【課題】排泄された大便が着用者の股間部や臀部に付着することはなく、大便による着用者の肌の汚れを防ぐことができる使い捨て着用物品を提供する。
【解決手段】着用物品２０は、股下域２２の第２前半分４９に位置して防漏シート３３の可動部３９に収縮可能に取り付けられた伸縮性第１バンド４４と、股下域２２の第２後半分５５に位置して可動部３９に収縮可能に取り付けられた伸縮性第２バンド４５とを有する。物品２０では、第１バンド４４から縦方向前方へ延びる可動部３９の頂点４２ａどうしの離間寸法がバンド４４から前胴周り域２１に向かうにつれて次第に大きくなり、頂点４２ａどうしの最大離間寸法がコア３０の最小横寸法の２７〜１２０％の範囲にあり、第１バンド４４から縦方向後方へ延びる可動部３９の頂点４２ｂどうしの最大離間寸法がコア３０の最小横寸法の１〜２５％の範囲にある。 （もっと読む）

【課題】 腹部対応部位に立体的な膨らみ部を形成でき、腹部ないし下腹部に対する装着圧が低減され良好な使用感が得られるパンツ型おむつを提供する。
【解決手段】 本発明のパンツ型おむつ１は、前身頃Ｆにおける、ウエスト開口部端５Ａと吸収体４の長手方向の端部４Ａの位置との間に、おむつ横方向に沿ってウエスト弾性部材５１が配されており、前身頃Ｆにおける吸収体４の長手方向の左右両側に、胴回り弾性部材７１が非連続に配されており、左右の胴回り弾性部材７１は、それぞれ、おむつ横方向の両端部からおむつ横方向中央部に向かうにつれて、ウエスト弾性部材５１との間のおむつ縦方向の離間距離が拡大するように配されており、且つ、前身頃Ｆにおける、吸収体４の長手方向の両側部に切込部４１，４１が形成されている。 （もっと読む）

【課題】別部材として形成された股部と前腹部とが接合されたパンツ構造において、前腹部の伸縮性を確保しつつ、股部と前腹部との接合をしっかりと行うことができる使い捨てパンツを提供する。
【解決手段】この使い捨てパンツ１は、パンツ及びおむつの両機能を併有するものであり、左右の破断部１７ａ，１７ｂを破断することにより、左前腹部２ａ及び右前腹部２ｂを左右に展開できる。左前腹部２ａ及び右前腹部２ｂには、中前腹部２ｃの付着部２３ａ，２３ｂに着脱される付着片２２ａ，２２ｂが設けられる。吸収体４３が設けられた股部４は、弾性部材１９ｃによる中前腹部２ｃの伸縮性を阻害しないように、シート材４５ａ，４５ｂを用いて中前腹部２ｃに連結されている。 （もっと読む）

【課題】背側部の側縁部と腹側部の側縁部とのメカニカルファスナーによる接合部を、多くのメス材を用いることなく、簡易な製造工程で形成できる吸収性物品を提供する。
【解決手段】液透過性の表面シート材１５と、液不透過性の防漏シート材と、液保持性の吸収体１６とを具備する吸収性本体１７と、背側部Ｂと腹側部Ａと股下部Ｃとを含む外層材１４とからなり、背側部Ｂの側縁部１８ｂと腹側部Ａの側縁部１８ａとをメカニカルファスナー１２により接合して、パンツ形状に形成される吸収性物品１０であって、オス材１９は、背側部Ｂの側縁部１８ｂの内側面に取付けられ、メス材２０は、帯状シート材からなり、外側辺部２０ａを腹側部Ａの側縁部１８ａの内側面に接合して、外側辺部２０ａよりも内方に自由部分２０ｂを延設させ、オス材１９は、自由部分２０ｂにおいてメス材２０と係着して、背側部Ｂの側縁部１８ｂと腹側部Ａの側縁部１８ａとを接合する。 （もっと読む）

