アクティブエックスコントロール設置方法
【課題】アクティブエックスコントロール設置方法を提供する。
【解決手段】この方法は、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で格納されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントから、前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階とを含み、前記ウェブページには、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置するためのモジュールを含んでいる統合インストーラアクティブエックスコントロールの情報がオブジェクト(OBJECT)タグ形式で格納されており、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御するスクリプトが格納されており、前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが設置されているか否かを判断し、設置する必要のあるアクティブエックスコントロールをダウンロードする。
【解決手段】この方法は、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で格納されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントから、前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階とを含み、前記ウェブページには、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置するためのモジュールを含んでいる統合インストーラアクティブエックスコントロールの情報がオブジェクト(OBJECT)タグ形式で格納されており、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御するスクリプトが格納されており、前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが設置されているか否かを判断し、設置する必要のあるアクティブエックスコントロールをダウンロードする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブページの動作に必要なプログラムモジュールを設置(インストール)する方法に係り、より詳細には、ウェブページの動作のためのアクティブエックスコントロールを設置する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アクティブエックスコントロール(ActiveX control)は、一般的なアプリケーションプログラムとウェブとを接続させるためのコントロールで、ビジュアルC++、ビジュアルベーシック、ジャバのような開発ツールと標準プログラミング言語を用いて作成した様々な一般アプリケーションプログラムとウェブサイトとを接続させる。アクティブエックスコントロールを介した様々な開発ツールの利用によってよりインタラクティブなウェブサービスを提供することが可能になった。
【0003】
従来において、アクティブエックスコントロールデータはOBJECTタグ形式でウェブページデータに挿入されてきた。従来のウェブページに挿入されたアクティブエックスコントロールデータの一例は、次の通りである。
【0004】
<OBJECT ID=“ChatObj”
CLASSID=“CLSID:253380F7−1A0F−4C11−B218−C0E7E8E8C940” width=0 height=0
codebase=“http://220.75.249.252/control/entoichatctrl.cab#version=1,0,1,54”>
【0005】
このような方式でアクティブエックスコントロールデータがウェブページに挿入される場合、ウェブブラウザは、セキュリティ(保安)警告メッセージを表示した後、ウェブページに含まれるデータのアクティブエックスコントロールのインストールを希望するか否かをユーザーに問う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このようなセキュリティ警告メッセージはコンピュータに不慣れなユーザーに不安感を与える元となり、一部のユーザーは、ウェブページの動作に必須のアクティブエックスコントロールであるにもかかわらずインストールを拒否し、正常なウェブサービスが受けられない場合が多かった。
【0007】
特に、最近ではセキュリティメッセージがポップアップ形式で提供されず、ウェブブラウザ上段に表示されることから、アクティブエックスコントロールのインストールが必要であるにもかかわらず、セキュリティ警告メッセージに気づかないため、アクティブエックスコントロールをインストールしない場合が頻繁にあった。
【0008】
なお、セキュリティ上の理由から、OBJECTタグ形式でアクティブエックスコントロールをインストールする場合には、ウェブブラウザはセキュリティ警告メッセージを出力し、信頼度の高いサービスプロバイダであっても、サービスプロバイダの各ウェブページごとにユーザーの同意を求める警告メッセージが出力されるため、ユーザーは各ページごとに同意ボタンをクリックしてアクティブエックスコントロールをインストールしなければならず、不便だった。
【0009】
本発明は上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、アクティブエックスコントロールの設置のための統合インストーラアクティブエックスコントロールを設置するだけで、同一のサービスプロバイダが提供するウェブページにセキュリティ警告メッセージ無しにアクティブエックスコントロールをインストールする方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、ユーザーの信頼する特定のサービスプロバイダが提供するウェブページに対してはセキュリティ警告ウインドウの表示(窓)無しにアクティブエックスコントロールが設置されるようにすることによって、ユーザーへの円滑なウェブサービスの提供が可能なアクティブエックスコントロール設置方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一側面によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で記録(格納)されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントから、前記パラメータに含まれたアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、前記ウェブページには、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール設置(インストール)のためのモジュールを含んでいる統合インストーラアクティブエックスコントロール情報がオブジェクト(OBJECT)タグ形式で記録(格納)されており、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出し、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御する、スクリプトが記録されており、前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが設置されているか否かを判断し、設置する必要のあるアクティブエックスコントロールをダウンロードする、アクティブエックスコントロール設置方法が提供される。
【0012】
本発明の他の側面によれば、ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報が格納(記録)されているパラメータと、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記パラメータの情報を分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを受信できるアドレスからアクティブエックスコントロールを受信する、処理を行うための複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含む、ウェブページデータの記録された記録媒体が提供される。
【0013】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で格納(記録)されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントから、前記パラメータに含まれたアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、前記ウェブページには、前記パラメータを分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール設置のための処理を行うコントロール設置実行ファイルを、前記ユーザークライアントに設置することを可能とする情報が含まれており、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供するための複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロールがオブジェクト(OBJECT)タグ形式で記録されており、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトが記録されている、アクティブエックスコントロールの統合設置方法が提供される。
【0014】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、前記パラメータを分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし設置する動作を行うコントロール設置実行ファイルをユーザークライアントに設置するための情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記コントロール設置実行ファイルに前記パラメータ情報を提供して、前記コントロール設置実行ファイルを実行する、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むウェブページデータの記録された記録媒体が提供される。
【0015】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルアドレス情報を含むパラメータ格納されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントからアクティブエックスコントロールの目録情報に対する要求がある場合、目録ファイルを前記ユーザークライアントに提供する段階と、前記ユーザークライアントからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、前記ウェブページには、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置するためのモジュールを含んでいる統合インストーラアクティブエックスコントロールがオブジェクト(OBJECT)タグ形式で格納(記録)されており、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御する、スクリプトが記録されており、前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは前記パラメータの情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を含むインデックスファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール詳細情報を抽出し、抽出した情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードする、アクティブエックスコントロール設置方法が提供される。
【0016】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールに対する識別情報と、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの詳細情報が記録された目録ファイルのアドレス情報とを含むパラメータと、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記パラメータの情報を分析して、前記目録ファイルを受信し、前記アクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルの情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出した詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを受信する処理を行うための、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むウェブページデータの記録された記録媒体が提供される。
【0017】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルアドレス情報とを含むパラメータが格納されたウェブページを、ユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントからアクティブエックスコントロールの目録情報に対する要求がある場合、目録ファイルを前記ユーザークライアントに提供する段階と、前記ユーザークライアントからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、前記ウェブページには、前記パラメータを分析して前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置する処理を行うコントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置することを可能とする情報が含まれており、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロールがオブジェクト(OBJECT)タグ形式で記録されており、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエスコントロール設置を制御するために前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトが記録されており、前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記パラメータ情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール詳細情報を抽出し、抽出した情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードすることを特徴とする、アクティブエックスコントロール設置方法が提供される。
【0018】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルのアドレス情報を含むパラメータと、前記パラメータを分析して、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの情報が記録された目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出された詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし設置する動作を行うコントロール設置実行ファイルをユーザークライアントに設置するための情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記コントロール設置実行ファイルに前記パラメータ情報を提供して、前記コントロール設置実行ファイルを実行する複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロールの情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含む、ウェブページデータの記録された記録媒体が提供される。
【発明の効果】
【0019】
本発明の好適な実施例によれば、アクティブエックスコントロールの設置のための統合インストーラアクティブエックスコントロールを設置することによって、同じサービスプロバイダが提供するウェブページにおいてアクティブエックスコントロールをセキュリティ警告メッセージの表示無しに設置(インストール)することが可能になる。
【0020】
なお、本発明の好ましい実施例によれば、ユーザーの信頼する特定のサービスプロバイダが提供するウェブページに対して、セキュリティ警告ウインドウの表示(窓)無しにアクティブエックスコントロールの設置を許可することにより、ユーザーへの円滑なウェブサービスの提供が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明に係るアクティブエックスコントロール設置する方法の実施例について詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明によるアクティブエックスコントロールの設置方法に適用されるシステムの一例を示す図である。
【0023】
図1を参照すると、本発明によるアクティブエックスコントロールを設置(インストール)する方法に適用されるシステムは、ユーザークライアント100、ウェブサーバー102、アクティブエックスコントロールサーバー104から構成されている。図1には、ウェブサーバー102とアクティブエックスコントロールサーバー104が別個に存在する構成が示されているが、ウェブサーバー102とアクティブエックスコントロールサーバー104の機能は一つの統合されたサーバーによって提供されても良い。
【0024】
ユーザークライアント100には、ウェブサーバー102から提供されるウェブページデータを表示するウェブブラウザプログラムがインストールされる。ウェブブラウザは、マイクロソフト社のインターネットエクスプローラなどの、一般的なウェブブラウザのいずれもが含まれる。
【0025】
ユーザークライアント100は、一般的なPCを含め、PDA、ノートブック、携帯電話などのように、ネットワークを通じて通信可能であり、ウェブブラウザアプリケーションの動作が可能なデジタルデータ処理装置であればいずれも利用可能である。
【0026】
ウェブサーバー102は、ユーザークライアントからの要求情報に応答して、ウェブページデータをネットワークを通じてユーザークライアントに提供する。アクティブエックスコントロールサーバー104は、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールデータを保存しており、クライアントからの要求に応じて該当のアクティブエックスコントロールデータをクライアントに伝送する。前述のように、別個のアクティブエックスコントロールサーバーを使用すること無しに、ウェブサーバーからアクティブエックスコントロールデータを提供しても良い。
【0027】
従来、ウェブページの動作に特定のアクティブエックスコントロールが必要な場合、ウェブサーバーは、該当のアクティブエックスコントロールに関する情報及びアクティブエックスコントロールを受信するためのコードベース(codebase)情報を含むオブジェクト(OBJECT)タグをウェブページに挿入することによって該当するアクティブエックスコントロールのインストールを提供してきた。
【0028】
このため、一つのサービスプロバイダが様々な種類のウェブページを提供し、各ウェブページごとに相互に異なるアクティブエックスコントロールを必要とする場合、各ページごとにアクティブエックスコントロールをインストールするためのコードベース(codebase)情報を含むOBJECTタグを挿入しなければならず、ユーザーがアクティブエックスコントロールをインストールする度にセキュリティ警告メッセージがウェブブラウザ上に表示された。
【0029】
これに対し、本発明は、一つのサービスプロバイダが提供する様々な種類のアクティブエックスコントロールのインストールを制御するアクティブエックスコントロール(以下、“統合インストーラアクティブエックスコントロール”という。)をユーザークライアント100にインストールし、インストールされた統合インストーラアクティブエックスコントロールを用いて各ページに必要なアクティブエックスコントロールをインストールすることによって、アクティブエックスコントロールインストール時にセキュリティ警告ウインドウが表示される回数を最小化する方法を提案する。
【0030】
本発明によれば、統合インストーラアクティブエックスコントロールのみがウェブページデータにコードベースを含むOBJECTタグ形式で挿入される。ウェブページの動作に必要な実際のアクティブエックスコントロールはウェブページの動作時に使用されるようにOBJECTタグ形式でウェブページに挿入されるものの、コードベースは含まれない。ウェブブラウザがウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールのOBJECTタグをリードする時には、統合インストーラアクティブエックスコントロールによって必要なアクティブエックスコントロールが既にインストールされた状態であるので、コードベースが含まれる必要がなく、セキュリティ警告メッセージが表示されない。
