説明

Fターム[4K070CF02]の内容

炭素鋼又は鋳鋼の製造 (7,058) | ランス (168) | ランス形状構造 (120) | 吹錬用主孔ノズル (45)

Fターム[4K070CF02]に分類される特許

1 - 20 / 45


【課題】 転炉内の溶銑浴面に上吹きランスから酸素ガスを吹き付けて溶銑を脱炭精錬する際に、スピッティング及びスロッピングの発生を抑制してダストの発生量を低減する。
【解決手段】 上吹きランス先端に複数のラバールノズル7が配置された上吹きランス1を用いて溶銑11を脱炭精錬するに際し、上吹きランスから噴射される酸素ガス噴流によって溶銑浴面に形成される火点の凹みの体積を下記の(1)式で定義したとき、(1)式で定義される火点の凹みの体積が1.0〜2.0m3になるように予定される吹錬条件に基づいて設計された上吹きランスを用い、且つ、(1)式で定義される火点の凹みの体積が1.0〜2.0m3になるように酸素ガス供給量及びランス高さを調整して酸素ガスを前記上吹きランスから吹き付ける。但し、(1)式において、Vは火点の凹みの体積、nはノズル孔数、Lは火点深さ、Aは火点面積である。 V=n×L×A…(1) (もっと読む)


【課題】溶銑配合率を低減し得る粉体吹込みランス、その吹込みランスを用いた溶鉄の精錬方法を提案する。
【解決手段】円形軌道に沿い間隔をおいて配列され、鉄浴型精練炉に収容された鉄浴中へ酸素ガスを吹込む複数の噴出開口を有する精錬用酸素ガス吹込みノズル5b1と、前記円形軌道の中心軸と同軸になる軸芯を有し、該精錬用酸素ガス吹込みノズルの内側にて火炎を形成するとともに、該火炎によって着熱された粉体を前記鉄浴中へ吹き込む噴出開口を有するバーナーノズル5b2とを備えた粉体吹込みランスにおいて、前記精練用酸素ガス吹込みノズル5b1の噴出開口と前記バーナーノズル5b2の噴出開口との位置関係を示す指標Fを調整することにより、精錬用酸素ガスとバーナーによる火炎の干渉が小さくなり、火炎温度が高位に保たれて粉体が効率的に加熱され、溶鉄着熱効率の向上を図る。 (もっと読む)


【課題】ダスト発生量を低減して鉄歩留りを向上できる転炉吹錬方法を提供する。
【解決手段】ラバールノズルを有する上吹きランスから溶湯に酸素ガスを吹き付けて、脱炭吹錬を行う。この際、脱炭吹錬を、初期、中期、および末期からなる3段階に分けて吹錬する。初期の吹錬では、P=(ρ/2g)・V/1000で定義される湯面動圧Pと、S=S(1−γ)で定義される全火点面積Sとが所定の範囲となるように吹錬する。中期および末期の吹錬では、湯面動圧Pが、それぞれの所定の範囲となるように、上吹きランスに設けられたラバールノズルの数n、ノズル傾角θ、自由噴流広がり角φ、出口径deに応じて、酸素ガス噴出流速V、および/または、ランス高さLhを調整して、吹錬する。これにより、ダスト発生量が低減でき、吹錬が短時間とすることが可能となる。 (もっと読む)


【課題】 溶鉄を酸化精錬する際に、上吹きランスの下方にバーナー火炎を安定的に形成させ、それにより、冷鉄源の配合比率を安定して高める。
【解決手段】 粉状精錬剤供給流路、燃料ガス供給流路、該燃料ガスの燃焼用酸化性ガス供給流路、精錬用酸化性ガス供給流路を有する上吹きランス3を用い、前記燃料ガス供給流路から、該燃料ガス供給流路の出口における単位断面積あたりの投入熱量が250kJ/(mm2・分)以上800kJ/(mm2・分)以下となる燃料ガスを供給すると同時に、前記燃焼用酸化性ガス供給流路から酸化性ガスを供給して、上吹きランスの先端下方に火炎を形成させながら、前記粉状精錬剤供給流路から、粉状精錬剤29として、酸化鉄、石灰系媒溶剤、可燃性物質のうちの1種以上を不活性ガスとともに転炉内溶銑浴面に向けて供給し、且つ、前記精錬用酸化性ガス供給流路から精錬用酸化性ガスを溶銑浴面に向けて供給し、転炉内の冷鉄源の添加された溶銑26を酸化精錬する。 (もっと読む)


