説明

アクチュエータ位置を調節可能な手術装置ハンドル

手術装置ハンドルは、手術装置ハンドルを操作することによって、手術装置ヘッドの顕微手術装置を操作するように、手術装置ヘッドに取外し可能に取付け可能である。装置ハンドルは、ピストンが往復移動するように、ロッドに取り付けられるピストンを有する細長い中心ロッドを含む。このピストンは、ヘッドの顕微手術装置が動作するように、取り付けられた手術装置ヘッド内にあるピストンと係合する。テーパ形のリングが、ロッドに載置され、ピストンを往復移動させるようにピストンと係合する。複数の弾力性のあるアームが、ロッドの長さに沿って延び、リングの摺動表面に対して係合する。複数の弾力性のあるアームは、交互に、外科医の手で径方向内側に絞られ、弾力性のあるアームが径方向外向きに撓むことが可能になるように、外科医の手によって解放される。複数のアームの内向きおよび外向き移動によって、ハンドルロッド上のピストンが往復移運して、手術装置ヘッドが動作する。ハンドルに対する弾力性のあるアームの径方向の位置は、外科医の要求どおりに調節可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手術装置ヘッドに取り付けられ、装置ヘッドの手術装置を動作させる手術装置ハンドルに関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0002】
本発明の特徴は、以下の本発明の好ましい実施形態の詳細な説明を以下の図面と併せ読むことで明らかになる。
【0003】
本発明の手術装置ハンドルは、Scheller他の米国特許第5,370,658号およびGampp,Jr他の米国特許第5,893,877号で開示されたタイプの顕微手術装置ヘッドで使用され、これらの特許を両方とも参照により本明細書に組み込む。これらの特許で開示された手術装置ヘッドは、その近位端でのヘッドピストンの往復移動に応答して動作する手術装置をその遠位端に有する。本発明の装置ハンドルは、上記特許に開示されたタイプの手術装置ヘッドに取り付けられ、その装置ヘッドの手術装置を動作させるように構成される。
【0004】
本発明の装置ハンドルは、以下に説明する方法で、手動で動作される。この装置ハンドルのピストンを動かし、このピストンが、ハンドルに取り付けられた手術装置ヘッドのヘッドピストンを動かす。このように、本発明の装置ハンドルは、上記特許に記載されたタイプの手術装置ヘッドを動作させる。本発明の装置ハンドルを操作する際は、ハンドルピストンを、装置ヘッドのばね付勢式ピストンに対して動かして、装置ヘッド遠位端で、手術装置における第1の段階の移動を発生させる。装置ハンドルのピストンに対する装置ヘッドピストンの付勢によって、手術装置は、装置ヘッド遠位端でその移動の第1の段階からその移動の第2の段階まで動く。
【0005】
本発明の手術装置ハンドルは、基本的に、内部組立体および外部組立体からなる。内部組立体は、円筒形の基部12、細長いロッド14、ピストン16、リング18、ピストンストップ22、およびリアキャップ24を含む。
【0006】
円筒形の基部12は、反対側の近位端26および遠位端28を有する中心軸を含む。外部ねじ山32が、基部近位端26に隣接した基部の外部に設けられている。中心孔34が基部を貫いて延びる。ピンホール36が、基部を横断方向に貫いて延び、中心孔34と交差する。内部ねじ山37が、基部近位端26に隣接した中心孔34内に設けられている。
【0007】
細長いロッド14は、中心軸と、反対側の近位端38および遠位端42とを有する。ピンホール44が、ロッド近位端38を横断方向に貫いて延びる。外部ねじ山を有する手術装置ヘッドコネクタ46が、ロッド遠位端42に設けられている。装置コネクタ46は、軸方向の中心孔48を有する。ピストンスロット52が、ロッド14を横断方向に貫いて延び、装置コネクタ46に隣接した短い距離にわたって、ロッドに沿って軸方向に延びる。スロット52は、装置コネクタ中心孔48と交差する。
【0008】
ピストン16は、ロッドスロット52を通って、このピストンが軸方向に往復移動するように、ロッドスロット52に受けられる。ピストン16は、ピストン16の反対側の近位端56と遠位端58の中間に、横断方向に延びる肩54の対を有する。ピストン遠位端58は、肩54の対からロッド装置コネクタ46の中心孔48を通って突出する。
