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Fターム[4K014AA03]の内容

Fターム[4K014AA03]に分類される特許

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【課題】溶銑予備処理工程における転炉内の溶銑の脱リンを速やかに行うことができる溶銑の脱リン処理方法を提供する。
【解決手段】転炉1内の溶銑の表面に上吹きランス2から酸素ガスジェットを吹き付ける溶銑の脱リン処理方法において、先端部にノズル角度の異なる3種類以上のランス孔3を備えた上吹きランス2を用い、上吹きランス2を垂直な軸線のまわりに5〜15rpmで回転させながら、溶銑表面のスラグ層Sを貫通しない流速で酸素ガスジェットを吹き付け、スラグ層Sを介して脱リンを行わせる。スラグ層Sの表面全体が速やかに溶融し、脱リン速度を向上させることができる。 (もっと読む)


【課題】 溶銑鍋や混銑車などのフリーボードの小さい容器において、CaF2 系媒溶剤を添加することなく且つスラグ噴出を抑制して効率的に溶銑を脱燐処理する。
【解決手段】 本発明に係る溶銑の脱燐処理方法は、溶銑鍋5または混銑車に収容された溶銑2に酸素源とCaO系脱燐精錬剤とを添加して溶銑に脱燐処理を施す、溶銑の脱燐処理方法であって、上吹きランス7の1つの供給系統から気体酸素源を溶銑浴面に上吹き供給するとともに、上吹きランス7の他の1つの供給系統から少なくとも一部の固体酸素源4を、前記気体酸素源が供給されている場所と同一場所またはその近傍の溶銑浴面に搬送用ガスを用いて上吹き供給し、且つ、インジェクションランス8を通じてCaO系脱燐精錬剤3を搬送用ガスとともに溶銑中に吹き込むことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】耐用性が高く、従来に比べて多数回の使用が可能であり、製造コストの削減に寄与する酸素ガス吹き込みランスを提供するとともに、該吹き込みランスを使用した溶銑の脱珪処理方法を提供する。
【解決手段】酸素ガス吹き込みランスは、溶融金属中に酸素ガスを吹き込むための酸素ガス吹き込みランス1であって、内管2及び外管3からなる2重管構造であり、内管からは酸素ガスが吹き込まれ、内管と外管との間隙からは炭化水素系ガスが吹き込まれ、外管の外周にはMgOを10〜50質量%、Cを1〜10質量%含有するAl23 −MgO−C系耐火物が被覆されている。また、脱珪処理方法は、前記酸素ガス吹き込みランスを溶銑中に浸漬させ、該吹き込みランスの内管から溶銑中に酸素ガスを吹き込むとともに、内管と外管との間隙から炭化水素系ガスを吹き込んで溶銑中の珪素を酸化除去する。 (もっと読む)


【課題】
溶融金属との濡れ性に優れる生石灰粉粒体を提供し、当該濡れ性を利用する分野での有効利用に貢献する。
【解決手段】
生石灰の外表面および細孔内部表面に鉄成分を含む錯体または錯塩の溶液を含浸させ、その後溶媒を除去し、必要に応じて熱処理を施した表面処理生石灰は、熔銑に対する優れた濡れ性を示した。また、生石灰表面および細孔内部表面に、鉄錯体または鉄錯塩、有機溶剤、およびポリオールの混合液を含浸させ、その後溶媒を除去し、必要により加熱処理して調製した表面処理生石灰は、熔銑に対する優れた濡れ性を示した。さらに、鉄錯体または鉄錯塩とポリオールのみの混合液を生石灰粉粒体に滴下し混合した表面処理生石灰も、熔銑に対する改良された濡れ性を示した。
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【課題】 溶銑脱りん処理において高い脱りん効率を実現する。
【解決手段】本発明の溶銑脱りん処理方法においては、上吹ランス4をハードブローとすると共に底吹撹拌動力をソフトブローとする脱珪期と、上吹ランス4をソフトブローとすると共に底吹撹拌動力をハードブローとする脱りん期との間に、上吹ランス4をソフトブローとすると共に底吹撹拌動力をソフトブローとする造滓期を設けると共に、溶銑の温度と脱りん処理後の溶銑の炭素濃度とを制御することにより、安定的かつ高精度に低りん鋼を溶製する。 (もっと読む)


