LCDディスプレイ用のLEDバックライト・システム
【課題】改良型液晶ディスプレイ・システム及びこれを使用する方法を提供する。
【解決手段】LCDパネルにバックライトを当てるように配置された少なくとも1つの導波路素子に異なる入光領域を介して光学的に結合された複数の光源を含むLCDシステム。LCDパネルにバックライトを当てるように配置された導波路システムを備える2つ以上の導波路の入光領域に結合された複数の光源を含むLCDシステム。種々の構成の、関連するLCDパネルの均一な照明を促進する導波路が提供される。結果として生じるLCDシステムは、12〜14インチを超える対角線測定値を有する均一に照明されるパネルを可能にするが、本発明はいかなる特定サイズのパネルにも限定されない。
【解決手段】LCDパネルにバックライトを当てるように配置された少なくとも1つの導波路素子に異なる入光領域を介して光学的に結合された複数の光源を含むLCDシステム。LCDパネルにバックライトを当てるように配置された導波路システムを備える2つ以上の導波路の入光領域に結合された複数の光源を含むLCDシステム。種々の構成の、関連するLCDパネルの均一な照明を促進する導波路が提供される。結果として生じるLCDシステムは、12〜14インチを超える対角線測定値を有する均一に照明されるパネルを可能にするが、本発明はいかなる特定サイズのパネルにも限定されない。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本発明は、概して、液晶ディスプレイに関し、特に、強化された照明均一性を有する液晶ディスプレイに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002] 陰極線管(CRT)ディスプレイなどの従来のディスプレイ・パネルは、液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマ・ディスプレイなどのより高度な代替物に取って代わられている。これらの新しいディスプレイ技術は、軽量化、薄型形状、表示結果における優れた色あい、コントラスト、及び輝度、ならびに省電力化を含む従来のCRT技術を超える種々の利点を提供する。
【0003】
[0003] LCDは通常、光源、照明パネル、又はリフレクタの前に配置されたピクセル・アレイを含む。各ピクセルは、液晶材料と2つのフィルタとの層を含み、その一方のフィルタは光を水平に偏光する働きをし、他方のフィルタは光を垂直に偏光する働きをする。反射型LCDは、ピクセルの裏に反射層(鏡など)を有し、フロントライト又は周辺光のいずれかによって照明される。透過型LCDは、ピクセルが光源の前に配置され、光源からの光がピクセルを通してLCDの前、すなわち表示領域へと送られ、結果として「照明された」ピクセルを生じさせる配置構成において、バックライトによって照明される。バックライトを当てるための光源は、エレクトロルミネセンス・パネル/フォイル(EL)、冷陰極蛍光灯(CCFL)、熱陰極蛍光灯(HCFL)、外部電極蛍光灯(EEFL)、従来型白熱電球、又は発光ダイオード(LED)を含むことができる。ある種のバックライト用途では、高輝度放電ランプも使用することができる。
【0004】
[0004] LEDが透過型LCDのバックライト光源として利用される場合は、従来型LED又は側面発光型LEDとすることができる。側面発光型LEDは「側面放出型LED」又は「サイド・ルッカーLED」とも呼ばれる。側面発光型LEDとは、パッケージが取り付けられた表面と平行に光を発する、パッケージ化LEDである。側面発光型LEDパッケージは、従来のLEDパッケージに比べて薄く、通常は製造コストが安い。典型的な側面発光型LEDパッケージの寸法は約1.5mm×約0.5〜0.7mmであるが、こうした寸法は変更することができる。側面発光型LEDパッケージは、サイズが小さいことによって、少なくとも部分的に電流処理機能が制限されている。結果として、単一側面発光型LEDパッケージは、通常、従来のLEDパッケージよりも出力機能が劣る。偶発的又は意図的のいずれであっても、実践者はしばしば、より大きな出力を達成するために、側面発光型LEDを「過電流」にすることがあり、こうしたLEDを組み込んだデバイスの過熱及び故障につながる可能性がある。
【0005】
[0005] 透過型LEDに関する現行のLED照明技法は、直下バックライティング又はエッジ照明によるバックライティングのいずれかを含む。バックライトは背面からピクセルを照明することになるが、その光は、ピクセル中央の後ろから直接(直下バックライティング)、又はピクセル側面の後ろから(エッジ照明によるバックライティング)入射することができる。どちらの技法もバックライティングとして認識されるが、直下バックライティングは、ピクセル背面を通って軸方向(中央)に向けて送られる照明を意味する。これに対してエッジ照明は、光源がLCDシステムのエッジに沿って配置され、ピクセルを側面から照明する配置構成を意味する。エッジ照明は、LCDの側面エッジ、上部エッジ、又は下部エッジに沿って実行することができる。透過型LCDのバックライティングは、導波路を利用してLCDパネル全体に光を拡散させることが可能であり、こうした導波路は光の単一の入口を有し、所望の領域全体に拡散させるために内部反射によって光を送る。
【0006】
[0006] 従来のLEDバックライティングLCDは、パネル又はタイル・アレイ上に配置された赤、緑、及び青のLEDアレイを含む層状システムを含むことができる。パネル又はタイルは、LEDバックライトから提供された光を拡散させ、光の一部を反射面又は反射層に向けて後方反射させ、それによって光を混合し、光の均一性を向上させるように機能(「再循環効果」)する拡散層に向けて、所望の方向に光が反射されるように配置された反射面又は反射層を含む。反射層又は反射面と拡散層とを覆う輝度向上フィルム及び/又はコリメーティング層は、より最適な方法で光をLCDパネル層に提供し、再循環効果を強化するために、反射層又は反射面と拡散層とを使用して動作する。当業者であれば理解されるように、実施形態に応じて、層を追加するか又は減らして使用することができる。こうしたバックライト・システムは、温度管理のために、LEDの下に温度層を含むこともできる。したがって、当業者であれば理解されるように、LEDバックライト・システムは、LCDパネルに均一の白色光を提供し、シャッタ層と、赤、緑、及び青のカラー・フィルタとを含む。
【0007】
[0007] 上記従来方式で照明される画面には、いくつかの固有の制限がある。LEDを使用する直下バックライティングとの関連において、従来のLEDパッケージは、LCD画面で(すなわち、これを通して)直接発光する。画面全体を照明するためには、LEDは高出力で動作しなければならず、導波路なしで使用する場合は、かなり厚くなければならない。したがって、結果として生じるLCDシステム(テレビジョン、モニタなど)の厚さも増加する。しかしながら現在の消費者は、数インチ厚さのより薄型形状のシステムを望む。したがって、厚いLCDシステムは商用的に望ましくない。さらに、導波路のない高出力の従来型LEDパッケージを使用すると、パネル上に「ホット・スポット」とも呼ばれる「ヘッドライト効果」を生成する場合があり、これによって有害な光の均一性の欠如が生じる。
【0008】
[0008] LCDのエッジに配置された側面発光型LEDパッケージの発光を拡散させるために導波路が使用されるエッジ照明に関しては、結果として生じる画面サイズが制限される。上述のように、側面発光型LEDパッケージの発光特徴は、そのサイズ及び電流処理機能によるこうした制限により、従来のLEDパッケージに比べて低下する。発光が低下し、導波路内の光の入口が1つであることにより、画面のサイズが比較的大きい場合、側面発光型LEDで照明されるLCD画面の1つ又は複数の部分(すなわち通常は中央)が照明されない場合がある。側面発光型LEDパッケージで照明され、許容可能な均一照明特徴を有するLCD画面は、現在、約12〜14インチ(対角線)サイズの画面に限定されている。
【0009】
[0009] したがって、当分野では、軽量であり、薄型形状を有し、大型画面が使用可能であり、優れたカラー及びコントラストを伴うディスプレイ全体にわたって均一に照明されるバックライト型LCDディスプレイ及びディスプレイ・システムが求められている。これら及び他の必要性は、本発明の実施形態による装置及びシステムによって対処される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
[0010] 本発明は、改良型液晶ディスプレイ・システム及びこれを使用する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
[0011] 一態様では、本発明は、LCDパネルと、複数の入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、複数の入光領域のうちの第1の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、複数の入光領域のうちの少なくとも第2の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを備える液晶ディスプレイ(LCD)システムを提供する。
【0012】
[0012] 他の態様では、液晶ディスプレイ(LCD)システムは、少なくとも約12インチ(30.48cm)の対角線測定値を有する可視面を備えたLCDパネルと、複数の入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、複数の入光領域のうちの第1の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、複数の入光領域のうちの少なくとも第2の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを備え、第1の発光源及び少なくとも第2の発光源のそれぞれが、少なくとも1つのストリップに配置される複数のLEDを備える。
【0013】
[0013] 他の態様では、本発明は、LCDパネルと、少なくとも1つの入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、LCDパネル上へ直下バックライトを放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを備える液晶ディスプレイ(LCD)システムを提供する。
【0014】
[0014] さらに他の態様では、本発明は、LCDパネルと、第1及び少なくとも第2の入光領域を有する少なくとも1つの導波路素子と、第1の発光源と、少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを使用し、(1)第1の発光源を第1の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合するステップと、(2)少なくとも第2の発光源を少なくとも第2の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合するステップと、(3)LCDパネルにバックライトを当てるように少なくとも1つの導波路素子を配置するステップとを含む複数のステップを備える方法を提供する。
【0015】
[0015] 他の態様では、本発明は、少なくとも1つの入光領域を備える第1の導波路素子と、第1の入光領域にある第1の導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、少なくとも1つの入光領域を備える少なくとも第2の導波路素子と、第1の入光領域にある少なくとも第2の導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを備える導波路システムを提供する。本発明の実施形態は、本明細書で説明するような導波路システムを利用するLCDシステムも提供する。
【0016】
[0016] 他の態様では、追加の利点のために、上記態様のいずれかを組み合わせることができる。
【0017】
[0017] 当業者であれば、以下の開示及び添付の図面を再検討することによって、これらの態様及び他の態様ならびに本発明の利点が明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
[0033] 本発明は、種々の態様における改良型LCDシステムに関する。一実施形態では、LCDシステムは、LCDパネル又は画面と、光のための複数の入口領域を備える少なくとも1つの導波路と、少なくとも1つの導波路内に光を放射するように配置された少なくとも2つの発光源とを備える。発光源によって放射された光が導波路内に光学的に結合された場合、導波路はLCDパネル又は画面全体を照明するのに十分な光を伝達する。別の方法としては、それぞれが少なくとも1つの光の入口領域と、導波路に光を放射するように配置された少なくとも1つの関連する発光源とを備える複数の導波路を使用することもできる。複数の導波路を備える場合、それぞれの導波路は、LCDパネルの一部を照明するように配置することができる。
【0019】
[0034] 従来のLCDシステムは、一般に、LCDパネルと、単一の入光点を有する単一導波路素子に光学的に結合されたLEDなどの光源とを含む。側面発光型LEDパッケージは、電流使用量が少ないこと及び小型であることから、LCDシステムで使用することが望ましい。しかし、過熱の問題により、側面発光型LEDパッケージに供給できる電流は制限され、その放射も制限される。それ故、単一の側面発光型LEDパッケージから従来型の導波路に放射できる光の総量も制限される。したがって、単一入力導波路に結合された側面発光型LEDパッケージは、約12〜14インチよりも大きな可視対角線測定値を有するバックライティングLCDパネルでの使用には好適でない。
【0020】
[0035] 本発明の実施形態は、過熱及び「ホット・スポット」の生成などの問題なしに、約12インチよりも大きな可視対角線測定値を有するパネルを含む任意の望ましいサイズのパネルの均一なバックライティングを提供するため、このように制限されない。本発明で具体化されるLCDシステムは、テレビジョン及びコンピュータ・モニタを含むことができるが、これらに限定されない。
【0021】
[0036] 本発明の実施形態は、導波路の単一エッジ以外の位置、及び/又は単一エッジに加えた位置から光を受け取るための複数の入光領域を有する、単一導波路を含む。複数の入口領域から少なくとも1つの導波路に光を提供することにより、たとえLCDパネル又は画面が約12〜14インチよりも大きな対角線測定値を備える可視面を有する場合であっても、低電流の側面発光型LEDパッケージが、単独で、又は他のタイプの光源とともに、LCDパネル又は画面を均一に照明することが可能になる。
【0022】
[0037] 本発明の実施形態は、また、それぞれの導波路が少なくとも1つの単一入光領域を有する複数の導波路を備える導波路システムも含む。こうした導波路システムは、各導波路がLCDパネルの一部を照明する透過面を有するLCDシステムで利用することができる。複数の導波路に光を提供することにより、低電流の側面発光型LEDパッケージを、単独で、又は他のタイプの光源とともに使用して、LCDパネルを均一に照明することができる。
【0023】
[0038] 本発明のLCDシステムは、任意の好適なタイプの従来型LCDパネル又は画面を含むことができる。一般に、LCDパネルは、ピクセルを照明するために光源又は反射面の前に配置されたLCDピクセルを含む。さらにLCDは、当業者であれば周知のように、RGBカラー・フィルタなどのLCDシャッタ・パネル及び/又はカラー・フィルタを含むことができる。