【0009】
リング18は、リングが軸方向に摺動移動するようにロッド14に載置される。リングは、リングの遠位端面64にくぼめられた環状空洞62を有する。環状空洞62は、ピストン16をリング18に作用するように連結するようにピストン肩54を受ける。リング18の近位端面66が、円錐形の摺動表面として形成される。
【0010】
ピストンストップ22は円筒形であり、細長いロッド14を受ける中心孔68を有する。ピストンストップ22は、ロッド遠位端にあるスロット52に隣接して配置される。止めねじ72が、ピストンストップ22の側部にある内部ねじ付き穴74内に受けられ、細長いロッド14と係合して、ロッド上の所望の位置にピストンストップを固定する。ロッド14上のピストンストップ22の位置により、ロッド近位端38に向かうピストン16の移動を制限する。
【0011】
リアキャップ24は、外部ねじ付きシャンク76および円筒形のヘッド78を備える。リアキャップシャンク76のねじ山は、基部近位端26の内部ねじ山37内にねじ止めされ、基部近位端で基部の中空内部を塞ぐ。
【0012】
手術装置ハンドルの外部組立体は、管状の前方把持部材82、管状の後方把持部材84、およびピン86からなる。前方把持部材82は、中心軸が把持部材の長さを通って延びる中心孔87を有する。孔87は、把持部材の近位端88から遠位端92まで延びる。直径方向に対向する細長いスロット94の対が、近位端88に隣接した前方把持部材82を横断方向に貫いて形成される。スロット94は、近位端88に隣接した前方把持部材の長さの一部分に沿って軸方向に延びる。前方把持部材の内部孔表面96の一部は、内部孔から前方把持部材遠位端92まで延びるにつれ、径方向外向きにテーパになっている。複数の軸方向に延びるスロット98が、前方把持部材82内で前方把持部材遠位端92に形成される。軸方向のスロット98は、遠位端92から前方把持部材82の長さに沿って延びるが、前方把持部材近位端88の手前で終わる。軸方向のスロット98は、前方把持部材の内部孔87の周りに円周方向に配置された、複数の弾力性のあるアーム102を形成する。
【0013】
後方把持部材84は、反対側の近位端104および遠位端106を有する円筒形の管である。後方把持部材84の外部表面は滑らかである。内部ねじ山108が、遠位端106に隣接した後方把持部材84内部に設けられている。内部ねじ山108は、基部12の外部ねじ山32と相補的である。
【0014】
手術装置ハンドルは、まず、ロッド遠位端42でスロット52内にピストン16を配置することによって組み立てられる。次いで、リング18が、ロッドを覆って配置され、ピストン肩54が、リング環状空洞62内に受けられる。次いで、ピストンストップ22が、スロット52に隣接したロッドを覆って配置される。ピストンストップ22は、スロット52に隣接した所望な位置に、ストップの止めねじ穴74内に止めねじ72を締めることによって固定される。次いで、細長いロッドの近位端38が、基部遠位端28のところで基部中心孔34内に挿入される。ロッドのピンホール44が、基部のピンホール36と位置合わせされる。
【0015】
次いで、装置ハンドルの外部組立体が、内部組立体上に組み立てられる。前方把持部材82が、細長いロッド14を覆って、かつ基部12の近位端26を覆って配置される。前方把持部材82のピンスロット94が、基部ピンホール36およびロッドピンホール44と位置合わせされ、ピン86が、位置合わせされたホールおよびスロットを通って挿入される。これによって、ロッド14が基部12に固定され、前方把持部材82がロッドおよび基部に載置されて、ロッド14および基部12に対する前方把持部材82の軸方向の移動が制限される。
【0016】
次いで、後方把持部材の遠位端106で内部ねじ山108を基部の外部ねじ山32にねじ込むことによって、後方把持部材84が、基部12に載置される。後方把持部材84は、後方把持部材84の遠位端106が、前方把持部材82の近位端88に対して係合するまで、基部12にねじ込まれる。次いで、リアキャップ24が、基部近位端26で内部ねじ山37内にねじ込まれる。リアキャップのヘッド78は、後方把持部材84を基部12からねじ込むことによって、後方把持部材84が装置ハンドルから外れるのを防止する。
