説明

住友電工スチールワイヤー株式会社により出願された特許

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【課題】耐久性が高く、構築の際の作業性に優れる防食PCストランドを用いたアンカー構造、およびこのアンカー構造の構築方法を提供する。
【解決手段】施工面Sに形成される削孔H内に配置される複数の防食PCストランド2を緊張した状態で削孔Hの開口部に定着することで、各ストランド2の緊張力を施工面Sに圧縮力として付与するためのアンカー構造Aである。防食PCストランド2は、コルゲートシース4内に配置されており、防食PCストランド2とコルゲートシース4との間のコルゲートシース内領域は、仕切り部材5で領域R1と領域R2に区画されている。領域R1には1次グラウト10が、領域R2には遅延硬化樹脂20(防食材)が、削孔Hとコルゲートシース4との間の領域R3には2次グラウトが配置されている。 (もっと読む)


【課題】耐久性が高く、構築の際の作業性に優れる防食PC鋼より線を用いたアンカー構造とその構築方法を提供する。
【解決手段】防食PC鋼より線2と、コルゲートシース4と、1次グラウトと、2次グラウトとを備えるアンカー構造A1である。防食PC鋼より線2は、樹脂被覆2rされたPC鋼より線2tからなり、ケーブルシース2sに収納された自由長部3Bと、シース2sから露出された定着長部3Aとを備える。コルゲートシース4は、有底管状で、その底部側に防食PC鋼より線2の定着長部3Aが配された状態で防食PC鋼より線2を収納し、かつ削孔H内に配置される。1次グラウトは、コルゲートシース4内に充填されて、定着長部3Aをコルゲートシース4に固定する。2次グラウトは、削孔Hとコルゲートシース4との間に充填されて、コルゲートシース4を削孔Hに固定する。 (もっと読む)


【課題】 塑性変形を起こしたり、防食機能が損なわれたりすることがなく、本来の機能を維持した状態でアンカー孔内に挿入できるアンカーの挿入方法を提供する。
【解決手段】 地盤15に下向きに形成されたアンカー孔18内にアンカー1を挿入するアンカーの挿入方法であって、周囲に前記アンカー1を案内し得る案内溝5aを有する滑車5を回転可能に設け、該滑車5の案内溝5aで前記アンカー1を案内し、この状態で前記滑車5を回転させることにより、前記アンカー1を前記アンカー孔18内に挿入する。アンカー1に局部的に過大な荷重が作用するようなことがないので、本来の機能を維持した状態でアンカー1をアンカー孔18内に挿入することができ、アンカー1の機能を長期的に発揮することができる。 (もっと読む)


【課題】窒化処理後に高い疲労強度と靭性とを兼備したオイルテンパー線とその製造方法並びにそのオイルテンパー線を用いたばねを提供する。
【解決手段】焼戻しマルテンサイト組織を有するオイルテンパー線である。このオイルテンパー線に450℃で2時間のガス軟窒化処理を行った場合、線表面部に形成される窒化層の格子定数が2.881Å以上、2.890Å以下となり、450℃で2時間の加熱を行った場合、引張強度が1975MPa以上、降伏応力が1769MPa以上、絞り値が40%超、となる。このオイルテンパー線は、伸線加工後の鋼線に焼入れ工程と2段階の焼戻し工程とを行うことにより得られる。 (もっと読む)


【課題】 地震時の振動がコンクリート構造物に入力しても、コンクリート構造物の弱面部に隙間や亀裂が生じることがなく、コンクリート構造物を安定した状態に保ち続けることができる補強方法を提供する。
【解決手段】 コンクリート構造物1を貫通して、地盤5の所定の深さに達するアンカー孔6を削孔し、アンカー孔6内にグラウンドアンカー7を挿入して、グラウンドアンカー7の先端部を地盤5に定着させ、アンカー孔6内にせん断・引張補強部材15を挿入して、せん断・引張補強部材15をコンクリート構造物1の弱面部4に対応する部分に位置決めし、せん断・引張補強部材15をコンクリート構造物1側に保持し、グラウンドアンカー7に引張力を付与し、この状態でグラウンドアンカー7の後端部をコンクリート構造物1に定着させる。 (もっと読む)


