説明

株式会社ディナベック研究所により出願された特許

1 - 10 / 22


【課題】インフルエンザワクチンの製造に有用なセンダイウイルスベクター、該ベクターを用いたインフルエンザワクチンを製造方法、該ベクターを用いて製造されるインフルエンザワクチン、並びにセンダイウイルスベクターを利用して得ることができる免疫原用および免疫分析用タンパク質を提供することを課題とする。
【解決手段】 インフルエンザウイルスのヘマグルチニン(HA)遺伝子を導入した組み換えセンダイウイルスベクターを用いることにより、強毒型インフルエンザに対するワクチンを製造することに成功した。本発明のワクチンを経鼻接種されたマウスは、強毒型インフルエンザウイルスに対して有意な抵抗力を示した。また、センダイウイルスベクターを利用して生産されたタンパク質は強い免疫反応性を有しており、ワクチン用途の免疫原用タンパク質や免疫分析用タンパク質に適していることが判明した。特にHIV感染の血清診断薬用のELISA等の抗原として有用であることが判明した。 (もっと読む)


【課題】免疫不全ウイルスのウイルス蛋白質をコードするセンダイウイルスベクターを含むワクチンの提供。
【解決手段】免疫不全ウイルスのウイルス蛋白質をコードするセンダイウイルスをマカクサルに鼻腔内投与することにより、免疫不全ウイルスに対する防御免疫を効率的に誘発できる。鼻腔内へのワクチン接種により、センダイウイルスベクターを介した抗原遺伝子の発現が鼻腔粘膜および局所リンパ節で検出され、有意なレベルの抗原特異的細胞性免疫応答が誘導された。ワクチネーションによる病理学的徴候は見られなかった。ワクチネーション後にサル免疫不全ウイルスを暴露させて効果を検討したところ、対照動物に比べ血漿中のウイルス量の有意な低下が認められた。ワクチンは、AIDSワクチンとして有望である。 (もっと読む)


【課題】遺伝子治療用のベクターとして、安全性の点から、ワクシニアウイルスを使用しないベクターを提供する。
【解決手段】マイナス鎖RNAウイルスベクターのゲノムRNAの転写、および該ゲノムRNAとリボヌクレオプロテインを形成するマイナス鎖RNAウイルス蛋白質の発現を、サイトメガロウイルスエンハンサーおよびニワトリβ-アクチンプロモーターを含むプロモーターにより誘導する、マイナス鎖RNAウイルスベクターの製造方法。安全性の高いマイナス鎖RNAウイルスベクター、特にエンベロープ構成蛋白質遺伝子を欠損するマイナス鎖RNAウイルスベクターを製造するために有用である。 (もっと読む)


【課題】遺伝子が導入された樹状細胞とその製造方法の提供。
【解決手段】マイナス鎖RNAウイルスであるセンダイウイルスベクターを、樹状細胞に接触させる工程を含む、樹状細胞に遺伝子を導入する方法。さらに、マイナス鎖RNAウイルスと樹状細胞とを接触させる工程を含む、樹状細胞を活性化させる方法。樹状細胞への効率的な遺伝子送達が可能となり、抗原遺伝子またはサイトカイン遺伝子を導入された樹状細胞はワクチンとして有用である。 (もっと読む)


【課題】インフルエンザワクチンの製造に有用なセンダイウイルスベクター、該ベクターを用いたインフルエンザワクチンを製造方法、該ベクターを用いて製造されるインフルエンザワクチン、並びにセンダイウイルスベクターを利用して得ることができる免疫原用および免疫分析用タンパク質を提供することを課題とする。
【解決手段】 インフルエンザウイルスのヘマグルチニン(HA)遺伝子を導入した組み換えセンダイウイルスベクターを用いることにより、強毒型インフルエンザに対するワクチンを製造することに成功した。本発明のワクチンを経鼻接種されたマウスは、強毒型インフルエンザウイルスに対して有意な抵抗力を示した。また、センダイウイルスベクターを利用して生産されたタンパク質は強い免疫反応性を有しており、ワクチン用途の免疫原用タンパク質や免疫分析用タンパク質に適していることが判明した。特にHIV感染の血清診断薬用のELISA等の抗原として有用であることが判明した。 (もっと読む)


【課題】
本発明は、遺伝子治療に利用できるRNAウイルスベクターを提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明は、遺伝子治療に有用なRNAウイルスベクターを提供する。本発明のRNAウイルスベクターは、細胞感染能、RNA自律複製能および接触浸潤力を有するが、伝播力を有さない。本発明のRNAウイルスベクターを利用することにより、遺伝子治療を行う際に、従来よりも効率的に遺伝子導入及び細胞移植を行うことが可能となった。 (もっと読む)


【課題】霊長類胚性幹細胞への遺伝子導入を高効率に行うためのサル免疫不全ウイルスベクターを提供する。
【解決手段】水疱性口内炎ウイルス(VSV)の表面糖蛋白質であるVSV−G蛋白質でシュードタイプ化したサル免疫不全ウイルスベクター(SIV)および前記ベクターが導入された霊長類由来胚性幹細胞。
【効果】前記ベクターを用いた遺伝子導入は、霊長類における発生学的研究、疾患研究、臨床応用、実験モデルなどに有用となる。また、胚性幹細胞から所望の分化細胞または分化組織を得るのに有用な、組織または細胞の特異的分化を行なうための遺伝子や試薬のアッセイやスクリーニングに有用である。 (もっと読む)


【課題】 本発明は、Bcl-xL遺伝子導入により保護臓器を得る方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、Bcl-xL遺伝子を導入することにより移植に適した保護臓器を得る方法を提供する。また本発明は、Bcl-xL遺伝子を発現するベクターを含む臓器保護剤を提供する。また本発明は、Bcl-xL遺伝子が導入された摘出臓器を提供する。Bcl-xL遺伝子を導入することにより、摘出臓器の保存性が向上し、移植後の臓器の機能発現を改善することができる。 (もっと読む)


【課題】 本発明は、遺伝子を組み込んだベクターを用いて標的細胞へ遺伝子を導入する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の方法は、
1)標的細胞の細胞表面レセプターに対するリガンドをベクターの表面タンパク質に結合させ、そして
2)低温下、低酸素下及び短時間の少なくとも1つの条件下において、前記ベクターを細胞に感染させる
ことを含む、ことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 ベクターの繰返し投与を可能とし、ベクターからの遺伝子発現を継続させ得る方法および当該方法の実行を可能とする薬剤を提供する。
【解決手段】
ベクターが宿主免疫系により排除される際、補体がその作用を増強していることを見出した。そこで、2回目以降のベクターの繰返し投与時に補体抑制剤を投与すると、補体抑制剤非投与に比して有意にベクターからの遺伝子発現を継続させ得た。このことから、2回以上の繰返し投与を必要とするベクターからの遺伝子発現を継続させる方法として、2回目以降のベクター投与時に補体抑制剤が投与することを特徴とする。また、この補体抑制剤を繰返し投与型ベクターからの発現を継続させ得る試薬、医薬品として提供する。 (もっと読む)


1 - 10 / 22