USBポートで使用するフレグランス発生装置
フレグランス発生装置(20)は、ケース内部および内部にあるフレグランス排出口(36A、36B)、ケース(22)内部にある電力が供給されると熱を発生する発熱体(42)、ケース(22)で構成され、USBコネクタ(28)がUSBポートに接続、発熱体(42)に電力が供給されると、USBコネクタ(28)、ケース(22)内のフレグランス・メンバ(50)に熱が加えられ、フレグランス、芳香あるいはアロマを放出する。
フレグランス・メンバ(50)は発熱体(42)と隣接しており、発熱体(42)が発した熱により、ケース(22)内部にあるフレグランス・メンバ(50)が排出口(36A、36B)からフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する。
本発明に係わるその他実施例を本文中で開示する。
フレグランス・メンバ(50)は発熱体(42)と隣接しており、発熱体(42)が発した熱により、ケース(22)内部にあるフレグランス・メンバ(50)が排出口(36A、36B)からフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する。
本発明に係わるその他実施例を本文中で開示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してコンピュータまたは周辺機器のUSBポートに接続して、フレグランス発生装置内の発熱体に電力が供給されると、フレグランスを放出するように作られているフレグランス発生装置。
【背景技術】
【0002】
フレグランスあるいは芳香を発するように作られている電子装置は、技術的には知られている。
″Replaceable Scent And Multimedia Storage For Use With A Playback Apparatus Having Electrostatic Scents Release(再生装置で使用する静電芳香放出機能付き香り交換可能なマルチメディア記憶装置)″という題の米国特許出願公開番号US2003/0206834には、別個のマルチメディア再生システムおよび芳香回復システムで使用するための香り付きマルチメディア・ディスクまたはカートリッジについて記載されている。
″Mobile Phone And Scent Dispenser Thereof(携帯電話およびその芳香ディスペンサー)″という題の米国特許出願公開番号US2004/0235430には、携帯電話と芳香ディスペンサーについて記載されている。芳香ディスペンサーには、本体と芳香発生装置が含まれる。本体には、タンクと導管が含まれる。タンクは、その中の液体に香りを蓄える。″Fragrance Generation Device(フレグランス発生装置)″という題の米国特許出願公開番号US2005/0013728には、コンピュータ、PDAあるいは電気器具のような情報製品用のフレグランス発生装置について記載されている。
【0003】
″Communication Device Having A Scent Release Feature And Method Thereof(芳香放出機能およびその方法を備えた通信機器)″という題の米国特許番号7,200,363には、熱エネルギーを発生する熱発生装置を含む携帯電話のような通信機器について記載されている。熱発生装置により活性化する芳香物質を含む芳香パッケージは、熱が伝わりやすい熱発生装置の近くにある。″Portable Scent Delivery Device(ポータブル芳香放出装置)″という題の米国特許番号7,203,417には、ハウジングと選択的に香りを放出する芳香発生装置を使用するポータブル芳香放出装置について記載されている。このハウジングは、ヘッドセット、帽子、ショルダー・ハーネスあるいは携帯電話のようなパーソナル電子機器に適している。
【0004】
米国特許番号6,609,935(″’935patent(’935特許)″)は、USB Electric Fragrant Emitting Pendant Joint(USB電気フレグランス放出ペンダント・ジョイント)を公開している。しかし、’935特許で示されている装置のデザインは複雑である。具体的にいうと、この装置は、端部がボール形になっている回転式フレグランス・ロッドを使用している。このボール形をした端部は、装置の外側にある。この回転式フレグランス・ロッドは、既定の角度、おそらくユーザーにより事前に設定された角度に回転する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明により、コンピュータ、コンピュータ周辺機器、あるいはUSBポートを用いるその他の機器をUSBポートに差し込んで接続することができるフレグランス発生装置の改良が可能となる。
【0006】
本発明実施例に従って、フレグランス発生USBペンダント・デバイスが開発されている。フレグランス発生USBペンダント・デバイスを構成するのは、内部および内部と連絡するフレグランス排出口のあるケース、ケース内にあり電力が供給されると熱を発生する発熱体、熱を加えられるとフレグランス、芳香あるいはアロマを発生するフレグランス・メンバ、発熱体が発した熱によりフレグランス・メンバにフレグランス、芳香あるいはアロマを発生させ、フレグランス排出口を通してケース内部から放出させるために発熱体近くにフレグランス・メンバを配置するものである。ケースには上部と下部がある。フレグランス排出口は上部にある。フレグランス排出口は、フレグランス・メンバと並んでいる。換気口はケースの下部にあり、ここからケースの内部に気流が流入できる。ケースの上部には一般に凹形状のカバー部分があり、これはフレグランス・メンバの隣に位置している。フレグランス排出口は、一般に凹形状のカバー部分の中央に位置している。凹形状のカバー部分の凹形状は、フレグランス・メンバにフレグランス発生物質を補充するために、フレグランス排出口へのフレグランス発生物質の挿入を容易にする。
【0007】
別の実施例では、本発明のフレグランス発生装置は、USBフラッシュメモリ・ドライブが使用されているときにフレグランス、芳香あるいはアロマを放出するUSBフラッシュメモリ・ドライブで構成される。ある実施例では、USBフラッシュメモリ・ドライブは、排出口のあるハウジング、USBフラッシュメモリ・ドライブが使用されているときに熱を発生するハウジング内の電子部品、デバイスに熱が供給されるとフレグランス、芳香またはアロマを発生する物質を含むデバイス、電子部品が供給した熱によりデバイスにフレグランス、芳香あるいはアロマを放出させるための電子部品の近くにデバイスを配置する手段から成る。フレグランス、芳香あるいはアロマは、排出口を通ってハウジングの内部から出て行く。
【0008】
本発明の他の実施例は、この中で開示され、説明される。本発明のその他の目的および利点は、次の明細書および添付の図面から明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1〜4には、本発明の一つの実施例に従ったフレグランス発生装置が示されている。この実施例では、フレグランス発生装置は、フレグランス発生USBペンダント・デバイス20として作られている。簡潔に言うために、フレグランス発生USBペンダント・デバイス20は、ここでは″USBペンダント・デバイス20″と呼ぶ。USBペンダント・デバイス20は、一般にケースまたは上部24と下部26があるハウジング22から成る。USBペンダント・デバイス20は、さらにコンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続するかあるいは差し込むように作られているUSBコネクタ28から成る。
【0010】
図1および4では、ケース22には、開口部32を明示する突出部30が含まれる。USBペンダント・デバイス20をユーザーの首にかけられるように、開口部32にキー・リング・チェーン、紐、ストラップあるいはワイヤが差し込めるようになっている。ケース22の上部24には、フレグランスが放出されるフレグランス排出口36Aおよび36Bのあるセクション34が含まれる。フレグランス排出口36Aは、中央フレグランス排出口である。換気口38は下部26にあり、ここから空気がケース22の内部に入ることができる(図8を参照)。
【0011】
図5、6および8では、USBペンダント・デバイス20には、ケース22の下部26に付属しているポスト39およびサポート・ベース40が含まれる。ポスト39の用途は、次の明細で論じる。サポート・ベース40には内部部分があり、その中に発熱体42が位置している。発熱体42は電力が供給されると熱を発生する。発熱体42は、電力を供給されると熱を発生するものであれば、ほとんどどんなタイプの電気装置でも可能である。この例では、発熱体42は、USBコネクタ28に電気的に接続される導電体44のあるレジスタである。USBコネクタ28がコンピュータ(図示せず)またはその他の周辺機器(図示せず)のUSBポート(図示せず)に接続されるか差し込まれると、USBコネクタ28および導電体44を介して発熱体42に電力が供給される。
【0012】
図5、6および8では、USBペンダント・デバイス20は、さらにサポート・ベース40によって支持されているフレグランス・メンバ50を含み、フレグランス・メンバ50は発熱体42の上に位置している。(フレグランス・メンバ50は、図1では透視状態で示されている)。フレグランス・メンバ50は、完全にケース22の内部に位置する。従って、フレグランス・メンバ50のいかなる部分もケース22の外部にはない。フレグランス・メンバ50は、熱が加えられると、希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する。たとえば、ある実施例では、フレグランス・メンバ50は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する液状物質に浸したり、それを染みこませたりした吸収性のあるメンバとして作られている。液状物質の例には、オイルと香水が含まれる。別の実施例では、フレグランス・メンバ50は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する物質でコーティングされたデバイスから成る。別の実施例では、フレグランス・メンバ50は、熱が加えられると希望のフレグランスを放出する液体を含むカプセルまたは小さなコンテナから成る。フレグランス・メンバ50は、香水、フルーツ、フラワーなどのどんな種類のフレグランス、アロマあるいは芳香でも放出するように作ることができる。ある実施例では、フレグランス・メンバ50は、一般に長方形をしている。別の実施例では、フレグランス・メンバ50は、一般に図1および5に示されるように正方形をしている。さらに別の実施例では、フレグランス・メンバ50は、一般に丸い平面的な形をしている。
【0013】
図1および図3〜8では、USBペンダント・デバイス20は、さらに保護用タブ60を含む。保護用タブ60は、最初はUSBペンダント・デバイス20の内部にある第一の部分60Aとケース22の外部にある第二の部分60Bから成る。第一の部分60Aは、フレグランス・メンバ50と排出口36Aおよび36Bの間に位置する。保護用タブ60には開口部60Cがあり、これはスリット60Dに隣接している。開口部60Cは、ポスト39を受ける大きさである(図5および8を参照)。保護用タブ60は、フレグランス・メンバ50が新鮮であり続け、フレグランス放出効果が低下しないようにする。このようにして、保護用タブ60は、使用される前のフレグランス・メンバ50の保管期間を延長する。USBペンダント・デバイス20を初めて使用する前に、ユーザーは図6の矢印70で示された方向に保護用タブ60を引き抜く。ポスト39は、スリット60Dを通って保護用タブ60内にスライドする。すると、ユーザーは、USBコネクタ28をコンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)に差し込むことができる。USBコネクタ28に電力が供給されるとすぐに、電力が発熱体42に供給される。電力に反応して、発熱体42は熱を発生し、それによりフレグランス・メンバ50がフレグランスを放出する。フレグランスは、排出口36Aおよび36Bから排出される。換気口38により空気がケース22内に流入し、発熱体42がオーバーヒートするのを防ぐ。推奨実施例では、発熱体42は動かないようにサポート・ベース40に固定されている。
【0014】
既定の角度で回転する回転式フレグランス・ロッドを使用している先行技術米国特許番号6,609,935とは反して、USBペンダント・デバイス20のフレグランス・メンバ50は回転しない。さらに、フレグランス・メンバ50は、完全にケース22の内部に位置している。
【0015】
ある実施例では、USBペンダント・デバイス20は、一体型の形をしており、実質的にはUSBフラッシュメモリ・ドライブの形と同じである。
【0016】
図9〜図13には、本発明の別の実施例に従ってフレグランスを放出するUSBペンダント・デバイス100が示されている。USBペンダント・デバイス100は、一般にケース102から成る。ケース102は、上部104と下部106から成る。USBペンダント100は、さらにコンピュータ(図示せず)または周辺機器(図示せず)のUSBポート(図示せず)にプラグで接続される形のUSBコネクタ108から成る。上部104には、凹形状のカバー部分110がある。カバー部分110には、その中に作られた複数個のフレグランス排出口112と113があり、そこではフレグランス排出口112が中央排出口で、カバー部分110の中央に位置している。
【0017】
図9〜13では、ケース102の下部106には換気口114があり、それにより空気がケース102の内部116に流入することができる。ケース102の上部104は、空間122を定めるためにカバー部分110の下にサポート部分120がある。サポート部分120には、中に複数個の排出口124がある。USBペンダント・デバイス100には、さらにフレグランス・メンバ130があり、これは完全に空間122内に位置している。カバー部分110は、サポート部分120に付属している。具体的には、サポート部分120には、カバー部分110のタブ134を受ける開口部125がある。
【0018】
