説明

ICタグ貼着システム

【課題】枚葉状のICタグ製品を積層した際、ICチップに対応する部分が局所的に突出する現象を軽減し、局所荷重によりICチップが破損したり、ICチップに傷が生じたりすることを軽減することが可能なICタグ貼着システムを提供する。
【解決手段】ICタグ貼着システム10は、枚葉シート65を供給するシート供給部11と、枚葉シート65を搬送するシート搬送部12と、帯状ICタグラベル50から各ICタグ60を引き離し、枚葉シート65に貼着するICタグ貼着部20とを備えている。帯状ICタグラベル50は、帯状の剥離シート51と、ICチップ52を含むICタグ60とを有している。制御部13は、ICタグ貼着部20およびシート供給部11のうち少なくとも一方を制御して、一の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置と、他の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置とを変化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ICタグを枚葉シートに貼着するICタグ貼着システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、非接触で情報の読み出しおよび書き込みが可能なICタグを製品に付して、市場で必要なさまざまな情報の管理を可能にすることが行われている。このようなICタグ製品は、例えば、書籍、運送、流通、荷物の取り扱い等の分野で利用されている。
【0003】
ICタグは、一般に、アンテナ上にICチップ(例えば厚みが150μm〜250μm)を実装した構成からなっているため、ICチップの部分が凸状に盛り上がった形状となっている。このため、従来、枚葉シートにICタグを貼着してICタグ製品を製造した場合、このような枚葉状のICタグ製品を積層した際、ICチップに対応する部分が局所的に突出して凹凸が形成されることとなる。この結果、このような凹凸が原因となって、ICチップに局所荷重が加わり、ICチップが破損したりキズ等が生じたりするという問題が起こるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−271951号公報
【特許文献2】特開2006−72557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、枚葉状のICタグ製品を積層した際、ICチップに対応する部分が局所的に突出する現象を軽減し、局所荷重によりICチップが破損したり、ICチップに傷が生じたりすることを防止することが可能なICタグ貼着システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ICタグを枚葉シートに貼着するICタグ貼着システムにおいて、枚葉シートを供給するシート供給部と、シート供給部からの枚葉シートを搬送するシート搬送部と、帯状の剥離シートと、剥離シート上に設けられ、それぞれICチップを含む複数のICタグとを有する帯状ICタグラベルから各ICタグを引き離し、シート搬送部からの枚葉シートに貼着するICタグ貼着部と、ICタグ貼着部およびシート供給部のうち少なくとも一方を制御する制御部とを備え、制御部は、ICタグ貼着部およびシート供給部のうち少なくとも一方を制御して、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とするICタグ貼着システムである。
【0007】
本発明は、シート搬送部に、枚葉シートの位置を検出するシート検出部が設けられ、制御部は、シート検出部からの信号に基づいて、ICタグ貼着部におけるICタグの貼着タイミングをずらすことにより、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とするICタグ貼着システムである。
【0008】
本発明は、ICタグ貼着部に、ICタグの位置を検出するICタグ検出部が設けられ、制御部は、ICタグ検出部からの信号に基づいて、ICタグ貼着部におけるICタグの停止位置をずらすことにより、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とするICタグ貼着システムである。
【0009】
本発明は、ICタグ貼着部は、枚葉シートの搬送方向に直交する方向に移動自在であり、制御部は、ICタグ貼着部を移動させることにより、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とするICタグ貼着システムである。
【0010】
本発明は、シート供給部は、枚葉シートの搬送方向に直交する方向に移動自在であり、制御部は、シート供給部を移動させることにより、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とするICタグ貼着システムである。
【0011】
本発明は、制御部は、各枚葉シートにおけるICタグの貼付位置を周期的に変化させることを特徴とするICタグ貼着システムである。
【0012】
