CXCR4受容体化合物
本発明は、広義には、CXCR4受容体としても知られる、ストロマ由来因子1(SDF−1)のGタンパク質共役受容体のアロステリックモジュレーター(ポジティブおよびネガティブアロステリックモジュレーター、アロステリックアゴニストなど)である化合物に関する。CXCR4受容体化合物は、CXCR4受容体の細胞内ループおよびドメインから誘導される。また、本発明は、これらのCXCR4受容体化合物ならびに、CXCR4受容体化合物を含む製剤組成物を、骨髄移植、化学増感、癌、転移性疾患、炎症性疾患、HIV感染、幹細胞ベースの再生医療などのCXCR4調節と関連のある疾患および症状の治療に使用することにも関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式A
T−L−X1−X2−X3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17−X18−X19−X20−X21−X22−X23−X24−R1
(式中、Lは、C(O)で表されてX1のN末端窒素あるいはX1が存在しなければ次に存在するアミノ酸残基に結合されるリンキング部分であり、TはLに結合される親油性テザー部分であり、R1はOR2またはN(R2)2であり、各々のR2が独立にHまたはアルキルであり、
式中、少なくとも3個の近接したX1〜X24アミノ酸残基が存在し、式中、
X1は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
X2は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X3は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X4は、バリン残基、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X5は、メチオニン残基、イソロイシン残基、ロイシン残基、ノルロイシン残基、セリン残基、アラニン残基、d−メチオニン残基、d−セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X6は、グリシン残基、アラニン残基、ヒスチジン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X7は、チロシン残基、アラニン残基、d−チロシン残基、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X8は、グルタミン残基、アラニン残基、d−グルタミン残基、メチオニン残基、トレオニン残基またはリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X9は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X10は、リシン残基、d−リシン残基、ロイシン残基、トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X11は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基、イソロイシン残基、セリン残基、システイン残基、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X12は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基、ロイシン残基、アスパラギン酸残基、システイン残基であるか、あるいは存在せず、
X13は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X14は、メチオニン残基、セリン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基、ノルロイシン残基、アラニン残基、d−メチオニン残基、アスパラギン酸残基であるか、あるいは存在せず、
X15は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アルギニン残基、グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X16は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基、アラニン残基、アルギニン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X17は、メチオニン残基、リシン残基、ヒスチジン残基、ロイシン残基、システイン残基であるか、あるいは存在せず、
X18は、チロシン残基、グルタミン残基、ロイシン残基、リシン残基、システイン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、アルギニン残基、チロシン残基、セリン残基、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基、イソロイシン残基、アルギニン残基またはバリン残基であるか、あるいは存在せず、
X21は、ヒスチジン残基、リシン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X22は、ロイシン残基、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X23は、アルギニン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X24は、バリン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X1〜X4およびX17〜X24が存在せず、X5がメチオニン残基である場合、X6〜X16の前記アミノ酸のうちの少なくとも1つがアラニン残基またはd−アミノ酸であり、X1〜X6およびX17〜X24が存在せず、X7がチロシン残基である場合、X8〜X16の前記アミノ酸のうちの少なくとも1つが、アラニン残基、d−アミノ酸またはセリン残基である)で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
X1〜X4およびX17〜X24が存在せず、
X5は、メチオニン残基、d−メチオニン残基、イソロイシン残基、ロイシン残基、セリン残基、アラニン残基またはd−メチオニン残基であり、
X6は、グリシン残基またはアラニン残基であり、
X7は、チロシン残基、アラニン残基またはd−チロシン残基であり、
X8は、グルタミン残基、アラニン残基またはd−グルタミン残基であり、
X9は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X10は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X11は、ロイシン残基、d−ロイシン残基またはアラニン残基であり、
X12は、アルギニン残基、d−アルギニン残基またはアラニン残基であり、
X13は、セリン残基、d−セリン残基またはアラニン残基であり、
X14は、メチオニン残基、セリン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基、アラニン残基またはd−メチオニン残基であり、
X15は、トレオニン残基、d−トレオニン残基またはアラニン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基またはアラニン残基またはアルギニン残基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
X1〜X4およびX21〜X24が存在せず、
X5は、メチオニン残基、d−メチオニン残基、アラニン残基またはグリシン残基であり、
X6は、グリシン残基またはアラニン残基であり、
X7は、チロシン残基、d−チロシン残基またはアラニン残基であり、
X8は、グルタミン残基、d−グルタミン残基またはアラニン残基であり、
X9は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X10は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X11は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基、プロリン残基またはd−プロリン残基であり、
X12は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基、プロリン残基またはd−プロリン残基であり、
X13は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、プロリン残基またはd−プロリン残基であり、
X14は、メチオニン残基、アラニン残基、d−メチオニン残基、d−プロリン残基、グリシン残基、ヒスチジン残基またはノルロイシン残基であり、
X15は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、d−プロリン残基、プロリン残基またはアラニン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基またはアラニン残基であり、
X17は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X18は、チロシン残基、d−チロシン残基またはアラニン残基であり、
X19は、アルギニン残基、リシン残基またはd−アルギニン残基であり、
X20は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基、ノルロイシン残基、イソロイシン残基またはバリン残基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
X1〜X8が存在せず、
X9は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X10は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X11は、ロイシン残基、d−ロイシン残基またはアラニン残基であり、
X12は、アルギニン残基、d−アルギニン残基またはアラニン残基であり、
X13は、セリン残基、d−セリン残基またはアラニン残基であり、
X14は、メチオニン残基、d−メチオニン残基、ノルロイシン残基またはアラニン残基であり、
X15は、トレオニン残基、d−トレオニン残基またはアラニン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基またはアラニン残基であり、
X17は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X18は、チロシン残基、d−チロシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、アルギニン残基、d−アルギニン、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基、d−ロイシン、アラニンであるか、あるいは存在せず、
X21は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X22は、ロイシン残基、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X23は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X24は、バリン残基であるか、あるいは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
X22、X23、X24が存在しない、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
X1〜X5およびX22〜X24が存在せず、式中、
X6は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X7は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X8は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
X9は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X11は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X12は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X13は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X14は、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X15は、トレオニン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基であり、
X17は、リシン残基であり、
X18は、チロシン残基であり、
X19は、アルギニン残基であり、
X20は、ロイシン残基であり、
X21は、ヒスチジン残基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
X1〜X5およびX22〜X24が存在せず、
X6は、グリシン残基であり、
X7は、チロシン残基であり、
X8は、グルタミン残基であり、
X9は、リシン残基であり、
X10は、リシン残基であり、
X11は、ロイシン残基であり、
X12は、アルギニン残基であり、
X13は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X14は、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X15は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X16は、アスパラギン酸残基であるか、あるいは存在せず、
X17は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X18は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X21は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
X1〜X5およびX21〜X24が存在せず、式中、少なくとも7個の近接したアミノ酸残基が存在し、式中、
X6は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X7は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X8は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
X9は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X11は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X12は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X13は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X14は、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X15は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X16は、アスパラギン酸残基であるか、あるいは存在せず、
X17は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X18は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基であるか、あるいは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
X1およびX2が存在せず、
X3は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X4は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X5は、セリン残基、d−セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X6は、グリシン残基、ヒスチジン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X7は、チロシン残基またはアルギニン残基であり、
X8は、グルタミン残基またはメチオニン残基であり、
X9は、リシン残基であり、
X10は、リシン残基またはトレオニン残基であり、
X11は、ロイシン残基またはセリン残基であり、
X12は、アルギニン残基またはロイシン残基であり、
X13は、セリン残基またはチロシン残基であり、
X14は、セリン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基またはアスパラギン酸残基であり、
X15は、トレオニン残基またはグリシン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基またはアルギニン残基であり、
X17は、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X18は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基、イソロイシン残基、アルギニン残基、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