図13では、USBペンダント・デバイス100には、さらに内部116があり、下部106に付属するサポート・メンバ140がある。USBペンダント・デバイス100には、サポート・メンバ140により支持される発熱体150もある。導電体160は、USBコネクタ108および発熱体150に接続されている。導電体160は、USBコネクタ108がUSBポート(図示せず)にプラグで接続されると、電力を発熱体150に供給する。USBコネクタ108がコンピュータまたは周辺機器のUSBポートにプラグで接続されると、導電体160を通じて電力が発熱体150に供給される。それに応じて、発熱体150は熱を発生し、その熱は開口部124を通ってサポート部分120に達する。この熱により、フレグランス・メンバ130がフレグランスを放出する。このフレグランスは、排出口112および113を通して放出される。
【0019】
USBペンダント・デバイス100の重要な特徴は、ユーザーが凹形状のカバー部分110にフレグランス発生物質を置くことにより、このような物質をフレグランス・メンバ130に補充できることである。カバー部分110の凹部により、フレグランス発生物質はカバー部分110の中央フレグランス排出口112に流入し、フレグランス・メンバ130の上に落たり、したたり落ちることができる。たとえば、フレグランス発生物質がオイルまたは香水である場合は、ユーザーはオイルの滴をフレグランス排出口112に入れることができる。カバー部分110の凹部は、余分なオイルがあればそれが中央フレグランス排出口112に流れ込むようにする。
【0020】
ある実施例では、USBペンダント・デバイス100は、一体型の形状をしており、実質的にはUSBフラッシュメモリ・ドライブの形と同じである。
【0021】
次の明細および図14〜18は、2006年5月15日に提出された先行米国特許申請番号60/747,221に基づいている。この国際特許申請書を作成するために、前述の申請番号60/747,221で示された参照番号および図の図面番号は、混乱を避けるために、ここで示されたように変更されている。しかし、図14〜18および次の明細には前述の米国特許申請番号60/747,221で公開されたものと同じ主題が含まれていると考えられる。
【0022】
USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ・ドライブ(USBスティック・ドライブともいう)は、コンピュータの分野ではよく知られており、コンピュータ・データ・ファイルの保存に使用されている。USBフラッシュメモリ・ドライブには、メモリ・チップ、およびその他の電子部品などのデータ記憶部品が含まれている。USBフラッシュメモリ・ドライブが使用されているとき、データ記憶部品および/またはその他の電子部品は、熱を発生する。このようにして、本発明のこの実施例に従って、図14および図15では、USBフラッシュメモリ・ドライブ200が作動しているときに、フレグランスまたはアロマを放出するUSBフラッシュメモリ・ドライブ200が示されている。USBフラッシュメモリ・ドライブ200にはハウジング202があり、これは上部204と下部206から成る。USBフラッシュメモリ・ドライブ200は、さらに上部204と下部206の間にある回路サポート・メンバ208を含む。メモリ・チップ、集積回路、あるいはその他の電子部品などの電気部品は、回路サポート・メンバ208に取り付けられている。USBコネクタ・セクション209は、回路サポート・メンバ208に電気的に接続されている。USBコネクタ・セクション209は、コンピュータまたはその他のデータ転送デバイスのUSBポートに接続または挿入されるように設定されている。ハウジング202には、さらにUSBコネクタ・セクション209をカバーするカバー・セクション210(透視図で図示)を含む。カバー・セクション210は、取り外し可能である。ハウジング202には、上部204内にある排出口213がある。排出口213の用途は、次の明細で論じる。
【0023】
図16では、USBフラッシュメモリ・ドライブ200の断面図が示されている。USBフラッシュメモリ・ドライブ200には、さらに電子部品214が含まれており、これは回路サポート・ボード208に電気的に接続されており、データ記憶回路の一部であり、データ記憶回路が作動した結果、熱を発生する。電子部品214は、たとえば集積回路、レジスタなどデータ記憶回路と関連のある電子部品であれば何でもよい。本発明の代替実施例では、電子部品214は、熱を発生する目的で特別に回路サポート・ボード208に加えられており、USBフラッシュメモリ・ドライブ200のデータ記憶機能とは関連がない。発明に従って、USBフラッシュメモリ・ドライブ200には、さらに熱が加えられたときにフレグランス、芳香あるいはアロマを放出するデバイス216を含む。デバイス216は、いくつかの構成のうちのいずれか一つの構成を取ることができる。たとえば、デバイス216は、熱が加えられると、希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する液体あるいは固体の物質を含むあるいは保持するように作ることができる。液状物質の例には、オイルと香水が含まれる。別の例では、デバイス216は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する物資でコーティングされている。さらに別の例では、デバイス216は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する液状物質に浸たり、あるいは染みこませた吸湿性メンバから成る。デバイス216のその他の構成も可能である。デバイス216は、たとえば香水、フルーツ、フラワーなどのどんな種類のフレグランス、アロマあるいは芳香でも放出するように構成することができる。デバイス216は、サポート・メンバ218に取り付けられている。ある実施例では、サポート・メンバ218は、ハウジング202の内壁220に取り付けられており、排出口213に隣接している。サポート・メンバ218は、デバイス216が電子部品214の上のごく近くに位置することができるように形作られ、構成される。USBフラッシュ・ドライブ200がUSBポートにプラグで接続されると、電力が電子部品214に供給され、これがそれに反応して熱222を発生する。熱222によりデバイス216がフレグランス、芳香あるいはアロマ224を放出し、それが排出口213を通り抜ける。推奨実施例では、ハウジング202には、さらに排出口225がある。排出口225は、ハウジング202の下部206に位置している。排出口225により、気流がハウジング202の内部に流入し、その中の電子部品のオーバーヒートを防ぐことができる。
【0024】
ハウジング202は、どのような種類の適切な形状およびデザインにも構成できる。一例が、図14に示されている。別の例は、図18に示されている。USBフラッシュメモリ・ドライブ300は、丸みを帯びた末端部分304があり、先細りの形状をしたハウジング302から成る。ハウジング302には、USBコネクタ・セクションをカバーするカバー・セクション306がある(図示されていないが、一般的に図15に示されたUSBコネクタ・セクション209と同じ)。ハウジング302には、スタイリッシュな排出口セクション308があり、そこからフレグランス、芳香あるいはアロマがハウジングの内部から放出される。
【0025】
図17は、本発明の代替実施例に従ったUSBフラッシュメモリ・ドライブ400の部分的な断面図を示している。USBフラッシュ・ドライブ400は、上部404と下部406があるハウジング402から成る。ハウジング402には、上部404に排出口407がある。排出口407は、排出口213と似ている(図14および15を参照)。USBフラッシュメモリ・ドライブ400には、さらに回路サポート・メンバ408と熱が加えられるとフレグランス、芳香あるいはアロマを放出するデバイス409がある。この実施例に従って、デバイス409はサポート・メンバ410に接続されており、それが回路サポート・メンバ408に接続されている。USBフラッシュメモリ・ドライブ400は、さらに回路サポート・メンバ408に電気的に接続されており、電子部品214と同様の方式で熱414を発生する電子部品412から成る(図16を参照)。このようにして、電子部品412は、電気部品412に電力が供給されると、熱414を発生する。サポート・メンバ410は、デバイス409が発熱電子部品412の上の近くに位置するように形作られ、構成されている。電子部品412によって発生した熱414により、デバイス409はフレグランス、芳香あるいはアロマ416を放出する。フレグランス、芳香あるいはアロマ416は、排出口407によりハウジング402の内部から出て行く。推奨実施例では、ハウジング402には、さらに排出口417がある。排出口417は、ハウジング402の下部406に位置する。排出口417は、気流がハウジング402の内部に入るようにして、中にある電子部品のオーバーヒートを防ぐ。
【0026】
図19〜30には、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生装置500が示されている。この実施例では、フレグランス発生装置500は、フラッシュメモリ・ドライブとよく似た外観をしている。装置500は一般にケース502から成り、それには上部504と下部506がある。下部506には排出口507があり(図24を参照)、ここから空気がケース502の内部525に流入することができる。上部502には、凹部509がある。装置500には、さらに換気口カバー510がある。換気口カバー510には、部分510Aがある。換気口カバー510は、スライド可能な形でケース502に取り付けられている。厳密に言えば、換気口カバー510は、凹部509の内部で双方向にスライド可能である。上部502には、凹部509のどちらかの側にあるトラック512および514がある。換気口カバー510は、スライド可能な形でトラック512および514とかみ合っている。換気口カバー510には、排出口516がある。排出口516の用途は、次の明細で論じる。 排出口カバー510には、ユーザーの指との摩擦面を作る複数個の突起518がある。このようにして、突起518は、開閉いずれかのポジションへの双方向に換気口カバー510をスライドするのを容易にする。装置500には、さらにUSBコネクタ520があり、これはコンピュータまたはコンピュータの周辺機器、あるいはUSBポートを使用するその他の電子機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続するように作られている(図21および23を参照)。USBコネクタ520には、プリント基板部分522がある(図27および28を参照)。排出口カバー510の部分510Aは、換気口カバー510が「閉」ポジションにあるときに、USBコネクタ520を覆う。
【0027】
図21では、ケース502には内部525と内部525と連絡する開口部530がある。装置500は、さらにセクション542およびセクション544のあるカートリッジ・ケース540から成る。フレグランス・メンバ550は、セクション544に取り付けられている。フレグランス・メンバ550は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する。たとえば、ある実施例では、フレグランス・メンバ550は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する液状物質に浸したかあるいは染みこませた吸湿性 メンバとして作られることがある。液状物質の例には、オイルおよび香水が含まれる。別の実施例では、フレグランス・メンバ550は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する物質でコーティングされたデバイスから成る。フレグランス・メンバ550は、たとえば香水、フルーツ、フラワーなどのどんな種類のフレグランス、アロマあるいは芳香でも放出するように作ることができる。ある実施例では、フレグランス・メンバ550は、一般に正方形をしている。しかし、フレグランス・メンバ550は、他の形にすることもできる。ケース540のセクション542には、ストラップやチェーンを差し込める大きさの小穴552があり、ユーザーが首にかけられるようになっている。開口部530は、カートリッジ・ケース540のセクション544を受けられる大きさである。ケース502の内部525は、フレグランス・メンバ550およびカートリッジ・ケース540のセクション544をすべて受けられるサイズである。こうすることにより、カートリッジ・ケース540は、セクション544を開口部530に差し込んで、セクション544をスライドさせ、フレグランス・メンバ550を内部525に入れることにより、ケース502に取り外せる形で固定することができる。ケース502は、カートリッジ・ケース540が内部525から滑り落ちないように、ケース502の内部構造とカートリッジ・ケース540のセクション544の間にわずかな摩擦が生ずるような構造に作られている。ユーザーは、カートリッジ・ケース540を取り外して、それを新鮮なフレグランス・メンバ550を含む他のカートリッジ・ケース540と交換することができる。
【0028】
図25および図26では、フレグランス発生装置500は、さらに内部525内にある発熱体560を含む。発熱体560は、電気が供給された時に熱を発生する電気部品によって機能を発揮する。ある実施例では、発熱体560は、USBコネクタ520のプリント基板部分522に電気的に接続された導電性リード線またはワイヤ562のあるレジスタである。導電性リード線562には、レジスタ560をフレグランス・メンバ550に近接させておく程度の剛性がある。USBコネクタ520がコンピュータまたはコンピュータの周辺機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続されると、電力がプリント基板部分522に提供される。その結果、電力がレジスタ560に供給され、それによりレジスタ560が熱を発生する。ケース502の上部504には排出口570があってフレグランス・メンバ550と近接しており、一直線に並んでいる。図19、20、25および26に示されるように換気口カバー510が「閉」ポジションにスライドされると、換気口カバー510の部分510Aが完全にプリント基板部分522を覆い、換気口カバー510の他の部分は排出口570を覆う。換気口カバー510が図27〜30に示されるように、「開」ポジションにスライドされると、換気口カバー510の排出口516は、換気口570の上になり、それと一直線に並ぶような位置にくる。このようにして、フレグランス・メンバ550がコンピュータまたは周辺機器のUSBポートにプラグで接続されて、換気口カバー510が「開」ポジションにスライドされると、電力がレジスタ560に供給され、それによってレジスタ560が熱を発生する。この熱により、フレグランス・メンバ550がフレグランスを放出し、それが排出口570および516を通過して、周辺環境に流れ出る。