【0031】
したがって、ユーザーによって統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされる時にのみ、セキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示され、同じサービスプロバイダが提供する他のアクティブエックスコントロールをインストールする時にはセキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示されない。
【0032】
本発明の好ましい実施例によれば、ポータルサイトの場合、メインページの動作に特別なアクティブエックスコントロールを必要としなくても、統合インストーラアクティブエックスコントロールをインストールするためのOBJECTタグを有することが好ましい。大部分のユーザーは、ポータルサイトのメインページに最初に接続することによって、ポータルサイトから様々なサービスを受けるため、サブページが必要とするアクティブエックスコントロールがセキュリティ警告ウインドウ無しにインストールされることができるように、統合インストーラアクティブエックスコントロールはメインページにコードベースを含むOBJECTタグ形式で挿入されることが好ましい。
【0033】
もちろん、ユーザーがメインページを経由せずにアクティブエックスコントロールのインストールを必要とするサブページに直接接続することもあるので、統合インストーラアクティブエックスコントロールは、アクティブエックスコントロールのインストールを必要とする各ウェブページごとにコードベースを含むOBJECTタグ形式で挿入されなければならない。
【0034】
このように、アクティブエックスコントロールを必要とするメインページまたは他のウェブページを通して統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされ、統合インストーラアクティブエックスコントロールによって、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされる場合、各ウェブページで必要とするアクティブエックスコントロールのためのOBJECTタグは、コードベース情報を含む必要がないし、ウェブブラウザが該当のOBJECTタグを読み込む時には、既にアクティブエックスコントロールがインストールされた状態であるからセキュリティ警告メッセージが表示されない。
【0035】
統合インストーラアクティブエックスコントロールが、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを、セキュリティ警告メッセージの表示無しにインストールする詳細な方法については、別途の図面に基づいて後述する。
【0036】
本発明の第1実施例によれば、統合インストーラアクティブエックスコントロールと統合インストーラアクティブエックスコントロールに含まれるモジュール(関数)を使用して、個別ページに必要なアクティブエックスコントロールのインストール処理を制御するスクリプトを用いて、セキュリティ警告メッセージの表示無しにアクティブエックスコントロールがインストールされる。
【0037】
本発明の第2実施例によれば、統合インストーラアクティブエックスコントロール、統合インストーラアクティブエックスコントロールによってユーザークライアントにインストールされるコントロールインストール実行ファイル、及び統合インストーラアクティブエックスコントロールに含まれる関数を使用して、個別ページに必要な、アクティブエックスコントロールのインストール処理を制御するスクリプトを用いることで、セキュリティ警告メッセージの表示無しにアクティブエックスコントロールがインストールされる。
【0038】
図3は、本発明の好ましい一実施例に係るウェブサーバーから提供されるウェブページの構成を示す図である。
【0039】
図3を参照すると、本発明に基づいてウェブサーバーから提供されるウェブページは、統合インストーラアクティブエックスコントロールをインストールするためのOBJECTタグと、統合インストーラがインストールされた場合に統合インストーラに含まれるモジュールを用いて個別ページに必要なアクティブエックスコントロールをインストールする処理を制御するスクリプト構文とを含んでいる。
【0040】
統合インストーラアクティブエックスコントロールをインストールするためのOBJECTタグ構文は、従来のOBJECTタグ構文と同じ方式で書くことができる。
【0041】
例えば、統合インストーラアクティブエックスコントロールのインストールのためのOBJECTタグ構文は、次のようになる。
【0042】
<OBJECT ID=“installer”
CLASSID=“CLSID:323380F7−1A0F−4C11−B218−C0E7E8E8C940” width=0 height=0 codebase=“http://220.75.249.252/control/installer.cab#version=1,0,1,54”></OBJECT>
【0043】
統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされていない場合、上記のOBJECTタグ構文を用いて統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされ、この場合には、セキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示される。これに対し、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールのOBJECTタグ構文は、前述したように、コードベース情報を含む必要がない。
【0044】
既に統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされている場合には、統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール(関数)を使用して、スクリプトによって個別ページに必要なアクティブエックスコントロールがインストールされる。
【0045】
図3には示していないが、ウェブページは個別ページに必要なアクティブエックスコントロールに関する情報を含むパラメータが格納されており、このパラメータの情報によって個別ページに必要なアクティブエックスコントロールの情報がチェックされ、該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードしてインストールする処理が行われる。
【0046】
本発明の好ましい実施例によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの情報を含むパラメータは、XMLフォーマットのパラメータが好ましい。しかし、パラメータのフォーマットはXMLに限られるものではなく、XMLフォーマット以外のフォーマットのパラメータも同様に用いることができることは当業者にとっては自明である。本明細書では説明の便宜のために、XMLパラメータが用いられる場合について説明する。
【0047】
以上では本発明の適用されるシステム及び本発明に基づいたウェブページの構成について説明した。統合インストーラアクティブエックスコントロールを用いて、セキュリティ警告メッセージが表示されること無しにウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをインストールする方法は、様々な実施例で実現可能であり、以下、必要に応じて変更可能な本発明の実施例について説明する。
【0048】
第1実施例
本発明の第1実施例は、統合インストーラアクティブエックスコントロールとそのモジュール(関数)を呼び出すスクリプトを用いてウェブページに必要なアクティブエックスコントロールをインストールする方法に関する。
【0049】
前述したように、統合インストーラアクティブエックスコントロールは、OBJECTタグ形式でウェブページに挿入される。
【0050】
図4は、本発明の好ましい一実施例に係る、統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされる手順を示すフローチャートである。
【0051】
図4を参照すると、まず、ユーザークライアントはウェブサーバーにウェブページ要求情報を伝送する(ステップ400)。ここで、ウェブページは、統合インストーラアクティブエックスコントロールを提供するウェブページである。前述したように、ポータルサイトのメインページは、そのメインページを動作させるために別個のアクティブエックスコントロールを必要としなくても、ポータルサイトのメインページはウェブページのデータ中に統合インストーラアクティブエックスコントロールを含むことが好ましい。また、動作のために別個のアクティブエックスコントロールを必要とするウェブページに対しても統合インストーラアクティブエックスコントロールは含まれる。
【0052】
ユーザーのウェブページ要求情報に応答して、ウェブサーバーはOBJECTタグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロールを含むウェブページデータを、ユーザークライアントに伝送する(ステップ402)。
【0053】
ウェブページデータを受信したユーザークライアントのウェブブラウザは、ウェブページデータを読み込んで(ステップ404)、ウェブページに含まれるOBJECTタグ構文を用いて、統合インストーラアクティブエックスコントロールがクライアントにインストールされているか否かを判断するための処理を実行する(ステップ406)。OBJECTタグ構文には、コントロールの題目(title)、ファイルサイズ、バージョン情報、クラスID情報などを含むことができ、ウェブブラウザは、OBJECTタグ構文に含まれる条件と一致するコントロールの有無を調べる。
【0054】
統合インストーラアクティブエックスコントロールが既にユーザークライアントにインストールされている場合には、ウェブブラウザはウェブページをロードする(ステップ408)。
【0055】
統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされていない場合には、ウェブブラウザは、統合インストーラアクティブエックスコントロールを要求する(ステップ410)。OBJECTタグ構文には統合インストーラアクティブエックスコントロールのアドレス情報が含まれており、ウェブブラウザは、含まれているアドレスを介してコントロールを要求する。図4には、ウェブサーバーにアクティブエックスコントロールを要求する場合が示されているが、OBJECTタグ構文に含まれているアドレスがウェブサーバーと異なる他のサーバーのアドレスであるときには、他のサーバーに対してアクティブエックスコントロールを要求することができるということは、当業者にとっては自明である。
【0056】
クライアントの要求情報を受信したウェブサーバーまたはアクティブエックスコントロールを保存している他のサーバーは、クライアントの要求情報に応答して統合インストーラアクティブエックスコントロールデータを伝送する(ステップ412)。
【0057】
統合インストーラアクティブエックスコントロールデータを受信したら、ユーザークライアントは、これをクライアントにインストールする(ステップ414)。
【0058】
図5は、本発明の第1実施例に係る統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール構成を示すブロック図である。
【0059】
図5を参照すると、本発明の第1実施例に係る統合インストーラアクティブエックスコントロールは、アップデート判断モジュール500、インストールコントロールリスト判断モジュール502、アクティブエックスコントロール受信モジュール504及びアクティブエックスコントロールインストールモジュール506を含むことができる。
【0060】
図5において、アップデート判断モジュール500は、クライアントに提供されたウェブページが必要とするアクティブエックスコントロール情報を判断し、該当のアクティブエックスコントロールがクライアントにインストールされているか否かを判断する機能を担う。
【0061】
本発明の一実施例によれば、アップデート判断モジュール500は、ウェブページに含まれたXMLパラメータによってウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの情報を判断する。前述したように、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報は必ずしもXMLパラメータに限定されるわけはなく、様々な形式でウェブページに含むことができる。
【0062】
図7は、本発明の第1実施例に係るXMLパラメータのフィールド構成を示す図である。
【0063】
図7を参照すると、本発明の第1実施例に係るXMLパラメータは、コントロール名称フィールド700、カテゴリーフィールド702、ファイル名フィールド704、アドレスフィールド706、設置経路(インストールパス)フィールド708、バージョンフィールド710、サイズフィールド712及び時間フィールド714を含むことができる。
【0064】
コントロール題目フィールド700には、インストールされるアクティブエックスコントロールの題目が記録される。例えば、インストールするアクティブエックスコントロールが音楽再生のためのプレーヤーであれば“ミュージックプレーヤー”という題目がコントロール題目フィールド700に記録される。
【0065】
カテゴリーフィールド702には、アクティブエックスコントロールの属するカテゴリー情報が記録される。一般に、音楽に関するウェブページの場合、複数のアクティブエックスコントロールを必要とし、その複数のアクティブエックスコントロールは、音楽というカテゴリーで管理される。すなわち、カテゴリーフィールド702には、カテゴリー別に管理されるアクティブエックスコントロールの上位カテゴリー情報が記録される。アクティブエックスコントロールがカテゴリー別に管理されない場合、カテゴリーフィールドは省略しても良い。
【0066】
ファイル名フィールド704には、インストールするアクティブエックスコントロールのファイル名情報が記録され、アドレスフィールド706には、インストールされるアクティブエックスコントロールをダウンロードできるアドレス情報が記録される。
【0067】
インストールパスフィールド708には、受信するアクティブエックスコントロールがインストールされるローカルクライアントにおけるパス情報が記録される。
【0068】
バージョンフィールド710、サイズフィールド712、時間フィールド714には、アクティブエックスコントロールファイルのバージョン、サイズ、時間情報がそれぞれ記録される。
【0069】
図7に示すようなフィールドの他にも、ファイル登録に関するフィールド、ファイル実行に関するオプションフィールド、ファイル実行時のパラメータに関するフィールド情報などをさらに含むことができることは当業者にとって自明である。
【0070】
アップデート判断モジュール500が、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされていないという判断情報を出力する場合、インストールコントロールリスト判断モジュール502は、XMLパラメータからインストールするアクティブエックスコントロールリスト情報を抽出する。
【0071】
アクティブエックスコントロール受信モジュール504は、インストールするアクティブエックスコントロールの要求と受信を行う。インストールするアクティブエックスコントロールを要求するアドレス情報は、XMLパラメータに含まれている。
【0072】
アクティブエックスコントロールインストールモジュール506は、受信したアクティブエックスコントロールをクライアントにインストールする。アクティブエックスコントロールインストールモジュール506は、XMLパラメータのインストールパスフィールド情報に従ってアクティブエックスコントロールを該当のパスにインストールし、登録が必要な場合はクライアントレジストリに登録する。
【0073】
上述した統合インストーラアクティブエックスコントロールに含まれるモジュール(関数)は、スクリプトによって呼び出され、スクリプトは、アクティブエックスコントロールモジュールの出力情報によって適切なモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされるように制御する。
【0074】
図6は、本発明の第1実施例によるアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【0075】
図6を参照すると、ウェブページの動作に特定アクティブエックスコントロールが必要であり、且つ、統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされている場合、スクリプトは、統合インストーラアクティブエックスコントロールのアップデート判断モジュールを呼び出し、アップデート判断モジュールは、ウェブページに含まれるXMLパラメータを分析する(ステップ600)。
【0076】
ステップ600の前に、スクリプトは統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされ、正常に動作しているか否かを判断する手続き行っても良い。
【0077】
XMLパラメータ分析の結果、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが既にインストールされている場合、スクリプトは、アクティブエックスコントロールのインストール処理を終了し、ウェブページがロードされる(ステップ604)
【0078】
XMLパラメータ分析の結果、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされていない場合、スクリプトは、インストールコントロールリスト判断モジュールを呼び出して、アップデートする必要のあるアクティブエックスコントロールの情報を判別する(ステップ606)。
【0079】
アップデートする必要のあるアクティブエックスコントロールの情報が決定されると、スクリプトは、該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードするためのモジュールを呼び出し、該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードする(ステップ608)。呼び出されたモジュールは、XMLパラメータに含まれたアドレス情報を用いて該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードする。
【0080】
受信したアクティブエックスコントロールは、XMLパラメータに含まれているインストールパスにインストールされる(ステップ610)。
【0081】
図6に示す処理によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報はOBJECTタグ構文形式でウェブページに含まれず、XMLパラメータ形式または他のフォーマットでウェブページに含まれる。また、スクリプトはインストールされた統合アクティブエックスコントローラのモジュール(関数)を呼び出して、必要なアクティブエックスコントロールをインストールする処理を制御する。
【0082】
このような方法によれば、統合インストーラアクティブエックスコントロールをインストールする時にのみセキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示され、以降、同じサービスプロバイダが提供する他のアクティブエックスコントロールをインストールする時にはセキュリティ警告メッセージが表示されることなくアクティブエックスコントロールをインストールすることができる。
【0083】
第2実施例
第1実施例では、統合インストーラアクティブエックスコントロールと統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトを用いてウェブページに必要なアクティブエックスコントロールをインストールする場合について説明した。
【0084】
第1実施例では、統合インストーラアクティブエックスコントロールにアクティブエックスコントロールをインストールするための全てのモジュールが含まれているため、ウェブページデータのサイズが大きくなるという不具合がある。
【0085】
また、アクティブエックスコントロールをインストールするロジックがアップデートされる場合、統合インストーラアクティブエックスコントロールもアップデートしなければならず、この場合にはやむをえずセキュリティ警告メッセージが表示されることになる。
【0086】
第2実施例は、このような問題点を解決するために、統合インストーラアクティブエックスコントローラとクライアントにインストールされるコントロールインストール実行ファイルが連動してウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをインストールする方法を提案する。
【0087】