【課題】粗骨材などのスラグ製品を得るのに適した厚肉のスラグ凝固体を製造することができる溶融スラグの冷却処理装置を提供する。
【解決手段】対向する外周部分が上向きに回転する回転方向を有する1対の冷却ドラム1を備え、該1対の冷却ドラム1の上方に各々堰2を設け、これら1対の冷却ドラム1の上部外周面間と1対の堰2間にスラグ液溜まり部Aを形成し、各堰2と冷却ドラム1間には、スラグ液溜まり部A内の溶融スラグが押し出される開口3を形成する。スラグ液溜まり部Aでの溶融スラグの滞留時間を長くできるので、溶融スラグの冷却を効果的に促進させることができ、適切に冷却された厚肉のスラグを開口3から押し出すことができる。 (もっと読む)


【課題】フッ素含有物質を用いずに、CaO含有粉体を上吹きしつつ、且つ脱炭スラグを有効にリサイクル使用し、高い効率で脱燐できる溶銑脱燐方法を提供する。
【解決手段】上底吹き機能を有する転炉形式の炉を用いて、フッ素含有物質を用いずにCaO含有粉体を上吹き酸素とともに溶銑浴面へ吹き付けて脱燐する方法において、脱燐吹錬前および脱燐吹錬の前半のうちのいずれか一方または両方において、脱炭スラグ粉の全量をサブランスから溶銑浴面へ吹き付けて添加する溶銑の脱燐方法である。前記脱燐方法において、脱燐吹錬後の溶銑温度を1350℃〜1400℃とし、脱燐後のスラグのCaOとSiO2との質量含有率の比により表される塩基度を2.2〜3.0とすることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】還元スラグを有効に活用するために、還元スラグを用いた鉄鋼製造に有用な脱リン用造滓材を提供すること、及び該脱リン用造滓材の製造方法を提供すること。
【解決手段】還元精錬時に発生する還元スラグ1を取り出し、脱硫工程200で前記還元スラグ1に水分を接触させて脱硫して脱硫還元スラグとし、混合工程250で脱硫還元スラグとFeO成分を混合し、成形工程300で前記混合物を所定形状に成形して成形物とし、固化工程400で前記成形物を二酸化炭素により固化してCO固化体からなる造滓材2とし、該造滓材2を二次精錬時の初期脱リン用造滓材として用いる。 (もっと読む)


【課題】過剰に予備処理を行うことなく製鋼での成分調整に要するコストを最小にすることができるとともに、製鋼での要求量、要求成分の溶銑を確実に供給することを可能にした溶銑の割り付け方法及びその装置を提供することを目的とする。
【解決手段】転炉チャージの請求成分、請求量、および出鋼順序に基づいて、対象とする転炉チャージの請求成分が直前の転炉チャージの請求成分と比べて低ければ、対象とする転炉チャージの請求量よりも多く受銑し、逆に、対象とする転炉チャージの請求成分が直前の転炉チャージの請求成分と比べて高ければ、対象とする転炉チャージの請求量よりも少なく受銑するように溶銑鍋の受銑量を決定する。 (もっと読む)


【課題】トピードカー内で行われる溶銑予備処理において、スラグフォーミングによるスロッピングの発生を防止する。
【解決手段】側部にガス噴射口xを有するインジェクションランスを用い、ランス先端の噴射口から溶銑中に固体酸素源を吹き込みつつ、(i)処理の初期においては、インジェクションランスのガス噴射口xから、トピードカー上部内側の付着地金に酸素ガスを噴射し、該付着地金を溶解除去し、(ii)処理の中期以降においては、インジェクションランスのガス噴射口xをスラグ中に位置させ、該ガス噴射口xからスラグ中に窒素ガスを噴射してスラグの撹拌を行う。スロッピング発生の複合的要因であるCOのスラグ層内およびトピードカー内の上部での滞留が解消される結果、スロッピング発生が防止される。 (もっと読む)