【0029】
図31〜40には、本発明のさらなる実施例に従ったフレグランス発生装置600が示されている。この特別な実施例では、装置600は、宝飾品のような形状をしている。しかし、装置600は、他の形状にすることもできると理解される。装置600は、上部602と下部604のあるケース601から成る。上部602は、回転式ジョイント606で下部604に回転可能な形で取り付けられている(図31および35を参照)。上部602には換気口608があり、それは複数の異なった形の開口部609から成る。下部604には換気口610がある(図33を参照)。下部604には上部612も含まれる(図35、36および38を参照)。上部612には凹部613があり、その用途は次の明細で論じる。 装置600には、さらに下部604に取り付けられたチェーンまたはストラップ616を取り付けるように作られたストラップまたはチェーン・ループ614がある。ユーザーは、チェーンまたはストラップ616を首にかけることができる。推奨実施例では、上部602は、図35、36および37Aに示されるように下部604に対して360[度]回転することができる。
【0030】
図34〜37Aでは、装置600は、さらにジョイントまたはピン622で下部604に旋回可能な形で取り付けられているUSBコネクタ620を含む。USBコネクタ620は、コンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続するように作られている。USBコネクタ620には、プリント基板部分624がある。USBコネクタ620は凹部613内で旋回し、ユーザーが図35に示されるようにUSBコネクタ620を上方に旋回させたり、図36に示されるように下方に旋回させたりすることができるようにする。図35に示されるようにUSBコネクタ620が上方に旋回されると、ユーザーは図31および32に示されるようにUSBコネクタ620を覆うために上部602を下方に旋回することができる。ジョイントまたはピン622は導電性で、USBコネクタ620のプリント基板部分624に電気的に接続されている。装置600はさらに発熱体630を含み、これは電力を供給されると熱を発生する。発熱体630は、電力が供給されると熱を発生するようなデバイスまたは電気部品であれば、どのようなものでもよい。ある実施例では、発熱体630はレジスタである。発熱体630は、単数または複数の導電性リード線632を介してジョイントまたはピン622に電気的に接続されている。USBコネクタ620がUSBポートにプラグで接続されると、電力がプリント基板部分624、ピンまたはジョイント622、リード線632、ひいては発熱体630に供給される。その結果、発熱体630が熱を発生する。この特徴は、次の明細でさらに論じる。
【0031】
図36、37A、37Bおよび40では、下部604にはカートリッジ642を受けるサイズの開口部640がある。下部604には、排出口として機能する開口部644もある。上部612には、開口部640と排出口644の間に位置する部分645がある。カートリッジ642は、フレーム・メンバ646とフレーム・メンバ646に取り付けられているフレグランス・メンバ648がある。フレグランス・メンバ648は、熱が供給されるとフレグランスまたはアロマを放出する。フレグランス・メンバ648は、前述の明細に記載されているフレグランス・メンバ550(図21を参照)を作るのに使用されたのと同じ材料で作ることができる。開口部640により、カートリッジ642は下部604内に取り外し可能な形で配置することができる。カートリッジ642が下部604内に位置する場合は、フレーム・メンバ646は目に見えるし、開口部640を通して到達も可能で、フレグランス・メンバ648は開口部644を通して見ることができる。発熱体630は下部604内のあらかじめ定められたポジションに位置しており、カートリッジ642が下部604内にあるときに、フレグランス・メンバ648が発熱体630に隣接するようになっている(図34および40を参照)。
【0032】
装置600を使用するには、ユーザーは、まず上部602を図35に示されたポジションに旋回する。それから、ユーザーはUSBコネクタ620を図36の矢印650で示された方向に旋回する。次に、ユーザーは上部602を元の位置に戻るように旋回させる(図38および39を参照)。ユーザーは、USBコネクタ620をコンピュータまたは周辺機器のUSBポートにプラグで接続する準備ができる。ユーザーがUSBコネクタ620を作動中のデバイスの対応するUSBポートにプラグで接続すると、電力がプリント基板部分624に供給される。その結果、電力が発熱体630に供給される。この電力に反応して、発熱体630が熱を発生し、それによりフレグランス・メンバ648がフレグランスまたはアロマを放出し、それが開口部644を通過する。前述の明細で述べたように、開口部644は排出口として機能する。
【0033】
ユーザーがUSBコネクタ620をコンピュータまたは周辺機器のUSBポートから取り外すと、レジスタ630に供給されていた電力が中断される。それから、ユーザーは上部602を図35および図36に示されたポジションに旋回する。次に、ユーザーは、USBコネクタ620を逆の矢印650の方向に旋回し(図36を参照)、USBコネクタ620が図35に示された位置にくるようにする。それから、ユーザーは、USBコネクタ620をカバーするために上部602を図31および32に示された位置にくるように旋回する。
【0034】
フレグランス・メンバ648がもはや希望のレベルのフレグランスまたはアロマを放出しなくなったら、ユーザーはカートリッジ642を新鮮なフレグランス・メンバの付いた新しいカートリッジと交換することができる。
【0035】
図41、44および46には、本発明のさらなる実施例に従ったフレグランス発生装置700が示されている。フレグランス発生装置700は、上部702と下部706のあるケース701から成る。装置700は、さらにプリント基板部分722のあるUSBコネクタ720から成る。USBコネクタ720は、前述の明細で述べたUSBコネクタ520と同じ方法で機能する(図27を参照)。装置700には、ユーザーが装置700を首にかけたり、装置700をフックなどにかけたりすることができるようにストラップやチェーンを通すことができる貫通開口部752が付いている。装置700にはLED(発光ダイオード)795があり、これはプリント基板部分722と電気的に接続されている。USBコネクタ720が作動しているコンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)に接続されると、LED795は明るくなる。
【0036】
装置700には、さらにケース701の上部702に旋回可能な形で取り付けられているドア791がある。ドア791には、スプリング・ロック792があり、これがドア791を「閉」ポジションで固定する。ドア791の用途は、次の明細で説明される。装置700には、さらに回転式メンバ710と排出口718から成る通気システムがある。回転式メンバ710はケース701内にあり、2つのポジションの間で回転するように作られている。回転式メンバ710の一部は、ケース701の上側に露出しており(図42を参照)、回転式メンバ710の一部はケース701の下側に露出している(図45を参照)。回転式メンバ710には排出口716があり、したがって排出口716はメンバ710と一緒に回転する。排出口718は、ケース701の上部702にある。排出口718は、ケース701の内部770と連絡している。回転式メンバ710は、排出口716が排出口718と一直線に並ぶ第一ポジションと、排出口716が排出口718と一直線に並ばないので排出口718が閉鎖される第二ポジションの間で回転する。
【0037】
図47〜49では、装置700には、フレグランス・ボトル740を受ける大きさの内部770がある。フレグランス・ボトル740にはフレグランス・メンバ750があり、これがフレグランス・ボトル740から伸びている。フレグランス・ボトル740には、希望のフレグランスを持つ香水またはオイルなどの液体が含まれる。フレグランス・メンバ750は、フレグランス・ボトル740の液体を吸収する吸湿材で作られている。図48および図49に示されているように、装置700は、さらに発熱体760を含む。発熱体760は、電力を供給されると熱を発生するデバイスまたは電気部品として作ることができる。ある実施例では、発熱体760はレジスタである。発熱体760は、単数または複数の導電性リード線762によってUSBコネクタ720のプリント基板部分722に電気的に接続されている。導電性リード線762には一定の剛性があり、それにより発熱体760はフレグランス・メンバ750に隣接した位置をとることができる。フレグランス・ボトル740は装置700の内部770に位置しており(図48を参照)、フレグランス・メンバ750は発熱体760に接触する。フレグランス・ボトル740が内部770に位置している場合は、ユーザーはドア791を閉じることができる。ドア791にはストッパ・メンバ793があり、これはドア791が閉じられるとフレグランス・ボトル740に隣接し(図48を参照)、そうすることによりフレグランス・ボトル740が動くのを防ぐ。
【0038】
図48および49では、スプリング・ロック792は、さらに弾力性のある一般に「V」字型をしたメンバ792Aを含み、突起792Bが一般に「V」字型をしたメンバ792Aに取り付けられている。スプリング・ロック792を操作するために、ユーザーは先端部792Cを矢印799で示された方向に押して、それからドア791を下げて、突起792Bが上部702の延長リップ705の下の位置にくるようにする。突起792Bが延長リップ705の下にきたら、ユーザーが先端部792Cを離して、「V」字型をしたメンバ792Aが通常のポジションまで広がるようにすると、それによって突起792Bが延長リップ705の下の位置に保持され、突起792Bが延長リップ705に隣接するようになる。その結果、ユーザーがドア791を再度開こうとするまで、ドア791は閉じたままになる。ドア791を開くためには、ユーザーは先端部792Cの上を押して、「V」字型をしたメンバ792Aを圧縮して、突起792Bが延長リップ705の下から出てくるようにする。それから、ユーザーはドア791を上方に持ち上げる。図45および46に示されるように、装置700には、さらにウインドウとして機能する開口部790がある。開口部790により、ユーザーはドア791を開くことなく、ケース701の内部770を見ることができる。
【0039】
図48および49では、装置700を使用するために、ユーザーは回転式メンバ710を回転させ、排出口716が排出口718と一直線に並ぶようにする。次に、ユーザーはUSBコネクタ720を作動しているコンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続し、電力がプリント基板部分722、ひいては発熱体760に供給されるようにする。その結果、発熱体760は熱を発生し、それによりフレグランス・メンバ750がフレグランス・ボトル740内の液体に関連したフレグランスまたは芳香を放出する。フレグランスまたは芳香は、排出口716および718を通ってケース701から出て行く。フレグランス・ボトル740内のフレグランス液がすべて使用されると、ユーザーはドア791を開いて、フレグランス・ボトル740を新しいフレグランス・ボトルと交換することができる。
【0040】
ケース701およびドア791は、たとえばプラスチックなど、適切な素材であればどのような種類の素材から製造してもよい。
【0041】
前述の明細に記載された本発明の装置の実施例はすべて、たとえばプラスチック、樹脂、複合材料、ボール紙、木材などの適切な材料であれば、どのような素材からでも作成することができる。
【0042】
本発明の推奨実施例の前述の明細は、例証と説明目的のみで公開された。これは網羅的であることも、開示された正確な形態に本発明を制限することも意図していない。そして、明らかに上記教示の観点から多くの変更点およびバリエーションが可能である。このような技術に熟練した人物にとって明白である可能性のある変更およびバリエーションは、付随の特許請求により定義されるこの発明の範囲内に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】図1は、本発明の一つの実施例に従ったフレグランス発生USBペンダント・デバイスの平面図である;
【図2】図2は、図1のライン2−2に沿った端面図である;
【図3】図3は、図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの側面図である;
【図4】図4は、図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの底面図である;
【図5】図5は、図1のフレグランス発生USB装置の遠近法による分解立体図である;
【図6】図6図5は、図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの内部から引き出される保護用タブの芳香を示す分解立体図である;
【図7】図7は、保護用タブを取り外した後の図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの斜視図である;
【図8】図8は、図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの断面図である;
【図9】図9は、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生USBペンダント・デバイスの斜視図である;
【図10】図10は、図9のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの平面図である;
【図11】図11は、図9のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの底面図である;
【図12】図12は、図10のライン12−12に沿った側面図である;
【図13】図13は、図9のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの断面図である。
【図14】図14は、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生装置の斜視図であり、フレグランス発生装置がUSBフラッシュメモリ・ドライブとして作られている;
