説明

ICタグを取り外し可能に保持した返信用はがき、並びに当該返信用はがきを用いた贈答代行方法および贈答代行システム

【課題】ICタグをカタログギフト贈答代行業務に適用することによって、当該業務における情報管理を確実且つ効率的に行い、さらにICタグの再利用を実現する。
【解決手段】本発明に係る返信用はがき6は、送り主から受取人に送られる送付物に添付され、受取人から送り主に何らかの情報を伝達するために返送されるものであって、透明の基材シートと、透明のカバーシートと、これらが重ね合わされて形成される袋状部分に収容される不透明のICタグ1とからなる情報保護シート3が、秘密情報記入領域5を目隠しするようにはがき本体4に接着されるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ICタグを取り外し可能に保持した返信用はがき、並びに当該返信用はがきを用いた贈答代行方法および贈答代行システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、様々な分野において、大量の管理情報を迅速且つ正確に読み書き可能なICタグが、例えばラベルや紙伝票に代わって、またはラベルや紙伝票とともに用いられるようになってきている。ところが、ICタグは、ラベルや紙伝票に比べるとかなり高価であるため、使い捨てにすると必然的にコストが高くつくという問題を生じていた。
【0003】
また、将来的に、使い捨てにしても差し支えがない程度に安価なICタグが開発されると、莫大な数のICタグが短時間に使用され、廃棄されることになる。この場合、ICタグのアンテナやチップ部分には銀、アルミニウムまたは銅等の重金属が使用されているので、これらが環境中に散乱されると、環境汚染を招くおそれがあるとともに、資源の無駄遣いになるという問題が生じる。
【0004】
ところで、カタログギフト贈答代行業務においては、贈り主からの依頼に基づいて、カタログギフト業者から、ギフトの受取人にカタログと返信用はがきが発送され、受取人側において、カタログからギフトが選択され、返信用はがきに選択されたギフトの番号等(以下、ギフト選択情報)が記入された後に、カタログギフト業者に返信用はがきが返送される。そして、返信用はがきのギフト選択情報に基づいて、カタログギフト業者から受取人にギフトが発送されることになっている(例えば、非特許文献1参照)。
この場合、一定の期間内に受取人から返信用はがきが返送されなかった場合には、予め指定されたギフトが贈られるようなシステムも存在するが、多くの場合、受取人は所望のギフトを受け取るために返信用はがきを返送する。このため、返信用はがきの返送率は非常に高く、9割以上であることが知られている。
【0005】
また、カタログギフト贈答代行業務においては、受取人が選択したギフトの誤発送を防ぐために、返送されてきた返信用はがきに記載されたギフト選択情報と、当該受取人に関する情報とを関連付けて管理する必要がある。また、返送されてきた返信用はがきが偽造等の不正な取り扱いがなされたものでなく、贈り主によって指定された受取人から返送されてきたものかどうか確実に判断できることが望ましい。
【0006】
しかしながら、従来の返信用はがきは、受取人を特定するための十分な情報を保持することができなかった。また、返信用はがきに印刷されたバーコードに基づいて情報管理をしようとしても、読み取りに手間と時間が掛かるとともに、保持できる情報量には限界があった。
また、カタログの誤発送を防ぐために、一旦カタログおよび返信用はがきを梱包した後に、梱包した中身を確認する必要の生じることがある。しかし、この場合には、いちいち梱包を解いて確認する必要があり、非常に手間が掛かるとともに、再梱包という無駄な工程が発生していた。
【非特許文献1】カタログギフト専門店 1st GIFT MYROOM、“カタログギフト 注文からお届けまで〜1st GIFT”、インターネット、<URL:http://www.myroom.jp/cataloggift/info2/process.html>、[2006年11月15日現在]
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明の課題は、ICタグをカタログギフト贈答代行業務に適用することによって、当該業務における情報管理を確実且つ効率的に行うことができ、さらにはICタグの再利用を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明に係る返信用はがきは、送り主から受取人に送られる送付物に添付され、受取人から送り主に何らかの情報を伝達するために返送される返信用はがきであって、a)表面に送り主の宛先記載欄が設けられ、さらに表面および裏面の少なくとも1面に秘密にすべき情報を記入するための秘密情報記入領域が設けられたはがき本体と、b)前記秘密情報記入領域に所定事項が記入された後、当該領域を目隠しすべく前記はがき本体に接着される情報保護シートとを備え、前記情報保護シートは、i)透明な基材シートと、ii)前記基材シートの一方の面側に重ね合わされ、その周縁が接着された透明なカバーシートと、iii)前記秘密情報記入領域を目隠しし得る大きさを有し、前記基材シートと前記カバーシートの間に形成された袋状部分に収容された不透明なICタグと、iv)前記袋状部分を破って前記ICタグを取り出すべく前記カバーシートに形成されたミシン目と、v)前記基材シートの他方の面の全面に設けられた透明な接着剤層と、vi)前記接着剤層の露出面の少なくとも一部を被覆する離型紙とからなる。
