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Fターム[2G002AA03]の内容

原子炉の緊急防護のための構成 (640) | 炉型 (132) | 沸騰水型(BWR) (90) | マークII型BWR (19)

Fターム[2G002AA03]に分類される特許

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【課題】
原子炉格納容器における冷却性能が向上することは勿論、全電源喪失時であっても、簡単な構成で電気を使用せずに原子炉格納容器の冷却を行うこと。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明の原子炉システムは、炉心を内包する原子炉圧力容器と、該原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器と、該原子炉格納容器内に前記原子炉圧力容器を取り囲むように設置されたドライウェルと、前記原子炉格納容器の下部に設置され、該原子炉格納容器内の圧力上昇を抑制するための圧力抑制プールを保有する圧力抑制室と、前記ドライウェルと前記圧力抑制プールを連結するベント管とを備えた原子炉システムにおいて、前記ドライウェル内に、前記原子炉格納容器外から取り入れた空気が流れて前記原子炉格納容器外に排出される空気流路が設置されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】原子炉事故時に、外部動力電源に頼らずに、粒子状放射性物質の環境への放出を抑制し、かつ、原子炉格納容器の圧力を設計圧力以下に制限する。
【解決手段】原子炉格納容器3は、原子炉圧力容器2を覆う内殻17と、内殻17の水平方向外周を覆う気密の空間であるアウターウェル19を形成する外殻18と、を有する。内殻17は、原子炉圧力容器3の水平方向周囲を取り囲む第1の円筒状側壁4aと、原子炉圧力容器2の上部を覆う上蓋6と、上蓋6の周囲と第1の円筒状側壁4aの上端部とを気密に接続する第1のトップスラブ5aと、を有する。外殻18は、第1の円筒状側壁4aの外周を取り囲む第2の円筒状側壁4bと、第2の円筒状側壁4bの上端部付近と第1の円筒状側壁4aとを気密に接続する第2のトップスラブ5bと、を有する。 (もっと読む)


【課題】原子炉格納容器内の水素を処理する触媒式水素処理装置において、格納容器内部に様々なガスの流れが生じた場合であっても安定した水素処理性能を確保できる水素処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】原子炉格納容器11内の水素ガスを処理する触媒式の水素処理装置10において、水素ガスと反応する触媒2と、その触媒2を収容する触媒収納容器8を備え、触媒収納容器8は上部開口部1及び下部開口部3を備える収納容器であって、ガスが通過する上部開口部1の面積が位置によって異なるような部材4を設置することによって、上記課題を解決することができる。 (もっと読む)


【課題】炉心溶融物を保持する流路天板下面の冷却水への伝熱面積を確保しつつ、流路天板の変形を抑制する。
【解決手段】炉心溶融物保持装置に、給水容器10と、給水容器10から放射状に延びる複数の流路サポート21と、流路サポート21の間に流路サポート21の給水容器側の端部よりも給水容器10からの距離が遠い位置から放射状に延びる変形防止板23と、流路サポート21および変形防止板23で下面を支持されて給水容器10から放射状に広がる傾斜流路天板18と、を備える。 (もっと読む)


【課題】 原子力発電プラントにおいて使用されるリスク軽減構成部品を提供すること。
【解決手段】 例示的な実施形態は、事故シナリオにおける損傷防止及びリスク軽減に使用するための空間特性及び機械特性の改善を可能にする基盤内部溶融阻止冷却装置(BiMAC)(100)を提供する。例示的な実施形態は、原子力規制委員会により要求される最小限の安全マージンを維持しながら、基盤床(62)及び/又は直径4インチ未満のクーラントチャンネル(130)から10度未満の傾きを有するBiMACを含むことができる。 (もっと読む)