【図15】図15は、図14のUSBフラッシュメモリ・ドライブの側面図である;
【図16】図16は、図14のUSBフラッシュメモリ・ドライブの部分的な断面図である;
【図17】図17は、USBフラッシュメモリ・ドライブの代替実施例の部分的断面図である;
【図18】図18は、USBフラッシュメモリ・ドライブのさらなる実施例の上面図である;
【図19】図19は、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生装置の斜視図であり、その図はフレグランス発生装置の換気口カバーが「閉」ポジションにある状態を示している;
【図20】図20は、図19のフレグランス発生装置の平面図である;
【図21】図21は、図19のフレグランス発生装置の遠近法による分解立体図である;
【図22】図22は、もう一つの分解組立図で示した図19のフレグランス発生装置の上面図である;
【図23】図23は、図19のフレグランス発生装置のさらなる分解立体図である;
【図24】図24は、図19のフレグランス発生装置の底面図である;
【図25】図25は、図19のフレグランス発生装置の立面による側面図であり、その図は空気穴カバーが「閉」ポジションにある状態を示している;
【図26】図26は、図19のフレグランス発生装置の立面による断面図であり、その図は空気穴カバーが「閉」ポジションにある状態を示している;
【図27】図27は、図19のフレグランス発生装置の斜視図であり、その図は空気穴カバーが「開」ポジションにある状態を示している;
【図28】図28は、図27に示されたフレグランス発生装置の平面図であり、その図は空気穴カバーが「開」ポジションにある状態を示している;
【図29】図29は、図28に示されたフレグランス発生装置の立面による側面図であり、その図は空気穴カバーが「開」ポジションにある状態を示している;
【図30】図30は、図28のライン30−30に沿った断面図である;
【図31】図31は、本発明のさらなる実施例に従ったフレグランス発生装置の上面図である;
【図32】図32は、図31のフレグランス発生装置の立面による側面図である;
【図33】図33は、図31のフレグランス発生装置の底面図である;
【図34】図34は、図31のライン34−34に沿った断面図である;
【図35】図35は、図31のフレグランス発生装置の上面図であり、その図は「開」ポジションに旋回したカバーを示している;
【図36】図36は、図31のフレグランス発生装置の上面図であり、その図はカバーが旋回されて「開」ポジションにあり、USBコネクタが旋回されて露出された位置にある状態を示している;
【図37A】図37Aは、図31のフレグランス発生装置およびフレグランス発生装置のケース内に取り外し可能な形で配置された取外し可能なカートリッジの前面図である;
【図37B】図37Bは、図37Aに示されたカートリッジの立面による側面図である;
【図38】図38は、図31のフレグランス発生装置の上面図であり、その図はカバーが「閉」ポジションにあり、USBコネクタが旋回されて露出された位置にある状態を示している;
【図39】図39は、図38に示されたフレグランス発生装置の立面による側面図である;
【図40】図40は、図38のライン40−40に沿った断面図である;そして
【図41】図41は、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生装置の斜視図である;
【図42】図42は、図41のフレグランス発生装置の平面図である;
【図43】図43は、図41のフレグランス発生装置の立面による側面図である;
【図44】図44は、図42のライン44−44に沿った図である;
【図45】図45は図41のフレグランス発生装置の底面図である;
【図46】図46は、図45のライン46−46に沿った立面による側面図である;
【図47】図47は、図41のフレグランス発生装置の遠近法による分解立体図である;
【図48】図48は、図41のフレグランス発生装置の断面図ある;そして
【図49】図49は、図41のフレグランス発生装置のもう一つの断面図であり、その図はフレグランス発生装置のドアが「開」ポジションにある状態を示している。
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してコンピュータまたは周辺機器のUSBポートに接続して、フレグランス発生装置内の発熱体に電力が供給されると、フレグランスを放出するように作られているフレグランス発生装置。
【背景技術】
【0002】
フレグランスあるいは芳香を発するように作られている電子装置は、技術的には知られている。
″Replaceable Scent And Multimedia Storage For Use With A Playback Apparatus Having Electrostatic Scents Release(再生装置で使用する静電芳香放出機能付き香り交換可能なマルチメディア記憶装置)″という題の米国特許出願公開番号US2003/0206834には、別個のマルチメディア再生システムおよび芳香回復システムで使用するための香り付きマルチメディア・ディスクまたはカートリッジについて記載されている。
″Mobile Phone And Scent Dispenser Thereof(携帯電話およびその芳香ディスペンサー)″という題の米国特許出願公開番号US2004/0235430には、携帯電話と芳香ディスペンサーについて記載されている。芳香ディスペンサーには、本体と芳香発生装置が含まれる。本体には、タンクと導管が含まれる。タンクは、その中の液体に香りを蓄える。″Fragrance Generation Device(フレグランス発生装置)″という題の米国特許出願公開番号US2005/0013728には、コンピュータ、PDAあるいは電気器具のような情報製品用のフレグランス発生装置について記載されている。
【0003】
″Communication Device Having A Scent Release Feature And Method Thereof(芳香放出機能およびその方法を備えた通信機器)″という題の米国特許番号7,200,363には、熱エネルギーを発生する熱発生装置を含む携帯電話のような通信機器について記載されている。熱発生装置により活性化する芳香物質を含む芳香パッケージは、熱が伝わりやすい熱発生装置の近くにある。″Portable Scent Delivery Device(ポータブル芳香放出装置)″という題の米国特許番号7,203,417には、ハウジングと選択的に香りを放出する芳香発生装置を使用するポータブル芳香放出装置について記載されている。このハウジングは、ヘッドセット、帽子、ショルダー・ハーネスあるいは携帯電話のようなパーソナル電子機器に適している。
【0004】
米国特許番号6,609,935(″’935patent(’935特許)″)は、USB Electric Fragrant Emitting Pendant Joint(USB電気フレグランス放出ペンダント・ジョイント)を公開している。しかし、’935特許で示されている装置のデザインは複雑である。具体的にいうと、この装置は、端部がボール形になっている回転式フレグランス・ロッドを使用している。このボール形をした端部は、装置の外側にある。この回転式フレグランス・ロッドは、既定の角度、おそらくユーザーにより事前に設定された角度に回転する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明により、コンピュータ、コンピュータ周辺機器、あるいはUSBポートを用いるその他の機器をUSBポートに差し込んで接続することができるフレグランス発生装置の改良が可能となる。
【0006】
本発明実施例に従って、フレグランス発生USBペンダント・デバイスが開発されている。フレグランス発生USBペンダント・デバイスを構成するのは、内部および内部と連絡するフレグランス排出口のあるケース、ケース内にあり電力が供給されると熱を発生する発熱体、熱を加えられるとフレグランス、芳香あるいはアロマを発生するフレグランス・メンバ、発熱体が発した熱によりフレグランス・メンバにフレグランス、芳香あるいはアロマを発生させ、フレグランス排出口を通してケース内部から放出させるために発熱体近くにフレグランス・メンバを配置するものである。ケースには上部と下部がある。フレグランス排出口は上部にある。フレグランス排出口は、フレグランス・メンバと並んでいる。換気口はケースの下部にあり、ここからケースの内部に気流が流入できる。ケースの上部には一般に凹形状のカバー部分があり、これはフレグランス・メンバの隣に位置している。フレグランス排出口は、一般に凹形状のカバー部分の中央に位置している。凹形状のカバー部分の凹形状は、フレグランス・メンバにフレグランス発生物質を補充するために、フレグランス排出口へのフレグランス発生物質の挿入を容易にする。
【0007】
別の実施例では、本発明のフレグランス発生装置は、USBフラッシュメモリ・ドライブが使用されているときにフレグランス、芳香あるいはアロマを放出するUSBフラッシュメモリ・ドライブで構成される。ある実施例では、USBフラッシュメモリ・ドライブは、排出口のあるハウジング、USBフラッシュメモリ・ドライブが使用されているときに熱を発生するハウジング内の電子部品、デバイスに熱が供給されるとフレグランス、芳香またはアロマを発生する物質を含むデバイス、電子部品が供給した熱によりデバイスにフレグランス、芳香あるいはアロマを放出させるための電子部品の近くにデバイスを配置する手段から成る。フレグランス、芳香あるいはアロマは、排出口を通ってハウジングの内部から出て行く。
【0008】
本発明の他の実施例は、この中で開示され、説明される。本発明のその他の目的および利点は、次の明細書および添付の図面から明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1〜4には、本発明の一つの実施例に従ったフレグランス発生装置が示されている。この実施例では、フレグランス発生装置は、フレグランス発生USBペンダント・デバイス20として作られている。簡潔に言うために、フレグランス発生USBペンダント・デバイス20は、ここでは″USBペンダント・デバイス20″と呼ぶ。USBペンダント・デバイス20は、一般にケースまたは上部24と下部26があるハウジング22から成る。USBペンダント・デバイス20は、さらにコンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続するかあるいは差し込むように作られているUSBコネクタ28から成る。
【0010】
図1および4では、ケース22には、開口部32を明示する突出部30が含まれる。USBペンダント・デバイス20をユーザーの首にかけられるように、開口部32にキー・リング・チェーン、紐、ストラップあるいはワイヤが差し込めるようになっている。ケース22の上部24には、フレグランスが放出されるフレグランス排出口36Aおよび36Bのあるセクション34が含まれる。フレグランス排出口36Aは、中央フレグランス排出口である。換気口38は下部26にあり、ここから空気がケース22の内部に入ることができる(図8を参照)。
【0011】
図5、6および8では、USBペンダント・デバイス20には、ケース22の下部26に付属しているポスト39およびサポート・ベース40が含まれる。ポスト39の用途は、次の明細で論じる。サポート・ベース40には内部部分があり、その中に発熱体42が位置している。発熱体42は電力が供給されると熱を発生する。発熱体42は、電力を供給されると熱を発生するものであれば、ほとんどどんなタイプの電気装置でも可能である。この例では、発熱体42は、USBコネクタ28に電気的に接続される導電体44のあるレジスタである。USBコネクタ28がコンピュータ(図示せず)またはその他の周辺機器(図示せず)のUSBポート(図示せず)に接続されるか差し込まれると、USBコネクタ28および導電体44を介して発熱体42に電力が供給される。
【0012】
図5、6および8では、USBペンダント・デバイス20は、さらにサポート・ベース40によって支持されているフレグランス・メンバ50を含み、フレグランス・メンバ50は発熱体42の上に位置している。(フレグランス・メンバ50は、図1では透視状態で示されている)。フレグランス・メンバ50は、完全にケース22の内部に位置する。従って、フレグランス・メンバ50のいかなる部分もケース22の外部にはない。フレグランス・メンバ50は、熱が加えられると、希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する。たとえば、ある実施例では、フレグランス・メンバ50は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する液状物質に浸したり、それを染みこませたりした吸収性のあるメンバとして作られている。液状物質の例には、オイルと香水が含まれる。別の実施例では、フレグランス・メンバ50は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する物質でコーティングされたデバイスから成る。別の実施例では、フレグランス・メンバ50は、熱が加えられると希望のフレグランスを放出する液体を含むカプセルまたは小さなコンテナから成る。フレグランス・メンバ50は、香水、フルーツ、フラワーなどのどんな種類のフレグランス、アロマあるいは芳香でも放出するように作ることができる。ある実施例では、フレグランス・メンバ50は、一般に長方形をしている。別の実施例では、フレグランス・メンバ50は、一般に図1および5に示されるように正方形をしている。さらに別の実施例では、フレグランス・メンバ50は、一般に丸い平面的な形をしている。
【0013】
