説明

ソルヴェイ・スペシャルティ・ポリマーズ・イタリー・エッセ・ピ・アにより出願された特許

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本発明は、・少なくとも1種の熱可塑性水素含有フルオロポリマー[ポリマー(A)];および・温度280℃、剪断速度1rad×sec−1で10Pa×sec未満の動的粘度を有するテトラフルオロエチレン(TFE)コポリマーから選択される、(A)の0.1〜10重量%の、少なくとも1種のペル(ハロ)フルオロポリマー[ポリマー(B)]、を含む熱可塑性フルオロポリマー組成物に関する。低溶融粘度のTFEコポリマー[ポリマー(B)]を添加すると、有利なことには、熱可塑性水素含有フルオロポリマー(A)のレオロジー的挙動を改良することが可能となり、過酷度のより低い条件で加工することができ、傑出した表面の様子ならびに良好な均質性および凝集性を有する最終部品を製造することができる。本発明のさらなる目的は、前記熱可塑性フルオロポリマー組成物を製造するための方法、ならびに前記熱可塑性フルオロポリマー組成物を含む、たとえば成形物品、フィルム、ケーブル外装、パイプ、フレキシブルパイプ、中空体などの物品である。 (もっと読む)


本発明は、フルオロポリマー[ポリマー(F)]を製造するための重合方法に関し、前記方法には重合媒体中で少なくとも1種のフッ素化モノマーを重合させる工程が含まれ、ここで、前記重合媒体は、少なくとも2個の逆方向に回転するインペラを含む撹拌システムにより混合される。意外にも、その重合が、有利なことには、反応器の壁上にファウリングや析出物を形成することなく起きることが観察された。さらに、その重合方法は、有利なことには、組成、圧力もしくは温度の勾配なしで、改良された均質性をもって生じるので、局所的に過熱されるという危険性もなく、均質なポリマー組成物を得ることが可能となる。最後に、本発明の方法から得られるポリマー(F)は、有利には、改良されたモルフォロジー(組織化された構造のパーセント、すなわち、規則的な形の粒子のパーセント)を有していて、そのために、有利なことには良好な自由流動性が得られて、中間体の引延しもしくは研磨工程またはその他のサイズリダクション工程を必要とすることなく、圧縮成形によって加工することが可能となる。本発明のさらなる目的は、フルオロポリマー[ポリマー(F)]および成形方法である。
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本発明は、フルオロポリマーの分散体を精製するための方法に関し、前記方法には以下の工程が含まれる:(i)15重量%以上の固形分含量(SC)を有する、少なくとも1種のフッ素化界面活性剤[界面活性剤(FS)]を含む少なくとも1種のフルオロポリマー[ポリマー(F)]の水性分散体(D)を提供する工程;(ii)前記水性分散体(D)に少なくとも1種の非イオン性非フッ素化界面活性剤[界面活性剤(NS)]を添加する工程;(iii)前記固形分含量(SC)を10重量%未満に調節して、希釈された水性分散体(dD)を得る工程;(iv)前記希釈された水性分散体(dD)を少なくとも1種の吸着性物質と接触させて、固形分の全重量を基準にして1ppm未満のフッ素化界面活性剤(FS)の含量を有する、ポリマー(F)の水性分散体を得る工程。本発明の目的はさらに、1ppm未満のフッ素化界面活性剤を含む水性フルオロポリマーの分散体である。 (もっと読む)


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