説明

大豊工業株式会社により出願された特許

71 - 80 / 152


【解決手段】 斜板3は、鉄系材料からなる基材11と、この基材11の端面を覆って設けられた硬質の第1樹脂層12と、この第1樹脂層12を覆って設けられた軟質の第2樹脂層13とから構成されている。第1樹脂層12の表面には螺旋状の環状溝12Aが形成されており、その第1樹脂層12の断面形状に倣って第2樹脂層13が設けられている。
斜板3の摺動面3Aには軟質の第2樹脂層13があるので、摺動初期のなじみ性が良好な斜板3を提供できる。また、第2樹脂層13の一部が摩滅すると、硬質樹脂である第1樹脂層12の山部12が露出するので、耐摩耗性が良好な斜板3を提供できる。
【効果】 摺動特性に優れた斜板3を提供することができる。 (もっと読む)


【解決手段】 シュー4は、ピストン3と摺動する半球面4Bを有する第1部材11と、斜板2と摺動する平坦面4Aを有する第2部材12とからなり、全体として概略半球状に形成されている。
第1部材11の下面中央部に係合凹部11Aが形成されており、第2部材12の上面中央部には上記係合凹部11Aと係合する係合凸部12Aが形成されている。第1部材11と第2部材12とは相互に分離・揺動することができるので、第2部材12の下面(平坦面4A)は斜板2の摺動面2Aと満遍なく摺動して、片当たりが生じない。
【効果】 従来と比較して斜板2の摩耗を抑制することができる。 (もっと読む)


【解決手段】 シュー5は、ピストン4に形成された半球状の摺動面4aに摺接する球面部11と、斜板3に摺接する平坦状の端面部12とを備えており、上記球面部11および端面部12を薄肉状にすることで内部空間Sが形成されている。
上記球面部11には、上記ピストン4の摺動面4aに摺接する球面あたり部11bと、該球面あたり部11bよりも上記端面部12側となる外側端部11cとが形成され、上記球面あたり部11bの肉厚を均一とし、かつ、外側端部11cの肉厚を球面あたり部11bの肉厚よりも厚くしている。
【効果】 球面部と摺動面との摺動性能を維持することができる。 (もっと読む)


【解決手段】 ピストン4に形成された半球状の摺動面4aに摺接する球面部11と、斜板3に摺接する平坦状の端面部12とを備え、上記球面部11および端面部12を薄肉状に形成して内部空間Sを形成したシュー5であって、上記球面部11および端面部12には、開口部が内部空間Sに向けて湾曲した連通口11c、12aを形成している。
上記シュー5を斜板式コンプレッサ1において使用すると、潤滑油や冷媒に含まれる異物が上記連通口11c、12aから内部空間Sに侵入するが、連通口11c、12aは内部空間Sに向けて湾曲しているため、該異物は外部に排出されないようになっている。
【効果】 異物によって摺動部分が損傷してしまうのを可及的に防止することができる。 (もっと読む)


【解決手段】 シュー4は、ピストン3と摺動する半球状凸面4Bを有する第1部材11と、斜板2と摺動する平坦面4Aを有する第2部材12とによって構成されている。
第1部材11の下面に係合凸部11Aが形成されており、第2部材12の上面には上記係合凸部11Aと揺動可能に係合する係合凹部12Aが形成されている。両部材11、12の軸心が一致した非圧縮時に比べて両部材11,12が揺動した圧縮時における組高さHが高くなる。
【効果】 斜板2の傾斜角度に応じて斜板2とシュー4との間隙δを適正に維持することができる。 (もっと読む)


【解決手段】 シュー5はピストン4に形成された半球状の摺動面4aに摺接する球面部11と、斜板3に摺接する平坦状の端面部12とから構成されるとともに、上記球面部11および端面部12を薄肉状に形成することで内部空間Sが形成されている。
シュー5の内部空間Sに臨む内面には、端面部12側および球面部11側にシュー5の中心軸を中心に放射状に形成された凹部としての放射溝14や、中心軸を囲繞するように形成された凹部としての環状溝15を形成している。
【効果】 たたき荷重によりシュー5に作用する衝撃を抑えることができる。 (もっと読む)


【解決手段】 ピストン4に形成された半球状の摺動面4aに摺接する球面部11と、斜板3に摺接する平坦状の端面部12とを備え、上記球面部11および端面部12を薄肉状に形成して内部空間Sを形成したシュー5であって、上記端面部12にはシュー5の外周面に凹部を形成すると共に、シュー5の内周面に凸部を形成した屈曲部13が形成されている。
上記屈曲部13は、ピストン4の往復動に伴ってシュー5にたたき荷重が作用すると伸び縮みし、端面部12を弾性変形させて該たたき荷重を吸収するようになっている。
【効果】 たたき荷重による衝撃を可及的に吸収することが可能である。 (もっと読む)


【解決手段】 シュー5はピストン4に形成された半球状の摺動面4aに摺接する球面部11と、斜板3に摺接する平坦状の端面部12とを備え、上記球面部11および端面部12は薄肉状に形成されることで内部空間Sが形成されている。
上記球面部11および端面部12には貫通孔11a、12aが形成されるとともに、上記内部空間Sには固体潤滑材13が充填されており、ピストンの往復動に伴って固体潤滑材が上記貫通孔11a、12aから排出されるようになっている。
【効果】 内部空間を備えた摺動特性の高いシューを得ることができる。 (もっと読む)


【課題】ハウジングのガス通路の径方向段差部付近が腐食しにくい流量制御バルブおよびその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】流量制御バルブ1は、第一筒部材収容部21と第二筒部材収容部22と径方向段差部23とを有するガス通路20が形成されたハウジング2と、第一筒部材収容部21に収容される第一筒部材3と、第二筒部材収容部22に収容される第二筒部材4と、第一筒部材3および第二筒部材4の径方向内側に回転可能に配置される弁体5と、を備える。ハウジング2は、鋳鉄製である。第一筒部材3および第二筒部材4の少なくとも表面は高耐食材製である。第一軸方向端面30および第二軸方向端面40のうち少なくとも一方は、径方向段差部23と軸方向に対向する対向部401を有している。対向部401と径方向段差部23との間には、ガスシール構造61が配置されている。 (もっと読む)


【解決手段】 斜板式コンプレッサ1に設けられたシュー5であって、該シュー5はピストン4に形成された半球状の凹部4aで搖動する球面部11と、斜板3に摺接する平坦状の端面部12とを備えており、上記球面部11には上記凹部4aに摺接する円周状に形成された摺接面11aが設けられている。
そして上記球面部11には、上記摺接面11aを球面部11の中心側から外周側に向けて横切るような複数の溝13を設け、上記摺接面11aが断続的に形成されるようになっている。
【効果】 シューの球面部の頂部近傍まで潤滑油を供給することができる。 (もっと読む)


71 - 80 / 152