図1および図3〜8では、USBペンダント・デバイス20は、さらに保護用タブ60を含む。保護用タブ60は、最初はUSBペンダント・デバイス20の内部にある第一の部分60Aとケース22の外部にある第二の部分60Bから成る。第一の部分60Aは、フレグランス・メンバ50と排出口36Aおよび36Bの間に位置する。保護用タブ60には開口部60Cがあり、これはスリット60Dに隣接している。開口部60Cは、ポスト39を受ける大きさである(図5および8を参照)。保護用タブ60は、フレグランス・メンバ50が新鮮であり続け、フレグランス放出効果が低下しないようにする。このようにして、保護用タブ60は、使用される前のフレグランス・メンバ50の保管期間を延長する。USBペンダント・デバイス20を初めて使用する前に、ユーザーは図6の矢印70で示された方向に保護用タブ60を引き抜く。ポスト39は、スリット60Dを通って保護用タブ60内にスライドする。すると、ユーザーは、USBコネクタ28をコンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)に差し込むことができる。USBコネクタ28に電力が供給されるとすぐに、電力が発熱体42に供給される。電力に反応して、発熱体42は熱を発生し、それによりフレグランス・メンバ50がフレグランスを放出する。フレグランスは、排出口36Aおよび36Bから排出される。換気口38により空気がケース22内に流入し、発熱体42がオーバーヒートするのを防ぐ。推奨実施例では、発熱体42は動かないようにサポート・ベース40に固定されている。
【0014】
既定の角度で回転する回転式フレグランス・ロッドを使用している先行技術米国特許番号6,609,935とは反して、USBペンダント・デバイス20のフレグランス・メンバ50は回転しない。さらに、フレグランス・メンバ50は、完全にケース22の内部に位置している。
【0015】
ある実施例では、USBペンダント・デバイス20は、一体型の形をしており、実質的にはUSBフラッシュメモリ・ドライブの形と同じである。
【0016】
図9〜図13には、本発明の別の実施例に従ってフレグランスを放出するUSBペンダント・デバイス100が示されている。USBペンダント・デバイス100は、一般にケース102から成る。ケース102は、上部104と下部106から成る。USBペンダント100は、さらにコンピュータ(図示せず)または周辺機器(図示せず)のUSBポート(図示せず)にプラグで接続される形のUSBコネクタ108から成る。上部104には、凹形状のカバー部分110がある。カバー部分110には、その中に作られた複数個のフレグランス排出口112と113があり、そこではフレグランス排出口112が中央排出口で、カバー部分110の中央に位置している。
【0017】
図9〜13では、ケース102の下部106には換気口114があり、それにより空気がケース102の内部116に流入することができる。ケース102の上部104は、空間122を定めるためにカバー部分110の下にサポート部分120がある。サポート部分120には、中に複数個の排出口124がある。USBペンダント・デバイス100には、さらにフレグランス・メンバ130があり、これは完全に空間122内に位置している。カバー部分110は、サポート部分120に付属している。具体的には、サポート部分120には、カバー部分110のタブ134を受ける開口部125がある。
【0018】
図13では、USBペンダント・デバイス100には、さらに内部116があり、下部106に付属するサポート・メンバ140がある。USBペンダント・デバイス100には、サポート・メンバ140により支持される発熱体150もある。導電体160は、USBコネクタ108および発熱体150に接続されている。導電体160は、USBコネクタ108がUSBポート(図示せず)にプラグで接続されると、電力を発熱体150に供給する。USBコネクタ108がコンピュータまたは周辺機器のUSBポートにプラグで接続されると、導電体160を通じて電力が発熱体150に供給される。それに応じて、発熱体150は熱を発生し、その熱は開口部124を通ってサポート部分120に達する。この熱により、フレグランス・メンバ130がフレグランスを放出する。このフレグランスは、排出口112および113を通して放出される。
【0019】
USBペンダント・デバイス100の重要な特徴は、ユーザーが凹形状のカバー部分110にフレグランス発生物質を置くことにより、このような物質をフレグランス・メンバ130に補充できることである。カバー部分110の凹部により、フレグランス発生物質はカバー部分110の中央フレグランス排出口112に流入し、フレグランス・メンバ130の上に落たり、したたり落ちることができる。たとえば、フレグランス発生物質がオイルまたは香水である場合は、ユーザーはオイルの滴をフレグランス排出口112に入れることができる。カバー部分110の凹部は、余分なオイルがあればそれが中央フレグランス排出口112に流れ込むようにする。
【0020】
ある実施例では、USBペンダント・デバイス100は、一体型の形状をしており、実質的にはUSBフラッシュメモリ・ドライブの形と同じである。
【0021】
次の明細および図14〜18は、2006年5月15日に提出された先行米国特許申請番号60/747,221に基づいている。この国際特許申請書を作成するために、前述の申請番号60/747,221で示された参照番号および図の図面番号は、混乱を避けるために、ここで示されたように変更されている。しかし、図14〜18および次の明細には前述の米国特許申請番号60/747,221で公開されたものと同じ主題が含まれていると考えられる。
【0022】
USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ・ドライブ(USBスティック・ドライブともいう)は、コンピュータの分野ではよく知られており、コンピュータ・データ・ファイルの保存に使用されている。USBフラッシュメモリ・ドライブには、メモリ・チップ、およびその他の電子部品などのデータ記憶部品が含まれている。USBフラッシュメモリ・ドライブが使用されているとき、データ記憶部品および/またはその他の電子部品は、熱を発生する。このようにして、本発明のこの実施例に従って、図14および図15では、USBフラッシュメモリ・ドライブ200が作動しているときに、フレグランスまたはアロマを放出するUSBフラッシュメモリ・ドライブ200が示されている。USBフラッシュメモリ・ドライブ200にはハウジング202があり、これは上部204と下部206から成る。USBフラッシュメモリ・ドライブ200は、さらに上部204と下部206の間にある回路サポート・メンバ208を含む。メモリ・チップ、集積回路、あるいはその他の電子部品などの電気部品は、回路サポート・メンバ208に取り付けられている。USBコネクタ・セクション209は、回路サポート・メンバ208に電気的に接続されている。USBコネクタ・セクション209は、コンピュータまたはその他のデータ転送デバイスのUSBポートに接続または挿入されるように設定されている。ハウジング202には、さらにUSBコネクタ・セクション209をカバーするカバー・セクション210(透視図で図示)を含む。カバー・セクション210は、取り外し可能である。ハウジング202には、上部204内にある排出口213がある。排出口213の用途は、次の明細で論じる。
【0023】
図16では、USBフラッシュメモリ・ドライブ200の断面図が示されている。USBフラッシュメモリ・ドライブ200には、さらに電子部品214が含まれており、これは回路サポート・ボード208に電気的に接続されており、データ記憶回路の一部であり、データ記憶回路が作動した結果、熱を発生する。電子部品214は、たとえば集積回路、レジスタなどデータ記憶回路と関連のある電子部品であれば何でもよい。本発明の代替実施例では、電子部品214は、熱を発生する目的で特別に回路サポート・ボード208に加えられており、USBフラッシュメモリ・ドライブ200のデータ記憶機能とは関連がない。発明に従って、USBフラッシュメモリ・ドライブ200には、さらに熱が加えられたときにフレグランス、芳香あるいはアロマを放出するデバイス216を含む。デバイス216は、いくつかの構成のうちのいずれか一つの構成を取ることができる。たとえば、デバイス216は、熱が加えられると、希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する液体あるいは固体の物質を含むあるいは保持するように作ることができる。液状物質の例には、オイルと香水が含まれる。別の例では、デバイス216は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する物資でコーティングされている。さらに別の例では、デバイス216は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する液状物質に浸たり、あるいは染みこませた吸湿性メンバから成る。デバイス216のその他の構成も可能である。デバイス216は、たとえば香水、フルーツ、フラワーなどのどんな種類のフレグランス、アロマあるいは芳香でも放出するように構成することができる。デバイス216は、サポート・メンバ218に取り付けられている。ある実施例では、サポート・メンバ218は、ハウジング202の内壁220に取り付けられており、排出口213に隣接している。サポート・メンバ218は、デバイス216が電子部品214の上のごく近くに位置することができるように形作られ、構成される。USBフラッシュ・ドライブ200がUSBポートにプラグで接続されると、電力が電子部品214に供給され、これがそれに反応して熱222を発生する。熱222によりデバイス216がフレグランス、芳香あるいはアロマ224を放出し、それが排出口213を通り抜ける。推奨実施例では、ハウジング202には、さらに排出口225がある。排出口225は、ハウジング202の下部206に位置している。排出口225により、気流がハウジング202の内部に流入し、その中の電子部品のオーバーヒートを防ぐことができる。
【0024】
ハウジング202は、どのような種類の適切な形状およびデザインにも構成できる。一例が、図14に示されている。別の例は、図18に示されている。USBフラッシュメモリ・ドライブ300は、丸みを帯びた末端部分304があり、先細りの形状をしたハウジング302から成る。ハウジング302には、USBコネクタ・セクションをカバーするカバー・セクション306がある(図示されていないが、一般的に図15に示されたUSBコネクタ・セクション209と同じ)。ハウジング302には、スタイリッシュな排出口セクション308があり、そこからフレグランス、芳香あるいはアロマがハウジングの内部から放出される。
【0025】
図17は、本発明の代替実施例に従ったUSBフラッシュメモリ・ドライブ400の部分的な断面図を示している。USBフラッシュ・ドライブ400は、上部404と下部406があるハウジング402から成る。ハウジング402には、上部404に排出口407がある。排出口407は、排出口213と似ている(図14および15を参照)。USBフラッシュメモリ・ドライブ400には、さらに回路サポート・メンバ408と熱が加えられるとフレグランス、芳香あるいはアロマを放出するデバイス409がある。この実施例に従って、デバイス409はサポート・メンバ410に接続されており、それが回路サポート・メンバ408に接続されている。USBフラッシュメモリ・ドライブ400は、さらに回路サポート・メンバ408に電気的に接続されており、電子部品214と同様の方式で熱414を発生する電子部品412から成る(図16を参照)。このようにして、電子部品412は、電気部品412に電力が供給されると、熱414を発生する。サポート・メンバ410は、デバイス409が発熱電子部品412の上の近くに位置するように形作られ、構成されている。電子部品412によって発生した熱414により、デバイス409はフレグランス、芳香あるいはアロマ416を放出する。フレグランス、芳香あるいはアロマ416は、排出口407によりハウジング402の内部から出て行く。推奨実施例では、ハウジング402には、さらに排出口417がある。排出口417は、ハウジング402の下部406に位置する。排出口417は、気流がハウジング402の内部に入るようにして、中にある電子部品のオーバーヒートを防ぐ。
【0026】
図19〜30には、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生装置500が示されている。この実施例では、フレグランス発生装置500は、フラッシュメモリ・ドライブとよく似た外観をしている。装置500は一般にケース502から成り、それには上部504と下部506がある。下部506には排出口507があり(図24を参照)、ここから空気がケース502の内部525に流入することができる。上部502には、凹部509がある。装置500には、さらに換気口カバー510がある。換気口カバー510には、部分510Aがある。換気口カバー510は、スライド可能な形でケース502に取り付けられている。厳密に言えば、換気口カバー510は、凹部509の内部で双方向にスライド可能である。上部502には、凹部509のどちらかの側にあるトラック512および514がある。換気口カバー510は、スライド可能な形でトラック512および514とかみ合っている。換気口カバー510には、排出口516がある。排出口516の用途は、次の明細で論じる。 排出口カバー510には、ユーザーの指との摩擦面を作る複数個の突起518がある。このようにして、突起518は、開閉いずれかのポジションへの双方向に換気口カバー510をスライドするのを容易にする。装置500には、さらにUSBコネクタ520があり、これはコンピュータまたはコンピュータの周辺機器、あるいはUSBポートを使用するその他の電子機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続するように作られている(図21および23を参照)。USBコネクタ520には、プリント基板部分522がある(図27および28を参照)。排出口カバー510の部分510Aは、換気口カバー510が「閉」ポジションにあるときに、USBコネクタ520を覆う。
【0027】