【0024】
[0039] 一実施形態では、本発明のLCDシステムは、光が少なくとも1つの導波路素子を介して後ろからLCDパネル又は画面に提供されるような透過型LCDを含む。好ましくは、少なくとも1つの導波路素子は、パネル全体がむらなく一貫した輝度で照明されるように、光を均一及び完全に分散させる。単一導波路素子を使用するか、又は複数の導波路素子を単一LCDパネルとともに使用することができる。導波路素子とは、入光領域から透過面又は導波路素子の出口領域へと光波を導くために使用される装置である。導波路素子は、内部反射面を有する中空構造を備えることができ、別の方法としては、導波路は本質的にほとんど中実とすることができる。導波路の透過部分の製造には、ガラス、石英、プレキシガラス、及び他の光学的透過材料を使用し、さらに反射部分の製造には金属などの反射性材料を使用することができる。導波路の追加部分の製造には、ガラス及びプラスチックなどの他の材料を使用することができる。透過面又は出口領域以外の領域からの導波路素子からの光の損失を最小限にするために、導波路素子をプラスチックなどの材料で全体的又は部分的に囲んで、いずれの光も素子内に後方反射させることもできる。一実施形態では、導波路はプリズムを含む。導波路の少なくとも一部をほぼ平面又は管状の形、又は当業者にとって周知の任意の他の構成にすることができる。関連する光源から導波路素子に供給されるすべての光が、透過面を介して導波路素子に送られるような全内反射が望ましい。LCDパネル又は画面を透過光によって照明することができるように、内部反射は、LCD画面又はパネルに光を提供するために光学的に結合された導波路素子の透過面へと光波を導く。一般に、導波路は、導波路素子と見る人との間にLCDパネル又は画面が配置される配置構成で使用される。
【0025】
[0040] 単一の導波路素子が使用される場合、導波路は、好ましくは複数の入光領域を有する。さらに、導波路素子の透過面とLCDパネル又は画面の可視面とは、好ましくはほぼ同じサイズである。任意選択として、導波路は、直下バックライトからLCDパネル又は画面への光を可能にするための隙間又は穴を含むことができる。
【0026】
[0041] 本発明のLCDシステムで使用される導波路は、組み合わせて使用することができ、導波路システムで複数の導波路が使用される場合、それぞれが1つ又は複数の入光領域を有することができる。光は導波路の1つ又は複数の入光領域から入り、その透過面へと送られる。透過面は、LCDパネルと一致させるために好ましくはほぼ平坦である。この透過面は、LCDパネルにバックライトを提供し、LCDパネル又は画面の可視面を照明することができる。本発明のLCDシステムでは、1つ又は複数の導波路を使用してLCDパネル又は画面を照明することができる。
【0027】
[0042] 複数の導波路素子が使用される場合、好ましくは各導波路が少なくとも1つの入光領域を有する。導波路素子の組み合わされた透過表面積は、好ましくは、LCDパネル又は画面の可視表面積とほぼ同じである。グループのそれぞれの導波路がLCDパネルの異なる部分を照明することが可能であるか、又は組み合わされた透過面がLCDパネルのほぼすべてを照明することが可能である。他の実施形態では、複数の導波路が使用される場合、導波路は直下バックライトからLCD画面又はパネルへの光を可能にするのに十分な間隔を空けることができるか、又はグループ内の任意の個々の導波路が、直下バックライトからLCDパネル又は画面への光を可能にするための隙間又は穴を含むことができる。複数の導波路が使用される場合、それらは互いに左右に隣接するか、又は所望であれば、少なくともその一部を前後又は層状の関係に配置することができる。一実施形態では、容易な製造を促進するため、及び/又は光の分散の均一性を強化するために、複数のアップストリーム導波路をダウンストリーム導波路に光学的に結合することができる。
【0028】
[0043] 本発明の導波路素子の入光領域は、1つ又は複数の光源からの光を受け取るように適合可能である。入光領域は、導波路素子の任意の都合の良い部分に沿って配置することができる。LCDパネル又は画面に光を送るために導波路の前面部分が光学的に結合された場合、入光領域は、導波路素子の上部エッジ、第1の側面エッジ、第2の側面エッジ、下部エッジ、及び背面のうちのいずれかに沿って配置することができる。
【0029】
[0044] 本発明の導波路素子は、また、直下バックライト光源とともに使用するように適合することもできる。上述のように、従来のバックライト型LCDシステムは、直下バックライトと、任意選択として、光源の下の温度層、反射層、拡散層、輝度強化フィルム、及び/又はコリメーティング層を含むことができる層状のシステムを含む。本発明の一実施形態では、本発明の導波路素子は、導波路素子が層状のバックライト・システム内に、又はこれに加えて含められるように、直下バックライト光源とともに使用するように適合される。本発明のLCDシステム内に直下バックライティングが提供される場合、LCDパネル又は画面に送られる直下バックライトを最適化するために、こうした層、フィルム、及び1つ又は複数の導波路素子を含む素子の包含及び向きが提供される。一実施形態では、導波路素子は、直下バックライト光源と拡散層との間に提供される。他の実施形態では、導波路素子は拡散層として働く。
【0030】
[0045] 一実施形態では、LCDシステムのLCDパネル又は画面に光を提供するためにそれぞれの導波路から送られた光が結合されるように、複数の導波路が「導波路システム」を形成することができる。他の実施形態における導波路システムは、層状構成に配置された2つ以上の導波路を含むことができ、この場合、パネル全体が導波路システムによってほぼ照明されるように、各導波路がLCDパネルの異なる部分に光を提供する。導波路システム内の個々の導波路は、それぞれ、1つ又は複数の光源が光学的に結合される1つ又は複数の入光領域を含む。各導波路は、光が導波路を出る透過面又は出口領域も含む。透過面は、ガラス、クォーツ、又は他の光学的に透過性の材料を備えることができ、導波路の「プリズム」セクションと呼ばれる場合がある。透過面を含まない導波路の部分は、プリズム特性又は透過特性のない材料を備えることができる。導波路は、導波路を直接照明する光が導波路に入るか又は導波路を通過するように材料を備えるか、又は表面処理することもできる。任意選択として、層状の導波路と、散光器及び/又は「光整形」構成要素の層とを交互にすることもできる。
【0031】
[0046] 本発明の一実施形態による例示的LCDシステムでは、2つの層状導波路を含む導波路システムが使用され、ここで第1の導波路はLCD画面の中央又は内部領域を照明し、第2の導波路はLCD画面の周辺又は外部領域を照明する。図6Aは、本発明の一実施形態による2層導波路システムによって照明されたLCD画面42を示す。照明された画面42上で、第1の導波路(図示せず)は、LCD画面42の中央部分45に照明を提供するように配置され、第2の導波路(図示せず)は、LCD画面42の周辺又は外部セクション46に照明を提供するように配置される。導波路システムの各導波路は、好ましくは、少なくとも1つの異なる光源(図示せず)からの光を受け取る。図6Bは、図6Aに示されたようなLCD画面42を照明するために使用される例示的導波路システム41の、図6Aの断面線B−Bに沿った断面図を提供する。図6Bを見ればわかるように、例示的な2導波路システム41では、導波路層44A、44Bは互いに同様のサイズとすることができる。導波路44A、44Bは、1つの導波路44Aが第2の導波路44BとLCD画面42との間に配置されるような層構造で配置される。各導波路44A、44Bは、LCD画面42の方向に発光する主平面上に、透過部分又はプリズム部分49A、49Bを有する。各導波路44A、44Bは、LCD画面42がほぼ照明されるように、LCD画面42の一部を照明する。導波路システムは、任意選択として、鏡又は白色光散光器40によって裏打ちすること、及び/又は、導波路層44A、44Bの間に追加の散光器又は光整形構成要素(図示せず)を含むことができる。
【0032】
[0047] 本発明の一実施形態では、導波路システムは、第1の導波路はLCD画面の中央又は内部領域を照明し、第2の導波路はLCD画面の周辺又は外部領域を照明し、第3の導波路はLCD画面の周辺又は外部領域の第2の(たとえば残りの)部分を照明する3つの層状導波路を含む。図7Aは、3層導波路システム51を利用する例示的な照明されたLCD画面52を示す。照明された画面52上で、第1の導波路(図示せず)はLCD画面52の中央に沿った第1の部分55に照明を提供するように配置され、第2の導波路(図示せず)はLCD画面52の外部に沿った第2の部分56に照明を提供するように配置され、第3の導波路(図示せず)はLCD画面52の残りの外部に沿った第3の部分57に照明を提供するように配置される。導波路システムの各導波路54A〜54Cは、好ましくは、少なくとも1つの異なる光源(図示せず)からの光を受け取る。図7Bは、図7Aに示されたようなLCD画面52を照明するために使用される例示的導波路システム51の、図7Aの断面線B−Bに沿った断面図を提供する。図7Bを見ればわかるように、例示的な3導波路システム51の各導波路層54A〜54Cは同様のサイズとすることができる。導波路54A〜54Cは、1つの導波路54AがLCD画面52の最も近くに配置され、第3の導波路54CがLCD画面52から最も遠くに配置され、第2の導波路54Bが第1と第3の導波路54A、54Cの間に配置されるような層構造で配置される。各導波路54A〜54Cは、LCD画面52の方向に発光する主平面上に、透過部分又はプリズム部分59A〜59Cを有する。各導波路54A〜54Cは、LCD画面52全体がほぼ照明されるように、LCD画面52の一部を照明する。導波路システム51は、任意選択として、鏡又は白色光散光器50によって裏打ちすること、及び/又は、導波路層54A〜54Cの間に追加の散光器又は光整形構成要素(図示せず)を含むことができる。
【0033】
[0048] 本発明の他の実施形態では、4層導波路が提供される。こうした配置構成では、導波路それぞれが、LCD画面の異なる部分(たとえば象限)に光を提供する。
【0034】
[0049] 図8Aは、4層導波路システムによって照明された例示的LCD画面62を示す。例示的な照明された画面62上で、第1の導波路(図示せず)はLCD画面62の左上象限に対応する第1の部分65に照明を提供するように配置され、第2の導波路(図示せず)はLCD画面62の左下象限に対応する第2の部分66に照明を提供するように配置され、第3の導波路(図示せず)はLCD画面62の右上象限に対応する第3の部分67に照明を提供するように配置され、第4の導波路(図示せず)はLCD画面62の右下象限に対応する第4の部分68に照明を提供するように配置される。導波路システムの各導波路は、好ましくは、少なくとも1つの異なる光源(図示せず)からの光を受け取る。図8Bは、図8AのLCD画面62を照明するために使用可能な導波路システム61の、図8Aの断面線B−Bに沿った第1の断面図を提供する。図8Cは、図8AのLCD画面62を照明するために使用可能な第1の導波路システムの、断面線C−Cに沿った代替断面図を提供する。図8B及び図8Cを見ればわかるように、例示的な4導波路システム61では、導波路層64A〜64Dは互いに同様のサイズとすることができる。導波路64A〜64Dは、第1の導波路64AがLCD画面61の最も近くに配置され、第4の導波路64DがLCD画面61から最も遠くに配置され、第2の導波路64B及び第3の導波路64Cが第1と第4の導波路64A、64Dの間に配置されるような層構造で配置される。各導波路64A〜64Dは、LCD画面62の方向に発光する表面上に、透過部分又はプリズム部分69A〜69Dを有する。各導波路64A〜64Dは、LCD画面62全体がほぼ照明されるように、LCD画面62の一部を照明する。導波路システム61は、任意選択として、鏡又は白色光散光器(図示せず)によって裏打ちされ、導波路層64A〜64Dの間に追加の散光器又は光整形構成要素(図示せず)を含むことができる。
【0035】
[0050] 図9Aは、他の4層導波路システムによって照明された例示的LCD画面72を示す。例示的な照明された画面72上で、第1の導波路はLCD画面72の第1の部分75を照明し、第2の導波路はLCD画面72の第2の部分76を照明し、第3の導波路はLCD画面72の第3の部分77を照明し、第4の導波路はLCD画面72の第4の部分78を照明する。導波路システムの各導波路74A〜74Dは、好ましくは、少なくとも1つの異なる光源(図示せず)からの光を受け取る。図9Bは、図9AのLCD画面72を照明するために使用可能な導波路システム71の、図9Aの断面線B−Bに沿った断面図を提供する。図9Bを見ればわかるように、例示的な4導波路システム71では、導波路層74A〜74Dは互いに同様のサイズとすることができる。導波路74A〜74Dは、第1の導波路74AがLCD画面72の最も近くに配置され、第4の導波路74DがLCD画面72から最も遠くに配置され、第2の導波路74B及び第3の導波路74Cが第1と第4の導波路74A、74Dの間に配置されるような層構造で配置される。各導波路74A〜74Dは、LCD画面72の方向に発光する表面上に、透過部分又はプリズム部分79A〜79Dを有する。各導波路74A〜74Dは、LCD画面72全体がほぼ照明されるように、LCD画面72の一部を照明する。導波路システム71は、任意選択として、鏡又は白色光散光器(図示せず)によって裏打ちされ、導波路層74A〜74Dの間に追加の散光器又は光整形構成要素(図示せず)を含むことができる。
【0036】
[0051] 上記例示的導波路システムは、本明細書で提供された特定の透過構成に限定されるものでないことを理解されよう。導波路の透過セクションがLCD画面の種々のセクションを照明するように、任意の数の導波路を任意の構成で配置することができる。任意の特定の構成における導波路による透過は、個々の導波路の間で必ずしも均一に配分される必要はない。上記例示的な導波路システムは、ほぼ同様のサイズの導波路を含むが、導波路システムの導波路は、結果として生じるそれら導波路の透過セクションがLCD画面のほぼすべてを照明する限り、いかなるサイズでも可能であるものとする。
【0037】
[0052] 上述のように、任意選択として、1つ又は複数の光源が本発明の種々の実施形態の導波路素子に結合される。任意の数の光源を使用して、LCDパネルの均一照明を達成することができる。光源は、任意選択として、導波路素子の入光領域内に光を放射するように結合されるが、入光領域の数が光源の数を制限することはない。一実施形態では、少なくとも1つの導波路素子の第1の入口領域に光を放射するように配置された第1の発光源と、少なくとも1つの導波路素子の第2の入口領域に光を放射するように配置された第2の発光源とを含む少なくとも1つの導波路素子を使用することができる。追加の発光源及び入光領域も使用することができる。
【0038】
[0053] 発光源は、入光領域内に放射される光の光学的結合を可能にするLCDシステム内のいずれの位置にも配置することができる。したがって発光源は、LCDシステムの側面領域、上部領域、下部領域、及び/又は後部領域、内部又はそれらに沿って配置することができる。発光源は対応する入光領域から離して間隔を空けること、対応する入光領域に隣接すること、及び/又は対応する入光領域に物理的に結合することができる。一実施形態では、発光源は側面発光型LEDパッケージを含み、発光源は、導波路の上部エッジ及び下部エッジ内に同時及び単独で光を放射しないように配置される。こうした実施形態では、光源は導波路の上部及び下部エッジの両方以外の位置に配置可能であるか、又は導波路の上部及び下部エッジの両方に沿って配置された光源は、少なくとも1つの他の位置から導波路内に光を放射するように配置された少なくとも1つの追加の光源が補足される。