【課題】おむつカップとおむつをしっかり結合して液漏れが起こりにくいようにする。
【解決手段】カップはプラスチック製で、糞尿を溜める皿部２１と、皿部から股に沿って立ち上がる部分２２を備えている。立ち上がり部の上端と皿部にはそれぞれ上板２３と下板２４が共に後方に向かって延設されている。おむつの外面に２つのポケット１６を形成し、カップの上板２３と下板２４をこれらのポケットに挿入して一体性を保つようにする。おむつ１０の股間部には長円形の取付け穴１３があいており、穴の周縁に沿って粘着テープ１４が貼ってあり、これをカップ２０の立ち上がり部２２の縁に貼り付けるようにして、おむつの穴１３をカップ２０で塞ぐ。 （もっと読む）

【課題】均一な剛性と柔軟性とを有する吸液性芯材を製造することができ、全域に体液を効率よく吸収する吸液性芯材を製造することができる吸液性芯材製造ドラムを提供する。
【解決手段】吸液性芯材製造ドラム２６Ａでは、ドラム２６Ａの径方向外方へ突出して周り方向へ長く延びる複数の凸部４２Ａが成型凹部３８の底面４０に形成され、凸部４２Ａが周り方向へ連続的に並ぶとともにドラム２６Ａの軸方向へ所定寸法離間して並んでいる。このドラム２６Ａでは、成型凹部３８の一部分に形成された高密度域がそれら凸部４２Ａによって細分され、それら凸部４２Ａを介して高密度域における混合物の密度と坪量とが低下する。 （もっと読む）

【課題】 股周りでの排泄物漏洩と液吸収体のスクイズ変形を防止できるパンツ型おむつの提供。
【解決手段】 パンツ型おむつのレッグ開口部の周縁に設けた自由端に隣接して第１弾性部材を配設すると共に、パンツ型おむつの股間部内側に縦長の液吸収体を縦方向に接合し、前身頃部分及び後身頃部分に延設される前記液吸収体の両側に、外装シートに配した第２弾性部材又は弾性帯状片から横方向への牽引力を作用させる。 （もっと読む）

【課題】吸収体の位置を容易に特定し、補助吸収具を吸収体に対する適切な相対位置に正確に取り付ける。
【解決手段】吸収性物品１の本体部２は、吸液性の吸収体２２、吸収体２２の着用者側の主面を覆うトップシート２１、および、吸収体２２のもう一方の主面を覆うバックシート２３を備える。吸収性物品１では、トップシート２１の着用者側においてインナーパッド等の補助吸収具９が取り付け可能とされる。吸収体２２は、幅方向の中央において吸収体２２の全長に亘って長手方向に沿う直線状の目印４１を備え、目印４１は、トップシート２１を介して吸収性物品１の着用者側から視認可能とされる。このため、吸収性物品１では、吸収体２２の位置を容易に特定し、補助吸収具９を吸収体２２に対する適切な相対位置に正確に取り付けることができる。 （もっと読む）

【課題】着用者の体型や動きに合わせて効果的に縒れることのできる開口部を有する上層吸収ウエブ体と開口していない下層吸収ウエブ体とで構成される吸収用積層体において、開口部の位置を簡単に判別できるようにする。
【解決手段】使い捨て吸収性物品に用いられる体液を吸収するための吸収用積層体であって、この吸収用積層体３は、上下２層の吸収ウエブ体が重ね合わせられることにより形成され、下層吸収ウエブ体３２は、上層吸収ウエブ体３１と同幅または狭幅に形成され、上層吸収ウエブ体３１には、下層吸収ウエブ体３２の配設位置に、下層吸収ウエブ体３２よりも小面積の開口部３３が少なくとも１つ配設されると共に、上層吸収ウエブ体３１の下側に、上層吸収ウエブ体３１の上記開口部３３の位置を認識させるための着色部を設ける。 （もっと読む）

