説明

MR流体ダンパ

【課題】 MR流体ダンパにおいて、MR流体の使用量を低減し、磁場発生装置の簡素化を図ること。
【解決手段】 MR流体ダンパ10であって、ダンパチューブ11にピストンロッド12を挿入し、ピストンロッド12の軸方向2位置にダンパチューブ11内を摺動する第1と第2のピストン20、30を設け、ダンパチューブ11の内部にピストンロッド12の第1と第2のピストン20、30により挟まれてMR流体を収容するMR流体収容室13を区画し、ダンパチューブ11のMR流体収容室13に臨む部分に磁場発生装置40を設け、磁場発生装置40がMR流体収容室13を上下の2室13A、13Bに区画するとともに、ピストンロッド12との間で上下2室を連通するMR流体用流路14を形成するもの。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はMR流体ダンパに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の如く、MR流体ダンパとして、ダンパチューブのMR流体収容室にピストンロッドを挿入し、ピストンロッドに設けたピストンによりMR流体収容室を上下の2室に区画するとともに、該ピストンに磁場発生装置を設け、磁場発生装置がダンパチューブの内周との間でMR流体用流路を形成するものがある。磁場発生装置がMR流体用流路を通過するMR流体に磁場を与え減衰力を発生させる。
【0003】
また、特許文献2に記載の如く、MR流体ダンパとして、ピストンロッドが収容されたダンパチューブの周囲にアウタチューブを設け、ダンパチューブの内部のMR流体収容室に連通するリザーバ室をダンパチューブとアウタチューブの間に設け、アウタチューブの周囲に磁場発生装置を設けたものがある。磁場発生装置がリザーバ室内のMR流体に磁場を与え減衰力を発生させる。
【特許文献1】特表2000-514161
【特許文献2】実開昭62-151448
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のMR流体ダンパでは、ダンパチューブに挿入されたピストンロッドの伸縮に伴なうピストンロッドの進入/退出分のロッド体積補償室をダンパチューブのMR流体収容室に連通させて設ける必要があり、高価なMR流体が大量に必要になる。また、磁場発生装置をピストンに設けるものであり、磁場発生装置の設置構造が複雑になる。
【0005】
特許文献2のMR流体ダンパでは、リザーバ室がロッド体積補償室を構成するものであるが、MR流体収容室にリザーバ室を連通するものであって、高価なMR流体が大量に必要になる。また、磁場発生装置をアウタチューブの周囲に設けるものであり、磁場発生装置のコイル径等が大型になる。
【0006】
本発明の課題は、MR流体ダンパにおいて、MR流体の使用量を低減し、磁場発生装置の簡素化を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、ダンパチューブにピストンロッドを挿入し、ピストンロッドの軸方向2位置にダンパチューブ内を摺動する第1と第2のピストンを設け、ダンパチューブの内部にピストンロッドの第1と第2のピストンにより挟まれてMR流体を収容するMR流体収容室を区画し、ダンパチューブのMR流体収容室に臨む部分に磁場発生装置を設け、磁場発生装置がMR流体収容室を上下の2室に区画するとともに、ピストンロッドとの間で上下の2室を連通するMR流体用流路を形成するようにしたものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記ダンパチューブが上下の分割チューブからなり、上下の分割チューブの間にシール材を介して磁場発生装置を挟持してなるようにしたものである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記磁場発生装置が鉄心にコイルを設けてなり、鉄心がピストンロッドとの間でMR流体用流路を形成するようにしたものである。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記ピストンに、MR流体収容室と連通するMR流体用体積膨張補償室を備えたものである。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において更に、前記ダンパチューブの周囲にアウタチューブを備えたものである。
【発明の効果】
【0012】
(請求項1)