【課題】転炉における脱炭処理により生成されたスラグを再利用する溶鋼の吹錬方法において、コスト増大や熱の損失などを生じることなく、脱燐処理時の新たなCaO添加に伴う未滓化CaOの発生を抑制する。
【解決手段】溶銑が装入された転炉内にCaOを含むフラックスを添加し脱珪及び脱燐を行う溶銑予備処理工程と、溶銑予備処理工程後のスラグを転炉から排出する中間排滓工程と、転炉内にCaOを含むフラックスを新たに添加し脱炭及び仕上げ脱燐を行う脱炭処理工程と、を順に繰り返し行い、nチャージ目の脱炭処理工程で生成されたスラグの全量を(n+1)チャージ目の溶銑予備処理工程のフラックスとして再利用する溶鋼の吹錬方法において、nチャージ目の脱炭処理工程では、該脱炭処理工程で生成されたスラグ中に含まれるCaO量が(n+1)チャージ目の溶銑予備処理工程で使用するCaO量を確保可能なように、CaOの添加量を決定する。 (もっと読む)


【課題】低スラグ塩基度でありながら高い脱燐効率を得ることができとともに、スピッティングやダストの発生を抑制して鉄歩留まりの低下も抑えることができる溶銑の脱燐処理方法を提供する。
【解決手段】転炉型容器内の溶銑に対して、CaO源を主体とする精錬剤を添加し、上吹きランスから溶銑浴面に気体酸素の吹き付けを行う脱燐処理方法において、上吹きランスからの気体酸素の供給速度を1.5〜5.0Nm/min/溶銑tonとするとともに、処理後のスラグ塩基度(%CaO/%SiO)が1.0以上2.5未満となるように処理を行い、好ましくは、上吹きランスから粉粒状の固体酸素源を溶銑浴面に吹き付ける。 (もっと読む)


【課題】 転炉における精錬において熱源として或いは回収ガス量の増大のために使用しても、また、その精錬がたとえフッ素レス精錬であったとしても、プラスチックによる脱燐反応の阻害を効果的に防止し、溶銑及び溶鋼を効率的に脱燐処理することのできるプラスチック含有精錬剤を提供するともに、このプラスチック含有精錬剤を用いた溶銑の脱燐処理方法を提供する。
【解決手段】 本発明のプラスチック含有精錬剤は、プラスチックと砂鉄との混合物が、押出し成形されて製造される成形体からなることを特徴とする。その際に、前記砂鉄の粒径を125μm以下とすることが好ましい。また、本発明の溶銑の脱燐処理方法は、製鋼用転炉を用いた溶銑の脱燐処理において、前記プラスチック含有精錬剤を転炉内に投入することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】転炉内で溶銑予備処理を行った後に、溶銑を転炉内に残したままスラグを排滓鍋に排出する際のスラグの鎮静方法において、排滓鍋内で急速にフォーミングするスラグを効率良く鎮静することにより、排滓鍋からのスラグの溢出を防止しつつ、溶銑予備処理後のスラグを転炉から排滓鍋に短時間で大量に排出する。
【解決手段】転炉10内で溶銑Pの脱燐処理を行った後に、溶銑Pを転炉10内に残したまま、転炉10の下方に設置された排滓鍋30に、塩基度が1.0以上1.5以下で酸化鉄濃度が15質量%以上25質量%以下のスラグSを、排滓鍋30の体積1m当たり0.03トン/分以上の平均排出速度で排出する際に、スラグSのフォーミングを鎮静するために、所定の組成、比重を有する塊状の鎮静材50を、スラグSの排出開始から20秒以内に、連続的または断続的に50kg以上の投入量で排滓鍋30に投入する。 (もっと読む)


【課題】本発明は、普通鋼溶製用溶銑ばかりでなく、Cr含有溶銑の貯蔵に用いても、従来に比べ内張り耐火物の寿命が延長する貯銑炉と、その延長を一層増進させるのに有効な貯銑炉の操業方法を提供することを目的としている。
【解決手段】耐火物で内張りされ、溶銑を貯蔵すると共に、溝型誘導加熱装置を備え、該溶銑の昇熱及び成分調整、並びに別途投入する冷鉄源の溶解を可能にした貯銑炉を改良した。その改良は、内張りに、中性耐火物を80質量%以上含有する耐火物を用いることであり、その場合、前記中性耐火物を、酸化アルミと、酸化クロム及び/又は炭化珪素との混合物とするのが好ましい。また、かかる貯銑炉に溶銑を貯蔵するに際して、その操業方法も改良した。 (もっと読む)