【0039】
[0054] 光源と導波路素子との間の光学的結合は、導波路素子内に画定された1つ又は複数の凹部に向けて光を送ること、導波路素子内に光源を埋め込むこと、及び、導波路素子の少なくとも1つのエッジ又は表面に向けて光を送ることのうちのいずれかを含むことができる。導波路素子の形状は必ずしも均一である必要はなく、任意選択として、1つ又は複数の延長部を介して光源を導波路素子に光学的に結合できるように、任意の好適な方向に向けられた1つ又は複数の延長部を含むことができる。
【0040】
[0055] LCDシステムの形状は薄いほど望ましいため、導波路延長部が利用される場合、それらは任意選択として、より薄い形状のシステムを達成するために、導波路素子自体の主平面に向けて、及びそれに対応してLCDパネルに向けて、傾斜、曲折、湾曲するように配向することができる。
【0041】
[0056] 一実施形態では、さらにLCDシステムは、導波路内に光を放射するように光学的に結合されていない光源を備えることもできる。例示的システムは、導波路に向かう光によって補足されるLCDパネルに直下バックライトを当てる光源を含む。こうしたバックライトによって放射される光は、バックライトからLCDパネルへと光を伝達させるために、バックライトとLCDパネルの間に配置された導波路又は導波路システムを通過するか、又はその周囲を通ることができる。こうした実施形態では、バックライトはLCDパネル又は画面に光を提供し、この光は、導波路又は導波路システムによって伝達された光によって1つ又は複数の位置で補足される。
【0042】
[0057] 他の実施形態では、当業者であれば理解されるように、LCDシステムは、導波路に光学的に結合された直下バックライト光源をさらに備えることができる。例示的システムは、導波路に光学的に結合された光を提供する光源を含み、この光源はLCDパネルの真後ろに配置される。こうした直下バックライティングは、当業者が周知の任意の手段によって、導波路に結合することができる。一実施形態では、LEDは導波路延長部の端部に提供される。こうした導波路延長部は、上記で詳細に説明したように配向することができる。好ましくは、こうした延長部は短く、バックライトは延長部と同一平面になっている。他の実施形態では、導波路は、導波路上を照明する直下バックライトが表面を介して導波路に入り、追加の入光源を介して導波路に提供される光と光学的に結合されるように、こうした材料を備えるか、又は表面処理される。さらに他の実施形態では、導波路は、導波路表面にノッチ、溝、又は他のくぼみの形の入光源を含み、直下バックライトを導波路に対して直接配置することができる。したがって、直下バックライトから放射される光は、任意選択として、導波路に直接結合することができる。
【0043】
[0058] LCDパネルの照明に有用な光源は、冷陰極蛍光灯(CCFL)、熱陰極蛍光灯(HCFL)、エレクトロルミネセンス・パネル(ELP)、白熱電球、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、高輝度放電(HID)ランプ、及び、光を加法的又は空間離散的な配置構成で提供するように配置された上記光源の任意の組み合わせのうちのいずれかを含むことができる。
【0044】
[0059] 本発明の実施形態でLEDが光源として使用される場合、こうしたLEDは、好ましくはLEDパッケージ内で具体化される。こうしたパッケージは、電流を受け取る電極の反対側から発光するパッケージ化された従来のLEDを含むこと、及び/又は、パッケージが取り付けられる表面とほぼ並行して光を放射するパッケージ化された側面発光型LED(「側面放出型LED」又は「サイド・ルッカーLED」とも呼ばれる)とすることができる。本明細書で使用される「LEDパッケージ」は、好ましくは、基板、電極、基板上に又は基板を覆って取り付けられるLEDチップ、及びLEDチップ上に又はLEDチップを覆って配置される封止材を含む。LEDパッケージは、散光器、リフレクタ、レンズ、静電放電ダイオード、及び/又は熱伝導要素のうちのいずれかを含むこともできる。
【0045】
[0060] 本発明のLCDシステム内の光源は、白色光、青色光、赤色光、緑色光、又は任意の所望の波長の光のうちのいずれかを発するLEDを含むことができる。一実施形態では、光源は、赤緑青(RGB)LEDの1つ又は複数のクラスタを含む。こうしたクラスタは、独立に制御することができる。他の実施形態では、光源は、青色光を白色光に高周波変換するために、コーティングされるか又はそうでなければ蛍光体でカバーされた、青色LEDを含む。
【0046】
[0061] 本発明の光源の例示的組み合わせは、(1)1つ又は複数の側面発光型LEDを利用するエッジ・バックライティングが補足された1つ又は複数の側面発光型LEDを利用する直下バックライティング、(2)1つ又は複数の側面発光型LEDを利用するエッジ・バックライティングが補足された1つ又は複数の従来型LEDを利用する直下バックライティング、(3)1つ又は複数の従来型LEDを利用するエッジ・バックライティングが補足された1つ又は複数の側面発光型LEDを利用する直下バックライティング、(4)1つ又は複数の従来型LEDを利用するエッジ・バックライティングが補足された1つ又は複数の従来型LEDを利用する直下バックライティング、及び(5)1つ又は複数の側面発光型LED又は従来型LEDを利用する複数のエッジからのエッジ・バックライティング、あるいはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。こうした組み合わせは、従来型LED及び側面発光型LEDの両方を含む単一光源を含むことができるが、これらに限定されることはない。上記組み合わせは可能な構成の単なる例を表すものであり、本発明の範囲内の他の構成を使用することもできる。
【0047】
[0062] 単一光源は、複数のLEDを備えることができる。こうした複数のLEDのLEDは、簡便な製造を可能にするため、少なくとも1つの導波路素子の入光領域内に放射される光を最大にするため、又はその両方のいずれであっても、任意の好適な構成で配置することができる。例示的な配置構成は、ストリップ内に配置された複数のLEDパッケージ、又はストリップ内に配置された複数のLEDを含む単一LEDパッケージを含む。こうしたストリップは、2つ以上のLED又はLEDパッケージを含むことができる。単一ストリップ内の個々のLED又はLEDパッケージは、同じストリップ内の他のLED又はLEDパッケージと、特徴的に同じか又は異なるものとすることができる。単一ストリップ内のLED又はLEDパッケージは、ほぼ同じ波長を放射するように適合するか、又は異なる波長を放射するように適合することができる。加えて、複数のストリップは、導波路素子内に光を放射するための単一複合光源を生み出すために、端と端を接続する向き、又は側面と側面を接続する向きなどの任意の好適な向きで、互いに接続することができる。複数のストリップが使用される場合、各ストリップは、他のストリップとほぼ同じ波長の光を放射するように適合するか、又は、他のストリップの光と異なる波長の光を放射するように適合することができる。
【0048】
[0063] LED又はLEDパッケージのストリップを含む光源は、LEDを電気的に相互に接続できるように、回路基板又は他の一般的な構造支持体を含むことができる。さらにLEDは、複数のLEDの均一な性能を提供するように適合された構成要素に電気的に接続することもできる。こうした構成要素は、たとえばLEDへの電力、放射光の強さ、放射光の波長、及び/又は他のパラメータを調節するための1つ又は複数の共通制御回路(たとえば集積回路又はプロセッサ)を含むことができる。加えて、LEDのストリップは、電圧スパイクからの保護をストリップ内の複数のLEDに提供する1つ又は複数の共通の静電放電(ESD)ダイオードを含むか、又はこれに接続することができる。さらに複数のストリップは、単一のマスタ制御回路又はCPUからの制御の対象とすることができる。
【0049】
[0064] 図5は、ストリップ100内に配置された複数のLEDパッケージを含む、LCDシステムで使用するための例示的光源を示す。好ましい実施形態では、ストリップ100は20mm×2.5mmの寸法を有し、直列に配置することができる5つ以上のLEDパッケージ101A〜101Eを含む。任意選択として、こうしたストリップ100は、2.5ミル(0.0635mm)厚さのFR4基板及び1オンス(28.35グラム)の銅、無電解ニッケル浸漬金メッキを含む回路基板105を備えるが、背面上にははんだマスクを含まない。ストリップ100は、LED 101A〜101Eと電気通信する共通ESDダイオード102を含む。ストリップ100の共通電気入力として働くための接点103、104を提供することができる。
【0050】
[0065] 単一光源が複数のLEDパッケージを備える場合、任意の所望の数のLEDパッケージが提供可能であることを理解されたい。単一光源の構成に影響を与える要因には、照明されるパネルのサイズ、望ましい視野角、導波路素子の入光領域への光の入射角、個々のLEDパッケージの間隔、個々のLEDパッケージの明るさ、及びLEDパッケージのサイズを含むことができる。これとあいまって、本明細書で説明されるようなシステムで使用される少なくとも1つの導波路に結合された複数の光源は、任意の所望サイズのLCDパネルを均一に照明するように適合される。
【0051】
[0066] 図1Aは、LCDパネル2と、複数の光源3A、3Bとを含む、例示的LCDシステム1の少なくとも一部を示す概略正面図である。図1Bは、LCDパネル2、光源3A、3B、及び導波路素子4を示す、図1Aのシステムの概略斜視図である。図1Cは、基部7上にストリップとして配置された複数の側面発光型LEDパッケージ6A〜6Eを備え、基部7の面と並行に導波路4へと光8を放射する、例示的光源3Bを示す概略側面図である。
【0052】
[0067] 図2は、本発明の実施形態による、LCDパネル12と、導波路素子14と、第1の光源13と、追加の光源15A〜15Dとを含み、それぞれが、導波路延長部16A〜16Dの端部で導波路素子14にそれぞれ結合された例示的LCDシステム11の少なくとも一部を示す概略斜視図である。図2では、第1の光源13は、導波路素子14の外側エッジに沿って配置された入光領域へと光を提供し、LEDパッケージの追加のストリップ15A〜15Dは、導波路素子14の延長部16A〜16D上の入光領域に沿って導波路素子14に光学的に結合される。
【0053】
[0068] 図3は、本発明の一実施形態による例示的LCDシステム21の少なくとも一部を示す概略斜視図であり、システムは、LCDパネル22と、導波路素子24と、導波路の主平面のエッジ27に沿って、及び、それぞれ導波路延長部26A、26Bの端部で、導波路24に結合された光源23、25A、25Bとを含む。追加の光源(図示せず)は、導波路延長部26C及び26Dの端部で、エッジ28に沿って、導波路素子24に結合されるように企図される。導波路延長部26A〜26Dは、結果として生じるシステム21の側面形状が、延長部26A〜26Dが直線である場合よりも薄くなるように、導波路素子24の主平面方向に湾曲する。
【0054】
[0069] 図4は、本発明の一実施形態による例示的LCDシステム31の概略斜視図である。システム31は、LCDパネル32と、導波路素子34と、導波路素子34のエッジ37に光学的に結合された第1の光源33と、導波路素子34の裏側35に光学的に結合された追加の光源34A〜34Iとを含む。
【0055】
[0070] 本発明の種々の実施形態は、また、上記光源を使用してLCDパネルを照明する方法も提供する。LEDパネルは、パネルの完全かつ均一な照明を提供する任意の組み合わせの光源によって照明することができる。直下バックライティングによって、あるいは、LEDパネルへと直接光を放射するように、及び/又は1つ又は複数の間に置かれた導波路素子内へと光を放射するように配置された任意の組み合わせの光源を使用して、導波路素子のエッジ又は後部領域に沿って配置された光源からパネルへと光を提供することができる。
【0056】
[0071] 以上、本発明について、上記実施形態を参照しながら説明してきたが、修正及び変形が本発明の真意及び範囲に包含されることを理解されよう。したがって本発明は、請求項によってのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1A】[0018] 本発明の一実施形態による、光源としてストリップ内に配置された複数のLEDを利用して、2つの側面エッジからのエッジ照明を伴う導波路素子を含む例示的LCDシステムの少なくとも一部を示す概略正面図である。
【図1B】[0019] 図1Aの例示的LCDシステムを示す概略斜視図である。
【図1C】[0020] 図1A及び図1BのマルチLEDストリップ光源を示す概略斜視図である。
【図2】[0021] 本発明の一実施形態による、ストリップ内に配置された複数のLEDから光を受け取るための斜め延長部を伴う導波路素子を含む例示的LCDシステムの少なくとも一部を示す概略斜視図である。
【図3】[0022] 本発明の一実施形態による、導波路素子の主平面方向にカーブした複数の延長部を伴う導波路素子を含む例示的LCDシステムの少なくとも一部を示す概略図である。
【図4】[0023] 本発明の一実施形態による、LCD画面後ろのストリップ内に配置された複数のLEDによるバックライティングと、システムの少なくとも1つの側面エッジに沿ってストリップ内に配置された複数のLEDによるサイド・バックライティングとの両方を受ける導波路素子を含む例示的LCDシステムを示す概略斜視図である。
【図5】[0024] 本発明の一実施形態による、LCDシステム内の発光源で使用するためにストリップ内に配置された複数のLEDを示す概略図である。
【図6A】[0025] 本発明の一実施形態による、2つの導波路を含む導波路システムによって照明された被照明LCD画面を示す概略正面図である。
【図6B】[0026] 図6AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【図7A】[0027] 本発明の一実施形態による、3つの導波路を含む導波路システムによって照明された被照明LCD画面を示す概略正面図である。
【図7B】[0028] 本発明の一実施形態による、図7AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【図8A】[0029] 本発明の一実施形態による、4つの導波路を含む導波路システムによって照明された被照明LCD画面を示す概略正面図である。
【図8B】[0030] 本発明の一実施形態による、図8AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【図8C】[0030] 本発明の一実施形態による、図8AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【図9A】[0031] 本発明の一実施形態による、4つの導波路を含む導波路システムによって照明された被照明LCD画面を示す概略正面図である。
【図9B】[0032] 本発明の一実施形態による、図9AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【技術分野】
【0001】
