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国際特許分類[C23C8/32]の内容

国際特許分類[C23C8/32]に分類される特許

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【課題】金属バリなどの異物や泥水が混入して潤滑条件が劣化しやすい環境で使用される転がり軸受の内輪、外輪、転動体に割れが生じ難くする。
【解決手段】内輪1を以下のように構成する。表面から10μmの深さまでの範囲で、炭素と窒素の合計含有率を0.9質量%以上1.6質量%以下とし、窒化物と炭窒化物の単位面積当りの存在率を合計で0.5面積%以上とする。表面から0.006T(Tは径方向で最も厚い部分の厚さ)の深さまでの範囲で、断面積が1μm2 以上の炭化物、窒化物、および炭窒化物の単位面積当りの合計存在率を1.0面積%以下とする。 (もっと読む)


【課題】プラネタリギヤ装置のピニオンシャフトのような、転がり軸受の内輪軌道面として機能する面を有する軸として、油膜形成性が劣化する過酷な環境下での転動疲労特性が良好で、熱変形(塑性曲がり)が生じ難いものを提供する
【解決手段】ピニオンシャフト5を、所定の合金鋼からなる素材を用い、浸炭または浸炭窒化処理、焼入れ処理、サブゼロ処理、および150℃以上200℃以下での焼戻し処理をして得、表面の炭素と窒素の合計含有率を0.8質量%以上2.0質量%以下、表面硬さをビッカース硬さ(Hv)で700以上900以下、表面の残留オーステナイト量を20体積%以上50体積%以下とし、芯部の残留オーステナイト量を0にする。 (もっと読む)


【課題】アンモニアガスが供給される熱処理炉内での熱処理において、煩雑な準備作業を行うことなくワークの初回の熱処理時から安定した窒化ポテンシャルや窒化品質を得ることができる治具の空焼き方法および空焼き完了判定装置を提供する。
【解決手段】アンモニアガスが供給される熱処理炉2内で熱処理がなされるワーク21を熱処理炉2内に設置する際に用いられる治具22の空焼き方法であって、ワーク21に対する熱処理を行う前に熱処理炉2内に載置された治具22の空焼きを行い、空焼き中の熱処理炉2内の雰囲気の残留アンモニア濃度を計測し、計測した残留アンモニア濃度の値に基づいて治具22の空焼きの完了を判定する。 (もっと読む)


【課題】鉄鋼材料の表面に形成された化合物層の高周波焼入れによる酸化を防止するように焼入れした、鉄鋼材料及びその製造方法並びに高周波焼入れ部品を提供する。
【解決手段】基材11と基材11の表面に形成した化合物層12と化合物層12上に形成した酸化防止被覆層13とから成り、基材11が所定の深さの硬化層を有する焼入れ鉄鋼材料10であって、基材11の表面上の硬度が高められている。焼入れ鉄鋼材料10は、表面に化合物層12を形成した基材11上に酸化防止被覆層13を形成する第一の段階と、化合物層12及び酸化防止被覆層13を備えた基材11を高周波焼入れする第二の段階とを備え、第二の段階が所定の加熱温度となるまで所定の加熱時間で昇温し、加熱温度に達した後、直ちに冷却が行われる。 (もっと読む)


【課題】準高温環境における硬度低下の抑制および寸法安定性の向上とともに、硬度レベルの向上を達成可能な鋼の熱処理方法、機械部品の製造方法、機械部品および当該機械部品を含む転がり軸受を提供する。
【解決手段】鋼の熱処理方法は、0.7質量%以上1.2質量%以下の炭素と、0.1質量%以上1.1質量%以下の珪素と、0.25質量%以上1.5質量%以下のマンガンとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼を準備する工程と、当該鋼を、A点以上の温度において窒化することにより、鋼の表面を含む領域に窒素富化層を形成する工程と、鋼を、窒素富化層のM点を超え、M点よりも50℃高い温度以下の温度に保持することにより、窒素富化層の残留オーステナイト量が5体積%以下となるように窒素富化層をベイナイト変態させる工程とを備えている。 (もっと読む)


