説明

まる・三角・四角・その他図形で学習する、おもちゃと学習道具とキッチン道具

【課題】従来は、一般家庭でケーキ・ピザなどを食べる場合、同じ大きさに分けることは難しかった。子供が分けたがる場合も多くあり、大きさがふぞろいであった。
図形・角度などの学習が難しかった。これは、数字や紙に書いた図形に線を書いただけだったので、わかりづらかった。
【解決手段】例えば、丸い物(円形)を同じ大きさに分けるためには、円の角度を知ることで可能となるので、絵図形表で円の角度と円形の分け方を学ぶ。
また、いろいろな形のパーツを分けたり、組み合わせたり、重ねることでわかりやすくすることができる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、食べ物の形状を使い、図形、角度、公式、定理などについて学び、実生活に役立てていくものに関する。
【背景技術】
【0002】
図形・角度などの学習でわかりづらかったり、図形を描くのが大変だった。
従来は、(一般家庭では)ケーキ、ピザなどを目分量で分けていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
おままごとなど遊びながら学習するには。
【0004】
図形学習における角度、簡単な定理、面積・体積などの公式を、より簡単に楽しく学習するには。
【0005】
円形の物(ケーキ、ピザなど)、三角形・四角形の物(サンドイッチ、ケーキなど)などを、こどもでも同じ大きさにわけることが可能とするには。
【課題を解決するための手段】
【0006】
物をいくつかに分けるには、図形・角度・定理・公式を知ることで簡単になります。
【0007】
立体模型のおもちゃを使いおままごとをしながら、学習する。例えば円形のケーキを6個に分けると、円形のケーキが円形でない形に変化することを学べる。
【0008】
ボード状の絵図表を設ける。これには、基本絵(ケーキ・ピザ・サンドイッチなど)と基本図(円形・三角形・四角形・五角形)などを記載。
基本図は、基本絵をいくつかに分割したあらゆる角度の図に、角度などを記入した物。
【0009】
ピザ・ケーキなど円形の場合は、円が360度であることを学び、例えば6個に分けるとすると、360度を6でわり、一人当たり60度であるとわかる。
【0010】
サンドイッチの場合は、2つの対角を結ぶ線で切り分けた時、同じ大きさの三角形になる。
【発明の効果】
【0011】
おままごとをしながら、立体の分け方や形の変化を学習できます。
学習道具で、図形・角度・ピタゴラスの定理・円周・円周率・円の面積と体積・三角形や四角形の内角の和、などについて学習できます。
ピザ・ケーキ・サンドイッチなどを食べるときに、図形・角度などを学びながら、均等に分けることができます。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0013】
図において1)3)4)はケーキ、ピザ(サンドイッチ、すいかなど)など立体模型パーツで、側面及び上面に、2)面ファスナーを有し、隣り合ったパーツの接続と取り外し、上面にのせるイチゴやクリーム、チョコなどのパーツと接続したり、剥がしてはずしたりする。
5)はボード状の絵図表で、食べ物をいくつかに分けた時の角度などが明記されている。このボードの絵図6)〜12)に、立体模型をのせると角度がわかる。
円形1個を1ホールとして、数ホール設け、ケーキの種類によって分ける数を変えても良い。
【0014】
13)はパーツで、ケーキ、ピザ、サンドイッチ、スイカ、梨などあらゆる角度のパーツを用意する。
14)は基本絵と基本図とそれをいくつかに分けた時の絵図などが書かれたボードである。
ボードとパーツはマグネットでも良い。風呂場で使用する物の場合は素材を考慮する。
ボードに書かれた絵図には、角度・分数・公式・定理などを明記する。
パーツ・分度器・定規・コンパスなどを使用し、学習する。
例えば、円形ケーキを6個に分けたパーツ1個をボードの絵図にのせて、大きさ・角度などを確認する。
ボードには、円は360度。円形の1/6(6分の1)個は60度と明記してあるので、そのケーキのパーツは60度とわかる。
次に、サンドイッチの絵図とパーツを使う。
サンドイッチ用パンは正方形ではなく、通常9.5cm・8.5cmの物が多い。
角はすべて直角で、90度。四角形の内角の和は360度であることを学べます。
そしてサンドイッチを四角形4個に分けると、この1/4の四角形と元の大きさの1個の四角形は相似(形は同じで大きさが違う)であることがわかる。
他のやり方として、サンドイッチを対角線で切り分けると(図15)、同じ形・大きさの三角形が2個できる。2つのパーツを重ねてみると同じだとわかる。さらにサンドイッチを2本の対角線で分けて、4個の三角形にすると、対角で向かい合う三角はそれぞれ同じ大きさ・形である。
これは、3つの辺と3つの角の角度が同じであるから。
(図16)の正方形のパンの場合は、それぞれの対角線を結ぶと同じ形の三角形(直角二等辺三角形)が4個作れる。
直角二等辺三角形の場合、ピタゴラスの定理があてはまり、辺の長さを1:1:ルート2とする。ここで、三角形の内角の和が180度であることも学べる。
【0015】
17)は五角形星型定規で、五角形と星型が書けるもの。
18)は多角形定規である。
17)は平面に円形を書き、角度が72度間隔の主線を5本と、その間の36度間隔の補助線5本を設け、それぞれに5cm間隔、1cm間隔で印および数字を明記する。主線と補助線部分は、定規の下に置いた紙などに線や印が書けるように、すきまを設ける。
五角形を書くときは、5本の主線それぞれに同じ長さ(めもり)に印をつけ、その印を結んでいく。主線も書いておくと五角形が同じ大きさ・形の正三角形5個から形成されていることがわかる。
星型を書く場合は、主線と補助線を使用して書く。
たとえば主線のめもりを5、補助線のめもりを2のところに印をつけ、主線□補助線の順に結んで線を書くと、星型が書ける。
18)の多角形定規も、五角形星型定規の五角形と同じ使い方である。
【0016】
19)〜22)はキッチン用である。
ボード状または、シート状または、まな板状で、それぞれ円をいくつかに分けた角度や、その他説明を明記する。
19)は円形の物を4個、8個、10個に分ける分け方である。角度も学習する。
20)は円形の物を6個に分ける分け方である。角度は60度であると学習する。
22)は円形の物を9個に分ける分け方である。角度は40度であると学習する。
22)は四角い物や長方形の物(ロールケーキなど)を分ける分け方で、1cm単位、1mm単位のめもりを設ける。
【0017】
23)はボード状の絵図表の付録として設ける。
・ケーキなどで、円周と円の面積、体積の求め方・公式
・アイスクリームのコーンで三角錐の体積の求め方・公式
・サンドイッチなどで三角形の法則・定理、面積の求め方・公式
・すいかなどで円球の体積の公式
【産業上の利用可能性】
【0018】
粘土・プラスティック・シリコーン・布・マグネットなどを素材に、図形でいろいろな形を作る、おもちゃやパズル・学習道具として使用できる。キッチン用品としても用途がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の〔請求項1〕に関する図
【図2】本発明の〔請求項2〕に関する図
【図3】本発明の〔請求項2〕に関する図
【図4】本発明の〔請求項2〕に関する図
【図5】本発明の〔請求項2〕に関する図
【図6】本発明の〔請求項3〕に関する図
【符号の説明】
【0020】
1)おもちゃパーツ本体、立体模型(ケーキ)
2)面ファスナー
3)包丁(素材は木製、プラスティック製その他)
4)パーツ本体(ロールケーキ)
5)ボード
6)絵(ピザ)
7)絵(ピザ1/4)
8)図(円形を4つに分けた説明)
9)絵(サンドイッチ)
10)図(サンドイッチを2つに分けた図)
11)図(円をわけたもの)
12)図(円形を5つ、6つ、8つに分けた説明)
13)学習道具・パーツ本体
14)学習道具・ボード
15)図(サンドイッチ)
16)図(サンドイッチ)
17)五角形星型定規
18)多角形定規
19)キッチン用(円形用)
20)キッチン用(円形用)
21)キッチン用(円形用)
22)キッチン用(四角形、長方形用)
23)付録

