説明

SCR排気ガス後処理装置

【課題】きわめて長期の寿命期間および多数回の凍結サイクルにわたり凍結による損傷が防止される。
【解決手段】SCR排気ガス後処理装置においては、ポンプユニット及び調量ユニットにより尿素―水―溶液が排気ガス流内に注入される。ポンプユニットの圧力フィルタには、所定の部材、特にフィルタ部材が、内部空間50に存在している。この内部空間50は、エラストマー膜42によって画定されている。このエラストマー膜は、凍結補償フォーム43内に埋設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、SCR排気ガス後処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1からSCR排気ガス後処理装置が既に公知となっている。このSCR排気ガス後処理装置では、本発明と同じく、尿素―水―溶液が排気ガス流内に注入される。このために必要な圧力をつくりだす目的で、ポンプユニットには圧力フィルタが設けられている。この場合圧力フィルタは、ポンプユニットの内部空間の領域に存在している。同様に、ポンプユニットには圧縮可能な調整要素が設けられている。ただし、この圧縮可能な調整要素は圧力フィルタの領域には存在していない。
【0003】
以下、尿素―水―溶液はHWLと呼ぶ。
【0004】
さらに、特許文献2および特許文献3からは、HWL用のフィルタが公知になっている。このフィルタは、HWLが凍結する際に膨張するように構造設計されている。
【0005】
特許文献4は、エラストマー素材から成る延長部に関する。この延長部は、凍結するHWLが膨張するとたわむようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】独国特許出願公開第102008012780号明細書
【特許文献2】独国特許第10220662号明細書
【特許文献3】独国特許第10220672号明細書
【特許文献4】独国特許第10362140号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、SCR排気ガス後処理装置の内部に設けられているHWLを含む部材を、極めて長期間にわたり多数回の凍結サイクルにおける凍結による損傷から保護することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的のために、凍結補償フォーム(発泡部材)が設けられる。この凍結補償フォームの表面は、エラストマー膜によってHWLが侵入してこないようになっている。鋭角的な端部を有する尿素結晶が複数の凍結サイクル後に薄いフォーム壁を破ってしまうおそれがあるので、長期的にみるとHWLそれ自体が閉気孔のフォームを損なう可能性があるということが分かっている。その場合、HWLは、こうしたフォームの内部空間に侵入し、凍結の際に膨張するので、凍結サイクルが多数回におよぶと次第にフォームが破壊される。しかし、本発明に係るエラストマー膜は十分に厚く設計されているので、尿素結晶がこの膜を破ることはできない。これによって、HWLがフォーム内に侵入することもない。
【0009】
本発明によると、凍結補償フォームに関して比較的大きな構造形成上の自由が達成されるので特に有利である。たとえば、他の構造的、コスト的あるいは製造技法上の要件に従って設計され得る開気孔のフォームを使用することもできる。たとえば、加工性がこうした要件のひとつである。ただし、特に長期間にわたって弾性を保持する材料が選択され得る。また、フォームは、極めて攻撃的(aggressiv)でクリープ移動性を有する(kriechfaehig)HWLに対する耐性を有していなくてもよい。
【0010】
本発明の一形態においては、エラストマー膜は凍結補償フォームとともに硬質を有するよう設計されるので特に有利であり、それによって、10バールまでの圧力で10%以上の容積減少が防止される。
【0011】
換気部材を設けることができることは特に有利である。この換気部材によって、長期の運転時間にわたって生じる空気洩れが補償される。この換気部材は、周囲の大気圧と空気透過的かつ蒸気透過的に連通されているので、特に有利である。これに対して、換気部材は透液性を有していない。
