説明

DMクライアントからオブジェクトを取り出す方法及びそれに関するデバイス管理システム

【課題】DMサーバによりDMクライアントから大きなオブジェクトを取得することができるDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法及びそれに関するデバイス管理システムを提供する。
【解決手段】DMクライアントは、オブジェクトを取り出すために用いる第1のメッセージをDMサーバから受信するステップと、DMクライアントは、オブジェクトを複数のチャンクに区分化し、受信した第1のメッセージに応答するステップと、DMクライアントは、第2のメッセージを利用したチャンクのそれぞれをDMサーバへ送信するステップと、を含む。最後の1つのチャンクを含む第2のメッセージには、送信する必要があるチャンクがもう無いことを示す第1の要素が含まれ、その他何れか1つのチャンクを含む第2のメッセージには、送信する必要があるチャンクがまだ少なくとも1つあることを示す第2の要素が含まれている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイス管理に関し、特に、DMクライアントから物を取り出す方法及びそれに関するデバイス管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
オープンモバイルアライアンス(OMA:Open Mobile Alliance)のデバイス管理(DM:Device Management)のプロトコル仕様において、DMサーバとDMクライアント(DM client)とは、DMメッセージにより通信を行う。特に、DMサーバとDMクライアントとの間は、リクエスト/応答(request/response)の形式によりDMメッセージを交換する。即ち、DMサーバ/クライアントがDMクライアント/サーバへメッセージを送信した後、DMサーバ/クライアントは、DMクライアント/サーバから、以前送信したメッセージに対する応答メッセージを受信した後でなければもう1つのメッセージを送信することができない。
【0003】
DMサーバからDMクライアントへオブジェクトを送信する際、Addコマンド及びオブジェクトを含むDMメッセージをDMクライアントへ送る。OMAデバイス管理プロトコルは、大きなオブジェクト(large object)をDMサーバからDMクライアントへ送信するのに都合が良いように、大型オブジェクト(large object)メカニズムに準拠する。大きなオブジェクトは、データサイズが大きすぎるため、1つのDMメッセージに含んで送信することができない。そのため、DMサーバは、大きなオブジェクトを複数のチャンクに区分化し、1つのメッセージにより1つのチャンクを伝達することにより、DMクライアントへ大きなオブジェクトを送信する。つまり、DMサーバは、1つのメッセージだけでなく多数のメッセージにより、大きなオブジェクトをDMクライアントへ送信する。
【0004】
しかし、DMサーバがDMクライアントから大きなオブジェクトを取り出す必要がある場合、オープンモバイルアライアンスのデバイス管理プロトコルでは、このような状況に対処することができない。DMサーバは、DMクライアントからオブジェクト又はデータを取り出す際、Getコマンドを含むメッセージをDMクライアントへ送る。DMクライアントは、DMサーバからGetコマンドを受信すると、Resultコマンドを含むメッセージをDMサーバへ送って応答する。もしオブジェクトが大きすぎて1つのメッセージに含めることができない場合、DMサーバは、一部のオブジェクトを含むメッセージを1つだけ受け取るか、リクエストしたオブジェクトが大きすぎることを示すフェイルコード(fail code)を受け取る。
【0005】
現在すでに数種類のOMAデバイス管理の管理オブジェクト(MO:Management Object)は、DMクライアントのノードにおいて、大量のデータ(例えば、FUMO、SCOMO、DiagMonMOなど)が構築される可能性がある。DMサーバにとって、これら大量のデータには、有用な情報が含まれている可能性がある。仮にDMサーバが正常な状態で大量のデータを取得できない場合、DMサーバはこれらの有用な情報が足りなくなり、一部の機能が実行できなくなる虞がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の主な目的は、DMサーバによりDMクライアントから大きなオブジェクトを取得することができるDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法及びそれに関するデバイス管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、DMクライアントは、オブジェクトを取り出すために用いる第1のメッセージをDMサーバから受信するステップと、前記DMクライアントは、前記オブジェクトを複数のチャンクに区分化し、受信した前記第1のメッセージに応答するステップと、前記DMクライアントは、第2のメッセージを利用した前記チャンクのそれぞれを前記DMサーバへ送信するステップと、を含み、最後の1つの前記チャンクを含む前記第2のメッセージには、送信する必要がある前記チャンクがもう無いことを示す第1の要素が含まれ、その他何れか1つの前記チャンクを含む前記第2のメッセージには、送信する必要がある前記チャンクがまだ少なくとも1つあることを示す第2の要素が含まれていることを特徴とする。
