説明

大同メタル工業株式会社により出願された特許

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【課題】 生産効率を犠牲にすることなく、高密度化が可能な青銅合金と鋼のクラッド材の製造方法を提供する。
【解決手段】 鋼裏金2上に青銅合金を散布し焼結して得られた多孔質青銅合金層3の空孔率を乾式圧延工程と焼結工程とを施して空孔率3%以下の青銅合金と鋼との複層材を得た後、該複層材に対し圧延ロール表面に圧延油を供給して行う湿式圧延工程を施すことにより、従来の湿式圧延で見られる毛細管現象による焼結層の奥深くの空孔内へ圧延油が浸み込んで、次工程の熱処理(焼結)中に浸み込んだ圧延油が焼結層内で気化して新たな空隙が形成されるという不具合はなく、次工程の熱処理を行うことができる。このため、少ない圧延回数で青銅合金層の高密度化が可能となり、生産効率を高めることができる。 (もっと読む)


【課題】基板上に樹脂塗料を塗布して被覆層を形成する構成とした摺動部材において、被覆層に潤滑油を溜めることが可能な凹部を形成しながらも、被覆層の強度を向上できて、耐摩耗性及び非焼付性の向上を図る。
【解決手段】基材1上に、樹脂と溶剤と固体潤滑剤を混合した樹脂塗料を塗布し、乾燥後、プレス加工により複数の凹部3を形成し、焼成することにより、複数の凹部3を有する被覆層2を形成する。凹部3に潤滑油を溜めることができるようになり、摺動時に潤滑面に潤滑油を供給し易くでき、非焼付性を向上できる。凹部3は加圧することによって形成しているので、被覆層2における凹部3の周辺部は、その加圧により圧縮されて密度が高くなり、強度を向上できる。 (もっと読む)


【課題】基材上に樹脂塗料を塗布して被覆層を形成する構成とした摺動部材において、被覆層の耐摩耗性を向上でき、ひいては非焼付性の向上を図る。
【解決手段】基材上に、樹脂と溶剤と固体潤滑剤を混合した樹脂塗料を塗布し、乾燥後、プレス加工によりその乾燥後の樹脂塗料を加圧処理し、この後、焼成することによって被覆層を形成する。これにより、被覆層の見掛け密度を理論値の90%以上とする。被覆層は、乾燥により溶剤が揮発してポーラス状となるが、加圧処理により圧縮されて見掛け密度が高くなる。これに伴い材料強度が高くなり、耐摩耗性が向上し、ひいては非焼付性が向上する。 (もっと読む)


【課題】 簡単な製法で製造コストのかからない濃度勾配を有する摺動樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 表面の金属2の濃度が濃い面を摺動面とすることにより、摺動初期段階で金属2によるPTFE移着膜形成効果によって摩擦を安定させることができ、また、ある程度の摩耗が進んだ摺動中期若しくは摺動後期では、金属2の濃度が低くなり、耐摩耗性等の機械的強度を向上させる機能が発現される。そして、上記のような摺動の各経過段階で機能を異ならせるために濃度勾配が連続的に変化する摺動樹脂組成物1を比重7以上の金属2の沈降によって簡単に作製することができ、このため製造コストを低減することができる。 (もっと読む)


【課題】樹脂被覆層を設けたものにおいて、異物埋収性の向上を図ることができ、ひいては非焼付性の向上を図る。
【解決手段】基材を構成する軸受合金2の表面に設けられる樹脂被覆層3は、バインダーとなるベース樹脂4と、ベース樹脂4より軟らかい軟質高分子物質であってエラストマー及び/又はゴムからなり、平均粒径が10μm以上の塊状をなす塊状軟質物6と、ベース樹脂4に設けられた固体潤滑剤とを備える構成とする。塊状軟質物6は、すべり面となる樹脂被覆層3と相手材との間に入った異物を埋収する作用を発揮する。よって、異物埋収性を向上でき、ひいては非焼付性の向上を図ることができる。樹脂被覆層3には、さらに軟質金属5を添加すると良い。 (もっと読む)