【課題】鋼中のS濃度を高くすることなく、また二酸化炭素(CO2)発生量を増大させることなく、さらには炉体耐火物を損耗させることなく、溶銑配合率を低下させることができる鋼の精錬方法を得る
【解決手段】本発明に係る溶鉄の精錬方法は、鍋、トーピードカーなどの鉄浴輸送器または転炉型精錬炉において脱燐処理を行い、その後に鉄浴型精錬炉において脱炭処理を行う溶鉄の精錬方法であって、前記脱燐処理においては上吹きランスのノズルからの酸化性ガスの吐出流速を250m/s以下として精錬を行うことを特徴とするものである。 (もっと読む)


【課題】転炉型精錬容器を用いて、上吹きランスから粉体副原料を酸素含有ガスとともに上吹きして溶銑を精錬する際に、発生するスピッティングを少なく抑える。
【解決手段】酸素含有ガス及び粉体副原料の混合体の流路6aを有するランス内管6と、ランス内管6の先端のノズルスロート8を介して流路6aに連通して延設される噴出孔7aを有するノズル部7とを備え、かつ、ノズルスロート8における、噴出孔7aの延設方向と直交する断面における噴出孔7aの横断面積の総和S0と、流路6aの最大の横断面積A0との比(S0/A0)が0.1〜0.6であるとともに、流路6aにおけるノズルスロート8よりも上流側に位置する内壁面6dにおける、内壁面6dに接する平面9とランス中心軸6bとのなす角度θが45°以上である部分6eの、ランス中心軸6bに垂直な面への投影面積Aが(A/A0)≧0.40を満足する上吹きランス5から、酸素含有ガスとともに粉体副原料を溶銑に吹付けて精錬する。 (もっと読む)


【課題】 溶銑を転炉で脱燐処理し、次いで、この溶銑を別の転炉で脱炭精錬を行って溶鋼を製造するにあたり、上吹きランスの流路内での発熱・燃焼を危惧することなく、高い着熱効率及び生産性で溶鋼を製造する。
【解決手段】 粉状精錬剤供給流路、燃料供給流路、燃料燃焼用ガス供給流路、脱燐精錬用ガス供給流路を、独立して有する上吹きランス3を用い、燃料供給流路から供給する燃料と燃焼用ガス供給流路から供給する酸化性ガスとにより火炎を形成させながら、粉状精錬剤供給流路から、酸化鉄、石灰系媒溶剤、可燃性物質のうちの1種以上を不活性ガスとともに供給し、且つ、脱燐精錬用ガス供給流路から酸化性ガスを供給して溶銑7を脱燐処理し、次いで、該溶銑を別の転炉に装入し、脱炭精錬用ガス供給流路を有する上吹きランスを用い、脱炭精錬用ガス供給流路から粉状の媒溶剤を脱炭精錬用酸化性ガスとともに転炉内の溶銑浴面に向けて供給して溶銑を脱炭精錬する。 (もっと読む)


【課題】ダスト発生の抑制効果に優れる転炉の精錬方法を提供する。
【解決手段】転炉で、珪素濃度0.15質量%以上の溶銑予備処理をしない溶銑を使って精錬する方法において、吹錬の各段階でキャビティの形態に対応するランス吹精指標を用いて、ランスからの酸素吹精を調節する。ランス吹精指標とは、キャビティの表面積、およびキャビティ径とキャビティ深さとの比、のいずれかを用い、吹錬の初期と末期においては、キャビティの表面積を用い、一方、吹錬の中期においては、キャビテイ径と深さとの比を用いる。吹錬初期は、無次元化したキャビティの表面積が0.6以下となるようにランスからの酸素噴射を行い、吹錬中期は、キャビティの径Dとその深さLとの比L/Dが0.85以上になるようにランスからの酸素噴射を行い、そして、吹錬末期は、無次元化したキャビティの表面積が0.6以下となるようにランスからの酸素噴射を行う。 (もっと読む)