X21は、ヒスチジン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X22は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X23は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X24は、バリン残基であるか、あるいは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
化合物番号1〜73および117〜194のうちのいずれか1つから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
化合物番号1〜73のうちのいずれか1つから選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
化合物番号117〜194のうちのいずれか1つから選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
【化1】
またはその薬学的に許容される塩から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
以下の構造式
【化2】
で表される請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
式B
T−L−Y1−Y2−Y3−Y4−Y5−Y6−Y7−Y8−Y9−Y10−Y11−Y12−Y13−Y14−Y15−Y16−Y17−Y18−Y19−Y20−Y21−Y22−Y23−Y24−Y25−R1
(式中、Lは、C(O)で表されてY1のN末端窒素あるいはY1が存在しなければ次に存在するアミノ酸残基に結合されるリンキング部分であり、TはLに結合される親油性テザー部分であり、R1はOR2またはN(R2)2であり、各々のR2が独立にHまたはアルキルであり、式中、少なくとも3個の近接したY1〜Y25アミノ酸残基が存在し、式中、Y1〜Y22のうちの少なくとも1つが存在せず、d−アミノ酸残基またはアラニン残基、式中、
Y1は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y2は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y3は、チロシン残基、d−チロシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y4は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y5は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y6は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y7は、バリン残基、d−バリン酸残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y8は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y9は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y10は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y11は、アスパラギン残基、d−アスパラギン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y12は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y13は、グルタミン残基、d−グルタミン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y14は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y15は、プロリン残基、d−プロリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y16は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y17は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y18は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y19は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y20は、アラニン残基、d−アラニン、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アルギニン残基、d−アルギニン残基、バリン残基、d−バリンであるか、あるいは存在せず、
Y21は、グルタミン酸残基、d−グルタミン酸残基、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y22は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y23は、バリン残基、d−バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y24は、バリン残基、d−バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y25は、チロシン残基、d−チロシン残基であるか、あるいは存在しない)で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
Y23〜Y25が存在せず、
Y1は、アスパラギン酸残基であり、
Y2は、アルギニン残基であり、
Y3は、チロシン残基であり、
Y4は、ロイシン残基であり、
Y5は、アラニンであり、
Y6は、イソロイシン残基であり、
Y7は、バリン残基であり、
Y8は、ヒスチジン残基であり、
Y9は、アラニンであるか、あるいは存在せず、
Y10は、トレオニンであるか、あるいは存在せず、
Y11は、アスパラギンであるか、あるいは存在せず、
Y12は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Y14は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y15は、プロリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y16は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y17は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y18は、ロイシン残基であり、
Y19は、ロイシン残基であり、
Y20は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y21は、グルタミン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Y22は、リシン残基であるか、あるいは存在しない)
請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
Y1およびY23〜Y25が存在せず、
Y2は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y3は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y4は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y5は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y6は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y7は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Y9は、アラニンであるか、あるいは存在せず、
Y10は、トレオニンであるか、あるいは存在せず、
Y11は、アスパラギンであるか、あるいは存在せず、
Y12は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Y14は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y15は、プロリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y16は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y17は、リシン残基であり、
Y18は、ロイシン残基であり、
Y19は、ロイシン残基であり、
Y20は、アラニン残基であり、
Y21は、グルタミン酸残基であり、
Y22は、リシン残基である、請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
Y23〜Y25が存在せず、7個の近接したY1〜Y22アミノ酸残基が存在し、式中、
Y1は、アスパラギン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Y2は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y3は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y4は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y5は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y6は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y7は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Y9は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y10は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y11は、アスパラギン残基であるか、あるいは存在せず、
Y12は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Y14は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y15は、プロリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y16は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y17は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y18は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y19は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y20は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y21は、グルタミン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Y22は、リシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項15に記載の化合物。
【請求項19】
Y1〜Y6が存在せず、
Y7は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y8は、ヒスチジン残基であり、
Y9は、アラニン残基であり、
Y10は、トレオニン残基であり、
Y11は、アスパラギン残基であり、
Y12は、セリン残基であり、
Y13は、グルタミン残基であり、
Y14は、アルギニン残基であり、
Y15は、プロリン残基であり、
Y16は、アルギニン残基であり、
Y17は、リシン残基であり、
Y18は、ロイシン残基であり、
Y19は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y20は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y21は、グルタミン酸であるか、あるいは存在せず、
Y22は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y23は、バリン、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y24は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y25は、チロシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項15に記載の化合物。
【請求項20】
化合物番号74〜83のうちのいずれか1つから選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項21】
式C
T−L−W1−W2−W3−W4−W5−W6−W7−W8−W9−W10−W11−W12−W13−W14−W15−W16−W17−W18−W19−W20−W21−W22−W23−W24−W25−W26−W27−W28−W29−W30−W31−W32−R1(式中、Lは、C(O)で表されてW1のN末端窒素でW1にあるいはW1が存在しなければ次に存在するアミノ酸残基に結合されるリンキング部分であり、TはLに結合される親油性テザー部分であり、R1はOR2またはN(R2)2であり、各々のR2が独立にHまたはアルキルであり、式中、少なくとも3個の近接した
W1〜W32が存在し、
W1は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W2は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W3は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W4は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W5は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W6は、ロイシン残基、ヒスチジン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W7は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W8は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W9は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W10は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W11は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W12は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
W13は、グルタミン残基、d−グルタミン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W14は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W15は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W16は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W17は、アラニン、d−アラニン、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
W18は、ロイシン残基d−ロイシン残基、アラニン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W19は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W20は、トレオニン、d−トレオニン残基、アラニン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W21は、トレオニン、d−トレオニン残基、アラニン残基、リシン残基またはアスパラギン酸であるか、あるいは存在せず、
W22は、バリン、d−バリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W23は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W24は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
W25は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W26は、バリン残基、d−バリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W27は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W28は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W29は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W30は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W31は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W32は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