【0008】
また、前記区分化のステップは、前記オブジェクトのサイズが1つの前記第2のメッセージに収納可能な大きさを超えた大きなオブジェクトの場合に実行することが好ましい。
【0009】
また、前記DMクライアントは、第3のメッセージを受信するステップをさらに含み、前記第3のメッセージは、前記DMサーバが前記第2の要素を含む前記第2のメッセージを受信したときに発信され、前記第3のメッセージには、受信した前記第2の要素を含む前記第2のメッセージに対する前記DMサーバのステータスレスポンスが含まれることが好ましい。
【0010】
また、前記第1のメッセージには、Getコマンドが含まれていることが好ましい。
【0011】
また、前記第2のメッセージには、Resultコマンドが含まれていることが好ましい。
【0012】
また、前記DMクライアントは、次のチャンクをリクエストする第3のメッセージを受信するステップをさらに含み、前記第3のメッセージは、前記第2の要素を含む前記第2のメッセージを受信したときに前記DMサーバから送信されることが好ましい。
【0013】
また、前記第3のメッセージは、アラートコードを有するアラートコマンドを含むことが好ましい。
【0014】
また、前記DMクライアントが前記第3のメッセージを受信すると、次のチャンクを含む前記第2のメッセージを前記DMサーバへ送信することが好ましい。
【0015】
また、前記第3のメッセージは、Getコマンドを含み、次のチャンクを含む前記第2のメッセージは、Resultコマンドを含むことが好ましい。
【0016】
上記課題を解決するために、本発明の第2の形態によれば、受信ユニット、切出ユニット及び送信ユニットを備えるDMクライアントであって、前記受信ユニットは、DMサーバから発信された第1のメッセージを受信し、前記DMサーバは、第1のメッセージを使用してDMクライアントからオブジェクトを取り出し、前記切出ユニットは、前記オブジェクトを複数のチャンクに区分化し、受信した前記第1のメッセージに応答し、前記送信ユニットは、第2のメッセージを利用して前記チャンクのそれぞれを前記DMサーバへ送信し、最後の前記チャンクを含む前記第2のメッセージには、送信する必要がある前記チャンクがもう無いことを示す第1の要素が含まれ、その他何れか1つの前記チャンクを含む前記第2のメッセージには、送信する必要がある前記チャンクがまだ少なくとも1つあることを示す第2の要素が含まれていることを特徴とする。
【0017】
また、前記切出ユニットは、前記オブジェクトが大きなオブジェクトの場合に、前記オブジェクトを複数のチャンクに区分化し、前記大きなオブジェクトのサイズは、1つの第2のメッセージに収納可能な大きさを超えていることが好ましい。
【0018】
また、前記受信ユニットは、第3のメッセージを受信し、前記第3のメッセージは、前記DMサーバが前記第2の要素を含む前記第2のメッセージを受信したときに送信し、 前記第3のメッセージには、受信した前記第2の要素を含む前記第2のメッセージに対する前記DMサーバのステータスレスポンスが含まれることが好ましい。
【0019】
また、前記第1のメッセージには、Getコマンドが含まれていることが好ましい。
【0020】
また、前記第2のメッセージには、Resultコマンドが含まれていることが好ましい。
【0021】
また、前記受信ユニットは、次の前記チャンクをリクエストする第3のメッセージを受信し、前記第3のメッセージは、前記第2の要素を含む前記第2のメッセージを受信したときに前記DMサーバから送信されることが好ましい。
【0022】
また、前記第3のメッセージは、アラートコードを有するアラートコマンドを含むことが好ましい。
【0023】
また、前記送信ユニットは、前記受信ユニットが前記第3のメッセージを受信したときに、次の前記チャンクを含む前記第2のメッセージを前記DMサーバへ送信することが好ましい。
【0024】
また、前記第3のメッセージは、Getコマンドを含み、次の前記チャンクを含む前記第2のメッセージは、Resultコマンドを含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0025】
本発明のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法及びそれに関するデバイス管理システムは、DMサーバによりDMクライアントから大きなオブジェクトを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施形態によるDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法及びそれに関するデバイス管理システムを示す流れ図である。
【図2】図1の方法によりDMサーバとDMクライアントとの間でメッセージを交換する過程を示す模式図である。
【図3】図1の方法によりDMサーバとDMクライアントとの間でメッセージを交換する過程を示す模式図である。
【図4】図1の方法を行うときのデバイス管理システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。
【0028】
