説明

ザ・スクリプス・リサーチ・インステイチユートにより出願された特許

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中枢神経系へと活性型でタンパク質を送達する方法は、(1)中枢神経系に送達されるべきタンパク質が線状ファージのコートタンパク質との融合タンパク質としてコードされている核酸コンストラクトを含有する1本鎖線状バクテリオファージベクターを調製し、(2)ファージゲノムとして核酸コンストラクトを組み込み、融合タンパク質がコートタンパク質として発現されるファージ粒子を調製し、(3)タンパク質が活性型で中枢神経系へと送達されるようにファージ粒子が中枢神経系に到達するような経路により、哺乳動物へとファージ粒子を送達する、段階を含む。活性型で中枢神経系へと送達されるべきタンパク質は、抗体、酵素、受容体又は別のタイプのタンパク質であり得る。本方法は幅広い診断及び治療適用がある。本発明はまた、核酸コンストラクト、送達されるべきタンパク質を含むバクテリオファージ粒子及び医薬組成物も包含する。 (もっと読む)


単離された、哺乳動物の、成体の骨髄に由来する、系統陰性の造血幹細胞集団(LinHSC)は、眼において網膜血管及び神経ネットワークを救出することができる内皮前駆細胞(EPC)を含有する。好ましくは、単離されたLinHSCにおいて少なくとも約20%の細胞が細胞表面抗原CD31を発現する。単離されたLinHSC集団は、眼の血管疾患の治療に有用である。好ましい実施形態において、このLinHSCは、成体の哺乳動物から骨髄を抽出し;前記骨髄から複数の単球を分離し;1つ又は複数の系統表面抗原に対するビオチン結合系統パネル抗体で前記単球を標識し;前記複数の単球から前記系統表面抗原に対して陽性である単球を除去し、EPCを含有するLinHSC集団を回収することにより単離される。治療上有用な遺伝子を形質移入された単離LinHSCもまた提供するが、これらは、細胞を利用した遺伝子治療のための眼への遺伝子送達に有用である。本発明の単離された幹細胞集団の調製方法及び眼疾患及び損傷の治療方法についても述べる。 (もっと読む)


哺乳類R−カドヘリンの選択的アンタゴニストとして有用な単離されたペプチドは3〜30アミノ酸残基を含み、該ペプチドの3個の連続した残基は、アミノ酸配列Ile−Xaa−Serを有し、ここで、Xaaは、Asp、Asn、GluおよびGlnよりなる群から選ばれるアミノ酸残基である。好ましくは、XaaはAspまたはAsnである。1つの好ましい実施形態においては、該ペプチドは、環内に配置された3〜10アミノ酸残基を有する環状ペプチドである。本発明の選択的R−カドヘリンアンタゴニストペプチドは、R−カドヘリン媒介性細胞接着を抑制するために及び網膜血管新生を抑制するために、発生中の血管系への内皮前駆細胞のような幹細胞の指向を抑制するのに有用である。 (もっと読む)


癌細胞に対して免疫応答を誘導するのに適切なDNAワクチンは、癌関連アポトーシスファミリータンパク質阻害剤と、サイトカイン又はナチュラルキラー細胞表面受容体リガンドなどの免疫活性遺伝子産物とを作用可能にコードするDNA構築体を、薬剤として許容されるキャリア中に含む。好ましいサイトカインはCCL21である。好ましいナチュラルキラー細胞表面受容体リガンドとしては、ヒトMICA、ヒトMICB、ヒトULBP1、ヒトULBP2、ヒトULBP3などが挙げられる。アポトーシス(IAP)ファミリータンパク質の癌関連阻害剤は、好ましくは、サービビン(survivin)タンパク質又はリビン(livin)タンパク質である。本発明のワクチンを哺乳動物に投与することによって腫瘍成長を阻害する方法も記載されている。 (もっと読む)


