的に効果的な量が、組織1立方センチメートルあたり約0.0001μgの融合タンパク質から、組織1立方センチメートルあたり約100μgの融合タンパク質である、請求項65〜71のいずれか1項に記載の方法。
【請求項74】
前記治療的に効果的な量が、約1μg/ミリリットル〜約10μg/ミリリットル約50μg/ミリリットルである、請求項65〜71のいずれか1項に記載の方法。
【請求項75】
前記投与が注射、局所的投与、または移植によるものである、請求項65〜74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項76】
前記投与が、関節内投与、眼内投与、鼻腔内投与、神経内投与、皮膚内投与、骨内投与、舌下投与、口内投与、局所的投与、膀胱内投与、クモ膜下腔内投与、静脈内投与、腹膜内投与、頭蓋内投与、筋肉内投与、皮下投与、噴霧化および吸入による投与、腫瘍へ直接適用することによる投与、病変部位へ直接適用することによる投与、腫瘍切除後に残った縁の上または中に直接適用することによる投与、腸内投与、胃カメラを用いた手法による腸内投与、およびECRPによる投与からなる群から選択される、請求項65〜74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項77】
前記ポリペプチド細胞膜輸送部分が約5から50のアミノ酸からなるペプチドを含む、請求項65〜74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項78】
前記医薬組成物が薬学的に許容されるキャリアを含む、請求項65〜76の何れか1項に記載の方法。
【請求項79】
前記医薬組成物が、ポリ(エチレン−ビニル酢酸共重合体)、PVA、部分加水分解されたポリ(エチレン−ビニル酢酸共重合体)、ポリ(エチレン−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体)、架橋ポリ(エチレン−酢酸ビニル)、部分的加水分解されたポリ(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、架橋ポリ(エチレン−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体)、ポリ−D,L−乳酸、ポリ−L−乳酸、ポリグリコール酸、PGA、乳酸とグリコール酸の共重合体(PLGA)、ポリカプロラクトン、ポリバレロラクトン、ポリ(無水物)、ポリカプロラクトンとポリエチレングリコールの共重合体、ポリ乳酸とポリエチレングリコールの共重合体、ポリエチレングリコール、およびこれらの組み合わせ、および混合物からなる群から選択される、薬学的に許容されるキャリアを含む、請求項65〜78の何れか1項に記載の方法。
【請求項80】
前記医薬組成物が水溶性ゼラチン、水溶性タンパク質、ポリマーキャリア、クロスリンク薬剤、およびこれらの複合物を含有する薬学的に許容されるキャリアを含む、請求項65〜79のいずれか1項に記載の方法。
【請求項81】
前記医薬組成物が基質を含有する、薬学的に許容されるキャリアを含む、請求項65〜80のいずれか1項に記載の方法。
【請求項82】
前記医薬組成物が、
水、薬学的に許容される緩衝塩、薬学的に許容される緩衝液、薬学的に許容される抗酸化剤、アスコルビン酸、1種乃至複数の低分子量の薬学的に許容されるポリペプチド、約2から約10アミノ酸残基を含むペプチド、1種乃至複数の薬学的に許容されるタンパク質、1種乃至複数の薬学的に許容されるアミノ酸、ヒト必須アミノ酸、1種乃至複数の薬学
的に許容される炭水化物、1種乃至複数の薬学的に許容される炭水化物派生物、非還元糖、グルコース、スクロース、ソルビトール、トレハロース、マンニトール、マルトデキストリン、デキストリン、シクロデキストリン、薬学的に許容されるキレート剤、EDTA、DTPA、二価金属イオン用のキレート剤、三価金属イオン用のキレート剤、グルタチオン、薬学的に許容される非特異的血清アルブミン、及びそれらの組み合わせを含む、薬学的に許容されるキャリアを含む、請求項65〜81のいずれかに記載の方法。
【請求項83】
前記医薬組成物が無菌である請求項65〜82のいずれか1項に記載の方法。
【請求項84】
前記医薬組成物が滅菌可能である、請求項65〜82のいずれか1項に記載の方法。
【請求項85】
前記医薬組成物が滅菌されたものである、請求項65〜84のいずれか1項に記載の方法。
【請求項86】
前記医薬組成物がバイアル中に、単位投薬量、または単位投薬量の整数倍の量で含まれる、請求項65〜85のいずれか1項に記載の方法。
【請求項87】
前記医薬組成物が乾燥されたものである、請求項65〜86のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記医薬組成物が脱水された基質を含む、請求項65〜87のいずれか1項に記載の方法。
【請求項89】
前記医薬組成物が融合タンパク質を凍結乾燥された基質中に含む、請求項65〜88のいずれか1項に記載の方法。
【請求項90】
被療者に、治療的に効果的な量の、請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリペプチドおよび薬学的に許容されるキャリアを投与することを含む、黄斑変性症を予防または治療する方法。
【請求項91】
被療者に、治療的に効果的な量の、請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリペプチドおよび薬学的に許容されるキャリアを投与することを含む、ガンを予防または治療する方法。
【請求項92】
前記ガンが、乳がん、脳腫瘍、大腸ガン、皮膚ガン、腎臓ガン、および肝臓ガンからなる群から選択される、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記ガンが、膠腫瘍、ニューロン腫瘍、松果体腫瘍、髄膜腫瘍、神経鞘の腫瘍、リンパ腫、先天異常の腫瘍、および、肺ガン、乳がん、黒色腫、腎臓ガン、または消化管の腫瘍に由来し、脳に位置する転移性の腫瘍、からなる群から選択される脳腫瘍である、請求項91に記載の方法。