本発明は、ICタグ貼着部は、帯状ICタグラベルを供給するラベル供給部と、ラベル供給部からのICタグをシート搬送部から引き離して枚葉シートに貼着するICタグ剥離部と、帯状ICタグラベルのうち、ICタグから引き離された剥離シートを回収するラベル回収部とを有することを特徴とするICタグ貼着システムである。
【0013】
本発明は、帯状ICタグラベルは、剥離シート上に設けられた基材と、基材上に複数設けられたアンテナコイルと、各アンテナコイル上に配置されたICチップとを有することを特徴とするICタグ貼着システムである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、制御部は、ICタグ貼着部およびシート供給部のうち少なくとも一方を制御して、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させているので、一のICタグ製品と他のICタグ製品との間で、ICタグのICチップが互いに異なる位置となるようにすることができる。このことにより、ICタグ製品を積層した際、ICチップに対応する部分が局所的に突出することが緩和され、局所荷重によりICチップが破損したり、ICチップに傷が生じたりすることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態によるICタグ貼着システムを示す正面図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態によるICタグ貼着システムを示す平面図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態によるICタグ貼着システムのうち、ICタグ剥離部を示す拡大図である。
【図4】図4は、帯状ICタグラベルを示す平面図である。
【図5】図5は、帯状ICタグラベルを示す断面図(図4のV−V線断面図)である。
【図6】図6(a)〜(e)は、本発明の第1の実施の形態によるICタグ貼着システムの作用を説明する図である。
【図7】図7(a)〜(d)は、本発明の第1の実施の形態によるICタグ貼着システムの作用を説明する図である。
【図8】図8(a)〜(c)は、本発明の変形例によるICタグ貼着システムの作用を説明する図である。
【図9】図9は、本発明の第2の実施の形態によるICタグ貼着システムを示す正面図である。
【図10】図10は、本発明の第2の実施の形態によるICタグ貼着システムを示す平面図である。
【図11】図11は、本発明の第3の実施の形態によるICタグ貼着システムを示す正面図である。
【図12】図12は、本発明の第3の実施の形態によるICタグ貼着システムを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図8を参照して説明する。
【0017】
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態によるICタグ貼着システム10を示す図である。このようなICタグ貼着システム10は、帯状ICタグラベル50のICタグ60を枚葉シート65に貼着することにより、ICタグ製品70を作製するものである。
【0018】
図1および図2に示すICタグ貼着システム10は、枚葉シート65を供給するシート供給部11と、シート供給部11からの枚葉シート65を搬送するシート搬送部12と、帯状ICタグラベル50から各ICタグ60を引き離し、このICタグ60をシート搬送部12上の枚葉シート65に貼着するICタグ貼着部(ラベラー)20とを備えている。
【0019】
また、ICタグ貼着部20、シート搬送部12、およびシート供給部11には、それぞれ制御部13が接続されており、この制御部13によってICタグ貼着部20、シート搬送部12、およびシート供給部11が制御されるようになっている。
【0020】
シート供給部11には、複数の枚葉シート65が積層されている。このシート供給部11は、上下方向(Z方向)に昇降移動可能となっている。すなわち、シート供給部11が所定量ずつ上昇することにより、積層された複数の枚葉シート65のうち最も上方に位置する枚葉シート65が、1枚ずつシート搬送部12側に繰り出される。また、全ての枚葉シート65を供給した後には、シート供給部11は下降し、その上に再度複数の枚葉シート65が載置される。なお、シート供給部11の移動制御は、上述した制御部13によって実行される。
【0021】
シート搬送部12は、固定された搬送部本体16と、搬送部本体16上に設けられた例えば搬送コンベアからなる搬送機構17とを有している。この搬送機構17は、その上に載置された複数の枚葉シート65を、搬送方向(X方向)に向けて連続的に等速で搬送するものである。
【0022】
一方、ICタグ貼着部20は、ラベル供給部(供給ローラ)21と、ICタグ剥離部22と、ラベル回収部(回収ローラ)23とを有している。
【0023】
このうち供給ローラ21は、帯状ICタグラベル50をICタグ剥離部22に向けて供給するものであり、周囲に帯状ICタグラベル50を巻装したローラからなっている。
【0024】
また、供給ローラ21とICタグ剥離部22との間には、供給ローラ21から送られる帯状ICタグラベル50を案内するためのガイドローラ24、25、26、27が設けられている。
【0025】