本発明は、細胞の大部分が系統陰性であって、CD44抗原とCD11b抗原の両方を発現する、単離骨髄球様骨髄細胞集団を提供する。これらの細胞は、ほ乳動物、特に眼球変性疾患に罹患したほ乳動物の眼に投与すると、有益な血管栄養活性及び神経栄養活性を有する。骨髄球様骨髄細胞は、CD44(ヒアルロン酸受容体)に対する抗体、CD11bに対する抗体又は両方に対する抗体で骨髄細胞を処理することと、フローサイトメトリーを用いて、CD44及び/又はCD11b発現細胞をポジティブ選択することによって、単離される。本発明の単離された骨髄球様骨髄細胞は、治療上有用であるタンパク質をコードする遺伝子を網膜に送達するために、この遺伝子を形質移入することができる。
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本発明は、虚血性網膜組織の有益な生理学的血行再建を促進するための治療方法を提供する。本方法は、網膜血管の虚血に罹患する哺乳類へ、トリプトファン−tRNA合成酵素(TrpRS)の血管新生阻害断片の治療的有効量を投与し、これにより、網膜の損傷した領域の有益な生理学的血行再建を促進しながら、病理学的血管新生を同時に阻害することを含む。好ましい実施形態において、TrpRSの血管新生阻害断片は、T2−TrpRS又はT2−TrpRS−GDである。好ましくは、哺乳類は、網膜虚血に罹患するヒト患者である。網膜血管新生疾病を治療するための治療剤を同定及び評価するためのスクリーニング方法も開示される。
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本発明は、未熟児網膜症(ROP)及び関連網膜症疾患を治療するための方法を提供する。本方法は、網膜の損傷領域の有益な生理的血行再建を促進し、疾患によって引き起こされた網膜への損傷を改善するために有効な、血管栄養系統陰性の造血幹細胞集団からの細胞の一定量を、未熟児網膜症又は関連網膜症疾患に罹患している又は前記疾患を発症する危険性がある哺乳動物の網膜に投与することを含む。好ましくは、哺乳動物はヒト患者である。1つの好ましい実施形態では、系統陰性造血幹細胞集団は、造血幹細胞及び内皮前駆細胞を含む系統陰性造血幹細胞集団(すなわちLinHSC)である。もう1つの好ましい実施形態では、系統陰性造血幹細胞集団は、細胞の大部分が系統陰性であり、CD44抗原及びCD11b抗原を発現する単離骨髄球様骨髄(MLBM)細胞集団である。選択的に、新生児の治療のために、系統陰性造血幹細胞集団を臍帯静脈血から単離することができる。
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【課題】眼において網膜血管及び神経ネットワークを救出することができる細胞集団の提供。
【解決手段】単離された、哺乳動物の、成体の骨髄に由来する、系統陰性の造血幹細胞集団(LinHSC)であり、眼において網膜血管及び神経ネットワークを救出することができる内皮前駆細胞(EPC)を含有する。好ましくは、単離されたLinHSCにおいて少なくとも約20%の細胞が細胞表面抗原CD31を発現する。単離されたLinHSC集団は、ヒトトリプトファニルtRNA合成酵素の抗血管新生タンパク質断片を発現し、眼の血管疾患の治療に有用である。LinHSCは、成体の哺乳動物から骨髄を抽出し;複数の単球を分離し;系統表面抗原に対するビオチン結合系統パネル抗体で単球を標識し;複数の単球から系統表面抗原に対して陽性である単球を除去し、EPCを含有するLinHSC集団を回収して単離される。 (もっと読む)


哺乳類組織において、組織因子細胞質ドメインのリン酸化(つまり、TFの細胞質尾部のSer258のリン酸化)を調節することによって、PARシグナル伝達経路(例、PAR−1又はPAR−2シグナル伝達経路)を調節することを含む、哺乳類の組織における血管新生を調節する方法。好ましい方法において、哺乳類における病理学的血管新生は、病理学的血管新生に苦しむ哺乳類へPARシグナル伝達経路阻害剤の治療効果のある量を投与することによって治療される。好ましくは、哺乳類はヒトである。
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治療有効量の化学的Srcファミリーチロシンキナーゼ蛋白質阻害剤を哺乳動物に投与することにより哺乳動物の心筋梗塞を治療するものであり、心筋梗塞の治療用医薬の製造における前記阻害剤化合物の使用も提供する。予防量の前記阻害剤を哺乳動物に投与することにより心筋梗塞を予防することもできる。阻害剤はピラゾロピリミジンクラスSrcファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、大環状ジエノンクラスSrcファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、ピリド[2,3−d]ピリミジンクラスSrcファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、4−アニリノ−3−キノリンカルボニトリルクラスSrcファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、及びその混合物から構成される群から選択されるSrc蛋白質阻害剤が好ましい。Srcファミリーチロシンキナーゼ阻害剤を使用して心筋梗塞の治療用医薬を製造することもできる。化学的Srcファミリーチロシンキナーゼ阻害剤を含有する製品も開示する。 (もっと読む)


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