【課題】ランスから粉体を高速度に溶銑に吹付けなくとも粉体の集塵ロスを低減して粉体の歩留まりを向上できるランスを用いた溶銑の精錬方法を提供する。
【解決手段】転炉型精錬容器を用いて、溶銑1トンあたり4.0Nm/min以下酸素含有ガスとともにCaO含有粉体を上吹きランスから溶銑に吹付ける溶銑の精錬方法であって、前記上吹きランスは先端に複数個のノズルを有し、それらのノズルから粉体とガスを共に溶銑に向けて吹き付けるランスであり、それら粉体とガスが通る前記ランス内の流路において、最も断面積が狭くなるノズルスロートよりも上流側の全ての内壁面について、内壁面の接平面と前記ランス中心軸とのなす角度が45°以上であるランス内壁面の、前記ランス中心軸に垂直な面への投影面積Aが下記式を満たすランスであることを特徴とする、溶銑の精錬方法。
A/A0≦0.70
A0:ランス内管にて最も断面積が大きい位置における断面積 (もっと読む)


【課題】高い脱炭酸素効率を維持した状態で、炉体への地金付着を効率的に削減する。
【解決手段】ランス先端の少なくとも1つの噴射ノズル6は、その入口部にスロート7を有し、スロートの下流側に末広がり部8を有し、スロート径Dt及び末広がり部の出口径Deがノズル出口部雰囲気圧力Pe及びノズル適正膨張圧力Poに対して(1)式を満足し、且つ、末広がり部の壁面に、制御用ガスを供給する制御用ガス噴射孔9を有した上吹きランスを使用した転炉精錬方法で、制御用ガス噴射孔は、スロートからの距離LとDtとの比(L/Dt)が1.8以下または2.5以上となる位置に配置され、且つ、噴射ノズルへの酸化性ガスの供給圧力PがPo以下となる場合には、ランス高さHを(2)式の範囲内に制御する。(De/Dt)2=0.259×(Pe/Po)-5/7×[1-(Pe/Po)2/7]-1/2…(1)H≦H0×(P/Po)…(2) (もっと読む)


【課題】 高い脱炭酸素効率を維持した状態で、炉体への地金付着を効率的に削減する。
【解決手段】 ランス先端の噴射ノズル6は、スロート7、その下流側に末広がり部8を有し、スロート径Dt及び出口径Deが雰囲気圧力Pe及び適正膨張圧力Poに対して(1)式を満足し、且つ末広がり部の壁面に、制御用ガスを供給する制御用ガス噴射孔9を有した上吹きランスを使用した精錬方法であって、スロート径よりもスロートとの接続部位である末広がり部の径が大きく、スロート中心線が末広がり部中心線に対してランスの中心軸側に偏心していると共に、制御用ガス噴射孔は、スロートから制御用ガス噴射孔までの距離Lとスロート径Dtとの比(L/Dt)が2.5以上となる位置に配置され、且つ噴射ノズルへの供給圧力Pが適正膨張圧力Po以下となる場合には、ランス高さHを(2)式の範囲内に制御する。 (De/Dt)2=0.259×(Pe/Po)-5/7×[1-(Pe/Po)2/7]-1/2…(1) H≦H0×(P/Po)…(2) (もっと読む)


【課題】 バーナ機能により脱燐精錬剤を加熱しつつ溶銑に吹付けて溶銑を脱燐処理するにあたり、添加した冷鉄源を所定の脱燐処理時間の期間で溶解する。
【解決手段】 底吹き羽口7から攪拌用ガス28を吹込んで溶銑26を攪拌しながら、上吹きランス3の中心孔から不活性ガスと共に石灰系脱燐精錬剤29を溶銑に吹付けると同時に、中心孔の周囲に配置した燃料噴射孔から燃料を供給し且つ燃料噴射孔の周囲に配置した燃料燃焼用酸素ガス噴射孔から酸素ガスを供給して火炎を形成し、該火炎によって脱燐精錬剤を加熱すると共に、燃料燃焼用酸素ガス噴射孔の外側に配置した3孔以上の周囲孔から酸素ガスを溶銑に供給して、5〜30質量%の配合比率の冷鉄源が装入された溶銑を脱燐する脱燐処理方法であって、攪拌用ガスの流量Qを冷鉄源の配合比率Xに応じて(1)式を用いて求め、求めたガス流量以上の攪拌用ガスを吹込んで脱燐する。
Q=0.02×(X−5)+0.10…(1) (もっと読む)