第2実施例の場合、コントロールインストール実行ファイルを管理し実行するロジックは、統合インストーラアクティブエックスコントロールに含まれており、アクティブエックスコントロールを実際にダウンロードしてインストールするロジックはコントロールインストール実行ファイルに含まれる。
【0088】
以下、図面に基づき、第2実施例の詳細な構成及び動作について説明する。
【0089】
図8は、本発明の第2実施例に係る統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール構成を示す図である。
【0090】
図8を参照すると、本発明の第2実施例による統合インストーラアクティブエックスコントロールは、コントロールインストール実行ファイルチェック/インストールモジュール800と、アップデート判断モジュール802と、実行ファイル実行モジュール804及び実行ファイル状態情報受信モジュール806とにより構成することができる。
【0091】
図8で、コントロールインストール実行ファイルチェック/インストールモジュール800は、コントロールインストール実行ファイルが正常にクライアントにインストールされているか否かを判断し、インストールされていない場合、コントロールインストール実行ファイルをクライアントにインストールする。コントロールインストール実行ファイルを受信可能なアドレス情報は、統合インストーラアクティブエックスコントロール内にコーディングされていても良く、ウェブページデータに含まれていても良い。
【0092】
アップデート判断モジュール802は、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされているか否かを判断する。第1実施例では、XMLパラメータの情報に基づいてアップデート判断モジュールがアップデートの必要性を判断した。第2実施例においても、アップデート判断モジュール802は、XMLパラメータを用いてアップデータの必要性を判断しても良い。ただし、より好ましくは、インストールする必要のあるアクティブエックスコントロールに関する簡略な情報を、スクリプト又はウェブページの他の部分に記録(格納)し、その記録された情報を用いてアップデートの必要性を判断するとよい。この場合、より詳細なアップデートの必要性の判断は、コントロールのインストール実行ファイルによって行われる。
【0093】
実行ファイル実行モジュール804は、アクティブエックスコントロールをインストールする必要がある場合に呼び出され、クライアントにインストールされたコントロールインストール実行ファイルを実行する。実行ファイル実行モジュール804は、コントロールインストール実行ファイルの実行時に、ウェブページに含まれたXMLパラメータを実行ファイルに提供する。
【0094】
実行された実行ファイルは、XMLパラメータに含まれる情報を用いてインストールすべきアクティブエックスコントロールの情報を判断し、該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードしてインストールする。
【0095】
実行ファイルは、アクティブエックスのインストールと関連した状態情報を統合アクティブエスコントロールに提供し、実行ファイル状態情報受信モジュール806は、提供された状態情報に基づき、実行ファイルによって正常にアクティブエックスコントロールがインストールされるか否かをチェックする
【0096】
図9は、本発明の第2実施例によるアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【0097】
図9を参照すると、スクリプトは、統合インストーラアクティブエックスコントローラのアップデート判断モジュールを呼び出し、アップデート判断モジュールは、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報を、ウェブページに記録された情報またはXMLパラメータを用いて判断する(ステップ900)。前述したように、アクティブエックスコントロールの動作を単純化するために、XMLパラメータよりはウェブページに記録された必要とするアクティブエックスコントロールの情報を用いてアップデートの必要性を判断することが好ましい。この時、ウェブページに記録された情報は、アクティブエックスコントロールのファイル名、バージョン、サイズ情報を含むことができる。
【0098】
アクティブエックスコントロールに対するアップデートが必要でない場合、ウェブページがロードされる(ステップ904)。
【0099】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされていない場合、スクリプトは、統合インストーラアクティブエックスコントロールからコントロールインストール実行ファイルのチェック及びインストールを担当するモジュールを呼び出す。呼び出されたモジュールは、コントロールインストール実行ファイルがローカルクライアントに正常にインストールされているか否かを判断する(ステップ906)。
【0100】
コントロールインストール実行ファイルがクライアントにインストールされていない場合、ウェブページに記録されたアドレスを用いてコントロールインストール実行ファイルを受信してインストールする(ステップ908)。
【0101】
コントロールインストール実行ファイルが既にインストールされている、または、ステップ908でインストールされた場合、コントロールインストール実行ファイルが実行され(ステップ910)、コントロールインストール実行ファイルは、必要なアクティブエックスコントロールを受信してインストールする動作を行う。前述したように、コントロールインストール実行ファイルの実行時に、統合インストーラアクティブエックスコントローラはXMLパラメータの情報を実行ファイルに提供する。
【0102】
図10は、本発明の第2実施例によるコントロールインストール実行ファイルの動作を示すフローチャートである。
【0103】
図10を参照すると、コントロールインストール実行ファイルは、統合インストーラアクティブエックスコントローラから提供されたXMLパラメータを用いて、アップデートの必要なアクティブエックスコントロールの情報を判断する(ステップ1000)。第2実施例においても、第1実施例と同じフィールド構成を持つXMLパラメータを利用できる。
【0104】
アップデートするアクティブエックスコントロール情報が判別されると、実行ファイルは、XMLパラメータに含まれるアドレス情報を用いて要求されるアクティブエックスコントロールのアドレス情報を判別し(ステップ1002)、該当のアドレスからアクティブエックスコントロールを受信する(ステップ1004)。
【0105】
実行ファイルは、XMLパラメータのインストールパスフィールドの情報を用いて、受信したファイルを該当のパスにインストールする(ステップ1006)。
【0106】
アクティブエックスコントロールのインストールが完了すると、実行ファイルは、インストールに成功したという情報を統合インストーラアクティブエックスコントロールに戻す(ステップ1008)。好ましくは、実行ファイルは、インストールの成功に関連する情報の他、動作の状態情報を統合インストーラアクティブエックスコントロールに提供し、統合インストーラアクティブエックスコントロールが実行ファイルの状態をチェックできるようにする。
【0107】
図10には示していないが、インストールされたアクティブエックスコントロールの削除のための情報を記録する動作をさらに行うことができる。
【0108】
以上説明した第2実施例によると、統合インストーラアクティブエックスコントロールは、コントロールインストール実行ファイルにXMLパラメータのみを提供し、実際のアクティブエスコントロールのインストール処理はコントロールインストール実行ファイルによって行われる。
【0109】
したがって、コントロールのインストールのためのロジックが変更される場合、コントロールインストール実行ファイルのみを新しくインストールすれば良く、統合インストーラアクティブエックスコントロールが更新されずに済むため、セキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示される回数を最小限に抑えることができる。
【0110】
また、ウェブページにアクティブエックスコントロールをインストールするためのモジュールを含む必要がないため、ウェブページのデータが第1実施例に比べて低減する。
【0111】
第3実施例
第3実施例は、アクティブエックスコントロールの統合インストールにおいてウェブページに含まれるXMLパラメータのデータサイズを最小化する方法に関するものである。
【0112】
第1実施例及び第2実施例においては、図7に示すようなフィールド構成を有するXMLパラメータがウェブページデータに含まれる。また、場合によって、XMLパラメータは、図7に示すフィールド以外のフィールドをさらに含んでも良い。アクティブエックスコントロールは、ユーザーが該当のウェブページを初めて訪問する、または、該当のウェブページのアクティブエックスコントロールが更新されたときにダウンロードされるものであるから、図7に示すような多数のフィールドを持つXMLパラメータをウェブページに含めるのは不経済となる可能性がある。
【0113】
図2は、本発明の第3実施例によるアクティブエックスコントロール統合インストール方法が適用されるシステム構成を示す図である。
【0114】
図2を参照すると、本発明の第3実施例によるアクティブエックスコントロールの統合インストールのための方法が適用されるシステムは、ユーザークライアント200と、ウェブサーバー202と、アクティブエスコントロールサーバー204及び目録(インデックス)サーバー206を備えることができる。図2には、ウェブサーバー202、アクティブエックスコントロールサーバー204及び目録サーバー206が独立して存在するものとしたが、一つのサーバーとしても良いことは当業者にとっては自明である。
【0115】
図1と比較して図2は、目録サーバー206をさらに備えている。目録サーバー206は、サービスプロバイダが提供する全部または一部のアクティブエックスコントロールの目録を保存しているサーバーである。
【0116】
図11は、本発明の第3実施例に係るXMLパラメータのフィールド構成を示す図で、第3実施例においてウェブページに含まれるXMLパラメータは、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールのカテゴリー(題目)及び目録サーバーから提供する目録ファイル(インデックスファイル)のアドレス情報のみを含んでいる。
【0117】
第3実施例によると、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールに関する詳細な情報は、目録サーバーから目録ファイルとして提供され、該目録ファイルを分析した後に、インストールされるべきアクティブエックスコントロールを判別できる。
【0118】
インデックスサーバーから提供する目録ファイルは、XML形式のデータが好ましく、フィールド構成は、図7の構成と同一にすれば良い。すなわち、目録ファイルは、サービスプロバイダが提供する全部または一部のアクティブエックスコントロールに対する図7のようなフィールド情報データを含んでいる。
【0119】
したがって、インストールを必要とするアクティブエックスコントロールのアドレス情報を、カテゴリー(名称)情報を用いて目録ファイルから取得し、該当のアドレスからアクティブエックスコントロールをダウンロードしてインストールすることができる。
【0120】
このように、XMLパラメータのデータサイズを最小化し、目録ファイルに基づいて必要なアクティブエックスコントロールを判断する第3実施例によると、アクティブエックスコントロールのインストール処理はやや複雑になりうる。
【0121】
しかしながら、アクティブエックスコントロールは該当のページを初めて訪問する時、または、該当のページのアクティブエックスコントロールのバージョンが更新される時にのみインストールされるので、アクティブエックスコントロールインストール処理がやや複雑になっても、長期的には第1及び第2実施例よりも経済的になるといえる。
【0122】
インストールを必要とするアクティブエックスコントロールを目録ファイルを用いて判断する方法は、第1及び第2実施例においても適用することができる。
【0123】
図12は、第3実施例を第1実施例に適用した場合の、アクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【0124】
図12を参照すると、まず、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが、クライアントにインストールされているか否か判断する(ステップ1200)。XMLパラメータがウェブページに含まれている場合、XMLパラメータ情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされているか否かを判断すれば良い。
【0125】
第3実施例によると、XMLパラメータは、インストールする必要があるアクティブエックスコントロールの詳細情報を含んでいないため、スクリプトまたはウェブページデータの他の部分に、インストールを必要とするアクティブエックスコントロールの簡略情報(ファイル名、サイズ、バージョン等)が記録され、記録された情報に基づいてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされているか否かを判断する。
【0126】
必要なアクティブエックスコントロールがインストールされている場合には、ウェブページがローディングされる(ステップ1202)。そうでない場合には、ウェブページに含まれたXMLパラメータが分析される(ステップ1204)。
【0127】
統合インストーラアクティブエックスコントロールは、XMLパラメータの目録ファイルアドレスを用いて目録ファイルを受信する(ステップ1206)。
【0128】
統合インストーラアクティブエックスコントロールは、XMLパラメータのカテゴリー(題目)情報を用いて、XMLパラメータのカテゴリー(題目)に対応するアクティブエックスコントロールファイルを目録ファイルから判断する(ステップ1208)。例えば、XMLパラメータのアクティブエックスコントロールカテゴリーが音楽である場合、カテゴリー情報が音楽であるアクティブエックスコントロールファイルを目録ファイルから探す。
【0129】
統合インストーラアクティブエックスコントロールは、目録ファイルからアップデートの必要なアクティブエックスコントロールを発見後、該当のアクティブエックスコントロールのアドレスフィールドの情報を用いて、該当のアクティブエックスコントロールデータを受信し(ステップ1210)、受信したアクティブエックスコントロールをインストールする(ステップ1212)。
【0130】
図13は、第3実施例を第2実施例に適用した場合のアクティブエックスコントロールインストール方法を示すフローチャートである。
【0131】
図13は、コントロールインストール実行ファイルの動作に関するもので、コントロールインストール実行ファイルの動作は、図12の統合インストーラアクティブエックスコントロールの動作と同一なので、その詳細説明は省略する。
【0132】
ただし、コントロールインストール実行ファイルは、インストールされたアクティブエックスコントロールを削除するための情報を記録するステップ(ステップ1310)をさらに行うことができ、これによってインストールされたアクティブエックスコントロールの削除を、コントロールインストール実行ファイルによって行うことができる。
【0133】
従来、インストールされたアクティブエックスコントロールを削除するには、該当のファイルを直接探して削除しなければならなかった。しかし、第2実施例のようにコントロールインストール実行ファイルを用いてアクティブエックスコントロールをインストールすると、コントロール削除のための情報をプログラム上に記録でき、これにより、設置されたアクティブエックスコントロールをより簡単に削除することが可能になる。
【0134】
図14は、コントロールインストール実行ファイルにおいてアクティブエックスコントロールの削除のために提供されるユーザーインターフェース(アクティブエックスコントロールの削除するためのページ)の一例を示す図である。
【0135】
図14に示すようにインストールされたコントロールのリスト及びコントロールの削除を要求するボタンを提供することによって、ユーザーはインストールされたアクティブエックスコントロールをより容易に削除することができる。
【0136】
以上、本発明を好適な実施例に則して説明してきたが、当該技術分野における通常の知識を持つ者にとっては、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想およびその領域を逸脱しない範囲内で本発明を様々に修正及び変更できるということは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1】本発明によるアクティブエックスコントロールインストール方法が適用されるシステムの一例を示す図である。
【図2】本発明の第3実施例によるアクティブエックスコントロールの統合インストール方法が適用されるシステム構成を示す図である。
【図3】本発明の好ましい一実施例によるウェブサーバーから提供されるウェブページの構成を示す図である。
【図4】本発明の好ましい一実施例による統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされる手順を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例による統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施例によるアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例によるXMLパラメータのフィールド構成を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例による統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール構成を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例によるアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例によるコントロールインストール実行ファイルの動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3実施例によるXMLパラメータのフィールド構成を示す図である。
【図12】第3実施例を第1実施例に適用した場合のアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【図13】第3実施例を第2実施例に適用した場合のアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【図14】コントロールインストール実行ファイルに提供されるアクティブエックスコントロールの削除のためのユーザーインターフェースの一例を示す図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブページの動作に必要なプログラムモジュールを設置(インストール)する方法に係り、より詳細には、ウェブページの動作のためのアクティブエックスコントロールを設置する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アクティブエックスコントロール(ActiveX control)は、一般的なアプリケーションプログラムとウェブとを接続させるためのコントロールで、ビジュアルC++、ビジュアルベーシック、ジャバのような開発ツールと標準プログラミング言語を用いて作成した様々な一般アプリケーションプログラムとウェブサイトとを接続させる。アクティブエックスコントロールを介した様々な開発ツールの利用によってよりインタラクティブなウェブサービスを提供することが可能になった。
【0003】
従来において、アクティブエックスコントロールデータはOBJECTタグ形式でウェブページデータに挿入されてきた。従来のウェブページに挿入されたアクティブエックスコントロールデータの一例は、次の通りである。
【0004】
<OBJECT ID=“ChatObj”
CLASSID=“CLSID:253380F7−1A0F−4C11−B218−C0E7E8E8C940” width=0 height=0
codebase=“http://220.75.249.252/control/entoichatctrl.cab#version=1,0,1,54”>
【0005】
このような方式でアクティブエックスコントロールデータがウェブページに挿入される場合、ウェブブラウザは、セキュリティ(保安)警告メッセージを表示した後、ウェブページに含まれるデータのアクティブエックスコントロールのインストールを希望するか否かをユーザーに問う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このようなセキュリティ警告メッセージはコンピュータに不慣れなユーザーに不安感を与える元となり、一部のユーザーは、ウェブページの動作に必須のアクティブエックスコントロールであるにもかかわらずインストールを拒否し、正常なウェブサービスが受けられない場合が多かった。
【0007】