ICタグ剥離部22は、供給ローラ21から送られてきた帯状ICタグラベル50からICタグ60を引き離し、シート搬送部12上の枚葉シート65に貼着するためのものである。ここで帯状ICタグラベル50は、剥離シート51と、剥離シート51上に設けられた複数のICタグ60とを有している。
【0026】
図3に示すように、ICタグ剥離部22は、帯状ICタグラベル50からICタグ60を剥離するための剥離部材28を有している。この剥離部材28は、断面が略三角形状を有しており、その先端の鋭角部分で帯状ICタグラベル50の搬送方向を回収ローラ23側に大きく転換するようになっている。このとき、剥離シート51は、回収ローラ23側に向けて搬送方向を転換させられるが、ICタグ60は方向転換することなく、そのまま方向を維持して進行する。この結果、ICタグ60は、帯状ICタグラベル50から剥離されて分離する。また、剥離部材28の前方には、このようにして剥離したICタグ60を枚葉シート65側に導いて貼着するための誘導ローラ29が設けられている。
【0027】
一方、図1に示すように、回収ローラ23は、帯状ICタグラベル50のうち、ICタグ60から引き離された(残りの)剥離シート51を回収するものである。この回収ローラ23には、第1駆動部(第1モータ)31が連結されている。この第1モータ31が駆動することにより、供給ローラ21からの帯状ICタグラベル50が回収ローラ23に巻き取られる。なお、回収ローラ23は、制御部13からのローラ駆動信号を受信したとき駆動を開始し、制御部13からのローラ停止信号を受信したとき駆動を停止するようになっている。このように、帯状ICタグラベル50は、ICタグ貼着部20内で、進行と停止を繰り返しながら間欠送りされる。
【0028】
なお、供給ローラ21には、第2駆動部(第2モータ)32が連結されており、これにより帯状ICタグラベル50のテンションをコントロールするようになっている。
【0029】
ところで、図1に示すように、シート搬送部12には、枚葉シート65の位置を検出するためのシート検出部35が設けられている。この場合、シート検出部35は、シート搬送部12の搬送機構17上方であって、ICタグ貼着部20の手前近傍に配置されている。このようなシート検出部35としては、例えば光電センサまたは近接センサを用いることができる。
【0030】
また、ICタグ貼着部20には、帯状ICタグラベル50におけるICタグ60の位置を検出するICタグ検出部36が設けられている。具体的には、ICタグ検出部36は、剥離部材28近傍に設けられている。このICタグ検出部36は、帯状ICタグラベル50の剥離シート51裏面に設けられた検知マーク62(図4参照)を検出し、ICタグ60の位置を検出するものである。このようなICタグ検出部36としては、例えば光電センサまたは近接センサを用いることができる。
【0031】
これらシート検出部35およびICタグ検出部36は、それぞれ制御部13に接続されている。このうちシート検出部35は、枚葉シート65の位置(例えば枚葉シート65の前端縁)を検出した際、シート検出信号を制御部13に送信する。
【0032】
この際、制御部13は、シート検出部35からのシート検出信号を受けてから所定時間(例えばt秒)が経過した後、ICタグ貼着部20に対してローラ駆動信号を送信する。ICタグ貼着部20は、制御部13からローラ駆動信号を受信した場合、回収ローラ23を駆動させる。これにより、帯状ICタグラベル50が進行し、ICタグ剥離部22において、ICタグ60が帯状ICタグラベル50から引き離され、枚葉シート65に貼着される。
【0033】
その後、ICタグ検出部36が帯状ICタグラベル50の検知マーク62を検出した際、ICタグ検出部36は、マーク検出信号を制御部13に送信する。このとき制御部13は、ICタグ貼着部20に対してローラ停止信号を送信し、回収ローラ23が停止する。
【0034】
本実施の形態において、制御部13は、シート検出部35からシート検出信号を受けてから、ICタグ貼着部20に対してローラ駆動信号を送信するまでの時間を変化させ、ICタグ貼着部20におけるICタグ60の貼着タイミングをずらす。このことにより、ICタグ60の貼付位置を複数の枚葉シート65同士の間で変化させている。なお、このようなICタグ貼着システム10の作用については後述する。
【0035】
次に、図4および図5により、上述した帯状ICタグラベル50の構成について更に詳細に説明する。図4および図5は、帯状ICタグラベル50を示す図である。なお図5において、表面保護層56とアンテナコイル55との間は隙間が空いているように表示しているが、実際は表面保護層56とアンテナコイル55とが密着している。また、アンテナコイル55の無い部分では、表面保護層56と基材54とが密着して接着されている。
【0036】
図4および図5に示すように、帯状ICタグラベル50は、帯状に延びる細長い剥離シート51と、剥離シート51上に設けられ、それぞれICチップ52を含む複数のICタグ60とを有している。
【0037】