【課題】本発明は、転炉の内壁に付着した地金の一部を過溶解させず、付着地金の厚みを円周方向で均一に減らし、常に炉内の平断面形状を均一に維持可能な上吹きランス及び転炉の操業方法を提供することを目的としている。
【解決手段】 溶銑又は溶鋼を保持した転炉の上方及び炉底より酸化性ガスを吹き込む上底吹き転炉に利用され、酸化性ガスの流路を形成する水冷ジャケットと、該酸化性ガス流路の先端に複数本の該ガスを噴射させるノズルとを備えた円筒状の上吹きランスを改良した。その改良は、前記複数本のノズルとして、平面視で、該ランスの中心に対して同一距離の点対称の位置に一対の急拡大ノズルを配置し、別の少なくとも複数対の位置にストレートノズルを配置するようにしたのである。この場合、前記ノズルのそれぞれ隣接する位置が、前記ランス先端の平面視での同心円上にほぼ等しい距離で離隔しているのが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 地金溶解用の専用ランスを必要とせず、また、鉄源歩留りを低下することなく、更には、転炉炉口金物を溶解することなく確実に転炉炉口の付着地金を溶解する。
【解決手段】 酸化精錬を施すための溶銑を収容した上吹き転炉または上底吹き転炉に対して、前記酸化精錬で使用する上吹きランス3を前記転炉1の上方に下記の(1)式の条件で配置し、該上吹きランスから、前記溶銑の酸化精錬に先立って転炉炉口面積1m2あたり40Nm3/分以上60Nm3/分以下の範囲内で酸素ガスを噴射して炉口の付着地金を溶解する。但し、(1)式において、hは、転炉炉口から上吹きランス先端までの鉛直方向上方への距離(m)、Dは、転炉炉口の内径(m)である。
0.7≦h/D≦0.9…(1) (もっと読む)


【課題】 溶銑または溶鋼を酸化精錬するにあたり、効率的な酸化精錬が可能であると同時に転炉型精錬容器の付着地金を効率的に溶解するための上吹きランスを提供する。
【解決手段】 本発明の精錬用上吹きランス1は、上吹きランスの先端部に、鉛直下向きまたは斜め下向き方向の主孔ノズル11及び副孔ノズル12を有し、前記先端部から上方に隔離した位置の上吹きランスの側面部に、水平または斜め下向き方向の二次燃焼用ノズル13を有し、且つ、上吹きランスの内部には、固体酸素源とは異なる粉体を吹錬用の酸素含有ガスとともに前記主孔ノズルを通じて供給するか、または、吹錬用の酸素含有ガスを、前記主孔ノズルを通じて供給するための第1の供給経路と、二次燃焼用の酸素含有ガスを、前記二次燃焼用ノズルを通じて供給するための第2の供給経路と、粉体状の固体酸素源を、搬送用ガスとともに前記副孔ノズルを通じて供給するための第3の供給経路と、を有する。 (もっと読む)


【課題】 高い脱炭酸素効率を維持した状態で、ダスト発生量を削減することのできる精錬用上吹きランスを提供する。
【解決手段】 下端部に酸化性ガスを噴射する噴射ノズル6が設けられた精錬用上吹きランスであって、前記噴射ノズルは、その入口部にスロート7を有するともに、スロートの下流側に末広がり部8を有し、且つ、スロート径Dt及び末広がり部の出口径Deが、ノズル出口部雰囲気圧Pe及びノズル適正膨張圧Poに対して下記の(1)式の関係を満足し、スロート径よりもスロートとの接続部位である末広がり部の径の方が大きく、スロートの中心線qが末広がり部の中心線pに対して上吹きランスの中心軸側に偏心し、且つ、末広がり部の壁面に、制御用ガスを精錬中に供給するための、少なくとも1個の制御用ガス噴射孔を有する。 (De/Dt)2=0.259×(Pe/Po)-5/7×[1-(Pe/Po)2/7]-1/2 …(1) (もっと読む)