ここで、用語「透明」とは、例えば、濁ったり、着色されたりしていたとしても、それを通して文字等が正確に認識できるような透明度であることを意味する。
【0009】
好ましくは、上記返信用はがきは、前記接着剤層の露出面における任意の直線で2つに区切られたうちの一方側の領域が前記離型紙によって被覆されていて、他方側の領域において、前記情報保護シートが、前記秘密情報記入領域の外側に予め接着されている。
【0010】
また、本発明に係る冊子状の送付物は、上記返信用はがきを備えた冊子状の送付物であって、冊子を構成する一の紙片に前記はがき本体が保持されているとともに、前記情報保護シートを一時的に保持するための離型加工領域を備えた一の紙片が、前記離型紙として機能するようになっている。
【0011】
また、本発明に係る贈答代行方法は、贈り主の依頼を受けたカタログギフト業者から、上記返信用はがきを、予め選定されたギフト群が掲載されたカタログとともに受取人に発送し、受取人から返送された前記返信用はがきに記入された情報に基づき、受取人が選択したギフトを発送する贈答代行方法であって、i)カタログギフト業者側において、贈り主から提供された、贈り主の氏名および住所を含む贈り主情報と、受取人の氏名および住所を含む受取人情報と、カタログ種別およびカタログ発送日を含むカタログ発送情報とを、受注情報としてデータベースに格納するとともに、それらの情報を前記ICタグに書き込むステップと、ii)前記はがき本体の前記秘密情報記入領域に、自己がギフトの受取人であることを前記受取人が確認できる情報を印刷するステップと、iii)前記返信用はがきを、前記カタログ発送情報で特定されたカタログとともに梱包するステップと、iv)前記カタログ発送情報に基づいて、予め指定された前記カタログ発送日に前記梱包された返信用はがきおよびカタログを前記受取人に発送するステップと、v)前記受取人側において、前記カタログから選択したギフトに関するギフト選択情報を前記はがき本体の前記秘密情報記入領域に記入し、前記情報保護シートで前記秘密情報記入領域を目隠しし、前記カタログギフト業者に返送するステップと、vi)前記カタログギフト業者側において、前記ICタグから少なくとも前記贈り主情報、前記受取人情報および前記カタログ発送情報を回収情報として読み取り、前記ミシン目に沿って前記情報保護シートの前記袋状部分を破り、前記ICタグを回収するとともに、前記はがき本体に記入された前記ギフト選択情報を読み取るステップと、vii)前記データベースに格納されている前記受注情報と前記回収情報を照合するステップと、viii)前記受注情報と前記回収情報が一致した場合に、前記返信用はがきを返送した受取人を特定し、当該受注情報およびギフト選択情報に基づいて、前記受取人にギフトを発送するステップと、ix)前記ステップvii)または前記ステップviii)において、前記ICタグに書き込まれている情報を消去するステップと、x)前記情報が消去されたICタグを、新たな返信用はがきにおいて再利用するステップとを含む。
ここで、用語「梱包」には、複数の発送物を包装して紐掛けすることに限らず、複数の発送物を、1つの荷物として扱うことができるようにまとめることも含まれる。例えば、発送物の1つに他の物を収容し、ラッピングすることも含まれる。
【0012】
好ましくは、前記ステップiii)と前記ステップiv)との間に、前記情報保護シートとともに梱包された前記ICタグから少なくとも贈り主情報、受取人情報およびカタログ発送情報を読み取り、梱包内容を確認するステップをさらに含む。
【0013】
さらに好ましくは、前記ステップvi)において、前記はがき本体から読み取られた前記ギフト選択情報を、前記受注情報に含まれる前記受取人情報と関連付けて前記データベースに格納するステップをさらに含む
【0014】