式中、W20〜W32が存在しない場合、W1〜W23のうちの少なくとも1つも存在せず、W1〜W7およびW20〜W32が存在しない場合、W8〜W19のうちの少なくとも1つが存在せず、d−アミノ酸またはアラニン)で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
W24〜W32が存在せず、
W1は、イソロイシン残基であり、
W2は、イソロイシン残基であり、
W3は、イソロイシン残基であり、
W4は、セリン残基であり、
W5は、リシン残基であり、
W6は、ロイシン残基であり、
W7は、セリン残基であり、
W8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W9は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W11は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
W12は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
W14は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W15は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
W16は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W17は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W18は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W19は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W20は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
W21は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
W22は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
W23は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
W1、W21〜W32が存在せず、
W2は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W3は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W4は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W6は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W9は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W11は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
W12は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
W14は、リシン残基であり、
W15は、アルギニン残基であり、
W16は、リシン残基であり、
W17は、アラニン残基であり、
W18は、ロイシン残基であり、
W19は、リシン残基であり、
W20は、トレオニン残基である、
請求項21に記載の化合物。
【請求項24】
W1〜W19の7個の近接したアミノ酸残基が存在し、
W1は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W2は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W3は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W4は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W6は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W9は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W11は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
W12は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
W14は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W15は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
W16は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W17は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W18は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W19は、リシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項21に記載の化合物。
【請求項25】
W1〜W3が存在せず、W25〜W32が存在せず、
W4は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W6は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W8は、ヒスチジン残基であり、
W9は、セリン残基であり、
W10は、リシン残基であり、
W11は、グリシン残基であり、
W12は、ヒスチジン残基であり、
W13は、グルタミン残基であり、
W14は、リシン残基であり、
W15は、アルギニン残基であり、
W16は、リシン残基であり、
W17は、アラニンまたはグルタミン残基であり、
W18は、ロイシン残基、アラニンであるか、あるいは存在せず、
W19は、リシン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W20は、トレオニンであるか、あるいは存在せず、
W21は、トレオニンであるか、あるいは存在せず、
W22は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
W23は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W24は、ロイシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項21に記載の化合物。
【請求項26】
化合物番号84〜96のうちのいずれか1つから選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項27】
【化3】
またはその薬学的に許容される塩から選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項28】
式D
T−L−Z1−Z2−Z3−Z4−Z5−Z6−Z7−Z8−Z9−Z10−Z11−Z12−Z13−Z14−Z15−Z16−Z17−Z18−Z19−Z20−Z21−Z22−Z23−Z24−Z25−Z26−Z27−Z28−Z29−Z30−Z31−Z32−Z33−Z34−Z35−Z36−Z37−Z38−Z39−Z40−Z41−Z42−Z43−Z44−Z45−Z46−Z47−R1(式中、
Lは、C(O)で表されてZ1のN末端窒素あるいはZ1が存在しなければ次に存在するアミノ酸残基に結合されるリンキング部分であり、
TはLに結合される親油性テザー部分であり、R1はOR2またはN(R2)2であり、各々のR2が独立にHまたはアルキルであり、少なくとも3個の近接したZ1〜Z32アミノ酸残基が存在し、式中、
Z1は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z2は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z3は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z4は、フェニルアラニン残基、d−フェニルアラニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z5は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z6は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z7は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z8は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z9は、グルタミン残基、d−グルタミン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z10は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z11は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z12は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z13は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z14は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z15は、バリン残基、d−バリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z16は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z17は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z18は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z19は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z20は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z21は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z22は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z23は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z24は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z25は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z26は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z27は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z28は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z29は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z30は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z31は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z32は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z33は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z34は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、システインであるか、あるいは存在せず、
Z35は、バリン残基、d−バリン残基、アラニン残基、フェニルアラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z36は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z37は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z38は、グルタミン酸残基、d−グルタミン酸残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z39は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z40は、グルタミン酸、d−グルタミン酸残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z41は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z42は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z43は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z44は、フェニルアラニン残基、d−フェニルアラニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z45は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z46は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z47は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、Z1〜Z47のうちの少なくとも1つが存在しない)
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項29】
Z1は、グリシン残基であり、
Z2は、アラニン残基であり、
Z3は、リシン残基であり、
Z4は、フェニルアラニン残基であり、
Z5は、リシン残基であり、
Z6は、トレオニン残基であり、
Z7は、セリン残基であり、
Z8は、アラニン残基であり、
Z9は、グルタミン残基であり、
Z10は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z11は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z12は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z13は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z14は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z15は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z16は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z17は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z18は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z19は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z20は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z21は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z22は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z23は、イソロイシン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z24は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z25は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z26は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z27は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z28は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z29は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z30は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z31は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z32は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z33は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z34は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z35は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z36は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z37は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z38は、グルタミン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Z39は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z40は、グルタミン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Z41は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z42は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z43は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z44は、フェニルアラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z45は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z46は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z47は、セリン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