【0017】
装置が図1に示すように組み立てられると、前方把持部材82の遠位端92が手動で圧迫されることによって、圧迫力が、リング18の円錐形の摺動表面66にかかることを理解されたい。これにより、リング18が、ロッド遠位端42に向かって軸方向に動く。そうすると、ピストン16が、ロッド遠位端42に向かってピストンスロット52を通って動く。このピストンの移動が、上記米国特許に記載されているタイプの手術装置ヘッドの手術装置を動作させる。
【0018】
前方把持部材82の遠位端92にかかる手動の圧迫力を解除することによって、装置ハンドルに取り付けられた手術装置ヘッドの付勢力に応答して、ピストン16が、ロッド近位端38に向かって動くことが可能になる。これによって、リング18もロッド近位端38に向かって移動する。リング18が動くと、リング近位端面66が、前方把持部材遠位端92をその元の位置に律動的に戻す。
【0019】
本発明の装置ハンドルの新規な構造により、前方把持部材アーム102の遠位端92間の径方向の間隔を、ユーザーが望むように使い易く調節することができる。後方把持部材84を、前方把持部材82に対して第1の時計回り方向に回転させると、前方把持部材82が、ロッド14に沿って軸方向に動く。前方把持部材82の移動は、前方把持部材82にある軸方向のスロット94の長さによって決まる。前方把持部材の遠位端92がロッド遠位端42に向かって動くと、前方把持部材アーム102の遠位端92が、リング近位端表面66にわたって摺動するにつれ、径方向外向きに広がる。したがって、これにより、前方把持部材アーム102の直径方向で反対側の遠位端92間の径方向の間隔が、調節可能に増大する。後方把持部材84を、前方把持部材82に対して第2の反時計回り方向に回転させると、前方把持部材82は、ロッド14の近位端38に向かう軸方向の移動が可能になる。これにより、前方把持部材アーム102の遠位端92が、リング近位端表面66をにわたって径方向内側に摺動することが可能になる。これにより、前方把持部材アーム102の直径方向で反対側の遠位端92間の径方向の間隔が縮小する。
【0020】
したがって、上記のように、本発明の装置ハンドルによって、使用者の使い心地の良さに合わせるように、前方把持部材の遠位端92に隣接した装置ハンドルの動作部分の幅を径方向に調節することができる。
【0021】
本発明の特定の実施形態を説明したが、特許請求の範囲によってもたらされる所期の保護範囲から逸脱することなく、本発明の他の修正形態および変形形態を行うことができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の装置ハンドルの断面図である。
【図2】本発明の装置ハンドルの構成部品の分解図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手術装置ハンドルであって、
互いに垂直な軸方向と径方向を規定する中心軸を有する細長いロッドを備え、該細長いロッドが、軸方向に反対側の近位端および遠位端を備える長さを有し、細長いロッド遠位端が、手術装置ヘッドに取り付けられるように構成され、前記手術装置ハンドルがさらに、
ピストンを備え、該ピストンが、細長いロッド遠位端に向かって、かつ細長いロッド遠位端から遠ざかってピストンが軸方向に往復移動するように、細長いロッド遠位端に隣接して細長いロッドに載置され、前記手術装置ハンドルがさらに、
前方把持部材を備え、該前方把持部材が、細長いロッドに対する前方把持部材の第1の位置と第2の位置との間で軸方向に移動するように、細長いロッドに載置され、前方把持部材が、複数の弾力性のあるアームを有し、該アームが、細長いロッドに沿ってアームの遠位端まで延び、アーム遠位端が、ピストンに作用するように係合し、アーム遠位端を径方向内向きに手動で動かすと、ピストンが細長いロッド遠位端に向かって軸方向に動き、ピストンが細長いロッド遠位端から遠ざかるように軸方向に動くと、アーム遠位端が径方向外向きに動き、前方把持部材が細長いロッドに対して第1の位置にあるときは、アーム遠位端間に第1の径方向の間隔が存在し、前方把持部材が細長いロッドに対して第2の位置にあるときは、アーム遠位端間に第2の径方向の間隔が存在し、第2の径方向の間隔が、第1の径方向の間隔よりも大きい、手術装置ハンドル。