特に、最近ではセキュリティメッセージがポップアップ形式で提供されず、ウェブブラウザ上段に表示されることから、アクティブエックスコントロールのインストールが必要であるにもかかわらず、セキュリティ警告メッセージに気づかないため、アクティブエックスコントロールをインストールしない場合が頻繁にあった。
【0008】
なお、セキュリティ上の理由から、OBJECTタグ形式でアクティブエックスコントロールをインストールする場合には、ウェブブラウザはセキュリティ警告メッセージを出力し、信頼度の高いサービスプロバイダであっても、サービスプロバイダの各ウェブページごとにユーザーの同意を求める警告メッセージが出力されるため、ユーザーは各ページごとに同意ボタンをクリックしてアクティブエックスコントロールをインストールしなければならず、不便だった。
【0009】
本発明は上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、アクティブエックスコントロールの設置のための統合インストーラアクティブエックスコントロールを設置するだけで、同一のサービスプロバイダが提供するウェブページにセキュリティ警告メッセージ無しにアクティブエックスコントロールをインストールする方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、ユーザーの信頼する特定のサービスプロバイダが提供するウェブページに対してはセキュリティ警告ウインドウの表示(窓)無しにアクティブエックスコントロールが設置されるようにすることによって、ユーザーへの円滑なウェブサービスの提供が可能なアクティブエックスコントロール設置方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一側面によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で記録(格納)されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントから、前記パラメータに含まれたアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、前記ウェブページには、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール設置(インストール)のためのモジュールを含んでいる統合インストーラアクティブエックスコントロール情報がオブジェクト(OBJECT)タグ形式で記録(格納)されており、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出し、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御する、スクリプトが記録されており、前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが設置されているか否かを判断し、設置する必要のあるアクティブエックスコントロールをダウンロードする、アクティブエックスコントロール設置方法が提供される。
【0012】
本発明の他の側面によれば、ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報が格納(記録)されているパラメータと、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記パラメータの情報を分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを受信できるアドレスからアクティブエックスコントロールを受信する、処理を行うための複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含む、ウェブページデータの記録された記録媒体が提供される。
【0013】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で格納(記録)されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントから、前記パラメータに含まれたアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、前記ウェブページには、前記パラメータを分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール設置のための処理を行うコントロール設置実行ファイルを、前記ユーザークライアントに設置することを可能とする情報が含まれており、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供するための複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロールがオブジェクト(OBJECT)タグ形式で記録されており、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトが記録されている、アクティブエックスコントロールの統合設置方法が提供される。
【0014】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、前記パラメータを分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし設置する動作を行うコントロール設置実行ファイルをユーザークライアントに設置するための情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記コントロール設置実行ファイルに前記パラメータ情報を提供して、前記コントロール設置実行ファイルを実行する、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むウェブページデータの記録された記録媒体が提供される。
【0015】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルアドレス情報を含むパラメータ格納されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントからアクティブエックスコントロールの目録情報に対する要求がある場合、目録ファイルを前記ユーザークライアントに提供する段階と、前記ユーザークライアントからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、前記ウェブページには、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置するためのモジュールを含んでいる統合インストーラアクティブエックスコントロールがオブジェクト(OBJECT)タグ形式で格納(記録)されており、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御する、スクリプトが記録されており、前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは前記パラメータの情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を含むインデックスファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール詳細情報を抽出し、抽出した情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードする、アクティブエックスコントロール設置方法が提供される。
【0016】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールに対する識別情報と、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの詳細情報が記録された目録ファイルのアドレス情報とを含むパラメータと、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記パラメータの情報を分析して、前記目録ファイルを受信し、前記アクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルの情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出した詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを受信する処理を行うための、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むウェブページデータの記録された記録媒体が提供される。
【0017】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルアドレス情報とを含むパラメータが格納されたウェブページを、ユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントからアクティブエックスコントロールの目録情報に対する要求がある場合、目録ファイルを前記ユーザークライアントに提供する段階と、前記ユーザークライアントからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、前記ウェブページには、前記パラメータを分析して前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置する処理を行うコントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置することを可能とする情報が含まれており、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロールがオブジェクト(OBJECT)タグ形式で記録されており、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエスコントロール設置を制御するために前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトが記録されており、前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記パラメータ情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール詳細情報を抽出し、抽出した情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードすることを特徴とする、アクティブエックスコントロール設置方法が提供される。
【0018】
本発明のさらに他の側面によれば、ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルのアドレス情報を含むパラメータと、前記パラメータを分析して、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの情報が記録された目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出された詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし設置する動作を行うコントロール設置実行ファイルをユーザークライアントに設置するための情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記コントロール設置実行ファイルに前記パラメータ情報を提供して、前記コントロール設置実行ファイルを実行する複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロールの情報と、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含む、ウェブページデータの記録された記録媒体が提供される。
【発明の効果】
【0019】
本発明の好適な実施例によれば、アクティブエックスコントロールの設置のための統合インストーラアクティブエックスコントロールを設置することによって、同じサービスプロバイダが提供するウェブページにおいてアクティブエックスコントロールをセキュリティ警告メッセージの表示無しに設置(インストール)することが可能になる。
【0020】
なお、本発明の好ましい実施例によれば、ユーザーの信頼する特定のサービスプロバイダが提供するウェブページに対して、セキュリティ警告ウインドウの表示(窓)無しにアクティブエックスコントロールの設置を許可することにより、ユーザーへの円滑なウェブサービスの提供が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明に係るアクティブエックスコントロール設置する方法の実施例について詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明によるアクティブエックスコントロールの設置方法に適用されるシステムの一例を示す図である。
【0023】
図1を参照すると、本発明によるアクティブエックスコントロールを設置(インストール)する方法に適用されるシステムは、ユーザークライアント100、ウェブサーバー102、アクティブエックスコントロールサーバー104から構成されている。図1には、ウェブサーバー102とアクティブエックスコントロールサーバー104が別個に存在する構成が示されているが、ウェブサーバー102とアクティブエックスコントロールサーバー104の機能は一つの統合されたサーバーによって提供されても良い。
【0024】
ユーザークライアント100には、ウェブサーバー102から提供されるウェブページデータを表示するウェブブラウザプログラムがインストールされる。ウェブブラウザは、マイクロソフト社のインターネットエクスプローラなどの、一般的なウェブブラウザのいずれもが含まれる。
【0025】
ユーザークライアント100は、一般的なPCを含め、PDA、ノートブック、携帯電話などのように、ネットワークを通じて通信可能であり、ウェブブラウザアプリケーションの動作が可能なデジタルデータ処理装置であればいずれも利用可能である。
【0026】
ウェブサーバー102は、ユーザークライアントからの要求情報に応答して、ウェブページデータをネットワークを通じてユーザークライアントに提供する。アクティブエックスコントロールサーバー104は、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールデータを保存しており、クライアントからの要求に応じて該当のアクティブエックスコントロールデータをクライアントに伝送する。前述のように、別個のアクティブエックスコントロールサーバーを使用すること無しに、ウェブサーバーからアクティブエックスコントロールデータを提供しても良い。
【0027】
従来、ウェブページの動作に特定のアクティブエックスコントロールが必要な場合、ウェブサーバーは、該当のアクティブエックスコントロールに関する情報及びアクティブエックスコントロールを受信するためのコードベース(codebase)情報を含むオブジェクト(OBJECT)タグをウェブページに挿入することによって該当するアクティブエックスコントロールのインストールを提供してきた。
【0028】
このため、一つのサービスプロバイダが様々な種類のウェブページを提供し、各ウェブページごとに相互に異なるアクティブエックスコントロールを必要とする場合、各ページごとにアクティブエックスコントロールをインストールするためのコードベース(codebase)情報を含むOBJECTタグを挿入しなければならず、ユーザーがアクティブエックスコントロールをインストールする度にセキュリティ警告メッセージがウェブブラウザ上に表示された。
【0029】
これに対し、本発明は、一つのサービスプロバイダが提供する様々な種類のアクティブエックスコントロールのインストールを制御するアクティブエックスコントロール(以下、“統合インストーラアクティブエックスコントロール”という。)をユーザークライアント100にインストールし、インストールされた統合インストーラアクティブエックスコントロールを用いて各ページに必要なアクティブエックスコントロールをインストールすることによって、アクティブエックスコントロールインストール時にセキュリティ警告ウインドウが表示される回数を最小化する方法を提案する。
【0030】
本発明によれば、統合インストーラアクティブエックスコントロールのみがウェブページデータにコードベースを含むOBJECTタグ形式で挿入される。ウェブページの動作に必要な実際のアクティブエックスコントロールはウェブページの動作時に使用されるようにOBJECTタグ形式でウェブページに挿入されるものの、コードベースは含まれない。ウェブブラウザがウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールのOBJECTタグをリードする時には、統合インストーラアクティブエックスコントロールによって必要なアクティブエックスコントロールが既にインストールされた状態であるので、コードベースが含まれる必要がなく、セキュリティ警告メッセージが表示されない。
【0031】
したがって、ユーザーによって統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされる時にのみ、セキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示され、同じサービスプロバイダが提供する他のアクティブエックスコントロールをインストールする時にはセキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示されない。
【0032】
本発明の好ましい実施例によれば、ポータルサイトの場合、メインページの動作に特別なアクティブエックスコントロールを必要としなくても、統合インストーラアクティブエックスコントロールをインストールするためのOBJECTタグを有することが好ましい。大部分のユーザーは、ポータルサイトのメインページに最初に接続することによって、ポータルサイトから様々なサービスを受けるため、サブページが必要とするアクティブエックスコントロールがセキュリティ警告ウインドウ無しにインストールされることができるように、統合インストーラアクティブエックスコントロールはメインページにコードベースを含むOBJECTタグ形式で挿入されることが好ましい。
【0033】
もちろん、ユーザーがメインページを経由せずにアクティブエックスコントロールのインストールを必要とするサブページに直接接続することもあるので、統合インストーラアクティブエックスコントロールは、アクティブエックスコントロールのインストールを必要とする各ウェブページごとにコードベースを含むOBJECTタグ形式で挿入されなければならない。
【0034】
このように、アクティブエックスコントロールを必要とするメインページまたは他のウェブページを通して統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされ、統合インストーラアクティブエックスコントロールによって、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされる場合、各ウェブページで必要とするアクティブエックスコントロールのためのOBJECTタグは、コードベース情報を含む必要がないし、ウェブブラウザが該当のOBJECTタグを読み込む時には、既にアクティブエックスコントロールがインストールされた状態であるからセキュリティ警告メッセージが表示されない。
【0035】
統合インストーラアクティブエックスコントロールが、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを、セキュリティ警告メッセージの表示無しにインストールする詳細な方法については、別途の図面に基づいて後述する。
【0036】
本発明の第1実施例によれば、統合インストーラアクティブエックスコントロールと統合インストーラアクティブエックスコントロールに含まれるモジュール(関数)を使用して、個別ページに必要なアクティブエックスコントロールのインストール処理を制御するスクリプトを用いて、セキュリティ警告メッセージの表示無しにアクティブエックスコントロールがインストールされる。
【0037】
本発明の第2実施例によれば、統合インストーラアクティブエックスコントロール、統合インストーラアクティブエックスコントロールによってユーザークライアントにインストールされるコントロールインストール実行ファイル、及び統合インストーラアクティブエックスコントロールに含まれる関数を使用して、個別ページに必要な、アクティブエックスコントロールのインストール処理を制御するスクリプトを用いることで、セキュリティ警告メッセージの表示無しにアクティブエックスコントロールがインストールされる。
【0038】
図3は、本発明の好ましい一実施例に係るウェブサーバーから提供されるウェブページの構成を示す図である。
【0039】
図3を参照すると、本発明に基づいてウェブサーバーから提供されるウェブページは、統合インストーラアクティブエックスコントロールをインストールするためのOBJECTタグと、統合インストーラがインストールされた場合に統合インストーラに含まれるモジュールを用いて個別ページに必要なアクティブエックスコントロールをインストールする処理を制御するスクリプト構文とを含んでいる。
【0040】
統合インストーラアクティブエックスコントロールをインストールするためのOBJECTタグ構文は、従来のOBJECTタグ構文と同じ方式で書くことができる。