[0001] 本発明は、概して、液晶ディスプレイに関し、特に、強化された照明均一性を有する液晶ディスプレイに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002] 陰極線管(CRT)ディスプレイなどの従来のディスプレイ・パネルは、液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマ・ディスプレイなどのより高度な代替物に取って代わられている。これらの新しいディスプレイ技術は、軽量化、薄型形状、表示結果における優れた色あい、コントラスト、及び輝度、ならびに省電力化を含む従来のCRT技術を超える種々の利点を提供する。
【0003】
[0003] LCDは通常、光源、照明パネル、又はリフレクタの前に配置されたピクセル・アレイを含む。各ピクセルは、液晶材料と2つのフィルタとの層を含み、その一方のフィルタは光を水平に偏光する働きをし、他方のフィルタは光を垂直に偏光する働きをする。反射型LCDは、ピクセルの裏に反射層(鏡など)を有し、フロントライト又は周辺光のいずれかによって照明される。透過型LCDは、ピクセルが光源の前に配置され、光源からの光がピクセルを通してLCDの前、すなわち表示領域へと送られ、結果として「照明された」ピクセルを生じさせる配置構成において、バックライトによって照明される。バックライトを当てるための光源は、エレクトロルミネセンス・パネル/フォイル(EL)、冷陰極蛍光灯(CCFL)、熱陰極蛍光灯(HCFL)、外部電極蛍光灯(EEFL)、従来型白熱電球、又は発光ダイオード(LED)を含むことができる。ある種のバックライト用途では、高輝度放電ランプも使用することができる。
【0004】
[0004] LEDが透過型LCDのバックライト光源として利用される場合は、従来型LED又は側面発光型LEDとすることができる。側面発光型LEDは「側面放出型LED」又は「サイド・ルッカーLED」とも呼ばれる。側面発光型LEDとは、パッケージが取り付けられた表面と平行に光を発する、パッケージ化LEDである。側面発光型LEDパッケージは、従来のLEDパッケージに比べて薄く、通常は製造コストが安い。典型的な側面発光型LEDパッケージの寸法は約1.5mm×約0.5〜0.7mmであるが、こうした寸法は変更することができる。側面発光型LEDパッケージは、サイズが小さいことによって、少なくとも部分的に電流処理機能が制限されている。結果として、単一側面発光型LEDパッケージは、通常、従来のLEDパッケージよりも出力機能が劣る。偶発的又は意図的のいずれであっても、実践者はしばしば、より大きな出力を達成するために、側面発光型LEDを「過電流」にすることがあり、こうしたLEDを組み込んだデバイスの過熱及び故障につながる可能性がある。
【0005】
[0005] 透過型LEDに関する現行のLED照明技法は、直下バックライティング又はエッジ照明によるバックライティングのいずれかを含む。バックライトは背面からピクセルを照明することになるが、その光は、ピクセル中央の後ろから直接(直下バックライティング)、又はピクセル側面の後ろから(エッジ照明によるバックライティング)入射することができる。どちらの技法もバックライティングとして認識されるが、直下バックライティングは、ピクセル背面を通って軸方向(中央)に向けて送られる照明を意味する。これに対してエッジ照明は、光源がLCDシステムのエッジに沿って配置され、ピクセルを側面から照明する配置構成を意味する。エッジ照明は、LCDの側面エッジ、上部エッジ、又は下部エッジに沿って実行することができる。透過型LCDのバックライティングは、導波路を利用してLCDパネル全体に光を拡散させることが可能であり、こうした導波路は光の単一の入口を有し、所望の領域全体に拡散させるために内部反射によって光を送る。
【0006】
[0006] 従来のLEDバックライティングLCDは、パネル又はタイル・アレイ上に配置された赤、緑、及び青のLEDアレイを含む層状システムを含むことができる。パネル又はタイルは、LEDバックライトから提供された光を拡散させ、光の一部を反射面又は反射層に向けて後方反射させ、それによって光を混合し、光の均一性を向上させるように機能(「再循環効果」)する拡散層に向けて、所望の方向に光が反射されるように配置された反射面又は反射層を含む。反射層又は反射面と拡散層とを覆う輝度向上フィルム及び/又はコリメーティング層は、より最適な方法で光をLCDパネル層に提供し、再循環効果を強化するために、反射層又は反射面と拡散層とを使用して動作する。当業者であれば理解されるように、実施形態に応じて、層を追加するか又は減らして使用することができる。こうしたバックライト・システムは、温度管理のために、LEDの下に温度層を含むこともできる。したがって、当業者であれば理解されるように、LEDバックライト・システムは、LCDパネルに均一の白色光を提供し、シャッタ層と、赤、緑、及び青のカラー・フィルタとを含む。
【0007】
[0007] 上記従来方式で照明される画面には、いくつかの固有の制限がある。LEDを使用する直下バックライティングとの関連において、従来のLEDパッケージは、LCD画面で(すなわち、これを通して)直接発光する。画面全体を照明するためには、LEDは高出力で動作しなければならず、導波路なしで使用する場合は、かなり厚くなければならない。したがって、結果として生じるLCDシステム(テレビジョン、モニタなど)の厚さも増加する。しかしながら現在の消費者は、数インチ厚さのより薄型形状のシステムを望む。したがって、厚いLCDシステムは商用的に望ましくない。さらに、導波路のない高出力の従来型LEDパッケージを使用すると、パネル上に「ホット・スポット」とも呼ばれる「ヘッドライト効果」を生成する場合があり、これによって有害な光の均一性の欠如が生じる。
【0008】
[0008] LCDのエッジに配置された側面発光型LEDパッケージの発光を拡散させるために導波路が使用されるエッジ照明に関しては、結果として生じる画面サイズが制限される。上述のように、側面発光型LEDパッケージの発光特徴は、そのサイズ及び電流処理機能によるこうした制限により、従来のLEDパッケージに比べて低下する。発光が低下し、導波路内の光の入口が1つであることにより、画面のサイズが比較的大きい場合、側面発光型LEDで照明されるLCD画面の1つ又は複数の部分(すなわち通常は中央)が照明されない場合がある。側面発光型LEDパッケージで照明され、許容可能な均一照明特徴を有するLCD画面は、現在、約12〜14インチ(対角線)サイズの画面に限定されている。
【0009】
[0009] したがって、当分野では、軽量であり、薄型形状を有し、大型画面が使用可能であり、優れたカラー及びコントラストを伴うディスプレイ全体にわたって均一に照明されるバックライト型LCDディスプレイ及びディスプレイ・システムが求められている。これら及び他の必要性は、本発明の実施形態による装置及びシステムによって対処される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
[0010] 本発明は、改良型液晶ディスプレイ・システム及びこれを使用する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
[0011] 一態様では、本発明は、LCDパネルと、複数の入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、複数の入光領域のうちの第1の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、複数の入光領域のうちの少なくとも第2の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを備える液晶ディスプレイ(LCD)システムを提供する。
【0012】
[0012] 他の態様では、液晶ディスプレイ(LCD)システムは、少なくとも約12インチ(30.48cm)の対角線測定値を有する可視面を備えたLCDパネルと、複数の入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、複数の入光領域のうちの第1の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、複数の入光領域のうちの少なくとも第2の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを備え、第1の発光源及び少なくとも第2の発光源のそれぞれが、少なくとも1つのストリップに配置される複数のLEDを備える。
【0013】
[0013] 他の態様では、本発明は、LCDパネルと、少なくとも1つの入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、入光領域にある少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、LCDパネル上へ直下バックライトを放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを備える液晶ディスプレイ(LCD)システムを提供する。
【0014】
[0014] さらに他の態様では、本発明は、LCDパネルと、第1及び少なくとも第2の入光領域を有する少なくとも1つの導波路素子と、第1の発光源と、少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを使用し、(1)第1の発光源を第1の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合するステップと、(2)少なくとも第2の発光源を少なくとも第2の入光領域にある少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合するステップと、(3)LCDパネルにバックライトを当てるように少なくとも1つの導波路素子を配置するステップとを含む複数のステップを備える方法を提供する。
【0015】
[0015] 他の態様では、本発明は、少なくとも1つの入光領域を備える第1の導波路素子と、第1の入光領域にある第1の導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、少なくとも1つの入光領域を備える少なくとも第2の導波路素子と、第1の入光領域にある少なくとも第2の導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源とを備える導波路システムを提供する。本発明の実施形態は、本明細書で説明するような導波路システムを利用するLCDシステムも提供する。
【0016】
[0016] 他の態様では、追加の利点のために、上記態様のいずれかを組み合わせることができる。
【0017】
[0017] 当業者であれば、以下の開示及び添付の図面を再検討することによって、これらの態様及び他の態様ならびに本発明の利点が明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
[0033] 本発明は、種々の態様における改良型LCDシステムに関する。一実施形態では、LCDシステムは、LCDパネル又は画面と、光のための複数の入口領域を備える少なくとも1つの導波路と、少なくとも1つの導波路内に光を放射するように配置された少なくとも2つの発光源とを備える。発光源によって放射された光が導波路内に光学的に結合された場合、導波路はLCDパネル又は画面全体を照明するのに十分な光を伝達する。別の方法としては、それぞれが少なくとも1つの光の入口領域と、導波路に光を放射するように配置された少なくとも1つの関連する発光源とを備える複数の導波路を使用することもできる。複数の導波路を備える場合、それぞれの導波路は、LCDパネルの一部を照明するように配置することができる。
【0019】
[0034] 従来のLCDシステムは、一般に、LCDパネルと、単一の入光点を有する単一導波路素子に光学的に結合されたLEDなどの光源とを含む。側面発光型LEDパッケージは、電流使用量が少ないこと及び小型であることから、LCDシステムで使用することが望ましい。しかし、過熱の問題により、側面発光型LEDパッケージに供給できる電流は制限され、その放射も制限される。それ故、単一の側面発光型LEDパッケージから従来型の導波路に放射できる光の総量も制限される。したがって、単一入力導波路に結合された側面発光型LEDパッケージは、約12〜14インチよりも大きな可視対角線測定値を有するバックライティングLCDパネルでの使用には好適でない。
【0020】
[0035] 本発明の実施形態は、過熱及び「ホット・スポット」の生成などの問題なしに、約12インチよりも大きな可視対角線測定値を有するパネルを含む任意の望ましいサイズのパネルの均一なバックライティングを提供するため、このように制限されない。本発明で具体化されるLCDシステムは、テレビジョン及びコンピュータ・モニタを含むことができるが、これらに限定されない。
【0021】
[0036] 本発明の実施形態は、導波路の単一エッジ以外の位置、及び/又は単一エッジに加えた位置から光を受け取るための複数の入光領域を有する、単一導波路を含む。複数の入口領域から少なくとも1つの導波路に光を提供することにより、たとえLCDパネル又は画面が約12〜14インチよりも大きな対角線測定値を備える可視面を有する場合であっても、低電流の側面発光型LEDパッケージが、単独で、又は他のタイプの光源とともに、LCDパネル又は画面を均一に照明することが可能になる。
【0022】
[0037] 本発明の実施形態は、また、それぞれの導波路が少なくとも1つの単一入光領域を有する複数の導波路を備える導波路システムも含む。こうした導波路システムは、各導波路がLCDパネルの一部を照明する透過面を有するLCDシステムで利用することができる。複数の導波路に光を提供することにより、低電流の側面発光型LEDパッケージを、単独で、又は他のタイプの光源とともに使用して、LCDパネルを均一に照明することができる。
【0023】
[0038] 本発明のLCDシステムは、任意の好適なタイプの従来型LCDパネル又は画面を含むことができる。一般に、LCDパネルは、ピクセルを照明するために光源又は反射面の前に配置されたLCDピクセルを含む。さらにLCDは、当業者であれば周知のように、RGBカラー・フィルタなどのLCDシャッタ・パネル及び/又はカラー・フィルタを含むことができる。
【0024】
[0039] 一実施形態では、本発明のLCDシステムは、光が少なくとも1つの導波路素子を介して後ろからLCDパネル又は画面に提供されるような透過型LCDを含む。好ましくは、少なくとも1つの導波路素子は、パネル全体がむらなく一貫した輝度で照明されるように、光を均一及び完全に分散させる。単一導波路素子を使用するか、又は複数の導波路素子を単一LCDパネルとともに使用することができる。導波路素子とは、入光領域から透過面又は導波路素子の出口領域へと光波を導くために使用される装置である。導波路素子は、内部反射面を有する中空構造を備えることができ、別の方法としては、導波路は本質的にほとんど中実とすることができる。導波路の透過部分の製造には、ガラス、石英、プレキシガラス、及び他の光学的透過材料を使用し、さらに反射部分の製造には金属などの反射性材料を使用することができる。導波路の追加部分の製造には、ガラス及びプラスチックなどの他の材料を使用することができる。透過面又は出口領域以外の領域からの導波路素子からの光の損失を最小限にするために、導波路素子をプラスチックなどの材料で全体的又は部分的に囲んで、いずれの光も素子内に後方反射させることもできる。一実施形態では、導波路はプリズムを含む。導波路の少なくとも一部をほぼ平面又は管状の形、又は当業者にとって周知の任意の他の構成にすることができる。関連する光源から導波路素子に供給されるすべての光が、透過面を介して導波路素子に送られるような全内反射が望ましい。LCDパネル又は画面を透過光によって照明することができるように、内部反射は、LCD画面又はパネルに光を提供するために光学的に結合された導波路素子の透過面へと光波を導く。一般に、導波路は、導波路素子と見る人との間にLCDパネル又は画面が配置される配置構成で使用される。