図1を参照する。図1に示すように、本発明の一実施形態によるDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法において、DMクライアント及びDMサーバは、それぞれOMA DMプロトコルに準拠する。DMクライアントは、例えば、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、携帯用コンピュータ、タブレットコンピュータ(tablet computer)、スマートフォン(smart phone)、手持ち式ネットワーク装置(handheld network device)などのモバイル装置でもよい。図1に示すように、本発明の一実施形態によるDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法は、ステップ11において、DMクライアントは、DMサーバから送信された第1のメッセージを受信する。DMサーバがDMクライアントからオブジェクトを取り出す際、DMクライアントへ第1のメッセージを送信し、オブジェクトを取得することをリクエストする。例えば、第1のメッセージには、リクエストしたオブジェクトを伝送するようにDMクライアントに指示するOMA DMプロトコルで定義されたGetコマンドが含まれてもよい。続いて、本実施形態のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法は、ステップ12に進む。
【0029】
ステップ12において、DMクライアントは、リクエストされたオブジェクトが大きなオブジェクト(large object)か否かを判断する。例えば、DMクライアントは、検査によりリクエストしたオブジェクトのサイズにより判断する。即ち、リクエストしたオブジェクトが大きすぎて、1つだけのメッセージに置くことができない場合、大きなオブジェクトである。もしリクエストしたオブジェクトが大きなオブジェクトである場合(即ち、イエスの場合)、当該方法はステップ13に進む。もしリクエストしたオブジェクトが大きなオブジェクトでない場合(即ち、ノーの場合)、ステップ18に進む。ステップ13において、DMクライアントがリクエストしたオブジェクトが複数のチャンクに区分化され、各チャンクが小さい場合、送信に便利なように1つのメッセージ中に置くことができる。続いて、当該方法は、ステップ14に進む。一方、ステップ18において、リクエストしたオブジェクトが大きなオブジェクトでない場合(即ち、1つのDMメッセージに含めることができる)、DMクライアントは、1つのDMメッセージにより、リクエストしたオブジェクトをDMサーバへ直接送信する。ステップ18を実行した後、当該方法は終了する。
【0030】
ステップ14において、DMクライアントは、次に送信するチャンクが最後のチャンクであるか否かを判断する。もしイエスの場合、当該方法は、ステップ17に進む。もしノーの場合、ステップ15に進む。ステップ17において、次のチャンクが最後のチャンクである場合、DMクライアントは、第1の要素を含む第2のメッセージにより、DMサーバへ次のチャンクを送信する。第1の要素は、送信の必要があるチャンクがすでに無いことを示すために用いる。例えば、ステップ11が受信した第1のメッセージには、Getコマンドが含まれ、第2のメッセージには、Resultコマンドが含まれ、それはOMA DMプロトコルで定義され、Getコマンドに応答するために用いる。また、第1の要素は、OMA DMプロトコルが定義するFinal要素でもよい。DMサーバは、第1の要素を含む第2のメッセージを受信すると、リクエストしたオブジェクトがすでに完全に受け取られたことを知ることができる。ステップ17を実行した後、当該方法は終了する。
【0031】
他方、ステップ15において、次のチャンクが最後のチャンクでないため、DMクライアントは、第2の要素を含む第2のメッセージにより、次のチャンクをDMサーバへ送信し、第2の要素は、少なくとももう一つのチャンクを送信する必要があることを示すために用いる。例えば、第2の要素は、OMA DMプロトコルが定義したMoreData要素でもよい。DMサーバが、第2の要素を含む第2のメッセージを受信すると、DMクライアントへ第3のメッセージを応答し、次のチャンクをリクエストする。例えば、第3のメッセージには、アラートコード1222を含むAlertコマンドが含まれ、OMA DMプロトコルにおいて、さらに多くのメッセージをリクエストするために用いる。第3のメッセージには、DMサーバのステータスレスポンス(status response)が含まれ、受信した第2の要素を含む第2のメッセージに応答する。例えば、ステータスレスポンスは、例えば、OMA DMプロトコルが定義するように、213のコードを含み、区分化された項目がすでに受け取られてバッファリングされたことを示す。ステップ15を実行した後、当該方法は続けてステップ16を実行する。
【0032】
ステップ16において、DMクライアントは、DMサーバから上述の第3のメッセージを受信する。第3のメッセージは、DMクライアントに対してリクエストしたオブジェクトの次のチャンクをリクエストするため、当該方法はステップ14に戻り、次のチャンクの送信を開始する。
【0033】
好ましくは、DMクライアントは、ステップ16において受信した第3のメッセージにGetコマンドが含まれ、DMクライアントがステップ15及びステップ17において送信した、リクエストしたオブジェクトの次のチャンクを含む第2のメッセージには、第3のメッセージのGetコマンドに応答するResultコマンドが含まれる。