また、本発明に係る贈答代行システムは、上記贈答代行方法を実施するのに適した贈答代行システムであって、i)贈り主から提供された、贈り主の氏名および住所を含む贈り主情報と、受取人の氏名および住所を含む受取人情報と、カタログ種別およびカタログ発送日を含むカタログ発送情報とを、受注情報として受け取る受注部と、ii)前記受注部で受け取った前記受注情報を格納するデータベースと、iii)前記データベースから読み出された関係する受注情報を、前記ICタグに書き込むICタグデータ書込部と、iv)前記はがき本体の前記秘密情報記入領域に、前記関係する受注情報のうち、自己がギフトの受取人であることを前記受取人が確認できる情報を印刷する受取人情報印刷部と、v)前記受取人情報印刷部で印刷された前記はがき本体と、前記ICタグを備えた情報保護シートを一対一に対応させて、これらと、前記データベースに格納されたカタログ発送情報で特定されたカタログとを梱包し、前記カタログ発送情報に基づいて、予め指定された前記カタログ発送日に前記受取人に発送すべく仕分けして保管する梱包部と、vi)前記ギフト選択情報が記入された後に、前記情報保護シートによって前記秘密情報記入領域が目隠しされた状態で返送されてきた返信用はがきに保持された前記ICタグから、少なくとも前記贈り主情報、前記受取人情報および前記カタログ発送情報を回収情報として読み取るICタグデータ読取部と、vii)前記ICタグデータ読取部によって、前記回収情報が読み取られた後の前記返信用はがきを、前記ミシン目に沿って前記情報保護シートの前記袋状部分を破り、前記ICタグを回収するタグ回収部と、viii)前記タグ回収部において分離された前記はがき本体から、前記ギフト選択情報を読み取るはがき読取部と、ix)前記データベースに格納された前記受注情報と、前記ICタグデータ読取部で読み取った前記回収情報を照合するICタグデータ照合部と、x)前記照合の結果に基づき、少なくとも前記ギフト選択情報を、前記受注情報に含まれる前記受取人情報と関連付けて前記データベースに格納するデータ格納部と、xi)ICタグを再利用に供するべく、前記タグ回収部で回収した前記ICタグに書き込まれていた情報を消去するデータ消去部とを含む。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ICタグを、返信用はがきに取り外し可能に保持するようにしたので、ICタグを返信用はがきとともに受取人に送付した後、当該受取人から容易に回収することができ、回収後のICタグを新たな返信用はがきに再利用することができる。この場合、ICタグを、情報保護シートの一部として組み込み、はがき本体に記入された秘密情報の目隠しとして使用することもできる。さらに、本発明によれば、カタログギフト贈答代行業務に、このICタグを適用することによって、贈り主から提供された受注情報と受取人が選択したギフトに関するギフト選択情報を効率的に管理することができ、受取人にカタログおよびギフトを確実に発送することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例について説明する。
図1は本発明に係る返信用はがきの実施例の斜視図、図2は本発明に係る返信用はがきに接着されて使用される情報保護シートの実施例の斜視図および断面図、図3は本発明に係る返信用はがきの使用状態を示す断面図、図4は本発明に係る贈答代行方法および贈答代行システムにおいて使用されるカタログの一実施例の斜視図、図5はカタログの他の実施例の斜視図、図6は本発明に係る贈答代行方法の実施例の概念図、図7は本発明に係る贈答代行システムの実施例のブロック図、図8は本発明に係る返信用はがきの他の実施例の斜視図である。なお、上記各図面において、同一構成要素には同一符号を付するものとする。
【0017】
[返信用はがきの実施例]
まず、本発明に係る返信用はがきの好ましい実施例について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施例において、返信用はがき6は、ICタグ1を取り外し可能に保持し、カタログギフト贈答代行方法およびシステムにおけるカタログギフト業者とギフト受取人との間の情報伝達手段として使用される。すなわち、返信用はがき6は、後述するカタログ8とともにカタログギフト業者から受取人に発送され、受取人によって、はがき裏面4”に設けられた秘密情報記入領域5にギフト選択情報が記入された後、カタログギフト業者に返送される。そして、ギフト選択情報に基づいて、カタログギフト業者から受取人にギフトが発送される。
【0018】
図1に示すように、返信用はがき6は、はがき本体4および情報保護シート3からなる。はがき表面4’には、宛先記載欄が設けられ、はがき裏面4”には、秘密情報記入領域5が設けられている。
宛先記載欄にはカタログギフト業者の宛先が予め印刷され、秘密情報記入領域5には、返信用はがき6を受け取った受取人が、自己がギフトの受取人であることを確認し得るための情報、例えば、当該受取人の氏名が予め印刷される。
【0019】
さらに、秘密情報記入領域5には、受取人側においてギフト選択情報が記入される欄が設けられている。
【0020】
情報保護シート3は、透明な基材シート2bと透明なカバーシート2aで形成される袋状部分にICタグ1を収容したものである。