【0012】
請求項6は、特に有利な構成を示す。この構成では、保護すべき部材はフィルタ部材である。このフィルタ部材のデッドスペースには栓が充填されているので、凍結するHWLの容積とそれによる容積増加とが小さく抑えられる。
【0013】
本発明のさらなる利点は、その他の請求項、明細書および図面から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】凍結から保護された圧力フィルタを備える排気ガス後処理装置の概略図である。
【図2】図1の圧力フィルタの詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、排気ガス後処理装置の概略図である。この排気ガス後処理装置によって、HWLがディーゼルエンジン2の排気ガス流1内に注入される。ここで、排気ガス後処理装置は、ポンプユニット3を有する。このポンプユニットは、上記HWLを吸引して加圧し、加圧した状態でHWLを調量ユニット4に更に搬送する。この調量ユニットは、HWLの一部を熱い排気ガス流1内に注入する。さらに、調量ユニット4は、ポンプユニット3と調量ユニット4との間の循環路を周回するHWLを冷却する。
【0016】
ポンプユニット3は、ポンプ5と、圧力フィルタ6と、制御ユニット7とを有する。
【0017】
ポンプ5は、膜ポンプとして実施されており、クランクギアと類似の動作を行う偏心ギア9を備えるブラシレス電気モータ8を有する。この偏心ギア9は、膜10の中央領域を往復移動させる。この膜10の外周部は、ハウジング11に張設されている。さらにこのハウジング11には、2つの逆止弁12、13が挿入されている。一方の逆止弁12は一方方向に向かって開放し、それにより、膜10によって加圧可能な圧力空間14が加圧されたHWLを排出することができるようになる。他方の逆止弁13は、上記とは反対の方向に開放し、それにより、圧力空間14がHWLを吸引することができるようになる。各逆止弁12、13からは、ハウジング11内に連通可能なチャネルがそれぞれ延出している。HWLを吸引する逆止弁13は、吸引チャネル15を介してHWL吸引接続部16からHWLを吸引する。
【0018】
HWLは、圧力空間14から出ると、膜10によって、他方の逆止弁12とさらにこの逆止弁から延出している圧力チャネル18とを介して圧力フィルタ6まで導かれる。
【0019】
図示されていないが、圧力チャネル18からは孔がハウジング11に延出している。この孔には、圧力制御弁が押入されている。この圧力制御弁は、限界圧力の場合に開放され、HWLを排液チャネルへと導く。この排液チャネルはHWLを再び吸引チャネル15内へ注入する。強力なクリープ移動性を有するHWLが周囲環境に及ぶことを確実に防ぐために、まず、圧力制御弁に封止リングが設けられている。また、ハウジング11に対する追加の封止手段を備える追加のカバーによって、圧力制御弁用の孔を閉止する。
【0020】
HWLは、圧力フィルタ6からHWL圧力接続部17に導かれる。この圧力フィルタ6によって、調量ユニット4は塵埃粒子から保護されるので、調量ユニットに詰まりが生じないよう保護されている。圧力フィルタ6に続くHWL圧力接続部17は、HWL管37と接続されている。この外部のHWL管37を介して、HWL圧力接続部17が調量ユニット4に接続されている。HWL管19を介して、ポンプユニット3のHWL吸引接続部16は、HWLのタンク21に接続されている。
【0021】
さらなるHWL管22を介して調量ユニト4はタンク21に接続されているので、戻り止め23を介して調量ユニット4へ流れる循環路が形成される。
【0022】
ポンプユニット3は、2つの冷却水接続部24、25を備える。これらの冷却水接続部24、25は、ハウジング11内に加工形成されている冷却チャネルの両端部につながる。また、これら2つの冷却水接続部24、25はディーゼルエンジン2の冷却水循環路26につながっているので、ポンプユニット3は、冷却水循環路26からの暖まった冷却水によって解凍されるか、または、運転可能な温度に保たれることができる。