(a)MR流体ダンパにおいて、ピストンロッドの軸方向2位置に設けた第1と第2のピストンをダンパチューブの内部で摺動し、ダンパチューブの内部で第1と第2のピストンにより挟まれる部分をMR流体収容室とし、ダンパチューブに設けた磁場発生装置によりMR流体収容室を上下の2室に区画するとともに、磁場発生装置とピストンロッドとの間に上下の2室を連通するMR流体用流路を形成し、ピストンロッドの摺動によりMR流体用流路を通過する流体に磁場を与えて減衰力を発生させる。ダンパチューブに対するピストンロッドの進入/退出分のロッド体積補償室を設ける必要がなく、MR流体はダンパチューブのMR流体収容室にだけ封入すれば足り、MR流体の使用量を低減できる。
【0013】
(b)磁場発生装置をダンパチューブのMR流体収容室に臨む部分に設けるものであり、磁場発生装置の設置構造は単純かつ小型化できる。
【0014】
(請求項2)
(c)磁場発生装置は、ダンパチューブの上下の分割チューブの間にシール材を介して挟持することにて設置でき、ダンパチューブのMR流体収容室に臨む部分に簡易に設置できる。
【0015】
(請求項3)
(d)磁場発生装置の鉄心が、ピストンロッドとの間でMR流体用流路を形成でき、MR流体用流路を簡易に形成できる。
【0016】
(請求項4)
(e)MR流体用体積膨張補償室は小容量で足りるし、ピストンに設けることで管路系も短縮でき、MR流体の使用量を低減できる。MR流体用体積膨張補償室をピストンに一体化して組付性も向上できる。
【0017】
(請求項5)
(f)MR流体ダンパがダンパチューブの周囲にアウタチューブを備えたダブルチューブ式にて構成されることにより、ダンパに作用する横力等に対する耐力、強度を向上できる。MR流体ダンパに併設される懸架スプリングのためのスプリングシートをアウタチューブに容易に固定(溶接等)できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1はMR流体ダンパを示す断面図、図2は図1の要部を示す断面図、図3は磁場発生装置を示す断面図、図4はピストンを示す断面図である。
【実施例】
【0019】
MR流体ダンパ10は、図1、図2に示す如く、ダンパチューブ11にピストンロッド12を挿入し、ピストンロッド12の軸方向2位置にダンパチューブ11内を摺動する第1と第2のピストン20、30を設け、ダンパチューブ11の内部にピストンロッド12の第1と第2のピストン20、30により挟まれてMR流体(磁気レオロジカル流体)を収容するMR流体収容室13を区画する。
【0020】
尚、MR流体は、一定の粘度をもつ易流動性である。磁場にさらされると、液体から瞬間的に固体に近い状態になり、磁場がなくなると、速やかに液体状態に戻る。MR流体の粘度変化は、磁場の大きさ(磁力)に比例する。MR流体は、球形の軟常磁性粒子、例えばマグネタイト、カルボニル鉄粉末、鉄合金、窒化鉄、炭化鉄、二酸化クローム、低炭素鋼、ケイ素鋼、ニッケル、コバルト等、できれば約1〜6ミロクンの公称直径を有し、シリコーン油、炭化水素油、パラフィン油、鉱油、塩化及びフッ化流体、ケロシン、グリコール、又は水等の低い粘度の液体に配合されて懸濁される。
【0021】
ピストンロッド12は、ダンパチューブ11の内部に位置するロッド本体12Aと、ロッド本体12Aの一端部に同軸的に螺合するロッド突出部12Bとからなり、ロッド突出部12Bをダンパチューブ11の一端側から外方に突出する。
【0022】
第1ピストン20は、ピストンロッド12におけるロッド本体12Aの一端側で、ロッド本体12Aの端面とロッド突出部12Bの段差部との間にシール押え21とともに挟まれて液密に固定される。第1ピストン20は、ダンパチューブ11に摺接するガイドブッシュ22と流体シール23を外周に備え、流体シール23をシール押え21により保持する。
【0023】
第2ピストン30は、ピストンロッド12におけるロッド本体12Aの他端側で、ロッド本体12Aの段差部とロッド本体12Aに螺着されるナット31との間にシール押え32とともに挟まれて液密に固定される。第2ピストン30は、ダンパチューブ11に摺接するガイドブッシュ33と流体シール34を外周に備え、流体シール34をシール押え32により保持する。
【0024】
第2ピストン30は、図4に示す如く、MR流体収容室13と連通するMR流体用体積膨張補償室35を備える。第2ピストン30は、ガイドブッシュ33を外周に備える筒状部30Aの内周にフリーピストン36(Oリング36A)を液密に摺動自在に備え、フリーピストン36のロッド本体12A寄りスペースを体積膨張補償室35とする。体積膨張補償室35は、筒状部30Aの基端側に穿設した孔37、流体シール34がピストン30、シール押え32との間に形成する環状間隙を介してMR流体収容室13と連通する。尚、筒状部30Aの先端部には、フリーピストン36の抜け止めストッパ30Bが設けられる。
【0025】