【0025】
[0040] 単一の導波路素子が使用される場合、導波路は、好ましくは複数の入光領域を有する。さらに、導波路素子の透過面とLCDパネル又は画面の可視面とは、好ましくはほぼ同じサイズである。任意選択として、導波路は、直下バックライトからLCDパネル又は画面への光を可能にするための隙間又は穴を含むことができる。
【0026】
[0041] 本発明のLCDシステムで使用される導波路は、組み合わせて使用することができ、導波路システムで複数の導波路が使用される場合、それぞれが1つ又は複数の入光領域を有することができる。光は導波路の1つ又は複数の入光領域から入り、その透過面へと送られる。透過面は、LCDパネルと一致させるために好ましくはほぼ平坦である。この透過面は、LCDパネルにバックライトを提供し、LCDパネル又は画面の可視面を照明することができる。本発明のLCDシステムでは、1つ又は複数の導波路を使用してLCDパネル又は画面を照明することができる。
【0027】
[0042] 複数の導波路素子が使用される場合、好ましくは各導波路が少なくとも1つの入光領域を有する。導波路素子の組み合わされた透過表面積は、好ましくは、LCDパネル又は画面の可視表面積とほぼ同じである。グループのそれぞれの導波路がLCDパネルの異なる部分を照明することが可能であるか、又は組み合わされた透過面がLCDパネルのほぼすべてを照明することが可能である。他の実施形態では、複数の導波路が使用される場合、導波路は直下バックライトからLCD画面又はパネルへの光を可能にするのに十分な間隔を空けることができるか、又はグループ内の任意の個々の導波路が、直下バックライトからLCDパネル又は画面への光を可能にするための隙間又は穴を含むことができる。複数の導波路が使用される場合、それらは互いに左右に隣接するか、又は所望であれば、少なくともその一部を前後又は層状の関係に配置することができる。一実施形態では、容易な製造を促進するため、及び/又は光の分散の均一性を強化するために、複数のアップストリーム導波路をダウンストリーム導波路に光学的に結合することができる。
【0028】
[0043] 本発明の導波路素子の入光領域は、1つ又は複数の光源からの光を受け取るように適合可能である。入光領域は、導波路素子の任意の都合の良い部分に沿って配置することができる。LCDパネル又は画面に光を送るために導波路の前面部分が光学的に結合された場合、入光領域は、導波路素子の上部エッジ、第1の側面エッジ、第2の側面エッジ、下部エッジ、及び背面のうちのいずれかに沿って配置することができる。
【0029】
[0044] 本発明の導波路素子は、また、直下バックライト光源とともに使用するように適合することもできる。上述のように、従来のバックライト型LCDシステムは、直下バックライトと、任意選択として、光源の下の温度層、反射層、拡散層、輝度強化フィルム、及び/又はコリメーティング層を含むことができる層状のシステムを含む。本発明の一実施形態では、本発明の導波路素子は、導波路素子が層状のバックライト・システム内に、又はこれに加えて含められるように、直下バックライト光源とともに使用するように適合される。本発明のLCDシステム内に直下バックライティングが提供される場合、LCDパネル又は画面に送られる直下バックライトを最適化するために、こうした層、フィルム、及び1つ又は複数の導波路素子を含む素子の包含及び向きが提供される。一実施形態では、導波路素子は、直下バックライト光源と拡散層との間に提供される。他の実施形態では、導波路素子は拡散層として働く。
【0030】
[0045] 一実施形態では、LCDシステムのLCDパネル又は画面に光を提供するためにそれぞれの導波路から送られた光が結合されるように、複数の導波路が「導波路システム」を形成することができる。他の実施形態における導波路システムは、層状構成に配置された2つ以上の導波路を含むことができ、この場合、パネル全体が導波路システムによってほぼ照明されるように、各導波路がLCDパネルの異なる部分に光を提供する。導波路システム内の個々の導波路は、それぞれ、1つ又は複数の光源が光学的に結合される1つ又は複数の入光領域を含む。各導波路は、光が導波路を出る透過面又は出口領域も含む。透過面は、ガラス、クォーツ、又は他の光学的に透過性の材料を備えることができ、導波路の「プリズム」セクションと呼ばれる場合がある。透過面を含まない導波路の部分は、プリズム特性又は透過特性のない材料を備えることができる。導波路は、導波路を直接照明する光が導波路に入るか又は導波路を通過するように材料を備えるか、又は表面処理することもできる。任意選択として、層状の導波路と、散光器及び/又は「光整形」構成要素の層とを交互にすることもできる。
【0031】
[0046] 本発明の一実施形態による例示的LCDシステムでは、2つの層状導波路を含む導波路システムが使用され、ここで第1の導波路はLCD画面の中央又は内部領域を照明し、第2の導波路はLCD画面の周辺又は外部領域を照明する。図6Aは、本発明の一実施形態による2層導波路システムによって照明されたLCD画面42を示す。照明された画面42上で、第1の導波路(図示せず)は、LCD画面42の中央部分45に照明を提供するように配置され、第2の導波路(図示せず)は、LCD画面42の周辺又は外部セクション46に照明を提供するように配置される。導波路システムの各導波路は、好ましくは、少なくとも1つの異なる光源(図示せず)からの光を受け取る。図6Bは、図6Aに示されたようなLCD画面42を照明するために使用される例示的導波路システム41の、図6Aの断面線B−Bに沿った断面図を提供する。図6Bを見ればわかるように、例示的な2導波路システム41では、導波路層44A、44Bは互いに同様のサイズとすることができる。導波路44A、44Bは、1つの導波路44Aが第2の導波路44BとLCD画面42との間に配置されるような層構造で配置される。各導波路44A、44Bは、LCD画面42の方向に発光する主平面上に、透過部分又はプリズム部分49A、49Bを有する。各導波路44A、44Bは、LCD画面42がほぼ照明されるように、LCD画面42の一部を照明する。導波路システムは、任意選択として、鏡又は白色光散光器40によって裏打ちすること、及び/又は、導波路層44A、44Bの間に追加の散光器又は光整形構成要素(図示せず)を含むことができる。
【0032】
[0047] 本発明の一実施形態では、導波路システムは、第1の導波路はLCD画面の中央又は内部領域を照明し、第2の導波路はLCD画面の周辺又は外部領域を照明し、第3の導波路はLCD画面の周辺又は外部領域の第2の(たとえば残りの)部分を照明する3つの層状導波路を含む。図7Aは、3層導波路システム51を利用する例示的な照明されたLCD画面52を示す。照明された画面52上で、第1の導波路(図示せず)はLCD画面52の中央に沿った第1の部分55に照明を提供するように配置され、第2の導波路(図示せず)はLCD画面52の外部に沿った第2の部分56に照明を提供するように配置され、第3の導波路(図示せず)はLCD画面52の残りの外部に沿った第3の部分57に照明を提供するように配置される。導波路システムの各導波路54A〜54Cは、好ましくは、少なくとも1つの異なる光源(図示せず)からの光を受け取る。図7Bは、図7Aに示されたようなLCD画面52を照明するために使用される例示的導波路システム51の、図7Aの断面線B−Bに沿った断面図を提供する。図7Bを見ればわかるように、例示的な3導波路システム51の各導波路層54A〜54Cは同様のサイズとすることができる。導波路54A〜54Cは、1つの導波路54AがLCD画面52の最も近くに配置され、第3の導波路54CがLCD画面52から最も遠くに配置され、第2の導波路54Bが第1と第3の導波路54A、54Cの間に配置されるような層構造で配置される。各導波路54A〜54Cは、LCD画面52の方向に発光する主平面上に、透過部分又はプリズム部分59A〜59Cを有する。各導波路54A〜54Cは、LCD画面52全体がほぼ照明されるように、LCD画面52の一部を照明する。導波路システム51は、任意選択として、鏡又は白色光散光器50によって裏打ちすること、及び/又は、導波路層54A〜54Cの間に追加の散光器又は光整形構成要素(図示せず)を含むことができる。
【0033】
[0048] 本発明の他の実施形態では、4層導波路が提供される。こうした配置構成では、導波路それぞれが、LCD画面の異なる部分(たとえば象限)に光を提供する。
【0034】
[0049] 図8Aは、4層導波路システムによって照明された例示的LCD画面62を示す。例示的な照明された画面62上で、第1の導波路(図示せず)はLCD画面62の左上象限に対応する第1の部分65に照明を提供するように配置され、第2の導波路(図示せず)はLCD画面62の左下象限に対応する第2の部分66に照明を提供するように配置され、第3の導波路(図示せず)はLCD画面62の右上象限に対応する第3の部分67に照明を提供するように配置され、第4の導波路(図示せず)はLCD画面62の右下象限に対応する第4の部分68に照明を提供するように配置される。導波路システムの各導波路は、好ましくは、少なくとも1つの異なる光源(図示せず)からの光を受け取る。図8Bは、図8AのLCD画面62を照明するために使用可能な導波路システム61の、図8Aの断面線B−Bに沿った第1の断面図を提供する。図8Cは、図8AのLCD画面62を照明するために使用可能な第1の導波路システムの、断面線C−Cに沿った代替断面図を提供する。図8B及び図8Cを見ればわかるように、例示的な4導波路システム61では、導波路層64A〜64Dは互いに同様のサイズとすることができる。導波路64A〜64Dは、第1の導波路64AがLCD画面61の最も近くに配置され、第4の導波路64DがLCD画面61から最も遠くに配置され、第2の導波路64B及び第3の導波路64Cが第1と第4の導波路64A、64Dの間に配置されるような層構造で配置される。各導波路64A〜64Dは、LCD画面62の方向に発光する表面上に、透過部分又はプリズム部分69A〜69Dを有する。各導波路64A〜64Dは、LCD画面62全体がほぼ照明されるように、LCD画面62の一部を照明する。導波路システム61は、任意選択として、鏡又は白色光散光器(図示せず)によって裏打ちされ、導波路層64A〜64Dの間に追加の散光器又は光整形構成要素(図示せず)を含むことができる。
【0035】
[0050] 図9Aは、他の4層導波路システムによって照明された例示的LCD画面72を示す。例示的な照明された画面72上で、第1の導波路はLCD画面72の第1の部分75を照明し、第2の導波路はLCD画面72の第2の部分76を照明し、第3の導波路はLCD画面72の第3の部分77を照明し、第4の導波路はLCD画面72の第4の部分78を照明する。導波路システムの各導波路74A〜74Dは、好ましくは、少なくとも1つの異なる光源(図示せず)からの光を受け取る。図9Bは、図9AのLCD画面72を照明するために使用可能な導波路システム71の、図9Aの断面線B−Bに沿った断面図を提供する。図9Bを見ればわかるように、例示的な4導波路システム71では、導波路層74A〜74Dは互いに同様のサイズとすることができる。導波路74A〜74Dは、第1の導波路74AがLCD画面72の最も近くに配置され、第4の導波路74DがLCD画面72から最も遠くに配置され、第2の導波路74B及び第3の導波路74Cが第1と第4の導波路74A、74Dの間に配置されるような層構造で配置される。各導波路74A〜74Dは、LCD画面72の方向に発光する表面上に、透過部分又はプリズム部分79A〜79Dを有する。各導波路74A〜74Dは、LCD画面72全体がほぼ照明されるように、LCD画面72の一部を照明する。導波路システム71は、任意選択として、鏡又は白色光散光器(図示せず)によって裏打ちされ、導波路層74A〜74Dの間に追加の散光器又は光整形構成要素(図示せず)を含むことができる。
【0036】
[0051] 上記例示的導波路システムは、本明細書で提供された特定の透過構成に限定されるものでないことを理解されよう。導波路の透過セクションがLCD画面の種々のセクションを照明するように、任意の数の導波路を任意の構成で配置することができる。任意の特定の構成における導波路による透過は、個々の導波路の間で必ずしも均一に配分される必要はない。上記例示的な導波路システムは、ほぼ同様のサイズの導波路を含むが、導波路システムの導波路は、結果として生じるそれら導波路の透過セクションがLCD画面のほぼすべてを照明する限り、いかなるサイズでも可能であるものとする。
【0037】
[0052] 上述のように、任意選択として、1つ又は複数の光源が本発明の種々の実施形態の導波路素子に結合される。任意の数の光源を使用して、LCDパネルの均一照明を達成することができる。光源は、任意選択として、導波路素子の入光領域内に光を放射するように結合されるが、入光領域の数が光源の数を制限することはない。一実施形態では、少なくとも1つの導波路素子の第1の入口領域に光を放射するように配置された第1の発光源と、少なくとも1つの導波路素子の第2の入口領域に光を放射するように配置された第2の発光源とを含む少なくとも1つの導波路素子を使用することができる。追加の発光源及び入光領域も使用することができる。
【0038】
[0053] 発光源は、入光領域内に放射される光の光学的結合を可能にするLCDシステム内のいずれの位置にも配置することができる。したがって発光源は、LCDシステムの側面領域、上部領域、下部領域、及び/又は後部領域、内部又はそれらに沿って配置することができる。発光源は対応する入光領域から離して間隔を空けること、対応する入光領域に隣接すること、及び/又は対応する入光領域に物理的に結合することができる。一実施形態では、発光源は側面発光型LEDパッケージを含み、発光源は、導波路の上部エッジ及び下部エッジ内に同時及び単独で光を放射しないように配置される。こうした実施形態では、光源は導波路の上部及び下部エッジの両方以外の位置に配置可能であるか、又は導波路の上部及び下部エッジの両方に沿って配置された光源は、少なくとも1つの他の位置から導波路内に光を放射するように配置された少なくとも1つの追加の光源が補足される。
【0039】
[0054] 光源と導波路素子との間の光学的結合は、導波路素子内に画定された1つ又は複数の凹部に向けて光を送ること、導波路素子内に光源を埋め込むこと、及び、導波路素子の少なくとも1つのエッジ又は表面に向けて光を送ることのうちのいずれかを含むことができる。導波路素子の形状は必ずしも均一である必要はなく、任意選択として、1つ又は複数の延長部を介して光源を導波路素子に光学的に結合できるように、任意の好適な方向に向けられた1つ又は複数の延長部を含むことができる。
【0040】
[0055] LCDシステムの形状は薄いほど望ましいため、導波路延長部が利用される場合、それらは任意選択として、より薄い形状のシステムを達成するために、導波路素子自体の主平面に向けて、及びそれに対応してLCDパネルに向けて、傾斜、曲折、湾曲するように配向することができる。
【0041】