Z1は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z2は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z3は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z4は、フェニルアラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z6は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z8は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z9は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Z10は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z11は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z12は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z13は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z14は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z15は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z16は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z17は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z18は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z19は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z20は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z21は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z22は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z23は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z24は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z25は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z26は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z27は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z28は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z29は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z30は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z31は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z32は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z33は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z34は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z35は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z36は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z37は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z38は、グルタミン酸残基であり、
Z39は、セリン残基であり、
Z40は、グルタミン酸残基であり、
Z41は、セリン残基であり、
Z42は、セリン残基であり、
Z43は、セリン残基であり、
Z44は、フェニルアラニン残基であり、
Z45は、ヒスチジン残基であり、
Z46は、セリン残基であり、
Z47は、セリン残基である、
請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
Z1が存在せず、10の連続したZ2〜Z47が存在し、
Z2は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z3は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z4は、フェニルアラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z6は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z8は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z9は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Z10は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z11は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z12は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z13は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z14は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z15は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z16は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z17は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z18は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z19は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z20は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z21は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z22は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z23は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z24は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z25は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z26は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z27は、グリシンであるか、あるいは存在せず、
Z28は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z29は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z30は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z31は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z32は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z33は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z34は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z35は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z36は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z37は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z38は、グルタミン酸残基であり、
Z39は、セリン残基であり、
Z40は、グルタミン酸残基であり、
Z41は、セリン残基であり、
Z42は、セリン残基であり、
Z43は、セリン残基であり、
Z44は、フェニルアラニン残基であり、
Z45は、ヒスチジン残基であり、
Z46は、セリン残基であり、
Z47は、セリン残基である、
請求項28に記載の化合物。
【請求項32】
化合物84および87〜106のうちのいずれか1つから選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項33】
式I
T−L−P
(式中、
Pは配列番号1〜368から選択されるペプチド配列であり、
Lは、C(O)で表され、N末端アミノ酸残基のN末端窒素でPに結合されるリンキング部分であり、
TはLに結合される親油性テザー部分である)
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項34】
配列番号1〜148のC末端がNR1R2で官能化され、式中、R1およびR2が各々独立にHまたはアルキルである、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
配列番号1〜148のC末端がNH2で官能化される、請求項33に記載の化合物。
【請求項36】
PのC末端に結合される親油性テザー部分をさらに含む、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項37】
Pが配列番号1〜148から選択される、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項38】
Pが配列番号149〜199から選択される、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項39】
Pが配列番号200〜254から選択される、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項40】
Pが配列番号255〜368から選択される、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項41】
Tが、置換されていてもよい(C6〜C30)アルキル、(C6〜C30)アルケニル、(C6〜C30)アルキニルであり、0〜3個の炭素原子が、酸素、硫黄、窒素またはこれらの組み合わせで置換される、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
Tが、CH3(CH2)16、CH3(CH2)15、CH3(CH2)14、CH3(CH2)13、CH3(CH2)12、CH3(CH2)11、CH3(CH2)10、CH3(CH2)9、CH3(CH2)8、CH3(CH2)9OPh−、CH3(CH2)6C=C(CH2)6、CH3(CH2)11O(CH2)3、CH3(CH2)9O(CH2)2からなる群から選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
Tが脂肪酸誘導体である、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
前記脂肪酸が、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘニン酸、リグノセリン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノレイン酸、α−リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸からなる群から選択される、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
Tが胆汁酸誘導体である、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
前記胆汁酸が、リトコール酸、ケノデオキシコール酸、デオキシコール酸、コラン酸、コール酸、ウルソコール酸、ウルソデオキシコール酸、イソウルソデオキシコール酸、ラゴデオキシコール酸、デヒドロコール酸、ヒオコール酸、ヒオデオキシコール酸からなる群から選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
Tが、ステロール、プロゲスターゲン、糖質コルチコイド、ミネラルコルチコイド、アンドロゲン、エストロゲンから選択される、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
TLが、
CH3(CH2)15−C(O)、
CH3(CH2)13−C(O)、
CH3(CH2)9O(CH2)2C(O)、
CH3(CH2)10O(CH2)2C(O)、
CH3(CH2)6C=C(CH2)6−C(O)、
LCA−C(O)、
CH3(CH2)9OPh−C(O)
から選択され、
【化4】
である、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
Tが、
【化5】
から選択される、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項50】
CXCR4受容体調節に関連する疾患および症状の治療を必要とする患者において、当該疾患および症状を治療する方法であって、前記患者に、請求項1〜49のいずれか1項に記載の化合物を有効量で投与することを含む、方法。
【請求項51】
前記疾患または症状が、骨髄移植、化学増感、癌、転移性疾患、炎症性疾患、HIV感染および幹細胞ベースの再生医療から選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
請求項1〜49のいずれか1項に記載の化合物と、薬学的に許容されるキャリアとを含む、製剤組成物。
【請求項1】
式A
T−L−X1−X2−X3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17−X18−X19−X20−X21−X22−X23−X24−R1
(式中、Lは、C(O)で表されてX1のN末端窒素あるいはX1が存在しなければ次に存在するアミノ酸残基に結合されるリンキング部分であり、TはLに結合される親油性テザー部分であり、R1はOR2またはN(R2)2であり、各々のR2が独立にHまたはアルキルであり、
式中、少なくとも3個の近接したX1〜X24アミノ酸残基が存在し、式中、
X1は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
