説明

きのこ類の保存方法

【課題】窒素氷できのこ類の採取後の保存性を維持する方法及びきのこ類の変質防止を提供する。
【解決手段】しいたけ、まいたけ、たもぎたけ、まつたけなどのきのこ類を窒素遮断性の良い塩化ビニリデン樹脂、ピロール樹脂などで成形した容器、袋に収容し、その容器、袋に窒素放散性の良いポリオレフインの容器、袋に封入した窒素氷を同封して、拡散する窒素の作用で品質保持を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分類】
【0001】
国際特許分類A01F 農業または園芸生産物の貯蔵
【背景技術】
【0002】
しいたけ、まいたけ、たもぎたけ、まつたけなどのきのこ類は採取後の品質変化が早く、市場価値が減退するので、その対策が求められていた
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−225127
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しいたけ、まいたけ、たもぎたけ、まつたけなどきのこ類の品質の保存。
【課題を解決するあめの手段】
【0005】
きのこ類を窒素を放散しにくい容器、袋に収容し、その容器、袋内に窒素氷を窒素を透過するポリオレフイン樹脂の容器、袋に収容して、きのこ類の変質を防止する。
【発明の効果】
【0006】
窒素氷の品質保持効果は、その冷却効果とともに放散する窒素がきのこ類の生理活動を抑制して、その品質保持効果は大きい。
【発明を実施するための形態】
【0007】
しいたけ、まいたけ、たもぎたけ、まつたけなどきのこ類を採取後、洗浄など処理後、窒素遮断性の良い塩化ビニリデン樹脂、ピロール樹脂など、また、アルミニウムラミネート加工の容器、袋に収容する。
【0008】
別に、窒素を放散しやすいポリオレフイン樹脂などの容器、袋に窒素を含む窒素氷を封入する。この容器、袋の寸法は前述のきのこ類を収容する容器、袋に収容しうる大きさとする。
【0009】
この窒素氷を封入した容器、袋を、きのこ類を収容した容器、袋内に、きのこ類と同封、収容して密栓、密封する。
【0010】
窒素氷を封入した容器、袋は窒素を放散しやすく、きのこ類を収容した容器、袋は窒素を放酸しにくい構成が本発明の基本である。
【産業上の利用可能性】
【0011】
窒素氷より放散する窒素の作用により採取後のきのこ類の生理活性が抑制され、市場に出荷されたきのこ類の保存性は改善され、経済効果も大きい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
しいたけ、まいたけ、たもぎたけ、まつたけなどきのこ類を窒素遮断性のよい塩化ビニリデン樹脂、ピロール樹脂などで成形した容器、袋に収容し、この容器、袋に窒素放散性の良いポリオレフインで構成する容器、袋に窒素氷を同封したきのこ類の保存方法。

【公開番号】特開2012−39986(P2012−39986A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−196149(P2010−196149)
【出願日】平成22年8月17日(2010.8.17)
【出願人】(510212546)株式会社かこい (3)
【Fターム(参考)】