説明

HTMLコンテンツ映像化装置およびその動作方法

【課題】HTMLコンテンツを映像に変換可能なHTMLコンテンツ映像化装置を提供する。
【解決手段】HTMLコンテンツ映像化サーバ1は、HTMLコンテンツを取得する通信部11と、HTMLコンテンツを複数の画像に変換する画像化部12と、複数の画像を映像に変換する映像化部13とを備え、前記画像の数が予め定められた数より少ないなら、前記画像を複製することにより、複製後の画像の数が前記予め定められた数より多くなるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、HTMLコンテンツを映像に変換可能なHTMLコンテンツ映像化装置およびその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、デジタルテレビの普及により、テレビ上で映像以外のコンテンツを閲覧することが多くなってきた。例えば、インターネット上で広く公開されているHTMLコンテンツなどは、デジタルテレビに実装されているHTMLブラウザでも閲覧することができる。
【0003】
HTMLコンテンツとは、HyperText Markup Languageで記述されたHTMLファイル、またはHTMLファイルとこれに関連づけられた画像などのファイルとからなるコンテンツの総称である。
【0004】
HTMLコンテンツをデジタルテレビ上で閲覧する場合、多くはテレビに付属しているリモートコントローラ(リモコン)を使っているが、本来はマウスやキーボードを利用した操作を前提としているHTMLコンテンツの閲覧操作を行うには、例えば次のような問題点があった。
【0005】
1)マウスによる直接指定操作に代わり、方向ボタンを押すごとにリンク可能位置へカーソルが移動する操作方法では、多くのリンク情報を持つサイトにおいては、コンテンツすべてを閲覧するために、何度もリモコンのボタンを押下する必要があった。特に縦長になる場合が多いHTMLコンテンツでは、それは顕著であった。
【0006】
2)マウスのように自由にカーソル位置を指定操作できるようなブラウザおよびリモコンであっても、コンテンツの目的の位置へカーソルを合わせる際にボタンを押し続ける必要があり、さらに細かいリンク位置を指定するための微調整が困難だった。
【0007】
3)リンク位置に一定の順番で番号タグを付与し、リモコンで目的のリンクの番号を入力することで移動する方法、これはコンテンツの目的の位置を指定する際、数字入力(3桁程度の数字列)するだけなのでボタンの押下数は少なくて済むが、リンクに付与される番号タグのために本来のコンテンツ画面が見づらいという問題があった。
【0008】
他にもパーソナルコンピュータ(PC)用キーボードなど外部の機器を利用するものもあるが、接続は面倒である。すべて一長一短であり、リモコンで簡単に操作する方法が求められていた。
【0009】
また、下記の非特許文献1のように、HTMLコンテンツを動画風に変換しようという試みはあるが、HTMLコンテンツはHTMLコンテンツとして扱われ、これをBMLブラウザ上で表示させることはできていない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
【非特許文献1】”Webコンテンツの受動的視聴のための自動変換とスクリプト作成マークアップ言語(<特集>:ビジュアルデータベース)”、[online]、国立情報学研究所、[平成22年6月11日検索]、インターネット<URL:http://ci.nii.ac.jp/naid/110002764858>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、HTMLコンテンツを映像に変換可能なHTMLコンテンツ映像化装置およびその動作方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の課題を解決するために、第1の本発明は、通信によりHTMLコンテンツを取得する通信部と、前記HTMLコンテンツをスクロールさせながら複数のタイミングで画像に変換する画像化部と、前記複数の画像を映像に変換する映像化部とを備えることを特徴とするHTMLコンテンツ映像化装置をもって解決手段とする。
【0013】
例えば、HTMLコンテンツ映像化装置は、前記画像の数が予め定められた数より少ないなら、前記画像を複製することにより、複製後の画像の数が前記予め定められた数より多くなるようにする。
【0014】
例えば、HTMLコンテンツ映像化装置は、前記画像を得ていく途中のタイミングにおいて既に得られた画像の数を求め、当該画像の数を予め設けたファイルに書き込む。
【0015】
例えば、前記画像を得ていく途中のタイミングにおいて既に得られた画像の数を求め、当該数を、予め定められた前記映像のフレームレートで除し、当該除算の結果を予め設けたファイルに書き込む。
【0016】