【0041】
例えば、統合インストーラアクティブエックスコントロールのインストールのためのOBJECTタグ構文は、次のようになる。
【0042】
<OBJECT ID=“installer”
CLASSID=“CLSID:323380F7−1A0F−4C11−B218−C0E7E8E8C940” width=0 height=0 codebase=“http://220.75.249.252/control/installer.cab#version=1,0,1,54”></OBJECT>
【0043】
統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされていない場合、上記のOBJECTタグ構文を用いて統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされ、この場合には、セキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示される。これに対し、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールのOBJECTタグ構文は、前述したように、コードベース情報を含む必要がない。
【0044】
既に統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされている場合には、統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール(関数)を使用して、スクリプトによって個別ページに必要なアクティブエックスコントロールがインストールされる。
【0045】
図3には示していないが、ウェブページは個別ページに必要なアクティブエックスコントロールに関する情報を含むパラメータが格納されており、このパラメータの情報によって個別ページに必要なアクティブエックスコントロールの情報がチェックされ、該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードしてインストールする処理が行われる。
【0046】
本発明の好ましい実施例によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの情報を含むパラメータは、XMLフォーマットのパラメータが好ましい。しかし、パラメータのフォーマットはXMLに限られるものではなく、XMLフォーマット以外のフォーマットのパラメータも同様に用いることができることは当業者にとっては自明である。本明細書では説明の便宜のために、XMLパラメータが用いられる場合について説明する。
【0047】
以上では本発明の適用されるシステム及び本発明に基づいたウェブページの構成について説明した。統合インストーラアクティブエックスコントロールを用いて、セキュリティ警告メッセージが表示されること無しにウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをインストールする方法は、様々な実施例で実現可能であり、以下、必要に応じて変更可能な本発明の実施例について説明する。
【0048】
第1実施例
本発明の第1実施例は、統合インストーラアクティブエックスコントロールとそのモジュール(関数)を呼び出すスクリプトを用いてウェブページに必要なアクティブエックスコントロールをインストールする方法に関する。
【0049】
前述したように、統合インストーラアクティブエックスコントロールは、OBJECTタグ形式でウェブページに挿入される。
【0050】
図4は、本発明の好ましい一実施例に係る、統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされる手順を示すフローチャートである。
【0051】
図4を参照すると、まず、ユーザークライアントはウェブサーバーにウェブページ要求情報を伝送する(ステップ400)。ここで、ウェブページは、統合インストーラアクティブエックスコントロールを提供するウェブページである。前述したように、ポータルサイトのメインページは、そのメインページを動作させるために別個のアクティブエックスコントロールを必要としなくても、ポータルサイトのメインページはウェブページのデータ中に統合インストーラアクティブエックスコントロールを含むことが好ましい。また、動作のために別個のアクティブエックスコントロールを必要とするウェブページに対しても統合インストーラアクティブエックスコントロールは含まれる。
【0052】
ユーザーのウェブページ要求情報に応答して、ウェブサーバーはOBJECTタグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロールを含むウェブページデータを、ユーザークライアントに伝送する(ステップ402)。
【0053】
ウェブページデータを受信したユーザークライアントのウェブブラウザは、ウェブページデータを読み込んで(ステップ404)、ウェブページに含まれるOBJECTタグ構文を用いて、統合インストーラアクティブエックスコントロールがクライアントにインストールされているか否かを判断するための処理を実行する(ステップ406)。OBJECTタグ構文には、コントロールの題目(title)、ファイルサイズ、バージョン情報、クラスID情報などを含むことができ、ウェブブラウザは、OBJECTタグ構文に含まれる条件と一致するコントロールの有無を調べる。
【0054】
統合インストーラアクティブエックスコントロールが既にユーザークライアントにインストールされている場合には、ウェブブラウザはウェブページをロードする(ステップ408)。
【0055】
統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされていない場合には、ウェブブラウザは、統合インストーラアクティブエックスコントロールを要求する(ステップ410)。OBJECTタグ構文には統合インストーラアクティブエックスコントロールのアドレス情報が含まれており、ウェブブラウザは、含まれているアドレスを介してコントロールを要求する。図4には、ウェブサーバーにアクティブエックスコントロールを要求する場合が示されているが、OBJECTタグ構文に含まれているアドレスがウェブサーバーと異なる他のサーバーのアドレスであるときには、他のサーバーに対してアクティブエックスコントロールを要求することができるということは、当業者にとっては自明である。
【0056】
クライアントの要求情報を受信したウェブサーバーまたはアクティブエックスコントロールを保存している他のサーバーは、クライアントの要求情報に応答して統合インストーラアクティブエックスコントロールデータを伝送する(ステップ412)。
【0057】
統合インストーラアクティブエックスコントロールデータを受信したら、ユーザークライアントは、これをクライアントにインストールする(ステップ414)。
【0058】
図5は、本発明の第1実施例に係る統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール構成を示すブロック図である。
【0059】
図5を参照すると、本発明の第1実施例に係る統合インストーラアクティブエックスコントロールは、アップデート判断モジュール500、インストールコントロールリスト判断モジュール502、アクティブエックスコントロール受信モジュール504及びアクティブエックスコントロールインストールモジュール506を含むことができる。
【0060】
図5において、アップデート判断モジュール500は、クライアントに提供されたウェブページが必要とするアクティブエックスコントロール情報を判断し、該当のアクティブエックスコントロールがクライアントにインストールされているか否かを判断する機能を担う。
【0061】
本発明の一実施例によれば、アップデート判断モジュール500は、ウェブページに含まれたXMLパラメータによってウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの情報を判断する。前述したように、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報は必ずしもXMLパラメータに限定されるわけはなく、様々な形式でウェブページに含むことができる。
【0062】
図7は、本発明の第1実施例に係るXMLパラメータのフィールド構成を示す図である。
【0063】
図7を参照すると、本発明の第1実施例に係るXMLパラメータは、コントロール名称フィールド700、カテゴリーフィールド702、ファイル名フィールド704、アドレスフィールド706、設置経路(インストールパス)フィールド708、バージョンフィールド710、サイズフィールド712及び時間フィールド714を含むことができる。
【0064】
コントロール題目フィールド700には、インストールされるアクティブエックスコントロールの題目が記録される。例えば、インストールするアクティブエックスコントロールが音楽再生のためのプレーヤーであれば“ミュージックプレーヤー”という題目がコントロール題目フィールド700に記録される。
【0065】
カテゴリーフィールド702には、アクティブエックスコントロールの属するカテゴリー情報が記録される。一般に、音楽に関するウェブページの場合、複数のアクティブエックスコントロールを必要とし、その複数のアクティブエックスコントロールは、音楽というカテゴリーで管理される。すなわち、カテゴリーフィールド702には、カテゴリー別に管理されるアクティブエックスコントロールの上位カテゴリー情報が記録される。アクティブエックスコントロールがカテゴリー別に管理されない場合、カテゴリーフィールドは省略しても良い。
【0066】
ファイル名フィールド704には、インストールするアクティブエックスコントロールのファイル名情報が記録され、アドレスフィールド706には、インストールされるアクティブエックスコントロールをダウンロードできるアドレス情報が記録される。
【0067】
インストールパスフィールド708には、受信するアクティブエックスコントロールがインストールされるローカルクライアントにおけるパス情報が記録される。
【0068】
バージョンフィールド710、サイズフィールド712、時間フィールド714には、アクティブエックスコントロールファイルのバージョン、サイズ、時間情報がそれぞれ記録される。
【0069】
図7に示すようなフィールドの他にも、ファイル登録に関するフィールド、ファイル実行に関するオプションフィールド、ファイル実行時のパラメータに関するフィールド情報などをさらに含むことができることは当業者にとって自明である。
【0070】
アップデート判断モジュール500が、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされていないという判断情報を出力する場合、インストールコントロールリスト判断モジュール502は、XMLパラメータからインストールするアクティブエックスコントロールリスト情報を抽出する。
【0071】
アクティブエックスコントロール受信モジュール504は、インストールするアクティブエックスコントロールの要求と受信を行う。インストールするアクティブエックスコントロールを要求するアドレス情報は、XMLパラメータに含まれている。
【0072】
アクティブエックスコントロールインストールモジュール506は、受信したアクティブエックスコントロールをクライアントにインストールする。アクティブエックスコントロールインストールモジュール506は、XMLパラメータのインストールパスフィールド情報に従ってアクティブエックスコントロールを該当のパスにインストールし、登録が必要な場合はクライアントレジストリに登録する。
【0073】
上述した統合インストーラアクティブエックスコントロールに含まれるモジュール(関数)は、スクリプトによって呼び出され、スクリプトは、アクティブエックスコントロールモジュールの出力情報によって適切なモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされるように制御する。
【0074】
図6は、本発明の第1実施例によるアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【0075】
図6を参照すると、ウェブページの動作に特定アクティブエックスコントロールが必要であり、且つ、統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされている場合、スクリプトは、統合インストーラアクティブエックスコントロールのアップデート判断モジュールを呼び出し、アップデート判断モジュールは、ウェブページに含まれるXMLパラメータを分析する(ステップ600)。
【0076】
ステップ600の前に、スクリプトは統合インストーラアクティブエックスコントロールがインストールされ、正常に動作しているか否かを判断する手続き行っても良い。
【0077】
XMLパラメータ分析の結果、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが既にインストールされている場合、スクリプトは、アクティブエックスコントロールのインストール処理を終了し、ウェブページがロードされる(ステップ604)
【0078】
XMLパラメータ分析の結果、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされていない場合、スクリプトは、インストールコントロールリスト判断モジュールを呼び出して、アップデートする必要のあるアクティブエックスコントロールの情報を判別する(ステップ606)。
【0079】
アップデートする必要のあるアクティブエックスコントロールの情報が決定されると、スクリプトは、該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードするためのモジュールを呼び出し、該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードする(ステップ608)。呼び出されたモジュールは、XMLパラメータに含まれたアドレス情報を用いて該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードする。
【0080】
受信したアクティブエックスコントロールは、XMLパラメータに含まれているインストールパスにインストールされる(ステップ610)。
【0081】
図6に示す処理によれば、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報はOBJECTタグ構文形式でウェブページに含まれず、XMLパラメータ形式または他のフォーマットでウェブページに含まれる。また、スクリプトはインストールされた統合アクティブエックスコントローラのモジュール(関数)を呼び出して、必要なアクティブエックスコントロールをインストールする処理を制御する。
【0082】
このような方法によれば、統合インストーラアクティブエックスコントロールをインストールする時にのみセキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示され、以降、同じサービスプロバイダが提供する他のアクティブエックスコントロールをインストールする時にはセキュリティ警告メッセージが表示されることなくアクティブエックスコントロールをインストールすることができる。
【0083】
第2実施例
第1実施例では、統合インストーラアクティブエックスコントロールと統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトを用いてウェブページに必要なアクティブエックスコントロールをインストールする場合について説明した。
【0084】
第1実施例では、統合インストーラアクティブエックスコントロールにアクティブエックスコントロールをインストールするための全てのモジュールが含まれているため、ウェブページデータのサイズが大きくなるという不具合がある。
【0085】
また、アクティブエックスコントロールをインストールするロジックがアップデートされる場合、統合インストーラアクティブエックスコントロールもアップデートしなければならず、この場合にはやむをえずセキュリティ警告メッセージが表示されることになる。
【0086】
第2実施例は、このような問題点を解決するために、統合インストーラアクティブエックスコントローラとクライアントにインストールされるコントロールインストール実行ファイルが連動してウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをインストールする方法を提案する。
【0087】
第2実施例の場合、コントロールインストール実行ファイルを管理し実行するロジックは、統合インストーラアクティブエックスコントロールに含まれており、アクティブエックスコントロールを実際にダウンロードしてインストールするロジックはコントロールインストール実行ファイルに含まれる。
【0088】
以下、図面に基づき、第2実施例の詳細な構成及び動作について説明する。
【0089】
図8は、本発明の第2実施例に係る統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール構成を示す図である。
【0090】
図8を参照すると、本発明の第2実施例による統合インストーラアクティブエックスコントロールは、コントロールインストール実行ファイルチェック/インストールモジュール800と、アップデート判断モジュール802と、実行ファイル実行モジュール804及び実行ファイル状態情報受信モジュール806とにより構成することができる。
【0091】
図8で、コントロールインストール実行ファイルチェック/インストールモジュール800は、コントロールインストール実行ファイルが正常にクライアントにインストールされているか否かを判断し、インストールされていない場合、コントロールインストール実行ファイルをクライアントにインストールする。コントロールインストール実行ファイルを受信可能なアドレス情報は、統合インストーラアクティブエックスコントロール内にコーディングされていても良く、ウェブページデータに含まれていても良い。
【0092】
アップデート判断モジュール802は、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされているか否かを判断する。第1実施例では、XMLパラメータの情報に基づいてアップデート判断モジュールがアップデートの必要性を判断した。第2実施例においても、アップデート判断モジュール802は、XMLパラメータを用いてアップデータの必要性を判断しても良い。ただし、より好ましくは、インストールする必要のあるアクティブエックスコントロールに関する簡略な情報を、スクリプト又はウェブページの他の部分に記録(格納)し、その記録された情報を用いてアップデートの必要性を判断するとよい。この場合、より詳細なアップデートの必要性の判断は、コントロールのインストール実行ファイルによって行われる。
【0093】
実行ファイル実行モジュール804は、アクティブエックスコントロールをインストールする必要がある場合に呼び出され、クライアントにインストールされたコントロールインストール実行ファイルを実行する。実行ファイル実行モジュール804は、コントロールインストール実行ファイルの実行時に、ウェブページに含まれたXMLパラメータを実行ファイルに提供する。
【0094】
実行された実行ファイルは、XMLパラメータに含まれる情報を用いてインストールすべきアクティブエックスコントロールの情報を判断し、該当のアクティブエックスコントロールをダウンロードしてインストールする。
【0095】
実行ファイルは、アクティブエックスのインストールと関連した状態情報を統合アクティブエスコントロールに提供し、実行ファイル状態情報受信モジュール806は、提供された状態情報に基づき、実行ファイルによって正常にアクティブエックスコントロールがインストールされるか否かをチェックする
【0096】
図9は、本発明の第2実施例によるアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【0097】
図9を参照すると、スクリプトは、統合インストーラアクティブエックスコントローラのアップデート判断モジュールを呼び出し、アップデート判断モジュールは、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報を、ウェブページに記録された情報またはXMLパラメータを用いて判断する(ステップ900)。前述したように、アクティブエックスコントロールの動作を単純化するために、XMLパラメータよりはウェブページに記録された必要とするアクティブエックスコントロールの情報を用いてアップデートの必要性を判断することが好ましい。この時、ウェブページに記録された情報は、アクティブエックスコントロールのファイル名、バージョン、サイズ情報を含むことができる。
【0098】
アクティブエックスコントロールに対するアップデートが必要でない場合、ウェブページがロードされる(ステップ904)。
【0099】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされていない場合、スクリプトは、統合インストーラアクティブエックスコントロールからコントロールインストール実行ファイルのチェック及びインストールを担当するモジュールを呼び出す。呼び出されたモジュールは、コントロールインストール実行ファイルがローカルクライアントに正常にインストールされているか否かを判断する(ステップ906)。
