説明

かす揚げ具

【課題】揚げ物調理は、かす揚げから揚げ物をすくい、油を切るために油切り用のバット等を用意する必要があった。
本発明は、油切り用のバット等がいらない、油こし紙を挟めるかす揚げを提供する。
【解決手段】かす揚げの網部分の枠の先端から中央部にかけて、U字形針金を付け、網の面とU字形針金の間に油こし紙を挟めるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、揚げ物の調理具のかす揚げに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、天ぷらやフライの揚げ物調理は、油で揚げた後、油を切るために油切り用のバットや容器などを用意していた。
なお、油こしのために、かす揚げに被せる袋状フィルターが知られている。(特許文献1参照)(特許文献2)(特許文献3)
また、フィルターを挟むために網の枠に沿った留め金を付けたかす揚げが知られている。(特許文献4)
また、使い捨てのかす揚げが知られている。(特許文献5)
【特許文献1】登録実用新案第3054178号
【特許文献2】実用新案公開平07−003545号
【特許文献3】特許公開2000−051105号
【特許文献4】特許公開平09−084705号
【特許文献5】特許公開平10−328049号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
油を使う揚げ物は、皿に乗せる前に油を切らなければならないが、そのために、油切り用のバットや容器の用意が必要だった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
かす揚げの網部の枠の先端から中央部に向かいU字形にした針金を、網の面の間に油こし紙を挟めるように、網部の枠に付ける。
以上の構成よりなるかす揚げ。
【発明の効果】
【0005】
揚げ物の調理には油切り用のバットや容器が必要だったが、油の入った鍋などから揚げ物をすくう際、本発明に油こし紙を挟んですくえば油が切れ、油切り用のバットや容器の用意をせずともよくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)かす揚げ本体(1)の持ち手の反対側の網の枠の先端に、U字形針金(2)を取り付ける。
(ロ)U字形針金(2)のU字部は、網の中ほどとする。
(ハ)かす揚げ本体(1)の網の面とU字形針金(2)の間に油こし紙(3)を差し入れる。
本発明は以上のような構造である。
本発明を揚げ物調理に使用するときは、かす揚げ本体(1)の網の面とU字形針金(2)の間に油こし紙(3)を差し入れて、揚げ物をすくえば油が切れて、油切り用のバット等を用意する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
【0008】
(1)かす揚げ本体
(2)U字形針金
(3)油こし紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
網の先端から中央部にU字形の針金を付け、油こし紙を挟めるようにしたかす揚げ具。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−148836(P2010−148836A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−336212(P2008−336212)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(509025234)
【Fターム(参考)】