【課題】炉心損傷事故時の注水遅れによるコアキャッチャーの破損リスクおよび溶融炉心落下時の水蒸気爆発リスクを低減する。
【解決手段】原子力発電プラントに、格納容器2の内部で原子炉容器1の下方に配置されて上に開いたコリウム保持容器62と、その開口部の縁よりも低い位置の出口まで外面に沿って延びる冷却流路50を形成するペデスタル壁14などの構造体と、冷却流路50に冷却水を供給する給水配管12と、給水配管12に設けられた給水弁8と、開口部を覆うドレン集積蓋5と、を備える。冷却流路50をドレン廃液サンプとして用いることで、冷却流路50に常時冷却水が存在している状態となる。 (もっと読む)


【課題】原子炉格納容器冷却設備により取り込まれる水蒸気やガスの温度を低下させることにより、冷却機能および構造健全性の低下を抑えることができる原子炉格納容器冷却技術を提供すること。
【解決手段】本発明では、原子炉格納容器内部の水蒸気圧を駆動力にしてこの容器内部の水蒸気を取り込み、取り込んだ水蒸気を凝縮させて得た凝縮水を用いて原子炉格納容器を冷却する原子炉格納容器冷却設備において、原子炉格納容器10のドライウェル15およびサプレッションチェンバ16と隔離して設けられ、水蒸気の冷却媒体を貯留する熱交換プール21と、熱交換プール21に浸漬され、原子炉格納容器10のドライウェル15から水蒸気を取り込むと共にこの水蒸気を熱交換プール21の冷却媒体と熱交換させて凝縮水とする熱交換器22と、熱交換器22から凝縮水を引き出し、この凝縮水を原子炉圧力容器12に向かって流れるように案内して放出する凝縮水ドレン配管25とを採用した。 (もっと読む)


【課題】ドライウェル内の不凝縮性ガス濃度を低減して原子炉格納容器からの除熱性能の劣化を抑制する。
【解決手段】ドライウェル2および、圧力抑制プール30を収容するウェットウェル3を備えた原子炉格納容器15と、ドライウェル2と圧力抑制プール30とを連絡するベント管4と、ドライウェル2内に配設された冷却器ケーシング8と、冷却器ケーシング8内に配設されて内部を冷却水が通る冷却器5と、原子炉格納容器15の外側から冷却器5内へ冷却水を冷却水ポンプ11によって送る冷却水強制循環系統14と、原子炉格納容器15外かつ冷却器5より上方に配置された外部プール17と、外部プール17に溜まった冷却水を冷却器5内に供給する重力利用冷却系統と、冷却器ケーシング8と圧力抑制プール30とを連絡するガス排出配管18と、を有する。 (もっと読む)


【課題】原子炉事故時における静的冷却系での冷却能力を低下させずに原子炉格納容器外の水プール容量・容積の低減を図る。
【解決手段】原子炉圧力容器3の上部周囲に配置された上端スラブ13を備えて原子炉圧力容器3を格納する原子炉格納容器2と、原子炉格納容器2の外側に配置され、上端スラブ13の上方に位置する主貯水部109b、111dおよび、主貯水部109b、111dに連通して上端スラブ13の側部に位置するピット12b、12dを含むアイソレーションコンデンサプール9bおよび静的格納容器冷却系プール11dと、ピット12b、12d内で、上端スラブ13と同等または下方の位置に配置されて、原子炉格納容器内での事故時の崩壊熱を除去するアイソレーションコンデンサ8および静的格納容器冷却系コンデンサ10と、を有する。 (もっと読む)


【課題】強制循環炉を格納する原子炉格納容器(PCV)と動的安全系と静的安全系を組み合わせたハイブリッド安全系との組み合わせを提供することを目的とする。
【解決手段】ハイブリッド安全系58は、ベント管24の上端側の開口部が圧力抑制室21の天井であるダイアフラムフロアー55より上方に突出して設けられ、一方、炉心12は、その上端がダイアフラムフロアー55よりも下方になるよう配置されて原子炉格納容器5に収容される。ハイブリッド安全系58は、例えば原子炉冷却材喪失事故時、動的安全系と静的安全系を組み合わせて原子炉圧力容器11を溝浸けし、その後は静的な安全系のみで炉心12の冷却を継続できる。 (もっと読む)