すなわち剥離シート51上に粘着層53を介して複数の基材54が設けられ、各基材54上にそれぞれアンテナコイル55が設けられている。ICチップ52は、各アンテナコイル55上に1つずつ配置されている。また、ICチップ52上に、ICチップ52を覆う表面保護層56が設けられている。粘着層53、基材54および表面保護層56は、いずれも平面から見て(角丸)矩形形状を有している。
【0038】
なお図4に示すように、各検知マーク62は、隣接するICタグ60同士の間であって、剥離シート51裏面において帯状ICタグラベル50の幅方向端部に設けられている。これら複数の検知マーク62は、互いに同一形状からなり、等間隔に配置されている。
【0039】
基材54は、耐水性のあるプラスチックフィルムや紙類であればよく、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、PET−G(テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体)、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、ABS、ポリアクリル酸エステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、樹脂含浸紙、コート紙等の各種の材料を使用できる。なお、基材54の厚みは、例えば20μm〜100μmとすることができ、典型的には50μmとすることができる。
【0040】
また、各アンテナコイル55は、中央部55aと、中央部55a両側に設けられた渦巻き状の端部55bとを有している。このうち中央部55aの一箇所にICチップ52が実装されている。
【0041】
なお、アンテナコイル55の材料としては、アルミニウム、銅、銅合金、リン青銅、SUS、銀等の金属または合金を挙げることができる。また、アンテナコイル55は各種の平面形状とすることができ、上述したループ型のほか、渦巻きコイル型、パッチ型、その他の形状であってもよい。なお、アンテナコイル55の厚みは、例えば10μm〜50μmとすることができ、典型的には25μmとすることができる。
【0042】
各ICチップ52は、データの記憶領域(メモリ)を有し、入出力機能、制御機能、信号変調、復調、制御機能を備える通常のものを用いることができる。このICチップ52は、アンテナコイル55から得られた電力および信号を受け、メモリの書き込みおよび読み出しを行うものである。ICチップ52としては、単一部品からなるICチップを実装してもよく、インターポーザにしたものを実装してもよい。なお、ICチップ52の厚みは、例えば150μm〜250μmとなっている。
【0043】
また、表面保護層56は、例えば透光性のプラスチックフィルムからなり、具体的にはポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、PET−G(テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体)、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、ABS、ポリアクリル酸エステル、ポリエチレン、ポリウレタン等の各種の材料を使用することができる。表面保護層56の厚みは、例えば5μm〜30μmとすることができ、典型的には12μmとすることができる。
【0044】
さらに、剥離シート51は、紙基材に低接触角の薬剤(通常、シリコーン)を塗布した材料を使用することができる。紙基材には、上質紙やクラフト紙、グラシン紙、パーチメント紙、スーパーカレンダード紙、等が使用され、これらに直接シリコーンコートするか、ポリエチレンコート、クレー・バインダーコートした後、シリコーンコートして使用されても良い。PETやOPP(2軸延伸ポリプロピレン)、PEもそのまま、あるいはシリコーンコートして離型紙基材として使用することができる。
【0045】
粘着層53としては、天然ゴム系、ニトリルゴム系、エポキシ樹脂系、酢酸ビニルエマルジョン系、ポリエステル系、アクリル系、アクリル酸エステル共重合体系、ポリビニルアルコール系、フェノール樹脂系、等の各種材料を使用できる。
【0046】
なお、図5に記載の帯状ICタグラベル50において、剥離シート51側から、粘着層53、基材54、アンテナコイル55、ICチップ52、および表面保護層56という順に積層されているが、各部材の積層順はこれに限られるものではない。例えば、剥離シート51側から、粘着層53、表面保護層56、ICチップ52、アンテナコイル55、基材54という順で各部材を積層しても良い。
【0047】
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について、図6(a)〜(e)および図7(a)〜(d)を用いて説明する。なお、図6(a)〜(e)および図7(a)〜(d)において、便宜上、一部の構成要素の図示を省略している。
【0048】
まず、シート供給部11から一の枚葉シート65a(以下、単に枚葉シート65aともいう)がシート搬送部12に供給される。この枚葉シート65aは、シート搬送部12により、搬送方向(X方向)に向けて等速で搬送される(図6(a))。
【0049】
次に、枚葉シート65aがシート検出部35に達する(図6(b))。このときシート検出部35は、枚葉シート65aの位置(前端縁)を検出し、シート検出信号Gを制御部13に送信する。