X2は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X3は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X4は、バリン残基、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X5は、メチオニン残基、イソロイシン残基、ロイシン残基、ノルロイシン残基、セリン残基、アラニン残基、d−メチオニン残基、d−セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X6は、グリシン残基、アラニン残基、ヒスチジン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X7は、チロシン残基、アラニン残基、d−チロシン残基、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X8は、グルタミン残基、アラニン残基、d−グルタミン残基、メチオニン残基、トレオニン残基またはリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X9は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X10は、リシン残基、d−リシン残基、ロイシン残基、トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X11は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基、イソロイシン残基、セリン残基、システイン残基、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X12は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基、ロイシン残基、アスパラギン酸残基、システイン残基であるか、あるいは存在せず、
X13は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X14は、メチオニン残基、セリン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基、ノルロイシン残基、アラニン残基、d−メチオニン残基、アスパラギン酸残基であるか、あるいは存在せず、
X15は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アルギニン残基、グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X16は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基、アラニン残基、アルギニン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X17は、メチオニン残基、リシン残基、ヒスチジン残基、ロイシン残基、システイン残基であるか、あるいは存在せず、
X18は、チロシン残基、グルタミン残基、ロイシン残基、リシン残基、システイン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、アルギニン残基、チロシン残基、セリン残基、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基、イソロイシン残基、アルギニン残基またはバリン残基であるか、あるいは存在せず、
X21は、ヒスチジン残基、リシン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X22は、ロイシン残基、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X23は、アルギニン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X24は、バリン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X1〜X4およびX17〜X24が存在せず、X5がメチオニン残基である場合、X6〜X16の前記アミノ酸のうちの少なくとも1つがアラニン残基またはd−アミノ酸であり、X1〜X6およびX17〜X24が存在せず、X7がチロシン残基である場合、X8〜X16の前記アミノ酸のうちの少なくとも1つが、アラニン残基、d−アミノ酸またはセリン残基である)で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
X1〜X4およびX17〜X24が存在せず、
X5は、メチオニン残基、d−メチオニン残基、イソロイシン残基、ロイシン残基、セリン残基、アラニン残基またはd−メチオニン残基であり、
X6は、グリシン残基またはアラニン残基であり、
X7は、チロシン残基、アラニン残基またはd−チロシン残基であり、
X8は、グルタミン残基、アラニン残基またはd−グルタミン残基であり、
X9は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X10は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X11は、ロイシン残基、d−ロイシン残基またはアラニン残基であり、
X12は、アルギニン残基、d−アルギニン残基またはアラニン残基であり、
X13は、セリン残基、d−セリン残基またはアラニン残基であり、
X14は、メチオニン残基、セリン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基、アラニン残基またはd−メチオニン残基であり、
X15は、トレオニン残基、d−トレオニン残基またはアラニン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基またはアラニン残基またはアルギニン残基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
X1〜X4およびX21〜X24が存在せず、
X5は、メチオニン残基、d−メチオニン残基、アラニン残基またはグリシン残基であり、
X6は、グリシン残基またはアラニン残基であり、
X7は、チロシン残基、d−チロシン残基またはアラニン残基であり、
X8は、グルタミン残基、d−グルタミン残基またはアラニン残基であり、
X9は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X10は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X11は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基、プロリン残基またはd−プロリン残基であり、
X12は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基、プロリン残基またはd−プロリン残基であり、
X13は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、プロリン残基またはd−プロリン残基であり、
X14は、メチオニン残基、アラニン残基、d−メチオニン残基、d−プロリン残基、グリシン残基、ヒスチジン残基またはノルロイシン残基であり、
X15は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、d−プロリン残基、プロリン残基またはアラニン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基またはアラニン残基であり、
X17は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X18は、チロシン残基、d−チロシン残基またはアラニン残基であり、
X19は、アルギニン残基、リシン残基またはd−アルギニン残基であり、
X20は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基、ノルロイシン残基、イソロイシン残基またはバリン残基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
X1〜X8が存在せず、
X9は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X10は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X11は、ロイシン残基、d−ロイシン残基またはアラニン残基であり、
X12は、アルギニン残基、d−アルギニン残基またはアラニン残基であり、
X13は、セリン残基、d−セリン残基またはアラニン残基であり、
X14は、メチオニン残基、d−メチオニン残基、ノルロイシン残基またはアラニン残基であり、
X15は、トレオニン残基、d−トレオニン残基またはアラニン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基またはアラニン残基であり、
X17は、リシン残基、d−リシン残基またはアラニン残基であり、
X18は、チロシン残基、d−チロシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、アルギニン残基、d−アルギニン、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基、d−ロイシン、アラニンであるか、あるいは存在せず、
X21は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
X22は、ロイシン残基、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X23は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X24は、バリン残基であるか、あるいは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
X22、X23、X24が存在しない、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
X1〜X5およびX22〜X24が存在せず、式中、
X6は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X7は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X8は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
X9は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X11は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X12は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X13は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X14は、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X15は、トレオニン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基であり、
X17は、リシン残基であり、
X18は、チロシン残基であり、
X19は、アルギニン残基であり、
X20は、ロイシン残基であり、
X21は、ヒスチジン残基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
X1〜X5およびX22〜X24が存在せず、
X6は、グリシン残基であり、
X7は、チロシン残基であり、
X8は、グルタミン残基であり、
X9は、リシン残基であり、
X10は、リシン残基であり、
X11は、ロイシン残基であり、
X12は、アルギニン残基であり、
X13は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X14は、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X15は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X16は、アスパラギン酸残基であるか、あるいは存在せず、
X17は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X18は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X21は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
X1〜X5およびX21〜X24が存在せず、式中、少なくとも7個の近接したアミノ酸残基が存在し、式中、
X6は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X7は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X8は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
X9は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X11は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X12は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X13は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X14は、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X15は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X16は、アスパラギン酸残基であるか、あるいは存在せず、
X17は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X18は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基であるか、あるいは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
X1およびX2が存在せず、
X3は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X4は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
X5は、セリン残基、d−セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X6は、グリシン残基、ヒスチジン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X7は、チロシン残基またはアルギニン残基であり、
X8は、グルタミン残基またはメチオニン残基であり、
X9は、リシン残基であり、
X10は、リシン残基またはトレオニン残基であり、
X11は、ロイシン残基またはセリン残基であり、
X12は、アルギニン残基またはロイシン残基であり、
X13は、セリン残基またはチロシン残基であり、
X14は、セリン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基またはアスパラギン酸残基であり、
X15は、トレオニン残基またはグリシン残基であり、
X16は、アスパラギン酸残基またはアルギニン残基であり、
X17は、メチオニン残基であるか、あるいは存在せず、
X18は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
X19は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
X20は、ロイシン残基、イソロイシン残基、アルギニン残基、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
X21は、ヒスチジン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
X22は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
X23は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
X24は、バリン残基であるか、あるいは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
化合物番号1〜73および117〜194のうちのいずれか1つから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
化合物番号1〜73のうちのいずれか1つから選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
化合物番号117〜194のうちのいずれか1つから選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
【化1】
またはその薬学的に許容される塩から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
以下の構造式
【化2】
で表される請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
式B
T−L−Y1−Y2−Y3−Y4−Y5−Y6−Y7−Y8−Y9−Y10−Y11−Y12−Y13−Y14−Y15−Y16−Y17−Y18−Y19−Y20−Y21−Y22−Y23−Y24−Y25−R1
(式中、Lは、C(O)で表されてY1のN末端窒素あるいはY1が存在しなければ次に存在するアミノ酸残基に結合されるリンキング部分であり、TはLに結合される親油性テザー部分であり、R1はOR2またはN(R2)2であり、各々のR2が独立にHまたはアルキルであり、式中、少なくとも3個の近接したY1〜Y25アミノ酸残基が存在し、式中、Y1〜Y22のうちの少なくとも1つが存在せず、d−アミノ酸残基またはアラニン残基、式中、