【課題】万一、炉心溶融物が原子炉圧力容器の外へ流出した場合に、原子炉格納容器の過度な温度上昇を長期にわたって防止し、かつ炉心溶融物による活性な反応を防止する。
【解決手段】原子炉圧力容器2は略筒状の圧力容器支持ペデスタル3に支持され、下方に下部ドライウェル5、ホッパ9を備え、内部に炉心4を収容する。炉心4が原子炉圧力容器2の外へ溶融して流出する過酷事故が万一、仮に発生した場合に、ホッパ9は、炉心溶融物が飛散しないように受け止めて下方へ案内する。下部ドライウェル5の床面には、このホッパ9から落下してくる炉心溶融物を保持するためのコアキャッチャ10を備えている。下部ドライウェル5の側壁面および床面とコアキャッチャ10の側面および底面との間の隙間に圧力抑制プール7の水を循環供給する冷却水路を備えている。 (もっと読む)


【課題】原子炉建屋の小型化および非常用炉心冷却系配管ルートの最短化を達成できる経済的な原子炉建屋を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器1の圧力抑制室22内のサプレッションプール6の下部に非常用炉心冷却系ポンプ10などの機器を配備するための機器室9を設置し、原子炉格納容器1を内包する原子炉建屋の平面積縮小を実現する。さらに原子炉圧力容器2を支持する圧力容器ペデスタル5に非常用炉心冷却系配管13の設置スペースを確保することにより、サプレッションプール6から原子炉圧力容器2への注水配管である非常用炉心冷却系配管の設置ルートを最短化する。 (もっと読む)


【課題】床面積を広くすることなく、原子炉容器内の炉心が溶融して原子炉容器を貫通した際に発生する炉心溶融物を冷却する効率を向上させる。
【解決手段】原子炉容器の下方に、給水チェンバー10と、これに接続された下部入口部21および上方に開いた上部出口部22をもった複数の水チャンネル11、および、水チャンネル11の上面に取り付けられた耐熱材12を備えた炉心溶融物冷却装置30を設置する。複数の水チャンネル11は上に開いた円錐状となるように組み合わせされている。給水チェンバー10には注水配管8を介して冷却水が供給される。冷却水は給水チェンバー10で各水チャンネル11に分配され、傾きを持った冷却水流路25を上昇し、上部出口部22から溢れ、耐熱材12の上に堆積した炉心溶融物13を冷却する。また、溢れた水は、循環配管9を通って、給水チェンバー10に戻される。 (もっと読む)


【課題】従来に比べて更に除熱性能を向上させることができ、更に安全性の向上を図ることのできる格納容器冷却装置および冷却方法を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器101上部に設置した冷却水プール102内に収容された熱交換器103と、原子炉格納容器101のドライウェル104から蒸気を熱交換器103に供給する蒸気供給管105と、熱交換器103から凝縮水および不凝縮ガスを排出するためのドレン管107とを有する静的格納容器冷却系設備を具備するとともに、内部を冷却水が流通可能とされた冷却コイル109を有し前記ドライウェル104内に配設されたドライウェルクーラー108と、前記冷却水プール102内の冷却水を重力を駆動力として前記冷却コイル109内に供給可能とする配管系と、を有する重力利用格納容器冷却系設備を具備している。 (もっと読む)


【課題】 想定される過酷事故に対して、より安全な原子炉格納容器を提供する。
【解決手段】 原子炉格納容器は、原子炉圧力容器2を格納する原子炉一次格納容器36と、原子炉一次格納容器36の上方に設置された上部二次格納容器42と、原子炉一次格納容器36と上部二次格納容器42の間を、隔離連通切替手段45を介して連結する気相ベント管44と、を有する。気相ベント管44は、原子炉一次格納容器36および上部二次格納容器42の内側でも外側でもよい。また、壁に埋め込むこともできる。上部二次格納容器42内にイグナイターを設置してもよい。上部二次格納容器42内の空気を窒素で置換してもよい。上部二次格納容器42内に重力落下式冠水系プールを配置し、プール内の冷却水を原子炉一次格納容器36内に導くようにしてもよい。 (もっと読む)