MR流体ダンパ10は、ダンパチューブ11のMR流体収容室13に臨む部分、換言すればピストンロッド12(ロッド本体12A)の外周を囲む部分に磁場発生装置40を設ける。磁場発生装置40は、MR流体収容室13を上下の2室13A、13Bに区画するとともに、ピストンロッド12(ロッド本体12A)の外周との間で上下の2室13A、13Bを連通する、環状間隙からなるMR流体用流路14を形成する。
【0026】
ダンパチューブ11は上下の分割チューブ11A、11Bからなり、上下の分割チューブ11A、11Bの間にアルミ等からなる非磁性体のシール材15A、15Bにシールを介して磁場発生装置40を液密に挟持する。
【0027】
磁場発生装置40は、図3に示す如く、環状の鉄心41にコイル42を設けてなり、鉄心41がピストンロッド12(ロッド本体12A)の外周との間でMR流体用流路14を形成する。鉄心41は軸方向に沿う両端部を小径部41A、41Bとし、軸方向に沿う中央部に大外径部41Cを設け、鉄心41の内周であって小径部41A、41Bに挟まれる軸方向中間部に大溝41Dを設け、この大溝41Dにコイル42を樹脂43によってモールドする。ダンパチューブ11の上下の分割チューブ11A、11Bは、鉄心41の大外径部41Cを軸方向の両側から挟み込み、環状シール材15A、15Bの大径部16を鉄心41の大外径部41Cの外周に密着し、小径部17を鉄心41の小径部41A、41Bの外周と分割チューブ11A、11Bの内周との間で液密に挟着する。磁場発生装置40は、ピストンロッド12(ロッド本体12A)の外周に臨んでMR流体用流路14を形成する、鉄心41の小径部41A、41Bの内周と樹脂43の内周を面一にする。
【0028】
MR流体ダンパ10は、ダンパチューブ11の周囲にアウタチューブ50を備え、ダブルチューブをなす。アウタチューブ50は有底筒状体であり、アウタチューブ50に挿入されたダンパチューブ11の下端部はボトムピース51を介してアウタチューブ50の底部に着座する。アウタチューブ50の上端開口部には、ダンパチューブ11の上端部に設けられるロッドガイド52、ダストシール53(芯金53A)が挿着され、アウタチューブ50の上端かしめ部50Aと底部との間にダンパチューブ11(分割チューブ11A、11B)、磁場発生装置40、ボトムピース51、ロッドガイド52、ダストシール53が挟持される。アウタチューブ50の上端開口部の外周にはキャップ54が被着され、キャップ54の外面にはバンプストッパ55が取着される。尚、ダンパチューブ11の内部にあるピストンロッド12(ロッド突出部12B)の外周であって、第1ピストン20の直上部にはリバウンドラバー56が挿着される。
【0029】
MR流体ダンパ10は、ダンパチューブ11の内部で、第1ピストン20とロッドガイド52の間を第1の気体室57A、第2ピストン30とボトムピース51の間を第2気体室57Bとし、ダンパチューブ11とアウタチューブ50の環状間隙を外周気体室57Cとする。第1の気体室57Aは、ロッドガイド52に設けた溝52Aにより外周気体室57Cと連通し、第2の気体室57Bは、ボトムピース51に設けた孔51A、溝51Bにより外周気体室57Cと連通する。
【0030】
MR流体ダンパ10は、アウタチューブ50の下部に車軸側取付部を備え、ピストンロッド12の突出部に車体側取付部を備える。そして、アウタチューブ50の外周に取着される下ばね受とピストンロッド12に取着される上ばね受との間に懸架スプリングを介装する。MR流体ダンパ10は、懸架スプリングにより路面からの衝撃を吸収し、ピストンロッド12の上下摺動に伴なってMR流体用流路14を通過するMR流体の流れ抵抗に起因して生ずる減衰力により懸架スプリングの伸縮振動を制振させる。
【0031】
即ち、MR流体ダンパ10にあっては、磁場発生装置40のコイル42への電流の印加によりコイル42に磁場(磁界)を生ずると、この磁場はコイル42の一端から鉄心41の小径部41Aを通り、MR流体用流路14のギャップを飛び越えてピストンロッド12(ロッド本体12A)の一端側に入り、ピストンロッド12を通って、ピストンロッド12の他端側からMR流体用流路14のギャップを飛び越えて鉄心41の小径部41Bに入り、コイル42の他端に戻る閉磁気回路を形成する。磁場発生装置40がMR流体用流路14に及ぼす磁場の大きさはコイル42への印加電流の変更により調整される。
【0032】
他方、ダンパ10の伸張行程では、ピストンロッド12のピストン20、30がダンパチューブ11の内周を上方へ向けて摺動するに際し、下室13BのMR流体がMR流体用流路14を通って上室13Aに流れる。また、ダンパ10の圧縮行程では、ピストンロッド12のピストン20、30がダンパチューブ11の内周を下方へ向けて摺動するに際し、上室13AのMR流体がMR流体用流路14を通って下室13Bに流れる。
【0033】