Y1は、アスパラギン酸残基、d−アスパラギン酸残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y2は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y3は、チロシン残基、d−チロシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y4は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y5は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y6は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y7は、バリン残基、d−バリン酸残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y8は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y9は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y10は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y11は、アスパラギン残基、d−アスパラギン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y12は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y13は、グルタミン残基、d−グルタミン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y14は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y15は、プロリン残基、d−プロリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y16は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y17は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y18は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y19は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y20は、アラニン残基、d−アラニン、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アルギニン残基、d−アルギニン残基、バリン残基、d−バリンであるか、あるいは存在せず、
Y21は、グルタミン酸残基、d−グルタミン酸残基、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y22は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y23は、バリン残基、d−バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y24は、バリン残基、d−バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y25は、チロシン残基、d−チロシン残基であるか、あるいは存在しない)で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
Y23〜Y25が存在せず、
Y1は、アスパラギン酸残基であり、
Y2は、アルギニン残基であり、
Y3は、チロシン残基であり、
Y4は、ロイシン残基であり、
Y5は、アラニンであり、
Y6は、イソロイシン残基であり、
Y7は、バリン残基であり、
Y8は、ヒスチジン残基であり、
Y9は、アラニンであるか、あるいは存在せず、
Y10は、トレオニンであるか、あるいは存在せず、
Y11は、アスパラギンであるか、あるいは存在せず、
Y12は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Y14は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y15は、プロリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y16は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y17は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y18は、ロイシン残基であり、
Y19は、ロイシン残基であり、
Y20は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y21は、グルタミン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Y22は、リシン残基であるか、あるいは存在しない)
請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
Y1およびY23〜Y25が存在せず、
Y2は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y3は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y4は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y5は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y6は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y7は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Y9は、アラニンであるか、あるいは存在せず、
Y10は、トレオニンであるか、あるいは存在せず、
Y11は、アスパラギンであるか、あるいは存在せず、
Y12は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Y14は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y15は、プロリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y16は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y17は、リシン残基であり、
Y18は、ロイシン残基であり、
Y19は、ロイシン残基であり、
Y20は、アラニン残基であり、
Y21は、グルタミン酸残基であり、
Y22は、リシン残基である、請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
Y23〜Y25が存在せず、7個の近接したY1〜Y22アミノ酸残基が存在し、式中、
Y1は、アスパラギン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Y2は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y3は、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y4は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y5は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y6は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y7は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Y9は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y10は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y11は、アスパラギン残基であるか、あるいは存在せず、
Y12は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Y14は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y15は、プロリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y16は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y17は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y18は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y19は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y20は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y21は、グルタミン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Y22は、リシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項15に記載の化合物。
【請求項19】
Y1〜Y6が存在せず、
Y7は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y8は、ヒスチジン残基であり、
Y9は、アラニン残基であり、
Y10は、トレオニン残基であり、
Y11は、アスパラギン残基であり、
Y12は、セリン残基であり、
Y13は、グルタミン残基であり、
Y14は、アルギニン残基であり、
Y15は、プロリン残基であり、
Y16は、アルギニン残基であり、
Y17は、リシン残基であり、
Y18は、ロイシン残基であり、
Y19は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y20は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Y21は、グルタミン酸であるか、あるいは存在せず、
Y22は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y23は、バリン、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Y24は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Y25は、チロシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項15に記載の化合物。
【請求項20】
化合物番号74〜83のうちのいずれか1つから選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項21】
式C
T−L−W1−W2−W3−W4−W5−W6−W7−W8−W9−W10−W11−W12−W13−W14−W15−W16−W17−W18−W19−W20−W21−W22−W23−W24−W25−W26−W27−W28−W29−W30−W31−W32−R1(式中、Lは、C(O)で表されてW1のN末端窒素でW1にあるいはW1が存在しなければ次に存在するアミノ酸残基に結合されるリンキング部分であり、TはLに結合される親油性テザー部分であり、R1はOR2またはN(R2)2であり、各々のR2が独立にHまたはアルキルであり、式中、少なくとも3個の近接した
W1〜W32が存在し、
W1は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W2は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W3は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W4は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W5は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W6は、ロイシン残基、ヒスチジン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W7は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W8は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W9は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W10は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W11は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W12は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基、チロシン残基であるか、あるいは存在せず、
W13は、グルタミン残基、d−グルタミン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W14は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W15は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W16は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W17は、アラニン、d−アラニン、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
W18は、ロイシン残基d−ロイシン残基、アラニン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W19は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基、ロイシン残基、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W20は、トレオニン、d−トレオニン残基、アラニン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W21は、トレオニン、d−トレオニン残基、アラニン残基、リシン残基またはアスパラギン酸であるか、あるいは存在せず、
W22は、バリン、d−バリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W23は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W24は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
W25は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W26は、バリン残基、d−バリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W27は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W28は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W29は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W30は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W31は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W32は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
式中、W20〜W32が存在しない場合、W1〜W23のうちの少なくとも1つも存在せず、W1〜W7およびW20〜W32が存在しない場合、W8〜W19のうちの少なくとも1つが存在せず、d−アミノ酸またはアラニン)で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項22】
W24〜W32が存在せず、
W1は、イソロイシン残基であり、
W2は、イソロイシン残基であり、
W3は、イソロイシン残基であり、
W4は、セリン残基であり、
W5は、リシン残基であり、
W6は、ロイシン残基であり、
W7は、セリン残基であり、
W8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W9は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W11は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
W12は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
W14は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W15は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