【課題】本発明は、ドライウェル(上部空間)側からウエットウェル(下部空間)側への蒸気の漏洩を防止し、コンデンサの除熱作用を継続できる原子炉格納設備を提供することにある。
【解決手段】本発明は、原子炉格納容器1内に上部空間(ドライウェル)2と下部空間3とを有し、非常炉心注水系を起動させる注水系起動手段と、前記上部空間2と前記下部空間3との差圧を検出する圧力検出手段(18)とを備え、前記注水系起動手段からの起動信号と前記圧力検出手段からの前記上部空間の圧力が前記下部空間の圧力よりも高くなったことを示す信号とを条件に前記真空破壊弁を強制的に閉弁する閉弁機構(29,30,31)を設けたのである。 (もっと読む)


【課題】原子炉の通常運転時には常用系としてドライウェルの空調を行い、事故時には静的格納容器除熱系として格納容器過圧を防止して格納容器ベントを回避し、同時にMetal-Water反応によって発生した水素を窒素と反応させて除去することで格納容器内の不凝縮性ガス濃度を低減して格納容器の過圧を緩和することのできる原子炉格納容器の過圧防止方法および装置を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器1内の雰囲気を冷却して蒸気を凝縮させる復水器27と、復水器27の出口側配管29上に設けられたブロア20およびブロア20の下流に設けられた弁21と、ブロア20と弁21との間で出口側配管29から分岐した不凝縮性ガス配管23と、不凝縮性ガス配管23上に弁22を介して接続され窒素と水素を反応させてアンモニアを生成する反応器24と、反応器24から排出されるアンモニアガスを冷却する熱交換器25と、熱交換器25の出口と原子炉のサプレッションプールを結ぶアンモニア排出配管26とを備えている構成とする。 (もっと読む)


【課題】次世代のBWRプラントに最適な静的安全系と動的ECCSを合わせ持つハイブリッド安全系を、最もシンプルで、かつ高信頼度を得ることができる非常用炉心冷却系を提供する。
【解決手段】
動的非常用炉心冷却系の安全区分を2区分で構成し、各安全区分はそれぞれ2系統の低圧炉心冷却系を有するものとする。第1の安全区分には、低圧炉心冷却系および残留熱除去系(LPFL/RHR)を2系統設置する。第2の安全区分にも、同じく低圧炉心冷却系として、LPFL/RHRを2系統設置する。非常用電源として、いずれの安全区分においてもDG5を設置する。 (もっと読む)


【課題】配管の破断事故などによって原子炉圧力容器内の炉心冷却系に故障が生じ、しかも非常用炉心冷却冷却装置やその他の炉心への注水装置が利用できない事態において、ドライウェル内に炉心溶融物落下が発生した場合、炉心溶融物を短い時間で確実に冷却し、原子炉格納容器の極度の圧力および温度の上昇を抑制し、安全性を高める。
【解決手段】原子炉圧力容器2を収納するドライウェル5と、このドライウェル5と壁5aにより仕切られ、プール水8を貯溜するサプレッションチェンバ6と、前記ドライウェル5とサプレッションチェンバ6とを連通するベント管9とからなる原子炉格納容器1において、原子炉圧力容器2の壁の温度を計測監視し、異常温度上昇を検出したらドライウェル5とサプレッションチェンバ6とを仕切るペデスタル5aの一部を破壊装置16により破壊し、サプレッションチェンバ6内に貯溜されているプール水8をドライウェル5内に流れ込ませ、炉心溶融物13を冷却する。 (もっと読む)


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