図21では、ケース502には内部525と内部525と連絡する開口部530がある。装置500は、さらにセクション542およびセクション544のあるカートリッジ・ケース540から成る。フレグランス・メンバ550は、セクション544に取り付けられている。フレグランス・メンバ550は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する。たとえば、ある実施例では、フレグランス・メンバ550は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する液状物質に浸したかあるいは染みこませた吸湿性 メンバとして作られることがある。液状物質の例には、オイルおよび香水が含まれる。別の実施例では、フレグランス・メンバ550は、熱が加えられると希望のフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する物質でコーティングされたデバイスから成る。フレグランス・メンバ550は、たとえば香水、フルーツ、フラワーなどのどんな種類のフレグランス、アロマあるいは芳香でも放出するように作ることができる。ある実施例では、フレグランス・メンバ550は、一般に正方形をしている。しかし、フレグランス・メンバ550は、他の形にすることもできる。ケース540のセクション542には、ストラップやチェーンを差し込める大きさの小穴552があり、ユーザーが首にかけられるようになっている。開口部530は、カートリッジ・ケース540のセクション544を受けられる大きさである。ケース502の内部525は、フレグランス・メンバ550およびカートリッジ・ケース540のセクション544をすべて受けられるサイズである。こうすることにより、カートリッジ・ケース540は、セクション544を開口部530に差し込んで、セクション544をスライドさせ、フレグランス・メンバ550を内部525に入れることにより、ケース502に取り外せる形で固定することができる。ケース502は、カートリッジ・ケース540が内部525から滑り落ちないように、ケース502の内部構造とカートリッジ・ケース540のセクション544の間にわずかな摩擦が生ずるような構造に作られている。ユーザーは、カートリッジ・ケース540を取り外して、それを新鮮なフレグランス・メンバ550を含む他のカートリッジ・ケース540と交換することができる。
【0028】
図25および図26では、フレグランス発生装置500は、さらに内部525内にある発熱体560を含む。発熱体560は、電気が供給された時に熱を発生する電気部品によって機能を発揮する。ある実施例では、発熱体560は、USBコネクタ520のプリント基板部分522に電気的に接続された導電性リード線またはワイヤ562のあるレジスタである。導電性リード線562には、レジスタ560をフレグランス・メンバ550に近接させておく程度の剛性がある。USBコネクタ520がコンピュータまたはコンピュータの周辺機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続されると、電力がプリント基板部分522に提供される。その結果、電力がレジスタ560に供給され、それによりレジスタ560が熱を発生する。ケース502の上部504には排出口570があってフレグランス・メンバ550と近接しており、一直線に並んでいる。図19、20、25および26に示されるように換気口カバー510が「閉」ポジションにスライドされると、換気口カバー510の部分510Aが完全にプリント基板部分522を覆い、換気口カバー510の他の部分は排出口570を覆う。換気口カバー510が図27〜30に示されるように、「開」ポジションにスライドされると、換気口カバー510の排出口516は、換気口570の上になり、それと一直線に並ぶような位置にくる。このようにして、フレグランス・メンバ550がコンピュータまたは周辺機器のUSBポートにプラグで接続されて、換気口カバー510が「開」ポジションにスライドされると、電力がレジスタ560に供給され、それによってレジスタ560が熱を発生する。この熱により、フレグランス・メンバ550がフレグランスを放出し、それが排出口570および516を通過して、周辺環境に流れ出る。
【0029】
図31〜40には、本発明のさらなる実施例に従ったフレグランス発生装置600が示されている。この特別な実施例では、装置600は、宝飾品のような形状をしている。しかし、装置600は、他の形状にすることもできると理解される。装置600は、上部602と下部604のあるケース601から成る。上部602は、回転式ジョイント606で下部604に回転可能な形で取り付けられている(図31および35を参照)。上部602には換気口608があり、それは複数の異なった形の開口部609から成る。下部604には換気口610がある(図33を参照)。下部604には上部612も含まれる(図35、36および38を参照)。上部612には凹部613があり、その用途は次の明細で論じる。 装置600には、さらに下部604に取り付けられたチェーンまたはストラップ616を取り付けるように作られたストラップまたはチェーン・ループ614がある。ユーザーは、チェーンまたはストラップ616を首にかけることができる。推奨実施例では、上部602は、図35、36および37Aに示されるように下部604に対して360[度]回転することができる。
【0030】
図34〜37Aでは、装置600は、さらにジョイントまたはピン622で下部604に旋回可能な形で取り付けられているUSBコネクタ620を含む。USBコネクタ620は、コンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続するように作られている。USBコネクタ620には、プリント基板部分624がある。USBコネクタ620は凹部613内で旋回し、ユーザーが図35に示されるようにUSBコネクタ620を上方に旋回させたり、図36に示されるように下方に旋回させたりすることができるようにする。図35に示されるようにUSBコネクタ620が上方に旋回されると、ユーザーは図31および32に示されるようにUSBコネクタ620を覆うために上部602を下方に旋回することができる。ジョイントまたはピン622は導電性で、USBコネクタ620のプリント基板部分624に電気的に接続されている。装置600はさらに発熱体630を含み、これは電力を供給されると熱を発生する。発熱体630は、電力が供給されると熱を発生するようなデバイスまたは電気部品であれば、どのようなものでもよい。ある実施例では、発熱体630はレジスタである。発熱体630は、単数または複数の導電性リード線632を介してジョイントまたはピン622に電気的に接続されている。USBコネクタ620がUSBポートにプラグで接続されると、電力がプリント基板部分624、ピンまたはジョイント622、リード線632、ひいては発熱体630に供給される。その結果、発熱体630が熱を発生する。この特徴は、次の明細でさらに論じる。
【0031】
図36、37A、37Bおよび40では、下部604にはカートリッジ642を受けるサイズの開口部640がある。下部604には、排出口として機能する開口部644もある。上部612には、開口部640と排出口644の間に位置する部分645がある。カートリッジ642は、フレーム・メンバ646とフレーム・メンバ646に取り付けられているフレグランス・メンバ648がある。フレグランス・メンバ648は、熱が供給されるとフレグランスまたはアロマを放出する。フレグランス・メンバ648は、前述の明細に記載されているフレグランス・メンバ550(図21を参照)を作るのに使用されたのと同じ材料で作ることができる。開口部640により、カートリッジ642は下部604内に取り外し可能な形で配置することができる。カートリッジ642が下部604内に位置する場合は、フレーム・メンバ646は目に見えるし、開口部640を通して到達も可能で、フレグランス・メンバ648は開口部644を通して見ることができる。発熱体630は下部604内のあらかじめ定められたポジションに位置しており、カートリッジ642が下部604内にあるときに、フレグランス・メンバ648が発熱体630に隣接するようになっている(図34および40を参照)。
【0032】
装置600を使用するには、ユーザーは、まず上部602を図35に示されたポジションに旋回する。それから、ユーザーはUSBコネクタ620を図36の矢印650で示された方向に旋回する。次に、ユーザーは上部602を元の位置に戻るように旋回させる(図38および39を参照)。ユーザーは、USBコネクタ620をコンピュータまたは周辺機器のUSBポートにプラグで接続する準備ができる。ユーザーがUSBコネクタ620を作動中のデバイスの対応するUSBポートにプラグで接続すると、電力がプリント基板部分624に供給される。その結果、電力が発熱体630に供給される。この電力に反応して、発熱体630が熱を発生し、それによりフレグランス・メンバ648がフレグランスまたはアロマを放出し、それが開口部644を通過する。前述の明細で述べたように、開口部644は排出口として機能する。
【0033】
ユーザーがUSBコネクタ620をコンピュータまたは周辺機器のUSBポートから取り外すと、レジスタ630に供給されていた電力が中断される。それから、ユーザーは上部602を図35および図36に示されたポジションに旋回する。次に、ユーザーは、USBコネクタ620を逆の矢印650の方向に旋回し(図36を参照)、USBコネクタ620が図35に示された位置にくるようにする。それから、ユーザーは、USBコネクタ620をカバーするために上部602を図31および32に示された位置にくるように旋回する。
【0034】
フレグランス・メンバ648がもはや希望のレベルのフレグランスまたはアロマを放出しなくなったら、ユーザーはカートリッジ642を新鮮なフレグランス・メンバの付いた新しいカートリッジと交換することができる。
【0035】
図41、44および46には、本発明のさらなる実施例に従ったフレグランス発生装置700が示されている。フレグランス発生装置700は、上部702と下部706のあるケース701から成る。装置700は、さらにプリント基板部分722のあるUSBコネクタ720から成る。USBコネクタ720は、前述の明細で述べたUSBコネクタ520と同じ方法で機能する(図27を参照)。装置700には、ユーザーが装置700を首にかけたり、装置700をフックなどにかけたりすることができるようにストラップやチェーンを通すことができる貫通開口部752が付いている。装置700にはLED(発光ダイオード)795があり、これはプリント基板部分722と電気的に接続されている。USBコネクタ720が作動しているコンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)に接続されると、LED795は明るくなる。
【0036】
装置700には、さらにケース701の上部702に旋回可能な形で取り付けられているドア791がある。ドア791には、スプリング・ロック792があり、これがドア791を「閉」ポジションで固定する。ドア791の用途は、次の明細で説明される。装置700には、さらに回転式メンバ710と排出口718から成る通気システムがある。回転式メンバ710はケース701内にあり、2つのポジションの間で回転するように作られている。回転式メンバ710の一部は、ケース701の上側に露出しており(図42を参照)、回転式メンバ710の一部はケース701の下側に露出している(図45を参照)。回転式メンバ710には排出口716があり、したがって排出口716はメンバ710と一緒に回転する。排出口718は、ケース701の上部702にある。排出口718は、ケース701の内部770と連絡している。回転式メンバ710は、排出口716が排出口718と一直線に並ぶ第一ポジションと、排出口716が排出口718と一直線に並ばないので排出口718が閉鎖される第二ポジションの間で回転する。
【0037】
図47〜49では、装置700には、フレグランス・ボトル740を受ける大きさの内部770がある。フレグランス・ボトル740にはフレグランス・メンバ750があり、これがフレグランス・ボトル740から伸びている。フレグランス・ボトル740には、希望のフレグランスを持つ香水またはオイルなどの液体が含まれる。フレグランス・メンバ750は、フレグランス・ボトル740の液体を吸収する吸湿材で作られている。図48および図49に示されているように、装置700は、さらに発熱体760を含む。発熱体760は、電力を供給されると熱を発生するデバイスまたは電気部品として作ることができる。ある実施例では、発熱体760はレジスタである。発熱体760は、単数または複数の導電性リード線762によってUSBコネクタ720のプリント基板部分722に電気的に接続されている。導電性リード線762には一定の剛性があり、それにより発熱体760はフレグランス・メンバ750に隣接した位置をとることができる。フレグランス・ボトル740は装置700の内部770に位置しており(図48を参照)、フレグランス・メンバ750は発熱体760に接触する。フレグランス・ボトル740が内部770に位置している場合は、ユーザーはドア791を閉じることができる。ドア791にはストッパ・メンバ793があり、これはドア791が閉じられるとフレグランス・ボトル740に隣接し(図48を参照)、そうすることによりフレグランス・ボトル740が動くのを防ぐ。
【0038】
図48および49では、スプリング・ロック792は、さらに弾力性のある一般に「V」字型をしたメンバ792Aを含み、突起792Bが一般に「V」字型をしたメンバ792Aに取り付けられている。スプリング・ロック792を操作するために、ユーザーは先端部792Cを矢印799で示された方向に押して、それからドア791を下げて、突起792Bが上部702の延長リップ705の下の位置にくるようにする。突起792Bが延長リップ705の下にきたら、ユーザーが先端部792Cを離して、「V」字型をしたメンバ792Aが通常のポジションまで広がるようにすると、それによって突起792Bが延長リップ705の下の位置に保持され、突起792Bが延長リップ705に隣接するようになる。その結果、ユーザーがドア791を再度開こうとするまで、ドア791は閉じたままになる。ドア791を開くためには、ユーザーは先端部792Cの上を押して、「V」字型をしたメンバ792Aを圧縮して、突起792Bが延長リップ705の下から出てくるようにする。それから、ユーザーはドア791を上方に持ち上げる。図45および46に示されるように、装置700には、さらにウインドウとして機能する開口部790がある。開口部790により、ユーザーはドア791を開くことなく、ケース701の内部770を見ることができる。
【0039】
図48および49では、装置700を使用するために、ユーザーは回転式メンバ710を回転させ、排出口716が排出口718と一直線に並ぶようにする。次に、ユーザーはUSBコネクタ720を作動しているコンピュータまたは周辺機器のUSBポート(図示せず)にプラグで接続し、電力がプリント基板部分722、ひいては発熱体760に供給されるようにする。その結果、発熱体760は熱を発生し、それによりフレグランス・メンバ750がフレグランス・ボトル740内の液体に関連したフレグランスまたは芳香を放出する。フレグランスまたは芳香は、排出口716および718を通ってケース701から出て行く。フレグランス・ボトル740内のフレグランス液がすべて使用されると、ユーザーはドア791を開いて、フレグランス・ボトル740を新しいフレグランス・ボトルと交換することができる。
【0040】
ケース701およびドア791は、たとえばプラスチックなど、適切な素材であればどのような種類の素材から製造してもよい。