【特許請求の範囲】
【請求項1】
立体模型パーツ・パーツ小物・ボード(基本絵・基本図をあらゆる角度で分割した形状の絵図に角度などが記入してある)などで構成される物で、おままごとをしながら図形・角度などを勉強できる、おもちゃに関するもの。基本絵・基本図はケーキ・ピザ・サンドイッチなど。
【請求項2】
絵図形表・パーツ・分度器・五角形星型定規・多角形定規・コンパスで構成される物で、図形・角度・三角形の定理・面積などの公式、その他について学ぶことができ、分度器・定規・コンパスを使って図形をかくことができる、学習道具に関するもの。
【請求項3】
ケーキ・ピザ・サンドイッチ、すいか、梨、などの絵図が書いてあるボード状又は、シート状又は、まないた状などの物で、その絵図に均等に分けた線{3個(4個・5個・6個など)に分けた時}を明記した物で、使い方は、ケーキ・ピザ・サンドイッチなどの下に敷き、その線に沿って切り分けると、いくつかの同じ大きさの物に分けることができるものに関する。
絵図には、それぞれ角度を記載する。例えば円を6個に分けた時は1個あたり60度。直角の部分には90度と明記する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−167256(P2010−167256A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−194770(P2009−194770)
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【出願人】(508132838)
【Fターム(参考)】