【課題】シムを用いた緊張材の定着構造において、シムの取り外し作業が容易に行えるシム受け治具と、その治具を用いた緊張材の定着構造を提供する
【解決手段】緊張された緊張材(PC鋼材10)と、この緊張材の緊張力を支圧面に作用するように保持する定着具20と、定着具20と支圧面との間に介在されるシム30と、このシム30を保持するシム受け治具100とを備える。このシム受け治具100は、支圧面に対して固定状態とされる台座150と、シム30を緊張材の軸方向と非平行な方向から支持する受け具120と、この受け具120を台座150に対して着脱自在とする着脱機構とを備える。シム30を受ける受け具120と、受け具120を支圧面に対して固定状態とする台座150とを着脱自在としたシム受け治具100を用いることで、シム30をずれないように所定位置に保持することができる。 (もっと読む)


【課題】アンカー構造などに用いる緊張部材において、緊張部材に生じる歪を検知する光ファイバを備える場合に、光ファイバが損傷しにくい緊張部材の構成を提供する。
【解決手段】緊張力が付与された状態で支圧面上に定着されることで荷重を支圧面に付与するための緊張部材である。この緊張部材1は、中空体(コルゲート管11)と、中空体の内部に収納されて歪センサとして用いられる光ファイバ(光ファイバ心線30)と、中空体と光ファイバとの間に充填されて中空体内での光ファイバの位置を保持する充填剤40と、中空体の外周を取り囲むように配置され、緊張力を負担する複数の緊張素線12とを備える。 (もっと読む)


【課題】線径の異なる鋼線材に適用しても、異常組織の生成を抑制し、鋼線材の表面から中心に亘ってパーライトの均質な組織にすることができる鋼線材の熱処理方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.4〜1.1%を含有する鋼線材をストランド方式で連続的にパーライト変態させる鋼線材の熱処理方法は、鋼線材を850℃以上1050℃以下の温度に加熱してオーステナイト化するオーステナイト化工程と、オーステナイト化した鋼線材をA3点以上A3点+70℃以下、或いは、Acm点以上Acm点+70℃以下の温度に冷却し、その温度域で中間保持する中間保持工程と、中間保持後の鋼線材を540℃以上700℃以下の変態温度に冷却・保持し、パーライト変態させるパーライト化工程とを備える。 (もっと読む)


【課題】容易に、低コストでバランス良く環状同芯撚りビードコードを製造することが可能な製造方法及びそれに用いられる仮留め冶具を提供する。
【解決手段】環状コア11の周りに側線12を螺旋状に巻き付けて1層または複数層のシース層を形成する環状同芯撚りビードコード2の製造方法であって、環状コア11に側線12を螺旋状に巻き付ける際に、予め環状コア11に側線12を螺旋状かつ環状に複数周巻き付け、側線12の巻き付けの始端部12aに、径方向外方へ突出する係合片63を有する仮留め冶具61を装着し、仮留め冶具61の係合片63を、複数周巻き付けた側線12同士の間に差し込んで保持させる。 (もっと読む)


【課題】高い耐熱性を有しており、高温域での耐へたり性に優れる耐熱ステンレス鋼線、耐熱ばね及びその製造方法を提供する。
【解決手段】耐熱ステンレス鋼線及び耐熱ばねは、質量%で、C:0.04〜0.08%、Si:0.60〜1.40%、Mn:0.5〜3.0%、Cr:16〜20%、Ni:7.0〜10.5、及びN:0.16〜0.25%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、横断面の平均結晶粒径が8μm以上20μm以下である。また、耐熱ばねの製造方法は、上記耐熱ステンレス鋼線をばね加工した後、500℃以上650℃以下の条件で1分以上1時間未満の低温焼鈍する。 (もっと読む)


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