【請求項2】
手術装置ヘッドに取外し可能に取付け可能な手術装置ハンドルであって、
反対側の近位端および遠位端を備える長さを有する円筒形の基部を備え、基部近位端が、外部ねじ山および内部ねじ山を有し、前記手術装置ハンドルがさらに、
反対側の近位端および遠位端を有する細長いロッドを備え、細長いロッド近位端が、円筒形の基部遠位端に固定され、細長いロッド遠位端が、手術装置ヘッドをコネクタに取外し可能に取り付けるように構成されたコネクタを有し、コネクタが、コネクタを貫く中心孔を有し、細長いロッド遠位端が、細長いロッド遠位端を貫くコネクタに隣接したスロットを有し、前記手術装置ハンドルがさらに、
ピストンを備え、該ピストンが、細長いロッド遠位端のスロット内で往復動作するように細長いロッド遠位端でスロットに受けられ、ピストンが、スロット内に配置された近位端を有し、ピストンが、コネクタ中心孔を通って突出する遠位端を有し、前記手術装置ハンドルがさらに、
リングを備え、該リングが、細長いロッドを覆ってリングが摺動動作するように細長いロッドに載置され、リングが、ピストン近位端と係合し、前記手術装置ハンドルがさらに、
細長いロッドのある位置に細長いロッドに載置されたピストンストップを備え、前記細長いロッドのある位置で、ピストンストップが、リングと係合し、かつリングが細長いロッド近位端に向かってさらに摺動するのを防止し、前記手術装置ハンドルがさらに、
前方把持部材を備え、該前方把持部材が、円筒形の基部遠位端での前方把持部材の往復移動が制限されるように円筒形の基部遠位端に載置され、前方把持部材は、複数の弾力性のあるアームを有し、弾力性のあるアームが、細長いロッドの周りに円周方向に配置され、かつ円筒形の基部から細長いロッドに沿って弾力性のあるアーム遠位端まで突出し、弾力性のあるアーム遠位端が、リングと係合し、前記手術装置ハンドルがさらに、
円筒形の基部の外部ねじ山とかみ合う内部ねじ山を有する内部孔を有する後方把持部材を備え、後方把持部材を第1の方向に回転すると、後方把持部材が細長いロッド遠位端に向かって動き、かつ前方把持部材を押して細長いロッド遠位端に向かって動かし、前方把持部材の弾力性のあるアームの遠位端がリングにわたって動き、かつ円周方向外向きに細長いロッドから遠ざかるように動き、後方把持部材を第2の方向に回転すると、後方把持部材が細長いロッド遠位端から遠ざかるように動き、かつ弾力性のあるアームの遠位端がリングにわたって動き、かつ前方把持部材を押して細長いロッド遠位端から遠ざかるように動かす前方把持部材を押す細長いロッドに向かって円周方向内向きに動く、手術装置ハンドル。
【請求項3】
手術装置ハンドルであって、
互いに垂直な軸方向と径方向を規定する中心軸を有する細長いロッドを備え、該細長いロッドが、軸方向に反対側の近位端および遠位端を備える長さを有し、細長いロッド遠位端が、手術装置ヘッドに取り付けられるように構成され、前記手術装置ハンドルがさらに、
ピストンを備え、該ピストンが、細長いロッド遠位端に向かって、かつ細長いロッド遠位端から遠ざかってピストンが軸方向に往復移動するように、細長いロッド遠位端に隣接して細長いロッドに載置され、前記手術装置ハンドルがさらに、
前方把持部材を備え、該前方把持部材が、細長いロッドに対する前方把持部材の第1の位置と第2の位置との間で軸方向に移動するように、細長いロッドに作用するように連結され、前記手術装置ハンドルがさらに、
前方把持部材に作用するように連結され、かつピストンに作用するように連結された複数の弾力性のあるアームを備え、アームを径方向内向きに手動で動かすと、ピストンが細長いロッド遠位端に向かって軸方向に動き、ピストンが細長いロッド遠位端から遠ざかるように軸方向に動くと、アームが径方向外向きに動き、前方把持部材が細長いロッドに対して第1の位置にあるときは、アーム間に第1の径方向の間隔が存在し、前方把持部材が細長いロッドに対して第2の位置にあるときは、アーム間に第2の径方向の間隔が存在し、第2の径方向の間隔が、第1の径方向の間隔よりも大きい、手術装置ハンドル。