そして、ダンパ10にあっては、伸張行程や圧縮行程で、MR流体が上述の如くに流路14を通るときに、磁場発生装置40が流路14に及ぼす磁場の大きさを調整することにより、流路14を通過するMR流体の粘度を変化させ、結果として流路14におけるMR流体の流れ抵抗に起因して生ずる減衰力を調整可能にする。
【0034】
MR流体ダンパ10にあっては、磁場発生装置40を上述の如くに構成したから、以下の作用効果を奏する。
【0035】
(a)MR流体ダンパ10において、ピストンロッド12の軸方向2位置に設けた第1と第2のピストン20、30をダンパチューブ11の内部で摺動し、ダンパチューブ11の内部で第1と第2のピストン20、30により挟まれる部分をMR流体収容室13とし、ダンパチューブ11に設けた磁場発生装置40によりMR流体収容室13を上下の2室13A、13Bに区画するとともに、磁場発生装置40とピストンロッド12との間に上下の2室13A、13Bを連通するMR流体用流路14を形成し、ピストンロッド12の摺動によりMR流体用流路14を通過する流体に磁場を与えて減衰力を発生させる。ダンパチューブ11に対するピストンロッド12の進入/退出分のロッド体積補償室を設ける必要がなく、MR流体はダンパチューブ11のMR流体収容室13にだけ封入すれば足り、MR流体の使用量を低減できる。
【0036】
(b)磁場発生装置40をダンパチューブ11のMR流体収容室13に臨む部分に設けるものであり、磁場発生装置40の設置構造は単純かつ小型化できる。
【0037】
(c)磁場発生装置40は、ダンパチューブ11の上下の分割チューブ11A、11Bの間にシール材15A、15Bを介して挟持することにて設置でき、ダンパチューブ11のMR流体収容室13に臨む部分に簡易に設置できる。
【0038】
(d)磁場発生装置40の鉄心41が、ピストンロッド12との間でMR流体用流路14を形成でき、MR流体用流路14を簡易に形成できる。
【0039】
(e)MR流体用体積膨張補償室35は小容量で足りるし、ピストン30に設けることで管路系も短縮でき、MR流体の使用量を低減できる。MR流体用体積膨張補償室35をピストン30に一体化して組付性も向上できる。
【0040】
(f)MR流体ダンパ10がダンパチューブ11の周囲にアウタチューブ50を備えたダブルチューブ式にて構成されることにより、ダンパ10に作用する横力等に対する耐力、強度を向上できる。MR流体ダンパ10に併設される懸架スプリングのためのスプリングシートをアウタチューブに容易に固定(溶接等)できる。
【0041】
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】図1はMR流体ダンパを示す断面図である。
【図2】図2は図1の要部を示す断面図である。
【図3】図3は磁場発生装置を示す断面図である。
【図4】図4はピストンを示す断面図である。
【符号の説明】
【0043】
10 MR流体ダンパ
11 ダンパチューブ
11A、11B 分割チューブ
12 ピストンロッド
13 MR流体収容室
13A、13B 上下の2室
14 MR流体用流路
15A、15B シール材
20 第1のピストン
30 第2のピストン
35 体積膨張補償室
40 磁場発生装置
41 鉄心
42 コイル
50 アウタチューブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダンパチューブにピストンロッドを挿入し、
ピストンロッドの軸方向2位置にダンパチューブ内を摺動する第1と第2のピストンを設け、
ダンパチューブの内部にピストンロッドの第1と第2のピストンにより挟まれてMR流体を収容するMR流体収容室を区画し、
ダンパチューブのMR流体収容室に臨む部分に磁場発生装置を設け、
磁場発生装置がMR流体収容室を上下の2室に区画するとともに、ピストンロッドとの間で上下の2室を連通するMR流体用流路を形成するMR流体ダンパ。
【請求項2】
前記ダンパチューブが上下の分割チューブからなり、上下の分割チューブの間にシール材を介して磁場発生装置を挟持してなる請求項1に記載のMR流体ダンパ。
【請求項3】
前記磁場発生装置が鉄心にコイルを設けてなり、鉄心がピストンロッドとの間でMR流体用流路を形成する請求項1又は2に記載のMR流体ダンパ。
【請求項4】
前記ピストンに、MR流体収容室と連通するMR流体用体積膨張補償室を備えた請求項1〜3のいずれかに記載のMR流体ダンパ。
【請求項5】
前記ダンパチューブの周囲にアウタチューブを備えた請求項1〜4のいずれかに記載のMR流体ダンパ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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