【請求項94】
前記ガンが、未分化星状細胞腫、多形性膠芽腫、毛様細胞性星状細胞腫、乏突起膠腫、上衣腫、粘液乳頭型脳室上衣腫、上衣下腫、脈絡叢乳頭腫、神経芽細胞腫、神経節芽細胞腫、神経節細胞腫、髄芽腫、松果体芽細胞腫及び松果体細胞腫、髄膜腫、髄膜血管周囲細胞腫、髄膜肉腫、シュワン腫(神経鞘腫)、神経繊維腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫の一次及び二次サブタイプ、非ホジキンリンパ腫の一次及び二次サブタイプ、頭蓋咽頭腫、類表皮嚢胞、類皮嚢胞、及び膠質嚢胞からなる群から選択される脳腫瘍である、請求項91に記載の方法。
【請求項95】
前記キャリアが組織接着剤を含む、請求項6、および請求項90〜94のいずれか1項に記載の方法。
【請求項96】
前記キャリアがフィブリンを含む、請求項6、および請求項90〜94のいずれか1項に記載の方法。
【請求項97】
前記フィブリンがフィブリンシーラントを含む、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記フィブリンシーラントが、Tisseel(登録商標)、Cebus(商標)、Ateles(商標)、Proleus(商標)、Vivostat(登録商標)、CryosSealFS(登録商標)、CoSeal(商標)、Duraseal(登録商標)、Poliphase(登録商標)、Bioglue(登録商標)、AviteneFlour(商標)、Dermabond(商標)、Hemaseel、Beriplast−P(登録商標)、Fibrocaps(登録商標)、Crosseal(商標)、Evicel(商標)およびトロンビンからなる群から選択される請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記投与が局所的投与または注射を含む、請求項6、および請求項90〜94のいずれか1項に記載の方法。
【請求項100】
前記被療者が哺乳類である、請求項6、および請求項90〜94のいずれか1項に記載の方法。
【請求項101】
前記哺乳類がヒトである、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
前記ポリペプチドが、配列番号1、配列番号2、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号43、配列番号44、配列番号78、および配列番号79からなる群から選択される、請求項6〜10、および請求項23〜101のいずれか1項に記載の方法。
【請求項103】
脊髄損傷の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリペプチドの使用。
【請求項104】
黄斑変性症の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜5のいずれかに1項に記載のポリペプチドの使用。
【請求項105】
ガンの治療のための薬剤を製造における、請求項1〜5のいずれか一つに記載のポリペプチドの使用。
【請求項106】
前記ガンが乳がん、脳腫瘍、大腸ガン、皮膚ガン、腎臓ガン、および肝ガンからなる群から選択される請求項105に記載の使用。
【請求項107】
前記ガンが、膠腫瘍、ニューロン腫瘍、松果体腫瘍、髄膜腫瘍、神経鞘の腫瘍、リンパ腫、先天異常の腫瘍からなる群から選択される脳腫瘍、および、肺ガン、乳がん、黒色腫、腎臓ガン、消化管の腫瘍に由来し、脳に位置する転移性の腫瘍である、請求項105に記載の使用。
【請求項108】
前記ガンが、未分化星状細胞腫、多形性膠芽腫、毛様細胞性星状細胞腫由来の、乏突起膠腫、上衣腫、粘液乳頭型脳室上衣腫、上衣下腫、脈絡叢乳頭腫、神経芽細胞腫、神経節芽細胞腫、神経節細胞腫、髄芽腫、松果体芽細胞腫及び松果体細胞腫、髄膜腫、髄膜血管周
囲細胞腫、髄膜肉腫、シュワン腫(神経鞘腫)、神経繊維腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫の一次及び二次サブタイプ、非ホジキンリンパ腫の一次及び二次サブタイプ、頭蓋咽頭腫、類表皮嚢胞、類皮嚢胞、及び膠質嚢胞からなる群から選択される脳腫瘍である、請求項105に記載の使用。
【請求項109】
治療が必要な被療者に、治療的に効果のある量の、請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリペプチドを投与することを含む、被療者の軸索再生を促進する方法
【請求項110】
前記キャリアが組織接着剤を含む、請求項6または109に記載の方法。
【請求項111】
前記キャリアがフィブリンを含む、請求項6、109、または110のいずれか1項に記載の方法。
【請求項112】
前記フィブリンがフィブリンシーラントである、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記フィブリンシーラントが、Tisseel(登録商標)、Cebus(商標)、Ateles(商標)、Proleus(商標)、Vivostat(登録商標)、CryosSealFS(登録商標)、CoSeal、Duraseal(登録商標)、Poliphase(登録商標)、Bioglue(登録商標)、AviteneFlour(商標)、Dermabond(商標)、Hemaseel、Beriplast−P(登録商標)、Fibrocaps(登録商標)、Crosseal(商標)、Evicel(商標)およびトロンビンからなる群から選択される、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
