説明

みかんの皮のエキスの製造方法

【課題】嫌味の少ない食用に適した、かんきつ類の皮エキスの製造方法を提供すること。
【解決手段】温州みかん等のかんきつ類の青い皮を水中で微粉砕し(30目篩全通)、これを加熱、煮沸した後、濾過し、その濾液を加熱して、蒸発前の液量の60%以上を蒸発させる。この濃縮されたエキスに、コンニャク精粉と寒天粉の混合物を添加混合し、これを加熱して、水分を蒸発させ、粉砕して、無味で、大、小の粉末の混合した粉末を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、健康を増進する為に食用とするみかんの皮の加工品を作る方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ミカンの皮の乾燥品は、水で煎じて、胃薬、咳止めに使用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
温州ミカンの青い皮から水に溶け出す成分を食べる為に、温州みかんの皮を水と共に微粉砕し、この液を食べるのに、別に変わった味もなく、身体に変わった変化も現れなかった。しかし、この液を加熱・煮沸し、濾過した液は、嫌味の強い味がするが、体にも良い方の変化が、直ちに起きたが、嫌味の為、食べ続ける事が出来ない。この嫌味を何とかしなければならなかった。
〔課題を解決する為の手段〕
【0004】
嫌味だけを解決するだけならば、カプセルに入れてもよいが、一度に溶け出す。出来るだけ徐々に成分を水分中に溶け出させたい。之を解決する為、コンニャク精粉と、寒天粉の混合物を、みかんの皮の微粉の混入水を加熱、煮沸、濾過した液を加熱して、大部分の水分を蒸発したエキスに混入し、更に加熱して、水分を蒸発した物を粉砕して、大小の粉末が混合した粉末にして、無味で、水分の溶ける時間に、大きな差のある物が出来た。
【発明の効果】
【0005】
1回に0.5g、1日に1〜2回このミカン皮エキス粉末を、水で食するのに、直ちに、甘い感じの良い唾液が、終日感じられる。
【0006】
頭脳に、さわやかな感じが、終日感じられる。
【0007】
顔の上部、背部に、血液の動きが感じられる。
【0008】
夜分、就寝中、体が温かくなると、身体に痒みが、起きるのが、止まった。
【0009】
喫煙が、楽に止められた。
【0010】
思い荷物を持った為に起こったた腰痛が、長い間治らなかったのが、1回飲んだだけで痛みが消え、5〜6日で完全に治った。
【0011】
老人で、永く、前立腺の動きが無かったのにその活動が見られた。
【0012】
毛細管の血流が良くなるので、脳梗塞、心筋梗塞のリスクが、低くなる。
〔発明を実施する為の最良の形態〕
【0013】
温州みかんの青い皮50gを、水400ccと共に微粉砕し(30目篩全通)、之を加熱し煮沸後、濾過し、この濾液を加熱して、水分の大部分を蒸発して、50ccのエキスになった時、コンニャクの精粉(60目篩全通)10gと 寒天粉(60目篩全通)2gとの混合物と混合し、加熱して、水分を蒸発後、粉砕して、直径2mm以下の粉末14gを得た。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カンキツの果実の皮を、水と共に微粉砕(30目篩全通)し、之を加熱して煮沸後、濾過し、その濾液を加熱して、水分の大部分(蒸発前の液の重量の60%以上)が蒸発したエキスを作る事。
【請求項2】
カンキツの果実の皮を、水と共に微粉砕(30目篩全通)し、之を加熱して煮沸後、濾過し、その濾液を加熱して、水分の大部分(蒸発前の液の重量の60%以上)が蒸発したエキスを作り、このエキスにコンニャク精粉(60目篩全通)を混入し、之を加熱して水分を蒸発した後、粉砕して、カンキツの皮のエキスと、コンニャク精粉の混合物の粉末を作る事に於いて、コンニャクの精粉をエキスに混入する重量を、カンキツの皮の重量に対して、5%〜200%とする。
【請求項3】
カンキツの果実の皮を、水と共に微粉砕(30目篩全通)し、之を加熱して煮沸後、濾過し、その濾液を加熱して、水分の大部分(蒸発前の液の重量の60%以上)が蒸発したエキスを作り、このエキスにコンニャク精粉(60目篩全通)と、乾燥海藻粉(60目篩全通、海藻の加工品を含む)の混合物(混合比は、コンニャク精粉の占める割合を、重量で、60%以上とする)を混合し(エキスに入れる粉の重量は、元の皮の重量に対して、5%〜200%とする)、之を加熱して、水分を蒸発した後、粉砕して、粉末を作る。

【公開番号】特開2007−289138(P2007−289138A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−145891(P2006−145891)
【出願日】平成18年4月24日(2006.4.24)
【出願人】(591095133)
【Fターム(参考)】