【0050】
次いで、制御部13は、シート検出信号Gを受けてから所定時間(t秒)が経過した後、ICタグ貼着部20に対してローラ駆動信号Gを送信する。このとき、枚葉シート65aは、ICタグ貼着部20のICタグ剥離部22近傍に到達している(図6(c))。
【0051】
次にICタグ貼着部20は、制御部13からのローラ駆動信号Gを受けて、回収ローラ23を駆動させる。これにより、帯状ICタグラベル50は、ガイドローラ24、25、26、27によって案内され、供給ローラ21側から回収ローラ23側に向けて進行する。この間、一のICタグ60a(以下、単にICタグ60aともいう)は、ICタグ剥離部22において、剥離部材28によって帯状ICタグラベル50の搬送方向が転換されることにより、帯状ICタグラベル50から引き離されて枚葉シート65aに貼着される(図6(d))。
【0052】
その後、帯状ICタグラベル50は更に進行し、次のICタグ60bに対応する検知マーク62がICタグ検出部36に達する(図6(e))。このとき、ICタグ検出部36は、制御部13に対してマーク検出信号Gを送信する。これを受けて、制御部13は、ICタグ貼着部20に対してローラ停止信号Gを送信し、回収ローラ23が停止する。
【0053】
一方、ICタグ60aが貼着された枚葉シート65aは、ICタグ製品70aとなって下流側に搬送される(図6(e))。
【0054】
続いて、他の枚葉シート65b(以下、単に枚葉シート65bともいう)がシート供給部11からシート搬送部12に送られ、シート検出部35に達する(図7(a))。この場合、シート検出部35は、枚葉シート65bの位置を検出してシート検出信号Gを制御部13に送信する。
【0055】
次に制御部13は、シート検出部35からシート検出信号Gを受けてから、上述した一の枚葉シート65aの場合(t秒)と異なる時間(例えばt(≠t)秒)が経過した後、ICタグ貼着部20に対してローラ駆動信号Gを送信する。このとき、枚葉シート65aは、ICタグ貼着部20のICタグ剥離部22近傍に到達している(図7(b))。
【0056】
続いて、ICタグ貼着部20の回収ローラ23が駆動する。これにより、他のICタグ60b(以下、単にICタグ60bともいう)は、ICタグ剥離部22において帯状ICタグラベル50から引き離され、枚葉シート65bに貼着される(図7(c))。
【0057】
その後、帯状ICタグラベル50が更に進行し、次のICタグ60に対応する検知マーク62がICタグ検出部36に達する(図7(d))。このとき、ICタグ検出部36は、制御部13に対してマーク検出信号Gを送信する。これを受けて、制御部13は、ICタグ貼着部20に対してローラ停止信号Gを送信し、これにより回収ローラ23が停止する。
【0058】
一方、ICタグ60bが貼着された枚葉シート65bは、ICタグ製品70bとなって下流側に搬送される(図7(d))。
【0059】
以上のような工程を複数の枚葉シート65に対して繰り返し実行することにより、ICタグ製品70が連続的に作製され、このようにして作製された複数のICタグ製品70は、互いに積層されて、保管あるいは輸送される。
【0060】
このように、本実施の形態においては、制御部13がICタグ貼着部20を制御することにより、一の枚葉シート65aにおけるICタグ60aの貼付位置と、他の枚葉シート65bにおけるICタグ60bの貼付位置とを変化させている。
【0061】
すなわち、一の枚葉シート65aにおいては、シート検出部35からのシート検出信号Gを受けてから所定時間(t秒)が経過した後、回収ローラ23を駆動し、ICタグ60aが貼着される。これに対して、他の枚葉シート65bにおいては、シート検出部35からのシート検出信号Gを受けてから、前記所定時間(t秒)と異なる時間(例えばt秒)が経過した後、回収ローラ23を駆動し、ICタグ60bが貼着される。また、一の枚葉シート65aと他の枚葉シート65bとがシート搬送部12によって搬送される速度は、互いに同一である。したがって、このようにICタグ貼着部20におけるICタグ60の貼着タイミングをずらすことにより、一の枚葉シート65aにおけるICタグ60aの貼付位置と、他の枚葉シート65bにおけるICタグ60bの貼付位置とを、搬送方向(X方向)にずらすことができる。
【0062】
この場合、制御部13は、シート検出部35からのシート検出信号Gを受けてからICタグ60aを貼着するまでの時間を各枚葉シート65の間で周期的に変化させ、これにより、各枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置を周期的に変化させるようにしても良い。
【0063】
なお、図6(a)〜(e)および図7(a)〜(d)において、一の枚葉シート65aに一のICタグ60aを貼着した後、他の枚葉シート65bをシート供給部11からシート搬送部12に対して供給する例を示した。しかしながら、実際は、図1に示すように複数の枚葉シート65をシート供給部11からシート搬送部12に対して連続的に供給しながらICタグ60を貼着することが可能である。
【0064】