【0041】
前述の明細に記載された本発明の装置の実施例はすべて、たとえばプラスチック、樹脂、複合材料、ボール紙、木材などの適切な材料であれば、どのような素材からでも作成することができる。
【0042】
本発明の推奨実施例の前述の明細は、例証と説明目的のみで公開された。これは網羅的であることも、開示された正確な形態に本発明を制限することも意図していない。そして、明らかに上記教示の観点から多くの変更点およびバリエーションが可能である。このような技術に熟練した人物にとって明白である可能性のある変更およびバリエーションは、付随の特許請求により定義されるこの発明の範囲内に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】図1は、本発明の一つの実施例に従ったフレグランス発生USBペンダント・デバイスの平面図である;
【図2】図2は、図1のライン2−2に沿った端面図である;
【図3】図3は、図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの側面図である;
【図4】図4は、図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの底面図である;
【図5】図5は、図1のフレグランス発生USB装置の遠近法による分解立体図である;
【図6】図6図5は、図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの内部から引き出される保護用タブの芳香を示す分解立体図である;
【図7】図7は、保護用タブを取り外した後の図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの斜視図である;
【図8】図8は、図1のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの断面図である;
【図9】図9は、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生USBペンダント・デバイスの斜視図である;
【図10】図10は、図9のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの平面図である;
【図11】図11は、図9のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの底面図である;
【図12】図12は、図10のライン12−12に沿った側面図である;
【図13】図13は、図9のフレグランス発生USBペンダント・デバイスの断面図である。
【図14】図14は、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生装置の斜視図であり、フレグランス発生装置がUSBフラッシュメモリ・ドライブとして作られている;
【図15】図15は、図14のUSBフラッシュメモリ・ドライブの側面図である;
【図16】図16は、図14のUSBフラッシュメモリ・ドライブの部分的な断面図である;
【図17】図17は、USBフラッシュメモリ・ドライブの代替実施例の部分的断面図である;
【図18】図18は、USBフラッシュメモリ・ドライブのさらなる実施例の上面図である;
【図19】図19は、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生装置の斜視図であり、その図はフレグランス発生装置の換気口カバーが「閉」ポジションにある状態を示している;
【図20】図20は、図19のフレグランス発生装置の平面図である;
【図21】図21は、図19のフレグランス発生装置の遠近法による分解立体図である;
【図22】図22は、もう一つの分解組立図で示した図19のフレグランス発生装置の上面図である;
【図23】図23は、図19のフレグランス発生装置のさらなる分解立体図である;
【図24】図24は、図19のフレグランス発生装置の底面図である;
【図25】図25は、図19のフレグランス発生装置の立面による側面図であり、その図は空気穴カバーが「閉」ポジションにある状態を示している;
【図26】図26は、図19のフレグランス発生装置の立面による断面図であり、その図は空気穴カバーが「閉」ポジションにある状態を示している;
【図27】図27は、図19のフレグランス発生装置の斜視図であり、その図は空気穴カバーが「開」ポジションにある状態を示している;
【図28】図28は、図27に示されたフレグランス発生装置の平面図であり、その図は空気穴カバーが「開」ポジションにある状態を示している;
【図29】図29は、図28に示されたフレグランス発生装置の立面による側面図であり、その図は空気穴カバーが「開」ポジションにある状態を示している;
【図30】図30は、図28のライン30−30に沿った断面図である;
【図31】図31は、本発明のさらなる実施例に従ったフレグランス発生装置の上面図である;
【図32】図32は、図31のフレグランス発生装置の立面による側面図である;
【図33】図33は、図31のフレグランス発生装置の底面図である;
【図34】図34は、図31のライン34−34に沿った断面図である;
【図35】図35は、図31のフレグランス発生装置の上面図であり、その図は「開」ポジションに旋回したカバーを示している;
【図36】図36は、図31のフレグランス発生装置の上面図であり、その図はカバーが旋回されて「開」ポジションにあり、USBコネクタが旋回されて露出された位置にある状態を示している;
【図37A】図37Aは、図31のフレグランス発生装置およびフレグランス発生装置のケース内に取り外し可能な形で配置された取外し可能なカートリッジの前面図である;
【図37B】図37Bは、図37Aに示されたカートリッジの立面による側面図である;
【図38】図38は、図31のフレグランス発生装置の上面図であり、その図はカバーが「閉」ポジションにあり、USBコネクタが旋回されて露出された位置にある状態を示している;
【図39】図39は、図38に示されたフレグランス発生装置の立面による側面図である;
【図40】図40は、図38のライン40−40に沿った断面図である;そして
【図41】図41は、本発明の別の実施例に従ったフレグランス発生装置の斜視図である;
【図42】図42は、図41のフレグランス発生装置の平面図である;
【図43】図43は、図41のフレグランス発生装置の立面による側面図である;
【図44】図44は、図42のライン44−44に沿った図である;
【図45】図45は図41のフレグランス発生装置の底面図である;
【図46】図46は、図45のライン46−46に沿った立面による側面図である;
【図47】図47は、図41のフレグランス発生装置の遠近法による分解立体図である;
【図48】図48は、図41のフレグランス発生装置の断面図ある;そして
【図49】図49は、図41のフレグランス発生装置のもう一つの断面図であり、その図はフレグランス発生装置のドアが「開」ポジションにある状態を示している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
USBフラッシュメモリ・ドライブは、以下から成る:
内部および内部と連絡した排出口があるハウジング;
ハウジング内部およびハウジングに接続された電子サポート・メンバ;
電子サポート・メンバに取り付けられた電子部品、USBフラッシュメモリ・ドライブが使用されると熱を発生する電子部品;
電子サポート・メンバと結合し、ハウジングから伸びているUSBコネクタ;
ハウジング内にありハウジングと接続された固定デバイス、このデバイスはデバイスに熱が加えられるとフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する物質を含む;そして
その中ではデバイスが電子部品の近くにあり、電子部品が発した熱によりデバイスがフレグランス、芳香あるいはアロマを放出し、このようなフレグランス、芳香あるいはアロマは排出口を通じてハウジングの内部から外へ出て行く。
【請求項2】
USBポートに接続するためのフレグランス発生装置は、以下から成る:
内部および内部と連絡するフレグランス排出口のあるケース;
ケース内にあり電力が供給されると熱を発生する発熱体;
ケースに接続されており、USBコネクタがUSBポートに接続されたときに発熱体に電力を供給するために発熱体に電気的に接続されているUSBコネクタ;
ケース内にあり、フレグランス・メンバに熱が加えられると、フレグランス、芳香あるいはアロマを放出する固定フレグランス・メンバ、フレグランス・メンバは発熱体の近くにあり、発熱体が発した熱によりフレグランス・メンバはフレグランス、芳香あるいはアロマを放出し、それが排出口を通じてケースの内部から外へ出て行く。
【請求項3】
請求項2によるフレグランス発生装置で、ケースに上部と下部があり、フレグランス排出口が上部にあってフレグランス・メンバと一直線に並んでいるもの。
【請求項4】
請求項3によるフレグランス発生装置で、上部には一般にフレグランス・メンバと隣接している凹形状のカバー部分があり、フレグランス排出口が一般に凹形状のカバー部分の中央部分に位置し、凹形状のカバー部分によりフレグランス・メンバの補充をするフレグランス発生物質のフレグランス排出口への挿入が容易になるもの。
【請求項5】
請求項3によるフレグランス発生装置で、ケースの下部に換気口があり、それにより空気がケースの内部に流入できるもの。
【請求項6】
請求項2によるフレグランス発生装置で、フレグランス発生装置がUSBフラッシュメモリ・ドライブの形と実質的に同じ形状をしているもの。
【請求項7】
請求項2によるフレグランス発生装置で、さらに保護用タブを含み、その第一の部分がケースの外部にあり、第二の部分がケース内にあってフレグランス・メンバとフレグランス排出口の間に位置しており、保護用メンバは取り外し可能で、ユーザーが第一の部分を引き抜き、第二の部分をフレグランス・メンバとフレグランス排出口の間から取り外すことができるもの。
【請求項8】
USBポートに接続するためのフレグランス発生装置は、以下から成る:
第一の端部と反対側の第二の端部と内部および内部と連絡している第二の端部内のスロットがあるケースで、内部と連絡している排出口を含むケース;
ケース内部に取り外し可能な形で配置される第一の部分とスロットから伸びている第二の部分から成るカートリッジで、そのカートリッジには第一の部分に取り付けられたフレグランス・メンバがあり、そのフレグランス・メンバは熱を加えるとフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する;
ケースの第二の端部に接続しているUSBコネクタ、このUSBコネクタには導電性のプリント基板部分がある;
ケースの内部に位置しており、導電性のプリント基板部分に電気的に接続されている発熱体、この発熱体はフレグランス・メンバに隣接した位置にあり、この発熱体は電力が供給されると熱を発生する;
そこでは発熱体が発した熱により、ケースの内部にあるフレグランス・メンバがフレグランス、芳香あるいはアロマを放出し、それが、ケースの排出口を通してケース内部から出て行く;そして
ケースにスライド可能な形で取り付けられており、開口部が付いている排出口カバー、この排出口カバーは、排出口カバーがUSBコネクタを覆って排出口カバーの開口部がケースの排出口と一直線に並ばない「閉」ポジションと、USBコネクタが露出して排出口カバーの開口部がケースの排出口と一直線に並ぶ「開」ポジションの間でスライドすることができる。
【請求項9】
請求項8によるフレグランス発生装置で、ケースが上部と下部から成り、排出口カバーがスライド可能な形で上部に取り付けられているもの。
【請求項10】
請求項8によるフレグランス発生装置で、ケースのスロットが、カートリッジの第二の部分とカートリッジがスロットから落ちないようにするためにスロット周辺に伸びているケースの一部との間にわずかな摩擦が生ずるようなサイズになっているもの。
【請求項11】
請求項9によるフレグランス発生装置で、ケース内の排出口がケースの上部に位置しているもの。
【請求項12】
請求項9によるフレグランス発生装置で、ケースの下部に換気口があり、それにより気流がケースの内部に流れ込めるもの。
【請求項13】
請求項8によるフレグランス発生装置で、カバーを開閉ポジションの間でスライドするときに、ユーザーの指と摩擦が生ずるように、排出口カバーに小さな突起で覆われた部分があるもの。
【請求項14】
請求項8によるフレグランス発生装置で、カートリッジの第二の部分が、その第二の部分にチェーンまたはストラップを固定する手段を含むもの。
【請求項15】
請求項8によるフレグランス発生装置で、フレグランス発生装置がフラッシュ・ドライブの形をしているもの。
【請求項16】
USBポートに接続するためのフレグランス発生装置は、以下から成る:
ケース上部およびケース下部のあるケースで、このケース上部には排出口があり、ケース下部には内部があるもの。上部には凹部と内部と連絡する主要開口部と内部と連絡する排出口がある。このケース上部は回転可能な形でケース下部に取り付けられており、ケース下部の上部が完全に露出する「開」ポジションとケース上部がケース下部の上部を完全に覆ってケース上部の排出口がケース下部の排出口と一直線に並ぶ「閉」ポジションの間で回転が可能である;
USBコネクタは、ケース下部に旋回可能な形で取り付けられており、旋回することにより、凹部内でUSBコネクタがケースから伸びる第一ポジションおよびUSBコネクタが完全に凹部内に入ってケース下部の上部にある排出口を覆う第二ポジションにすることができる。USBコネクタは導電性ピボット・ピンの周囲で旋回可能で、導電性ピボット・ピンに電気的に接続されている回路部分がある;
ここでUSBコネクタが第二ポジションにあり、ケース上部が「閉」ポジションにある場合は、ケース上部がUSBコネクタを覆う;
ケース下部の内部に取り外し可能な形で位置づけられているカートリッジ。このカートリッジはフレーム・メンバとフレーム・メンバに取り付けられているフレグランス・メンバを含み、フレーム・メンバは主要開口部からアクセス可能で、フレグランス・メンバはケース下部の排出口を通して見ることができる、フレグランス・メンバは熱が加えられるとフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する;
ケース下部の内部に位置しており、導電性ピボット・ピンに電気的に接続されている発熱体。この発熱体はフレグランス・メンバに隣接する位置にあり、電力が供給されると熱を発生する;そして
発熱体が発した熱により、フレグランス・メンバがフレグランス、芳香あるいはアロマを放出し、それがケース下部の上部にある排出口を通してケース内部から出て行く。