使い捨て吸収性構造体を支持するために使用されるウエストベルトが開示される。同ベルトは、ベルトの長手方向中心線に沿って位置する中央部分と、中央部分から横断方向外側に伸びる少なくとも２つの中間部分と、中間部分から横断方向外側に伸びる少なくとも２つの遠位部分とを含む。各中間部分は、ベルトが装着されたとき着用者のウエスト側面を覆う。各中間部分の長手方向の長さは、中央部分のそれより長く、また各遠位部分のそれよりも長い。ベルトは、着用者のウエストの周囲でベルトを取り外し可能に固定するために、遠位部分の少なくとも１つに位置する締結具要素と、使い捨て構造体をベルトに取り外し可能に取り付けるために、少なくとも各中間部分に形成した取り付け表面とを更に含む。そのようなベルトを含む吸収性物品も開示される。
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【課題】 接着剤の飛散を有効に防止すると共に、接着剤塗布時における制御が容易な使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】 使い捨ておむつ１０は、互いに重合状態として配置された外装シート１１および内装シート１２と、これら両シート１１、１２間で股部対応領域Ａの左右両側にそれぞれ備えられたレッグ用開口周縁部領域Ｂに沿って伸張状態で装着されたレッグ用弾性部材１６とを有する。レッグ用弾性部材１６を接着するためのレッグ用接着剤塗布領域Ｐが、左右の前記レッグ用開口周縁部領域Ｂおよびこの左右のレッグ用開口周縁部領域Ｂで挟まれた中間部の左右方向全域の中間部領域Ｃとされ、このレッグ用接着剤塗布領域Ｐ全体にわたって、ホットメルト接着剤が左右方向に沿ってスパイラル状に塗布されたスパイラル状塗布部１９が複数列備えられている。 （もっと読む）

【課題】 装着性に優れるとともに着用者の肌に対する便の付着を防止した使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有し、前身頃と、後身頃と、これら前後身頃の間に位置する股下領域とからなる使い捨ておむつにおいて、前記吸収体は、おむつの長手方向中央領域に配置された中央部吸収体と、おむつの長手方向両側縁部近傍に配置された一対の側部吸収体とからなり、前記中央部吸収体の長手方向両側縁近傍において前記側部吸収体を含む領域がおむつの内側へ折返され、次いで、前記側部吸収体のおむつ内側の側縁部近傍においておむつの外側へ折返され、この状態で、前記トップシート同士が重なり合う部分の長手方向両端部が接着されていることを特徴とする使い捨ておむつ。 （もっと読む）

衣類状吸収性物品は、ウエスト開口部と第１及び第２の脚部開口部とを定める吸収性シャーシを含む。シャーシの縦方向長さは、該シャーシのウエスト周方向寸法との直線関係で最適化され、該周方向寸法は５００グラムの張力で測定される。直線関係に関しては、衣類の厚さは、長さ及び周方向寸法により定められる同じラインに沿ってほぼ一定であり、ｙ切片が増加すると減少する。 （もっと読む）

【課題】 裏抜けを発生させず、堅牢性に優れた印刷模様が施された通気性シートの製造が可能な通気性シートの製造方法、及び該通気性シートを用いた吸収性物品の製造方法を提供すること。
【解決手段】 不織布等の繊維状シート１の一方の面に、接着剤塗布装置２によりホットメルト接着剤を塗布して接着剤層３を形成する。そして、この接着剤層３に対し、インク滴をインクジェットヘッド５より吐出させてインク６を付着させ、該接着剤層３上に印刷模様を施す。印刷模様は、繊維状シート１の他方の面（ホットメルト接着剤の非塗布面）における該接着剤層３と対向する部分、即ち、繊維状シート１を介して該接着剤層３と略反対側に位置する部分に施してもよい。 （もっと読む）