【0023】
調量ユニット4は、電磁式調量弁27を備える。この電磁式調量弁27は、電機子29を備える電磁石28を有する。この電磁石は、圧縮コイルばね30をスプリング力に抗って圧縮することができるので、HWL圧力によってニードル31が開放位置に移動することができる。接続部32を介して電磁石28に通電されない場合、圧縮コイルばね30は、再びニードル31を弁座33に対して閉止位置におく。ここで、ニードル31は、比較的長尺の形状を有して冷却チャネル34内に設けられている。この冷却チャネルは、2つの調量ユニット接続部35、36の間で閉じた循環路を形成している。このために、これらの調量ユニット接続部35、36は、HWL管22、37に接続されている。電磁石28が通電されている状態でHWLが中央開口部によって弁座33内を通過する場合、HWLは噴射ノズルによって導かれる。この噴射ノズルは、ノズル盤を備えるスピンノズルとして実施されている。このような形状を付与することによって、噴出されるHWLが高速回転スピンを受けるので、ノズルから出る際にHWLが噴霧される。
【0024】
HWLは、触媒38の前方に存在する排気ガス流1の領域に噴霧注入される。
【0025】
HWL管37の領域において、排気ガス後処理装置の圧力および温度を、詳細には示していない圧力・温度センサによって測定することができる。
【0026】
調量ユニット4は、調量ユニット接続部36の領域において、戻り止め23を備えている。この戻り止め23を介して、調量ユニット4がHWLによって常時貫流されることが保証される。こうすることで、まず、調量ユニット4の温度が低く保たれる。さらに、通電が停止されている場合に、排気ガス後処理装置内の圧力がタンク圧力まで上昇させられるが、その際に弁を開放するためのエネルギーが必要なくなる。
【0027】
排気ガス後処理装置のすべての部材は、圧力が付与されていないHWLの凍結によって損傷がひきおこされることがないように構成されている。
【0028】
図2は、供給ユニットとも呼ばれるポンプユニット3の設置領域内の、圧力フィルタ6を示している。この圧力フィルタ6は、ポンプ接続ハウジング39と、押し込みねじ40として実施されている栓と、フィルタ部材41と、エラストマー膜42と、凍結補償フォーム43と、フィルタハウジング44と、排気膜45とを備えている。
【0029】
ポンプ接続ハウジング39は、アルミニウムから製造されている。このハウジングは、スリーブ状領域46を有する収容部20を備える。このスリーブ状領域46には、雄ねじ47が切られている。この雄ねじ47においてフィルタハウジング44がねじ止めされている。このために、フィルタハウジング44は鐘形状である。フィルタハウジング44がねじ止めされる領域の内側には、雄ねじ47内にねじ止めされる雌ねじ48が切られている。ここで、鐘形状のフィルタハウジング44は、環状の封止部材49をポンプハウジング39に対して押圧する。これによって、フィルタハウジング44の内部空間50自体が緊密に封止される。ただしその際、換気部材51内に設けられている排気膜45との間の空気の交換が行われる。ここで、換気部材51は、フィルタハウジング44の鐘型床53の漏斗型開口部52内に係止する。
【0030】
フィルタハウジング44に、凍結補償フォーム43が挿入されている。凍結補償フォーム43は、同様の対応の鐘形状を有する。この凍結補償フォーム43内部に、鍋形状のエラストマー膜42が挿入されている。このエラストマー膜42の上縁部には、ビード53が設けられている。このビード53は、スリーブ状領域46の周回する環状の係止突起54によって押し付けられて、その背後に存在する環状溝55内に挿入される。ビード53は、スリーブ状領域46によって、径方向の圧力を受けてフィルタケーシング44に対して張設される。スリーブ形状の領域46とエラストマー膜42との内部に形成されている内部空間56に、フィルタ部材41が挿入されている。このフィルタ部材41は、中央切り欠き部57を有する。この切り欠き部57内部に押し込みねじ40が延伸している。この押し込みねじ40の一端部が、ポンプ接続ハウジング39内に押し込まれる。