以上説明したように本実施の形態によれば、制御部13は、シート検出部35からのシート検出信号Gに基づいてICタグ貼着部20を制御し、ICタグ貼着部20におけるICタグ60の貼着タイミングをずらすことにより、一の枚葉シート65aにおけるICタグ60aの貼付位置と、他の枚葉シート65bにおけるICタグ60bの貼付位置とを変化させている。これにより、一のICタグ製品70aと他のICタグ製品70bとの間で、ICタグ60のICチップ52の位置を互いに異ならせることができる。したがって、複数のICタグ製品70を積層した際、ICチップ52に対応する部分が局所的に突出することが緩和され、局所荷重によりICチップ52が破損したり、ICチップ52に傷が生じたりすることを防止することができる。
【0065】
変形例
次に、図8(a)〜(c)により、ICタグ貼着システムによるICタグ貼着方法の一変形例について説明する。図8(a)〜(c)に示す一変形例は、ICタグ貼着部20におけるICタグ60の停止位置をずらすことにより、一の枚葉シート65aにおけるICタグ60aの貼付位置と、他の枚葉シート65bにおけるICタグ60bの貼付位置とを変化させるものであり、他の構成は上述した図1乃至図8に示す実施の形態と同一である。図8(a)〜(e)および図10(a)〜(d)において、図1乃至図8に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0066】
この場合、当初ICタグ60aの前端は、基準位置Pにある(図8(a))。この基準位置Pにおいては、ICタグ60aに対応する検知マーク62が、ICタグ検出部36の検出位置に位置している。
【0067】
次に、上述した実施の形態と同様にして(図6(a)〜(d))、シート供給部11から枚葉シート65aが供給され、この枚葉シート65aには、ICタグ貼着部20のICタグ剥離部22において、ICタグ60aが貼着される。
【0068】
その後、帯状ICタグラベル50は進行し、次のICタグ60bに対応する検知マーク62がICタグ検出部36に達する。このとき、ICタグ検出部36は、制御部13に対してマーク検出信号Gを送信する。続いて制御部13は、マーク検出信号Gを受信してから所定時間(例えばs秒)が経過した後、ICタグ貼着部20に対してローラ停止信号Gを送信し、回収ローラ23が停止する。このとき、検知マーク62がICタグ検出部36を通過してからs秒間経過しており、次のICタグ60bの前端は、上記基準位置PよりLだけ前方に進んでいる(図8(b))。
【0069】
続いて、他の枚葉シート65bがシート供給部11からシート搬送部12に送られ、シート検出部35に達する(図7(a))。この場合、シート検出部35は、枚葉シート65bの位置を検出してシート検出信号Gを制御部13に送信する。
【0070】
次に制御部13は、上述した実施の形態の場合と異なり、シート検出信号Gを受けてから、一の枚葉シート65aの場合(t秒)と同一の時間(t秒)が経過した後、ICタグ貼着部20に対してローラ駆動信号Gを送信する。
【0071】
ローラ駆動信号Gを受けて、ICタグ貼着部20の回収ローラ23が駆動する。これにより、ICタグ60bは、ICタグ剥離部22において帯状ICタグラベル50から引き離され、枚葉シート65bに貼着される。
【0072】
その後、帯状ICタグラベル50が更に進行し、次のICタグ60cに対応する検知マーク62がICタグ検出部36に達する。このとき、ICタグ検出部36は、制御部13に対してマーク検出信号Gを送信する。続いて制御部13は、マーク検出信号Gを受信してから、前記所定時間(s秒)と異なる時間(例えばs(≠s)秒)が経過した後、ICタグ貼着部20に対してローラ停止信号Gを送信し、回収ローラ23が停止する。このとき、検知マーク62がICタグ検出部36を通過してからs秒間経過しているため、次のICタグ60cの前端は、上記基準位置PよりLだけ前方に進んでいる(図8(c))。
【0073】
このように、本変形例においては、ICタグ検出部36からのマーク検出信号Gに基づいて、ICタグ貼着部20におけるICタグ60の停止位置をずらすことにより、一の枚葉シート65aにおけるICタグ60aの貼付位置と、他の枚葉シート65bにおけるICタグ60bの貼付位置とを、搬送方向(X方向)にずらしている。これにより、一のICタグ製品70aと他のICタグ製品70bとの間で、ICタグ60のICチップ52の位置を互いに異ならせることができる。したがって、複数のICタグ製品70を積層した際、ICチップ52に対応する部分が局所的に突出することが緩和され、局所荷重によりICチップ52が破損したり、ICチップ52に傷が生じたりすることを防止することができる。
【0074】
この場合、制御部13は、ICタグ検出部36からのマーク検出信号Gを受信してから回収ローラ23が停止するまでの時間を各枚葉シート65の間で周期的に変化させることにより、各枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置を周期的に変化させるようにしても良い。
【0075】
なお、本変形例においても、図1に示すように複数の枚葉シート65をシート供給部11からシート搬送部12に対して連続的に供給しながらICタグ60を貼着することもできる。
【0076】