第2の本発明は、HTMLコンテンツを映像に変換するHTMLコンテンツ映像化装置の動作方法であって、前記HTMLコンテンツ映像化装置が、通信によりHTMLコンテンツを取得し、前記HTMLコンテンツ映像化装置が、前記HTMLコンテンツをスクロールさせながら複数のタイミングで画像に変換し、前記HTMLコンテンツ映像化装置が、前記複数の画像を映像に変換することを特徴とするHTMLコンテンツ映像化装置の動作方法をもって解決手段とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、HTMLコンテンツを映像に変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】第1の実施の形態に係るHTMLコンテンツ映像化装置を含む通信システムの構成図である。
【図2】第1の実施の形態におけるHTMLコンテンツの大きさと表示装置の表示領域とを比較した図である。
【図3】第1の実施の形態に係る通信システムのサーバの動作を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態におけるサーバの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係るHTMLコンテンツ映像化装置を含む通信システムの構成図である。
【0021】
HTMLコンテンツ映像化サーバ1(HTMLコンテンツ映像化装置)は、ウェブサーバ2から網3を介してHTMLコンテンツを取得し、これを映像(ここではBMLコンテンツ)に変換し、網4を介して表示装置5に送信するサーバである。
【0022】
各網3、4は、インターネットや閉域網などである。表示装置5は、BMLコンテンツを表示(再生)可能な装置であり、BMLブラウザを備える。
【0023】
リモートコントローラ51は、表示装置5の操作に使用されるもので、赤外線や無線などで表示装置5と通信する。
【0024】
HTMLコンテンツ映像化サーバ1は、網3、4と通信する通信部11と、HTMLコンテンツをスクロールさせながら複数のタイミングで画像に変換する画像化部12と、得られた複数の画像を映像に変換する映像化部13とを備える。
【0025】
図2は、HTMLコンテンツの大きさと表示装置5の表示領域とを比較した図である。
【0026】
表示領域の画素数はH×W個つまり縦方向の長さ(高さという)はH、横方向の長さ(幅という)はWであることとする。HTMLコンテンツを表示した場合の全体画素数はH’×W’個つまりの縦方向の長さ(高さ)はH’(>H)、横方向の長さ(幅)はW’(>W)であることとする。第1の実施の形態では、HTMLコンテンツにおける高さH’、幅Wの領域を上から下へと見るような映像をチャプターとし、1以上のチャプターからなる映像が生成される。
【0027】
HTMLコンテンツ映像化サーバ1は、予め高さH、H’、幅W、W’を記憶し、適宜読み出して使用するようになっている。また、HTMLコンテンツ映像化サーバ1は、その動作で使用する定数Δm、Δnを予め記憶し、適宜読み出して使用するようになっている。また、HTMLコンテンツ映像化サーバ1は、その動作で使用する座標(m,n)、変数i、idx、画像(i)の領域を有し、座標や変数や画像を該当領域に記憶させ、適宜読み出すようになっている。また、HTMLコンテンツ映像化サーバ1は、その動作で使用するチャプターファイルを有している。
【0028】
例えば、ユーザがリモートコントローラ51を操作して、所望のアドレスを表示装置5に入力すると、表示装置5は、アドレス(URL)をHTMLコンテンツ映像化サーバ1に送信する。
【0029】
通信部11は、アドレスを受信し、対応するHTMLコンテンツを有するウェブサーバ2にアクセスし、網3を介してHTMLコンテンツを取得する。
【0030】
図3は、第1の実施の形態においてHTMLコンテンツが取得されてからのHTMLコンテンツ映像化サーバ1の動作を示すフローチャートである。
【0031】
まず画像化部12が、HTMLコンテンツを解析し、高さH’、幅W’を求める(S1)。
【0032】
次に、画像化部12は、座標(m,n)を(0,0)に、変数iを0に、変数idxを0に初期化する(S3)。
【0033】
次に、画像化部12は、HTMLコンテンツにおいて、座標(m,n)、(m+H,n)、(m,n+W)、(m+H,n+W)で囲まれた領域を画像すなわち画像(i)に変換する(S5)。画像への変換には、例えばHTMLレンダリングエンジンが使用される。画像の形式は、例えば、JPEG(ジェイペグ、Joint Photographic Experts Group)、BMP(ビットマップ)、PNG(ピング、Portable Network Graphics)などである。
【0034】
次に、画像化部12は、高さHが値(H’+Δm)以上か否かを判定し(S7)、そうでないなら(S7:NO)、座標mにΔmを、変数iに1を加算し(S9)、ステップS5に戻る。