【0031】
フィルタ部材41は、紙フィルタ58を備える。この紙フィルタは、カバー59によって底部分が閉止されている。さらに、フィルタ部材41は、閉止リング60を備える。この閉止リングは、紙フィルタ58を、カバー59とは反対の側で閉止する。ここで、押し込みねじ40が、閉止リング60の中央切り欠き部61を貫通して、ポンプ接続ハウジング39の止まり穴62まで突出している。このポンプ接続ハウジング39内には、押し込みねじ40が押し込まれている。閉止リング60の、ポンプ接続ハウジング39とは反対側には、封止スリーブ63が設けられている。この封止スリーブ63は、閉止リング60の薄板状領域64と一体状に実施されている。閉止リング60の、ポンプ接続ハウジング39の側を向いている端部には、周に沿って形成されている環状溝65が設けられている。この環状溝内には、Oリング66が挿入されている。封止スリーブ63は、ポンプ接続ハウジング39の切り欠き部67に挿入されているので、Oリング66は、この切り欠き部67の内壁68に対して密着している。
【0032】
ここで、HWLは、圧力チャネル18と中央切り欠き部61とを経て、紙フィルタ58の内部空間57内に導かれる。そこから、HWLは、ポンプ5の10バールまでの運転圧力を受けて紙フィルタ58に対して押圧される。これによって、HWLは環状空間69に到達する。この環状空間は、紙フィルタ58によって径方向内側に、また、スリーブ状領域46およびエラストマー膜42によって径方向外側に画定される。この環状空間69を出ると、HWLは、図1に符合70で示されている、ポンプ接続ハウジング39のチャネルを通り抜けるように導かれる。
【0033】
ディーゼルエンジン2の電源が切られた後で、また、場合によっては非常停止または停電時には、HWLは環状空間69に留まる。ここで、HWLは、外部気温がHWLの氷点以下になると凍結する。液状の凝固状態から固体状の凝固状態への移行にともなって、膨張が生じ、非常に高い圧力がかかる。
【0034】
吸引チャネル15、圧力チャネル18、およびチャネル70は配管の断面積が小さいため内部空間50よりも早期に凍結し始めるので、場合によっては内部空間50に更なる圧力が生じる場合がある。
【0035】
この高い圧力は、比較的厚膜のエラストマー膜42を押圧する。このエラストマー膜は、HWLの代わりに誤ってディーゼル燃料が供給された場合に損害を可能な限り小さく抑えるためにHNBRから構成されている。したがって比較的簡単に弾性変形可能なエラストマー膜42は、凍結補償フォーム43に圧力を伝達する。圧力が10バールの限界値を超えると、凍結補償フォーム43は圧縮される。その際、換気部材51そのものからは、まだガスがまったく排出されないか、もしくはほとんど排出されない。というのも凍結補償フォーム43は閉気孔のフォームであるため、フォームの内部の圧力だけが上昇する。しかし、基これによって基本的にフォームが寿命に達するので、結果としてフォームの壁からガスが抜け出ることになる。換気部材51自体はガス透過性を有している。しかし、エラストマー膜42自体も、ガスの分子の大きさ次第で、非常にわずかながらガス透過性を有している。ところが、換気部材51によって、大気が凍結補償フォーム43を通り抜けることができるので、場合によっては数年にわたってエラストマー膜42によって引き起こされるガス洩れは補償される。
【0036】
ポンプ接続ハウジングは、必ずしもアルミニウムから製造されていなくてもよい。ステンレススチールまたはHWL耐性のあるプラスチックから構成してもよい。
【0037】
フィルタハウジングは、HWLと接触していないので、フィルタハウジングの材料の形状設計上の自由度は特に幅広い。とりわけプラスチックが可能である。
【0038】
フィルタ部材は、紙フィルタとして実施されていなくてもよい。調量ユニットの感度に応じて、他の材料も可能である。
【0039】
上記の実施形態は、単に例示的な構成である。様々な実施形態のために記述した特徴を組み合わせることも可能である。特に記載されていないさらなる本発明に属する装置部分は、図面に示した装置部分の形状および配置から理解することができる。
【符号の説明】