図2(A)および(C)に示すように、透明の基材シート2bの一方の面側にカバーシート2aが重ね合わされ、その周縁領域2fが接着されることによって矩形状の袋状部分が形成され、そこに不透明なICタグ1が収容される。このICタグ1は、はがき本体4の秘密情報記入領域5を目隠しし得るような大きさである。基材シート2bの他方の面には、その全面にわたって透明な接着剤層2cが設けられている。また、カバーシート2aには、袋状部分の一辺に沿って直線状のミシン目2eが形成され、これを破って容易にICタグ1を取り出すことができる。
【0021】
接着剤層2cの露出面の少なくとも一部は離型紙2dで被覆されている。本実施例では、図2(B)に示されるように、接着剤層2cの露出面が直線Xで2つの矩形状の領域に区切られていて、このうち袋状部分の裏側に対応する一方の領域が離型紙2dで被覆されている。他方の領域は、接着剤層2cが露出している。
【0022】
図2(A)は、この情報保護シート3を、シート表面3’側から見たものである。カバーシート2aが透明であるため、袋状部分に収容されたICタグ1が視認できる。
【0023】
以下、本発明の返信用はがきの使用方法について説明する。
まず、図3(A)を参照して、カタログギフト業者側において、情報保護シート3が、接着剤層2cの露出した領域において、はがき裏面4”に接着される。このとき、情報保護シート3は、ICタグ1が、秘密情報記入領域5を目隠しし得るように、予め位置合わせされる。
この場合、はがき本体4に接着された情報保護シート3は、図2(B)における直線Xを折り目として、ICタグ1を収容した袋状部分を矢印R方向に折り曲げることができるので、秘密情報記入領域5にギフト選択情報を容易に記入することができる。
【0024】
次に、受取人側において、返信用はがき6にギフト選択情報が記入された後、図3(B)に示すように、離型紙2dが剥がされた情報保護シート3が、その全面においてはがき本体4に接着される。このとき、カバーシート2a、基材シート2bおよび接着剤層2cはいずれも透明であるが、ICタグ1が不透明であるために、秘密情報記入領域5の情報は視認され得ない。
【0025】
次に、カタログギフト業者側において、ICタグ1が回収され、ギフト選択情報が読み取られる。
図3(C)に示すように、秘密情報記入領域5に記入された情報の確認は、ミシン目2eに沿ってカバーシート2aを破り、袋状部分からICタグ1を取り出した後に行う。カバーシート2a、基材シート2bおよび接着剤層2cはいずれも透明であるから、情報保護シート3を接着したままでも秘密情報記入領域5の情報を視認することができる。これとともに、ICタグ1を容易に回収することができる。
【0026】
以上の構成によれば、ICタグ1を、返信用はがき6に取り外し可能に保持することができ、しかも、ICタグ1を、はがき本体4に記入された秘密情報の目隠しとして使用することができる。そして、ICタグ1の回収後は、はがき本体4に接着されている情報保護シート3は透明なので、そのままの状態でギフト選択情報を読み取ることができる。さらに、回収したICタグ1は、その表面に接着剤が付着しておらず汚れていないので、洗浄等を行わずに、書き込まれたデータの消去を行うだけで再利用に供することができる。
【0027】
なお、カタログギフト業者から受取人への、返信用はがき6の発送は、カタログ8と分離した状態で、またはカタログ8と一体化した状態で梱包して行われる。返信用はがき6とカタログ8を一体化して発送する場合の態様としては、例えば、図4および図5に示すものがある。
図4の実施例では、図3(A)に示された返信用はがき6が、カタログ8の任意の紙片間に挟持されるか、または任意の紙片8a上に公知の手段で一時的に保持される。
また、図5の実施例において、はがき本体4と情報保護シート3は分離した状態でカタログ8の任意の紙片8aに一時的に保持される。この場合、情報保護シート3の接着剤層の露出面は、紙片8a上に設けられた離型加工領域8bに貼り合わされる。はがき本体4は、図4の場合と同様に、カタログ8の任意の紙片間で挟持されるか、または任意の紙片8a上に公知の手段で保持される。
【0028】
本実施例において、はがき本体4の秘密情報記入領域5は、はがき裏面4”にのみ設けられているが、本発明の構成はこれに限定されない。例えば、図8に示すように、はがき表面4’の上側の領域を宛先記載欄とし、その下側の領域に秘密情報記入領域5を設け、情報保護シート3をはがき表面4’に接着するようにしてもよい。この場合、はがき裏面4”は、カタログギフト業者の宣伝広告や、カタログに掲載されているギフト群に関する受取人へのアンケート等に用いることができる。
【0029】
[カタログギフト贈答代行方法の実施例]
次に、図6を参照して、図1〜図3に示した返信用はがき6を用いたカタログギフトの贈答代行方法の好ましい実施例について説明する。
図6において、
(1)贈り主は、例えば、お祝いのお返しとして、受取人にギフトを贈る者、
(2)受取人は、贈り主からギフトを贈られる者、
(3)カタログギフト業者は、贈り主から受取人へのギフトの贈答を代行する者、
である。
【0030】
本発明によれば、まず初めに、贈り主からカタログギフト業者に受注情報が提供される。この受注情報には、贈り主情報、受取人情報およびカタログ発送情報が含まれる。