また、本変形例(図8(a)〜(c))による制御と、上述した図6(a)〜(e)および図7(a)〜(d)に示す制御とを組合せても良い。すなわち、ICタグ貼着部20におけるICタグ60の貼着タイミングをずらすとともに、ICタグ貼着部20におけるICタグ60の停止位置をずらすことにより、一の枚葉シート65aにおけるICタグ60aの貼付位置と、他の枚葉シート65bにおけるICタグ60bの貼付位置とを変化させても良い。
【0077】
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について図9および図10を参照して説明する。図9および図10は、本発明の第2の実施の形態を示す図である。図9および図10に示す第2の実施の形態は、ICタグ貼着部20全体を移動させることにより、一の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置と、他の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置とを変化させる点が異なるものであり、ICタグ貼着システム10の基本的な構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図9および図10において、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0078】
図9および図10に示すように、本実施の形態において、ICタグ貼着部20には貼着部移動装置41が連結されている。また、ICタグ貼着部20は、枚葉シート65の搬送方向に直交する方向(Y方向)に移動自在であり、貼着部移動装置41により、Y方向に往復移動するようになっている。また、貼着部移動装置41は、制御部13に接続されており、この制御部13により、貼着部移動装置41を介してICタグ貼着部20が制御されるようになっている。なお、貼着部移動装置41は、例えば図示しないカム機構を含む装置からなっていても良い。
【0079】
本実施の形態において、制御部13は、貼着部移動装置41を制御してICタグ貼着部20をY方向に移動させることにより、ICタグ60のY方向の位置を枚葉シート65上でずらしている。これにより、一の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置と、他の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置とを変化させることができる。この結果、一のICタグ製品70と他のICタグ製品70との間で、ICタグ60のICチップ52の位置を互いに異ならせることができる。したがって、複数のICタグ製品70を積層した際、ICチップ52に対応する部分が局所的に突出することが緩和され、局所荷重によりICチップ52が破損したり、ICチップ52に傷が生じたりすることを防止することができる。
【0080】
なお、制御部13は、各枚葉シート65におけるICタグの貼付位置を周期的に変化させることが好ましい。
【0081】
第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について図11および図12を参照して説明する。図11および図12は、本発明の第3の実施の形態を示す図である。図11および図12に示す第3の実施の形態は、シート供給部11全体を移動させることにより、一の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置と、他の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置とを変化させる点が異なるものであり、ICタグ貼着システム10の基本的な構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図11および図12において、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0082】
図11および図12に示すように、本実施の形態において、シート供給部11には供給部移動装置45が連結されている。また、シート供給部11は、枚葉シート65の搬送方向に直交する方向(Y方向)に移動自在であり、供給部移動装置45により、Y方向に往復移動するようになっている。また、供給部移動装置45は、制御部13に接続されており、この制御部13により、供給部移動装置45を介してシート供給部11が制御されるようになっている。なお、供給部移動装置45は、例えば図示しないカム機構を含む装置からなっていても良い。
【0083】
本実施の形態において、制御部13は、供給部移動装置45を制御してシート供給部11をY方向に移動させることにより、シート搬送部12に供給する枚葉シート65のY方向の位置をずらしている。これにより、一の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置と、他の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置とをY方向に変化させることができる。この結果、一のICタグ製品70と他のICタグ製品70との間で、ICタグ60のICチップ52の位置を互いに異ならせることができる。したがって、複数のICタグ製品70を積層した際、ICチップ52に対応する部分が局所的に突出することが緩和され、局所荷重によりICチップ52が破損したり、ICチップ52に傷が生じたりすることを防止することができる。