前記投与が局所的投与または注射である、請求項6、109、110、111、112、または113のいずれか1項に記載の方法。
【請求項115】
前記被療者が哺乳類である、請求項6、109、110、111、112、113または114のいずれか1項に記載の方法。
【請求項116】
前記哺乳類がヒトである、請求項6、109、110、111、112、113、114、または115のいずれか1項に記載の方法。
【請求項117】
治療が必要な被療者に、治療的に効果のある量の、請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリペプチドを投与することを含む、被療者の血管新生を抑止する方法。
【請求項118】
前記被療者が黄斑変性を有する、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記被療者がガンを有する、請求項117に記載の方法。
【請求項120】
前記ガンが脳腫瘍である、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
ガンの転移性新生細胞の制御不能な増殖、拡散または遊走が抑止または防止される、請求項119または請求項120に記載の方法。
【請求項122】
被療者のガンの腫瘍の切除部位に近位の宿主組織の切除端において、
切除端に残存する転移性新生細胞の、
制御不能な増殖、拡散、および遊走を抑止、または防止する、請求項119または120に記載の方法。
【請求項123】
前記被療者の宿主組織中の悪性細胞由来の腫瘍の成長が抑止される、請求項119、また
は120に記載の方法。
【請求項124】
前記被療者のガンの第一の腫瘍の切除または除去をした部位に近位の宿主組織の切除端での、ガンの遺残細胞を含む第2の腫瘍の成長が抑止される、請求項119または120に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図30】
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【図32】
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【図33】
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【図34A】
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【図34B】
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【図34C】
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【図35】
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【図36A】
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【図36B】
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【図36C】
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【図37A】
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【図37B】
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【図37C】
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【図38A】
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【図38B】
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【図38C】
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【図39A】
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【図39B】
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【図40】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図23】
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【図29】
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【図31】
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【図41】
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【図42】
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【公表番号】特表2010−513327(P2010−513327A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541705(P2009−541705)
【出願日】平成19年12月12日(2007.12.12)
【国際出願番号】PCT/CA2007/002265
【国際公開番号】WO2008/077236
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(509175540)バイオアクソン セラピューティック インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】