【課題】 起動時にジャーナルの回転姿勢や駆動方式に影響されることなく、安定した流体潤滑膜で高精度回転を達成できる多円弧フォイル気体軸受を提供する。
【解決手段】 ジャーナル2の軸端から見た平面視において、2個のフォイル41,42のうち、1個のフォイル41の各頂点部41aが他のフォイル42の円弧面部42bに位置するように円周方向に位相を違えて配置したので、多円弧フォイル気体軸受1の剛性が、低い部分と高い部分が相互に補い合い、局所的な軸受剛性の低い部分がなくなり、起動時におけるジャーナル2の移動又は倒れ込み等の現象を低減することができると共に、ジャーナル2全周面にわたって流体潤滑膜を存在させ、ジャーナル2の安定した高精度回転を保つことができる。 (もっと読む)


【課題】異物埋収性の向上を図ることができ、ひいては非焼付性の向上を図る。
【解決手段】基材を構成する軸受合金2の表面に被覆層6を設けたすべり軸受において、被覆層6は、摺動面側の表面から見て樹脂領域部3と軟質金属領域部4とが混在した複合化領域部5を有する構成とする。軟質金属領域部4は、軟質金属が主体の領域で、樹脂領域部3に比べて柔らかいため、異物埋収性に優れる。表面から見てこのような軟質金属領域部4と樹脂領域部3とが混在しているため、樹脂領域部3のみに比べて異物埋収性を向上でき、ひいては非焼付性の向上を図ることが可能となる。 (もっと読む)


【課題】アルミニウム材と鋼材とを接着してアルミニウム軸受の形成用材料となるクラッド材を製造する方法において、クラッド材の厚さ方向、或いは幅方向の形状精度を良くする。
【解決手段】アルミニウム材と鋼材とを圧延圧接し、このアルミニウム材と鋼材とのクラッド材の厚さ方向の形状精度を高めるための二次圧延を行った後、熱処理を行う。或いは、クラッド材を幅方向に複数分割した後、熱処理を行う。更には、クラッド材を幅方向に複数分割し、そして二次圧延、引抜を行い、最後に熱処理を行う。 (もっと読む)


【課題】 合わせ面の近傍に形成される油溜まりや二次溝における軸受疲労を防止することができる斜め割りコンロッド用のすべり軸受を提供する。
【解決方法】 すべり軸受10aは、2分割大端部のうちの最大荷重を受ける側のロッド側大端部の内周面に固定されるすべり軸受10aの軸受内面15aに形成される油溜まり部12を円周方向に延びる所定ピッチの細溝13で形成することにより、細溝13の凸部13aが油膜を保持して負荷容量を落とすことがないため、軸受疲労によるクラックが発生しない。また、細溝13の凹部13bによって給油効果を保持することができると共に、キャビテーションの発生を抑制することができる。 (もっと読む)


【課題】 生成された油膜付水滴を加工物へ供給する際の応答性が高く且つ加工物へ十分な量の油膜付水滴を供給できる工具ホルダーを提供する。
【解決手段】 工具ホルダー1は、油供給通路24及び油導入通路42によって供給される油が霧化空間41に到達したときに圧縮空気からなるキャリヤーガスの空気流によって油を霧状化し、その霧状化した油を含有する含油圧縮空気の空気流によって水供給通路25及び水導入通路43から供給される水を霧化空間41内で水滴化して水滴の表面に油膜が形成された油膜付水滴を生成し、その油膜付水滴がトップノズル50及び工具内通路7を介して工作物に供給されるので、油膜付水滴の生成位置が工具6に極めて近い位置に形成されているため、油膜付水滴が加工物に供給される際の応答性を高めることができる。 (もっと読む)


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