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国際特許分類[C23C8/32]の内容

国際特許分類[C23C8/32]に分類される特許

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【課題】軌道面の転がり疲労特性が高く、全体として寸法変化が小さい軌道輪を得る。
【解決手段】炭素含有率が0.2質量%以上1.2質量%以下である鉄鋼材料を用いて内輪1を形成する。浸炭処理または浸炭窒化処理によって表層部の炭素含有率を0.6質量%以上1.2質量%以下とし、焼入れ処理を行った後に、高周波焼戻し処理を軌道面11の反対側から行う。これにより、表層部の残留オーステナイト量を軌道面側で25体積%以上45体積%以下に、軌道面の反対側で15体積%以下にするとともに、表層部の硬さを軌道面側でHv(ビッカース硬度)650以上に、軌道面の反対側でHv450以上にする。 (もっと読む)


【課題】鉄鋼産業用機械の圧延工程などといった軸受にとって劣悪・過酷な環境下でもその機能を長期に亘って維持できる新規な4列円錐ころ軸受の提供。
【解決手段】内輪と外輪との間にその周方向に沿って4列のころ列を備えた4列円錐ころ軸受であって、少なくとも前記外輪および各円錐ころは、C:0.1〜1.2質量%、Si:0.1〜1.0質量%、Mn:0.4〜1.4質量%、Cr:0.5〜2.0質量%、Mo:0.5〜2.0質量%、残部Feと不可避的不純物からなる鋼材からなると共に、浸炭もしくは浸炭窒化処理を施された後に、表層部に、C:0.8〜1.2質量%、N:0.01〜1.00質量%含まれている。これによって、優れた耐摩耗性、耐焼付き性などを発揮できるため、鉄鋼産業用機械の圧延工程などといった軸受にとって劣悪・過酷な環境下でもその機能を長期に亘って維持することができる。 (もっと読む)


【課題】大きなコスト増加なしに、異物が混入した潤滑環境下で用いられる転動部品として適用した場合にも、長寿命化を達成することができる転動部品及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】質量%で、C:0.90%〜1.10%、Si:0.35%超〜0.70%、Mn:0.80%未満、Cr:1.85%〜2.50%、O:12ppm以下を含有する鉄鋼材料に対して、球状化焼鈍、加工、浸炭浸窒処理、仕上げ加工を施すことにより形成される転動部品。表面における平均C量は1.20〜1.50質量%、平均N量は0.10〜0.60質量%。表面における粒径0.1μm以上の析出物は、平均粒径が0.6μm以下、1mm2あたりに70万個以上存在、面積率は10%以上。表面の残留オーステナイト量は、体積率で25〜45%。表面の硬さはHv750以上。転動部品の内部は、残留オーステナイト量が体積率で20%以下。 (もっと読む)


【課題】鋼製軸受構成部材の表層に大きな圧縮残留応力を付与することができ、もって軸受寿命の大きな大型転がり軸受を提供する。
【解決手段】直径が120mm以上の大型転がり軸受において、鋼製軸受構成部材に予め軟窒化処理を施し、その軸受構成部材をA1変態点未満の温度で予加熱し、次いで高周波加熱によって表層のみ相変態を起こさせて焼入れる熱処理を施すことで、鋼製軸受構成部材の表層に大きな圧縮残留応力を付与することが可能となり、これにより大きな軸受寿命を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】鋼製リングの熱処理時に真円度不良などの熱的歪みが生じることを抑制することのできる鋼製リングの熱処理方法を提供する。
【解決手段】鋼製リング1より小さい線膨張係数を有し且つ鋼製リング1の常温での平均外径に対して100.1%〜101.2%の内径を有する拘束部材3の内部に鋼製リング1を上下に積層し、次いで鋼製リング1に浸炭温度または浸炭窒化温度まで加熱した後、臨界冷却速度未満の冷却速度で鋼製リング1を冷却する。 (もっと読む)