【0100】
コントロールインストール実行ファイルがクライアントにインストールされていない場合、ウェブページに記録されたアドレスを用いてコントロールインストール実行ファイルを受信してインストールする(ステップ908)。
【0101】
コントロールインストール実行ファイルが既にインストールされている、または、ステップ908でインストールされた場合、コントロールインストール実行ファイルが実行され(ステップ910)、コントロールインストール実行ファイルは、必要なアクティブエックスコントロールを受信してインストールする動作を行う。前述したように、コントロールインストール実行ファイルの実行時に、統合インストーラアクティブエックスコントローラはXMLパラメータの情報を実行ファイルに提供する。
【0102】
図10は、本発明の第2実施例によるコントロールインストール実行ファイルの動作を示すフローチャートである。
【0103】
図10を参照すると、コントロールインストール実行ファイルは、統合インストーラアクティブエックスコントローラから提供されたXMLパラメータを用いて、アップデートの必要なアクティブエックスコントロールの情報を判断する(ステップ1000)。第2実施例においても、第1実施例と同じフィールド構成を持つXMLパラメータを利用できる。
【0104】
アップデートするアクティブエックスコントロール情報が判別されると、実行ファイルは、XMLパラメータに含まれるアドレス情報を用いて要求されるアクティブエックスコントロールのアドレス情報を判別し(ステップ1002)、該当のアドレスからアクティブエックスコントロールを受信する(ステップ1004)。
【0105】
実行ファイルは、XMLパラメータのインストールパスフィールドの情報を用いて、受信したファイルを該当のパスにインストールする(ステップ1006)。
【0106】
アクティブエックスコントロールのインストールが完了すると、実行ファイルは、インストールに成功したという情報を統合インストーラアクティブエックスコントロールに戻す(ステップ1008)。好ましくは、実行ファイルは、インストールの成功に関連する情報の他、動作の状態情報を統合インストーラアクティブエックスコントロールに提供し、統合インストーラアクティブエックスコントロールが実行ファイルの状態をチェックできるようにする。
【0107】
図10には示していないが、インストールされたアクティブエックスコントロールの削除のための情報を記録する動作をさらに行うことができる。
【0108】
以上説明した第2実施例によると、統合インストーラアクティブエックスコントロールは、コントロールインストール実行ファイルにXMLパラメータのみを提供し、実際のアクティブエスコントロールのインストール処理はコントロールインストール実行ファイルによって行われる。
【0109】
したがって、コントロールのインストールのためのロジックが変更される場合、コントロールインストール実行ファイルのみを新しくインストールすれば良く、統合インストーラアクティブエックスコントロールが更新されずに済むため、セキュリティ警告メッセージがウェブブラウザに表示される回数を最小限に抑えることができる。
【0110】
また、ウェブページにアクティブエックスコントロールをインストールするためのモジュールを含む必要がないため、ウェブページのデータが第1実施例に比べて低減する。
【0111】
第3実施例
第3実施例は、アクティブエックスコントロールの統合インストールにおいてウェブページに含まれるXMLパラメータのデータサイズを最小化する方法に関するものである。
【0112】
第1実施例及び第2実施例においては、図7に示すようなフィールド構成を有するXMLパラメータがウェブページデータに含まれる。また、場合によって、XMLパラメータは、図7に示すフィールド以外のフィールドをさらに含んでも良い。アクティブエックスコントロールは、ユーザーが該当のウェブページを初めて訪問する、または、該当のウェブページのアクティブエックスコントロールが更新されたときにダウンロードされるものであるから、図7に示すような多数のフィールドを持つXMLパラメータをウェブページに含めるのは不経済となる可能性がある。
【0113】
図2は、本発明の第3実施例によるアクティブエックスコントロール統合インストール方法が適用されるシステム構成を示す図である。
【0114】
図2を参照すると、本発明の第3実施例によるアクティブエックスコントロールの統合インストールのための方法が適用されるシステムは、ユーザークライアント200と、ウェブサーバー202と、アクティブエスコントロールサーバー204及び目録(インデックス)サーバー206を備えることができる。図2には、ウェブサーバー202、アクティブエックスコントロールサーバー204及び目録サーバー206が独立して存在するものとしたが、一つのサーバーとしても良いことは当業者にとっては自明である。
【0115】
図1と比較して図2は、目録サーバー206をさらに備えている。目録サーバー206は、サービスプロバイダが提供する全部または一部のアクティブエックスコントロールの目録を保存しているサーバーである。
【0116】
図11は、本発明の第3実施例に係るXMLパラメータのフィールド構成を示す図で、第3実施例においてウェブページに含まれるXMLパラメータは、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールのカテゴリー(題目)及び目録サーバーから提供する目録ファイル(インデックスファイル)のアドレス情報のみを含んでいる。
【0117】
第3実施例によると、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールに関する詳細な情報は、目録サーバーから目録ファイルとして提供され、該目録ファイルを分析した後に、インストールされるべきアクティブエックスコントロールを判別できる。
【0118】
インデックスサーバーから提供する目録ファイルは、XML形式のデータが好ましく、フィールド構成は、図7の構成と同一にすれば良い。すなわち、目録ファイルは、サービスプロバイダが提供する全部または一部のアクティブエックスコントロールに対する図7のようなフィールド情報データを含んでいる。
【0119】
したがって、インストールを必要とするアクティブエックスコントロールのアドレス情報を、カテゴリー(名称)情報を用いて目録ファイルから取得し、該当のアドレスからアクティブエックスコントロールをダウンロードしてインストールすることができる。
【0120】
このように、XMLパラメータのデータサイズを最小化し、目録ファイルに基づいて必要なアクティブエックスコントロールを判断する第3実施例によると、アクティブエックスコントロールのインストール処理はやや複雑になりうる。
【0121】
しかしながら、アクティブエックスコントロールは該当のページを初めて訪問する時、または、該当のページのアクティブエックスコントロールのバージョンが更新される時にのみインストールされるので、アクティブエックスコントロールインストール処理がやや複雑になっても、長期的には第1及び第2実施例よりも経済的になるといえる。
【0122】
インストールを必要とするアクティブエックスコントロールを目録ファイルを用いて判断する方法は、第1及び第2実施例においても適用することができる。
【0123】
図12は、第3実施例を第1実施例に適用した場合の、アクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【0124】
図12を参照すると、まず、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが、クライアントにインストールされているか否か判断する(ステップ1200)。XMLパラメータがウェブページに含まれている場合、XMLパラメータ情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされているか否かを判断すれば良い。
【0125】
第3実施例によると、XMLパラメータは、インストールする必要があるアクティブエックスコントロールの詳細情報を含んでいないため、スクリプトまたはウェブページデータの他の部分に、インストールを必要とするアクティブエックスコントロールの簡略情報(ファイル名、サイズ、バージョン等)が記録され、記録された情報に基づいてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがインストールされているか否かを判断する。
【0126】
必要なアクティブエックスコントロールがインストールされている場合には、ウェブページがローディングされる(ステップ1202)。そうでない場合には、ウェブページに含まれたXMLパラメータが分析される(ステップ1204)。
【0127】
統合インストーラアクティブエックスコントロールは、XMLパラメータの目録ファイルアドレスを用いて目録ファイルを受信する(ステップ1206)。
【0128】
統合インストーラアクティブエックスコントロールは、XMLパラメータのカテゴリー(題目)情報を用いて、XMLパラメータのカテゴリー(題目)に対応するアクティブエックスコントロールファイルを目録ファイルから判断する(ステップ1208)。例えば、XMLパラメータのアクティブエックスコントロールカテゴリーが音楽である場合、カテゴリー情報が音楽であるアクティブエックスコントロールファイルを目録ファイルから探す。
【0129】
統合インストーラアクティブエックスコントロールは、目録ファイルからアップデートの必要なアクティブエックスコントロールを発見後、該当のアクティブエックスコントロールのアドレスフィールドの情報を用いて、該当のアクティブエックスコントロールデータを受信し(ステップ1210)、受信したアクティブエックスコントロールをインストールする(ステップ1212)。
【0130】
図13は、第3実施例を第2実施例に適用した場合のアクティブエックスコントロールインストール方法を示すフローチャートである。
【0131】
図13は、コントロールインストール実行ファイルの動作に関するもので、コントロールインストール実行ファイルの動作は、図12の統合インストーラアクティブエックスコントロールの動作と同一なので、その詳細説明は省略する。
【0132】
ただし、コントロールインストール実行ファイルは、インストールされたアクティブエックスコントロールを削除するための情報を記録するステップ(ステップ1310)をさらに行うことができ、これによってインストールされたアクティブエックスコントロールの削除を、コントロールインストール実行ファイルによって行うことができる。
【0133】
従来、インストールされたアクティブエックスコントロールを削除するには、該当のファイルを直接探して削除しなければならなかった。しかし、第2実施例のようにコントロールインストール実行ファイルを用いてアクティブエックスコントロールをインストールすると、コントロール削除のための情報をプログラム上に記録でき、これにより、設置されたアクティブエックスコントロールをより簡単に削除することが可能になる。
【0134】
図14は、コントロールインストール実行ファイルにおいてアクティブエックスコントロールの削除のために提供されるユーザーインターフェース(アクティブエックスコントロールの削除するためのページ)の一例を示す図である。
【0135】
図14に示すようにインストールされたコントロールのリスト及びコントロールの削除を要求するボタンを提供することによって、ユーザーはインストールされたアクティブエックスコントロールをより容易に削除することができる。
【0136】
以上、本発明を好適な実施例に則して説明してきたが、当該技術分野における通常の知識を持つ者にとっては、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想およびその領域を逸脱しない範囲内で本発明を様々に修正及び変更できるということは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1】本発明によるアクティブエックスコントロールインストール方法が適用されるシステムの一例を示す図である。
【図2】本発明の第3実施例によるアクティブエックスコントロールの統合インストール方法が適用されるシステム構成を示す図である。
【図3】本発明の好ましい一実施例によるウェブサーバーから提供されるウェブページの構成を示す図である。
【図4】本発明の好ましい一実施例による統合インストーラアクティブエックスコントロールがユーザークライアントにインストールされる手順を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例による統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施例によるアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例によるXMLパラメータのフィールド構成を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例による統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュール構成を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例によるアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例によるコントロールインストール実行ファイルの動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3実施例によるXMLパラメータのフィールド構成を示す図である。
【図12】第3実施例を第1実施例に適用した場合のアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【図13】第3実施例を第2実施例に適用した場合のアクティブエックスコントロールのインストール方法を示すフローチャートである。
【図14】コントロールインストール実行ファイルに提供されるアクティブエックスコントロールの削除のためのユーザーインターフェースの一例を示す図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で記録されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントから、前記パラメータに含まれたアクティブエックスコントロールの要求情報を受信する段階と、を含むアクティブエックスコントロールのインストール設置方法であって、
前記ウェブページには、当該ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをインストールするためのモジュールを有するオブジェクト(OBJECT)タグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御するスクリプトと、が含まれ、
前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが設置されているか否かを判断し、インストールする必要のあるアクティブエックスコントロールをダウンロードすることを特徴とするアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項2】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがクライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記パラメータを分析して、ウェブページの動作のために設置する必要のあるアクティブエックスコントロールの情報を判断する設置コントロールリスト判断モジュールと、
前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロールのアドレス情報を用いて、該当のアドレスからアクティブエックスコントロールデータをダウンロードするアクティブエックスコントロール設置モジュールと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項3】
前記アップデート判断モジュールは、前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロール情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの情報をチェックすることを特徴とする請求項2に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項4】
前記アップデート判断モジュールは、ウェブページに記録されたウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの簡略情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項2に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項5】
前記パラメータは、XMLパラメータであることを特徴とする請求項1に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項6】
前記パラメータは、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールのファイル名、アドレス、設置経路、バージョン及びサイズの各フィールドを含むことを特徴とする請求項1に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項7】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを提供するアドレスから、アクティブエックスコントロールを受信するために、前記パラメータの情報を分析する処理を行う、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項8】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、オブジェクトタグ形式でウェブページに含まれることを特徴とする、請求項7に記載のウェブページデータの記録された記録媒体。
【請求項9】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがクライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記パラメータを分析して、ウェブページの動作のために設置する必要のあるアクティブエックスコントロール情報を判断する設置コントロールリスト判断モジュールと、
前記パラメータに含まれたアクティブエックスコントロールのアドレス情報を用いて、該当のアドレスからアクティブエックスコントロールデータをダウンロードするアクティブエックスコントロール設置モジュールと、を含むことを特徴とする請求項7に記載のウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項10】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを提供するアドレスからアクティブエックスコントロールを受信するために、前記パラメータの情報を分析する処理を行うための、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール設置処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページを生成するウェブサーバー。
【請求項11】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で記録されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、
前記ユーザークライアントから前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロールの要求情報を受信する段階と、を含み、
前記ウェブページには、
前記パラメータを分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を行うコントロール設置実行ファイルを、前記ユーザークライアントに設置することのできる情報と、
前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供するための複数のモジュールを含む、オブジェクト(OBJECT)タグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、が記録されていることを特徴とするアクティブエックスコントロールの統合設置方法。
【請求項12】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
前記コントロール設置実行ファイルが前記ユーザークライアントに設置されているか否かをチェックし、設置されていない場合、前記ウェブページに記録された情報を用いて前記コントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置するコントロール設置実行ファイルチェック/設置モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されていない場合、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する実行ファイル実行モジュールと、