贈り主情報には、少なくとも贈り主の氏名および住所が含まれているが、この他にもTEL、年齢、性別等の情報が含まれていてもよい。同様に、受取人情報には、少なくとも受取人の氏名および住所が含まれているが、この他にもTEL、年齢、性別等の情報が含まれていてもよい。受取人が複数いる場合は、それぞれの受取人情報が提供される。
カタログ発送情報には、少なくともカタログ種別およびカタログ発送日が含まれる。通常、カタログギフト業者側において、一定の基準(例えば、3千円コース、5千円コース、1万円コース等)に適合するギフト群が掲載された複数種のカタログが用意されている。カタログ種別とは、これらの中から贈り主によって選択されたカタログの種類の情報を意味する。受取人が複数いる場合は、それぞれカタログ種別が異なることもある。
【0031】
提供された受注情報は、カタログギフト業者側において管理されるデータベース9に格納される。そして、データベース9に格納された受注情報に基づき、リーダー/ライター7を用いて、ICタグ1に対し、該当する受取人に関する受取人情報が書き込まれる。
なお、受注情報の書き込み時において、ICタグ1は、情報保護シート3の袋状部分に収容された状態でも、収容される前の状態でもどちらでもよい。
【0032】
次に、はがき本体4の秘密情報記入領域5には、当該はがき本体4の発送を受けるべき上記受取人が、自己がギフトの受取人であることを確認し得るための受取人情報、例えば当該受取人の氏名が印刷される。
【0033】
その後、ICタグ1が収容された情報保護シート3と、受取人情報が印刷されたはがき本体4から構成された返信用はがきが、図4に示された態様で、カタログ種別で特定されたカタログ8に備えられる。梱包は、返信用はがき6を備えたカタログ8を、ビニール袋または包装紙等で包むことによってなされる。
【0034】
次に、梱包されたカタログ8および返信用はがき6が、データベース9に格納されたカタログ発送日にしたがって、カタログギフト業者から受取人に発送される。
なお、梱包内容に間違いがないか確認するため、発送の前に、出荷検査が行われるのが望ましい。この場合、本発明によれば、中身が見えないように梱包されていたとしても、梱包されたICタグ1から非接触で情報を読み取ることによって、当該ICタグ1と同梱されているカタログ8のカタログ種別等を確認することができる。
また、ICタグ1に対する情報の読み書きには専用の機器(リーダー/ライター)が必要であるため、返信用はがき6の配送中に、書き込まれた情報が漏洩したり、改竄されるのを防ぐことができる。
【0035】
そして、上記カタログ8および返信用はがき6を受け取った受取人側において、カタログ8に掲載されているギフト群から所望のギフトが選択され、当該ギフトを特定する番号等(ギフト選択情報)が、返信用はがき6の秘密情報記入領域5に記入される。
同時に、受取人側において、秘密情報記入領域5に印刷された受取人情報(例えば、自己の氏名)が確認され、受取人は、自己の氏名が印刷されているのを確認することで、自己がギフトを受け取るべき受取人であることを認識することができる。
【0036】
ギフト選択情報が秘密情報記入領域5に記入された後、情報保護シート3から離型紙2dが剥がされ、秘密情報記入領域5を目隠しすべく、情報保護シート3がその全面においてはがき本体4に接着される。前述したように、情報保護シート3の袋状部分には不透明なICタグ1が収容されており、これが秘密情報記入領域5と重なることで、当該領域に記入された情報は視認できなくなる。
その後、返信用はがき6は、受取人からカタログギフト業者に返送される。
【0037】
次に、カタログギフト業者側において、受け取られ返信用はがき6に保持されたICタグ1に書き込まれている情報が、リーダー/ライター7を用いて読み取られる。読み取られた情報は、リーダー/ライター7からデータベース9に送信され、回収情報として格納される。
ICタグは非接触でリーダー/ライターとデータ通信できるため、バーコードと比べて読み取り作業の手間が省かれる。また、リーダー/ライターは、複数のICタグと同時に通信し、各ICタグに書き込まれた情報を読み取ることができるため、読み取りに要する時間が大幅に削減できる。
【0038】
ICタグ1からの情報の読み取り作業の後、情報保護シート3は、ミシン目2eに沿って破かれ、開封された袋状部分からICタグ1が回収される。
【0039】
ICタグ1の回収後、はがき本体4から、秘密情報記入領域5に記入されたギフト選択情報が読み取られる。このとき、情報保護シート3は透明であるから、情報保護シート3を剥がすことなくギフト選択情報を読み取ることが可能である。
読み取り手段としては、様々な公知の読み取り手段が適用可能であるが、例えば、文字認識が可能な光学的なスキャナーによって、はがき本体4がスキャンされるとともに、読み取られた情報がデータベース9に格納可能なデータに変換されるようになっていてもいい。
【0040】