[0056] 一実施形態では、さらにLCDシステムは、導波路内に光を放射するように光学的に結合されていない光源を備えることもできる。例示的システムは、導波路に向かう光によって補足されるLCDパネルに直下バックライトを当てる光源を含む。こうしたバックライトによって放射される光は、バックライトからLCDパネルへと光を伝達させるために、バックライトとLCDパネルの間に配置された導波路又は導波路システムを通過するか、又はその周囲を通ることができる。こうした実施形態では、バックライトはLCDパネル又は画面に光を提供し、この光は、導波路又は導波路システムによって伝達された光によって1つ又は複数の位置で補足される。
【0042】
[0057] 他の実施形態では、当業者であれば理解されるように、LCDシステムは、導波路に光学的に結合された直下バックライト光源をさらに備えることができる。例示的システムは、導波路に光学的に結合された光を提供する光源を含み、この光源はLCDパネルの真後ろに配置される。こうした直下バックライティングは、当業者が周知の任意の手段によって、導波路に結合することができる。一実施形態では、LEDは導波路延長部の端部に提供される。こうした導波路延長部は、上記で詳細に説明したように配向することができる。好ましくは、こうした延長部は短く、バックライトは延長部と同一平面になっている。他の実施形態では、導波路は、導波路上を照明する直下バックライトが表面を介して導波路に入り、追加の入光源を介して導波路に提供される光と光学的に結合されるように、こうした材料を備えるか、又は表面処理される。さらに他の実施形態では、導波路は、導波路表面にノッチ、溝、又は他のくぼみの形の入光源を含み、直下バックライトを導波路に対して直接配置することができる。したがって、直下バックライトから放射される光は、任意選択として、導波路に直接結合することができる。
【0043】
[0058] LCDパネルの照明に有用な光源は、冷陰極蛍光灯(CCFL)、熱陰極蛍光灯(HCFL)、エレクトロルミネセンス・パネル(ELP)、白熱電球、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、高輝度放電(HID)ランプ、及び、光を加法的又は空間離散的な配置構成で提供するように配置された上記光源の任意の組み合わせのうちのいずれかを含むことができる。
【0044】
[0059] 本発明の実施形態でLEDが光源として使用される場合、こうしたLEDは、好ましくはLEDパッケージ内で具体化される。こうしたパッケージは、電流を受け取る電極の反対側から発光するパッケージ化された従来のLEDを含むこと、及び/又は、パッケージが取り付けられる表面とほぼ並行して光を放射するパッケージ化された側面発光型LED(「側面放出型LED」又は「サイド・ルッカーLED」とも呼ばれる)とすることができる。本明細書で使用される「LEDパッケージ」は、好ましくは、基板、電極、基板上に又は基板を覆って取り付けられるLEDチップ、及びLEDチップ上に又はLEDチップを覆って配置される封止材を含む。LEDパッケージは、散光器、リフレクタ、レンズ、静電放電ダイオード、及び/又は熱伝導要素のうちのいずれかを含むこともできる。
【0045】
[0060] 本発明のLCDシステム内の光源は、白色光、青色光、赤色光、緑色光、又は任意の所望の波長の光のうちのいずれかを発するLEDを含むことができる。一実施形態では、光源は、赤緑青(RGB)LEDの1つ又は複数のクラスタを含む。こうしたクラスタは、独立に制御することができる。他の実施形態では、光源は、青色光を白色光に高周波変換するために、コーティングされるか又はそうでなければ蛍光体でカバーされた、青色LEDを含む。
【0046】
[0061] 本発明の光源の例示的組み合わせは、(1)1つ又は複数の側面発光型LEDを利用するエッジ・バックライティングが補足された1つ又は複数の側面発光型LEDを利用する直下バックライティング、(2)1つ又は複数の側面発光型LEDを利用するエッジ・バックライティングが補足された1つ又は複数の従来型LEDを利用する直下バックライティング、(3)1つ又は複数の従来型LEDを利用するエッジ・バックライティングが補足された1つ又は複数の側面発光型LEDを利用する直下バックライティング、(4)1つ又は複数の従来型LEDを利用するエッジ・バックライティングが補足された1つ又は複数の従来型LEDを利用する直下バックライティング、及び(5)1つ又は複数の側面発光型LED又は従来型LEDを利用する複数のエッジからのエッジ・バックライティング、あるいはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。こうした組み合わせは、従来型LED及び側面発光型LEDの両方を含む単一光源を含むことができるが、これらに限定されることはない。上記組み合わせは可能な構成の単なる例を表すものであり、本発明の範囲内の他の構成を使用することもできる。
【0047】
[0062] 単一光源は、複数のLEDを備えることができる。こうした複数のLEDのLEDは、簡便な製造を可能にするため、少なくとも1つの導波路素子の入光領域内に放射される光を最大にするため、又はその両方のいずれであっても、任意の好適な構成で配置することができる。例示的な配置構成は、ストリップ内に配置された複数のLEDパッケージ、又はストリップ内に配置された複数のLEDを含む単一LEDパッケージを含む。こうしたストリップは、2つ以上のLED又はLEDパッケージを含むことができる。単一ストリップ内の個々のLED又はLEDパッケージは、同じストリップ内の他のLED又はLEDパッケージと、特徴的に同じか又は異なるものとすることができる。単一ストリップ内のLED又はLEDパッケージは、ほぼ同じ波長を放射するように適合するか、又は異なる波長を放射するように適合することができる。加えて、複数のストリップは、導波路素子内に光を放射するための単一複合光源を生み出すために、端と端を接続する向き、又は側面と側面を接続する向きなどの任意の好適な向きで、互いに接続することができる。複数のストリップが使用される場合、各ストリップは、他のストリップとほぼ同じ波長の光を放射するように適合するか、又は、他のストリップの光と異なる波長の光を放射するように適合することができる。
【0048】
[0063] LED又はLEDパッケージのストリップを含む光源は、LEDを電気的に相互に接続できるように、回路基板又は他の一般的な構造支持体を含むことができる。さらにLEDは、複数のLEDの均一な性能を提供するように適合された構成要素に電気的に接続することもできる。こうした構成要素は、たとえばLEDへの電力、放射光の強さ、放射光の波長、及び/又は他のパラメータを調節するための1つ又は複数の共通制御回路(たとえば集積回路又はプロセッサ)を含むことができる。加えて、LEDのストリップは、電圧スパイクからの保護をストリップ内の複数のLEDに提供する1つ又は複数の共通の静電放電(ESD)ダイオードを含むか、又はこれに接続することができる。さらに複数のストリップは、単一のマスタ制御回路又はCPUからの制御の対象とすることができる。
【0049】
[0064] 図5は、ストリップ100内に配置された複数のLEDパッケージを含む、LCDシステムで使用するための例示的光源を示す。好ましい実施形態では、ストリップ100は20mm×2.5mmの寸法を有し、直列に配置することができる5つ以上のLEDパッケージ101A〜101Eを含む。任意選択として、こうしたストリップ100は、2.5ミル(0.0635mm)厚さのFR4基板及び1オンス(28.35グラム)の銅、無電解ニッケル浸漬金メッキを含む回路基板105を備えるが、背面上にははんだマスクを含まない。ストリップ100は、LED 101A〜101Eと電気通信する共通ESDダイオード102を含む。ストリップ100の共通電気入力として働くための接点103、104を提供することができる。
【0050】
[0065] 単一光源が複数のLEDパッケージを備える場合、任意の所望の数のLEDパッケージが提供可能であることを理解されたい。単一光源の構成に影響を与える要因には、照明されるパネルのサイズ、望ましい視野角、導波路素子の入光領域への光の入射角、個々のLEDパッケージの間隔、個々のLEDパッケージの明るさ、及びLEDパッケージのサイズを含むことができる。これとあいまって、本明細書で説明されるようなシステムで使用される少なくとも1つの導波路に結合された複数の光源は、任意の所望サイズのLCDパネルを均一に照明するように適合される。
【0051】
[0066] 図1Aは、LCDパネル2と、複数の光源3A、3Bとを含む、例示的LCDシステム1の少なくとも一部を示す概略正面図である。図1Bは、LCDパネル2、光源3A、3B、及び導波路素子4を示す、図1Aのシステムの概略斜視図である。図1Cは、基部7上にストリップとして配置された複数の側面発光型LEDパッケージ6A〜6Eを備え、基部7の面と並行に導波路4へと光8を放射する、例示的光源3Bを示す概略側面図である。
【0052】
[0067] 図2は、本発明の実施形態による、LCDパネル12と、導波路素子14と、第1の光源13と、追加の光源15A〜15Dとを含み、それぞれが、導波路延長部16A〜16Dの端部で導波路素子14にそれぞれ結合された例示的LCDシステム11の少なくとも一部を示す概略斜視図である。図2では、第1の光源13は、導波路素子14の外側エッジに沿って配置された入光領域へと光を提供し、LEDパッケージの追加のストリップ15A〜15Dは、導波路素子14の延長部16A〜16D上の入光領域に沿って導波路素子14に光学的に結合される。
【0053】
[0068] 図3は、本発明の一実施形態による例示的LCDシステム21の少なくとも一部を示す概略斜視図であり、システムは、LCDパネル22と、導波路素子24と、導波路の主平面のエッジ27に沿って、及び、それぞれ導波路延長部26A、26Bの端部で、導波路24に結合された光源23、25A、25Bとを含む。追加の光源(図示せず)は、導波路延長部26C及び26Dの端部で、エッジ28に沿って、導波路素子24に結合されるように企図される。導波路延長部26A〜26Dは、結果として生じるシステム21の側面形状が、延長部26A〜26Dが直線である場合よりも薄くなるように、導波路素子24の主平面方向に湾曲する。
【0054】
[0069] 図4は、本発明の一実施形態による例示的LCDシステム31の概略斜視図である。システム31は、LCDパネル32と、導波路素子34と、導波路素子34のエッジ37に光学的に結合された第1の光源33と、導波路素子34の裏側35に光学的に結合された追加の光源34A〜34Iとを含む。
【0055】
[0070] 本発明の種々の実施形態は、また、上記光源を使用してLCDパネルを照明する方法も提供する。LEDパネルは、パネルの完全かつ均一な照明を提供する任意の組み合わせの光源によって照明することができる。直下バックライティングによって、あるいは、LEDパネルへと直接光を放射するように、及び/又は1つ又は複数の間に置かれた導波路素子内へと光を放射するように配置された任意の組み合わせの光源を使用して、導波路素子のエッジ又は後部領域に沿って配置された光源からパネルへと光を提供することができる。
【0056】
[0071] 以上、本発明について、上記実施形態を参照しながら説明してきたが、修正及び変形が本発明の真意及び範囲に包含されることを理解されよう。したがって本発明は、請求項によってのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1A】[0018] 本発明の一実施形態による、光源としてストリップ内に配置された複数のLEDを利用して、2つの側面エッジからのエッジ照明を伴う導波路素子を含む例示的LCDシステムの少なくとも一部を示す概略正面図である。
【図1B】[0019] 図1Aの例示的LCDシステムを示す概略斜視図である。
【図1C】[0020] 図1A及び図1BのマルチLEDストリップ光源を示す概略斜視図である。
【図2】[0021] 本発明の一実施形態による、ストリップ内に配置された複数のLEDから光を受け取るための斜め延長部を伴う導波路素子を含む例示的LCDシステムの少なくとも一部を示す概略斜視図である。
【図3】[0022] 本発明の一実施形態による、導波路素子の主平面方向にカーブした複数の延長部を伴う導波路素子を含む例示的LCDシステムの少なくとも一部を示す概略図である。
【図4】[0023] 本発明の一実施形態による、LCD画面後ろのストリップ内に配置された複数のLEDによるバックライティングと、システムの少なくとも1つの側面エッジに沿ってストリップ内に配置された複数のLEDによるサイド・バックライティングとの両方を受ける導波路素子を含む例示的LCDシステムを示す概略斜視図である。
【図5】[0024] 本発明の一実施形態による、LCDシステム内の発光源で使用するためにストリップ内に配置された複数のLEDを示す概略図である。
【図6A】[0025] 本発明の一実施形態による、2つの導波路を含む導波路システムによって照明された被照明LCD画面を示す概略正面図である。
【図6B】[0026] 図6AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【図7A】[0027] 本発明の一実施形態による、3つの導波路を含む導波路システムによって照明された被照明LCD画面を示す概略正面図である。
【図7B】[0028] 本発明の一実施形態による、図7AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【図8A】[0029] 本発明の一実施形態による、4つの導波路を含む導波路システムによって照明された被照明LCD画面を示す概略正面図である。
【図8B】[0030] 本発明の一実施形態による、図8AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【図8C】[0030] 本発明の一実施形態による、図8AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【図9A】[0031] 本発明の一実施形態による、4つの導波路を含む導波路システムによって照明された被照明LCD画面を示す概略正面図である。
【図9B】[0032] 本発明の一実施形態による、図9AのLCD画面と、LCD画面を照明するように配置された関連する導波路システムの少なくとも一部とを示す断面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)LCDパネルと、
b)複数の入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、
c)前記複数の入光領域のうちの第1の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、
d)前記複数の入光領域のうちの少なくとも第2の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を備えるLCDシステム。
【請求項2】
前記LCDパネルが可視面を有し、前記少なくとも1つの導波路素子が透過面を有し、前記透過面が前記可視面とほぼ同じサイズである、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項3】
前記可視面が、少なくとも約12インチの対角線測定値を有する、請求項2に記載のLCDシステム。
【請求項4】