W16は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W17は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W18は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W19は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W20は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
W21は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
W22は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
W23は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
W1、W21〜W32が存在せず、
W2は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W3は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W4は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W6は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W9は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W11は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
W12は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
W14は、リシン残基であり、
W15は、アルギニン残基であり、
W16は、リシン残基であり、
W17は、アラニン残基であり、
W18は、ロイシン残基であり、
W19は、リシン残基であり、
W20は、トレオニン残基である、
請求項21に記載の化合物。
【請求項24】
W1〜W19の7個の近接したアミノ酸残基が存在し、
W1は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W2は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W3は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W4は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W6は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W8は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W9は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W10は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W11は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
W12は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
W13は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
W14は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W15は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
W16は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W17は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
W18は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W19は、リシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項21に記載の化合物。
【請求項25】
W1〜W3が存在せず、W25〜W32が存在せず、
W4は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
W6は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
W8は、ヒスチジン残基であり、
W9は、セリン残基であり、
W10は、リシン残基であり、
W11は、グリシン残基であり、
W12は、ヒスチジン残基であり、
W13は、グルタミン残基であり、
W14は、リシン残基であり、
W15は、アルギニン残基であり、
W16は、リシン残基であり、
W17は、アラニンまたはグルタミン残基であり、
W18は、ロイシン残基、アラニンであるか、あるいは存在せず、
W19は、リシン残基、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W20は、トレオニンであるか、あるいは存在せず、
W21は、トレオニンであるか、あるいは存在せず、
W22は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
W23は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
W24は、ロイシン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項21に記載の化合物。
【請求項26】
化合物番号84〜96のうちのいずれか1つから選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項27】
【化3】
またはその薬学的に許容される塩から選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項28】
式D
T−L−Z1−Z2−Z3−Z4−Z5−Z6−Z7−Z8−Z9−Z10−Z11−Z12−Z13−Z14−Z15−Z16−Z17−Z18−Z19−Z20−Z21−Z22−Z23−Z24−Z25−Z26−Z27−Z28−Z29−Z30−Z31−Z32−Z33−Z34−Z35−Z36−Z37−Z38−Z39−Z40−Z41−Z42−Z43−Z44−Z45−Z46−Z47−R1(式中、
Lは、C(O)で表されてZ1のN末端窒素あるいはZ1が存在しなければ次に存在するアミノ酸残基に結合されるリンキング部分であり、
TはLに結合される親油性テザー部分であり、R1はOR2またはN(R2)2であり、各々のR2が独立にHまたはアルキルであり、少なくとも3個の近接したZ1〜Z32アミノ酸残基が存在し、式中、
Z1は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z2は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z3は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z4は、フェニルアラニン残基、d−フェニルアラニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z5は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z6は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z7は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z8は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z9は、グルタミン残基、d−グルタミン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z10は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z11は、アラニン残基、d−アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z12は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z13は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z14は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z15は、バリン残基、d−バリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z16は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z17は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z18は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z19は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z20は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z21は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z22は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z23は、イソロイシン残基、d−イソロイシン残基、アラニン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z24は、ロイシン残基、d−ロイシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z25は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z26は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z27は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z28は、リシン残基、d−リシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z29は、アルギニン残基、d−アルギニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z30は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z31は、グリシン残基、d−グリシン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z32は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z33は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z34は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、システインであるか、あるいは存在せず、
Z35は、バリン残基、d−バリン残基、アラニン残基、フェニルアラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z36は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z37は、トレオニン残基、d−トレオニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z38は、グルタミン酸残基、d−グルタミン酸残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z39は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z40は、グルタミン酸、d−グルタミン酸残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z41は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z42は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z43は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z44は、フェニルアラニン残基、d−フェニルアラニン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z45は、ヒスチジン残基、d−ヒスチジン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z46は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z47は、セリン残基、d−セリン残基、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、Z1〜Z47のうちの少なくとも1つが存在しない)
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項29】
Z1は、グリシン残基であり、
Z2は、アラニン残基であり、
Z3は、リシン残基であり、
Z4は、フェニルアラニン残基であり、
Z5は、リシン残基であり、
Z6は、トレオニン残基であり、
Z7は、セリン残基であり、
Z8は、アラニン残基であり、
Z9は、グルタミン残基であり、
Z10は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z11は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z12は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z13は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z14は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z15は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z16は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z17は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z18は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z19は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z20は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z21は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z22は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z23は、イソロイシン残基、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z24は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z25は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z26は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z27は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z28は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z29は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z30は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z31は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z32は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z33は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z34は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z35は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z36は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z37は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z38は、グルタミン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Z39は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z40は、グルタミン酸残基であるか、あるいは存在せず、
