【課題】電子演算機に搭載のＵＳＢポートを利用した、不正なデータの移動、複写、出力。及び電子演算機を不正に使用し取得したデータが、ＵＳＢ機器にて移動、複写、出力が行われたかを明らかにする。
【解決手段】全ＵＳＢポートの過去全ての使用履歴を解析し、使用した全ＵＳＢ機器の製品名、製品番号、接続開始日時を表示するとともに、端末情報を加えて結果を表示することで、どの端末にてＵＳＢポートがどの様に使われてきたかを調査することが出来るようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、電子演算機に搭載されているＵＳＢポートの使用履歴を、解析するプログラムに関するものである。
【背景分野】
【０００２】
従来、各ＵＳＢポートに一番最後に接続した製品に関する製品名、製造番号、接続最終日時しか、解析出来る製品はなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
直近のＵＳＢポートの使用履歴製品のみしか解析できない場合、ＵＳＢメモリなどの外部記録端子を使用した電子演算機内のデータ移動及び複写後、普段から使用されているプリンターなどのコンピューター周辺機器を同ＵＳＢポートに接続されてしまうと、ＵＳＢポートを利用したデータの移動や複写の事実を見抜けなかった。
また解析結果の出力時において電子演算機の個別情報が表示されないため、複数の端末を一斉に調査した場合に、解析結果の取り違えが発生。本発明は、この課題を解消する為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
電子演算機に搭載されている全ＵＳＢポートが過去に接続した、全ＵＳＢ製品の製品名、製品番号、接続開始日時を解析。またＵＳＢポートの使用履歴の解析結果に、電子演算機の固有情報と解析日時を加えて表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００５】
ＵＳＢポートの使用履歴を解析することによって、過去にＵＳＢ機器にて電子演算機から不正にデータが移動、複写、出力されたかを。更に電子演算機を不正に使用し取得したデータを、ＵＳＢポートを介して取得、出力したかを、調査することが出来る。
また解析結果に、解析対象の電子演算機の固有情報及び解析日時が表示されていることで、どの端末をいつ解析したかを明確にすることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本プログラムをＣＤ媒体にて解析実行することで、一般的に多く普及しているＣＤドライブ搭載型の電子演算機のＵＳＢポートの使用履歴を、解析することが出来る。
またインストール不要とすることで、不用意に解析対象となる電子演算機の内部情報を書き換えることなく、解析することが出来る。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
電子演算機に搭載されているＵＳＢポートが、過去から現在に至るまでの間に使用した全製品の名称、製品番号、接続開始日時を解析することを特徴とした、ＵＳＢポート使用履歴解析プログラム。
【請求項２】
ＵＳＢポートの使用履歴の解析結果に、電子演算器の個別情報を加えることで、解析がどの端末にて行われたかが分かることを特徴とした請求項１記載のＵＳＢポート使用履歴解析プログラム。

【公開番号】特開２０１０−７９８６５（Ｐ２０１０−７９８６５Ａ）
【公開日】平成２２年４月８日（２０１０．４．８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−２７３５７４（Ｐ２００８−２７３５７４）
【出願日】平成２０年９月２５日（２００８．９．２５）
【出願人】（５０８３１７４４６）みずほトラッド株式会社 (4)
【Ｆターム（参考）】