前記第1の入光領域及び前記少なくとも第2の入光領域のそれぞれが、前記少なくとも1つの導波路素子の上部エッジ、前記少なくとも1つの導波路素子の下部エッジ、前記少なくとも1つの導波路素子の第1の側面エッジ、前記少なくとも1つの導波路素子の第2の側面エッジ、及び前記少なくとも1つの導波路素子の背面から選択された前記少なくとも1つの導波路素子上の異なる位置に配置される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項5】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、任意の白色光及び単色光を放射するように適合されたLEDを備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項6】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、直下LEDを備える、請求項5に記載のLCDシステム。
【請求項7】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、側面発光型LEDを備える、請求項5に記載のLCDシステム。
【請求項8】
前記第1の発光源が、第1の複数のLEDを備え、前記少なくとも第2の発光源が第2の複数のLEDを備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項9】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDのそれぞれが、異なる波長を放射するように適合されたLEDを備える、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項10】
第1の複数のLED及び第2の複数のLEDのそれぞれが、ほぼ同じ波長を出力するように適合された、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項11】
前記第1の複数のLEDが、第1の波長を放射するように適合され、前記第2の複数のLEDが、第2の波長を放射するように適合された、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項12】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDが、少なくとも1つのストリップ内に配置される、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項13】
前記少なくとも1つのストリップが、前記少なくとも1つのストリップ内に配置された前記複数のLEDと電気通信する共通制御回路を備える、請求項12に記載のLCDシステム。
【請求項14】
前記少なくとも1つのストリップが、前記少なくとも1つのストリップ内に配置された前記複数のLEDと電気通信する共通静電放電ダイオードを備える、請求項12に記載のLCDシステム。
【請求項15】
前記少なくとも1つのストリップ内に配置された前記LEDが、線形に配置される、請求項12に記載のLCDシステム。
【請求項16】
前記少なくとも1つのストリップが、第1のストリップ及び第2のストリップを備え、前記第1の複数のLEDが前記第1のストリップ内に配置され、前記第2の複数のLEDが、前記第2のストリップ内に配置される、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項17】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDのうちのいずれかと電気通信する共通制御回路をさらに備える、請求項16に記載のLCDシステム。
【請求項18】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDのうちのいずれかと電気通信する静電放電ダイオードをさらに備える、請求項16に記載のLCDシステム。
【請求項19】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDのそれぞれが、線形に配置される、請求項16に記載のLCDシステム。
【請求項20】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項21】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子面の延長部に結合される、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項22】
前記延長部が、前記少なくとも1つの導波路素子の主平面方向に曲折する、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項23】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子の表面内に埋め込まれる、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項24】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子の表面に画定された少なくとも1つの凹部に光学的に結合される、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項25】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子の背部に光学的に結合される、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項26】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子のエッジに光学的に結合される、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項27】
前記少なくとも1つの導波路素子が、第1の導波路素子及び第2の導波路素子を備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項28】
前記第1の発光源が、前記第1の導波路素子に光学的に結合され、前記少なくとも第2の発光源が、前記第2の導波路素子に光学的に結合される、請求項27に記載のLCDシステム。
【請求項29】
前記第1の発光源が、第1の複数のLEDを備え、前記少なくとも第2の発光源が、第2の複数のLEDを備える、請求項28に記載のLCDシステム。
【請求項30】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDが、共通ストリップ内に配置される、請求項29に記載のLCDシステム。
【請求項31】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDが、複数のストリップ内に配置される、請求項29に記載のLCDシステム。
【請求項32】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記LCDシステムのエッジ領域に沿って配置され、前記少なくとも1つの導波路素子のエッジに光を放射するように配置される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項33】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記LCDパネルの後ろの前記LCDシステムの中央領域に沿って配置され、前記少なくとも1つの導波路素子の裏側内に光を放射するように配置される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項34】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、
1)前記少なくとも1つの導波路素子のエッジ内に光を放射するように配置された前記LCDシステムのエッジ領域に沿って、及び
2)前記少なくとも1つの導波路素子の裏側内に光を放射するように配置された前記LCDパネルの後ろのLCDシステムの中央領域に沿って、
から選択された位置に配置される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項35】
前記少なくとも1つの導波路素子がプリズムを備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項36】
前記LCDパネル上に直下バックライトを放射するように配置された少なくとも第3の発光源をさらに備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項37】
テレビジョンで具体化される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項38】
コンピュータ・モニタで具体化される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項39】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)少なくとも約12インチの対角線測定値を有する可視面を備えたLCDパネルと、
b)複数の入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、
c)前記複数の入光領域のうちの第1の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、
d)前記複数の入光領域のうちの少なくとも第2の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を備え、前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のそれぞれが、少なくとも1つのストリップ内に配置された複数のLEDを備えるLCDシステム。
【請求項40】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、直下LEDを備える、請求項39に記載のLCDシステム。
【請求項41】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、側面発光型LEDを備える、請求項39に記載のLCDシステム。
【請求項42】
前記少なくとも1つのストリップのうちのそれぞれのストリップが、前記少なくとも1つのストリップ内に配置された前記複数のLEDと電気通信する共通制御回路を備える、請求項39に記載のLCDシステム。
【請求項43】
前記少なくとも1つのストリップと電気通信する静電放電ダイオードをさらに備える、請求項39に記載のLCDシステム。
【請求項44】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)LCDパネルと、
b)少なくとも1つの入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、
c)入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、
d)前記LCDパネルへ直下バックライトを放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を備えるLCDシステム。
【請求項45】
a)LCDパネルと、
b)第1及び少なくとも第2の入光領域を有する少なくとも1つの導波路素子と、
c)第1の発光源と、
d)前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を利用する方法であって、
前記第1の発光源を、前記第1の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合するステップと、
前記少なくとも第2の発光源を、前記少なくとも第2の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合するステップと、
前記LCDパネルにバックライトを当てるように前記少なくとも1つの導波路素子を配置するステップと、
を有する方法。
【請求項46】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源で前記LCDパネルを照明するステップをさらに有する、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
a)少なくとも1つの入光領域を備える第1の導波路素子と、
b)前記第1の入光領域にある前記第1の導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、
c)少なくとも1つの入光領域を備える少なくとも第2の導波路素子と、
d)前記第1の入光領域にある前記少なくとも第2の導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を備える導波路システム。
【請求項48】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)LCDパネルと、
b)請求項47に記載の導波路システムと、
を備えるLCDシステム。
【請求項49】
前記LCDパネルが可視表面積を有し、前記第1の導波路素子が第1の透過表面積を有し、前記少なくとも第2の導波路素子が第2の透過表面積を有し、前記第1の透過表面積及び前記第2の透過表面積の合計が、前記可視表面積とほぼ同じサイズである、請求項48に記載のLCDシステム。
【請求項50】
前記LCDパネル上に直下バックライトを放射するように配置された少なくとも第3の発光源をさらに備える、請求項48に記載のLCDシステム。
【請求項51】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)LCDパネルと、
b)少なくとも1つの導波路素子のエッジにある外部入光領域と、前記少なくとも1つの導波路素子の前記エッジから間隔を空けられた内部入光領域とを備える少なくとも1つの導波路素子と、
c)前記外部入光領域内に光を放射するように配置された第1の発光ダイオード源と、
d)前記内部入光領域内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光ダイオード源と、
を備えるLCDシステム。
【請求項52】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)周辺領域及び内部領域を有するLCDパネルと、
b)前記LCDパネルのエッジに入光領域を備える少なくとも1つの導波路素子と、
c)前記入光領域内に光を放射するように配置された第1の発光ダイオード源と、
d)前記LCDパネルの内部入光領域内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光ダイオード源と、
を備えるLCDシステム。
【請求項1】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)LCDパネルと、
b)複数の入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、
c)前記複数の入光領域のうちの第1の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、
d)前記複数の入光領域のうちの少なくとも第2の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を備えるLCDシステム。
【請求項2】
前記LCDパネルが可視面を有し、前記少なくとも1つの導波路素子が透過面を有し、前記透過面が前記可視面とほぼ同じサイズである、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項3】