【課題】水素による疲労寿命低下を効果的かつ経済的に防止できる転がり軸受の提供。
【解決手段】転動体20と当該転動体20が転動する軌道輪10,10とを有する転がり軸受100であって、前記転動体20または軌道輪10,10の少なくとも1つを、浸炭あるいは浸炭窒化によって表面の窒素と炭素との合計濃度が1.0質量%以上であり、かつ表面の残留オーステナイト量が45〜70体積%であり、かつ表面硬さがHv600以上の鋼材から構成する。これによって、水素含有量が多い環境下であっても、水素による疲労寿命低下を効果的に防止することができると共に、材料コストも低く抑えることが可能となり、経済的である。 (もっと読む)


【課題】工作機械のスピンドル用として好適な転がり軸受を提供する。
【解決手段】内輪、外輪、および転動体のうち少なくとも1つを以下の方法で製造する。先ず、炭素(C)を0.2質量%以上0.7質量%以下、クロム(Cr)を0.5質量%以上3.0質量%以下、ケイ素(Si)を0.4質量%以上2.0質量%以下、モリブデン(Mo)を0.5質量%以上3.0質量%以下の各範囲で含有し、酸素(O)の含有率が10ppm以下であり、残部が鉄及び不可避の不純物である合金鋼を用いて所定形状に成形する。次いで、840〜920℃での浸炭窒化処理、550〜650℃での焼鈍処理、加熱温度800〜860℃での焼入れ処理、−80〜−10℃での深冷処理、250℃以上400℃以下での焼戻し処理をこの順に行う。 (もっと読む)


【課題】コンパクト化を図りつつ、寿命の低下を抑止することのできるロッカーアーム用転がり軸受を提供する。
【解決手段】本発明のロッカーアーム用転がり軸受50においては、ローラ4、ローラ軸2、およびころ3の全てが窒素富化層を有している。ローラ軸2およびころ3の両方の部材における窒素富化層のオーステナイト結晶粒の粒度番号が10番を超える範囲にあり、残留オーステナイト量が11体積%以上25体積%以下であり、窒素含有量が0.1質量%以上0.7質量%以下であり、ローラ4における窒素富化層のオーステナイト結晶粒の粒度番号は、ローラ軸2およびころ3の両方の部材における窒素富化層のオーステナイト結晶粒の粒度番号よりも小さく、ローラ4における窒素富化層の残留オーステナイト量は、ローラ軸2およびころ3の両方の部材における窒素富化層の残留オーステナイト量よりも多い。 (もっと読む)


【課題】曲げ矯正性に優れるとともに高い疲労強度を有する調質型軟窒化クランク軸およびその素材として用いるのに好適な調質型軟窒化クランク軸用粗形品の提供。
【解決手段】(1)C:0.30〜0.55%、Si:0.05〜0.30%、Mn:0.20〜0.80%未満、P:0.005〜0.05%、S:0.005〜0.10%、V:0.01%超〜0.30%、N:0.005〜0.030%を含み、残部はFeと不純物からなり、不純物中のCr<0.10%、Al≦0.05%の化学組成で、表面からの深さ≧2mmの部位のミクロ組織が、パーライト又はフェライト<10%のフェライト・パーライトである調質型軟窒化クランク軸用粗形品。(2)前記粗形品を素材とする軟窒化クランク軸で、前記粗形品を表面からの深さで少なくとも2mm以上切削加工してから軟窒化処理された調質型軟窒化クランク軸。化学組成に、(a)Mo≦0.15%及びTi≦0.030%の1種以上、(b)Ca≦0.020%の少なくとも1つの群の元素のうちの1種以上を含んでもよい。 (もっと読む)


【課題】端面の硬度を低下させ、かつ、硬度のばらつきを抑制することのできる、転動軸を提供する。
【解決手段】本発明にかかるローラ軸2は、ロッカーアーム1用軸受に使用される。ローラ軸2は、軸受鋼で形成される。またローラ軸2には、A1点以上で浸炭窒化処理する処理と、A1点未満にまで冷却する処理と、転走領域を高周波焼入する処理と、端面2cの表層部を除去する処理とがなされている。 (もっと読む)


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