【0034】
図2及び図3を参照する。図2及び図3に示すように、本実施形態において、DMサーバとDMクライアントとの間の情報交換過程には、2つの実施形態がある。しかし、これら2つの実施形態は単なる例であり、本発明の範囲をなんら限定するものではない。図2に示すように、DMクライアントから取り出した大きなオブジェクトをDMサーバへ送る。DMサーバは、まず、Getコマンドを含むメッセージをDMクライアントへ送信し、DMクライアントは、Resultコマンド、大きなオブジェクトの第1のチャンク及びMoreData要素を含むメッセージを応答する。続いて、DMサーバが、コード213のステータスレスポンスと、アラートコード1222のAlertコマンドとを含むメッセージを送信し、大きなオブジェクトの次のチャンクをリクエストし、DMクライアントは、Resultコマンド、大きなオブジェクトの第2のチャンク及びMoreData要素を含むメッセージを応答する。上述のリクエスト/応答の過程は、Resultコマンド、大きなオブジェクトの最後のチャンク及びFinal要素を含むメッセージをDMクライアントが送信するまで、繰り返して行われる。図3は、DMサーバにより、次のチャンクをリクエストするメッセージのなかにGetコマンドがさらに含まれている点以外は、図2と類似する。続いて、図3において、DMクライアントにより送信される各Resultコマンドは、DMサーバにより送信された各Getコマンドの応答と見なすことができる。
【0035】
図4を参照する。図4に示すように、デバイス管理システム40は、DMクライアント41及びDMサーバ42を含む。DMクライアント41は、受信ユニット411、切出ユニット412及び送信ユニット413を含む。DMサーバ42は、DMクライアント41からオブジェクトを取り出してもよい。受信ユニット411は、オブジェクトを取り出すようにリクエストする第1のメッセージをDMサーバ42から受信するために用いる。例えば、第1のメッセージには、Getコマンドが含まれてもよい。切出ユニット412は、受信ユニット411が受信した第1のメッセージに応答し、当該オブジェクトを複数のチャンクに区分化する。好ましくは、切出ユニット412は、第1のメッセージがリクエストしたオブジェクトが大きなオブジェクトか否かに基づき、区分化するか否かを判断する。送信ユニット413は、別の第2のメッセージを利用した各チャンクをDMサーバ42へ送信する。最後の1つのチャンクを含む第2のメッセージには、送信する必要があるチャンクがもう無いことを示す第1の要素が含まれ、その他何れか1つのチャンクを含む第2のメッセージには、送信する必要があるチャンクがまだ少なくとも1つあることを示す第2の要素が含まれている。例えば、第2のメッセージには、Resultコマンドが含まれ、第1の要素はFinal要素でもよく、第2の要素はMoreData要素でもよい。
【0036】
続いて、受信ユニット411は、DMサーバ42から第3のメッセージを受信する。この第3のメッセージは、第2の要素を含む第2のメッセージを送信ユニット413から受け取ったときにDMサーバ42から送信される。例えば、第3のメッセージは、アラートコードが1222であるAlertコマンドを含んでもよい。第3のメッセージは、第2の要素を含む第2のメッセージを受信する、DMサーバ42のステータスレスポンスをさらに含んでもよい。例えば、ステータスレスポンスには、区分化された項目がすでに受け取られてバッファリングされたことを示すコード213を含んでもよい。受信ユニット411が第3のメッセージを受信すると、送信ユニット413は、次のチャンクを含む第2のメッセージをDMサーバ42へ送信する。
【0037】
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0038】
40 デバイス管理システム
41 DMクライアント
42 DMサーバ
411 受信ユニット
412 切出ユニット
413 送信ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
DMクライアントは、オブジェクトを取り出すために用いる第1のメッセージをDMサーバから受信するステップと、
前記DMクライアントは、前記オブジェクトを複数のチャンクに区分化し、受信した前記第1のメッセージに応答するステップと、
前記DMクライアントは、第2のメッセージを利用した前記チャンクのそれぞれを前記DMサーバへ送信するステップと、を含み、
最後の1つの前記チャンクを含む前記第2のメッセージには、送信する必要がある前記チャンクがもう無いことを示す第1の要素が含まれ、その他何れか1つの前記チャンクを含む前記第2のメッセージには、送信する必要がある前記チャンクがまだ少なくとも1つあることを示す第2の要素が含まれていることを特徴とするDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法。
【請求項2】
前記区分化のステップは、
前記オブジェクトのサイズが1つの前記第2のメッセージに収納可能な大きさを超えた大きなオブジェクトの場合に実行することを特徴とする請求項1に記載のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法。
【請求項3】
前記DMクライアントは、第3のメッセージを受信するステップをさらに含み、