前記可視面が、少なくとも約12インチの対角線測定値を有する、請求項2に記載のLCDシステム。
【請求項4】
前記第1の入光領域及び前記少なくとも第2の入光領域のそれぞれが、前記少なくとも1つの導波路素子の上部エッジ、前記少なくとも1つの導波路素子の下部エッジ、前記少なくとも1つの導波路素子の第1の側面エッジ、前記少なくとも1つの導波路素子の第2の側面エッジ、及び前記少なくとも1つの導波路素子の背面から選択された前記少なくとも1つの導波路素子上の異なる位置に配置される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項5】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、任意の白色光及び単色光を放射するように適合されたLEDを備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項6】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、直下LEDを備える、請求項5に記載のLCDシステム。
【請求項7】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、側面発光型LEDを備える、請求項5に記載のLCDシステム。
【請求項8】
前記第1の発光源が、第1の複数のLEDを備え、前記少なくとも第2の発光源が第2の複数のLEDを備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項9】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDのそれぞれが、異なる波長を放射するように適合されたLEDを備える、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項10】
第1の複数のLED及び第2の複数のLEDのそれぞれが、ほぼ同じ波長を出力するように適合された、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項11】
前記第1の複数のLEDが、第1の波長を放射するように適合され、前記第2の複数のLEDが、第2の波長を放射するように適合された、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項12】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDが、少なくとも1つのストリップ内に配置される、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項13】
前記少なくとも1つのストリップが、前記少なくとも1つのストリップ内に配置された前記複数のLEDと電気通信する共通制御回路を備える、請求項12に記載のLCDシステム。
【請求項14】
前記少なくとも1つのストリップが、前記少なくとも1つのストリップ内に配置された前記複数のLEDと電気通信する共通静電放電ダイオードを備える、請求項12に記載のLCDシステム。
【請求項15】
前記少なくとも1つのストリップ内に配置された前記LEDが、線形に配置される、請求項12に記載のLCDシステム。
【請求項16】
前記少なくとも1つのストリップが、第1のストリップ及び第2のストリップを備え、前記第1の複数のLEDが前記第1のストリップ内に配置され、前記第2の複数のLEDが、前記第2のストリップ内に配置される、請求項8に記載のLCDシステム。
【請求項17】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDのうちのいずれかと電気通信する共通制御回路をさらに備える、請求項16に記載のLCDシステム。
【請求項18】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDのうちのいずれかと電気通信する静電放電ダイオードをさらに備える、請求項16に記載のLCDシステム。
【請求項19】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDのそれぞれが、線形に配置される、請求項16に記載のLCDシステム。
【請求項20】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項21】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子面の延長部に結合される、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項22】
前記延長部が、前記少なくとも1つの導波路素子の主平面方向に曲折する、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項23】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子の表面内に埋め込まれる、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項24】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子の表面に画定された少なくとも1つの凹部に光学的に結合される、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項25】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子の背部に光学的に結合される、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項26】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記少なくとも1つの導波路素子のエッジに光学的に結合される、請求項20に記載のLCDシステム。
【請求項27】
前記少なくとも1つの導波路素子が、第1の導波路素子及び第2の導波路素子を備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項28】
前記第1の発光源が、前記第1の導波路素子に光学的に結合され、前記少なくとも第2の発光源が、前記第2の導波路素子に光学的に結合される、請求項27に記載のLCDシステム。
【請求項29】
前記第1の発光源が、第1の複数のLEDを備え、前記少なくとも第2の発光源が、第2の複数のLEDを備える、請求項28に記載のLCDシステム。
【請求項30】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDが、共通ストリップ内に配置される、請求項29に記載のLCDシステム。
【請求項31】
前記第1の複数のLED及び前記第2の複数のLEDが、複数のストリップ内に配置される、請求項29に記載のLCDシステム。
【請求項32】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記LCDシステムのエッジ領域に沿って配置され、前記少なくとも1つの導波路素子のエッジに光を放射するように配置される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項33】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、前記LCDパネルの後ろの前記LCDシステムの中央領域に沿って配置され、前記少なくとも1つの導波路素子の裏側内に光を放射するように配置される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項34】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、
1)前記少なくとも1つの導波路素子のエッジ内に光を放射するように配置された前記LCDシステムのエッジ領域に沿って、及び
2)前記少なくとも1つの導波路素子の裏側内に光を放射するように配置された前記LCDパネルの後ろのLCDシステムの中央領域に沿って、
から選択された位置に配置される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項35】
前記少なくとも1つの導波路素子がプリズムを備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項36】
前記LCDパネル上に直下バックライトを放射するように配置された少なくとも第3の発光源をさらに備える、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項37】
テレビジョンで具体化される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項38】
コンピュータ・モニタで具体化される、請求項1に記載のLCDシステム。
【請求項39】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)少なくとも約12インチの対角線測定値を有する可視面を備えたLCDパネルと、
b)複数の入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、
c)前記複数の入光領域のうちの第1の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、
d)前記複数の入光領域のうちの少なくとも第2の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を備え、前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のそれぞれが、少なくとも1つのストリップ内に配置された複数のLEDを備えるLCDシステム。
【請求項40】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、直下LEDを備える、請求項39に記載のLCDシステム。
【請求項41】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源のうちのいずれかが、側面発光型LEDを備える、請求項39に記載のLCDシステム。
【請求項42】
前記少なくとも1つのストリップのうちのそれぞれのストリップが、前記少なくとも1つのストリップ内に配置された前記複数のLEDと電気通信する共通制御回路を備える、請求項39に記載のLCDシステム。
【請求項43】
前記少なくとも1つのストリップと電気通信する静電放電ダイオードをさらに備える、請求項39に記載のLCDシステム。
【請求項44】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)LCDパネルと、
b)少なくとも1つの入光領域を備えた少なくとも1つの導波路素子と、
c)入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、
d)前記LCDパネルへ直下バックライトを放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を備えるLCDシステム。
【請求項45】
a)LCDパネルと、
b)第1及び少なくとも第2の入光領域を有する少なくとも1つの導波路素子と、
c)第1の発光源と、
d)前記少なくとも1つの導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を利用する方法であって、
前記第1の発光源を、前記第1の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合するステップと、
前記少なくとも第2の発光源を、前記少なくとも第2の入光領域にある前記少なくとも1つの導波路素子に光学的に結合するステップと、
前記LCDパネルにバックライトを当てるように前記少なくとも1つの導波路素子を配置するステップと、
を有する方法。
【請求項46】
前記第1の発光源及び前記少なくとも第2の発光源で前記LCDパネルを照明するステップをさらに有する、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
a)少なくとも1つの入光領域を備える第1の導波路素子と、
b)前記第1の入光領域にある前記第1の導波路素子内に光を放射するように配置された第1の発光源と、
c)少なくとも1つの入光領域を備える少なくとも第2の導波路素子と、
d)前記第1の入光領域にある前記少なくとも第2の導波路素子内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光源と、
を備える導波路システム。
【請求項48】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)LCDパネルと、
b)請求項47に記載の導波路システムと、
を備えるLCDシステム。
【請求項49】
前記LCDパネルが可視表面積を有し、前記第1の導波路素子が第1の透過表面積を有し、前記少なくとも第2の導波路素子が第2の透過表面積を有し、前記第1の透過表面積及び前記第2の透過表面積の合計が、前記可視表面積とほぼ同じサイズである、請求項48に記載のLCDシステム。
【請求項50】
前記LCDパネル上に直下バックライトを放射するように配置された少なくとも第3の発光源をさらに備える、請求項48に記載のLCDシステム。
【請求項51】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)LCDパネルと、
b)少なくとも1つの導波路素子のエッジにある外部入光領域と、前記少なくとも1つの導波路素子の前記エッジから間隔を空けられた内部入光領域とを備える少なくとも1つの導波路素子と、
c)前記外部入光領域内に光を放射するように配置された第1の発光ダイオード源と、
d)前記内部入光領域内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光ダイオード源と、
を備えるLCDシステム。
【請求項52】
液晶ディスプレイ(LCD)システムであって、
a)周辺領域及び内部領域を有するLCDパネルと、
b)前記LCDパネルのエッジに入光領域を備える少なくとも1つの導波路素子と、
c)前記入光領域内に光を放射するように配置された第1の発光ダイオード源と、
d)前記LCDパネルの内部入光領域内に光を放射するように配置された少なくとも第2の発光ダイオード源と、
を備えるLCDシステム。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【公開番号】特開2009−75565(P2009−75565A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−191704(P2008−191704)
【出願日】平成20年7月25日(2008.7.25)
【出願人】(592054856)クリー インコーポレイテッド (468)
【氏名又は名称原語表記】CREE INC.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−191704(P2008−191704)
【出願日】平成20年7月25日(2008.7.25)
【出願人】(592054856)クリー インコーポレイテッド (468)
【氏名又は名称原語表記】CREE INC.
【Fターム(参考)】
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