前記実行ファイルが実行された場合、実行ファイルの動作中の状態情報を受信する状態情報受信モジュールと、を含むことを特徴とする請求項11に記載のアクティブエックスコントロールの統合インストール方法。
【請求項13】
前記アップデート判断モジュールは、前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロール情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項12に記載のアクティブエックスコントロールの統合設置方法。
【請求項14】
前記アップデート判断モジュールは、ウェブページに記録されたウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの簡略情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項12に記載のアクティブエックスコントロールの統合設置方法。
【請求項15】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、
前記パラメータを分析して前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし、設置する動作を行う、コントロール設置実行ファイルを、ユーザークライアントに設置するための情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かの判断と、前記コントロール設置実行ファイルへの前記パラメータ情報の提供と、前記コントロール設置実行ファイルの実行と、を行う複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、
を含むことを特徴とするウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項16】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
前記コントロール設置実行ファイルが前記ユーザークライアントに設置されているか否かをチェックし、設置されていない場合、前記ウェブページに記録された情報を用いて、前記コントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置するコントロール設置実行ファイルチェック/設置モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されていない場合、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する実行ファイル実行モジュールと、
前記実行ファイルが実行された場合、実行ファイルの動作中の状態情報を受信する状態情報受信モジュールと、
を含むことを特徴とする請求項15に記載のウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項17】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、
前記パラメータを分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし、設置する動作を行う、コントロール設置実行ファイルを、ユーザークライアントに設置するための情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かの判断と、前記コントロール設置実行ファイルへの前記パラメータ情報の提供と、前記コントロール設置実行ファイルの実行と、を行う複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページデータを生成するウェブサーバー。
【請求項18】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルアドレス情報を含むパラメータが含まれたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、
前記ユーザークライアントからアクティブエックスコントロールの目録情報に対する要求がある場合、目録ファイルを前記ユーザークライアントに提供する段階と、
前記ユーザークライアントからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、
前記ウェブページには、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置するためのモジュールを含む、オブジェクト(OBJECT)タグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロールと、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御するスクリプトと、が記録されており、
前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは前記パラメータの情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、抽出した情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードすることを特徴とするアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項19】
前記アップデート判断モジュールは、ウェブページに含まれたウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの簡略情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項18に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項20】
前記目録ファイルは、XMLフォーマットのデータであり、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールのカテゴリー、ファイル名、アドレス、設置経路、バージョン、サイズ及び時間の各フィールドを含むことを特徴とする請求項18に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項21】
前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロール識別情報は、カテゴリー情報であり、前記アクティブエックスコントロール情報抽出モジュールは、前記パラメータに含まれたカテゴリーに対応するアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出することを特徴とする請求項20に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項22】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールに対する識別情報と、サービスプロバイダから提供されるアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルのアドレス情報と、が記録されているパラメータと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記パラメータの情報を分析して前記目録ファイルを受信し、前記アクティブエックスコントロール識別情報及び目録ファイルの情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出した詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを受信する処理を行うための、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項23】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールに対する識別情報と、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルの、アドレス情報が記録されているパラメータと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記パラメータの情報を分析して前記目録ファイルを受信し、前記アクティブエックスコントロール識別情報及び目録ファイルの情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出した詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを受信する処理を行うための、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページを生成するウェブサーバー。
【請求項24】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルアドレス情報を含むパラメータが格納されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、
前記ユーザークライアントからアクティブエックスコントロールの目録情報に対する要求がある場合、目録ファイルを前記ユーザークライアントに提供する段階と、
前記ユーザークライアントからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、
前記ウェブページには、
前記パラメータを分析して前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置するための処理を行う、コントロール設置実行ファイルをインストール可能とする情報と、
前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータの情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供するための複数のモジュールを含む、オブジェクト(OBJECT)タグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエスコントロールの設置を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、が記録されており、
前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記パラメータ情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、抽出した情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードすることを特徴とする、アクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項25】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
前記コントロール設置実行ファイルが前記ユーザークライアントに設置されているか否かをチェックし、設置されていない場合、前記ウェブページに記録された情報を用いて前記コントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置する、コントロール設置実行ファイルチェック/設置モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されていない場合、前記コントロール設置実行ファイルを実行して前記パラメータの情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する、実行ファイル実行モジュールと、
前記実行ファイルが実行された場合、実行ファイルの動作中の状態情報を受信する状態情報受信モジュールと、を含むことを特徴とする請求項24に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項26】
前記アップデート判断モジュールは、ウェブページに記録されたウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの簡略情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項25に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項27】
前記実行ファイルは、
前記パラメータを分析して、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルを要求する段階と、
前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロールの識別情報に対応するアクティブエックスコントロールの詳細情報を、前記目録ファイルから抽出する段階と、
前記抽出した情報を用いてアップデートするアクティブエックスコントロールをダウンロードする段階と、
設置されたアクティブエックスコントロールを削除するための情報を記録する段階と、を含むことを特徴とする請求項24に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項28】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルのアドレス情報を含むパラメータと、
前記パラメータを分析して、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの詳細情報が記録された目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出された詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし設置する動作を行うコントロール設置実行ファイルをユーザークライアントに設置するための情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記コントロール設置実行ファイルに前記パラメータの情報を提供して、前記コントロール設置実行ファイルを実行する複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項29】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
前記コントロール設置実行ファイルが前記ユーザークライアントに設置されているか否かをチェックし、設置されていない場合、前記ウェブページに記録された情報を用いて前記コントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置するコントロール設置実行ファイルチェック/設置モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されていない場合、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する、実行ファイル実行モジュールと、
前記実行ファイルが実行された場合、実行ファイルの動作中の状態情報を受信する状態情報受信モジュールと、を含むことを特徴とする請求項28に記載のウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項30】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルのアドレス情報を含むパラメータと、
前記パラメータを分析して、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの情報が記録された目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出された詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし設置する動作を行うコントロール設置実行ファイルをユーザークライアントに設置するための情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記コントロール設置実行ファイルに前記パラメータ情報を提供して、前記コントロール設置実行ファイルを実行する複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページを生成するウェブサーバー。
【請求項1】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で記録されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、前記ユーザークライアントから、前記パラメータに含まれたアクティブエックスコントロールの要求情報を受信する段階と、を含むアクティブエックスコントロールのインストール設置方法であって、
前記ウェブページには、当該ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをインストールするためのモジュールを有するオブジェクト(OBJECT)タグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御するスクリプトと、が含まれ、
前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが設置されているか否かを判断し、インストールする必要のあるアクティブエックスコントロールをダウンロードすることを特徴とするアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項2】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがクライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記パラメータを分析して、ウェブページの動作のために設置する必要のあるアクティブエックスコントロールの情報を判断する設置コントロールリスト判断モジュールと、
前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロールのアドレス情報を用いて、該当のアドレスからアクティブエックスコントロールデータをダウンロードするアクティブエックスコントロール設置モジュールと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項3】
前記アップデート判断モジュールは、前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロール情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの情報をチェックすることを特徴とする請求項2に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項4】
前記アップデート判断モジュールは、ウェブページに記録されたウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの簡略情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項2に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項5】
前記パラメータは、XMLパラメータであることを特徴とする請求項1に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項6】
前記パラメータは、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールのファイル名、アドレス、設置経路、バージョン及びサイズの各フィールドを含むことを特徴とする請求項1に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項7】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを提供するアドレスから、アクティブエックスコントロールを受信するために、前記パラメータの情報を分析する処理を行う、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項8】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、オブジェクトタグ形式でウェブページに含まれることを特徴とする、請求項7に記載のウェブページデータの記録された記録媒体。
【請求項9】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがクライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記パラメータを分析して、ウェブページの動作のために設置する必要のあるアクティブエックスコントロール情報を判断する設置コントロールリスト判断モジュールと、