【0040】
1 排気ガス流
2 ディーゼルエンジン
3 ポンプユニット
4 調量ユニット
5 ポンプ
6 圧力フィルタ
7 制御ユニット
8 電気モータ
9 偏心ギア
10 膜
11 ハウジング
12 逆止弁
13 逆止弁
14 圧力空間
15 吸引チャネル
16 吸引接続部
17 HWL圧力接続部
18 圧力チャネル
19 HWL管
20 収容部
21 タンク
22 HWL管
23 戻り止め
24 冷水接続部
25 冷水接続部
26 冷水循環路
27 調量弁
28 電磁石
29 電機子
30 圧縮コイルばね
31 ニードル
32 接続部
33 弁座
34 冷却剤チャネル
35 調量ユニット接続部
36 調量ユニット接続部
37 HWL管
38 触媒
39 ポンプ接続ハウジング
40 押し込みねじ
41 フィルタユニット
42 エラストマー膜
43 凍結補償フォーム
44 フィルタハウジング
45 排気膜
46 スリーブ状領域
47 雄ねじ
48 雌ねじ
49 封止部材
50 内部空間
51 換気部材
52 開口部
53 ビード
54 係止突起
55 環状溝
56 内部空間
57 切り欠き部
58 ろ紙
59 カバー
60 閉止リング
61 切り欠き部
62 止まり穴
63 封止スリーブ
64 薄板状領域
65 環状溝
66 Oリング
67 切り欠き部
68 内壁
69 環状空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
尿素―水―溶液が排気ガス流(1)内に注入される、SCR排気ガス後処理装置において、
所定の部材が内部空間(50)に存在しており、該内部空間はエラストマー膜(42)によって画定されており、当該エラストマー膜は凍結補償フォーム(43)内に埋設されていることを特徴とする、
SCR排気ガス後処理装置。
【請求項2】
前記エラストマー膜(42)は前記凍結補償フォーム(43)とともに硬質を有するよう設計されており、それによって、10バールまでの圧力で10%以上の容積減少が防止されることを特徴とする、
請求項1に記載のSCR排気ガス後処理装置。
【請求項3】
換気部材(51)が設けられており、当該換気部材は、前記凍結補償フォーム(43)の容積が変化する際に圧力補償を可能にすることを特徴とする、
請求項1または2に記載のSCR排気ガス後処理装置。
【請求項4】
前記換気部材(51)は、ガス透過性かつ透水性の分離要素を有することを特徴とする、
請求項3に記載のSCR排気ガス後処理装置。
【請求項5】
前記部材は、尿素―水―溶液を浄化するためのフィルタ部材であることを特徴とする、
請求項1乃至4に記載のSCR排気ガス後処理装置。
【請求項6】
前記フィルタ部材内部に栓が備えられていることを特徴とする、
請求項5に記載のSCR排気ガス後処理装置。
【請求項7】
前記フィルタ部材は、硬質の収容部(20)内に挿入されており、当該収容部内には、前記エラストマー膜(42)が緊密に挿入されていることを特徴とする、
請求項5に記載のSCR排気ガス後処理装置。
【請求項8】
前記収容部(20)には、フィルタハウジング(44)が固定されており、当該フィルタハウジングは、前記エラストマー膜の封止ビード(53)を前記収容部(20)に対して押圧することを特徴とする、
請求項7に記載のSCR排気ガス後処理装置。
【請求項9】
前記収容部(20)は、封止部材(49)によって前記フィルタハウジング(44)に対して押圧されることを特徴とする、
請求項7に記載のSCR排気ガス後処理装置。



【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−127351(P2012−127351A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−273125(P2011−273125)
【出願日】平成23年12月14日(2011.12.14)
【出願人】(506031085)ハイライト・ジャーマニー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング (12)
【Fターム(参考)】