次に、データベース9に格納された回収情報が、既にデータベース9に格納されている受注情報と一致するかどうか照合が行われる。
上記照合の結果が“一致”の場合には、受取人が特定され、読み取られたギフト選択情報が、当該受取人の受取人情報と関連付けられてデータベース9に格納され、これらの情報に基づいて、後述するギフトの発送が行われる。
一方、“不一致”の場合、当該ICタグ1に書き込まれた情報は改竄されたか、あるいは、当該ICタグ1は、当該カタログギフト業者が行っている贈答代行業務とは無関係なものであると判定され、ギフトの発送は行われない。
【0041】
また、回収されたICタグ1に書き込まれた一連の情報はリーダー/ライター7で消去され、ICタグ1は、新たな返信用はがき6において用いられることができる。
【0042】
なお、上記カタログギフト贈答代行方法の実施例において、各作業を行った日時等を逐一ICタグ1に書き込むようにしてもよい。それによって、一連の作業工程中において、何らかのトラブルが発生した場合に、その解析を迅速に行うことができる。
【0043】
[カタログギフト贈答代行システムの実施例]
次に、図7を参照して、上記返信用はがき6を用いたカタログギフトの贈答代行システムの好ましい実施例について説明する。
本発明に係る贈答代行システム10は、受注部11、ICタグデータ書込部12、受取人情報印刷部13、梱包部14およびデータベース9を備えている。
【0044】
受注部11は、贈り主から受信した受注情報をデータベース9に格納する。この受注情報には、贈り主情報、受取人情報およびカタログ発送情報が含まれる。
ICタグデータ書込部12は、データベース9から、関係する受注情報を読み出してICタグ1に書き込み、その後、そのICタグ1を梱包部14に送る。
また、受取人情報印刷部13は、データベース9から上記関係する受注情報を読み出し、はがき本体4の裏面に設けられた秘密情報記入領域5に、当該はがき本体4を受け取るべき受取人の受取人情報を印刷し、その後、そのはがき本体4を梱包部14に送る。
【0045】
梱包部14は、ICタグデータ書込部12から送られてきたICタグ1と、受取人情報印刷部13から送られてきたはがき本体4を一対一に対応させて、その後、データベース9から読み出した関係するカタログ発送情報に基づき、カタログ8と、情報保護シート3およびはがき本体4を梱包する。そして、カタログ発送日毎に仕分けし、保管する。
梱包部14で保管された梱包物は、適宜、該当するカタログ発送日に適当な配送手段によって、受取人に発送される。
なお、梱包物は、梱包部14によって、梱包内容に間違いがないか発送前に出荷検査されるのが望ましい。この場合、本発明によれば、中身が見えないように梱包されていたとしても、梱包されたICタグ1から非接触で情報の読み取ることによって、当該ICタグ1と同梱されているカタログ8のカタログ種別等を確認することができる。
【0046】
受取人側において、梱包物中のカタログ8は、所望のギフトを選択するために使用される。返信用はがき6は、ギフト選択情報が記入された後に、はがき本体4に情報保護シート3が接着された状態でカタログギフト業者に返送される。
【0047】
本発明に係る贈答代行システム10は、さらに、ICタグデータ読取部15、タグ回収部16、はがき読取部17、ICタグデータ照合部18、データ格納部19、データ消去部20を備えている。
【0048】
ICタグデータ読取部15は、受取人から返送されてきた返信用はがき6を受け取った後、当該返信用はがき6に備えられたICタグ1の情報を回収情報として読み取る。この回収情報は、ICタグデータ照合部18に送信される。
回収情報を読み取った後、ICタグデータ読取部15は、返信用はがき6をタグ回収部16に送る。
【0049】
タグ回収部16は、情報保護シート3をミシン目2eに沿って破断し、開封された袋状部分からICタグ1を回収する。その後、タグ回収部16は、回収されたICタグ1を再利用に供すべくデータ消去部20に送る。また、タグ回収部16は、ICタグ1が回収された後のはがき本体4をはがき読取部17に送る。
【0050】
はがき読取部17は、はがき本体4の秘密情報記入領域5に記入されたギフト選択情報を読み取る。はがき読取部17は、例えば、文字認識が可能な光学的なスキャナーであり、ギフト選択情報を読み取るともに、読み取った情報をデータベース9に格納可能なデータに変換する。
はがき読取部17は、このギフト選択情報をICタグデータ照合部18に送信する。
【0051】
ICタグデータ照合部18は、受信した回収情報と、データベース9から読み出した受注情報とを照合する。照合の結果、対応した受注情報がデータベース9中に存在する場合、ICタグデータ照合部18は、受信したギフト選択情報をデータ格納部19に送信する。
ギフト選択情報を受信したデータ格納部19は、上記回収情報により特定された受取人に関する受取人情報と関連付けて、ギフト選択情報をデータベース9に格納する。
【0052】