前記パラメータに含まれたアクティブエックスコントロールのアドレス情報を用いて、該当のアドレスからアクティブエックスコントロールデータをダウンロードするアクティブエックスコントロール設置モジュールと、を含むことを特徴とする請求項7に記載のウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項10】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを提供するアドレスからアクティブエックスコントロールを受信するために、前記パラメータの情報を分析する処理を行うための、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール設置処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページを生成するウェブサーバー。
【請求項11】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報がパラメータ形式で記録されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、
前記ユーザークライアントから前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロールの要求情報を受信する段階と、を含み、
前記ウェブページには、
前記パラメータを分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を行うコントロール設置実行ファイルを、前記ユーザークライアントに設置することのできる情報と、
前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供するための複数のモジュールを含む、オブジェクト(OBJECT)タグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、が記録されていることを特徴とするアクティブエックスコントロールの統合設置方法。
【請求項12】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
前記コントロール設置実行ファイルが前記ユーザークライアントに設置されているか否かをチェックし、設置されていない場合、前記ウェブページに記録された情報を用いて前記コントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置するコントロール設置実行ファイルチェック/設置モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されていない場合、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する実行ファイル実行モジュールと、
前記実行ファイルが実行された場合、実行ファイルの動作中の状態情報を受信する状態情報受信モジュールと、を含むことを特徴とする請求項11に記載のアクティブエックスコントロールの統合インストール方法。
【請求項13】
前記アップデート判断モジュールは、前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロール情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項12に記載のアクティブエックスコントロールの統合設置方法。
【請求項14】
前記アップデート判断モジュールは、ウェブページに記録されたウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの簡略情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項12に記載のアクティブエックスコントロールの統合設置方法。
【請求項15】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、
前記パラメータを分析して前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし、設置する動作を行う、コントロール設置実行ファイルを、ユーザークライアントに設置するための情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かの判断と、前記コントロール設置実行ファイルへの前記パラメータ情報の提供と、前記コントロール設置実行ファイルの実行と、を行う複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、
を含むことを特徴とするウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項16】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
前記コントロール設置実行ファイルが前記ユーザークライアントに設置されているか否かをチェックし、設置されていない場合、前記ウェブページに記録された情報を用いて、前記コントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置するコントロール設置実行ファイルチェック/設置モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されていない場合、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する実行ファイル実行モジュールと、
前記実行ファイルが実行された場合、実行ファイルの動作中の状態情報を受信する状態情報受信モジュールと、
を含むことを特徴とする請求項15に記載のウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項17】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロール情報を含むパラメータと、
前記パラメータを分析して、前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし、設置する動作を行う、コントロール設置実行ファイルを、ユーザークライアントに設置するための情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かの判断と、前記コントロール設置実行ファイルへの前記パラメータ情報の提供と、前記コントロール設置実行ファイルの実行と、を行う複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページデータを生成するウェブサーバー。
【請求項18】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルアドレス情報を含むパラメータが含まれたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、
前記ユーザークライアントからアクティブエックスコントロールの目録情報に対する要求がある場合、目録ファイルを前記ユーザークライアントに提供する段階と、
前記ユーザークライアントからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、
前記ウェブページには、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置するためのモジュールを含む、オブジェクト(OBJECT)タグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロールと、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出して、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置を制御するスクリプトと、が記録されており、
前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは前記パラメータの情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、抽出した情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードすることを特徴とするアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項19】
前記アップデート判断モジュールは、ウェブページに含まれたウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの簡略情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項18に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項20】
前記目録ファイルは、XMLフォーマットのデータであり、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールのカテゴリー、ファイル名、アドレス、設置経路、バージョン、サイズ及び時間の各フィールドを含むことを特徴とする請求項18に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項21】
前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロール識別情報は、カテゴリー情報であり、前記アクティブエックスコントロール情報抽出モジュールは、前記パラメータに含まれたカテゴリーに対応するアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出することを特徴とする請求項20に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項22】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールに対する識別情報と、サービスプロバイダから提供されるアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルのアドレス情報と、が記録されているパラメータと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記パラメータの情報を分析して前記目録ファイルを受信し、前記アクティブエックスコントロール識別情報及び目録ファイルの情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出した詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを受信する処理を行うための、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項23】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールに対する識別情報と、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルの、アドレス情報が記録されているパラメータと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記パラメータの情報を分析して前記目録ファイルを受信し、前記アクティブエックスコントロール識別情報及び目録ファイルの情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出した詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを受信する処理を行うための、複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの設置処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページを生成するウェブサーバー。
【請求項24】
ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルアドレス情報を含むパラメータが格納されたウェブページをユーザークライアントに伝送する段階と、
前記ユーザークライアントからアクティブエックスコントロールの目録情報に対する要求がある場合、目録ファイルを前記ユーザークライアントに提供する段階と、
前記ユーザークライアントからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール要求情報を受信する段階と、を含み、
前記ウェブページには、
前記パラメータを分析して前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールを設置するための処理を行う、コントロール設置実行ファイルをインストール可能とする情報と、
前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータの情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供するための複数のモジュールを含む、オブジェクト(OBJECT)タグ形式の統合インストーラアクティブエックスコントロールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエスコントロールの設置を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、が記録されており、
前記スクリプトの制御によって、前記ユーザークライアントは、前記パラメータ情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、抽出した情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードすることを特徴とする、アクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項25】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
前記コントロール設置実行ファイルが前記ユーザークライアントに設置されているか否かをチェックし、設置されていない場合、前記ウェブページに記録された情報を用いて前記コントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置する、コントロール設置実行ファイルチェック/設置モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されていない場合、前記コントロール設置実行ファイルを実行して前記パラメータの情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する、実行ファイル実行モジュールと、
前記実行ファイルが実行された場合、実行ファイルの動作中の状態情報を受信する状態情報受信モジュールと、を含むことを特徴とする請求項24に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項26】
前記アップデート判断モジュールは、ウェブページに記録されたウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの簡略情報を用いて、ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロール情報をチェックすることを特徴とする請求項25に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項27】
前記実行ファイルは、
前記パラメータを分析して、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの詳細情報を含む目録ファイルを要求する段階と、
前記パラメータに含まれるアクティブエックスコントロールの識別情報に対応するアクティブエックスコントロールの詳細情報を、前記目録ファイルから抽出する段階と、
前記抽出した情報を用いてアップデートするアクティブエックスコントロールをダウンロードする段階と、
設置されたアクティブエックスコントロールを削除するための情報を記録する段階と、を含むことを特徴とする請求項24に記載のアクティブエックスコントロール設置方法。
【請求項28】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルのアドレス情報を含むパラメータと、
前記パラメータを分析して、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの詳細情報が記録された目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出された詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし設置する動作を行うコントロール設置実行ファイルをユーザークライアントに設置するための情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記コントロール設置実行ファイルに前記パラメータの情報を提供して、前記コントロール設置実行ファイルを実行する複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項29】
前記統合インストーラアクティブエックスコントロールは、
前記コントロール設置実行ファイルが前記ユーザークライアントに設置されているか否かをチェックし、設置されていない場合、前記ウェブページに記録された情報を用いて前記コントロール設置実行ファイルを前記ユーザークライアントに設置するコントロール設置実行ファイルチェック/設置モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されているか否かを判断するアップデート判断モジュールと、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールが前記ユーザークライアントに設置されていない場合、前記コントロール設置実行ファイルを実行し、前記パラメータ情報を前記コントロール設置実行ファイルに提供する、実行ファイル実行モジュールと、
前記実行ファイルが実行された場合、実行ファイルの動作中の状態情報を受信する状態情報受信モジュールと、を含むことを特徴とする請求項28に記載のウェブページデータが記録された記録媒体。
【請求項30】
ウェブページの動作に必要な少なくとも一つのアクティブエックスコントロールの識別情報及び目録ファイルのアドレス情報を含むパラメータと、
前記パラメータを分析して、サービスプロバイダが提供するアクティブエックスコントロールの情報が記録された目録ファイルを受信し、前記目録ファイルからウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールの詳細情報を抽出し、前記抽出された詳細情報を用いてウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをダウンロードし設置する動作を行うコントロール設置実行ファイルをユーザークライアントに設置するための情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールがユーザークライアントに設置されているか否かを判断し、前記コントロール設置実行ファイルに前記パラメータ情報を提供して、前記コントロール設置実行ファイルを実行する複数のモジュールを含む統合インストーラアクティブエックスコントロール情報と、
前記ウェブページの動作に必要なアクティブエックスコントロールをクライアントに設置する処理を制御するために、前記統合インストーラアクティブエックスコントロールのモジュールを呼び出すスクリプトと、を含むことを特徴とするウェブページを生成するウェブサーバー。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
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【図8】
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【図10】
【図11】
【図12】
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【図14】
【公表番号】特表2008−532136(P2008−532136A)
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−556964(P2007−556964)
【出願日】平成17年12月23日(2005.12.23)
【国際出願番号】PCT/KR2005/004488
【国際公開番号】WO2006/090974
【国際公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月23日(2005.12.23)
【国際出願番号】PCT/KR2005/004488
【国際公開番号】WO2006/090974
【国際公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
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