【課題】重量の増加を抑制しつつ高い耐久性を付与するとともに、寸法精度および寸法安定性を向上させることが可能な転がり軸受用保持器とその製造方法、および転がり軸受を提供する。
【解決手段】保持器14は、0.4質量%以上0.7質量%未満の炭素と、0.15質量%以上0.35質量%以下の珪素と、0.6質量%以上1.3質量%以下のマンガンとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼から構成されている。そして、保持器14の表面14Aを含む領域には、内部14Cよりも窒素濃度が高い層である保持器窒素富化層14Bが形成されている。さらに、保持器窒素富化層14Bは、ベイナイト組織を含み、残留オーステナイト量が5体積%以下に抑制されている。 (もっと読む)


【課題】準高温環境における硬度低下の抑制および寸法安定性の向上とともに、硬度レベルの向上を達成可能な鋼の熱処理方法、機械部品の製造方法、機械部品および当該機械部品を含む転がり軸受を提供する。
【解決手段】鋼の熱処理方法は、0.1質量%以上0.4質量%未満の炭素と、0.1質量%以上1.1質量%以下の珪素と、0.5質量%以上1.5質量%以下のマンガンとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼を準備する工程と、当該鋼を、A点以上の温度において浸炭窒化することにより、鋼の表面を含む領域に窒素富化層を形成する工程と、鋼を、窒素富化層のM点を超え、M点よりも50℃高い温度以下の温度に保持することにより、窒素富化層の残留オーステナイト量が5体積%以下となるように窒素富化層をベイナイト変態させる工程とを備えている。 (もっと読む)


【課題】準高温環境における硬度低下の抑制および寸法安定性の向上とともに、硬度レベルの向上を達成可能な鋼の熱処理方法、機械部品の製造方法、機械部品および当該機械部品を含む転がり軸受を提供する。
【解決手段】鋼の熱処理方法は、0.4質量%以上0.7質量%未満の炭素と、0.15質量%以上0.35質量%以下の珪素と、0.6質量%以上1.3質量%以下のマンガンとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼を準備する工程と、当該鋼を、A点以上の温度において浸炭窒化することにより、鋼の表面を含む領域に窒素富化層を形成する工程と、鋼を、窒素富化層のM点を超え、M点よりも50℃高い温度以下の温度に保持することにより、窒素富化層の残留オーステナイト量が5体積%以下となるように窒素富化層をベイナイト変態させる工程とを備えている。 (もっと読む)


【課題】水素脆性剥離の発生を抑制し、かつ寸法安定性を向上させることが可能な電装・補機用転がり軸受、電装・補機用軸受部品および耐久性に優れた電装・補機を提供する。
【解決手段】オルタネータ用軸受を構成する外輪11、内輪12および玉13は、0.7〜1.2%の炭素と、0.1〜1.1%の珪素と、0.25〜1.5%のマンガンとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼から構成されている。そして、外輪転走面11A、内輪転走面12Aおよび玉転走面13Aを含む領域には、外輪窒素富化層11B、内輪窒素富化層12Bおよび玉窒素富化層13Bがそれぞれ形成されている。さらに、外輪窒素富化層11B、内輪窒素富化層12Bおよび玉窒素富化層13Bは、ベイナイト組織を含み、残留オーステナイト量が5体積%以下に抑制されている。 (もっと読む)


【課題】 肌焼鋼に浸炭或いは浸炭窒化を施し、さらに高周波焼入れを施した鋼部品と同等の面圧疲労強度を有し、且つ、使用時に低騒音の鋼部品を提供する。
【解決手段】 化学成分が、質量%で、C:0.1〜1.2%、Si:0.5〜3.0%、Mn:0.1〜1.5%、P:0.05%以下、S:0.001〜0.3%、O:0.0050%以下、N:0.003〜0.03%、を含有し、さらに、Al:0.005〜0.2%、Ti:0.005〜0.2%、のうち1種または2種を含有し、残部が実質的に鉄と不可避不純物よりなる鋼からなり、表層に浸炭層または浸炭窒化層と高周波焼入れ層とを有し、窒化層を除く全断面に亙って、平均粒径が0.1〜10μmであり、最大粒径が20μm以下である黒鉛粒が存在することを特徴とする面圧疲労強度と低騒音性に優れた浸炭高周波焼入れ鋼部品。 (もっと読む)


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