【0035】
一方、画像化部12は、ステップS7でYESと判定されたなら、チャプターを示す識別子として文字列「chapter」と変数idxを、チャプター切り替えのインデクスとして変数iつまり生成済みの画像数を、互いに対応づけて、例えば、「chapter1−929」のように、チャプターファイルに書き込む(S11)。
【0036】
なお、画像化部12は、変数iをフレームレート(例えば、29.97フレーム/秒)で除し、この計算結果つまり秒換算のチャプターの終了時刻を時間、分、秒の形式に変換し、チャプターを示す識別子として文字列「chapter」と変数idxを、チャプター切り替えのインデクスとして時間、分、秒の形式の値を、互いに対応づけて、例えば、「chapter1−00:00:31」のように、チャプターファイルに書き込んでもよい(S11)。
【0037】
次に、画像化部12は、変数idxに1を加算する(S13)。
【0038】
次に、画像化部12は、幅Wが値(W’+Δn)以上か否かを判定し(S15)、そうでないなら(S15:NO)、座標nにΔnを、変数iに1を加算し、座標mを0に初期化し(S17)、ステップS5に戻る。
【0039】
一方、映像化部13は、ステップS15でYESと判定されたなら、画像(0)から画像(i)を、この画像の順に再生されるような映像に変換する(S19)。映像化は、例えば、ffmpegなどのソフトウェアにより行える。ffmpegでは、複数の画像とフレームレートを与えれば、これらの複数の画像を当該フレームレートの映像に変換することができる。
【0040】
なお、画像から映像への変換は、ffmpegなどのソフトウェアを利用して行うことができる。映像は、通常再生の他、スロー再生、早送り、一時停止などできるようなものにしてもよい。
【0041】
次に、通信部11は、この映像とチャプターファイルを表示装置5に送信し(S21)、処理が終わる。
【0042】
チャプターファイルは、例えば、インデクスが画素数の場合は、
chapter1−929
chapter2−1858、
chapter3−2787、
(以下省略)
というようになる。
【0043】
または、チャプターファイルは、例えば、インデクスがチャプターの終了時刻の場合は、
chapter1−00:00:31
chapter2−00:01:02、
chapter3−00:01:33、
(以下省略)
というようになる。
【0044】
表示装置5は、送信された映像を受信し、BMLブラウザで再生する。映像は、適宜、スロー再生、早送り、巻戻し、一時停止される。映像におけるチャプターの時間は、高さH’が高いほど、長くなる。
【0045】
通常の映像再生、スロー再生、早送り、巻戻しは、HTMLコンテンツの縦方向スクロールに相当する。定数Δmが小さいほど、スクロールの速度が遅くなる。
【0046】
また、表示装置5は、チャプターファイルに書き込まれたインデクスに基づいて、チャプター切り替えを行い、これにより、横方向のスクロールと同様の効果が得られる。
【0047】
定数Δn<Wとすれば、チャプター間で重複する領域が存在し、定数Δnが小さいほど横方向のスクロールがなめらかになる。例えば、HTMLコンテンツが地図の場合、横方向の位置関係を確認でき、好適である。
【0048】
一方、定数Δn=Wとすれば、チャプター間で重複がなくなる。つまり、チャプター送りにより、画面が切り替わるようなユーザインタフェースを提供できる。
【0049】
なお、定数Δm、Δnは、予めHTMLコンテンツ映像化サーバ1が有しているものだが、これを外部から設定可能なようにしてもよい。
【0050】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、映像の時間の長さが所望の長さ以上となるようにする点が異なる。第2の実施の形態に係る通信システムの構成は、第1の実施の形態のものと同一であり、同一の構成要素には、同一符号を付与し、重複説明を省略する。
【0051】
第2の実施の形態では、HTMLコンテンツ映像化サーバ1は、所望の映像の時間の長さに相当する画像数に等しい値THを予め記憶している。1秒の映像に29.97枚の画像が使用され、つまり、フレームレートが29.97で、且つ、映像の時間の長さを少なくとも30秒とする場合、値THとして、HTMLコンテンツ映像化サーバ1は、予め値「899(=30×29.97)」を記憶している。
【0052】
HTMLコンテンツ映像化サーバ1は、HTMLコンテンツが取得されたら、図3のステップS1からS15までを実行し、ステップS15でNOと判定されたら、座標nにΔnを、変数iに1を加算し、座標nを0に初期化し(S17)、ステップS5に戻る。
【0053】
図4は、図3のステップS15でYESと判定されてからのHTMLコンテンツ映像化サーバ1の動作を示すフローチャートである。
【0054】