【請求項17】
請求項16によるフレグランス発生装置で、さらに発熱体と導電性ピボット・ピンの間を接続する導電性メンバを含むもの。
【請求項18】
請求項16によるフレグランス発生装置で、ケース上部の排出口が複数の異なる形の貫通穴からなるもの。
【請求項19】
請求項18によるフレグランス発生装置で、ケース下部に下部があり、フレグランス発生装置にさらにケース下部の下部に第二の換気口があり、その第二の換気口がケース下部の内部と連絡しているもの。
【請求項20】
請求項16によるフレグランス発生装置で、フレグランス発生装置が、全体的に宝飾品に似た形状をしているもの。
【請求項21】
USBポートに接続するためのフレグランス発生装置は、以下から成る:
内部があり、内部と連絡する排出口が少なくとも1個あるケース;
内部にアクセスするためにケースに旋回可能な形で取り付けられているドア;
ケースの内部に取り外し可能な形で配置されているフレグランス・ボトルで、中に希望のフレグランスを発生する液体が入るもの。フレグランス・ボトルはさらにフレグランス・メンバを含み、フレグランス・メンバにはフレグランス・ボトル内の第一の部分とフレグランス・ボトルから伸びる第二の部分があり、フレグランス・メンバはフレグランス・ボトル内に液体を吸収し、熱が加えられると希望のフレグランスを発生するように作られている;
ケースの内部に位置し、フレグランス・メンバの第二の部分に隣接する発熱体。この発熱体は電力が供給されると熱を発生する;
ケースに接続されており、発熱体に電力を供給するために発熱体に電気的に接続されているUSBコネクタ;
そこでは発熱体が発した熱により、フレグランス・メンバがフレグランスを放出し、それがケースの少なくとも1個の排出口を通してケースの内部から出て行く。
【請求項22】
ケースには上部があり、その上部にドアが旋回可能な形で取り付けられている、請求項21によるフレグランス発生装置。
【請求項23】
請求項21によるフレグランス発生装置で、ドアにストッパ・メンバが付いていて、それがフレグランス・ボトルに接触し、フレグランス・ボトルが動くのを防ぐもの。
【請求項24】
請求項21によるフレグランス発生装置で、ドアにドアを「閉」ポジションに固定するための手段としてスプリング・ロックが付いているもの。
【請求項25】
請求項21によるフレグランス発生装置で、さらにインジケーターとしての光源がケースに取り付けられており、それがUSBコネクタに電気的に接続されていて、電力が供給されるとインジケーターの光源が光るもの。
【請求項26】
請求項21によるフレグランス発生装置で、ケースに上部と下部があり、下部にはドアを開けずにケース内部を見ることができるウインドウとして機能する開口部が付いているもの。
【請求項1】
USBフラッシュメモリ・ドライブは、以下から成る:
内部および内部と連絡した排出口があるハウジング;
ハウジング内部およびハウジングに接続された電子サポート・メンバ;
電子サポート・メンバに取り付けられた電子部品、USBフラッシュメモリ・ドライブが使用されると熱を発生する電子部品;
電子サポート・メンバと結合し、ハウジングから伸びているUSBコネクタ;
ハウジング内にありハウジングと接続された固定デバイス、このデバイスはデバイスに熱が加えられるとフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する物質を含む;そして
その中ではデバイスが電子部品の近くにあり、電子部品が発した熱によりデバイスがフレグランス、芳香あるいはアロマを放出し、このようなフレグランス、芳香あるいはアロマは排出口を通じてハウジングの内部から外へ出て行く。
【請求項2】
USBポートに接続するためのフレグランス発生装置は、以下から成る:
内部および内部と連絡するフレグランス排出口のあるケース;
ケース内にあり電力が供給されると熱を発生する発熱体;
ケースに接続されており、USBコネクタがUSBポートに接続されたときに発熱体に電力を供給するために発熱体に電気的に接続されているUSBコネクタ;
ケース内にあり、フレグランス・メンバに熱が加えられると、フレグランス、芳香あるいはアロマを放出する固定フレグランス・メンバ、フレグランス・メンバは発熱体の近くにあり、発熱体が発した熱によりフレグランス・メンバはフレグランス、芳香あるいはアロマを放出し、それが排出口を通じてケースの内部から外へ出て行く。
【請求項3】
請求項2によるフレグランス発生装置で、ケースに上部と下部があり、フレグランス排出口が上部にあってフレグランス・メンバと一直線に並んでいるもの。
【請求項4】
請求項3によるフレグランス発生装置で、上部には一般にフレグランス・メンバと隣接している凹形状のカバー部分があり、フレグランス排出口が一般に凹形状のカバー部分の中央部分に位置し、凹形状のカバー部分によりフレグランス・メンバの補充をするフレグランス発生物質のフレグランス排出口への挿入が容易になるもの。
【請求項5】
請求項3によるフレグランス発生装置で、ケースの下部に換気口があり、それにより空気がケースの内部に流入できるもの。
【請求項6】
請求項2によるフレグランス発生装置で、フレグランス発生装置がUSBフラッシュメモリ・ドライブの形と実質的に同じ形状をしているもの。
【請求項7】
請求項2によるフレグランス発生装置で、さらに保護用タブを含み、その第一の部分がケースの外部にあり、第二の部分がケース内にあってフレグランス・メンバとフレグランス排出口の間に位置しており、保護用メンバは取り外し可能で、ユーザーが第一の部分を引き抜き、第二の部分をフレグランス・メンバとフレグランス排出口の間から取り外すことができるもの。
【請求項8】
USBポートに接続するためのフレグランス発生装置は、以下から成る:
第一の端部と反対側の第二の端部と内部および内部と連絡している第二の端部内のスロットがあるケースで、内部と連絡している排出口を含むケース;
ケース内部に取り外し可能な形で配置される第一の部分とスロットから伸びている第二の部分から成るカートリッジで、そのカートリッジには第一の部分に取り付けられたフレグランス・メンバがあり、そのフレグランス・メンバは熱を加えるとフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する;
ケースの第二の端部に接続しているUSBコネクタ、このUSBコネクタには導電性のプリント基板部分がある;
ケースの内部に位置しており、導電性のプリント基板部分に電気的に接続されている発熱体、この発熱体はフレグランス・メンバに隣接した位置にあり、この発熱体は電力が供給されると熱を発生する;
そこでは発熱体が発した熱により、ケースの内部にあるフレグランス・メンバがフレグランス、芳香あるいはアロマを放出し、それが、ケースの排出口を通してケース内部から出て行く;そして
ケースにスライド可能な形で取り付けられており、開口部が付いている排出口カバー、この排出口カバーは、排出口カバーがUSBコネクタを覆って排出口カバーの開口部がケースの排出口と一直線に並ばない「閉」ポジションと、USBコネクタが露出して排出口カバーの開口部がケースの排出口と一直線に並ぶ「開」ポジションの間でスライドすることができる。
【請求項9】
請求項8によるフレグランス発生装置で、ケースが上部と下部から成り、排出口カバーがスライド可能な形で上部に取り付けられているもの。
【請求項10】
請求項8によるフレグランス発生装置で、ケースのスロットが、カートリッジの第二の部分とカートリッジがスロットから落ちないようにするためにスロット周辺に伸びているケースの一部との間にわずかな摩擦が生ずるようなサイズになっているもの。
【請求項11】
請求項9によるフレグランス発生装置で、ケース内の排出口がケースの上部に位置しているもの。
【請求項12】
請求項9によるフレグランス発生装置で、ケースの下部に換気口があり、それにより気流がケースの内部に流れ込めるもの。
【請求項13】
請求項8によるフレグランス発生装置で、カバーを開閉ポジションの間でスライドするときに、ユーザーの指と摩擦が生ずるように、排出口カバーに小さな突起で覆われた部分があるもの。
【請求項14】
請求項8によるフレグランス発生装置で、カートリッジの第二の部分が、その第二の部分にチェーンまたはストラップを固定する手段を含むもの。
【請求項15】
請求項8によるフレグランス発生装置で、フレグランス発生装置がフラッシュ・ドライブの形をしているもの。
【請求項16】
USBポートに接続するためのフレグランス発生装置は、以下から成る:
ケース上部およびケース下部のあるケースで、このケース上部には排出口があり、ケース下部には内部があるもの。上部には凹部と内部と連絡する主要開口部と内部と連絡する排出口がある。このケース上部は回転可能な形でケース下部に取り付けられており、ケース下部の上部が完全に露出する「開」ポジションとケース上部がケース下部の上部を完全に覆ってケース上部の排出口がケース下部の排出口と一直線に並ぶ「閉」ポジションの間で回転が可能である;
USBコネクタは、ケース下部に旋回可能な形で取り付けられており、旋回することにより、凹部内でUSBコネクタがケースから伸びる第一ポジションおよびUSBコネクタが完全に凹部内に入ってケース下部の上部にある排出口を覆う第二ポジションにすることができる。USBコネクタは導電性ピボット・ピンの周囲で旋回可能で、導電性ピボット・ピンに電気的に接続されている回路部分がある;
ここでUSBコネクタが第二ポジションにあり、ケース上部が「閉」ポジションにある場合は、ケース上部がUSBコネクタを覆う;
ケース下部の内部に取り外し可能な形で位置づけられているカートリッジ。このカートリッジはフレーム・メンバとフレーム・メンバに取り付けられているフレグランス・メンバを含み、フレーム・メンバは主要開口部からアクセス可能で、フレグランス・メンバはケース下部の排出口を通して見ることができる、フレグランス・メンバは熱が加えられるとフレグランス、芳香あるいはアロマを放出する;
ケース下部の内部に位置しており、導電性ピボット・ピンに電気的に接続されている発熱体。この発熱体はフレグランス・メンバに隣接する位置にあり、電力が供給されると熱を発生する;そして
発熱体が発した熱により、フレグランス・メンバがフレグランス、芳香あるいはアロマを放出し、それがケース下部の上部にある排出口を通してケース内部から出て行く。
【請求項17】
請求項16によるフレグランス発生装置で、さらに発熱体と導電性ピボット・ピンの間を接続する導電性メンバを含むもの。
【請求項18】
請求項16によるフレグランス発生装置で、ケース上部の排出口が複数の異なる形の貫通穴からなるもの。
【請求項19】
請求項18によるフレグランス発生装置で、ケース下部に下部があり、フレグランス発生装置にさらにケース下部の下部に第二の換気口があり、その第二の換気口がケース下部の内部と連絡しているもの。
【請求項20】
請求項16によるフレグランス発生装置で、フレグランス発生装置が、全体的に宝飾品に似た形状をしているもの。
【請求項21】
USBポートに接続するためのフレグランス発生装置は、以下から成る:
内部があり、内部と連絡する排出口が少なくとも1個あるケース;
内部にアクセスするためにケースに旋回可能な形で取り付けられているドア;
ケースの内部に取り外し可能な形で配置されているフレグランス・ボトルで、中に希望のフレグランスを発生する液体が入るもの。フレグランス・ボトルはさらにフレグランス・メンバを含み、フレグランス・メンバにはフレグランス・ボトル内の第一の部分とフレグランス・ボトルから伸びる第二の部分があり、フレグランス・メンバはフレグランス・ボトル内に液体を吸収し、熱が加えられると希望のフレグランスを発生するように作られている;
ケースの内部に位置し、フレグランス・メンバの第二の部分に隣接する発熱体。この発熱体は電力が供給されると熱を発生する;
ケースに接続されており、発熱体に電力を供給するために発熱体に電気的に接続されているUSBコネクタ;
そこでは発熱体が発した熱により、フレグランス・メンバがフレグランスを放出し、それがケースの少なくとも1個の排出口を通してケースの内部から出て行く。
【請求項22】
ケースには上部があり、その上部にドアが旋回可能な形で取り付けられている、請求項21によるフレグランス発生装置。
【請求項23】
請求項21によるフレグランス発生装置で、ドアにストッパ・メンバが付いていて、それがフレグランス・ボトルに接触し、フレグランス・ボトルが動くのを防ぐもの。
【請求項24】
請求項21によるフレグランス発生装置で、ドアにドアを「閉」ポジションに固定するための手段としてスプリング・ロックが付いているもの。
【請求項25】
請求項21によるフレグランス発生装置で、さらにインジケーターとしての光源がケースに取り付けられており、それがUSBコネクタに電気的に接続されていて、電力が供給されるとインジケーターの光源が光るもの。
【請求項26】
請求項21によるフレグランス発生装置で、ケースに上部と下部があり、下部にはドアを開けずにケース内部を見ることができるウインドウとして機能する開口部が付いているもの。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37A】
【図37B】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37A】
【図37B】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【公表番号】特表2009−537287(P2009−537287A)
【公表日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−513536(P2009−513536)
【出願日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際出願番号】PCT/CN2007/001526
【国際公開番号】WO2007/137483
【国際公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(508359273)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際出願番号】PCT/CN2007/001526
【国際公開番号】WO2007/137483
【国際公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(508359273)
【Fターム(参考)】
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