【0084】
なお、制御部13は、各枚葉シート65におけるICタグの貼付位置を周期的に変化させることが好ましい。
【0085】
なお、上述した第1の実施の形態乃至第3の実施の形態のうち、複数の実施の形態を組合せて実施しても良い。例えば、第1の実施の形態と第2の実施の形態(または第3の実施の形態)とを組合せることにより、一の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置と、他の枚葉シート65におけるICタグ60の貼付位置とをX方向およびY方向の両方に変化させることができる。
【符号の説明】
【0086】
10 ICタグ貼着システム
11 シート供給部
12 シート搬送部
13 制御部
20 ICタグ貼着部
21 ラベル供給部(供給ローラ)
22 ICタグ剥離部
23 ラベル回収部(回収ローラ)
35 シート検出部
36 ICタグ検出部
50 帯状ICタグラベル
51 剥離シート
52 ICチップ
60 ICタグ
62 検知マーク
65 枚葉シート
70 ICタグ製品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICタグを枚葉シートに貼着するICタグ貼着システムにおいて、
枚葉シートを供給するシート供給部と、
シート供給部からの枚葉シートを搬送するシート搬送部と、
帯状の剥離シートと、剥離シート上に設けられ、それぞれICチップを含む複数のICタグとを有する帯状ICタグラベルから各ICタグを引き離し、シート搬送部からの枚葉シートに貼着するICタグ貼着部と、
ICタグ貼着部およびシート供給部のうち少なくとも一方を制御する制御部とを備え、
制御部は、ICタグ貼着部およびシート供給部のうち少なくとも一方を制御して、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とするICタグ貼着システム。
【請求項2】
シート搬送部に、枚葉シートの位置を検出するシート検出部が設けられ、
制御部は、シート検出部からの信号に基づいて、ICタグ貼着部におけるICタグの貼着タイミングをずらすことにより、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とする請求項1記載のICタグ貼着システム。
【請求項3】
ICタグ貼着部に、ICタグの位置を検出するICタグ検出部が設けられ、
制御部は、ICタグ検出部からの信号に基づいて、ICタグ貼着部におけるICタグの停止位置をずらすことにより、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とする請求項1または2記載のICタグ貼着システム。
【請求項4】
ICタグ貼着部は、枚葉シートの搬送方向に直交する方向に移動自在であり、
制御部は、ICタグ貼着部を移動させることにより、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のICタグ貼着システム。
【請求項5】
シート供給部は、枚葉シートの搬送方向に直交する方向に移動自在であり、
制御部は、シート供給部を移動させることにより、一の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置と、他の枚葉シートにおけるICタグの貼付位置とを変化させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載のICタグ貼着システム。
【請求項6】
制御部は、各枚葉シートにおけるICタグの貼付位置を周期的に変化させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載のICタグ貼着システム。
【請求項7】
ICタグ貼着部は、帯状ICタグラベルを供給するラベル供給部と、ラベル供給部からのICタグをシート搬送部から引き離して枚葉シートに貼着するICタグ剥離部と、帯状ICタグラベルのうち、ICタグから引き離された剥離シートを回収するラベル回収部とを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載のICタグ貼着システム。
【請求項8】
帯状ICタグラベルは、剥離シート上に設けられた基材と、基材上に複数設けられたアンテナコイルと、各アンテナコイル上に配置されたICチップとを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載のICタグ貼着システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−53743(P2012−53743A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−196676(P2010−196676)
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】