また、データ消去部20は、回収されたICタグ1に書き込まれた情報を消去する。そして、情報が消去されたICタグ1は、新たな返信用はがき6の作成に供される。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明に係る返信用はがきの実施例の斜視図である。
【図2】本発明に係る返信用はがき接着されて使用される情報保護シートの実施例の図であって、(A)はシート表面の斜視図、(B)はシート裏面の斜視図、(C)は断面図である。
【図3】本発明に係る返信用はがきの使用状態の断面図であって、(A)はカタログギフト業者側において、はがき本体に情報保護シートが接着される際の状態、(B)は情報保護シートによって秘密情報が保護されている状態、(C)はカタログギフト業者側において、ICタグが回収され、保護されていた情報が読み取り可能となっている状態である。
【図4】本発明に係る贈答代行方法および贈答代行システムで使用されるカタログの実施例の斜視図である。
【図5】本発明に係る贈答代行方法および贈答代行システムで使用されるカタログの他の実施例の斜視図である。
【図6】本発明に係る贈答代行方法の実施例の概念図である。
【図7】本発明に係る贈答代行システムの実施例のブロック図である。
【図8】本発明に係る返信用はがきの他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
【0054】
1 ICタグ
2a カバーシート
2b 基材シート
2c 接着剤層
2d 離型紙
2e ミシン目
2f 周縁領域
3 情報保護シート
3’ シート表面
3” シート裏面
4 はがき本体
4’ はがき表面
4” はがき裏面
5 秘密情報記入領域
6 返信用はがき
7 リーダー/ライター
8 カタログ
8a 紙片
8b 離型加工領域
9 データベース
10 贈答代行システム
11 受注部
12 ICタグデータ書込部
13 受取人情報印刷部
14 梱包部
15 ICタグデータ読取部
16 タグ回収部
17 はがき読取部
18 ICタグデータ照合部
19 データ格納部
20 データ消去部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送り主から受取人に送られる送付物に添付され、受取人から送り主に何らかの情報を伝達するために返送される返信用はがきであって、
a)表面に送り主の宛先記載欄が設けられ、さらに表面および裏面の少なくとも1面に秘密にすべき情報を記入するための秘密情報記入領域が設けられたはがき本体と、
b)前記秘密情報記入領域に所定事項が記入された後、当該領域を目隠しすべく前記はがき本体に接着される情報保護シートと、
を備え、
前記情報保護シートは、
i)透明な基材シートと、
ii)前記基材シートの一方の面側に重ね合わされ、その周縁が接着された透明なカバーシートと、
iii)前記秘密情報記入領域を目隠しし得る大きさを有し、前記基材シートと前記カバーシートの間に形成された袋状部分に収容された不透明なICタグと、
iv)前記袋状部分を破って前記ICタグを取り出すべく前記カバーシートに形成されたミシン目と、
v)前記基材シートの他方の面の全面に設けられた透明な接着剤層と、
vi)前記接着剤層の露出面の少なくとも一部を被覆する離型紙と、
からなることを特徴とするICタグを取り外し可能に保持し得る返信用はがき。
【請求項2】
前記接着剤層の露出面における任意の直線で2つに区切られたうちの一方側の領域が、前記離型紙によって被覆されていて、
他方側の領域において、前記情報保護シートが、前記秘密情報記入領域の外側に予め接着されていることを特徴とする請求項1に記載のICタグを取り外し可能に保持し得る返信用はがき。
【請求項3】
請求項1に記載の前記返信用はがきを備えた冊子状の送付物であって、
冊子を構成する一の紙片に前記はがき本体が保持されているとともに、前記情報保護シートを一時的に保持するための離型加工領域を備えた一の紙片が、前記離型紙として機能するようになっていることを特徴とする冊子状の送付物。
【請求項4】
贈り主の依頼を受けたカタログギフト業者から、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の前記返信用はがきを、予め選定されたギフト群が掲載されたカタログとともに受取人に発送し、受取人から返送された前記返信用はがきに記入された情報に基づき、受取人が選択したギフトを発送する贈答代行方法であって、
i)カタログギフト業者側において、贈り主から提供された、贈り主の氏名および住所を含む贈り主情報と、受取人の氏名および住所を含む受取人情報と、カタログ種別およびカタログ発送日を含むカタログ発送情報とを、受注情報としてデータベースに格納するとともに、それらの情報を前記ICタグに書き込むステップと、
ii)前記はがき本体の前記秘密情報記入領域に、自己がギフトの受取人であることを前記受取人が確認できる情報を印刷するステップと、