前記第3のメッセージは、前記DMサーバが前記第2の要素を含む前記第2のメッセージを受信したときに発信され、
前記第3のメッセージには、受信した前記第2の要素を含む前記第2のメッセージに対する前記DMサーバのステータスレスポンスが含まれることを特徴とする請求項1に記載のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法。
【請求項4】
前記第1のメッセージには、Getコマンドが含まれていることを特徴とする請求項1に記載のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法。
【請求項5】
前記第2のメッセージには、Resultコマンドが含まれていることを特徴とする請求項4に記載のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法。
【請求項6】
前記DMクライアントは、次のチャンクをリクエストする第3のメッセージを受信するステップをさらに含み、
前記第3のメッセージは、前記第2の要素を含む前記第2のメッセージを受信したときに前記DMサーバから送信されることを特徴とする請求項1に記載のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法。
【請求項7】
前記第3のメッセージは、アラートコードを有するアラートコマンドを含むことを特徴とする請求項6に記載のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法。
【請求項8】
前記DMクライアントが前記第3のメッセージを受信すると、次のチャンクを含む前記第2のメッセージを前記DMサーバへ送信することを特徴とする請求項6に記載のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法。
【請求項9】
前記第3のメッセージは、Getコマンドを含み、
次のチャンクを含む前記第2のメッセージは、Resultコマンドを含むことを特徴とする請求項8に記載のDMクライアントからオブジェクトを取り出す方法。
【請求項10】
受信ユニット、切出ユニット及び送信ユニットを備えるDMクライアントであって、
前記受信ユニットは、DMサーバから発信された第1のメッセージを受信し、前記DMサーバは、第1のメッセージを使用してDMクライアントからオブジェクトを取り出し、
前記切出ユニットは、前記オブジェクトを複数のチャンクに区分化し、受信した前記第1のメッセージに応答し、
前記送信ユニットは、第2のメッセージを利用して前記チャンクのそれぞれを前記DMサーバへ送信し、最後の前記チャンクを含む前記第2のメッセージには、送信する必要がある前記チャンクがもう無いことを示す第1の要素が含まれ、その他何れか1つの前記チャンクを含む前記第2のメッセージには、送信する必要がある前記チャンクがまだ少なくとも1つあることを示す第2の要素が含まれていることを特徴とするDMクライアント。
【請求項11】
前記切出ユニットは、前記オブジェクトが大きなオブジェクトの場合に、前記オブジェクトを複数のチャンクに区分化し、
前記大きなオブジェクトのサイズは、1つの第2のメッセージに収納可能な大きさを超えていることを特徴とする請求項10に記載のDMクライアント。
【請求項12】
前記受信ユニットは、第3のメッセージを受信し、
前記第3のメッセージは、前記DMサーバが前記第2の要素を含む前記第2のメッセージを受信したときに送信し、
前記第3のメッセージには、受信した前記第2の要素を含む前記第2のメッセージに対する前記DMサーバのステータスレスポンスが含まれることを特徴とする請求項10に記載のDMクライアント。
【請求項13】
前記第1のメッセージには、Getコマンドが含まれていることを特徴とする請求項10に記載のDMクライアント。
【請求項14】
前記第2のメッセージには、Resultコマンドが含まれていることを特徴とする請求項13に記載のDMクライアント。
【請求項15】
前記受信ユニットは、次の前記チャンクをリクエストする第3のメッセージを受信し、
前記第3のメッセージは、前記第2の要素を含む前記第2のメッセージを受信したときに前記DMサーバから送信されることを特徴とする請求項10に記載のDMクライアント。
【請求項16】
前記第3のメッセージは、アラートコードを有するアラートコマンドを含むことを特徴とする請求項15に記載のDMクライアント。
【請求項17】
前記送信ユニットは、前記受信ユニットが前記第3のメッセージを受信したときに、次の前記チャンクを含む前記第2のメッセージを前記DMサーバへ送信することを特徴とする請求項15に記載のDMクライアント。
【請求項18】
前記第3のメッセージは、Getコマンドを含み、
次の前記チャンクを含む前記第2のメッセージは、Resultコマンドを含むことを特徴とする請求項17に記載のDMクライアント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−234345(P2011−234345A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−48619(P2011−48619)
【出願日】平成23年3月7日(2011.3.7)
【出願人】(502160992)宏達國際電子股▲ふん▼有限公司 (97)
【Fターム(参考)】