【請求項4】
細長いロッドの遠位端が、細長いロッドを手術装置ヘッドに取り付けるコネクタを有することをさらに含む、請求項3に記載のハンドル。
【請求項5】
細長いロッドのコネクタが、手術装置ヘッドをコネクタに取外し可能に取り付けるように構成されることをさらに含む、請求項4に記載のハンドル。
【請求項6】
コネクタが、コネクタを貫く中心孔を有することと、
ピストンが、反対側の近位端および遠位端を有し、ピストン遠位端が、コネクタ中心孔を通って延びることとをさらに含む、請求項4に記載のハンドル。
【請求項7】
細長いロッド遠位端が、コネクタに隣接したスロットを有することと、
ピストン近位端が、スロット内でピストン近位端が往復移動し、かつコネクタ孔内でピストン遠位端が往復移動するように、スロット内に配置されることとをさらに含む、請求項6に記載のハンドル。
【請求項8】
リングが、細長いロッド近位端に向かって、かつ細長いロッド遠位端に向かってリングが往復移動するように細長いロッドに載置され、リングが、ピストンと係合することをさらに含む、請求項3に記載のハンドル。
【請求項9】
リングが、摺動表面を有することと、
複数の弾力性のあるアームは、リングが細長いロッド近位端に向かって動くとき、ならびにリングが細長いロッド遠位端に向かって動くときに、アームが摺動表面上で摺動移動するように、リング摺動表面と係合し、複数の弾力性のあるアームが、リング摺動表面でのアームの摺動移動に応答して、アーム間の第1の径方向間隔と、アーム間の第2の径方向間隔との間を動くこととをさらに含む、請求項8に記載のハンドル。
【請求項10】
複数の弾性力のあるアームが、前方把持部材から細長いロッドに沿って、リングと係合するアーム遠位端まで延び、前方把持部材が細長いロッドに対して軸方向に動くと、アーム遠位端が細長いロッドおよびリングに対して動くことをさらに含む、請求項8に記載のハンドル。
【請求項11】
後方把持部材が、細長いロッド遠位端に向かって、かつ細長いロッド遠位端から遠ざかって動くように細長いロッドに作用するように連結され、後方把持部材が、前方把持部材に作用するように連結され、細長いロッド遠位端に向かう、かつ細長いロッド遠位端から遠ざかる後方把持部材の移動に応答して、前方把持部材が細長いロッドに対して軸方向に動くことをさらに含む、請求項10に記載のハンドル。
【請求項12】
複数の弾性力のあるアームが、前方把持部材から細長いロッドに沿って、ピストンに作用するように係合するアーム遠位端まで延び、前方把持部材が細長いロッドに対して軸方向に動くと、アームの遠位端が細長いロッドに対して動くことをさらに含む、請求項3に記載のハンドル。
【請求項13】
複数の弾性力のあるアームが、細長いロッドおよびピストンの周りに円周方向に配置されることをさらに含む、請求項12に記載のハンドル。
【請求項14】
後方把持部材が、細長いロッド遠位端に向かって、かつ細長いロッド遠位端から遠ざかって後方把持部材が動くように細長いロッドに作用するように連結され、後方把持部材が、前方把持部材に作用するように連結され、細長いロッド遠位端に向かう、かつ細長いロッド遠位端から遠ざかる移動に応答して、前方把持部材が細長いロッドに対して軸方向に動くことをさらに含む、請求項12に記載のハンドル。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2007−514465(P2007−514465A)
【公表日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−539981(P2006−539981)
【出願日】平成16年11月15日(2004.11.15)
【国際出願番号】PCT/US2004/038175
【国際公開番号】WO2005/048849
【国際公開日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(504337420)シナージエテイクス・インコーポレイテツド (6)
【出願人】(307007708)
【Fターム(参考)】