iii)前記返信用はがきを、前記カタログ発送情報で特定されたカタログとともに梱包するステップと、
iv)前記カタログ発送情報に基づいて、予め指定された前記カタログ発送日に前記梱包された返信用はがきおよびカタログを前記受取人に発送するステップと、
v)前記受取人側において、前記カタログから選択したギフトに関するギフト選択情報を前記はがき本体の前記秘密情報記入領域に記入し、前記情報保護シートで前記秘密情報記入領域を目隠しし、前記カタログギフト業者に返送するステップと、
vi)前記カタログギフト業者側において、前記ICタグから少なくとも前記贈り主情報、前記受取人情報および前記カタログ発送情報を回収情報として読み取り、前記ミシン目に沿って前記情報保護シートの前記袋状部分を破り、前記ICタグを回収するとともに、前記はがき本体に記入された前記ギフト選択情報を読み取るステップと、
vii)前記データベースに格納されている前記受注情報と前記回収情報を照合するステップと、
viii)前記受注情報と前記回収情報が一致した場合に、前記返信用はがきを返送した受取人を特定し、当該受注情報およびギフト選択情報に基づいて、前記受取人にギフトを発送するステップと、
ix)前記ステップvii)または前記ステップviii)において、前記ICタグに書き込まれている情報を消去するステップと、
x)前記情報が消去されたICタグを、新たな返信用はがきにおいて再利用するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
前記ステップiii)と前記ステップiv)との間に、前記情報保護シートとともに梱包された前記ICタグから少なくとも贈り主情報、受取人情報およびカタログ発送情報を読み取り、梱包内容を確認するステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ステップvi)において、前記はがき本体から読み取られた前記ギフト選択情報を、前記受注情報に含まれる前記受取人情報と関連付けて前記データベースに格納するステップをさらに含むことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の方法。
【請求項7】
請求項4〜請求項6のいずれかに記載の贈答代行方法を実施するのに適した贈答代行システムであって、
i)贈り主から提供された、贈り主の氏名および住所を含む贈り主情報と、受取人の氏名および住所を含む受取人情報と、カタログ種別およびカタログ発送日を含むカタログ発送情報とを、受注情報として受け取る受注部と、
ii)前記受注部で受け取った前記受注情報を格納するデータベースと、
iii)前記データベースから読み出された関係する受注情報を、前記ICタグに書き込むICタグデータ書込部と、
iv)前記はがき本体の前記秘密情報記入領域に、前記関係する受注情報のうち、自己がギフトの受取人であることを前記受取人が確認できる情報を印刷する受取人情報印刷部と、
v)前記受取人情報印刷部で印刷された前記はがき本体と、前記ICタグを備えた情報保護シートを一対一に対応させて、これらと、前記データベースに格納されたカタログ発送情報で特定されたカタログとを梱包し、前記カタログ発送情報に基づいて、予め指定された前記カタログ発送日に前記受取人に発送すべく仕分けして保管する梱包部と、
vi)前記ギフト選択情報が記入された後に、前記情報保護シートによって前記秘密情報記入領域が目隠しされた状態で返送されてきた返信用はがきに保持された前記ICタグから、少なくとも前記贈り主情報、前記受取人情報および前記カタログ発送情報を回収情報として読み取るICタグデータ読取部と、
vii)前記ICタグデータ読取部によって、前記回収情報が読み取られた後の前記返信用はがきを、前記ミシン目に沿って前記情報保護シートの前記袋状部分を破り、前記ICタグを回収するタグ回収部と、
viii)前記タグ回収部において分離された前記はがき本体から、前記ギフト選択情報を読み取るはがき読取部と、
ix)前記データベースに格納された前記受注情報と、前記ICタグデータ読取部で読み取った前記回収情報を照合するICタグデータ照合部と、
x)前記照合の結果に基づき、少なくとも前記ギフト選択情報を、前記受注情報に含まれる前記受取人情報と関連付けて前記データベースに格納するデータ格納部と、
xi)ICタグを再利用に供するべく、前記タグ回収部で回収した前記ICタグに書き込まれていた情報を消去するデータ消去部と、
を含むことを特徴とする贈答代行システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−120026(P2008−120026A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−308698(P2006−308698)
【出願日】平成18年11月15日(2006.11.15)
【出願人】(593022076)佐川印刷株式会社 (18)
【出願人】(594095028)
【Fターム(参考)】