【課題】 その目的とするところは、酸化性ガスを上吹きして溶銑の脱炭精錬を実施するにあたり、高い脱炭酸素効率を維持した状態で、ダスト発生量を削減する。
【解決手段】 上吹きランス先端に設けたガス噴射ノズルの出口径(De)及びスロート径(Dt)が、ノズル出口部雰囲気圧(Pe)及び1000kPa以上とするノズル適正膨張圧(Po)に対して下記の(1)式の関係を満足する上吹きランスを用い、酸化性ガスを吹き付けて溶鉄中の炭素を酸化除去するにあたり、上吹きランスのランス高さ(H;(mm))と前記出口径(De)との比(H/De)が45以上75以下の範囲となるように上吹きランスの設置位置を調整するとともに、ガス噴射ノズルへの酸化性ガスの供給圧力(P)が前記適正膨張圧(Po)と同等になるように、酸化性ガスの供給圧力(P)を調整する。 (De/Dt)2=0.259×(Pe/Po)-5/7×[1-(Pe/Po)2/7]-1/2 …(1) (もっと読む)


【課題】円周方向の動圧変動を小さくすることができるのみならず、半径方向の動圧分布を適正化することができ、これにより、スピッティング量をさらに低減することができる溶融金属精錬用上吹きランスを提供する。
【解決手段】同円周上に等間隔で配置された3孔以上のノズル2を有する金属精錬用上吹きランス1である。ランス中心軸がZ軸、ノズルの出口位置がX軸上となるように定めたXYZ直交座標系において、YZ平面およびXZ平面へのノズル軸の投影がZ軸となす角度をそれぞれαおよびβとしたとき、0<tanα/tanβ<2.75を満足し、かつノズル中心部に設置した中心孔3の断面積がノズル総断面積に占める割合γ=(d/(d+n×d))×100が3.2以上10以下を満足する。dは中心孔の直径(mm)、dは他孔の直径(mm)、nは他孔の設置数である。他孔の直径が一定でない異径多孔ランスの場合には、中心孔を除くノズルの総断面積をSとして、(d+n×d)を(d+4S/π)で置き換える。 (もっと読む)


【課題】蛍石を使用せず、低燐鋼を効率よく製造する溶銑脱燐方法を提供する。
【解決手段】上底吹き転炉を用いて、滓化促進剤である蛍石を使用せずに酸素源およびCaO源を供給して溶銑から燐を除去する方法であって、脱燐吹錬終了後に転炉から採取したスラグを分析して得られるCaOとSiOとの質量%比が1.8以上2.4以下となる条件下において、上吹きランスから吹き付ける酸素が溶銑浴面に形成する火点面積と前記転炉内の溶銑浴表面積との比を0.15以上とする。CaO源として、粒径を3mm以下に調整した粉体CaO源を用い、上吹きランスから炉内の溶銑に吹き付けることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 上吹きランスを介して酸素ガスを上吹きして溶銑の酸化精錬を行うに当たり、精錬中におけるスピッティングの発生を抑制する。
【解決手段】 ラバールノズル形式のノズルの末広がり部の壁面に1個以上の制御用ガス供給孔10を有し、該制御用ガス供給孔を介して吹錬用酸素とは独立して流量制御の可能な制御用ガスを供給し、それにより、噴射ノズル9から噴射される酸素噴流の方向を制御することが可能なガス噴射ノズルを、その先端部の円周方向に3個以上具備する上吹きランス8を用いた転炉操業方法であって、(1)式で計算される、各ガス噴射ノズルからの噴流により形成されるキャビティの中心位置を結ぶ円の直径(DCPC)の1チャージの吹錬のなかの最小値が、1チャージの吹錬のなかの最大値の80%以上となるように制御用ガス供給孔から供給する制御用ガスの流量を調整する。
CPC=2×H×tan(θ+α)+DNPC …(1) (もっと読む)


1 - 20 / 45