Z41は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z42は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z43は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z44は、フェニルアラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z45は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z46は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z47は、セリン残基であるか、あるいは存在しない、
請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
Z1は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z2は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z3は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z4は、フェニルアラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z6は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z8は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z9は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Z10は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z11は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z12は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z13は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z14は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z15は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z16は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z17は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z18は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z19は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z20は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z21は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z22は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z23は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z24は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z25は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z26は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z27は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z28は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z29は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z30は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z31は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z32は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z33は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z34は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z35は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z36は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z37は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z38は、グルタミン酸残基であり、
Z39は、セリン残基であり、
Z40は、グルタミン酸残基であり、
Z41は、セリン残基であり、
Z42は、セリン残基であり、
Z43は、セリン残基であり、
Z44は、フェニルアラニン残基であり、
Z45は、ヒスチジン残基であり、
Z46は、セリン残基であり、
Z47は、セリン残基である、
請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
Z1が存在せず、10の連続したZ2〜Z47が存在し、
Z2は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z3は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z4は、フェニルアラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z5は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z6は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z7は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z8は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z9は、グルタミン残基であるか、あるいは存在せず、
Z10は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z11は、アラニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z12は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z13は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z14は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z15は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z16は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z17は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z18は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z19は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z20は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z21は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z22は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z23は、イソロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z24は、ロイシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z25は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z26は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z27は、グリシンであるか、あるいは存在せず、
Z28は、リシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z29は、アルギニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z30は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z31は、グリシン残基であるか、あるいは存在せず、
Z32は、ヒスチジン残基であるか、あるいは存在せず、
Z33は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z34は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z35は、バリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z36は、セリン残基であるか、あるいは存在せず、
Z37は、トレオニン残基であるか、あるいは存在せず、
Z38は、グルタミン酸残基であり、
Z39は、セリン残基であり、
Z40は、グルタミン酸残基であり、
Z41は、セリン残基であり、
Z42は、セリン残基であり、
Z43は、セリン残基であり、
Z44は、フェニルアラニン残基であり、
Z45は、ヒスチジン残基であり、
Z46は、セリン残基であり、
Z47は、セリン残基である、
請求項28に記載の化合物。
【請求項32】
化合物84および87〜106のうちのいずれか1つから選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項33】
式I
T−L−P
(式中、
Pは配列番号1〜368から選択されるペプチド配列であり、
Lは、C(O)で表され、N末端アミノ酸残基のN末端窒素でPに結合されるリンキング部分であり、
TはLに結合される親油性テザー部分である)
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項34】
配列番号1〜148のC末端がNR1R2で官能化され、式中、R1およびR2が各々独立にHまたはアルキルである、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
配列番号1〜148のC末端がNH2で官能化される、請求項33に記載の化合物。
【請求項36】
PのC末端に結合される親油性テザー部分をさらに含む、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項37】
Pが配列番号1〜148から選択される、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項38】
Pが配列番号149〜199から選択される、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項39】
Pが配列番号200〜254から選択される、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項40】
Pが配列番号255〜368から選択される、請求項33または34に記載の化合物。
【請求項41】
Tが、置換されていてもよい(C6〜C30)アルキル、(C6〜C30)アルケニル、(C6〜C30)アルキニルであり、0〜3個の炭素原子が、酸素、硫黄、窒素またはこれらの組み合わせで置換される、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
Tが、CH3(CH2)16、CH3(CH2)15、CH3(CH2)14、CH3(CH2)13、CH3(CH2)12、CH3(CH2)11、CH3(CH2)10、CH3(CH2)9、CH3(CH2)8、CH3(CH2)9OPh−、CH3(CH2)6C=C(CH2)6、CH3(CH2)11O(CH2)3、CH3(CH2)9O(CH2)2からなる群から選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
Tが脂肪酸誘導体である、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
前記脂肪酸が、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘニン酸、リグノセリン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノレイン酸、α−リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸からなる群から選択される、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
Tが胆汁酸誘導体である、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
前記胆汁酸が、リトコール酸、ケノデオキシコール酸、デオキシコール酸、コラン酸、コール酸、ウルソコール酸、ウルソデオキシコール酸、イソウルソデオキシコール酸、ラゴデオキシコール酸、デヒドロコール酸、ヒオコール酸、ヒオデオキシコール酸からなる群から選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
Tが、ステロール、プロゲスターゲン、糖質コルチコイド、ミネラルコルチコイド、アンドロゲン、エストロゲンから選択される、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
TLが、
CH3(CH2)15−C(O)、
CH3(CH2)13−C(O)、
CH3(CH2)9O(CH2)2C(O)、
CH3(CH2)10O(CH2)2C(O)、
CH3(CH2)6C=C(CH2)6−C(O)、
LCA−C(O)、
CH3(CH2)9OPh−C(O)
から選択され、
【化4】
である、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
Tが、
【化5】
から選択される、請求項1〜9、15〜19、21〜25、28〜31、33〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項50】
CXCR4受容体調節に関連する疾患および症状の治療を必要とする患者において、当該疾患および症状を治療する方法であって、前記患者に、請求項1〜49のいずれか1項に記載の化合物を有効量で投与することを含む、方法。
【請求項51】
前記疾患または症状が、骨髄移植、化学増感、癌、転移性疾患、炎症性疾患、HIV感染および幹細胞ベースの再生医療から選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
請求項1〜49のいずれか1項に記載の化合物と、薬学的に許容されるキャリアとを含む、製剤組成物。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図1G】
【図1H】
【図1I】
【図1J】
【図1K】
【図1L】
【図1M】
【図1N】
【図1O】
【図1P】
【図1Q】
【図1R】
【図1S】
【図1T】
【図1U】
【図1V】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図3G】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図1G】
【図1H】
【図1I】
【図1J】
【図1K】
【図1L】
【図1M】
【図1N】
【図1O】
【図1P】
【図1Q】
【図1R】
【図1S】
【図1T】
【図1U】
【図1V】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図3G】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2012−507524(P2012−507524A)
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−534532(P2011−534532)
【出願日】平成21年11月4日(2009.11.4)
【国際出願番号】PCT/US2009/005979
【国際公開番号】WO2010/053550
【国際公開日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【出願人】(511107522)アンカー セラピューティクス,インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月4日(2009.11.4)
【国際出願番号】PCT/US2009/005979
【国際公開番号】WO2010/053550
【国際公開日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【出願人】(511107522)アンカー セラピューティクス,インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】
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