画像化部12は、図3のステップS15でYESと判定されたら、まず、変数iが値TH未満か否かを判定する(T1)。
【0055】
画像化部12は、そうでないなら(T1:NO)、画像(0)から画像(i)を、この画像の順に再生されるような映像に変換する(T3)。
【0056】
画像化部12は、変数iが値TH未満なら(T1:YES)、値TH/変数iを計算し、この値以上である最小の整数値Nを選択する(T5)。
【0057】
次に、画像化部12は、画像(0)から画像(i)の各画像が結果的にN個づつ得られるように、画像を複製する(T7)。
【0058】
次に、画像化部12は、チャプターファイルに書き込まれたインデクスをN倍したインデクスに書き換える(T9)。
【0059】
次に、映像化部13は、N個の画像(0)からN個の画像(i)を、この画像の順に再生されるような映像に変換する(T11)。
【0060】
次に、通信部11は、ステップT3、T11の後、いずれかの方法で変換された映像とチャプターファイルを表示装置5に送信し(T13)、処理が終わる。
【0061】
表示装置5は、送信された映像を受信し、再生する。映像は、適宜、スロー再生、早送り、巻戻し、一時停止される。映像の時間の長さは、例えば30秒以上あり、長い時間見る必要のあるHTMLコンテンツの映像化に好適である。また、画像を複製して映像の時間を長くすることで、スクロールの速度を遅くするのと同様の効果も得られる。
【0062】
なお、映像の時間の長さを決める値THは、予めHTMLコンテンツ映像化サーバ1が有しているものだが、これを外部から設定可能なようにしてもよい。
【0063】
以上のように、各実施の形態に係るコンテンツ映像化装置によれば、HTMLコンテンツを映像に変換できるので、映像を表示できる表示装置であればHTMLブラウザを有していなくてもHTMLコンテンツの内容を確認できる。映像の閲覧操作はHTMLコンテンツの閲覧操作よりも単純なので操作回数の減少が期待できる。また、映像特有なスロー再生、早送り、一時停止などを行いながらHTMLコンテンツの内容を確認できる。また、チャプターファイルを生成したので、チャプター送りなどの映像特有な操作による利便性を享受できる。
【0064】
なお、HTMLコンテンツ映像化サーバ1の動作方法を同サーバ1つまりHTMLコンテンツ映像化装置に実行させるためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録でき、また、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
【符号の説明】
【0065】
1…HTMLコンテンツ映像化サーバ
2…ウェブサーバ
5…表示装置
11…通信部
12…画像化部
13…映像化部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信によりHTMLコンテンツを取得する通信部と、
前記HTMLコンテンツをスクロールさせながら複数のタイミングで画像に変換する画像化部と、
前記複数の画像を映像に変換する映像化部と
を備えることを特徴とするHTMLコンテンツ映像化装置。
【請求項2】
前記画像の数が予め定められた数より少ないなら、前記画像を複製することにより、複製後の画像の数が前記予め定められた数より多くなるようにする
ことを特徴とする請求項1記載のHTMLコンテンツ映像化装置。
【請求項3】
前記画像を得ていく途中のタイミングにおいて既に得られた画像の数を求め、当該画像の数を予め設けたファイルに書き込む
ことを特徴とする請求項1または2記載のHTMLコンテンツ映像化装置。
【請求項4】
前記画像を得ていく途中のタイミングにおいて既に得られた画像の数を求め、当該数を、予め定められた前記映像のフレームレートで除し、当該除算の結果を予め設けたファイルに書き込む
ことを特徴とする請求項1または2記載のHTMLコンテンツ映像化装置。
【請求項5】
HTMLコンテンツを映像に変換するHTMLコンテンツ映像化装置の動作方法であって、
前記HTMLコンテンツ映像化装置が、通信によりHTMLコンテンツを取得し、
前記HTMLコンテンツ映像化装置が、前記HTMLコンテンツをスクロールさせながら複数のタイミングで画像に変換し、
前記HTMLコンテンツ映像化装置が、前記複数の画像を映像に変換する
ことを特徴とするHTMLコンテンツ映像化装置の動作方法。
【請求項6】
請求項5記載のHTMLコンテンツ映像化装置の動作方法をHTMLコンテンツ映像化装置に実行させるためのコンピュータプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−15596(P2012−15596A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−147504(P2010−147504)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】