【課題】 石油の脱硫処理時に使用された使用済のMo含有触媒を用いて、効率的に且つ安価にMo含有鋼を溶製する方法を提供する。
【解決手段】 本発明による使用済触媒を利用したMo含有鋼の溶製方法は、石油の脱硫処理時に使用された使用済のMo含有触媒を溶銑中に溶解し、次いで、該溶銑に脱硫処理を施し、その後、この溶銑を転炉に装入して酸素吹錬を施し、該溶銑からMoを合金成分として含有する溶鋼を溶製することを特徴とする。また、溶銑の脱硫処理の前または後に、溶銑に対して更に脱燐処理を施すことも可能である。 (もっと読む)


【課題】 溶銑保持容器内に保持された溶銑を脱燐処理する当たり、従来に比べて効率良く低燐溶銑を溶製することのできる方法を提供する。
【解決手段】 溶銑保持容器1内の溶銑5に、1孔以上のノズルを有する上吹きランス3を介して気体酸素を吹き付けるとともに、浴面下に石灰系脱燐精錬剤を搬送用ガスとともに吹き込んで脱燐処理する際に、溶銑の質量W、ランス高さh、上吹き酸素流量Q、前記ノズルの出口径de 、ノズルの鉛直方向に対する傾きξ、ノズルの出口での気体酸素の流速Ueから(1)式で求められる攪拌エネルギー(ε)が5〜50W/tであり、且つノズルから噴出する酸素噴流のうちで、該ノズルの中心軸線を延長したときに溶銑の静止浴面との交差する位置を前記搬送用ガスの溶銑浴面での吹き出し領域内とする噴流の比率が30%以上となるようにする。 ε=2.72×Q×de×Ue2×(cosξ)2/(W×h)…(1) (もっと読む)


【課題】 転炉型精錬炉において溶銑を脱燐処理するに当たり、大型の重量スクラップを含めて多量のスクラップの溶解を可能とする、溶銑の脱燐処理方法を提供する。
【解決手段】 上底吹き機能を有する転炉型精錬炉4を用いて、スクラップ18を溶解しながら溶銑2の脱燐処理を行うに際し、前記精錬炉で連続して行われる脱燐処理のうちで、スクラップ配合比率が10%以上である脱燐処理を1チャージ目として脱燐処理を実施し、この脱燐処理後に未溶解のスクラップを溶銑の一部及びスラグ3とともに前記精錬炉内に残したまま溶銑を出湯し、次いで、2チャージ目として溶銑のみを前記精錬炉に装入してこの溶銑に脱燐処理を施し、この脱燐処理後、溶銑を出湯した後にスラグを前記精錬炉から排出し、このスラグの排出後に、再度、前記1チャージ目及び前記2チャージ目と同様の脱燐処理を繰り返し実施する。 (もっと読む)


【課題】 溶銑に対して燐の富化処理を実施することなく、通常の溶銑処理工程のなかで高濃度のP25 を含有する高燐スラグを製造することのできる方法を提供する。
【解決手段】 転炉における溶銑の脱炭精錬によって発生した転炉スラグを80質量%以上含有する脱燐精錬剤を溶銑に添加するとともに酸素源を溶銑に供給して溶銑の脱燐処理を行い、溶銑中の燐を前記脱燐精錬剤に吸収させることにより、スラグ中のP25 の濃度が5質量%以上である高燐を得る。 (もっと読む)


【課題】耐火物容器内の溶銑を脱燐処理するに際して、蛍石やソーダ灰を使用することなく、これらを使用した場合と同程度もしくはそれ以上に脱燐を促進し得る溶銑の脱燐処理方法を提供する。
【解決手段】(1) 耐火物容器内の溶銑を脱燐処理するに際し、この溶銑に酸素源およびCaO 系精錬剤を添加すると共に、Li2O源を添加し、脱燐処理終了後のスラグ中Li2O濃度を0.1 〜5.0 質量%に調整すると共に、脱燐処理終了後のスラグ塩基度を1.5 〜3.5 に制御することを特徴とする溶銑の脱燐処理方法、(2) 前記溶銑の脱燐処理方法においてLi2O源を脱燐処理中に連続添加あるいは分割添加するもの。 (もっと読む)


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