弾性混合物は、融和性のないポリマーの混和性を改善するために、少なくとも２つの融和性のないポリマー及び選択された融和剤から形成される。例えば、ポリオレフィン系プラストマートエラストマー性スチレン系ブロックコポリマーの混合物、及びオレフィン系プラストマー及びスチレン系ブロックコポリマーエラストマーの成分を持つ融和剤は、個人用ケアー製品に使用するために、十分な弾性特性を持つ安価な弾性混合材料を生み出す。
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オフセット穿孔部をもつ、例えば、不織ウェブのような拡張可能な表面材層、及び、弾性フィルム層を有する弾性ラミネートは、該ラミネートの伸縮に関して優先的な方向を与えるように製造される。弾性ラミネートは、使い捨てパンツ状衣料のウエスト区域のパネルとして特に有益である。 （もっと読む）

【課題】第１および第２テープファスナを傾斜させた状態でターゲットテープに止着するように誘導することができる使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】使い捨ておむつ１０Ａでは、第１テープファスナ２３の肌非当接面にテープファスナ２３を前端部１４の方向へ誘導する所定厚みの第１案内テープ２９が取り付けられ、第２テープファスナ２４の肌非当接面にテープファスナ２４を股下域１２の方向へ誘導する所定厚みの第２案内テープ３５が取り付けられている。第１案内テープ２９は、第１テープファスナ２３の内端部から外端部に向かって第２テープファスナ２４に次第に近づくように横方向仮想線に対して傾斜している。第２案内テープ３５は、第２テープファスナ２４の内端部から外端部に向かって第１テープファスナ２３に次第に近づくように横方向仮想線に対して傾斜している。 （もっと読む）

【課題】 前腹部６２は切り欠き６２ａを有しており下端縁１２ａが蛇行している為に、製造過程において脇位置部分６２ｗが捲れる様に収縮し、股下部６３取付時の位置決めが困難となる。そこで本発明では位置決めが容易となるパンツ型おむつの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 前腹部下端縁１２ａの切断を２段階以上に分け、股下部６３が重ねられる箇所について先にスリット２２を入れ、股下部が重ねられない箇所Ｅの少なくとも一部を切断せずに残す。これにより脇位置部分６２ｗは平面状を保ち、股下部６３の位置決めが容易となる。そして股下部６３を取り付けた後、残りの部分に切り込み３２を入れ、トリム１６を分離する。 （もっと読む）

本発明はおむつ又は失禁プロテクタの如き吸収物品（１００）であって、前記吸収物品が第一脚開口（１２０）及び第二脚開口（１３０）及び腰開口（１１０）を有するパンツのように設計され、前記物品が少なくとも第一脚開口に配置された第一開放可能封止線（１４０）、及び前記開放可能封止線（１４０）が破壊されるときに互いに協働することができるように配置された第一（１５０´，１７０´）及び第二（１５０，１７０）開放及び閉鎖手段を含むものに関する。第一（１５０´，１７０´）及び第二（１５０，１７０）閉鎖手段は封止線（１４０）の各側上に位置され、かつパンツの表面上に配置され、第一閉鎖手段（１５０´，１７０´）はパンツの内側上に配置され、第二閉鎖手段（１５０，１７０）はパンツの外側上に配置される。第一（１５０´，１７０´）及び第二（１５０，１７０）開放及び閉鎖手段は封止線（１４０）の範囲の主要な線に実質的に平行に配置されることが好ましい。
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【課題】 原料シートに皺を生じ難い使い捨ておむつの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 前後身頃部分を構成する一連の原料シート７７に吸収体７３を重ね合わせて連続的に使い捨ておむつを製造する方法において、原料シート７７における脚繰り開口部分の切断を、２段階以上に分けて行う。その前半段階として、脚繰り開口部分のうち吸収体７３が重ねられる箇所であって脚繰り開口線に沿ったスリット５１を入れる（前半切込工程）。次に原料シート７７に吸収体７３を重ねて取り付ける（吸収体重ね工程）。後半段階として、脚繰り開口部分における切り残し箇所を切断して（切り込み５３）脚繰り開口線を結ぶ（後半切込工程）。 （もっと読む）